りゅうちゃん ― 2013年11月29日 13:37
りゅうちゃん
陸幕別班について、気になってしょうがない。
今朝の琉球新報の社説にも掲載された。
(陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215942-storytopic-11.html
(琉球新報)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89%E7%90%83%E6%96%B0%E5%A0%B1
(りゅうちゃん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
「口癖は「りゅう」。同僚との会話(テレビコマーシャル以外での場では直に声を発したことはない)やブログでの言葉尻に「りゅう」をつけるのがお約束となっている。次第に「りゅう」「りゅ」「りゅー」とバラエティに溢れた語尾から「ありゅがとう」といった、オリジナル「りゅう語」の開発にも日々余念がない。」とある。
浮沈子は、周りに「ゆるきゃら」オタクがいるので、この手の話題があると、少しだけ「気になりゅ!」。
まあ、どうでもいいんですが。
「本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。」とあるので、社説については、読んでいただくしかない。
浮沈子が驚いたのは、共同通信の取材が、5年半に渡ると書かれていることである。
「5年半にわたる共同通信の取材に対し、陸自トップの陸上幕僚長経験者ら複数の関係者が証言した。」
このくらいの引用なら、許してもらえるんじゃなかろうか。
「別班を放置すれば、国民のあずかり知らぬところで情報を独占し暗躍する“闇の権力”を認めることになる。容認できるはずがない。」
「安倍政権が成立に血まなこになる特定秘密保護法案では、別班のような存在は永久に闇に葬られかねず、共同通信の記者や証言した防衛省関係者は罪に問われかねない。別班の存在は、秘密保護法の危険性や欠陥も浮き彫りにした。独裁的な強権政治への扉を開きつつあるとの警鐘と受け止めたい。」
浮沈子は、この件は特定秘密保護法案と関連付けるのは筋違いだと感じている。
そりゃあ、当然、特定秘密に相当すると思われるが、存在そのものが秘匿される場合は、例によって、グローマー拒否(存在応答拒否)とか使えばいいわけだし、「そんな組織はありません!」という回答も、いかがなものか(もしあったら、ウソツキである!)。
まあ、国会での発言は、宣誓証言ではないので、偽証罪になることはない(ウソも方便)。
もっとも、公式の組織はないが、組織的な実体はあるということだって十分考えられる(個人が勝手にやっている訳はない!)。
活動内容とかは、べらべら喋るようなことじゃないし、お答えできない、ということでいいんじゃないか。
懲役10年になったところで、おそらく情報をリークしている人々は90歳とかだから、痛くも痒くもないだろう。
取材中の5年半で、鬼籍に入った方もいるに違いない。
だいたい、国家公務員法(自衛隊だからちがうのか?)でも、公務員の守秘義務というのはあるだろうから、違法行為ではあるわけだし。
(陸上幕僚長)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E5%B9%95%E5%83%9A%E9%95%B7
この人たちは、組織の有無や、活動内容の詳細はともかく、情報は上がってくるわけだから、必要に応じて大臣に助言したりすることは出来る(出所は知らないので、別班からの情報だけを知らせないというわけにもいかない)。
闇の権力とかは、あまり関係ないんじゃないか。
また、米国CIA長官が、政治家のスキャンダル情報を持っているから、闇の権力だというなら、日本の警察だって、合法的に盗聴できるわけだから、そんな話はどこにでもあるだろう。
別に、特定秘密保護法案に、改めて危険性や欠陥が指摘されるような話ではないと思うんだが。
歴代の陸上幕僚長のリンクを辿ってみて、殆んどの方が高齢まで存命していたことに驚いた。
「代:氏名:在任期間:没年等:年齢
1 林敬三 1950.10.9 - 1954.6.30 1991年11月12日 84
1 筒井竹雄 1954.7.1 - 1957.8.2 1968年9月15日 66
2 杉山茂 1957.8.2 - 1960.3.11 1982年1月29日 79
3 杉田一次 1960.3.11 - 1962.3.12 1993年4月12日 89
4 大森寛 1962.3.12 - 1965.1.15 2002年6月18日 94
