ルーフトップ ― 2013年05月26日 01:13
ルーフトップ
83タルガの宿題に、ルーフトップを畳め!、というミッションがあった。
(911 folding targa top what's it worth?)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-used-parts-sale-wanted/543804-911-folding-targa-top-whats-worth.html
ははあ、こうやって畳むんだな。
浮沈子は、真ん中から、真っ二つにして畳もうとしていたので、「メリメリ」と割れそうな音がしていたのかもしれない(ひえーっ!)。
なんかもう、むちゃくちゃなオーナーであるな・・・。
しかし、こんなページもあった。
(Kaminari Targa Top - will it fit behind the seats or in the trunk?)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-technical-forum/324515-kaminari-targa-top-will-fit-behind-seats-trunk.html
たたまずに、リアシートに放り込めるということなら、こんな選択肢もある。
(1974-1989 Porsche Targa Top - Carbon Fiber)
http://www.kaminari.com/porsche-targa-top-carbon
ハードトップにしてしまうということだ。
いっそ、こういうのはどうか。
(Budget Targa Top - Super lite)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-technical-forum/491200-budget-targa-top-super-lite.html
透明な屋根かあ!(エアコン、ないんだよね、浮沈子のは・・・)。
(Porsche 911 3.0 SC Targa 1981 Adrian Crawford drives this gorgeous Classic 9:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=a90IKpiteas
タルガの屋根のたたみ方は、1分30秒から20秒間くらい出てくる。
基本は畳めるようにして、フロントトランクだろうな。
おまけに、L.A.をぶっ飛ばす、イカれた野郎のイカした走りをどうぞ!。
(Magnus Walker | 1971 Porsche 911 | 110 Freeway L.A.)
http://www.youtube.com/watch?v=YQEkFMfHIG0&NR=1&feature=endscreen
(イカれた野郎のページ)
http://magnuswalker911.com
83タルガの宿題に、ルーフトップを畳め!、というミッションがあった。
(911 folding targa top what's it worth?)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-used-parts-sale-wanted/543804-911-folding-targa-top-whats-worth.html
ははあ、こうやって畳むんだな。
浮沈子は、真ん中から、真っ二つにして畳もうとしていたので、「メリメリ」と割れそうな音がしていたのかもしれない(ひえーっ!)。
なんかもう、むちゃくちゃなオーナーであるな・・・。
しかし、こんなページもあった。
(Kaminari Targa Top - will it fit behind the seats or in the trunk?)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-technical-forum/324515-kaminari-targa-top-will-fit-behind-seats-trunk.html
たたまずに、リアシートに放り込めるということなら、こんな選択肢もある。
(1974-1989 Porsche Targa Top - Carbon Fiber)
http://www.kaminari.com/porsche-targa-top-carbon
ハードトップにしてしまうということだ。
いっそ、こういうのはどうか。
(Budget Targa Top - Super lite)
http://forums.pelicanparts.com/porsche-911-technical-forum/491200-budget-targa-top-super-lite.html
透明な屋根かあ!(エアコン、ないんだよね、浮沈子のは・・・)。
(Porsche 911 3.0 SC Targa 1981 Adrian Crawford drives this gorgeous Classic 9:動画出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=a90IKpiteas
タルガの屋根のたたみ方は、1分30秒から20秒間くらい出てくる。
基本は畳めるようにして、フロントトランクだろうな。
おまけに、L.A.をぶっ飛ばす、イカれた野郎のイカした走りをどうぞ!。
(Magnus Walker | 1971 Porsche 911 | 110 Freeway L.A.)
http://www.youtube.com/watch?v=YQEkFMfHIG0&NR=1&feature=endscreen
(イカれた野郎のページ)
http://magnuswalker911.com
最新のポルシェ ― 2013年05月26日 18:19
最新のポルシェ
「最新のポルシェは最良のポルシェ」というのは、P社自身が言っているセリフらしい。
常に開発を怠らず、先進の機能を投入し続けるメーカーでなければ吐けないセリフである。
ダイムラー社においては、かつて、最善か無かという矜持があった(今じゃ、全部「中途半端」ですな・・・)。
まあいい。
(空冷ポルシェとは...)
