発進加速2013年04月04日 01:14

発進加速
発進加速


無事に(?)初のスピード違反で検挙された83タルガだが、発進加速については、プレステージの掛田さんの指摘の通り、軽のワンボックスに負けている・・・。

1速では、ほぼアイドリングでクラッチミートしているし、あまり引っ張らずに2速に入れたりすると、止まっちまうんじゃないかと思うほどの速度で繋がる。

3速に入れて、ようやく加速しようかと思う頃には、前のクルマは遥か彼方を走っているわけだな。

このクルマ、確かに発進加速を競うクルマではない。

タルガということもあるが、のんびりとトルクに乗って走るのが似合う。

しかし、イザという時(って、どんな時なんだあ?)には、いい音させて6千回転まで吹けあがるエンジンに、ピークパワーを搾り出してもらうことも可能だ。

その前に、タイヤ換えとかないとヤバイけど。

昔は、発進加速といえば0-400mと相場が決まっていたのだが、最近は0-100km/時ということになっているらしい。

発進加速が実用的に問題になるのは、絶望的に短い高速道路の合流の際だ。

実際には停止からの加速でなくてもいいが、ここでの加速がないと、合流の際に気を使うことになる。

安全のためにも、ある程度の加速力は不可欠である。

まあ、ヴェイロンのように、2.5秒で100kmまで加速する必要はない。

概ね10秒以下で100kmまで加速できれば、合流に不都合は無いだろう。

速いといわれるスポーツカーでも、5秒を切るようなクルマは限られている。4秒を切るとなると、スーパーカーの部類だ。

(【画像あり】車0-100km/h加速まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2134583374171349701

ムキになって加速しなくても、交通の流れに乗れればそれでいいし、環境にも優しい。

高速走行では、浮沈子の乗るドイツ車の場合は燃費に悪影響はないが、加速時はガスを食う。

ゆっくり加速して、どこまでも加速して、高速走行を楽しむ。

なーんてことしてると、また、御用になっちまうので、適度な高速走行を楽しむことにしよう(←できんのかあ?)。

健康診断2013年04月04日 20:22

健康診断
健康診断


さて、今日から健康診断に入るのは83タルガである。

浮沈子の所有する3台のうち、2台が修理点検中・・・。

全ては、安全と快適さを購うためである。

自分じゃ、なーんにもしないから。

今回のメニューは、書類の一切ない現状のままのタルガを、徹底的に暴こうというもの。

油脂類の全交換、タイヤ全交換(S-02)、アンテナロッド、フロントのトランクのダンパー、車高調整(ちと下がり過ぎ)、ぶっ壊したドアオープナー(左)交換、謎のエンジンの解明、なぞのコラムの黒いレバー(右のワイパーレバーの奥)の解明、右サイドウインドウレギュレーターのチェック(スピードが遅い)、などなど。

ドレスアップは、今回は懸案のノーズブラ。

本当は、左足を休めるフットレストとか、タルガトップのオーバーホールとかやりたいのだが、機関系や足回りでどれだけ手を入れる必要があるかを見てからにする。

ぎりぎりクリアしている、シートベルトも何とかして欲しい。シートベルトをしたまま、コンソール下のもの入れのフタが開けられない。

可能なら、電動ミラーも治したいところだ。

欲を言えばキリが無い。

タコ足付けてくれとか、クーラー付けてくれとは言わない。

前にも書いたが、週末に、一気に箱根まで行って帰ってくるような走り方が、何の心配も無くできるようになりさえすればいい。

伊豆までぶっ飛ばして、ついでに走り回って2泊3日の旅行ができれば、なおいい。

ああ、バルブクリアランス調整やってもらいたいと伝えるのを忘れた。

まあいい。

プレステージのことだから、その辺りを疎かにはしないだろう。

オイル交換の際には、要チェックだ。毎回やらなくてもいいが、1万キロに1回位は調べた方がいいという。

完調のエンジン、機構は古いが、きちんとセットされた足回り、入念に調整されたブレーキ、新しいN指定のタイヤ、レカロのシート(と、キツイシートベルト?)、新しいガソリン(って何だ?)。

