エンジンの下面が削られている事が分かる写真2019年03月21日 10:25

エンジンの下面が削られている事が分かる写真
エンジンの下面が削られている事が分かる写真


(ボーイング最新鋭機はなぜ落ちたのか)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/03/post-11864.php

この記事を引用したのは、1ページ目に出ている写真を見たかったから。

エンジンが、パイロンなしに主翼に直付けされ、しかも、上面が主翼上面と面一になっていること、エンジンの下面が成形されて平らになっている事が分かる。

横から見ると、エンジン全体が前方に付きだしている事が分かるそうだ。

英語版ウィキの写真ではそんな感じだな。

(Boeing 737 MAX:Engines)
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_737_MAX#Engines

エンジンの搭載に苦心した形跡だ。

全ては、ライバルであるA320neoの良好な燃費に対抗するための改良だ。

似たようなエンジンを積み、燃費を上げないことには勝負にならない。

しかも、開発期間は短い。

無理が無理を呼んで、出来上がった機体は機首上げ失速を起こしやすい、ロクでもないものになってしまった(そうなのかあ?)。

その欠陥を覆い隠し、操縦特性の変化をパイロットに気付かせないためにMCASが導入された。

メカトロニクスによる、ハードウェアの欠陥隠し・・・。

それが上手く機能していれば、まあ、事故には繋がらなかったと思われる。

が、物理の神様の怒りに触れてしまったわけだな。

電子制御で動翼(水平尾翼)をウニウニさせて誤魔化す。

その仕掛けに欠陥があれば、どうしようもない。

殆どのパイロットは、対応のしようが無くなる。

だって、教えてないんだから・・・。

パイロットを騙す仕掛けを教えたりしたら、元も子もないじゃないの。

737MAXが、オリジナルの737と大きく違う飛行機で、MCASの故障の際にはシステムを遮断して、それでなくても失速しやすい飛行機を、システムを遮断しなければならないような不安定な体勢から立て直して、正常になるように操縦するための極めて難しい訓練を、時間コストをたっぷり掛けておこなわなければならないということがバレちゃうしな。

営業が、移行コストが低いですよと言って売り込んだ話は、パーになっちまうからな。

根本的な解決は、従来のようなエンジン搭載位置に収まる小型の低燃費のエンジンを開発してもらって積み替えるよりほかにないのだ。

あるいは、降着装置を延長して地上高を稼ぐような設計変更を施すとかな。

いっそのこと、ホンダジェットのように、エンジンを主翼の上に持ってきてしまったらいいんじゃないのかあ?(整備性悪そうですが・・・)。

MCASを弄ろうが、センサーの系統を増やそうが、根本的な解決にはならない。

開発に時間が掛かろうが、莫大なコストが発生しようが、欠陥機を電子システムで誤魔化して飛ばすよりは安心だ。

(墜落直前に手引書で異常原因探す、昨年のライオン航空事故操縦士=関係筋)
https://jp.reuters.com/article/indonesia-crash-idJPKCN1R127I

この記事の写真では、エンジンの上面が主翼の上面と面一になっていることがよく分る。

「同機は事故の前日にも同様の問題に直面。しかし、たまたま同乗していた系列会社のパイロットが解決法を伝え、事故には至らなかったという。このパイロットについては、暫定事故報告書の中では言及されていなかった。」

ニューズウイークの記事には、このことを踏まえた記述がある。

「新しい失速防止装置(MCASのこと)は容赦なく26回も機首を押し下げ、機体は制御不能に陥った」とシアトル・タイムズは伝えている。「パイロットは機首が下がるたびに引っ張り上げた。しかしなぜか、前日に操縦したパイロットたちがしたように、単純にMCASを遮断しようとはしなかった」とも指摘している。」

