レーシングポルシェの系譜(その1)64 ― 2013年11月09日 00:18
レーシングポルシェの系譜(その1)64
(もう一つのポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/19/6870684
既に、取り上げた話題であるが、911の50周年を記念して、ポルシェミュージアムが特別展を開いているらしい。
(【ポルシェ 911 50周年】古き良きレーシングポルシェたち[写真蔵])
http://response.jp/article/2013/11/06/210134.html
ウィキのページの下の方には、モータースポーツという括りで、レーシングポルシェの一覧が出ている。
(ポルシェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7
「モータースポーツ: 64 | 360 | 550 | 718 | 787 | 804 | 904 | 906 | 907 | 908 | 909 | 910 | 914-6 GT | 917 | 934 | 935 | 936 | 953 | 956 | 961 | 962 | GT1 | WSC95 | RSスパイダー」
この中に、(日本語版では)リンクが張られていないクルマが1台ある。
64である。
英語版では記事があった。
(Porsche 64)
http://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_64
(★ポルシェのルーツ ~1939年 ポルシェ タイプ64 の謎)
http://ameblo.jp/porsche356a911s/entry-11261114522.html
(Porsche64)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/05/29/6828348
すでに、このブログでも取り上げている。
エンジンはOHV4気筒水平対抗エンジンだ。
(Berlin-Rom-Wagen)
http://de.wikipedia.org/wiki/Berlin-Rom-Wagen
(Porsche oder Volkswagen? Der „Berlin-Rom-Wagen“:元記事)
http://1300ccm.de/weitersehen/berlin-rom-wagen_art69317.html
このクルマは、「VW TYPE 60K10」とも記述されることがある。
(PORSCHE TYPE 60K10)
http://strangevehicles.greyfalcon.us/Porsche.htm
第二次世界大戦の勃発の影響で、レースは見送られ、ベルリンローマレーサーといわれたポルシェ64は、幻のクルマとなった。
その特異なアルミボディは、しかし、74年を経た現在でも通用しそうな流麗なデザインである。
ポルシェの名前を関した、最初のレーシングカーとして、この車を取り上げたのだが、中身については、大したことはない。
ヒトラーが推進した国民車構想に、花を添える役割を果たしただけである。
ポルシェのレーシングカーの、真の草分けは、550の登場を待たなければならない。
(もう一つのポルシェ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/19/6870684
既に、取り上げた話題であるが、911の50周年を記念して、ポルシェミュージアムが特別展を開いているらしい。
(【ポルシェ 911 50周年】古き良きレーシングポルシェたち[写真蔵])
http://response.jp/article/2013/11/06/210134.html
ウィキのページの下の方には、モータースポーツという括りで、レーシングポルシェの一覧が出ている。
(ポルシェ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7
「モータースポーツ: 64 | 360 | 550 | 718 | 787 | 804 | 904 | 906 | 907 | 908 | 909 | 910 | 914-6 GT | 917 | 934 | 935 | 936 | 953 | 956 | 961 | 962 | GT1 | WSC95 | RSスパイダー」
この中に、(日本語版では)リンクが張られていないクルマが1台ある。
64である。
英語版では記事があった。
(Porsche 64)
http://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_64
(★ポルシェのルーツ ~1939年 ポルシェ タイプ64 の謎)
http://ameblo.jp/porsche356a911s/entry-11261114522.html
(Porsche64)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/05/29/6828348
すでに、このブログでも取り上げている。
エンジンはOHV4気筒水平対抗エンジンだ。
(Berlin-Rom-Wagen)
http://de.wikipedia.org/wiki/Berlin-Rom-Wagen
(Porsche oder Volkswagen? Der „Berlin-Rom-Wagen“:元記事)
http://1300ccm.de/weitersehen/berlin-rom-wagen_art69317.html
このクルマは、「VW TYPE 60K10」とも記述されることがある。
(PORSCHE TYPE 60K10)
http://strangevehicles.greyfalcon.us/Porsche.htm
第二次世界大戦の勃発の影響で、レースは見送られ、ベルリンローマレーサーといわれたポルシェ64は、幻のクルマとなった。
その特異なアルミボディは、しかし、74年を経た現在でも通用しそうな流麗なデザインである。
ポルシェの名前を関した、最初のレーシングカーとして、この車を取り上げたのだが、中身については、大したことはない。
ヒトラーが推進した国民車構想に、花を添える役割を果たしただけである。
ポルシェのレーシングカーの、真の草分けは、550の登場を待たなければならない。
レーシングポルシェの系譜(その2)550 ― 2013年11月09日 01:52
レーシングポルシェの系譜(その2)550
ポルシェが、本格的にレース活動に注力するのは、550からである(どうも、そうではないらしい→「レーシングポルシェの系譜(その3)閑話休題」参照:http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/09/7049266)。
(ポルシェ・550)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB550
もちろん、356を使って、プロトタイプからのレース活動は行われていたが、ドイツ製356の1号車がレカロ(当時はロイター)の工場を間借りして生産されたのは、1949年である(それ以前は、オーストリアのグミュント工場で生産された)。
後にプレAと呼ばれることになったモデルだが、どうやら、このタイプをチューンしてレース活動が行われたようだ。
(ポルシェ 356 プリAの見学)
http://carbreak.blog84.fc2.com/blog-entry-103.html