5 天野良英 1965.1.16 - 1966.4.29 2001年3月3日 91
6 吉江誠一 1966.4.30 - 1968.3.14 2000年5月17日 96
7 山田正雄 1968.3.14 - 1970.7.1 2006年2月8日 93
8 衣笠駿雄 1970.7.1 - 1971.6.30 2007年2月11日 91
9 中村龍平 1971.7.1 - 1973.1.31 2008年3月29日 91
10 曲壽郎 1973.2.1 - 1974.7.1 2012年12月12日 95
11 三好秀男 1974.7.1 - 1976.10.15 不明
12 栗栖弘臣 1976.10.15 - 1977.10.19 2004年7月19日 84
13 高品武彦 1977.10.20 - 1978.7.27 2004年12月18日 83
14 永野茂門 1978.7.28 - 1980.2.12 2010年1月4日 87
15 鈴木敏通 1980.2.12 - 1981.6.1 2008年3月15日 84
16 村井澄夫 1981.6.1 - 1983.3.15 ー 88
17 渡部敬太郎 1983.3.16 - 1984.6.30 1997年11月26日 70
18 中村守雄 1984.7.1 - 1986.3.17 不明
19 石井政雄 1986.3.17 - 1987.12.10 2007年5月9日 76
20 寺島泰三 1987.12.11 - 1990.3.15 ー 80
21 志摩篤 1990.3.16 - 1992.3.16 ー 79
22 西元徹也 1992.3.16 - 1993.6.30 ー 77
23 冨澤暉 1993.7.1 - 1995.6.30 ー 75
24 渡邊信利 1995.6.30 - 1997.7.1 ー 74
25 藤縄祐爾 1997.7.1 - 1999.3.30 - 72
26 磯島恒夫 1999.3.31 - 2001.1.11 - 72
27 中谷正寛 2001.1.11 - 2002.12.2 - 70
28 先崎一 2002.12.2 - 2004.8.29 - 69
29 森勉 2004.8.30 - 2007.3.28 ー 66
30 折木良一 2007.3.28 - 2009.3.23 - 63
31 火箱芳文 2009.3.24 - 2011.8.5 ー 62
32 君塚栄治 2011.8.5 - 2013.8.26 ー 61
33 岩田清文 2013.8.27 -(現職) - 56」
中には60代、70代で亡くなられた方もいるが、90代が最も多い。
当時の平均余命を考えると、相当な長寿である。
若い頃からからだを鍛え、健康を維持し、国家のために身命を賭して尽くす日常を送られているわけで、テクニカルダイバーみたいなもんだな。
第11代の三好秀男は、「1976年9月に発生したベレンコ中尉亡命事件の対処に当たるが、同事件に関する記録破棄の政府方針に反対して辞任した。」とある。
また、第18代の中村守雄は、「1986年3月、「落ちこぼれが自衛隊に来る」と週刊誌上で発言した増岡鼎東部方面総監に対する指揮監督の責任を取り、陸上幕僚長を辞任した。」とある。
政府方針に盾突いたり、部下の不祥事の責任を取って辞任したりすると、ウィキには生まれ年さえ載せてもらえないようだな。
そうか、ベレンコ中尉の記録は、60年経っても見られないんだな。
(ベレンコ中尉亡命事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3%E4%B8%AD%E5%B0%89%E4%BA%A1%E5%91%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「当事件の調査のためチュグエフカ空軍基地を訪れた委員会は、現地の生活条件の劣悪さに驚愕し、直ちに5階建ての官舎、学校、幼稚園などを建設することが決定された。この事件は、極東地域を始めとする国境部の空軍基地に駐屯しているパイロットの待遇改善の契機ともなった。」
ベレンコ中尉は、勲章くらい貰ってもいいんじゃね?。
「『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 - 単行本20巻収録のエピソード「真夜中のパイロット!」は、ソ連の少佐がMiG-25戦闘機で亀有公園前派出所に不時着し、日本への亡命を希望するものの、「日本はあなたが思っているほど自由な国じゃない」と言う麗子の助言により、結局はソ連へと帰っていくという内容。」
うーん、警察官が、そんなこといっていいのかね、麗子くん?。