いずれもライオンエアの事故の際の話。

運を天に任せて飛んでいたわけで、2度の事故が起こって、いろいろなことがようやく明るみに出てきた。

737MAXは、おそらく現状のまま、迎え角センサーの系統を増やしたりすることもなく、ソフトウェアを書き換え、マニュアルに少し追加の記述をして、形ばかりの訓練の増強を行い(うーん、アイパッドで3時間くらいか:現状は2時間)、再び空を飛ぶようになるだろう。

信用を失墜したFAAのお墨付きを得てな。

浮沈子は、エンジン搭載位置に拘っている。

物理の神様が、それを見逃してくれると考えているとしたら、大きな誤りだろう。

787のバッテリーが黒焦げになった時、B社が行ったのは燃える可能性を残したまま、バッテリー全体を金属ケースに入れて、万が一発火した際の煙を機外に放出するというものだった。

今でも、その飛行機は飛んでいる(浮沈子も、石垣とケアンズに行くときに乗りました)。

飛行再開後に、発火したという話は聞かない(未調査)。

再開された737MAXが、無事に飛び続けることを願うばかりだ。

もっとも、欧州とカナダは、FAAとは別に、独自の審査を行うと言ってるけどな。

我が国は、どーせ、FAA追従だろうけどな・・・。

エンジンは3基じゃないのかあ?2019年03月20日 22:37

エンジンは3基じゃないのかあ?
エンジンは3基じゃないのかあ?


(スペースX宇宙船デモ機「スターシップ・ホッパー」、テスト打ち上げまもなく)
https://sorae.info/030201/2019_03_19_sh.html

「今回のテスト打ち上げでは1基の「ラプター」エンジンを搭載し、宇宙に到達しない高度まで打ち上げられる予定です。」

あれえ?、エンジンは3基じゃなかったっけ?。

(First (really short) hops with one engine. Suborbital flights with three.)
https://twitter.com/elonmusk/status/1107365369168056320

「最初の(本当に短い)1つのエンジンでホップします。 3つのサブ軌道飛行。」(ツイッター向きじゃない自動翻訳のまま)

どうやら、テスト機には2種類あって、ホップ程度しかできないエンジンが1基のやつ(スターシップホッパー)と、弾道飛行できるエンジン3基のやつ(軌道プロトタイプ)があるようだな。

(1ST STARSHIP HOPPER TEST FIRING COULD BE THIS WEEK)
https://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/1st-starship-hopper-test-firing-could-be-this-week/

「SpaceXのCEO、Elon Muskは最近、最初の短いホップは3 エンジンではなく1エンジンでのみ行われ、このテスト記事のノーズコーンはもう必要ないとツイートしました。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

「元のノーズコーンは数ヶ月前に強風に倒れ、破壊されました。サイトの新しいステンレス鋼の建設は、スターシップホッパーに続く軌道プロトタイプに焦点を合わせているようです。」

朝令暮改だが、まあ、スペースXでは日常的な話だからな。

次期ロケットの名称や仕様は、毎年のように変わるからな。

来年は、また、別の名前になっているかもしれないな(スペースシップとウルトラヘビーとか)。

まあ、どうでもいいんですが。

新しい酒は、新しい革袋に入れる。

(新しい酒は新しい革袋に盛れ)
http://kotowaza-allguide.com/a/atarashiisakewa.html

「新しいぶどう酒は古い革袋には入れない。そんなことをすれば革袋が破れて酒が漏れるし、袋もだめになる。新しいぶどう酒は新しい革袋に入れれば、ぶどう酒も袋も両方が保たれる」