550スパイダーは、これに刺激されて作成された(というわけでもないらしい)。
「4カムユニットをミッドシップすることを前提に設計されていたが4カムユニットの開発が間に合わず、1500S用1,498cc、フラット4、110仏馬力OHVの547型エンジンを搭載し、1953年のル・マン24時間レース総合15位、クラス優勝した。」とある。
市販前に、ルマン走っちゃったんだな。
まあいい。
「太い鋼管で製作されたフレームは単体で60kg、アルミニウム製ボディーを載せ、車重は590kg。サスペンションは前がトレーリングアーム式、後がスイングアクスル式。ブレーキはドラム式。ホイールは16in、タイヤは5.00-16。最高速は220km/h、0-100km/h10秒以内。」
550といえば、ジェームズ・ディーンだな。
「550/1500RS
コーチワークをヴェンドラーが担当して1954年末から市販され最終的には100台以上が生産された。1955年、アメリカ合衆国に輸出された最初の4台のうち1台をジェームズ・ディーンが入手、1ヶ月ほどが経過した9月30日事故死したことがよく知られている。ボディーは軽量なアルミ製で、車名もその乾燥重量550kgに由来する。シャーシは鋼管梯子フレーム。」
「1953年半ばからエルンスト・フールマンが高度なチューニングを施し4カムから135仏馬力/7,200rpm、14.8kgm/5,900rpmを発揮する547/1型エンジンが搭載され、1954年ミッレミリアにて6位入賞、クラス優勝。ル・マン24時間レースクラス優勝。1955年ル・マン24時間レース総合4位、クラス優勝。ブエノスアイレス1000kmクラス優勝。ミッレミリアクラス優勝。」
小型車のレーシングモデルとしての地位を、不動のものにしていったわけだ。
「550A/1500RS
1955年末にスイングアクスルのままながらもピボット位置を低く変更され、フロントスタビライザーが追加されるなど足回りを改良し、細い鋼管フレームを使用するスペースフレームに改良されるなどで軽量化されるとともに135馬力エンジンを搭載した。電装が12Vに変更されている。燃料タンクはノーマルの80Lと耐久レース用の130Lがあった。外観上では運転席後方に渦流防止のカバーが装着されている。生産台数は37台。」
「1956年ニュルブルクリンク1000kmに4位入賞。ミッレミリアにはほとんど準備ができないままマシン1台とメカニック2人のみを送り込みウンベルト・マリオーリがドライブし総合優勝を果たした。ハードトップを備えたボディーでル・マン24時間レース総合5位、クラス優勝。」
ポルシェのレーシングカーは、しかし、何とも長閑なクルマだ。
ちなみに、1956年のルマンでは、ジャガー・Dタイプが優勝している。
(Porsche 550:ドイツ語のウィキ)
http://de.wikipedia.org/wiki/Porsche_550
スペックを見ると、最高時速は240kmとある。
83タルガよりも、速い!。
レーシングポルシェ、恐るべしだな。
(Porsche 550:英語のウィキ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_550
ジェムーズ・ディーンについての記述が多い。
画像はイラストだが、実にカッコイイというか、シンプルというか。
ボクスタースパイダーは、この550へのオマージュとして作られたといわれる。
(ボクスター スパイダー:アイデア)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/boxster/boxster-spyder/detail/
「1960年代の初頭、すでにポルシェはこれらの特性を全て備えた1台を開発しています。それは伝説の550スパイダーの後継モデルである718 RS 60スパイダーです。そのロードおよびヒルクライムで発揮した俊敏極まる走りによって、スポーツカーの歴史に新たなストーリーを書き加えました。スパイダーという名前は、純粋なロードスターを意味するとともに、受け継がれる伝統的価値を明確に示す証です。すなわち、快適性を犠牲にしてでも、純粋にパフォーマンスの向上を実現することです。」
(718 RS 60スパイダー)
http://flash.porsche.com/japan/jp/motorsportandevents/motorsport/philosophy/history/racingcars/1959-718rs60/
初めの方は、550スパイダーの記述である。
「1.5リッターエンジンを搭載した550スパイダーは、ル・マンをはじめとした伝統のレースで、大排気量とハイパワーを誇るライバルを相手に、すばらしい活躍を見せました。このレーシングカーは、ポルシェが初めて自社のレーシングカーのために開発したエンジン、タイプ547を搭載していました。排気量は1.5リッターで、シャフト駆動による4本のカムシャフトが、DOHC方式で内蔵されていました。」
「ポルシェではレースでの使用に備えて、フロアパンをスペースフレーム構造のシャシーに変更し、5速トランスミッションを装備しました。またパフォーマンスをさらに向上させるとともに、大型のドラムブレーキも装備しました。他にも数多くの改良を施すことによって、スパイダーは1950年代を通じ、排気量1,500ccまでの小型スポーツカークラスでトップの座を守り続けました。」
ここから、718 RS 60スパイダーになる。
「しかし1960年になり、スポーツカーレースに新たなレギュレーションが導入されます。これによって登場したレーシングカーが、718 RS 60スパイダーでした。4本のカムシャフトを装備した1,600ccエンジンは、160PSまでパワーアップされました。フロントウインドウは大型化され、エンジン後方のリアセクションにはレギュレーションに従ったラゲッジコンパートメントが装備されていました。このRS 60は特に耐久レースですばらしい成績を残しました。1960年に行われた第44回タルガフロリオではボニエ/ヘルマン組により、3リッターエンジンを搭載するフェラーリに6分以上の差をつけて総合優勝を飾りました。ポルシェはすでに1956年と1959年にタルガ・フローリオで総合優勝を果たしていたため、RS 60はこの優勝によってそれまでのポルシェのレーシングカーと肩を並べることとなりました。そしてポルシェは、アメリカで開かれたセブリング12時間レースにもRS 60で初出場し、その歴史に新たな1ページを加えます。このレースではオリビエ・ジャンドビアン/ハンス・ヘルマン組のRS 60が圧勝し、もう一台のRS 60で出場したホルバート/シェクター/ファウラー組も、3リッターエンジンを搭載したフェラーリ・ディーノに乗るネザカット/ラブリー組を上回り、2位でチェッカーを受けました。スイス出身のハイニ・ヴァルターは、1958年のベルへ・フォン・トリップス伯爵と1959年のエドガー・バルトの後を受け、1960・61年にRS 60でヨーロッパヒルクライム選手権に参戦。年間順位でそれぞれ3・4位に入りました。」
フェラーリに対する対抗意識むき出しの記述であるな。
まあ、どうでもいいんですが。
718については、稿を改めて書くつもりである(結構、面白そうなので)。
ボクスタースパイダーエンスーのブログは、こちら。
(PORSCHE Boxster Spyder)
http://porschewbs.exblog.jp/
また今日も、エンスージアストならではの、ピュアな記事ですな。
(ダウンヒル.......)
