誤報?2013年05月17日 20:08

誤報?


(B787、訓練中に配電盤損傷 ボーイング社が整備ミス)
http://www.asahi.com/national/update/0516/TKY201305160411.html?ref=reca

いろいろと、突っ込みたくなる記事だが、朝日はケチなので、途中までしか読めない。

「飛行中、機内の気圧を保つ装置や油圧、電気系統など5カ所でトラブルが起きたとのメッセージがコックピットに表示された。」とある。

大事件である。

普通なら、緊急着陸を行ってもおかしくない。

「緊急性が低い内容だったため機長と副操縦士がチェックし、運航に支障はないと判断して新千歳に着陸した。」と、驚くべき内容の記事である。

全日空の飛行機には、とてもじゃないが怖くて乗れない。

運行管理に、重大な問題があるのではないだろうか。

もう一度、しつこいが引用する。

「飛行中、機内の気圧を保つ装置や油圧、電気系統など5カ所でトラブルが起き」ても、全日空は通常運行を継続すると判断した。

これは、朝日の誤報でない限り、事実である。

その原因が、配電盤の熱損傷であれ、監視しているデバイスの本当の故障であれ、コックピットの警報など無視して飛行を続けるのが、このキャリアの流儀である。

今回の原因は、配電盤の熱損傷であるとされているが、本当なのだろうか。

ネジの締め付けが緩いだけで、5箇所に及ぶトラブルの「誤報」が、コックピットに響き渡るのだろうか(音が出るとは書いてないが・・・)。

浮沈子は、またもや真の原因が隠されてしまったのではないかと疑う。

そして、システムについては素人なので、逆に、本当に航空機の運行に重大な支障を来たすデバイスの故障が起こった時に、「配電盤の熱損傷」という「誤報」が、コックピットに表示されるのではないかと危惧する。

杞憂に終われば幸いである。

ネジの締め付けが緩いだけで、5箇所の故障が「誤報」されたという点を含めて、土木屋上がりの国土交通大臣は、「運航の安全に影響を与えるものではない」と述べ、問題視しないという考えを示したという。

(B787再開へ「影響ない」 国交相、配電盤トラブルに)
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305170024.html

まあ、土木屋の頭じゃ、仕方ないか(どっかのネジが緩んでいるとか)。

B787ネタにも、いささか食傷気味なのだが、忘れた頃にポロっと話題を提供してくれるのが嬉しい!。

全日空は、1月に高松空港への不時着を敢行して、世界中のB787を4箇月も足止めした輝かしい実績がある(決して、嫌味ではない!)。

ローンチ・カスタマーとしての役割を、十全に果たしている。

今回は、いささか腑に落ちない対応になっているが、安全運行の手本を示してもらいたい。

それにしても、B社の点検の杜撰さには飽きれるばかりだ。

JALの墜落事故といい、今回の手抜き整備といい、ほとんどテロに等しい。そんなメーカーの飛行機を、高い金を払って買い続けなければならないキャリアも、気の毒と言えば気の毒だ。

どーせヤンキーどもは、黄色いサルには、クズな飛行機とテキトーな整備でいいと思っているんだろう(7センチの炎を上げて燃えまくったバッテリーも、日本に納入された機体だけに積まれていた!)。

ったく、ヤツラはいつになったら、人種差別思想などという低級な発想から抜け出せるんだろうか。

もっとも、どこかの市長は、男女差別思想から抜け出せずに問題発言を乱発しているのだが・・・。

9千万円のゲタ2013年05月17日 21:44

9000万円のゲタ
9千万円のゲタ


(ポルシェ 918 スパイダー、PHVシステムの詳細発表…トータル出力880ps以上)
http://response.jp/article/2013/05/17/198121.html

(Porsche 918 Spyder First Drive)
http://www.motortrend.com/roadtests/exotic/1305_porsche_918_spyder_first_drive/viewall.html

「『RSスパイダー』譲りのV型8気筒ガソリンエンジンは、排気量が4.6リットルと確定した。最大出力も612ps、最高許容回転数も9150rpmと公表。ポルシェによると、リッター当りの出力は約132psで、ポルシェの自然吸気エンジンでは最大」とある。

詳細は、英語の記事で読める。

V8を積んだRSスパイダーとやらは、こちら。

(ポルシェ・RSスパイダー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BBRS%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

ポルシェのロードカーの未来は、レーシングモデルを見れば分かる。

既に開発済みの技術に、スパイス(ハイブリッドなど)を、さささっとかけて出来上がりである。

ハイブリッドにしなくても、いいんじゃないのか。素直にツインターボにして、軽く1000馬力を超えておいた方が、商品価値は高いんじゃないか。

無理やりな感じのハイブリッド化である。

浮沈子は賛成できないな。

高々300馬力足らずを稼ぐのに、重量が嵩みすぎる。

約1640kgとあるが、ターボにすれば100kgは軽く落とせる。それでも、ハイブリッドに拘る。悲しい時代だ。

スポーツカーが、燃費を気にしてどうするんだ?。

ガソリンスタンドが、軒並み潰れて、200kmに一軒くらいになってからでも、燃費対策は遅くはない。

ポルシェも、普通のメーカーになってきたのだ。

カイエンや、パナメーラの売り上げで食っている。ハイブリッドの宣伝も必要なのだろう(悔しかったら、911のハイブリッドでも出してみたら?)。

バッテリーが劣化して、交換し続けなくては維持できず、20年も経てばスクラップになってしまうようなクルマを、今更作ってどうするんだろう?。

いまこそ、マクラーレンF1のような、工業製品として何十年経っても光を放つような逸品を作るべきなのではないか。

ポルシェAGが、その気概を失っていないことを願うばかりだ。

都内の某ポルシェセンターの営業さんが、カレラGT(開発コードは980)が、ポルシェの作った「最後の」スーパーカーだと言っていたのが印象に残っている。

918スパイダーは、スーパーカーではない。

浮沈子に言わせれば、広告塔である。サンダル履きで乗るGTカーだ。9千万円のゲタである。

カレラGTと同じく、オープンであることが、唯一の救いである。座席後方上部から出る排気管、そのエグゾーストノートを聞きながら天を仰ぐ時、幸せなオーナーは、何を見つけるのだろうか・・・。