「ここでの「新しき葡萄酒」は、それまでのユダヤ教に代わるキリスト教の教えをさす。」

キリスト教だって、2000年くらい前には怪しげな新興宗教だったわけだ。

毎年のように変わるコンセプトを実現するロケットもまた、毎年のように変わるわけだな(そういうことかあ?)。

まあいい。

とにかく、今週にもテストが行われるスターシップホッパーのラプターエンジンは1基だけ。

弾道軌道に飛び立つことが出来るのは、軌道プロトタイプの完成を待たなければならない。

そして、そこでは再突入の際の冷却システムも試験されるに違いない。

しかしなあ、考えてみれば、それって、再使用できる大陸間弾道弾みたいなもんだからな。

宇宙空間から、大気圏に再突入して、何度もピンポイントで着陸できる代物だからな。

軍隊からしてみれば、喉から手が出るほど欲しいかもな。

スペースXが開発した技術は両刃の剣だ。

将来的には、100人くらいの兵隊乗せて、敵地後方に宇宙空間から送り込むことも可能だ。

地球上どこでも、1時間以内に。

100機位作って、一斉に飛ばせば、戦術的情勢を一気に変えることも出来る。

もう、空てい部隊とかの時代じゃないしな。

落下傘とかで悠長に降りてくるなんて、優雅なことしてたら、みんなやられちゃうからな。

超音速ミサイルが速いといったって、せいぜいマッハ6とかそんなもんだ。

大気との摩擦で外壁が溶けるほどの速度で飛来するロケットを迎え撃つことは困難だろう。

スターシップの軌道プロトタイプは、それ程のパフォーマンスを発揮する。

火星に行くためなら、何でもやりかねないイーロンマスクのことだからな。

うかうかしてると、中国辺りに売り飛ばすことだってあるかも知れない(そんなあ!)。

そうして獲得した金で、プロトタイプではない本物のスターシップを作るわけだな。

スーパーヘビーは簡単にできるだろうから、セットにして、国防総省にでも売り込むんだろう。

大陸間弾道飛行で旅客を運ぶ事業は、ボーイングにでもOEMしてやらせるとかな。

737MAXでケチが付いているからな。

喜んで下請けに入るかも知れない。

民間航空機事業は旨味が無くなってきたからな。

これからは、大陸間弾道旅行の時代だ。

ボーイングの飛行機は、その発着場への移動を確保するのに乗るだけになる。

大陸間旅客輸送用のスターシップは、数百人乗りのロケットになるだろう。

超音速旅客機が飛ぶ遥か前に、そういう時代になってしまうかもしれない。

もちろん、欧州が黙ってみているとは思えないな。

エアバスは、防衛宇宙部門もあるしな。

おそらく、燃費が良くって使い勝手のいい小型の大陸間弾道旅客機を作ってくるに違いない。

それに対抗して、ボーイングもスペースXの機体に改良を加える。

エンジンとかを換装するかもしれない(ブルーオリジンのBEー4エンジンとかあ?)。

でもな、スターシップに取り付けると、ちょっとバランスが悪かったりするんだな、これが。

で、センサーとプログラムで動翼をウニウニと動かして、バランスを取ろうとするんだが、なかなかうまくいかないわけだ。

着陸の時じゃなくって、離陸時とかも問題だったりするわけだな。

パイロットが意図しない動きをしたりして、立て続けに墜落したりしてな(えーと、どっかで聞いたような気が・・・)。

せっかくFAAを丸め込んで、機種転換訓練なしに飛ばせるようにしたのになあ・・・。

B社の体質が根本的に変わらない限り、同じ様なことが繰り返されるような気がしてならない。

空の安全が誰によって、どのように守られるのか。

浮沈子の妄想は、今夜も果てしなく広がりそうだ・・・。

ボーイングの「核心」2019年03月20日 08:08

ボーイングの「核心」
ボーイングの「核心」


(737MAXのソフト更新「間もなく」=米ボーイング)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031900479&g=int