http://porschewbs.exblog.jp/20838040/
ポルシェのレーシングカーとして、初の本格的なクルマである550スパイダーは、フェルディナント・ポルシェが本当に作りたかったクルマではないのか。
(356.001:356試作1号車)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB356#356.001
「量産型356とは異なり、試作1号車は鋼管スペースフレームのミッドにエンジンをレイアウトした。エンジンはフォルクスワーゲン用の空冷水平対向4気筒OHV、ボアφ75×ストローク64mmで1,131cc、25馬力の369型エンジンをベースとし圧縮比を5.8から7.0に上げるなどで40HP/4,000rpm、7.0kgm/2,600rpmに出力アップを果たした。ブレーキは機械式のドラムブレーキでノンシンクロの4MTを搭載し、596kgの車体を135km/hまで加速させた。」
構成としては、確実に、このポルシェ1の延長上にある550。
その現代版として登場した、ボクスタースパイダー。
ポルシェのレーシングカーの系譜の中に、浮沈子は、MRポルシェの流れを見ているのだが、その源流は、ここにあるような気がする。
ポルシェが、本格的にレース活動に注力するのは、550からである(どうも、そうではないらしい→「レーシングポルシェの系譜(その3)閑話休題」参照:http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/09/7049266)。
(ポルシェ・550)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB550
もちろん、356を使って、プロトタイプからのレース活動は行われていたが、ドイツ製356の1号車がレカロ(当時はロイター)の工場を間借りして生産されたのは、1949年である(それ以前は、オーストリアのグミュント工場で生産された)。
後にプレAと呼ばれることになったモデルだが、どうやら、このタイプをチューンしてレース活動が行われたようだ。
(ポルシェ 356 プリAの見学)
http://carbreak.blog84.fc2.com/blog-entry-103.html
550スパイダーは、これに刺激されて作成された(というわけでもないらしい)。
「4カムユニットをミッドシップすることを前提に設計されていたが4カムユニットの開発が間に合わず、1500S用1,498cc、フラット4、110仏馬力OHVの547型エンジンを搭載し、1953年のル・マン24時間レース総合15位、クラス優勝した。」とある。
市販前に、ルマン走っちゃったんだな。
まあいい。
「太い鋼管で製作されたフレームは単体で60kg、アルミニウム製ボディーを載せ、車重は590kg。サスペンションは前がトレーリングアーム式、後がスイングアクスル式。ブレーキはドラム式。ホイールは16in、タイヤは5.00-16。最高速は220km/h、0-100km/h10秒以内。」
550といえば、ジェームズ・ディーンだな。
「550/1500RS
コーチワークをヴェンドラーが担当して1954年末から市販され最終的には100台以上が生産された。1955年、アメリカ合衆国に輸出された最初の4台のうち1台をジェームズ・ディーンが入手、1ヶ月ほどが経過した9月30日事故死したことがよく知られている。ボディーは軽量なアルミ製で、車名もその乾燥重量550kgに由来する。シャーシは鋼管梯子フレーム。」
「1953年半ばからエルンスト・フールマンが高度なチューニングを施し4カムから135仏馬力/7,200rpm、14.8kgm/5,900rpmを発揮する547/1型エンジンが搭載され、1954年ミッレミリアにて6位入賞、クラス優勝。ル・マン24時間レースクラス優勝。1955年ル・マン24時間レース総合4位、クラス優勝。ブエノスアイレス1000kmクラス優勝。ミッレミリアクラス優勝。」
小型車のレーシングモデルとしての地位を、不動のものにしていったわけだ。
「550A/1500RS
1955年末にスイングアクスルのままながらもピボット位置を低く変更され、フロントスタビライザーが追加されるなど足回りを改良し、細い鋼管フレームを使用するスペースフレームに改良されるなどで軽量化されるとともに135馬力エンジンを搭載した。電装が12Vに変更されている。燃料タンクはノーマルの80Lと耐久レース用の130Lがあった。外観上では運転席後方に渦流防止のカバーが装着されている。生産台数は37台。」
「1956年ニュルブルクリンク1000kmに4位入賞。ミッレミリアにはほとんど準備ができないままマシン1台とメカニック2人のみを送り込みウンベルト・マリオーリがドライブし総合優勝を果たした。ハードトップを備えたボディーでル・マン24時間レース総合5位、クラス優勝。」
ポルシェのレーシングカーは、しかし、何とも長閑なクルマだ。
ちなみに、1956年のルマンでは、ジャガー・Dタイプが優勝している。
(Porsche 550:ドイツ語のウィキ)
http://de.wikipedia.org/wiki/Porsche_550
スペックを見ると、最高時速は240kmとある。
83タルガよりも、速い!。
レーシングポルシェ、恐るべしだな。
(Porsche 550:英語のウィキ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Porsche_550
ジェムーズ・ディーンについての記述が多い。
画像はイラストだが、実にカッコイイというか、シンプルというか。
ボクスタースパイダーは、この550へのオマージュとして作られたといわれる。
(ボクスター スパイダー:アイデア)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/boxster/boxster-spyder/detail/
「1960年代の初頭、すでにポルシェはこれらの特性を全て備えた1台を開発しています。それは伝説の550スパイダーの後継モデルである718 RS 60スパイダーです。そのロードおよびヒルクライムで発揮した俊敏極まる走りによって、スポーツカーの歴史に新たなストーリーを書き加えました。スパイダーという名前は、純粋なロードスターを意味するとともに、受け継がれる伝統的価値を明確に示す証です。すなわち、快適性を犠牲にしてでも、純粋にパフォーマンスの向上を実現することです。」
(718 RS 60スパイダー)
http://flash.porsche.com/japan/jp/motorsportandevents/motorsport/philosophy/history/racingcars/1959-718rs60/
初めの方は、550スパイダーの記述である。
「1.5リッターエンジンを搭載した550スパイダーは、ル・マンをはじめとした伝統のレースで、大排気量とハイパワーを誇るライバルを相手に、すばらしい活躍を見せました。このレーシングカーは、ポルシェが初めて自社のレーシングカーのために開発したエンジン、タイプ547を搭載していました。排気量は1.5リッターで、シャフト駆動による4本のカムシャフトが、DOHC方式で内蔵されていました。」
「ポルシェではレースでの使用に備えて、フロアパンをスペースフレーム構造のシャシーに変更し、5速トランスミッションを装備しました。またパフォーマンスをさらに向上させるとともに、大型のドラムブレーキも装備しました。他にも数多くの改良を施すことによって、スパイダーは1950年代を通じ、排気量1,500ccまでの小型スポーツカークラスでトップの座を守り続けました。」
ここから、718 RS 60スパイダーになる。
