人工衛星2012年12月12日 21:51

人工衛星
人工衛星(今度もこれかなあ?)


とうとう成功した!。

北朝鮮の人工衛星が、地球を回っているのだ!。

絶対成功しないと思っていたのに、やってのけたわけだ。

完全に、見込みが外れてしまった・・・・。

あの4月の時のショボイ衛星と、杜撰なカモフラージュを考えると、今回の成功はまぐれじゃないかと思うが、とにかく大韓民国よりも先に衛星打ち上げ能力を獲得したのは、事実である。

今後、国際社会による制裁行為が行われ、その対抗措置として核実験を行ったりして、核開発が進んだり、弾道ミサイルの制御が精密になってくると、うかうかしてはいられなくなる。

やれ、空母を持とうとか、憲法改正しようとか、核兵器保有だとか短絡的な話が先走る。

今日も、さっそく防衛省(もうすぐ、国防省?)が、ミサイル迎撃能力の向上が必要と、花火を上げていた。

(防衛相「ミサイル本体の技術進展」〈北朝鮮ミサイル〉)
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY201212120460.html

それはそれで大事かもしれないが、北朝鮮が、故意であれ事故であれ、危ないマネをしないように働きかけることが何より大切だ。

国家の意思が代わらない限り、危険は常にある。

北東アジアは、今日、安全保障上の環境変化を迎えたわけだ。この節目の時に、我が国が果たす役割は大きい。

目には目を、歯には歯を、と、緊張を高める方向に動くのか、腰を据えて総合的に対峙するのか。

(ハンムラビ法典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%93%E6%B3%95%E5%85%B8

あらまっ!、「目には目で、歯には歯で」が正しいそうだ。

「この条文の目的は同害報復を要請するものではなく、無限な報復を禁じて同害報復までに限度を設定することであるので、誤りである」とある。

我が国は、かつて朝鮮半島をその支配下に置いた。国家の歴史の中で、同害報復を行えば、かつての被支配地域は、我が国を占領し、同化し、統治することができることになってしまう。

琉球王国を占領したことも、忘れてはならない。一方で、現在の日本の安全保障は、沖縄なくしては考えられない。

占領した方は、大体のところ、都合よく忘れてしまい、仲良くしましょう、などといっているが、冗談じゃあない!。

占領されたほうは、千年経っても覚えているし、イスラエルのように、2千年経って、取り返しに来ることもある。

人工衛星が飛び交い、インターネットが星を覆い、世界は確かに狭くなったが、生身の人間の情念は、時を超えて受け継がれ、民族の中で育まれ、時に強大な意思となって表面化する。

中国やインドなどの超大国(14億人、12億人)が経済的にも軍事的にも台頭する中で、我が国の相対的地位は低下する一方である。アジアの盟主は、今や中国に取って代わられようとしており、いつの間にか、成長の流れから徐々に取り残されようとしている。

今回の総選挙での各党の演説を聞くと、なんとかしがみついて生き延びようとする、悲鳴にも似た言葉に聴こえてくる。日本自体が瀬戸際なのに、大丈夫なんだろうか。

ゆっくりとした衰退ならば、受け入れることは可能だろうが、おそらくは、急激な縮退(クランチ)が起こるだろうから、社会の維持のために、移民の受け入れが避けがたくなることは間違いない。

朝鮮半島や、中国から、大量の移民を受け入れだした日本がどうなるかは、想像に難くない。

第二次世界大戦後、一時的に被占領国家となったときは、社会システムの多くは温存され、明治維新のような内戦を伴う革命は起こらなかったし、民族や文化はそのまま手付かずに残った。

今度は、そうはいかないだろう。

一発のロケットで、そこまで悲観的にならなくても良いかもしれないが、為政者には、是非とも長期的な視野に立って政治を行って欲しいものだ。国家が永遠不滅のものでなんかない、ということは、人類の短い歴史の中で何度も確認されている。

イスラエルの民のように、日本民族が数千年の間、世界を彷徨うことだって有り得る話だ。その間、民族としてのアイデンティティーを維持できるのか。それとも、歴史の中に埋もれていった多くの民族と同じ運命を辿るのか。

もっとも、わずか200年後の日本の人口が、2千万人(!)といわれる中で、数千年も世界を彷徨うことができるかどうかさえ怪しい!。

(300 年後の日本の人口)
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/monthly/pdf/0509_1.pdf

西暦2300年には、660万人だってさ・・・。

この統計は、いささか古く、最近はやや回復の兆しがあるものの、傾向としての少子化と人口減少には、依然歯止めがかかっていない。

(合計特殊出生率)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E8%A8%88%E7%89%B9%E6%AE%8A%E5%87%BA%E7%94%9F%E7%8E%87

(日本の人口、過去最大の26万人減 1億2665万人に)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0701U_X00C12A8000000/

泰平の眠りを覚ます人工衛星
たった1発で夜も寝られず

そろそろ、寝ようかな・・・。

マルチホイラー2012年12月12日 23:54

マルチホイラー
マルチホイラー


まずは、この動画を見ていただきたい。

(2012 NSX Concept)
http://www.youtube.com/watch?v=PUSKQlPyARg

ホンダの次期NSXのコンセプトモデルである(CGですが)。

前輪の駆動力を左右で変えることにより、旋廻力を付与しようとしているようだ。

2軸の船舶に乗っている方は、当然のように左右の軸出力を調節して操舵する。

4ストの船外機を作っている、ホンダならではの発想である。

そうか、モーターで駆動すれば、そういうことができるのか。

この動画を見ながら考えたのは、6輪車とか、8輪車といった、マルチホイラーのことである。

もちろん、大型トラックなどでは、むしろマルチホイールでない方が珍しいくらいだろうが、乗用車では殆ど例がない。

(KAZ (自動車))
http://ja.wikipedia.org/wiki/KAZ_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

(エリーカ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AB

しかしながら、この後に開発されたシムドライブの電気自動車は、4輪になった。

結局、マルチホイラーは、コンセプトカーに過ぎないのか。

室内空間の確保とタイヤの接地面積の確保を両立させるマルチ化は、コストの増加と接地抵抗の増加が嫌われ、コンベンショナルな4輪に落ち着いたのだろう。

ちぇっ!、つまんないの・・・。

(Covini Engineering (En) ~ Six Wheels of Passion)
http://coviniengineering2.wordpress.com/on-film/

Covini C3Aというコンセプトカーでも眺めながら、マルチホイラーの夢でも見るとするか。