午前零時5読了2013年11月18日 19:50

午前零時5読了
午前零時5読了


今までの、午前零時の自動車評論の中で、沢村慎太郎が書ききれていなかったクルマ(ポルシェだな)について、あるいは、電制(電子制御)について、思うところを忌憚なく語っている。

浮沈子的には、こういう切り口の方が分かりやすい。

フェラーリに対する「愛」も、良く分かる。

人間側(ドライバー側)で何とかできるものならば、多少クルマの出来に難があっても、なんとかしてやろう、というわけである(痘痕も笑窪・・・)。

そして、柔らかいバネに調整可能な「電制」ダンパーを組み込んだアシを、けちょんけちょんにけなす。

電子制御サスペンションは、まだ過渡期なのだ。

氏は、1000分の1秒を感知する人間の感性を騙すことは出来ないというが、百万分の1秒、いや、将来は、GPSやカメラと連動した完全予測制御によって、遅延なしの制御も可能となるだろう。

ダンパーだけでは気に食わないというなら、バネ定数を可変にしたスプリングだって、開発可能だろうし、コストさえ折り合えば、あるときはF1レーサー、またあるときは魔法の絨毯、しかしてその正体は、フル電制サスペンションというクルマだって、登場するに違いない(需要があれば)。

また、センサーの劣化や、クルマのネットワーク配線の劣化によるハードウェアの故障が、長くクルマに乗り続ける上での障害だというが、今後、データバスの標準化(無線だな)や、デバイスとのインターフェースの標準化が進めば、逆に、それさえ換えればいつまでも乗り続けることが可能になるかもしれない。

要は、市場が求める方向(メーカーではなく)に変化するということだな。

売値100万の車を、100万のモーテックで甦らせるという選択はないかもしれないが、売値1500万の500Eが、100万で、乗り続けられれば、安いものである。

V12気筒を扱った記事は、資料のインデックスとして読むと有用だが、なぜ、V12が王者なのか、いま一つピンと来ない。

浮沈子は、フェラーリ400ⅰ(もちろん、中古!)を検討したことがあったが、縁がなかった(円もなかったし・・・)。

フェラーリの形(その2)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/10/19/6607029

今日の検索では、400や400ⅰはなくて、412が4台出ていた。

(フェラーリ412での検索)
http://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=FE_S019&NINTEI=&CSHOSHO=

まあ、その代わりに83タルガが我が家に来たのだが。

シリンダーの数は、半分である。

まあいい。

少なくとも、フェラーリのV12(660馬力・6.3リッターとあるので、たぶんFF)については、回しきると脳内麻薬が横溢すると書かれていた。

それだけなのかあ?。

それだけで、王様なのかあ??。

理屈ではないというので、これ以上は仕方ない。

最後の章は、ポルシェがアウディになりつつあるという、サスガに自動車評論家の目は鋭いと思わざるを得ない記事がある。

まあ、同じVWグループなので、仕方ないといえばそういうことになるが、これは、紛れもなく進化である。

意のままになる電制ポルシェこそ、21世紀のポルシェ、誰でも速く走ることができるポルシェ、腕前とか、経験値に寄らない、万能のアシ、そして、完全自動運転スポーツカー(レーシングカーでもいいですが)への、第一歩なのである。

そういうのじゃ脳内麻薬の出が足りない方は、他のレジャー(ダイビングかあ?)を探していただくしかなくなる時代は、もう、そこまで来ているのかもしれない。

フェラーリと、ランボルギーニが、12気筒から撤退し、V8ターボに落ち着くのは、時間の問題だろう。

タイムラグについては、ハイブリッドでカバーするさ!。

既に、ラフェラーリでは導入済みである。

フェラーリといえば、カリフォルニアの記事も面白かった。

何だかんだいって、氏は、フェラーリが好きなのだと分かる。

いい悪いではなく、好きなんだな。

これは、個人の嗜好なので、とやかくはいえない。

浮沈子は、ポルシェ好きなのではなく、ポルシェのクルマの中で、試乗したり、所有しているクルマが好きなのだが、フェラーリ好き(ティフォシ)は、ビョーキなのである。

恋の病につける薬はない。

だからこそ、読む者に訴えかける確かな記事が書けるのだろう。

人の心に響くのは、巧みな言葉などではなく、抑えきれない心の叫びなのだ。

しかし、BMWまでがRRを作っていたとは知らなかったな。

(BMW・700)
http://ja.wikipedia.org/wiki/BMW%E3%83%BB700

なんか、日野コンテッサに似てないか(グリルレスなデザインとか)?。

(日野・コンテッサ:特に1300系:こちらもRR)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%87%8E%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%B5

なんともいえないな。

しかし、最近、RRのクセに、前方に熱交換器をたくさん配置して、ボコボコと穴が大きくなりだした911系ポルシェ(ボクスター、ケイマン含む)と比べると、両車とも、非常にスッキリしたフロントデザインである。

911も、初代は、そんなにボコボコではない。

(マグナス・ウォーカーのページ)
http://magnuswalker911.blogspot.jp/p/65-911-porsche.html

今の、991は、こんなだあ!。

(911カレラ・エクスペリエンス)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/gallery/#

まあ、どうでもいいんですが。

とにかく、BMWのリアエンジン車というだけで、浮沈子の心には、ポッと灯が点ったのだった。

さて、フォルクスワーゲンのUP!(以下、アップ)がいいという記事もあったので、早速試乗に出かけた。

アップなんて、なんでワケワカの名前にしたのか?。

営業のおねえさんが、教えてくれたのは、先代のLupo(ルポ)の真ん中の2文字を取ったのだという(ホントかよ?)。

(フォルクスワーゲン・up!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BBup!