「安全性はボーイングの「核心」と訴えた。」

一連の対応を見るにつけ、ボーイングの安全性とやらは、収益性を優先した自社基準によるものではないのかと疑う。

(ブラックボックス解析、2件の墜落事故の「明らかな類似性」とは?)
https://www.businessinsider.jp/post-187450

「エチオピア航空の墜落現場から「ジャックスクリュー」と呼ばれる部品が見つかった」

「ジャックスクリューは水平尾翼の角度をコントロールする。」

「部品は機の水平尾翼が上向きになっていたことを示していた。つまり機首を下向きにする力が働いていたことになる。」

「関係者はライオンエアの墜落現場から見つかった証拠と似ていると語った。」

動かぬ証拠というヤツだな(水平尾翼は動きましたが)。

物的証拠が出るまでは、B社は完全な安全性とかぬかしてたからな。

(737MAXはボーイングの「戦略機」 ソフトウエアに不備か)
https://www.sankei.com/world/news/190316/wor1903160034-n1.html

「737MAXの特徴の一つは、従来は手動で操作することが多かった離陸時にも自動操縦が利く範囲を広げた点にある。」

何故広げたのかについては、既に考察済み。

つーか、機体構造の欠陥を補う必要があったからだ。

いつでもMCASを利かせておかないと、機首上げになりやすく、失速しやすい飛行機を作っちまったからな。

安全性を向上させるための仕掛けではなく、それなしでは一瞬たりとも安全に飛べない飛行機なわけだ。

そこに入力されるセンサーの情報が誤っていれば、当然危ない機動を行うことになる。

そういうことがあり得るということは、B社が意図的に顧客(航空会社)に伏せていたわけだからな。

ウソ、ごまかし、隠ぺい、不作為・・・。

燃費向上を図り、ライバルに打ち勝つためには、大きく重いエンジンを主翼前方に取り付けなければならない。

それによって生じる様々なネガを克服するためのMCAS。

しかし、それが導入にあたってのコスト増加(機種転換訓練など)に結びつくことを避けるために、従来の飛行機と同様だとウソをつく。

マニュアルにも明記せず、システムがエラーを起こした際の対応も訓練せず、規制当局を巻き込んで不作為を工作したわけだ。

黙っててね・・・。

まあいい。

浮沈子の妄想が妄想のままで終わればいいが、既にソフトウェアの改修とマニュアルの追記、訓練内容の充実で手打ちをすることになってる(そうなのかあ?)。

じゃあ、それで根本的に安全な飛行機になったかといえば、そんなことはない。

センサーの故障は、プログラムの改修では対応できないからな。

その改修されたプログラムが、正しく動作しているという保証もない(現に、バグを抱え込んでいたわけだしな)。

そして、万が一誤動作して、パイロットがシステムをキャンセルしたのち、手動操作しなければいけない飛行機は、上向きのモーメントを起こしやすい、失速傾向を示す欠陥機ということになる。

しかも、やむなく手動に切り替えた際には、おそらく機体は限りなく不安定になっている可能性が高い(急降下してるとかあ?)。

機首上げ失速しがちの飛行機を、そういう状況で上手く操縦する訓練を施さない限り、安全な運航は期待できないじゃないの・・・。

機種転換訓練は、長期に渡り、移行コストが嵩んで、営業的な損失は計り知れないだろう。

だから、浮沈子は、再び規制当局を巻き込んだ対応がとられると見ている。

そういう事態が起こらないように改修したから、大丈夫だっていうお墨付きを与える。

機種転換訓練は最小限に抑え、導入コストは安いまま。

ボーイングの持ち出しは、わずかで済み、航空会社の持ち出しも殆どない。

世は全てこともなし・・・。

5000機のバックオーダーは安泰だ。

航空会社の説明責任も果たせるしな。

メーカーが必要な対策を施し、規制当局もそれを認めてOKしたわけだし。

どうぞ安心してお乗りくださいって。

しかし、そうならない可能性もなくはない。

737MAXの認可にあたって、メーカーと規制当局の間に怪しいことがあったんじゃないかという疑いがもたれているようだからな。

(安全性評価、ボーイングに丸投げ? 墜落事故で新疑惑)
https://www.asahi.com/articles/ASM3M4GW0M3MUHBI00K.html

