水中の墓標2013年01月01日 09:25

水中の墓標
水中の墓標


フィリピンのセブ・マクタン島のマリバゴにあるクラブ・コンチキ・リゾートのハウスリーフには、2枚の墓標が置かれている。

来る度に場所が少しずつ変わるのは、なぜ?。

まあ、いい。

キャプテン・スカーレット症候群(自分だけは死なないと信じ込んでいた)ダイバーと、自殺企図のあったダイバーのプレートであると聞いた。

イントラは、一連のダイビングの中で、必ず1回はここを訪れる。

エキジットのコースなので、特段の意図はないのかもしれないが、浮沈子は必ず写真を撮る。

お参りの代わりのようなものだ。

水中なので花を手向けるわけにもいかず、線香を焚くわけにもいかない。

どんな理由があったにせよ、ダイビングで命を落とすというのは、本意ではなかったに違いない。自殺企図があったとしても、それは元から望んだことではない。

ダイバーの末路は2つしかない。

潜るのを止めて陸に上がるか、水中で死ぬか。

生業としている方でなければ、ダイビングはレジャーである。遊びであり、より良く生きるためのポジティブな行動であるはずだ。

避けがたい事故で死ぬことはあるかもしれないが、そうならないように最善をつくして嗜むのが大人の遊び方というものである。

家族や職場の同僚や友人達に多大の損失を与えるのが、大人の死である。

一人で生きている者など、誰もいない。

プレートの表面は汚れてしまって、もう、彫りこんである文字を読むことは出来ない。やがては朽ち果て、海の藻屑となってしまうだろう。

それもまた、海の掟である。

アクアノートの元旦2013年01月01日 10:14

アクアノートの元旦
アクアノートの元旦


例年のように、夕べは新年を迎える大騒ぎで、大音量のスピーカーとか花火の音が凄まじかった。

目が覚めると、外はいい天気になっている。

涼しい。爽やかな朝である。

食堂のおばちゃんに、ハッピーニューイヤーと言われて、ああ、元旦なんだと気付いた(「ア」を付けるのは、年末まで)。

コンチキ・ダイバーズのボートが戻ってきた。元々赤かった船体の色を白に塗り替え、オーニング(日よけ)も付けてヤマハの2ストエンジンも新装した。

儲かっているのだろう!。結構なことである(器材室が、混んじゃうのは閉口だが)。

朝食はイングリッシュ・ブレックファストにしてみた。

マメの砂糖煮が付いていて、小さいトーストもある。目玉焼き2つ、べーコン2枚、プチトマトの薄切り。

英国人は、こんなもん食って世界を制覇したんだろうか?。

まあ、いい。

カラマンシージュースも飲み終えたので、退散することにしよう。

貧乏人のCCR?2013年01月01日 17:34

貧乏人のCCR?
貧乏人のCCR?


この項は、経済的弱者の人格を否定しているわけでもなければ、以下のようなダイビングを推奨するものでもない。

念のため。

ダイバーは深いところに潜っていくにつれて、浮力を失っていく。

水中の生活に適応していない、人間の皮膚を保護するためのウェットスーツは、素材の中に気泡を有しており、断熱効果を高めているのだが、水中では環境圧の増加によって容積(気泡の体積)が減少する。

人間の身体は殆ど水で出来ているので、圧力を受けても縮むことはないが、腸内のガスなどは、やはり圧力を受けて縮む。肺など呼吸器系の空洞や中耳などは、呼吸や耳抜きにより環境圧とバランスするので容積は変わらないが、細かい話をすれば、その中の気体の密度が高くなっている分、重さは増える。

水面で沈むために中性浮力にしたダイバーは、深く潜るほどに沈みやすくなっていくわけだな。

で、それを補うために発明されたのがBCとかBCDとかいわれる、浮力調整器材である。

形状は様々で、ベストのように着るタイプや、テクニカルでは標準の背中に背負うタイプ、画像のダイバーのように、腰の辺りにつけるタイプなどがある(自作だそうである)。

このドケチダイバー(誰かは知りません!)は、浮上する際にその浮き袋の中のガスを吸っている(これ見よがしに、セカンドを纏めて持っている)。

浮上する時には、ダイバーの浮力は回復するので、普通は水中に捨ててしまうガスである。6リットルのバッグだそうだから、10mでパンパンにすれば、大気圧では倍程度には入っているだろう。浮上の際の数呼吸分のガスが惜しくて、呼吸ガスとして再利用しているわけだ(そうなのか?)。

通常BCの中は、細菌で汚染されており、決して呼吸に適したガスを供給する環境にはない。

CCRのカウンターラングや呼吸回路に使われるジャバラホースなどは、使用の都度、熱過ぎないお湯でリンスし、専用の洗剤で滅菌洗浄することが推奨されている(浮沈子は、セブの水道水(飲めません!)で洗うだけ)。