http://www.prestige-tokyo.jp/air-cooled1.html
「空冷は最高のポルシェなのです。」と大見得切って、今日も極上車を探してきては売りまくっている(?)プレステージにお邪魔して、掛田さんと少し駄弁る。
ナローに興味があるといったら、彼は912に乗りたいんだと!。
前後重量バランスの良さに惚れたらしい。
理屈はそうだが、リアオーバーハングに重量物積んでるわけだから、多少弄くったって大して変わりはないんじゃないか。
乗ったことないけど。
だいたい、そんな重量配分がどうのこうのと大騒ぎする速度域で振り回すクルマじゃないし・・・。
昨日、夜っぴてL.A.の911フリークのページを見ていたら、何となくナローに惹かれてしまった。
(イカれた野郎のページ)
http://magnuswalker911.com
絶対的な性能とか、運動性能は、どう考えたって現代の911に分がある。しかし、ベーシックな素材の持つ魅力、限られた要素技術を巧みに組み合わせた先人の知恵、電脳に頼らない機械のオーラを纏っている点では、最新の991でも敵わない。
いや、930だって、既に進化しすぎた911である(中身はほぼ同じなんですが)。
ナローなんて、今やコレクターズアイテムになってしまって、数百万円(極上だと、いっせんまん!)の値札が当然のように付いているが、それほどのものなのか。
いいとこ、100万円、イジリもんなら50万円以下で売られていたっておかしくはない(AE86のようなもんか)。
機械の魅力とかいったって、せいぜいそんなもんだ。
バブルなのである。
まあ、どうでもいいんですが。
ポルシェ、それは、エンスーにとって、パッションであり、パワーであり、他に代えようのない永遠の記号なのだ。
というわけで、俄かポルシェフリークの浮沈子は、例によって代官山の蔦屋に行く。
50周年記念(蔦屋じゃなくって、ポルシェ911の)で、クルマ関係のコーナーの入り口に近い所に集められたポルシェ本を買い漁る。
2まん5せんえん余りの、オトナ買い!(チーン!)。
ポール・フレールの「ポルシェ911ストーリー」(5040円)を初めとして、10冊お買い上げ。
毎度、有難うございます・・・。
930については、一番安かった(680円の)「モーターファン別冊No.21」74ページに、「ビッグバンパーの栄光と挫折」と題して紹介されている。
まあ、記事を読んでも、何が「栄光」で、どこが「挫折」なんだか良く分からないんだが・・・。
この世になくても困ることはないが、所有することができれば、人生をこよなく豊かにしてくれるもの、宝石や毛皮のコートがライバルである機械、最新であることが最良であることを、作り手によって保障された製品。
しかし、考えてみれば、過去に作られた全てのポルシェは、その時代におけるの最良のポルシェであったわけだ。
今、手にし得る最新の991であれ、981であれ、992や982が出れば、その時点で最良ではないことになるのか。
そうではない。
クルマが、人との係わり合いの中で成立するドライビングプレジャーを訴求しようとするなら、人がクルマに馴染み、クルマが人に馴染む時間の関数を解く必要があるだろう。
3日で飽きる人もいるだろうし、10年、20年かかってようやくお互いが分かり合えるということもある。
人間と同じだなあ!。
そうやって築き上げた信頼関係の中で、初めて床まで踏むことができる。200kmから、ガツンとブレーキングできるようになる。
浮沈子は、現代のクルマの素性を素直に信じることが出来ない。
目に見えず、体に感じることが出来ない「電気の魔法」に命委ねることが出来ないでいる(eCCRで潜ってるのに?)。
燃料噴射も、コンピューターが介在しないKジェトロまでだなあ!(できればキャブがいい)。
最新のポルシェが、最良の「機械」であることは認めよう。
しかし、人間という柔い存在との関係を考慮すれば、最良の「クルマ」となるには、最新のポルシェは浮沈子には進化し過ぎているのかもしれない。
30年の時の流れのこちら側で捕まえた83タルガが、今のところ、最良のクルマの「候補」である。
掛田さんに、ブレーキ時のハンドルの取られについて相談したら、サスペンションの付け根の部分の取り付け剛性に問題がある可能性もあるということだったが、いずれにしろ、点検してみないことにはわからない。
しかし、ナローって、いいよなあ!(宝くじ買おうかな:画像は、マグナスウォーカーのページから)。
「最新のポルシェは最良のポルシェ」というのは、P社自身が言っているセリフらしい。
常に開発を怠らず、先進の機能を投入し続けるメーカーでなければ吐けないセリフである。
ダイムラー社においては、かつて、最善か無かという矜持があった(今じゃ、全部「中途半端」ですな・・・)。
まあいい。
(空冷ポルシェとは...)