「FAAが2017年に与えた型式認証の手続きが適切だったか、問題視されている。」

(ボーイング墜落機認証過程の米捜査、最初の事故後に開始-関係者)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-18/POL05C6K50XS01

「捜査は運輸省監察官室などが進めている。同室は司法省と連携して監査と犯罪捜査を行う。」

「米司法省は現在、大陪審の召喚状などを通じて737MAXの開発に関する情報を収集している。」

こういう状況の中で、再び「ウソ、ごまかし、隠ぺい、不作為」ができるかどうか。

米国は、まあ、いろいろはた迷惑なことをやってくれる国家だが、機能すべき時にちゃんと機能する仕掛けを持った国でもある(そういう歯止めがなければ、とっくに破綻してるだろうな)。

欲に駆られた巨大企業の暴走に、規制当局が丸め込まれて発生した2件の墜落事故(そうなのかあ?)。

300人を超える犠牲者は、あの世から事態の推移を静かに見守っているに違いない・・・。

明日はフィットネス休みなのに前日に行く気になれないブルーな気分2019年03月19日 19:00

明日はフィットネス休みなのに前日に行く気になれないブルーな気分
明日はフィットネス休みなのに前日に行く気になれないブルーな気分


737MAXについて記事を書き、そのまま飯を食いに行って、帰ってきてから昼寝する。

怠惰な1日を送ってしまった(まあ、いつものことですが)。

陽が伸びたとはいえ、辺りは暗くなってきて、今日はこのまま晩飯食って寝てしまおうか、それとも意を決して夜のフィットネスに出かけようかと悩んでしまう。

気が乗らない時に行くと、嫌いになってしまうからな。

行きたい気分の時だけ行くのがよろしい。

サボリだ、サボリ!。

で、宇宙ネタで何かないかと探していたら、スペースXが地上テストを行うらしい。

(スペースX、火星ロケットのプロトタイプ「テスト・ホッパー」の初テスト実施へ)
https://www.businessinsider.jp/post-187449

「スペースXは18日、テスト・ホッパーにエンジンを搭載した状態での初の点火テストを行い、その後すぐに、ロケットを係留した状態で「ホップ」(短時間の垂直離陸と垂直着陸)のテストを行うようだ。」

「我々はホッパーの新しいノーズコーンの製造をスキップすることに決めた。作っているのは、地球軌道を飛行できるスターシップ」

「数日以内に新たに設置した地上システムの点検を行い、短時間のスタティック・ファイア・テストを行う予定」(先週の話)

「プロトタイプはラプターエンジンを搭載し、弾道飛行が可能なように設計されているが、最初のテストでは係留されている。そして、ホップは現場以外からは見ることができない」