長期間の保管の際は、完全に乾燥させる必要がある。

ヘッドセット周りは、通常は洗浄などしない。水滴が付くとしても、二酸化炭素と水酸化カルシウムが反応して出来る純水(水道水よりもきれいである)だからだ(部屋で乾燥させるだけ)。

だから、BC内のガスを吸うという行為は、褒められたものではないし、命に関わる緊急事態は別として、通常は禁じられているはずだ(もう、忘れてしまった講習で習ったような?)。

もちろん、オーラルインフレーションを行う時は、吹き込むだけ(のはず)なので、問題はない。

もっとケチケチなダイバーは、潜行の際に吐き出すガスをオーラルでBCに吹き込んで浮力を確保し、浮上の際にそれを再呼吸するかもしれない(1回吐いた呼気くらいなら、酸素も二酸化炭素も再利用できる)。

それで、いったいどれ程のガスの節約になり、緊急時の安全性が向上するというのか?。

良い子は、決してマネしないでください。

CCRは、このドケチダイビングを、大枚の金を投じて真っ当な器材として実現したものだ。インスピの場合、標準の構成で3時間のダイビングを可能にする。しかも、深度に関わらずに。

もちろん、100mに3時間いられるわけではない。

ディリュエントガスを入れたシリンダーを、最低でも2本携行する必要があるし、ベイルアウトを考えた場合は、潜水計画にもよるが、さらなるガスを持ちこむ必要がある。

それでも、100mに30分いて、たっぷりとヘリウムや窒素を体の中に蓄えた後、2時間半をかけて浮上するようなダイビングは、CCR以外では考えられない(BCに蓄えても無理です!)。

水中でのガスは、確かに貴重である。

砂漠の中での水よりも、価値は高い。

宇宙での酸素と変わるところはない。

金銀宝石よりも、水中では大切にすべきだ。

だからって、BCから吸うってのは、違うような気がするんだが・・・。

インスピ補完計画2013年01月01日 22:05

インスピ補完計画
インスピ補完計画


別にエヴァネタではない。

また、APDのインスピレーションシリーズに、何かが欠けているわけでもない(軽さと安さか?)。

世界で唯一のCCRに仕立て上げ、使いこなしてみたいだけである。

見栄と度胸のサイドマウントCCR。

一応、計画なので、実行される保証はない。

安全性を犠牲にすることなく、見映えより機能重視で無難に行こう。

基本的な構成は変えないが、サイドマウントにするための必要最小限の改造は当然行う。

少なくともケースは変える(あのまま、横に付けることだけは、ゼッタイにない!)。

ジャバラホースや、ガスのホースも当然換える。

酸素タンクは本体に直付け。サイズは自由だ。これを右側に付ける。

ディリュエントは、左に2本、フリーサイズで付けられるようにする。切り替えて3本目を使用することも可能。

これで、他は変えない。

カウンターラングも変えない。理由は一つ。別に不自由はないからだ。せっかくサイドマウントにするのに、カウンターラングが前にドーンとあるのは、いかがなものか。しかし、使い慣れたものが一番安心である。

バックマウントはイントラが注文していて、人柱になってくれるというので、それから考慮してもいい。

また、ブラダーも変えない。

ダブルのデカイヤツは、イザという時頼りになる。変える理由もない。じゃあ何か、バックプレートむき出しかあ?。

いやいや、これは、背面の保護という、重要な役目があるじゃないか!。バイクの脊椎パッドのようなものだ。

ジャバラホースの取り回しも決まった。フロントから回す。背中側にリスキーな柔いパイプを出すというのは問題だからだ。Tピースの位置が課題になるが、その意味でも現在のカウンターラングが好ましい。

マウスピースは今のままでいい。首からぶら下げたセカンドは残す。

電気系は、事実上右側に移動ということになる。ヘッドアップディスプレイ、その他もろもろ。そもそも、ケーブルの長さって変えられるのか?。

ゲージとかは、今のままの位置(カウンターラングの内側)が、運用上は楽だ。高圧ホースの長さは変える必要があるだろう。

つまり、どういうことになるかというと、現在の運用方法を変えずに、CCRの場所だけ変えたいということである。マニュアルインフレーターの位置とか、リリーフバルブの位置とか、全く同じで、タンクのバルブとHUDの位置が変わるくらいだ。

