過去の遺物2013年05月21日 19:56

過去の遺物
過去の遺物


「未来の遺物」というのはないので、遺物は常に過去である。

昔、「未来への遺産」というNHKの怪しい番組があり、「幻影」という設定で、佐藤友美が厚化粧して出演(?:立ってるだけ)していた。

(未来への遺産)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%94%A3

ああ、武満徹が音楽担当だったんだな。

和田アナウンサーの落ち着いたナレーションのバックで、幽玄なサウンドが流れていたのを覚えている。

1970年代中ごろというから、この番組自体が過去の遺物である。

(2013年フロリダ研修旅行)
http://nolimit.ti-da.net/e4763782.html

フロリダのケーブダイビングで過去の遺物となったのは、ダブルタンクだそうである。

か弱い色男(?:金も力もなかりけり・・・)の浮沈子は、そんな重量物をしょったことはない。

一度だけ、持ち上げようとしたことはあったのだが、持ち上がらなかったので諦めた。

リブリーザーよりも重たい器材構成である。

テクニカルダイビングを敬遠させ、ダイビングにおける安全管理(というか、危機管理)の普及を妨げている、諸悪の根源のような器材である(そうなのかあ?)。

まあいい。

過去の遺物に拘っても、未来は拓けない。

INNERSPACE SYSTEMS CORPから出たPathfinderなるアイテムが気になる。

サイドマウントにしてくださいと、言わんばかりの形状とコンパクトな外観!。

もう1台のSMCCRの素材は、こいつにしようかな?。

(メーカーのページ)
http://www.customrebreathers.com/

(Pathfinder e-CCR Rebreather:詳しい紹介)
http://www.ccrmegalodon.com/rebreather-pathfinder-megalodon.htm

ここで注目なのは、肩の上(というか、首の後ろ?)に追いやられているカウンターラングである(胸元をフリーにして、運用しやすくしている)。

真のリブリーザー・ユーザーは、メカメカしさではなく、こういうところに注目するわけだな(そうなのかあ?)。

この位置ならば、インスピのカウンターラングとの干渉を最小限にして、デュアルサイドマウントCCRが構成できるのではないか?。

うーん、これは、考慮の余地がありそうである。

何より簡単なのは、このまま背負ってしまうことだ。

サイドマウント+バックマウントCCRなら、3分間で出来上がるだろう(クロスオーバーの講習を受ける必要がありますが)。

軽くて、コンパクトで、扱いやすいリブリーザー。

「最近のリブリーザーの進歩は目覚ましいものがある。日本国内だけに留まっていたのでは、その大きな流れに完全に取り残されてしまうだろう。」とある。

世界初のサイドマウントインスピレーションとかいって、現を抜かしていると、過去の遺物になっちまいそうな気がする。

未来への遺産2013年05月21日 20:58

未来への遺産
未来への遺産


83タルガをダブルチェック(というか、セカンドオピニオンというか)で、都内某ポルシェセンターへ点検に出していたら、本日サービスフロントから電話があって、見積りが出来たという。

・12ケ月法定点検(ま、手間賃ですな)
・エンジンエアフィルター交換
・フユーエルフィルター交換
・スパークプラグ交換
・フユーエルキャップガスケット交換(良く見てますなあ!)
・ドライブベルト交換
・メーターAssy脱着・ソケット取付(ウインカーの矢印対策)

締めて、9万3千30円だそうだ。

宿題となったのは、以下の通り。

・サイドミラーのレバーのキャップ(生産中止!:トラックポイントの赤いキャップは仕入れ済み!)
・タルガトップ(純正は90まんえんだと!:当然、パス!)
・高速でブレーキ踏むとハンドルが左に取られる(症状確認出来ましたが、足回り構成部品のブッシュ類の劣化等が懸念されますのでトータル的な足回りのリフレッシュが必要かも知れません。サスペンションダンパーは社外品ですがOIL漏れはありません)
・R・L)チェーンケースよリオイル漏れしています(微量:これは、プレステージでも指摘されており、許容範囲ということで、様子見とすることに)
・マフラー部 排気漏れしています(これは、プレステージに相談です:対策してもらったはずなので・・・)
・Fr)アンダーカバーが付いていません(なんと!。どこかで中古品を探してもらおう!)

