悲惨な初日2013年04月30日 08:22

悲惨な初日
悲惨な初日


昨日は、トラブル連続の初日だった。

まず、酸素の圧力計が動かない。

イントラが、アパートまで取りに帰ってくれた。

その間に、今度はインスピ本体の水圧センサーの故障が表示されて、あえなくダウン!。

このままでは、今回のダイビングが全てパーになる(ふつーにオープンサーキットで潜れば?)。

そこで、再びイントラのユニットを取りに戻ってもらう!。

2往復!!。

酸素センサーが死んでいるイントラのユニットは、浮沈子の物より一世代前のソレノイドである。酸素センサーを交換して、あっけなく動く。

ようやく潜れるようになった。バランスを確認するために、浅場で潜行してみる。

ケースを付けての初めての潜行である。

ウエイトは左右に4ポンドずつ。

うーん、右が重い。

左に2ポンド足して、6:4にする。

まだ、右が重い感じだが、まあまあだ。

と、イントラから浮上の指示が・・・。

何?、と水面に顔を出してみると、ソレノイドの付け根から、結構な勢いで泡が出ているという。

慌てて(泡てて?)エキジットする(なんちゃって!)。

さっき、リークテストしたときはOKだったので、酸素の圧がかかって漏れてきたのだろう。

浅場で波に揺られているうちに、気持ちが悪くなってくる。

波酔いである。

準備に時間がかかり、器材の整備に手間取りそうなこともあり、今日はここまで。

短時間だが、水中でアルミケースを試すことが出来て良かった。

エキジット後、椰子の根元に嘔吐してしまう(オエッ・・・)。

これって、ひょっとして熱中症?。吐いたらスッキリした。本来の意味での「カタルシス」である。

勘弁してくれー!。

リークの原因は、ソレノイドの付け根のオーリングの汚れ。

ばらしてグリスアップして完了。

明日は、器材だけは完璧だ。

午後はのんびりと休憩。

体調も戻ったので、イントラとピザ屋ハルハイに。

イントラの家の前の道路が工事中で、クルマをアパートの駐車場に入れることが出来ないので、コンチキからジュリアンが運転して近くまでイントラを迎えに行く。

ハルハイは、イントラと二人だけ。

胃の具合は今一つだが、明日に備えて栄養をつける(まーた、食いすぎかあ?)。

カラマンシージュース、てんこ盛りピザ、シェフサラダ、グラススープ、(本物の)コーヒー。

イントラと2人で1400ペソ位。

今はレートが悪くて、3300円余り。

でも、日本と比べれば安い。

ジュリアンも来れば良かったのに・・・。

話は、ダイビングの未来と、デュアルCCRのこと。イントラは、ディープダイビングの安全管理に関心があるようで、そのノウハウを追求していこうと考えているらしい。

CCRは、そのためのツールになるのだろう。

自分のアルミオリジナルケースを使って、背中にはCCR、両脇に2本ずつのサイドマウントで決めてみたいらしい。

9本ぶら下げていくのに比べたら、楽でしょうな。

サイドマウントデュアルCCRについては、浮沈子の懸命の説明にも拘らず、あまり乗り気ではないようだ。

バックマウントカウンターラングを勧めてくれる。

うーん、今のコンフィギュレーションが決まったら、やってみっか。

画像は、例の学習リモコン。

暇に任せて、インストールしてみた。

設定は、マニュアルを見るまでもなく、ヤマカンで何とかなる。

逆さの画像は、ミスではなく、画面が逆さになるのだ。赤外線を出したり感知したりするセンサー部分が、イヤホンジャックに着ける仕様なので。

使ってみると、確かに操作はできる。

ただ、実際のリモコンと違って、指の感触でボタンを押すことは出来ないので、いちいち画面を見て確認しなければならない。

実用にするには向かない。普通の学習リモコンを買ったほうがいいかも知れない。

オモチャとしては面白いが、自宅でリモコンを使わない浮沈子は、なんか複雑な心境である。

まあいい。

今日は、ダイビング2日目。

持ってきたカメラのバッテリーがダメで、水中の画像が取れないのは痛い。予備のバッテリーを調達できるだろうか。

さて、そろそろ朝飯を食いに行こうか(コーピーも・・・)。

カタルシスる?2013年04月30日 15:20

カタルシスる?
カタルシスる?