「しかし1960年になり、スポーツカーレースに新たなレギュレーションが導入されます。これによって登場したレーシングカーが、718 RS 60スパイダーでした。4本のカムシャフトを装備した1,600ccエンジンは、160PSまでパワーアップされました。フロントウインドウは大型化され、エンジン後方のリアセクションにはレギュレーションに従ったラゲッジコンパートメントが装備されていました。このRS 60は特に耐久レースですばらしい成績を残しました。1960年に行われた第44回タルガフロリオではボニエ/ヘルマン組により、3リッターエンジンを搭載するフェラーリに6分以上の差をつけて総合優勝を飾りました。ポルシェはすでに1956年と1959年にタルガ・フローリオで総合優勝を果たしていたため、RS 60はこの優勝によってそれまでのポルシェのレーシングカーと肩を並べることとなりました。そしてポルシェは、アメリカで開かれたセブリング12時間レースにもRS 60で初出場し、その歴史に新たな1ページを加えます。このレースではオリビエ・ジャンドビアン/ハンス・ヘルマン組のRS 60が圧勝し、もう一台のRS 60で出場したホルバート/シェクター/ファウラー組も、3リッターエンジンを搭載したフェラーリ・ディーノに乗るネザカット/ラブリー組を上回り、2位でチェッカーを受けました。スイス出身のハイニ・ヴァルターは、1958年のベルへ・フォン・トリップス伯爵と1959年のエドガー・バルトの後を受け、1960・61年にRS 60でヨーロッパヒルクライム選手権に参戦。年間順位でそれぞれ3・4位に入りました。」
フェラーリに対する対抗意識むき出しの記述であるな。
まあ、どうでもいいんですが。
718については、稿を改めて書くつもりである(結構、面白そうなので)。
ボクスタースパイダーエンスーのブログは、こちら。
(PORSCHE Boxster Spyder)
http://porschewbs.exblog.jp/
また今日も、エンスージアストならではの、ピュアな記事ですな。
(ダウンヒル.......)
http://porschewbs.exblog.jp/20838040/
ポルシェのレーシングカーとして、初の本格的なクルマである550スパイダーは、フェルディナント・ポルシェが本当に作りたかったクルマではないのか。
(356.001:356試作1号車)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB356#356.001
「量産型356とは異なり、試作1号車は鋼管スペースフレームのミッドにエンジンをレイアウトした。エンジンはフォルクスワーゲン用の空冷水平対向4気筒OHV、ボアφ75×ストローク64mmで1,131cc、25馬力の369型エンジンをベースとし圧縮比を5.8から7.0に上げるなどで40HP/4,000rpm、7.0kgm/2,600rpmに出力アップを果たした。ブレーキは機械式のドラムブレーキでノンシンクロの4MTを搭載し、596kgの車体を135km/hまで加速させた。」
構成としては、確実に、このポルシェ1の延長上にある550。
その現代版として登場した、ボクスタースパイダー。
ポルシェのレーシングカーの系譜の中に、浮沈子は、MRポルシェの流れを見ているのだが、その源流は、ここにあるような気がする。
ボクスターの瑕 ― 2013年11月09日 21:46
ボクスターの瑕
「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。
それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。
痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。
悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。
それが真の調和の根底にあるものなのだ。」
ご存知、村上春樹著、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の一節(引用し過ぎ?、だって、好きなんだもん!)。
キズという言葉には、「傷」、「疵」、「瑕」、「創」などの表記がある。
「傷」は、一般的には身体のキズのこと。
「疵」は、物のキズのこと。
「瑕」は、宝石のキズ。
「創」は、刃物などで付けられた切り傷のこととある。
玉にキズとかいう時は、「瑕」を使うらしい(「玊」という一字で、玉に瑕という意味だと!)。
(「玉に瑕」という漢字を漢字一字で書くとなんて書くかわかりますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1482758444?fr=rcmd_chie_detail
法律用語では、瑕疵担保責任とかいうのがある。
(瑕疵担保責任)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%91%95%E7%96%B5#.E7.91.95.E7.96.B5.E6.8B.85.E4.BF.9D.E8.B2.AC.E4.BB.BB
(民法第570条)
http://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC570%E6%9D%A1
こういったときに用いる場合は、「通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと」などと、かなり広範に捉えられている。
まあいい。
浮沈子は、法律とかには弱いのだ。
今日は、83タルガに乗って、03ボクスターの疎開先に行く。
ボクスターにチョコッと乗って、911で帰ってこようと思っていたのだが、あることを思い出して、乗り換えてきた。
都内某ポルシェセンターに持ち込んで、点検してもらう。
幌の蓋が、1cmほど浮いてしまうのである。
オープンにして乗ることを身上としている浮沈子としては、このカッコ悪い状態を後続車に晒すわけにはいかない。
沽券に係わる!。
(沽券にかかわる)
http://gogen-allguide.com/ko/koken.html
浮沈子の品位ではなく(そんなものは、ない!?)、ボクスターの品位、値打ち、といったこころか。
しかし、収まるところに納まっていないのは、何とも気持ちが悪いので、この際、点検してもらおうというわけだな。
結論は、リアガラス周りのウェザーストリップの接着が取れかかって、捲れているために厚みが増し、リッドを押し上げてしまっているからというわけ。
綺麗に剥がしてから、修理可能かどうかを判断し、必要ならウェザーストリップを交換するという。
たぶん交換だろうな。
正規ディーラーとしての、沽券にかかわる!。
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、久々に乗ったボクスターは、実に素晴らしい。
ハンドルはビシッと直進するし、サスペンションは良く動くし、エンジンは快調で、ブレーキも申し分ない。
シートが若干気になるが、500Eの重役椅子(300Eのものと運転席だけ交換済み!)や、83タルガのレカロ(前のオーナーさんが取り替えてある)との比較なので、評価が下がるのは致し方ない。
瑕というほどのものではない。
小振りで薄い割には、長時間乗っても疲れにくく、これはこれで優れものである。
しかし、83タルガのレカロシートは、腰の辺りのホールド感が素晴らしく、腰痛持ちの浮沈子も安心して乗れるシートである。
03ボクスターは、2.7リッターの素のタイプで、ティプトロニックSとかいう変速装置で、実質4段変速である。
2速発進で5速まであるから。
品のない加速は好むところではないので、ゆっくりとアクセルを踏んでいくと、さっさと5速に入ってしまうという、エコなATである。
1人で乗っている限り、パワーに不足を感じることはない。