http://www.prestige-tokyo.jp/air-cooled1.html
「空冷は最高のポルシェなのです。」と大見得切って、今日も極上車を探してきては売りまくっている(?)プレステージにお邪魔して、掛田さんと少し駄弁る。
ナローに興味があるといったら、彼は912に乗りたいんだと!。
前後重量バランスの良さに惚れたらしい。
理屈はそうだが、リアオーバーハングに重量物積んでるわけだから、多少弄くったって大して変わりはないんじゃないか。
乗ったことないけど。
だいたい、そんな重量配分がどうのこうのと大騒ぎする速度域で振り回すクルマじゃないし・・・。
昨日、夜っぴてL.A.の911フリークのページを見ていたら、何となくナローに惹かれてしまった。
(イカれた野郎のページ)
http://magnuswalker911.com
絶対的な性能とか、運動性能は、どう考えたって現代の911に分がある。しかし、ベーシックな素材の持つ魅力、限られた要素技術を巧みに組み合わせた先人の知恵、電脳に頼らない機械のオーラを纏っている点では、最新の991でも敵わない。
いや、930だって、既に進化しすぎた911である(中身はほぼ同じなんですが)。
ナローなんて、今やコレクターズアイテムになってしまって、数百万円(極上だと、いっせんまん!)の値札が当然のように付いているが、それほどのものなのか。
いいとこ、100万円、イジリもんなら50万円以下で売られていたっておかしくはない(AE86のようなもんか)。
機械の魅力とかいったって、せいぜいそんなもんだ。
バブルなのである。
まあ、どうでもいいんですが。
ポルシェ、それは、エンスーにとって、パッションであり、パワーであり、他に代えようのない永遠の記号なのだ。
というわけで、俄かポルシェフリークの浮沈子は、例によって代官山の蔦屋に行く。
50周年記念(蔦屋じゃなくって、ポルシェ911の)で、クルマ関係のコーナーの入り口に近い所に集められたポルシェ本を買い漁る。
2まん5せんえん余りの、オトナ買い!(チーン!)。
ポール・フレールの「ポルシェ911ストーリー」(5040円)を初めとして、10冊お買い上げ。
毎度、有難うございます・・・。
930については、一番安かった(680円の)「モーターファン別冊No.21」74ページに、「ビッグバンパーの栄光と挫折」と題して紹介されている。
まあ、記事を読んでも、何が「栄光」で、どこが「挫折」なんだか良く分からないんだが・・・。
この世になくても困ることはないが、所有することができれば、人生をこよなく豊かにしてくれるもの、宝石や毛皮のコートがライバルである機械、最新であることが最良であることを、作り手によって保障された製品。
しかし、考えてみれば、過去に作られた全てのポルシェは、その時代におけるの最良のポルシェであったわけだ。
今、手にし得る最新の991であれ、981であれ、992や982が出れば、その時点で最良ではないことになるのか。
そうではない。
クルマが、人との係わり合いの中で成立するドライビングプレジャーを訴求しようとするなら、人がクルマに馴染み、クルマが人に馴染む時間の関数を解く必要があるだろう。
3日で飽きる人もいるだろうし、10年、20年かかってようやくお互いが分かり合えるということもある。
人間と同じだなあ!。
そうやって築き上げた信頼関係の中で、初めて床まで踏むことができる。200kmから、ガツンとブレーキングできるようになる。
浮沈子は、現代のクルマの素性を素直に信じることが出来ない。
目に見えず、体に感じることが出来ない「電気の魔法」に命委ねることが出来ないでいる(eCCRで潜ってるのに?)。
燃料噴射も、コンピューターが介在しないKジェトロまでだなあ!(できればキャブがいい)。
最新のポルシェが、最良の「機械」であることは認めよう。
しかし、人間という柔い存在との関係を考慮すれば、最良の「クルマ」となるには、最新のポルシェは浮沈子には進化し過ぎているのかもしれない。
30年の時の流れのこちら側で捕まえた83タルガが、今のところ、最良のクルマの「候補」である。
掛田さんに、ブレーキ時のハンドルの取られについて相談したら、サスペンションの付け根の部分の取り付け剛性に問題がある可能性もあるということだったが、いずれにしろ、点検してみないことにはわからない。
しかし、ナローって、いいよなあ!(宝くじ買おうかな:画像は、マグナスウォーカーのページから)。
最良のポルシェ ― 2013年05月26日 20:54
最良のポルシェ
「注ぎ込む「情熱」に比例して、得られる楽しみの量が大きくなることは確か」と書いてあるのはこのページ。
(「ナロー」と呼ばれる初期の「ポルシェ 911」を、新車以上にレストア!)