非公開の秘密テストだな。

余程自信がないんだろう(そうなのかあ?)。

テストホッパーには、3基のラプターエンジンが搭載される(どうやら、1基だけのようです:追加)。

点火のタイミングを見たりするには十分かも知れない。

新しく開発したエンジンの点火時期をそろえるだけでも、結構大変そうだからな(そういうのは、軌道プロトタイプ(エンジン3基のやつ)で、別途行うようです)。

それに成功したら、短時間のホップ(浮き上がり?)を行うようだ。

秘密裏にな・・・。

浮かなかったりしても、バレることはない。

スターシップの開発は難航するだろう。

今まで、誰も挑戦してこなかった技術だ。

「スターシップは超高温のプラズマから船体を守るために燃料を「放出」する大気圏再突入システムを備える。」

巨大なロケットを、丸ごと大気圏に突入させ、あわよくば直ちに再使用しようとしている。

アブレーターや耐熱タイルのような既存の技術とは異なり、再使用を見据えた画期的な技術だ。

機体の素材がステンレスだったこともあり、各方面から注目されている。

ありそうな話ではなく、ありそうもない話なわけだ。

そう簡単に成功するとは思えないしな。

ノーズコーンは、まあ、洒落のようなものだから、なくても問題はないだろう。

そんなもんに拘らずに、必要なテストを積み重ねていく方を取ったわけだ。

正しい選択というものだ。

スターシップの開発は、成功すれば画期的な事業になる。

1段目のスーパーヘビーは、まあ、ファルコン9で実績がある技術の延長線上にあるからな。

エンジンが新しくなって数が増えただけだ(そうなのかあ?)。

こっちの方が先に開発されると思ってたんだがな。

より困難が予想される2段目から手を付けたわけだ。

つーか、開発期間が長くなることを想定しているわけで、その困難さは承知の上ということになる。

スーパーヘビーとスターシップは、セットで運用されるからな。

どちらかが先に完成しても、例えば、スターシップをファルコンヘビーで打ち上げたり、ファルコン9の2段目をスーパーヘビーで打ち上げたりすることはない。

完成時期を合わせなければならないわけだ。

エンジン制御とか、着陸時の機体制御技術の点では、スーパーヘビーとスターシップで共通かも知れないし、なんといっても、新規開発のエンジンの実運用でのテストは重要だ。

信頼性を確保するには、とにかく飛ばして見なくては分からないからな。

温度管理や流量管理、振動や加速など、実際の環境で試す必要がある。

初期のファルコン9は、ヘリウム系の配管トラブルで、しょっちゅう打ち上げ延期になってたからな。

まあいい。

現在、ファルコン9ブロック5は、有人宇宙船を打ち上げるほどの信頼性を獲得した。

スターシップとスーパーヘビーは、最初から有人ロケットとして設計されている。

しかも、完全再使用だ。

誰もなしえなかったロケット。

SFか、漫画の中でしか登場しない、夢のロケットだな。

今世紀中に飛べばめっけものかもしれない。

その最初のテストが間もなく始まるという(もうやったかも)。

新たな歴史のページが書かれる時代に生きていることを実感する。

再使用ロケットが着陸した時もそう感じたが、完全再使用ロケットは、更にその先を行くものだ。

燃料と酸化剤を注入し、簡単なメンテナンスといくつかの交換部品を入れ替えて、1時間くらいの間隔で再発射するようになれば、打ち上げロケットの定義が変わる。

それは、現在の航空機そのものだしな。

地球低軌道までの往復なら、リーズナブルな価格で行くことが出来るに違いない(今は10億円くらいか)。

そして、大陸間移動は1時間以内になる。

発射場まで行く時間の方が長いだろうな。

おっと、現行機種であるファルコンヘビーの打ち上げが決まったようだな。

(Second SpaceX Falcon Heavy flight gets April 7 launch date: Sources)
https://www.cnbc.com/2019/03/15/spacex-falcon-heavy-arabsat-6a-launch-april-7-sources.html

「SpaceXの大規模ファルコンヘビーロケットは4月7日午後6時36分(米国東部標準時22時36分)にその次の打ち上げを予定している、と計画に詳しい人々はCNBCに語った。」(自動翻訳のまま)