「位置づけはフォルクスワーゲン・フォックスの後継モデルとなるが、日本を含めて導入されていない国ではフォルクスワーゲン・ルポの後継モデルとなる。」

ホントかどうかは、怪しい。

(「up!の前モデルである「Lupo(ラテン語で狼)」より、真ん中の2文字を取った言葉遊びから。」と書いてあるディーラーのページ)
http://www.vw-dealer.jp/blog/sapporo_minami/2013/01/origin-of-the-name-2.html

しかし、ブラジルを含む中南米とヨーロッパでは、フォックスというのが前モデルであるらしい。

(フォルクスワーゲン・フォックス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

「欧州や中南米では「ルポ」から「フォックス」にバトンタッチされている。ただし、メキシコでは「フォックス」も「ルポ」の名で販売されている。」

(フォルクスワーゲン・ルポ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%9D

(VW up!:ドイツ語)
http://de.wikipedia.org/wiki/VW_up!

原産国ドイツ(チェコかあ?)では、フォックスの後継という位置付けである。

(Volkswagen up!:世界で一番難しい(?)チェコ語)
http://cs.wikipedia.org/wiki/Volkswagen_up!

下の方の年表では、ここでも、ルポ→フォックス→アップとなっている。

まあ、この辺は、メーカーの言い分を素直に聞くしかない。

初期のコンセプトモデルはRRだったようだ。

(Volkswagen UP! concept)
http://www.vwvortex.com/artman/publish/vortex_news/article_2052.shtml

「Its engine – conceivable here are all facets of technology that can be sensibly applied – will run in the rear.」とある。

そのまま出せば、浮沈子の唱えるRR新時代説の、有力な証拠となったものを・・・。

さて、肝心の試乗であるが、敢えて、2ドアのムーブアップに乗る。

この手のクルマの出来を見るは、最廉価版に乗るのがよろしい。

しかも、VWは、安全装備については、全グレード同一で標準装備されるから、実際の選択においても間違いはない(オ-トクルーズは、ムーブアップにはオプションでも付かない)。

ドイツ本国では、ちょうど日本の軽自動車のような位置付けらしく、郊外で売れまくっているそうだ(向こうも景気悪そうだし・・・)。

軽自動車を輸出したら、きっと、もっと売れるに違いない。

走り出して驚くのは、その静けさだ。

リッターカーとは思えない、スムーズな走りである。

ちょうど、昔の1.5リッタークラスと思えばいい。

町乗りだけなら、これで十分である。

高級車を求めるのでなければ、これは、第一選択かもしれない。

ASGとかいうシングルクラッチ自動変速装置の出来も、浮沈子的レベルでは、全く問題ない。

営業さんの話では、今回乗った2014年モデルから、かなり良くなったそうで、是非とも新車でお買い求めください、という感じである(まあ、そう言うだろうな)。

中古車といっても、販売展示車くらいしか出ていないが、この価格なら、新車で買って、長く乗ったほうが得であろう。

なんといっても、149万円である。乗り出し価格は、おそらく、170万円くらいだろうが、オンリーワンのクルマとしても、十分である。

この手のクルマは、維持費の安さも魅力だ。

燃費は、街中でもリッター18km、高速では、24kmまで伸びることがあるという(営業さん:談)。

500Eの3倍である!!!。

平均20kmとして、35リッターのタンクで700km走ることになるな(スゲーッ!)。

リアのトランクの容量も、かなりある。

やっぱ、この下にエンジン積んでRRにすべきだったろうな。

2ドアでも、十分使い勝手はいいだろう。

例によって、浮沈子は買わない。

燃費が良くても、コストパフォーマンスが高くても、かっちりとした乗り心地だけで、さすがドイツ車だと太鼓判を押しても、このクルマを買うことはない(RRなら、買ったかも!)。

床まで踏んでも、きっとお縄になることができないだろうエンジンや、14インチホイール(ハイアップは、15インチ)のタイヤがそれなりだから、峠を攻めることなど考えられないクルマだから、などという理由ではない(まあ、それもあるんですが)。

クルマに求めているものの違い、必要不可欠な要素の欠如、それだけである。

ドライビングプレジャー、走る、曲がる、止まるという、運動性について、「快」を与えるかどうかが、浮沈子が、自身所有するクルマを選ぶ基準だから。

昔からそうであったわけでは、もちろんない。

全ては、ベンツ(300E)のせいである。

あのクルマに乗って以来、もう、普通の道には戻れなくなった。

走って楽しくなければ、(自分が乗る)クルマではないと思うようになった。

今後、何年クルマに乗れるか分からないが、脳内麻薬を溢れさせないクルマを所有することはないだろう。

残念ながら、(まあ、当たり前だが)アップには、その要素はなかった。

それでも、十分過ぎるほど出来のいいクルマだと思う。

久々に、いい感じの試乗だった。

(フォルクスワーゲン up!(アップ) 試乗レポート/西川淳 (1/3):オマケ)
http://autoc-one.jp/volkswagen/report-891153/

「日本のコンパクトカーはすべて「up!」のパフォーマンスに及ばない」とある。

2011年の記事だから、今ならあるのかも知れない。

ただ、いつまでもそれでは困るな。