専門店と正規ディーラーで、寄ってたかって徹底的に見てもらってこの程度なんだから、言うことはないんじゃないか。エンジンについての指摘は、ほぼ皆無といっていい。

根性出して整備していただいた、プレステージさんに感謝である。

エアコンが外されていることに、サービスフロントの方は愕然としている様子が電話でもアリアリだったが、軽量化の一環と割り切っている浮沈子は、涼しい顔である(断じて「痩せ」ガマンではない・・・)。

気になるのは、ブレーキ時のハンドルの取られである。

これは、ポルシェセンターでも決め手は見出せず、「30年前のポルシェは、こんなもんでしょ?」という感じである。

しかし、浮沈子にとって、ここだけは譲れないところである。

この際、はっきり言ってしまおう!。

200kmでガツンと踏めないブレーキを積んだクルマが、ポルシェを名乗ることなど金輪際認められない!。

と、息巻いてみたところで、ドシロウトにはどうすることも出来ない。

足回りをいじり出すと、泥沼に落ちることになるというのは、300Eでも経験している。

しかし、このままの状態で、アクセルを床まで踏むわけにはいかない。

特に83タルガについては、それでなくてもABSも何にも付いていない、プリミティブなブレーキなので、アイルトン・セナばりに1秒間に7回くらい踏めないと、パニックブレーキの時にどこにすっ飛んでいくか分からないクルマなわけだ。

さて、「足回り構成部品のブッシュ類の劣化等が懸念されますのでトータル的な足回りのリフレッシュが必要」という見解を頂いたので、どう対策していくか考えどころである。

箱入りゴープロ2013年05月21日 22:42

箱入りゴープロ
箱入りゴープロ


ゴープロを日曜に買ったのだが、昨日、今日と2日も経っているのに開けていない。

箱に入ったままだ。

こんなブログを書く暇があったら、さっさと開けて中身を見ればいいのに、そうしない。

別に、験を担いでいるわけではない。

(げんを担ぐ)
http://gogen-allguide.com/ke/genwokatsugu.html

開かずのゴープロである。

赤色フィルターを付けようと考えているが、いろいろな形の商品が出回っている。

(Red Lens Filter Deep Underwater Color For Gopro HD Hero3 Hero 3 Black Edition)
http://www.sekaimon.com/i170930878434?sii

赤いプラスチックの透明な板を仕入れることが出来れば、切込みを入れて、ゴム紐で固定することで自作できるかもしれない(そういう商品もある)。

もっぱら水中撮影しかしないのであれば、フィルムタイプのものをフラットレンズに貼り付けてしまうという方法もある。

純正品がないのが不思議なくらい、必要不可欠なのに、出ていない。

須賀次郎氏のブログに、ゴープロのことが出ている。

(0520)
http://jsuga.exblog.jp/20469021/

「フィルム時代、スチルのカメラマンは、自分の精魂を傾けて一瞬を切り取ってきた。機材の進歩で、モータードライブで、瞬時に36枚を撮影することもできるようになったが、それでも後の処理を考えると100枚単位で考えた。
 デジタル時代になり、1000枚単位で考えるようになった。
さらに、動画と静止画が、撮影の際の区別されなくなると、カメラマンはすべてを動画に撮り、あとでPCの上で切り取ることができる。なんとなく、卑怯に感じてしまうが、そうではなくて、撮影の形が変わったというべきだろう。」とある(引用し過ぎだろうか・・・)。

氏ならではの実感が、そこはかとなく漂う。

本当なら、切歯扼腕してもおかしくない立場にいた方である。

(切歯扼腕(せっしやくわん))
http://www.sanabo.com/words/archives/2001/11/post_714.html

上の引用に続けて、さらりと書いている。

「別の形での技術が必要になる。ましてや、ウエアラブルカメラは超小型であり、マスクの上に取り付けられてしまう。」

もっとも、CCRの場合は、マスクに付けるのはオススメできない。

しかし、最後にポロリと本音が出る。

「自分的にも世の中的にもくっきりと解決のついていない問題でもある。」

なるほど、まあ、そういうもんだろうな。

ドシロウトに4Kで水中動画を撮られまくって、ユーチューブにアップされて、全世界から無料で観られるようになる。

映像(写真でもいいが)で飯を食ってるプロから見たら、とんでもない時代になったわけだ。

浮沈子が水中で撮影をするのは、何か記念になるものを残しておきたいからということだけだが、どこかでプロの商売のジャマをしているのかもしれない。

今や、綺麗な水中映像を見せるだけでは、誰も驚かなくなった。最早、クストーの時代ではない。

プロとしては、21世紀に相応しい、ドギモを抜く映像を撮らなければならない。

360度3D超々ハイビジョン映像とか、24時間連続ダイビング映像とか(24時間上映なのかあ?)。

あるいは、鯨の口からマイクロカプセルカメラを飲み込ませて、○ン○と一緒に出てくるまでを撮るとか(誰も観ねえよ!)。

浮沈子的に観てみたいのは、時速100kmの高速で泳ぐバショウカジキにカメラを取り付けて、彼らが見ている光景を、生中継で映すやつだ。

ひょっとすると、トローリングで釣り上げられるときの、苦悶の映像になるかもしれない(赤い血にまみれた映像か:浮沈子は釣りという娯楽が、唯の「殺生」としか思えないのである)。

まあいい。

それもまた、海の掟である・・・。