http://jp.autoblog.com/2012/04/29/narrow-porsche-911-restored-by-oldboy/
ここまで、綺麗にしなくてもいいけど、せめてエンジンルームやキャビンの掃除くらいはしてやらないと、83タルガも浮かばれない(別にお釈迦になったわけじゃないが)。
しかし、プロのレストアの凄さを感じてしまう。
新車以上の中古車である。
この会社のホームページには、レストア車じゃないけど、ビカもんのナロー・タルガが出ている。
(ポルシェ 911S タルガ)
http://www.oldboy-village.com/oldboy/cgi/inventory/index.cgi?pk=16
850万とある。縁のないクルマだ。
メカポンの整備だけで、100万円だという(ひえーっ!)。
見栄えはともかく、足回り関係では見劣りしないレベルに整備したい。
浮沈子は、乗り味にはうるさいのだ。
クルマの良し悪しについては、100人いれば100通りの意見があって、それぞれ全て正しい。
浮沈子の場合、エンジンの良し悪しは、アクセルペダルを極小で踏んだ時のツキの良さが全てである。
それが良ければ、深々と床まで踏み込んだときの怒涛の加速は、少々ショボくても目をつぶろう。
ハンドルも、指1本の切り始めがビビッドであることが一番である。
まあ、リサーキュレーティング・ボールの500Eじゃ期待できないところではあるが。
それでも、利き始めの僅かな応答の良し悪しが、ハンドリングの印象に与える影響は大きい。
アクセルでも、ハンドルでも、大きい動きのコントロールは、人間系でどうにでも合わせられるが、初期応答の微妙な部分は、機械の調整が問われる。
で、ワタシ運転する人の浮沈子は、ブレーキにもうるさい。
踏んだら踏んだだけ、リニアに利くブレーキがよろしい。
ブレーキの鳴きとかは全く気にならないが、カックンブレーキや、踏み込んでも最後までスポンジーなブレーキ(エア噛みとかじゃなく)は、異様に気になる。
高速からの一気の減速も重要だ(出すときゃ、出すんで・・・)。
500Eでは余り試していないが、300Eに乗ってた時は、月に一度はABSフル稼働でブレーキングしてましたもん。
そんな運転をこよなく愛す浮沈子にとって、走る機械としての自動車の性能は、設計者が想定した許容範囲の中にキッチリと納まっていることが重要である。
塗装が多少剥げていようが、内装の一部が垂れ下がっていようが(300Eは、天井内張り無かったです)、踏んでなんぼのアクセル、ブレーキ、切ってなんぼのハンドルさえシャンとしていれば、もう、それで大満足なのである。
ボクスターは、あまりに出来の良いクルマなので、そこんところは何の問題もなく、幌の開閉とか、パワーウインドウのレギュレーターとか、走りとは関係薄い脇役のマイナートラブルがちょこっとあっただけ。
最良のポルシェである。間違いない。
83タルガには、所期の性能をキッチリ出してもらえれば、それでいいと思う。
30年前のクルマであり、既に賞味期限は過ぎている。
新車の匂いなど、どこにもない。
中古車としての美味しい時期も過ぎている。
維持費などは、新車時よりもかかるようになってきている。
幸いなことに、前のオーナーの方がエンジン載せ換え(!)という重整備をやっていただいているので、浮沈子は、経年劣化が避けられない足回りを中心に、ポイントを絞ってメンテナンスしていくだけでいい。
タイヤはとりあえず換えてみたし、エンジン周りは特に大きな問題はなさそうだし、その意味では、最良のポルシェ(30年前の)に仕上げることも夢ではない。
200馬力のショボイエンジンを、キッチリ回して加速して、ビシッと決めた足回りで、ガキンとブレーキ踏んで減速して、そんでもって、ヨロヨロと修正舵を当てながらコーナーリングしていく様が目に浮かぶ(スキルないんで・・・)。
まあいい。
ルーフトップをカーボンのハードトップにしたり、フロントアンダーカバーを中古で探したり、既に注文したノーズブラ着けたりして、柄にもなくお洒落しようと考えているが、なーに、そのうち内装全部取っ払って、ケージ組み始めるかもしれない(タルガでかあ?)。
ナローにたどり着くには、まだまだ血の気が多すぎるようだ(ブッ!)。
「注ぎ込む「情熱」に比例して、得られる楽しみの量が大きくなることは確か」と書いてあるのはこのページ。
(「ナロー」と呼ばれる初期の「ポルシェ 911」を、新車以上にレストア!)