ウィキには、機体がその後どうなったかは記されていないが、リンク先の防衛白書には、記事があった。
(第4章 ミグ25事件)
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_04.html
「昭和51年9月6日,ソ連の最新鋭ジェット戦闘機であるミグ25が突如として日本の領空を侵犯し,函館空港に強行着陸した。その後防衛庁は,領空侵犯,強行着陸の背景状況解明のため機体を調査し,11月14日ソ連側に引き渡しを行った。」
「9月28日
○ ソ連外務省は「ベレンコの妻と母」の記者会見を行い,モスクワ放送で海外と国内に向け報道した。
9月29日
○ 小坂・グロムイコ会談がニューヨークの国連ソ連代表部で行われた。この会談において小坂外相は,近く機体をソ連側に返還する用意がある旨を伝達した。
10月2日
○ 外務省は,ソ連側に対し,10月15日以降機体をソ連側に引き渡す用意があることを伝えた。
10月4日
○ ミグ25返還のため,百里基地において機体の解体・梱包作業を開始した。
10月9日
○ ソ連側から外務省に対し,機体を引き取ることについて回答があった。じ後機体の引き渡しに関する技術的な事項等について,日本側とソ連側の折衝が進められた。
11月12日
○ 百里基地から茨城県日立港へ梱包された機体を移送した。じ後ソ連側による機体の確認作業が行われた。
11月14日
○ 機体の確認作業が終了し,ソ連側に機体を引き渡した。
11月15日
○ ミグ25を積載したソ連貨物船タイゴノス号は日立港を出港しソ連へ向った。」
エーッ!、返しちゃったんですかあ?。
せっかく、ミリオタが、泣いて喜ぶフィギュアが手に入ったというのにーい!(Migー25は、フィギュアではありません)。
まあいい。
「機体検査のためにMiG-25を分解し、アメリカ空軍のロッキードC-5Aギャラクシー大型輸送機に搭載して百里基地(茨城県)に移送した。機体には「函館の皆さんさようなら、大変ご迷惑をかけました」と書かれた横断幕が掲げてあった。」
ほのぼのとする光景だが、その横断幕だって、国民の税金でしょう?。
三好陸幕長は、職を賭して情報の破棄に抗議したとあるが、浮沈子は、文民統制の建前はともかく、情報の保全に命を賭ける軍人としては、当然の行為であると考える。
「なお、MiG-25の着陸後に空港の航空管制官が自衛隊にミグの着陸を通報したものの警察に電話するように言われ、警察に電話したところ今度は自衛隊に連絡するように言われてしまう。これを受けて航空管制官がとにかく早く来るように警察に伝えたところ、ようやく午後2時10分頃に北海道警察が到着した。その後函館空港周辺は、北海道警察によって完全封鎖された。領空侵犯は防衛に関わる事項であるが、空港に着陸した場合は警察の管轄に移るという主張から警察によって封鎖された現場から、陸上自衛隊員は管轄権を盾に締め出された。」
うーん、まあ、そういうことになるのかもしれないが、結局、警察じゃあ何も出来ないわけだし。
「実際に、函館駐屯地で開催予定だった駐屯地祭りの展示用として用意されていた61式戦車、35mm2連装高射機関砲 L-90が基地内に搬入され、ソ連軍来襲時には戦車を先頭に完全武装の陸上自衛隊員200人が函館空港に突入、防衛戦闘を行う準備がされていた。海上自衛隊は大湊地方隊を主力に3隻を日本海側、2隻を太平洋側に配置して警戒に当たり、函館基地隊の掃海艇は函館港一帯の警戒、余市防備隊の魚雷艇は函館空港付近の警備に当たった。同時に大湊海軍航空隊のヘリコプターは常時津軽海峡上空で警戒飛行に当たり、上空にはF-4EJが24時間哨戒飛行を実施した。」
「この際、海上自衛隊の竜飛警備所内に、陸上自衛隊東北方面隊の対戦車隊が集結し、64式対戦車誘導弾と106ミリ対戦車無反動砲を用意して、ソ連艦艇が強行侵入した場合の迎撃担当として待機していた。」
ね、警察じゃあ、こういうことはできんわけよ(進入を許しちゃった後の、過剰反応ではあるけれど)。
しかし、駐屯地祭りに61式戦車と共に、サプライズ展示する方が、良かったような気もするんだが・・・(千客万来、満員御礼)。
「ベレンコの亡命理由については諸説挙げられている。ベレンコが元々CIAの協力者だったとも言われるが、証拠は無い。理由として「待遇の悪さと、それに伴う妻との不和による衝動的なもの」という説が有力である」
妻との不和かあ・・・。
それで、戦闘機で家出したわけかあ・・・。
ホントかあ?。
「亡命後にアメリカ人の女性と結婚、二児をもうけたが離婚した。冷戦が終結しソ連が崩壊した後の1995年にモスクワを訪れている。2010年現在、アイダホ州で航空イベント会社のコンサルタントをしている。」とある。