これで、十分であるし、これ以上の性能があっても使いこなせない。
986や996は、例のインターミディエイトシャフト問題があって、気にする人は気にするのだろうが、ポルシェジャパンの保証も付いたことだし、出来のいい水冷ポルシェが、200万円を切る価格で手に入るという時代になって、是非とも手にしていただきたいクルマになった。
(ポルシェ 911(全国)の中古車:996)
http://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s001/index.html?YMIN=1996&YMAX=2004&SORT=2
(ポルシェ ボクスター(全国)の中古車:986)
http://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s007/index.html?YMIN=1996&YMAX=2004&SORT=2
ボクスターなんか、100万円切ってます。
2.5リッターモデルは、わけありで、素人は手を出さないほうがいいなどといわれているが、そんなクルマは、たぶん走っていないかもしれないので、あまり心配しないでいいかもしれない。
中古車は、年式やタイプではなく、個々のクルマの状態で選ぶのが正解である。
リアウインドウがガラスになった2003年以降のモデルなら、冬場の出動の際に、ビニール製のウインドウを暖めたり、空手チョップをくれてやらなくてもいい。
浮沈子の03ボクスターのように、ウェザーストリップの接着が剥がれてくるときもあるだろうが、修理は可能だ(交換になるかも)。
このところ、歴代レーシングポルシェの資料を読み漁っているが、浮沈子的結論(仮説)を開陳すれば、ポルシェのDNAは、間違いなくMRである。
911フリークのパンチの嵐を覚悟しなければならないだろうが、GTカーを除く全ての競技車両がMRであること、959を除く全てのスーパーカー(高性能車)がMRであること、何といっても、ポルシェの1号車がMRであること、アウトウニオンにおいて、莫大な資金を得て自由な発想でフェルディナント・ポルシェが設計したクルマ(アウトウニオン・Pワーゲン:画像参照)が、MRであることからして、自説を曲げる気はない。
(アウトウニオン・Pワーゲン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3#.E3.82.A2.E3.82.A6.E3.83.88.E3.82.A6.E3.83.8B.E3.82.AA.E3.83.B3.E3.83.BBP.E3.83.AF.E3.83.BC.E3.82.B2.E3.83.B3
もちろん、ポルシェとて、おまんまを食っていかなければならないので、そんな高性能車やレーサーばかり作っているわけにもいかず、仕方なく、4人乗りのファミリーカー(911とか924とか)を売ってきたのだが、本当は、MRばっかりを作りたかったに違いないのだ。
しかも、可能ならば、オープンカー(スピードスター)ばっかし・・・。
まあ、殆んど仮説の域を出ないし、歴史に「もしも」はないというし、検証不可能な命題を掲げても、誰も相手にはしないだろう。
当然、ポルシェ自身が、このことを認めることは有り得ない。
ポルシェのカップカーが、ボクスターやケイマンをベースに作られたり、911なんて、ヤーメタ!とかいって、製造中止にでもしない限り・・・。
応急処置で、捲れ上がったウェザーストリップを押し込んでもらい、ピッタリと幌の蓋の閉まったボクスターに乗って(もちろん、オープン!)、陽が落ちた中を家路につく。
6時になれば、とっぷりと日は暮れて、気温も下がってくる。
シートヒーターが有り難い。
この季節こそ、オープンにして走るべきであるな。
今度の土曜日に、再度持ち込んで修理することになった03ボクスター。
今週は、手元に置いて、じっくりとMRポルシェの真髄を味わってみるとするか・・・。
「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。
それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。
痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。
悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。
それが真の調和の根底にあるものなのだ。」
ご存知、村上春樹著、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の一節(引用し過ぎ?、だって、好きなんだもん!)。
キズという言葉には、「傷」、「疵」、「瑕」、「創」などの表記がある。
「傷」は、一般的には身体のキズのこと。
「疵」は、物のキズのこと。
「瑕」は、宝石のキズ。
「創」は、刃物などで付けられた切り傷のこととある。
玉にキズとかいう時は、「瑕」を使うらしい(「玊」という一字で、玉に瑕という意味だと!)。
(「玉に瑕」という漢字を漢字一字で書くとなんて書くかわかりますか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1482758444?fr=rcmd_chie_detail
法律用語では、瑕疵担保責任とかいうのがある。
(瑕疵担保責任)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%91%95%E7%96%B5#.E7.91.95.E7.96.B5.E6.8B.85.E4.BF.9D.E8.B2.AC.E4.BB.BB
(民法第570条)
http://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC570%E6%9D%A1
こういったときに用いる場合は、「通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと」などと、かなり広範に捉えられている。
まあいい。
浮沈子は、法律とかには弱いのだ。
今日は、83タルガに乗って、03ボクスターの疎開先に行く。
ボクスターにチョコッと乗って、911で帰ってこようと思っていたのだが、あることを思い出して、乗り換えてきた。
都内某ポルシェセンターに持ち込んで、点検してもらう。
幌の蓋が、1cmほど浮いてしまうのである。
オープンにして乗ることを身上としている浮沈子としては、このカッコ悪い状態を後続車に晒すわけにはいかない。
沽券に係わる!。
(沽券にかかわる)
http://gogen-allguide.com/ko/koken.html
浮沈子の品位ではなく(そんなものは、ない!?)、ボクスターの品位、値打ち、といったこころか。
しかし、収まるところに納まっていないのは、何とも気持ちが悪いので、この際、点検してもらおうというわけだな。
結論は、リアガラス周りのウェザーストリップの接着が取れかかって、捲れているために厚みが増し、リッドを押し上げてしまっているからというわけ。
綺麗に剥がしてから、修理可能かどうかを判断し、必要ならウェザーストリップを交換するという。
たぶん交換だろうな。
正規ディーラーとしての、沽券にかかわる!。
まあ、どうでもいいんですが。
しかし、久々に乗ったボクスターは、実に素晴らしい。
ハンドルはビシッと直進するし、サスペンションは良く動くし、エンジンは快調で、ブレーキも申し分ない。
シートが若干気になるが、500Eの重役椅子(300Eのものと運転席だけ交換済み!)や、83タルガのレカロ(前のオーナーさんが取り替えてある)との比較なので、評価が下がるのは致し方ない。
瑕というほどのものではない。
小振りで薄い割には、長時間乗っても疲れにくく、これはこれで優れものである。