http://jp.autoblog.com/2012/04/29/narrow-porsche-911-restored-by-oldboy/
ここまで、綺麗にしなくてもいいけど、せめてエンジンルームやキャビンの掃除くらいはしてやらないと、83タルガも浮かばれない(別にお釈迦になったわけじゃないが)。
しかし、プロのレストアの凄さを感じてしまう。
新車以上の中古車である。
この会社のホームページには、レストア車じゃないけど、ビカもんのナロー・タルガが出ている。
(ポルシェ 911S タルガ)
http://www.oldboy-village.com/oldboy/cgi/inventory/index.cgi?pk=16
850万とある。縁のないクルマだ。
メカポンの整備だけで、100万円だという(ひえーっ!)。
見栄えはともかく、足回り関係では見劣りしないレベルに整備したい。
浮沈子は、乗り味にはうるさいのだ。
クルマの良し悪しについては、100人いれば100通りの意見があって、それぞれ全て正しい。
浮沈子の場合、エンジンの良し悪しは、アクセルペダルを極小で踏んだ時のツキの良さが全てである。
それが良ければ、深々と床まで踏み込んだときの怒涛の加速は、少々ショボくても目をつぶろう。
ハンドルも、指1本の切り始めがビビッドであることが一番である。
まあ、リサーキュレーティング・ボールの500Eじゃ期待できないところではあるが。
それでも、利き始めの僅かな応答の良し悪しが、ハンドリングの印象に与える影響は大きい。
アクセルでも、ハンドルでも、大きい動きのコントロールは、人間系でどうにでも合わせられるが、初期応答の微妙な部分は、機械の調整が問われる。
で、ワタシ運転する人の浮沈子は、ブレーキにもうるさい。
踏んだら踏んだだけ、リニアに利くブレーキがよろしい。
ブレーキの鳴きとかは全く気にならないが、カックンブレーキや、踏み込んでも最後までスポンジーなブレーキ(エア噛みとかじゃなく)は、異様に気になる。
高速からの一気の減速も重要だ(出すときゃ、出すんで・・・)。
500Eでは余り試していないが、300Eに乗ってた時は、月に一度はABSフル稼働でブレーキングしてましたもん。
そんな運転をこよなく愛す浮沈子にとって、走る機械としての自動車の性能は、設計者が想定した許容範囲の中にキッチリと納まっていることが重要である。
塗装が多少剥げていようが、内装の一部が垂れ下がっていようが(300Eは、天井内張り無かったです)、踏んでなんぼのアクセル、ブレーキ、切ってなんぼのハンドルさえシャンとしていれば、もう、それで大満足なのである。
ボクスターは、あまりに出来の良いクルマなので、そこんところは何の問題もなく、幌の開閉とか、パワーウインドウのレギュレーターとか、走りとは関係薄い脇役のマイナートラブルがちょこっとあっただけ。
最良のポルシェである。間違いない。
83タルガには、所期の性能をキッチリ出してもらえれば、それでいいと思う。
30年前のクルマであり、既に賞味期限は過ぎている。
新車の匂いなど、どこにもない。
中古車としての美味しい時期も過ぎている。
維持費などは、新車時よりもかかるようになってきている。
幸いなことに、前のオーナーの方がエンジン載せ換え(!)という重整備をやっていただいているので、浮沈子は、経年劣化が避けられない足回りを中心に、ポイントを絞ってメンテナンスしていくだけでいい。
タイヤはとりあえず換えてみたし、エンジン周りは特に大きな問題はなさそうだし、その意味では、最良のポルシェ(30年前の)に仕上げることも夢ではない。
200馬力のショボイエンジンを、キッチリ回して加速して、ビシッと決めた足回りで、ガキンとブレーキ踏んで減速して、そんでもって、ヨロヨロと修正舵を当てながらコーナーリングしていく様が目に浮かぶ(スキルないんで・・・)。
まあいい。
ルーフトップをカーボンのハードトップにしたり、フロントアンダーカバーを中古で探したり、既に注文したノーズブラ着けたりして、柄にもなくお洒落しようと考えているが、なーに、そのうち内装全部取っ払って、ケージ組み始めるかもしれない(タルガでかあ?)。
ナローにたどり着くには、まだまだ血の気が多すぎるようだ(ブッ!)。
宿痾(しゅくあ) ― 2013年05月26日 23:05
