クラトン2012年12月09日 11:50

クラトン
クラトン


クラトンといっても、合法ハーブや、タイの灯篭流しではない。

(クラトン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3

昔々、造山運動とか安定陸塊とか、地球表面のダイナミズムをお勉強していたころ、楯状地とか覚えた記憶がある。

(楯状地)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AF%E7%8A%B6%E5%9C%B0

「盾状地」の方が字義に忠実だという見解もある。

なるほどね。

要するに、5億数千万年以前に地殻活動が終わっちまって、火山もなければ地震もなく、造山運動もない。

当然、活断層なんてものは、一切ない。

画像を見ると、アフリカがほぼ全面的に該当しているが、ここは大地溝帯があって、活発な地殻活動があるので、この図自体が当てにならないと思う(じゃあ、載せるなよ!)。

(大地溝帯)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E6%BA%9D%E5%B8%AF

この図の意義は、新規造山帯の表示が明確になされており、見やすいから、ということである。

(新期造山帯)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%9C%9F%E9%80%A0%E5%B1%B1%E5%B8%AF

(古期造山帯)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E6%9C%9F%E9%80%A0%E5%B1%B1%E5%B8%AF

(地質時代:地質時代の大まかな区分)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E6%99%82%E4%BB%A3#.E5.9C.B0.E8.B3.AA.E6.99.82.E4.BB.A3.E3.81.AE.E5.A4.A7.E3.81.BE.E3.81.8B.E3.81.AA.E5.8C.BA.E5.88.86

先カンブリア期に形成された安定陸塊と、それ以降にも地殻変動が起こった古期造山帯(2億5千万年前まで)、そしてそれ以降現在まで活発な地質活動が行われている新期造山帯の3区分に分けられるわけだ。

分かりやすい。

(活断層定義「12~13万年」を「40万年」に)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121208-OYT1T00627.htm?from=ylist

なぜ、12~13万年以降が危なくて、40万年なら危なくないのか、全くもって分かりづらい。

地球の時間サイズは、人間の一生に比べたら、ざっと1億倍なのだから、地球で十万年単位の議論をしても、人間の時間サイズにして週単位の議論をしていることになる。

原発の技術寿命は100年位だろうから、人間時間に換算すると1分になる。

先週地震があったから、これから1分以内にあるかもしれないけど、先月地震がなかったから、1分以内にはないだろうといっているようなものだ。

あんまり、意味がないんじゃないのか。

ここは、分かりやすく、新期造山帯には原発は作らない!、と決めてしまえばいい。

そうすれば、衆議院議員選挙の争点が1つ減って、分かりやすくなるというものだ。

画像を見てのとおり、日本国内には、地質的に見て原発の立地に適したところはない。

しかし、別に悲観することはない。

世界には、広大なクラトンがある。アフリカ、ブラジル、シベリア、カナダ、オーストラリアなどなど、立地に適した場所に困ることはない。

原発の未来は、実に明るい・・・。

(新規造山帯→新期造山帯に訂正しました。ご指摘ありがとうございます。)

コメント

_ ぴょっ ― 2018年04月26日 20:37

先カンブリア期に形成された安定陸塊と、それ以降にも地殻変動が起こった古期造山帯(2億5千万年前まで)、そしてそれ以降現在まで活発な地質活動が行われている新規造山帯の3区分に分けられるわけだ。
という部分ですが
「新規造山帯」とあるのは「新期造山帯」ではないでしょうか。(私もよく間違えます)

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