(ヴィクトル・ベレンコ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3
話はそれたが、陸幕長の多くは存命だし、別班の方の多くもいると思われるので、今後もボロボロと話が出てくるかもしれない。
(社説[陸自が独断情報活動]秘密は やはり暴走する:沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57844
「元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、深刻な外交問題を引き起こす危険があると指摘し、「日本のインテリジェンス(情報活動)の恥」と批判した。」とある。
まあ、外務省は火消しに大変なことになるだろうな。
(自衛隊秘諜「別班」 日相防相不知情?:自由時報で報道)
http://www.libertytimes.com.tw/2013/new/nov/29/today-int5.htm?Slots=BIntMore
(自由時報:台湾の新聞)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%99%82%E5%A0%B1
(日媒曝光自衛隊搜集中朝情報秘密部隊 首相不知其存在:新華社)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/mil/2013-11/29/c_125778952.htm
一方、こんな記事もある。
(安倍晋三首相は、日本版NSC法、特定秘密保護法制定の次は、スパイ養成と日本版CIA設置が急務となる)
http://blogos.com/article/74751/
なんか、怪しげだが、軍事組織が勝手に諜報活動とかしていいということではなかろう?。
依然として、全国紙の沈黙は続いている。
日本共産党機関紙まで見たが、取り上げる気配すらない。
何かが起こっているか、何も起こっていないかのどちらかであるが、後者の方が不安ではある。
やっぱ、米国に、極秘裏に送り込んだスパイのことがバレたらヤバイってことなのかあ?。
そこんところが、「気になりゅ!」(りゅうちゃん)。
陸幕別班について、気になってしょうがない。
今朝の琉球新報の社説にも掲載された。
(陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215942-storytopic-11.html
(琉球新報)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89%E7%90%83%E6%96%B0%E5%A0%B1
(りゅうちゃん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
「口癖は「りゅう」。同僚との会話(テレビコマーシャル以外での場では直に声を発したことはない)やブログでの言葉尻に「りゅう」をつけるのがお約束となっている。次第に「りゅう」「りゅ」「りゅー」とバラエティに溢れた語尾から「ありゅがとう」といった、オリジナル「りゅう語」の開発にも日々余念がない。」とある。
浮沈子は、周りに「ゆるきゃら」オタクがいるので、この手の話題があると、少しだけ「気になりゅ!」。
まあ、どうでもいいんですが。
「本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。」とあるので、社説については、読んでいただくしかない。
浮沈子が驚いたのは、共同通信の取材が、5年半に渡ると書かれていることである。
「5年半にわたる共同通信の取材に対し、陸自トップの陸上幕僚長経験者ら複数の関係者が証言した。」
このくらいの引用なら、許してもらえるんじゃなかろうか。
「別班を放置すれば、国民のあずかり知らぬところで情報を独占し暗躍する“闇の権力”を認めることになる。容認できるはずがない。」
「安倍政権が成立に血まなこになる特定秘密保護法案では、別班のような存在は永久に闇に葬られかねず、共同通信の記者や証言した防衛省関係者は罪に問われかねない。別班の存在は、秘密保護法の危険性や欠陥も浮き彫りにした。独裁的な強権政治への扉を開きつつあるとの警鐘と受け止めたい。」
浮沈子は、この件は特定秘密保護法案と関連付けるのは筋違いだと感じている。
そりゃあ、当然、特定秘密に相当すると思われるが、存在そのものが秘匿される場合は、例によって、グローマー拒否(存在応答拒否)とか使えばいいわけだし、「そんな組織はありません!」という回答も、いかがなものか(もしあったら、ウソツキである!)。