宿痾(しゅくあ)
(宿痾 【シュクア】)
http://kotobank.jp/word/%E5%AE%BF%E7%97%BE
「長い間治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿疾。宿病。「―に悩む」」とある。
「911というクルマに乗ると、真摯に運転せざるを得なくなる無言の切迫感が濃厚に漂ってくる。」
「それは、RRという宿痾を、技術者たちが業界に冠たる技術力で強引に押し返そうとするときに生まれる切迫感が、そのまま我々に憑依しているのかもしれない。」
「モーターファン別冊 名車アーカイブ ポルシェ911のすべて」のなかで、相変わらず、沢村慎太郎節が冴え渡る(P.11)。
「ポルシェ911は、フェラーリや日産と闘っているのではない。911は911であるということの本質と闘っているのだ。」と結ばれている。
この文章を読むためだけに、この本を買っても損はしない!(980円)。
911というクルマは、スポーツカーにとっては致命的な欠点となる、リアオーバーハングに自動車の最大の重量物であるエンジンを搭載することを、自らに課し続け、それを宿命として受け入れ、弛まぬ技術の投入で手懐けてきたのだ。
それは、まるで、人類が肥大する大脳を支えるべく直立歩行に移行し、腰痛の宿痾に耐えながらも、地上の支配者として君臨している姿と重なる。
浮沈子の腰痛については、別の原因の疑いが濃い(運動不足、内臓脂肪の蓄積、エトセ、エトセ・・・)。
まあいい。
ポルシェだって、好き好んでRRを続けてきたわけじゃない。
ポルシェ自身が、911を何度もお払い箱にしようと画策してきたわけだ。
刺客となったのは、924、928、944、968の旧世代フロントエンジンシリーズ、914、986、987、987c、981、981cと続くミッドシップシリーズ、カイエン、パナメーラの新世代フロントエンジンシリーズ・・・。
今や、絶滅危惧種となったRRスポーツである911は、お払い箱どころか、他の車種の儲けを投じてでも守り続けなければならない、ポルシェのアイコンとなった。
モーガンとか、特殊な例を除けば、マスプロダクションの車種で、同一名称、同一構成のモデルを半世紀にわたって作り続ける(アホな)メーカーは、P社以外にはない。
クラウンとか、カローラなんかとは、比較にはならない。
2+2のGTカーとはいえ、自動車の価格としては高額な商品である。極めて趣味性が高いクルマ、宝石や毛皮のコートがライバルの、高付加価値商品である。
沢村慎太郎がどう唸ろうが、最新の991型カレラに、背後霊にとり憑かれたように、必死こいて運転しなければならないような切迫感はない。
初めて試乗した時、浮沈子は、911ってこんなもんか(1千万円をかーるく超えるクルマですが)と、拍子抜けした程だ。
その運転のしやすさ、日常感こそ、P社の技術者たちの格闘の賜物なのである。
ま、皮肉なもんだなあ。
間違いなく、991カレラは、GTカーだ。ピュアスポーツではなかろう。そして、それはポルシェ自身が望んだことでもある。
そうしてみると、ポルシェは純粋なピュアスポーツたるロードカーを作ってこなかったメーカーなのかもしれない。
うーん、なんかややっこしいことになりそうだ。
レースの世界では、水冷もミッドシップも躊躇うことなく投入し、気合を入れたレースでは、ことごとく優勝してきてるのに、ロードカーでは商品力(2+2座)を優先して、2座のピュアスポーツカーを投入してこなかったわけなのだから(GT3とかは、所詮、派生車種なんで)。
そういう意味では、商売に長けた技術集団でもあったわけだな。
20世紀の終わりごろには、消えてなくなってもおかしくないほどの状態になりながら、高い技術力を武器に奇跡の復活を成し遂げたわけだ。
その陰で消えて行った空冷SOHCエンジン・・・。
台頭してきた、水冷DOHC高出力エンジン!。
そして、RRの911を残しながらも、ボクスター、ケイマン、カイエン、パナメーラと確実に商売になる車種を増やしてきたわけだ。
RRを手懐けた技術は、そのまま、他の車種へと波及し、高度な制御技術となって、屋台骨を支えている。