お食事中の方、すいません!。

浮沈子は、今日もカタルシスを体験してしまった。

耳抜きが出来ずに、短時間のダイビングを切り上げて、エキジットしてイントラがベイルアウトシリンダーを置きに行っている間に、「カタスシスる」ハメに・・・(オエーッ)。

3回も(!!!)。

これは、完全に耳抜きできない症候群ですな。

三半器官が反乱を起こして、胃袋が巻き込まれるわけですな。

いやはや・・・。

お詫びに、浮沈子のダイビング・シーンの画像を掲載させていただく(どこが、お詫びなんだか・・・)。

BMR&SMR2013年04月30日 22:09

BMR&SMR
BMR&SMR


画像は、バックマウント・リブリーザー(BMR)対サイドマウント・リブリーザー(SMR)の構図。

左側にあるのがイントラのBMR、右が浮沈子のSMR。

イントラのケースは、キャニスターの両側に、6リッターシリンダーを付けられる。タンクは正立である。

アルミシリンダーとはいえ、6リッターを2本である。それだけで20キロくらいになる。

それでも、酸素をどうしても持って行きたいので、たっぷり容量のあるタンクを付ける(セブでは、100バールくらいしか充填できないという事情もある)。

ディリュエントは、いざというときのバックアップにもなる。

もちろん、この構成では不足なので、深場に行く時には、ナイトロックス、トライミックスを携行する。深さに応じて3本とか4本とか。

ご苦労様である。

浮沈子は、明日はベイルアウト用のシリンダーに重りをつけて潜ることを考えている。

今日の構成では、ベルトなんかに少々ウエイトを増やしたくらいでは、落ち着きそうもないほどの不快なアンバランスだった。

ゴープロ2で撮影してもらったビデオを見る限りは、タンクはケースの真下に着けてもらっている(自分じゃ、付けられないんで)。

イントラがゴープロ2に差していたSDHC32GBが読めなかったので、ゴープロ2からミニUSBケーブル直結でMP4ファイルを抜き出す。

この辺りの小技やケーブルの用意は、お手の物である(じゃあ、何でデジカメのバッテリーが、使えない1個しかないんだあ?:しかも、カメラとハウジングは2つずつある・・・)。

まあいい。

セブのド田舎では、バッテリーの調達もままならない(ガイサノにもないというイントラ情報)。

ゴープロ、いいなあ!。絶対買うぞ!(世に散財の種はつくまじ・・・)

明日こそ、ベストな体調で臨んで、コンフィグレーションを完成させなければならない。早いとこ、タンクから伸びる中圧ホースをぶった切って、イカスミスパゲッティ状態から脱出したい。

それには、タンクの位置決めが肝だ。

構想では、本体の後ろに付けることになっているのだが、その取り付け方法で迷いがある。

ケースの真下では、それでなくてもドデカイケースの抵抗に加えて、タンクの抵抗も抱え込むことになる。

これじゃあ、ダメだ。

何としてもケースの後ろ、水の抵抗を受けない位置に付けたい。

前後のバランスの調整は、それからでも良い。

ケースを着けても、キャニスターは浮く。イントラは、それを押さえるためにタンクを真下に着ける。トータルでは沈む。

解けっこないと分かっている方程式を眺めて、溜息をついている。

イントラは、今日の午後、浮沈子のダイビングが終わってから、ヘッドユニットを回収して、自分だけ密かに(?)バックマウントのCCRでダイビングしていた(2回も!!)。

うーむ、対抗意識丸出しだな(レベル違うって・・・)。

浮沈子は、APDがサイドマウント・キットを、きっと出してくれると信じている(なんちゃって!)。

それまでは、自家製のSMRでがんばるしかない。

BMRなんかにゃ、負けるわけにはいかないのだ。