しかし、83タルガのレカロシートは、腰の辺りのホールド感が素晴らしく、腰痛持ちの浮沈子も安心して乗れるシートである。
03ボクスターは、2.7リッターの素のタイプで、ティプトロニックSとかいう変速装置で、実質4段変速である。
2速発進で5速まであるから。
品のない加速は好むところではないので、ゆっくりとアクセルを踏んでいくと、さっさと5速に入ってしまうという、エコなATである。
1人で乗っている限り、パワーに不足を感じることはない。
これで、十分であるし、これ以上の性能があっても使いこなせない。
986や996は、例のインターミディエイトシャフト問題があって、気にする人は気にするのだろうが、ポルシェジャパンの保証も付いたことだし、出来のいい水冷ポルシェが、200万円を切る価格で手に入るという時代になって、是非とも手にしていただきたいクルマになった。
(ポルシェ 911(全国)の中古車:996)
http://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s001/index.html?YMIN=1996&YMAX=2004&SORT=2
(ポルシェ ボクスター(全国)の中古車:986)
http://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s007/index.html?YMIN=1996&YMAX=2004&SORT=2
ボクスターなんか、100万円切ってます。
2.5リッターモデルは、わけありで、素人は手を出さないほうがいいなどといわれているが、そんなクルマは、たぶん走っていないかもしれないので、あまり心配しないでいいかもしれない。
中古車は、年式やタイプではなく、個々のクルマの状態で選ぶのが正解である。
リアウインドウがガラスになった2003年以降のモデルなら、冬場の出動の際に、ビニール製のウインドウを暖めたり、空手チョップをくれてやらなくてもいい。
浮沈子の03ボクスターのように、ウェザーストリップの接着が剥がれてくるときもあるだろうが、修理は可能だ(交換になるかも)。
このところ、歴代レーシングポルシェの資料を読み漁っているが、浮沈子的結論(仮説)を開陳すれば、ポルシェのDNAは、間違いなくMRである。
911フリークのパンチの嵐を覚悟しなければならないだろうが、GTカーを除く全ての競技車両がMRであること、959を除く全てのスーパーカー(高性能車)がMRであること、何といっても、ポルシェの1号車がMRであること、アウトウニオンにおいて、莫大な資金を得て自由な発想でフェルディナント・ポルシェが設計したクルマ(アウトウニオン・Pワーゲン:画像参照)が、MRであることからして、自説を曲げる気はない。
(アウトウニオン・Pワーゲン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3#.E3.82.A2.E3.82.A6.E3.83.88.E3.82.A6.E3.83.8B.E3.82.AA.E3.83.B3.E3.83.BBP.E3.83.AF.E3.83.BC.E3.82.B2.E3.83.B3
もちろん、ポルシェとて、おまんまを食っていかなければならないので、そんな高性能車やレーサーばかり作っているわけにもいかず、仕方なく、4人乗りのファミリーカー(911とか924とか)を売ってきたのだが、本当は、MRばっかりを作りたかったに違いないのだ。
しかも、可能ならば、オープンカー(スピードスター)ばっかし・・・。
まあ、殆んど仮説の域を出ないし、歴史に「もしも」はないというし、検証不可能な命題を掲げても、誰も相手にはしないだろう。
当然、ポルシェ自身が、このことを認めることは有り得ない。
ポルシェのカップカーが、ボクスターやケイマンをベースに作られたり、911なんて、ヤーメタ!とかいって、製造中止にでもしない限り・・・。
応急処置で、捲れ上がったウェザーストリップを押し込んでもらい、ピッタリと幌の蓋の閉まったボクスターに乗って(もちろん、オープン!)、陽が落ちた中を家路につく。
6時になれば、とっぷりと日は暮れて、気温も下がってくる。
シートヒーターが有り難い。
この季節こそ、オープンにして走るべきであるな。
今度の土曜日に、再度持ち込んで修理することになった03ボクスター。
今週は、手元に置いて、じっくりとMRポルシェの真髄を味わってみるとするか・・・。
レーシングポルシェの系譜(その3)閑話休題 ― 2013年11月09日 23:58
レーシングポルシェの系譜(その3)閑話休題
ネットを漁っていたら、こんなページを見つけた。
(PORSCHE MUSEUM Part6)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=360
元、自動車誌カー・マガジン編集長の方が書いている。
プロの目線は、やはり違うな。
パート6とあったので、1から5もリンクしとこっと!。
(PORSCHE MUSEUM Part5)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=359
(PORSCHE MUSEUM Part4)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=358
(PORSCHE MUSEUM Part3)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=357
(PORSCHE MUSEUM Part2)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=356
(PORSCHE MUSEUM Part1)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=352
順番が逆だとか、気にしない気にしない・・・。
今日は、ポルシェセンターからの帰りに、代官山蔦屋に寄って、画像の本を仕入れる。
(Typenkompass Porsche Renn-und Rennsportwagen seit 1948 ポルシェ小型事典)
http://tsite.jp/daikanyama/ec/tsutaya/212/30079/
「解説/あらすじ
小型事典シリーズ:ポルシェ
本書は、1948年から2007年までに生産されたポルシェの代表モデルを収録した小型データ資料集です。主に歴代モデルのスペックデータを表やグラフで紹介しており、他車種と比較し易い構成に仕上がった人気シリーズの四輪版です。356から997まで、コンセプト・モデルやレースカーを含め、非常に充実したラインナップです。コンパクトながら読者に分かり易い構成は、専門業者向けといえるでしょう。ただし、表記は全て独語となるため、データ以外を理解するにはそれなりの語学力が必要です。」
そう、全文ドイツ語である。
ポケット版で135ページなのに、3,780円の値付けである。
しかし、この紹介文はいかがなものか。
表題に、ちゃんとレーシングポルシェだって書いてあるのに、「ポルシェの代表モデル」とか書いちゃって!(Renn = racing)。
この中には、ナンバー付けて公道走れるモデルは、数えるほどしか出ていない。
しかも、それは公道レースの写真である!。
普通のロードモデルは、出ていないのである。
スペックデータを表やグラフで紹介、とあるが、表はともかく、グラフというのは、フォトグラフ、つまり、写真のことである。
折れ線グラフとかではないので、気をつけなければならない。
もちろん、そんな「グラフ」は、皆無である!。
まあいい。
どうせ、英文の紹介を和訳しただけなんだろう。
なお、アマゾンでは、1300円くらいで入手できる。
(Porsche. Renn- und Rennsportwagen seit 1948 [ペーパーバック])