機器の変更は、簡単に出来るが、人間側の運用を変えることは浮沈子には荷が重いのである。

自分自身の胸に手を当てて、考え抜いたコンセプトである。

これなら、IANTDも、カード返せとはいわんでしょう!。

もしも、この大胆にして不届き千万な計画が実行に移された暁には、当然、プール等での徹底的な運用テストと練習を積んでからの海デビューとなる。

で、当然、レクリエーショナルレベルでのダイビングになるわけだな。

いったい、何のために、サイドマウントにするんだあ!?。

だから、見栄と度胸だって、いってるじゃあないですか・・・。

クラブ・コンチキ・リゾート百景2013年01月01日 22:07

クラブ・コンチキ・リゾート百景
クラブ・コンチキ・リゾート百景


食堂にやってきた。

ここは、多言語の会話が乱れ飛ぶ世界の縮図である(中国語は、あまり聞かない)。

今日聞いただけでも、フランス語、ドイツ語、日本語、ハングル、ビサヤ語(たぶん)、英語、ロシア語(目の前で、くっちゃべってる)。

前は、フィンランドから来た人もいた(英語でしたが)。

意外とヨーロッパ人が多いのに驚く。シンガポールや香港は、アジアのハブ空港である(成田や関空ではない)。

日本人の団体さんが、テーブルを寄せて会食の様子だ。

なんとなく、気恥ずかしい。

日本人の宿泊客には、なるべく関わらないようにしている。

別に特段の理由があるわけではない。

日本語の会話がなくても、別段苦にはならない。部屋のテレビは、もっぱらナショジオかディスカバリーである。英語のヒアリングは全くダメだが(ヒアリングだけかあ?)、内容が面白いので、つい見てしまう。今日は、スリの話をやっていた。

NHKワールドも映るが、1分も見ていない。つまらないから。

日本ではちゃんと受信料払っている(去年は、とうとうテレビを全く見なかった)。解約しようかな。

事実上、ワンセグも見ないし。

夕方、マクタン島最大の韓国系ホテル、インペリアル・パレス(日本でいえば、帝国ホテルみたいなもんか?)の前にあるコーヒーショップ(CIVET COFFEE SHOP)に行った。もちろん、韓国人の経営である(8時から20時までの営業)。

(ホテルのページ:このホテルから垂れ流される廃水で、周辺の海が汚されたという)
http://www.imperialpalace-cebu.com/ja/

なかなか、感じのいい店で、ワイファイがガンガン繋がる。コーヒーも普通のコーヒーである(セブでは、重要文化財に匹敵する価値がある。今日はカプチーノを飲んでみた)。おまけにチョコレートケーキまで食べた。合わせて230ペソ。観光客相場だが、それだけの価値がある。

今訪比、最大の収穫である!(ダイビングじゃないのかあ?)。

まあ、いい。

日本人の団体は、大人しく会食している。助かった・・・。

今回の宿泊は、海とは反対の部屋で、25号室(初めて)。ちょっと狭いが、十分な広さだ。蛍光灯が切れていたり、冷蔵庫がうるさかったり、コンセントにプラグを差し込むときに火花が出たり、たまに停電したり、アリがベッド上を這っていたり、蚊が飛んでいたり、バスルームの水栓が閉まらなかったり、トイレの水が止まらなかったり、部屋の鍵が閉まりにくかったり、インターネットが繋がりにくかったり、部屋の外でローカルが大声出してたり。

何の問題もない・・・(トホホ)。

食堂でも、猫がうろついていたり、ハエがブンブン飛んでいたり、蚊に食われたり、注文と違うものが出てきたり、カラマンシージュースに氷が入っていたりいなかったりする以外には、問題は全く無い・・・。

朝のドイツ野郎2人連れが、また目の前に座る。

生意気にも、アイパッドなんか使っている。ドイツでも売ってるのか?(そりゃ、売ってるでしょう!)。

愛国心旺盛な浮沈子は、由緒正しい旧松下電器のCF-J9のノートパソコンを、大切に使っている(中古で5万円)。APDの減圧ソフトの設定を行うのに、横が1024では足りなかったので買い換えた。

今晩の注文は、カラマンシージュース(今回は氷なし)、スペシャルフライドライス、ガーリックスープだが、この通りの順番で出てくる。洋風チャーハンを食べ終わった頃に、スープが出てきた。

もちろん、何の問題もない・・・。ガーリックライスが出てこないだけ、感謝しなければならない。それでも、黙って食べるだろうが(食うかよ!)。

今日のガーリックスープは、白い陶器の深めの入れ物に入っている。ここのスープ皿(皿に入っていたことはないが)は、小さめのどんぶりサイズで、同じ容器にスペシャルフライドライスを入れて、逆さにして盛り付けていることは灯を見るよりも明らかだ(形といい、ボリュームといい・・・)。

だからといって、その同じ入れ物にスープを入れて出す関係で、チャーハンが先に出てくるということは、たぶんないだろう(断言はできないような気が・・・)。

食器くらい、買えよ!。

もちろん、何の問題もない。

ロシア人の女性2人は、もう1時間以上、のべつ幕なしに話している。

世界広しといえども、万国共通のことはあるようだ。

日本人の団体が、頼んだメニューの順番が前後していると文句を言っている。

食器が足りないんだって、教えてあげようかな(違うでしょ!?)。

まだまだ、修行が足りませんな。