人工と自然(その2)2012年03月25日 01:06

人工と自然(その2)
人工と自然(その2)


脳チップ、聞き慣れないこの言葉は、「銃夢」(ガンムと読むそうだ)という作り話の中に出てくるアイテムだった。

(銃夢)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%83%E5%A4%A2

「だった」と過去形で呼ばなくてはならないのは、既に現実の脳チップが開発され、実用化に向けて研究が進展しているからだ。

(ついに来たか・・・)
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51905694.html

また、天下のIBMでは、こんな研究もある。

(IBM開発「脳チップ」が変える未来)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2011/08/post-2233.php

(元ネタのページ)
http://www.wired.com/wiredscience/2011/08/ibm-synapse-cognitive-computer/

脳(天然素材)が作り出す脳(コンピューター)は、その脳(脳チップ)を脳(天然素材)に埋込み、やがては代替しようとするのか。

その脳(代替第1世代)は、再び脳(コンピューター)を作り出し、自らを代替させるのだろうか。さらに、その脳(代替第2世代)は?。

何だか、気持ち悪くなってくる。

脳は生命体にとって部品なのか、魂の座なのか。神が宿るところであり、存在の源なのではなかったのか?。コピーされた記憶と自意識、復元された感覚とクオリア。

(クオリア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2

茂木健一郎の大好きな話だが、差し替え可能な脳チップで試せば、ごちゃごちゃ言わなくても一発で解決しそうだ。他の生物や無機物にクオリアがあるかどうかも分かる。

そもそも、意識なんぞは、脳のオプション機能でしかないかもしれない。あるいは、バグとか。だって、「無」意識のうちに中性浮力が取れるようにならなくっちゃ、一人前のCCRダイバーにはなれないんじゃない?。

完全な脳には、意識なんか必要ないかもしれない。

まあ、脳のコピーや交換が出来るくらいになれば、首から下の話はどうにでもなるような気がする。すると、性同一性障害とか、精神病とかはもちろん、病気とか障害という概念がなくなってしまう。部品の不良、取り付け間違い、エトセ、エトセ・・・。

ついには、機械の国になって、修理工場は大繁盛!。んじゃ、何も変わらんじゃないか!。

かつては、地球を宇宙から見ることは思考実験でしかなかった。他人の身になって考えるということは、今でも道徳の世界の話である。しかし、科学の進歩(これも脳のなせる技なんだが)のおかげで、今では宇宙から地球を見ることは、当たり前の話となり、やがては、他人の意識下に入ることも、常識になるかもしれない。

いじめやセクハラ、パワハラもなくなり、動物虐待もなくなり、捨て猫や捨て犬もいなくなる。それって、パラダイスなのか?。

天然の脳が作り出す人工の生命、人工の意識(あるいは、かつて意識であったもの)。人間という生命体は、もうそこにはない。最後の審判で、永遠の生命を授かるということは、そういうことなのかもしれないぞ!。

BRZ試乗2012年03月25日 18:09

愛車ベンツ
BRZ試乗


ちょっと脳を使いすぎたので、今日は愛車ベンツ(画像)をブッ飛ばして千葉の君津へ。帰りに秋葉原に寄って、さらに都内某所でスバルBRZの試乗を行う。

発売は3月28日から。

(スバル・BRZ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BBBRZ

(特設ページ)
http://subaru-brz.jp/pc/

昨日、24日から試乗できるようになったそうで、試乗車のオドメーターは90キロ台である(しっ、新車じゃあ!)。

普段、右ハンドルマニュアル車(RX-7)を転がしている弟に運転させる(私は助手席、営業さんは運転席の後ろ)。試乗コースは土地勘のある地元エリア。

どうも、運転手の慣れの問題か、クラッチがギクシャクする。エンジンも吹かさない。すぐにシフトアップする。これじゃあ、BRZが泣いてるぜ!。

おっ、おれにも運転させろ!。

というわけで、営業さんにおねだりして、運転を交代し、2周目に突入した。当然、アクセルは男らしく床まで踏み抜く。

おおーっ!、おおおーっ!!、うおおおおーっ!!!・・・。

こりゃ、楽しい!。病みつき!、乗り逃げしたいくらいじゃ!!。

「売れてるでしょ?」と聞いてみたら、「今、お申込みいただくと、11月の納車になります」とのこと。

うん、うん、わかるわかる。納得、なっとーく!。

絶対的な馬力じゃなくって、使い切れるパワーと、そそるエンジン、ハンドルに素直に従いてくるコーナーリングパワー。振り回したい欲求に駆られること間違いなし!。

このまま、袖ヶ浦サーキットで走らせても、十分楽しいに違いない・・・。

(SUBARU BRZ FIRST IMPRESSION 2)
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=TntFI5-XB8A&NR=1

もう、走らせてますってか?。

とにかく、楽しい。明快なコンセプト、明快な作り、明快なメッセージ。普段、4ドアセダンやワンボックス、営業用のワゴンを転がしながら燻っているおとーさんに捧げる、真の意味での「大人のオモチャ」である。

昔の車の匂いがする。旧き良き時代、自動車がコモディティ化する前の、憧れや、夢や、希望の対象であったころの、あのワクワクする感じが色濃くある。

なんだかんだで300万円はする。ちょっと遊び車にするには高いかな?。だからこそ、価値があるのかもしれない。スバルさん、トヨタさん、ありがとーっ!、と叫びたい。

トヨタからは4月頃発売になるそうだ。

基本的には同じスバルの工場から出荷されるので、若干のエクステリアを除けば同一車種である。

我ながら、少し興奮して書いているのがわかる。ハンドルの感触、アクセルやブレーキペダルのフィーリングが残っているのだ。

この感覚、少しボクスターに似ている。と思ったら、おんなじことを感じていた人がいた。

(ボクスターやケイマンを思わせる)
http://www.carview.co.jp/road_impression/article/subaru_brz/1203/2/

車の構成やディメンションは違うけれど、絶対的なパワーではなく、バランスで走る車には、きっと共通の美点があるのだ。

オススメします。太鼓判です。星、三つです。

春の温かさの中、シフトレバーをぷるぷるさせながら振動するエンジンに、ちょっと刺激されすぎたようだ。