ちなみに、浮沈子の83タルガに付いている930という記号は、元々ターボ車につけられた開発番号なので、1974YMー75MYのノンターボは、社内的には901型Gシリーズ(G-Model)だったという話がそこかしこに書かれている。
(50周年 ワールドツアーリポート 第2回:第1回、第3回もあります)
http://openers.jp/car/exclusive_auto_collection/porsche/porsche_911_50th_2014_2_35637.html
まあ、どうでもいいんですが。
本当は、FRに移行して、最後のRRになるはずだった83MYのタルガが、浮沈子の手元にあるというのも何かの縁である。
エンジンこそ、930/64型の3.2リッターに換装されているが、シャシーは、鋼板厚0.75mmのSCである。
機構的には、まだまだ進化の途上にあったモデルであり、FRモデルとの並行開発の時期にあって、開発速度の停滞が見られた時期でもある。
微視的には、確かに毎年のようにブラッシュアップされていたが、空冷911の開発は、ある意味で先が見え始めていた。
RRと共に、空冷エンジンもまた宿痾であったわけで、結局、ボクスターで成功した水冷エンジンに移行することによって、病を癒したわけである。
1998年、この年を最後に、ポルシェの空冷エンジンは、歴史から姿を消した。
さて、RRという宿痾を、金儲けの手段(!?)に切り替えることに成功したP社だが、問題は、親会社のVWの方針であるダウンサイジングにどう対応していくかということだな。
水平対向4気筒エンジン+ターボを積んだボクスター・ケイマンの話は、浮かんでは消えを繰り返している。
それでなくても、P社自身が、V8エンジンのモデルに、V6+ハイブリッドというダウンサイジングを行っているのだ。
911のフラットシックスだって、いつまでも安泰とは限らない。
それどころか、いつの間にか、インホイールモーターを仕込んだ911が、「ウイーーーーン」とかいいながら、走り回るようになるかもしれない。
まあ、そんときゃ、バッテリーでもリアに積んでもらって、「911のDNA」を守ってもらうしかないんじゃない?。
(宿痾 【シュクア】)
http://kotobank.jp/word/%E5%AE%BF%E7%97%BE
「長い間治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿疾。宿病。「―に悩む」」とある。
「911というクルマに乗ると、真摯に運転せざるを得なくなる無言の切迫感が濃厚に漂ってくる。」
「それは、RRという宿痾を、技術者たちが業界に冠たる技術力で強引に押し返そうとするときに生まれる切迫感が、そのまま我々に憑依しているのかもしれない。」
「モーターファン別冊 名車アーカイブ ポルシェ911のすべて」のなかで、相変わらず、沢村慎太郎節が冴え渡る(P.11)。
「ポルシェ911は、フェラーリや日産と闘っているのではない。911は911であるということの本質と闘っているのだ。」と結ばれている。
この文章を読むためだけに、この本を買っても損はしない!(980円)。
911というクルマは、スポーツカーにとっては致命的な欠点となる、リアオーバーハングに自動車の最大の重量物であるエンジンを搭載することを、自らに課し続け、それを宿命として受け入れ、弛まぬ技術の投入で手懐けてきたのだ。
それは、まるで、人類が肥大する大脳を支えるべく直立歩行に移行し、腰痛の宿痾に耐えながらも、地上の支配者として君臨している姿と重なる。
浮沈子の腰痛については、別の原因の疑いが濃い(運動不足、内臓脂肪の蓄積、エトセ、エトセ・・・)。
まあいい。
ポルシェだって、好き好んでRRを続けてきたわけじゃない。
ポルシェ自身が、911を何度もお払い箱にしようと画策してきたわけだ。
刺客となったのは、924、928、944、968の旧世代フロントエンジンシリーズ、914、986、987、987c、981、981cと続くミッドシップシリーズ、カイエン、パナメーラの新世代フロントエンジンシリーズ・・・。
今や、絶滅危惧種となったRRスポーツである911は、お払い箱どころか、他の車種の儲けを投じてでも守り続けなければならない、ポルシェのアイコンとなった。