http://www.amazon.co.jp/Porsche-Renn-Rennsportwagen-seit-1948/dp/3613027984
蔦屋はボッタクリであるな。
しかし、見本を手に取って、内容を確認して買えるので有り難い。
確認してから、アマゾンで買うのが正解だと分かった。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、この中で紹介されている最初のモデルは、これ。
(Porsche 356-1100 Alu-Coupe)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/3613027984/ref=dp_otherviews_2?ie=UTF8&img=2&s=english-books
(1951-356-1100alucoupe)
http://www.porsche.com/germany/sportandevents/motorsport/history/racingcars/50ies/1951-356-1100alucoupe/
1100というのは、どうやら排気量から来ているようだし、Aluというのは、ボディがアルミニウムだから。
(Porsche 356 1100 Coupe)
http://www.motorshout.com/car/1951_porsche_356_1100_coupe/
「Specifications
Country of Origin: Germany
Performance
Engine Name: 1.1l 8v 29Kw
Build (Body Type): Coupé
Drive: Rear Wheel Drive
Top Speed: 87 mph
Max Power: 38.9 bhp @ 4200.00 rpm
Max Torque: 51.6 ft-lb @ 2800.00 rpm
0-100kph / 0-62mph: 23.6 secs
Power to Weight Ratio: 43.7 hp/lb
Fuel Consumption: 29 mpg」
「Engine
Power Train: Internal Combustion
Valve Train: SOHC
Displacement: 1,086 cc
Aspiration: Natural
Cylinders: 4
Valves: 8
Bore: 73.50 mm
Stroke: 64.00 mm
Compression Ratio: 7:1
Fuel Source: Regular Leaded」
「Mechanical
Steering: Worm and Roller
Number of Gears: 4
Transmission: Manual
Wheels: 30D X 16
Tyres Front: 5.00/16
Tyres Rear: 5.00/16
Front Brakes: Drum
Rear Brakes: Drum
Suspension Front: Double parallel arms with torsion bar springs, telescopic dampers, anti-roll bar
Suspension Rear: Swing axles with torsion bar springs, telescopic dampers
Number of Doors: 2
Number of Seats: 2」
「Dimensions
Wheelbase: 2100.00 mm
Length: 3850.00 mm
Width: 1660.00 mm
Height: 1300.00 mm
Curb Weight: 770.00 kg
Max Weight: 0.00 kg
Max Payload: 0.00 kg
Track Front: 1290.00 mm
Track Rear: 1250.00 mm」
本の記述とは、少し異なる。
本の方は、最高速160kmとあるし、車両重量は640kgとある。
1951年のルマンに出たようなことが書いてあるが、ホントかあ?(ドイツ語で書いてあっても、ルマンは、「Le Mans」)。
(1951 24 Hours of Le Mans)
http://en.wikipedia.org/wiki/1951_24_Hours_of_Le_Mans
確かに20番手でフィニッシュしている!。
「Pos:20
Class:S 1.1
No:46
Team: Porsche KG
Drivers:Auguste Veuillet Edmond Mouche(共にフランス人)
Chassis:Porsche 356/4 SL Coupe
Engine:Porsche 1.1L Flat-4
Laps:210」
やはり、丁寧に調べないと、本当のところは分からないんだな。
どうやら、ポルシェのルマン参戦は、これが始めてであるようだ。
(ルマンを走ったポルシェ356 その13)
http://tugaruya1.exblog.jp/17567967
クラス優勝というわけだな。
しかも、翌年も356で走っている。
11位完走、クラス優勝!。
なんと、1953年の550での15位よりも、上位である。
(1952 24 Hours of Le Mans:総合11位)
http://en.wikipedia.org/wiki/1952_24_Hours_of_Le_Mans
(1953 24 Hours of Le Mans:総合15位)
http://en.wikipedia.org/wiki/1953_24_Hours_of_Le_Mans
いやはや、貴重な情報である。
すると、何かあ、RRポルシェこそ、レーシングポルシェの嚆矢であり、RRこそ、ポルシェのDNAであるということになるのかあ?。
(嚆矢:こうし:物事の初め)
http://kotobank.jp/word/%E5%9A%86%E7%9F%A2
なんだか、旗色が悪くなってきたので、今日はこの辺で退散しよう・・・。
ネットを漁っていたら、こんなページを見つけた。
(PORSCHE MUSEUM Part6)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=360
元、自動車誌カー・マガジン編集長の方が書いている。
プロの目線は、やはり違うな。
パート6とあったので、1から5もリンクしとこっと!。
(PORSCHE MUSEUM Part5)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=359
(PORSCHE MUSEUM Part4)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=358
(PORSCHE MUSEUM Part3)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=357
(PORSCHE MUSEUM Part2)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=356
(PORSCHE MUSEUM Part1)
http://motorpress.jugem.jp/?eid=352
順番が逆だとか、気にしない気にしない・・・。
今日は、ポルシェセンターからの帰りに、代官山蔦屋に寄って、画像の本を仕入れる。
(Typenkompass Porsche Renn-und Rennsportwagen seit 1948 ポルシェ小型事典)
http://tsite.jp/daikanyama/ec/tsutaya/212/30079/