まあ、国会での発言は、宣誓証言ではないので、偽証罪になることはない(ウソも方便)。
もっとも、公式の組織はないが、組織的な実体はあるということだって十分考えられる(個人が勝手にやっている訳はない!)。
活動内容とかは、べらべら喋るようなことじゃないし、お答えできない、ということでいいんじゃないか。
懲役10年になったところで、おそらく情報をリークしている人々は90歳とかだから、痛くも痒くもないだろう。
取材中の5年半で、鬼籍に入った方もいるに違いない。
だいたい、国家公務員法(自衛隊だからちがうのか?)でも、公務員の守秘義務というのはあるだろうから、違法行為ではあるわけだし。
(陸上幕僚長)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E5%B9%95%E5%83%9A%E9%95%B7
この人たちは、組織の有無や、活動内容の詳細はともかく、情報は上がってくるわけだから、必要に応じて大臣に助言したりすることは出来る(出所は知らないので、別班からの情報だけを知らせないというわけにもいかない)。
闇の権力とかは、あまり関係ないんじゃないか。
また、米国CIA長官が、政治家のスキャンダル情報を持っているから、闇の権力だというなら、日本の警察だって、合法的に盗聴できるわけだから、そんな話はどこにでもあるだろう。
別に、特定秘密保護法案に、改めて危険性や欠陥が指摘されるような話ではないと思うんだが。
歴代の陸上幕僚長のリンクを辿ってみて、殆んどの方が高齢まで存命していたことに驚いた。
「代:氏名:在任期間:没年等:年齢
1 林敬三 1950.10.9 - 1954.6.30 1991年11月12日 84
1 筒井竹雄 1954.7.1 - 1957.8.2 1968年9月15日 66
2 杉山茂 1957.8.2 - 1960.3.11 1982年1月29日 79
3 杉田一次 1960.3.11 - 1962.3.12 1993年4月12日 89
4 大森寛 1962.3.12 - 1965.1.15 2002年6月18日 94
5 天野良英 1965.1.16 - 1966.4.29 2001年3月3日 91
6 吉江誠一 1966.4.30 - 1968.3.14 2000年5月17日 96
7 山田正雄 1968.3.14 - 1970.7.1 2006年2月8日 93
8 衣笠駿雄 1970.7.1 - 1971.6.30 2007年2月11日 91
9 中村龍平 1971.7.1 - 1973.1.31 2008年3月29日 91
10 曲壽郎 1973.2.1 - 1974.7.1 2012年12月12日 95
11 三好秀男 1974.7.1 - 1976.10.15 不明
12 栗栖弘臣 1976.10.15 - 1977.10.19 2004年7月19日 84
13 高品武彦 1977.10.20 - 1978.7.27 2004年12月18日 83
14 永野茂門 1978.7.28 - 1980.2.12 2010年1月4日 87
15 鈴木敏通 1980.2.12 - 1981.6.1 2008年3月15日 84
16 村井澄夫 1981.6.1 - 1983.3.15 ー 88
17 渡部敬太郎 1983.3.16 - 1984.6.30 1997年11月26日 70
18 中村守雄 1984.7.1 - 1986.3.17 不明
19 石井政雄 1986.3.17 - 1987.12.10 2007年5月9日 76
20 寺島泰三 1987.12.11 - 1990.3.15 ー 80
21 志摩篤 1990.3.16 - 1992.3.16 ー 79
22 西元徹也 1992.3.16 - 1993.6.30 ー 77
23 冨澤暉 1993.7.1 - 1995.6.30 ー 75
24 渡邊信利 1995.6.30 - 1997.7.1 ー 74
25 藤縄祐爾 1997.7.1 - 1999.3.30 - 72
26 磯島恒夫 1999.3.31 - 2001.1.11 - 72
27 中谷正寛 2001.1.11 - 2002.12.2 - 70
28 先崎一 2002.12.2 - 2004.8.29 - 69
29 森勉 2004.8.30 - 2007.3.28 ー 66
30 折木良一 2007.3.28 - 2009.3.23 - 63
31 火箱芳文 2009.3.24 - 2011.8.5 ー 62
32 君塚栄治 2011.8.5 - 2013.8.26 ー 61