モーガンとか、特殊な例を除けば、マスプロダクションの車種で、同一名称、同一構成のモデルを半世紀にわたって作り続ける(アホな)メーカーは、P社以外にはない。
クラウンとか、カローラなんかとは、比較にはならない。
2+2のGTカーとはいえ、自動車の価格としては高額な商品である。極めて趣味性が高いクルマ、宝石や毛皮のコートがライバルの、高付加価値商品である。
沢村慎太郎がどう唸ろうが、最新の991型カレラに、背後霊にとり憑かれたように、必死こいて運転しなければならないような切迫感はない。
初めて試乗した時、浮沈子は、911ってこんなもんか(1千万円をかーるく超えるクルマですが)と、拍子抜けした程だ。
その運転のしやすさ、日常感こそ、P社の技術者たちの格闘の賜物なのである。
ま、皮肉なもんだなあ。
間違いなく、991カレラは、GTカーだ。ピュアスポーツではなかろう。そして、それはポルシェ自身が望んだことでもある。
そうしてみると、ポルシェは純粋なピュアスポーツたるロードカーを作ってこなかったメーカーなのかもしれない。
うーん、なんかややっこしいことになりそうだ。
レースの世界では、水冷もミッドシップも躊躇うことなく投入し、気合を入れたレースでは、ことごとく優勝してきてるのに、ロードカーでは商品力(2+2座)を優先して、2座のピュアスポーツカーを投入してこなかったわけなのだから(GT3とかは、所詮、派生車種なんで)。
そういう意味では、商売に長けた技術集団でもあったわけだな。
20世紀の終わりごろには、消えてなくなってもおかしくないほどの状態になりながら、高い技術力を武器に奇跡の復活を成し遂げたわけだ。
その陰で消えて行った空冷SOHCエンジン・・・。
台頭してきた、水冷DOHC高出力エンジン!。
そして、RRの911を残しながらも、ボクスター、ケイマン、カイエン、パナメーラと確実に商売になる車種を増やしてきたわけだ。
RRを手懐けた技術は、そのまま、他の車種へと波及し、高度な制御技術となって、屋台骨を支えている。
ちなみに、浮沈子の83タルガに付いている930という記号は、元々ターボ車につけられた開発番号なので、1974YMー75MYのノンターボは、社内的には901型Gシリーズ(G-Model)だったという話がそこかしこに書かれている。
(50周年 ワールドツアーリポート 第2回:第1回、第3回もあります)
http://openers.jp/car/exclusive_auto_collection/porsche/porsche_911_50th_2014_2_35637.html
まあ、どうでもいいんですが。
本当は、FRに移行して、最後のRRになるはずだった83MYのタルガが、浮沈子の手元にあるというのも何かの縁である。
エンジンこそ、930/64型の3.2リッターに換装されているが、シャシーは、鋼板厚0.75mmのSCである。
機構的には、まだまだ進化の途上にあったモデルであり、FRモデルとの並行開発の時期にあって、開発速度の停滞が見られた時期でもある。
微視的には、確かに毎年のようにブラッシュアップされていたが、空冷911の開発は、ある意味で先が見え始めていた。
RRと共に、空冷エンジンもまた宿痾であったわけで、結局、ボクスターで成功した水冷エンジンに移行することによって、病を癒したわけである。
1998年、この年を最後に、ポルシェの空冷エンジンは、歴史から姿を消した。
さて、RRという宿痾を、金儲けの手段(!?)に切り替えることに成功したP社だが、問題は、親会社のVWの方針であるダウンサイジングにどう対応していくかということだな。
水平対向4気筒エンジン+ターボを積んだボクスター・ケイマンの話は、浮かんでは消えを繰り返している。
それでなくても、P社自身が、V8エンジンのモデルに、V6+ハイブリッドというダウンサイジングを行っているのだ。
911のフラットシックスだって、いつまでも安泰とは限らない。
それどころか、いつの間にか、インホイールモーターを仕込んだ911が、「ウイーーーーン」とかいいながら、走り回るようになるかもしれない。
まあ、そんときゃ、バッテリーでもリアに積んでもらって、「911のDNA」を守ってもらうしかないんじゃない?。
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