しっかりと専門家の目で見て、バッチリ整備された空冷ポルシェの、濃いー乗り味を、是非味わってみたい。

今日、お店から駅までの短い距離を、掛田さんの運転で走ってもらった。まんざらでもない様子。

しめしめ、仕入れは成功だったかも知れない(500Eの時も、そんなこと言ってなかったっけ?)。

見積書を見て、大笑いするか、大泣きするか。

ちなみに、本日は予定通り、エンストせずに走ることが出来た。車に馴染んできたことが、なんとなく分かる。

春の夜の夢のように、ポルシェの話はどこか朧(おぼろ)である。

プレート2013年04月04日 21:37

プレート
プレート


ダイビングの安全の確保には、2つの考え方がある。

壊れる要素を出来るだけ排除して、シンプルで強固な器材構成をとり、広範囲なスキルアップにより、限られた器材を有効に活用して潜ろうとする方向が一つ。

一つや二つ壊れても何とかなるように、冗長性を追求して、重厚な器材構成をとり、その器材を使いこなすスキルを磨いていく方向が一つ。

どちらか一方である必要ななく、TPOに応じて適切に使い分け、選択していくことが重要であるが、考え方としては、肉体派と器材派に分かれるように思える。

チーム(バディ含む)による安全の確保は、より合理的な対応を可能とするが、同時に危険も抱え込む。安定したチームが組めるかどうかという、運用上の問題も生じる。

基本は、ダイバー一人一人の安全確保の上に立ったチームダイビングになる。

浮沈子は、ろくに器材を使いこなせないくせに、器材に頼ろうとする器材派である。

肉体の鍛錬はもちろん、精神的なストレスなど、ご免被りたい。

できれば、真っ直ぐ潜って、真っ直ぐ浮上するのが理想である(浮沈子ちゅうくらいだから・・・)。

まあ、仕方が無いので多少は泳ぐが、距離は少ないほどよろしい。

そんな怠惰なダイビングを目指すうえで、器材はサイドマウントCCR、ブラダーはダブル、ゆくゆくは、デュアルCCRを導入して、究極の冗長性を追及しようと考えている。

OMSのデュアルブラダーは、バンジー付きで、水中のバランスが取りやすい。

おかげさまで、2個目の浮き袋の世話になったことはまだないが、予備があるということは、まことに心強い。

この浮き袋に穴が開いたらどーしよー!?、とか心配しながらのダイビングや、そんなことは、夢にも思わないような楽天的なダイビングは、浮沈子にはできそうもない。

いざというときは、マーカーブイも重要な浮力体になる。エアを調整して、徐々に浮上することも出来る。

正、副、予備の3系統は、基本中の基本だな。

画像のアルミプレートは、今回のサイドマウントCCRの開発の一環として作成した。お値段は、1まん5せんえん。

ただの台形の3ミリ厚のアルミ板(マリングレードだそうです)に、穴が開いているだけである。

インスピレーションの黒いケースを、のこぎりでギコギコひいてしまっても、だいたい機能は同じものができて、安上がりなのだが、イントラの勧めで、万が一の時は元に戻せるようにした。

のこぎりびきの刑を免れたケースは、イントラに感謝すべきであるな。

全体の重量バランスも、背中に背負うわけだから、それほど悪くはないと思われるが、こればかりは水中で試してみないと分からない。

完成した本体ケースとのバランス、取り付け位置、取り付け方法など、実践の中で詰めていく要素は多い。

このプレートの最も重要な役割は、ブラダーの舞い上がりを押さえることにある。

ロールス・ロイスのマスコット、スピリット・オブ・エクスタシーのように、高々と舞い上がってしまうブラダーは、かっこ悪いのと水の抵抗が大きくなるのと、エアが抜けなくなるという機能的な問題を抱えてしまうので、押さえのプレートは、必須なのだ。

当然、背面の保護という機能もある。ブラダーをサンドイッチのように挟んで、人間側にもアルミプレートがあるので、ここもデュアルである(あんま、意味ないか・・・)。

ここまでゴッツクしなくても、サイドマウント専用のシンプルなブラダーを使うという方法もある。スマートで動きやすく、タンクの固定や、小物の固定なども考えられた専用品のほうが良いという見方もある。

しかーし、リゾートダイバーといえども、安全は全てに優先すると信じて疑わない浮沈子が、シングルブラダーを選択することは有り得ない。

ほぼ中性浮力で、ガスがなくなれば正の浮力の(つまり、水より軽い)アルミシリンダーを使用することを前提とするサイドマウントにおいて、デュアルブラダーの専用品が登場するかどうかは疑問である。

この、何の変哲もない穴だらけのアルミ板には、ダイビングの安全についての深い洞察(?)と、バックマウントからサイドマウントへ切り替える際の、深い悩み(だって、あんまりカッコイイとはいえないじゃん!?)が込められているのだ。

たかがプレート、されどプレートである。