「解説/あらすじ
小型事典シリーズ:ポルシェ
本書は、1948年から2007年までに生産されたポルシェの代表モデルを収録した小型データ資料集です。主に歴代モデルのスペックデータを表やグラフで紹介しており、他車種と比較し易い構成に仕上がった人気シリーズの四輪版です。356から997まで、コンセプト・モデルやレースカーを含め、非常に充実したラインナップです。コンパクトながら読者に分かり易い構成は、専門業者向けといえるでしょう。ただし、表記は全て独語となるため、データ以外を理解するにはそれなりの語学力が必要です。」
そう、全文ドイツ語である。
ポケット版で135ページなのに、3,780円の値付けである。
しかし、この紹介文はいかがなものか。
表題に、ちゃんとレーシングポルシェだって書いてあるのに、「ポルシェの代表モデル」とか書いちゃって!(Renn = racing)。
この中には、ナンバー付けて公道走れるモデルは、数えるほどしか出ていない。
しかも、それは公道レースの写真である!。
普通のロードモデルは、出ていないのである。
スペックデータを表やグラフで紹介、とあるが、表はともかく、グラフというのは、フォトグラフ、つまり、写真のことである。
折れ線グラフとかではないので、気をつけなければならない。
もちろん、そんな「グラフ」は、皆無である!。
まあいい。
どうせ、英文の紹介を和訳しただけなんだろう。
なお、アマゾンでは、1300円くらいで入手できる。
(Porsche. Renn- und Rennsportwagen seit 1948 [ペーパーバック])
http://www.amazon.co.jp/Porsche-Renn-Rennsportwagen-seit-1948/dp/3613027984
蔦屋はボッタクリであるな。
しかし、見本を手に取って、内容を確認して買えるので有り難い。
確認してから、アマゾンで買うのが正解だと分かった。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、この中で紹介されている最初のモデルは、これ。
(Porsche 356-1100 Alu-Coupe)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/3613027984/ref=dp_otherviews_2?ie=UTF8&img=2&s=english-books
(1951-356-1100alucoupe)
http://www.porsche.com/germany/sportandevents/motorsport/history/racingcars/50ies/1951-356-1100alucoupe/
1100というのは、どうやら排気量から来ているようだし、Aluというのは、ボディがアルミニウムだから。
(Porsche 356 1100 Coupe)
http://www.motorshout.com/car/1951_porsche_356_1100_coupe/
「Specifications
Country of Origin: Germany
Performance
Engine Name: 1.1l 8v 29Kw
Build (Body Type): Coupé
Drive: Rear Wheel Drive
Top Speed: 87 mph
Max Power: 38.9 bhp @ 4200.00 rpm
Max Torque: 51.6 ft-lb @ 2800.00 rpm
0-100kph / 0-62mph: 23.6 secs
Power to Weight Ratio: 43.7 hp/lb
Fuel Consumption: 29 mpg」
「Engine
Power Train: Internal Combustion
Valve Train: SOHC
Displacement: 1,086 cc
Aspiration: Natural
Cylinders: 4
Valves: 8
Bore: 73.50 mm
Stroke: 64.00 mm
Compression Ratio: 7:1
Fuel Source: Regular Leaded」
「Mechanical
Steering: Worm and Roller
Number of Gears: 4
Transmission: Manual
Wheels: 30D X 16
Tyres Front: 5.00/16
Tyres Rear: 5.00/16
Front Brakes: Drum
Rear Brakes: Drum
Suspension Front: Double parallel arms with torsion bar springs, telescopic dampers, anti-roll bar
Suspension Rear: Swing axles with torsion bar springs, telescopic dampers
Number of Doors: 2
Number of Seats: 2」
「Dimensions
Wheelbase: 2100.00 mm
Length: 3850.00 mm
Width: 1660.00 mm
Height: 1300.00 mm
Curb Weight: 770.00 kg
Max Weight: 0.00 kg
Max Payload: 0.00 kg
Track Front: 1290.00 mm
Track Rear: 1250.00 mm」
本の記述とは、少し異なる。
本の方は、最高速160kmとあるし、車両重量は640kgとある。
1951年のルマンに出たようなことが書いてあるが、ホントかあ?(ドイツ語で書いてあっても、ルマンは、「Le Mans」)。
(1951 24 Hours of Le Mans)
http://en.wikipedia.org/wiki/1951_24_Hours_of_Le_Mans
確かに20番手でフィニッシュしている!。
「Pos:20
Class:S 1.1
No:46
Team: Porsche KG
Drivers:Auguste Veuillet Edmond Mouche(共にフランス人)
Chassis:Porsche 356/4 SL Coupe
Engine:Porsche 1.1L Flat-4
Laps:210」
やはり、丁寧に調べないと、本当のところは分からないんだな。
どうやら、ポルシェのルマン参戦は、これが始めてであるようだ。
(ルマンを走ったポルシェ356 その13)
http://tugaruya1.exblog.jp/17567967
クラス優勝というわけだな。
しかも、翌年も356で走っている。
11位完走、クラス優勝!。
なんと、1953年の550での15位よりも、上位である。
(1952 24 Hours of Le Mans:総合11位)
http://en.wikipedia.org/wiki/1952_24_Hours_of_Le_Mans
(1953 24 Hours of Le Mans:総合15位)
http://en.wikipedia.org/wiki/1953_24_Hours_of_Le_Mans
いやはや、貴重な情報である。
すると、何かあ、RRポルシェこそ、レーシングポルシェの嚆矢であり、RRこそ、ポルシェのDNAであるということになるのかあ?。
(嚆矢:こうし:物事の初め)
http://kotobank.jp/word/%E5%9A%86%E7%9F%A2
なんだか、旗色が悪くなってきたので、今日はこの辺で退散しよう・・・。
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