前回から1年以上の間があったが、なんとか再発射にこぎつけたようだな。

やれやれ・・・。

メカトロニクスの陥穽2019年03月19日 10:57

メカトロニクスの陥穽
メカトロニクスの陥穽


昨日は、電動バイクで神田詣で。

片道17.5kmくらいを一気に走る。

自転車にぶち抜かれながら・・・。

例によって、オジサンたちの注目度は高く、信号で並んだトラックの運転手さんに声をかけられた。

「これって、ミニバイク?」

ミニバイクには違いない。

「どのくらい走るの?」

一応、メーカーは30km走るって言ってるけど。

欲しそうな眼をしてたな・・・。

しかし、未だかつて、女性に声をかけられたことはない。

名古屋で、ダイビングショップのスタッフにかわいいと言ってもらっただけ(社交辞令?)。

欲しいとか、乗りたいとかいう反応ではなかった。

で、肝心の神田の面々(約2名)の反応も芳しくない。

階段で3階まで持ち上げて、現物見せたんだがな。

充電させてもらったので、文句は言えない。

18万円は高いとか、今までは輸入元が扱いを止めてしまって、メンテナンスが出来ないことが多かったとか、ネガな話ばっか・・・。

器材屋さんだからな。

プロが見る目はキビシー・・・。

浮沈子も、その辺りが気になって、大手が扱いだすのを待って購入したんだがな。

名古屋の会社を訪ねて、メンテナンス体制の充実を直接依頼したりもした。

今後の課題だな。

まあいい。

充電が終わったところで、さっさと乗って帰ってきた。

帰りに大井町に寄ってフィットネス。

クロストレーナーは、通常に戻したけど、水泳はたったの250m。

水浴び程度で上がった。

気が乗らない時には泳がない。

電動バイクの筋肉痛を癒せればそれでいいのだ。

お風呂でよく温まって、湯冷めしないうちに戻ってきた。

で、ネットをチェックしたら、気になる記事が。

(「ボーイング737 MAX 8」のパイロットはiPadで訓練を受けただけだったと判明、「これはソフトウェアのエラーではない」という指摘も)
https://gigazine.net/news/20190318-boeing-737-max-ipad-lesson/

「パイロットは、シミュレーターではなくiPadを使って1時間の訓練を行うのみだった」

「航空会社や当局が「シミュレーターでの訓練は不要」と判断」

まあ、想定の範囲内だな。

浮沈子が引っかかったのは、後段の記述だ。

「737シリーズは燃料を大量に使うという経済的問題を抱えており、より効率的なエンジンと大きなファンを搭載するために設計されたのが737 MAXだった」

「大きなエンジンを搭載し、かつ操縦席から地面がよく見えるようにするには降着装置を高くする必要がありますが、ボーイングではそういった設計ができず、エンジンを737シリーズよりも前方につけることになった」

「しかし、この設計により、AoAが高い時に安定した操縦を行うことが難しくなりました。そこで開発されたのが、電子的にこの欠陥を取り除くためのMCASです。」

「ボーイングは既存のシステムのアーキテクチャにあう、できるだけシンプルな修正を望みました。このため、エンジニアリングの修正やパイロットの訓練、クルーの管理が最小限になることが求められた」

燃費向上のためにエンジンを換装する。

機体の設計変更は最小限に抑える。

そういう矛盾した要求を解決する手段として、動的安定性を向上させるべく、センサーとソフトウェアを使って尾翼をウニウニする。

その仕掛け自体の問題なのか、それによって生じる別の事象が問題なのか、あるいは、そのことを伏せたまま、顧客(航空会社)に売りつけたのが問題なのか。

「「フライトシステムが新しくなっている」とパイロットたちが気づいたのは、ライオン・エア610便墜落事故のあと、FAAがボーイングに対して737 MAXのマニュアルを更新するように求めたときでした。」

「パイロットたちは737 MAXがそれまでのボーイングの航空機とどう違うのかということを13ページからなるガイドで学びましたが、このガイドにはソフトウェアに組み込まれた失速(ストール)防止のための「操縦特性増強システム(MCAS)」については触れられていませんでした。MCASは2度の墜落事故に関係している可能性があり、現在調査が進められているもの。ガイドでは従来の737シリーズとMAX 8のMCASが全く異なるということが完全に伏せられていました。」

機種転換訓練(移行訓練)のコストを押さえ、燃費を向上させた新型旅客機。

売れに売れて、予約は5000機を超えるという。

B社の主力商品だな。

一応、ウィキでも見てみる。

(Boeing 737 MAX:Maneuvering Characteristics Augmentation System (MCAS))
https://en.wikipedia.org/wiki/Boeing_737_MAX#Maneuvering_Characteristics_Augmentation_System_(MCAS)

「Boeing 737 MAX aircraft have engines mounted higher and further forward than previous 737 models. According to The Air Current, "the relocated engines and the refined nacelle shape" cause an upward pitching moment.」(ボーイング737 MAX航空機は、以前の737モデルよりもエンジンの搭載数が多く、さらに前方にあります。The Air Currentによると、「再配置されたエンジンと洗練されたナセル形状」は、上向きのピッチングモーメントを引き起こします。:ワケワカの自動翻訳のまま:マウント位置が高いだけで、エンジンの数が増えたわけではない)

MCASは、この問題を解決するために導入されたシステムだ。

そう、これは物理の神様に逆らう行為なわけだな。

空気より重い航空機は、物理の神様の思し召しで飛んでいる。

動的制御を導入して、あんなことやこんなことをしなければまともに飛べない航空機を作ればどういうことになるか・・・。

ステルス形状を維持するためとか、高機動させるために敢えて安定性を放棄するならともかく、燃費稼ぐための大型のエンジン搭載をクリアするために、機体の設計変更を最小限にして、動的制御で埋め合わせ、規制当局とグルになって航空会社とパイロットを騙くらかすなどとは、言語道断!。

この問題の根は深いな。

737MAXの機体が、構造的な欠陥を抱え込んでいる事が分かった。

それを、センサーとプログラムと動翼(水平尾翼)のウニウニでもって解決しようとすること自体に無理があるのかもしれない。

2件の事故が離陸直後に起きていることが、MCASの関与を示唆する。

墜落の原因はまだ解明されていないが、13ページぽっちのパイロット向けガイドやアイパッドでのトレーニングは、たぶん本質的な問題ではない。

構造的欠陥を有する航空機に、完成度の低い動的制御システムを導入したことそのものが問題だな。

電動バイクが、ボタン一つでオートクルーズになる時代だからな。

動的制御に依存して、手抜きの設計を誤魔化すくらいは当然なのかもしれない。

だが、オートクルーズしようが何しようが、浮沈子が乗る電動バイクが履いている12インチタイヤのショボイ性能は変わらないのだ。

機械には、メカトロニクスで性能向上を図っていいところと、そうでないところがあるに違いない。

エンジン搭載位置をあらまほしき場所に変更し、必要な地上クリアランスを確保するために降着装置を延長し、型式認定を取り直したうえで出直すのがよろしい(もちろん、2か月に渡る機種転換訓練(移行訓練)も実施してな)。

制御ソフトをちょろちょろっと書き変えて、マニュアルに一言添えた程度でお茶を濁すことは許されない。

が、たぶん、きっと、おそらく、再び、FAAとB社は結託して、ごまかし続けることになるだろう。

4月にも実施されるごまかし対応で737MAXがいつの間にか飛び始め、人々は何事もなかったかのようにそれに乗り、楽しい空の旅に出かけるのだ。

空の旅の安全は、メーカーと規制当局と運航するキャリアによって守られている。

それが、単なる神話に過ぎないとしてもだ・・・。

(ボーイング737MAXの操縦系統と新装備「MCAS」とは?:追加)
https://news.mynavi.jp/article/aero_tech-163/

「念を押しておくが、MCASが墜落事故の原因になったかどうかは、現時点では確定していない。ただ、737MAXが新たにMCASという仕掛けを導入したのは事実。そして、MCASの動作と密接な関係があるAoAセンサーについて、2018年11月7日に耐空性改善命令(AD)が出ているのも事実。また、今回の事故を受けて米連邦航空局(FAA : Federal Aviation Administration)がMCASの改修を指示しているのも事実。」

「そのMCASがどういう動作をするかをパイロットに周知徹底することも重要である。」

「さもないと、パイロットとMCASが喧嘩をすることになってしまう。よかれと思って導入した安全装置が危険要因になったのでは、たまったものではない。」

大丈夫、アイパッドで1時間も「訓練」するからな・・・。