33 岩田清文 2013.8.27 -(現職) - 56」
中には60代、70代で亡くなられた方もいるが、90代が最も多い。
当時の平均余命を考えると、相当な長寿である。
若い頃からからだを鍛え、健康を維持し、国家のために身命を賭して尽くす日常を送られているわけで、テクニカルダイバーみたいなもんだな。
第11代の三好秀男は、「1976年9月に発生したベレンコ中尉亡命事件の対処に当たるが、同事件に関する記録破棄の政府方針に反対して辞任した。」とある。
また、第18代の中村守雄は、「1986年3月、「落ちこぼれが自衛隊に来る」と週刊誌上で発言した増岡鼎東部方面総監に対する指揮監督の責任を取り、陸上幕僚長を辞任した。」とある。
政府方針に盾突いたり、部下の不祥事の責任を取って辞任したりすると、ウィキには生まれ年さえ載せてもらえないようだな。
そうか、ベレンコ中尉の記録は、60年経っても見られないんだな。
(ベレンコ中尉亡命事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3%E4%B8%AD%E5%B0%89%E4%BA%A1%E5%91%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「当事件の調査のためチュグエフカ空軍基地を訪れた委員会は、現地の生活条件の劣悪さに驚愕し、直ちに5階建ての官舎、学校、幼稚園などを建設することが決定された。この事件は、極東地域を始めとする国境部の空軍基地に駐屯しているパイロットの待遇改善の契機ともなった。」
ベレンコ中尉は、勲章くらい貰ってもいいんじゃね?。
「『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 - 単行本20巻収録のエピソード「真夜中のパイロット!」は、ソ連の少佐がMiG-25戦闘機で亀有公園前派出所に不時着し、日本への亡命を希望するものの、「日本はあなたが思っているほど自由な国じゃない」と言う麗子の助言により、結局はソ連へと帰っていくという内容。」
うーん、警察官が、そんなこといっていいのかね、麗子くん?。
ウィキには、機体がその後どうなったかは記されていないが、リンク先の防衛白書には、記事があった。
(第4章 ミグ25事件)
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_04.html
「昭和51年9月6日,ソ連の最新鋭ジェット戦闘機であるミグ25が突如として日本の領空を侵犯し,函館空港に強行着陸した。その後防衛庁は,領空侵犯,強行着陸の背景状況解明のため機体を調査し,11月14日ソ連側に引き渡しを行った。」
「9月28日
○ ソ連外務省は「ベレンコの妻と母」の記者会見を行い,モスクワ放送で海外と国内に向け報道した。
9月29日
○ 小坂・グロムイコ会談がニューヨークの国連ソ連代表部で行われた。この会談において小坂外相は,近く機体をソ連側に返還する用意がある旨を伝達した。
10月2日
○ 外務省は,ソ連側に対し,10月15日以降機体をソ連側に引き渡す用意があることを伝えた。
10月4日
○ ミグ25返還のため,百里基地において機体の解体・梱包作業を開始した。
10月9日
○ ソ連側から外務省に対し,機体を引き取ることについて回答があった。じ後機体の引き渡しに関する技術的な事項等について,日本側とソ連側の折衝が進められた。
11月12日
○ 百里基地から茨城県日立港へ梱包された機体を移送した。じ後ソ連側による機体の確認作業が行われた。
11月14日
○ 機体の確認作業が終了し,ソ連側に機体を引き渡した。
11月15日
○ ミグ25を積載したソ連貨物船タイゴノス号は日立港を出港しソ連へ向った。」
エーッ!、返しちゃったんですかあ?。
せっかく、ミリオタが、泣いて喜ぶフィギュアが手に入ったというのにーい!(Migー25は、フィギュアではありません)。
まあいい。
「機体検査のためにMiG-25を分解し、アメリカ空軍のロッキードC-5Aギャラクシー大型輸送機に搭載して百里基地(茨城県)に移送した。機体には「函館の皆さんさようなら、大変ご迷惑をかけました」と書かれた横断幕が掲げてあった。」
ほのぼのとする光景だが、その横断幕だって、国民の税金でしょう?。
三好陸幕長は、職を賭して情報の破棄に抗議したとあるが、浮沈子は、文民統制の建前はともかく、情報の保全に命を賭ける軍人としては、当然の行為であると考える。
「なお、MiG-25の着陸後に空港の航空管制官が自衛隊にミグの着陸を通報したものの警察に電話するように言われ、警察に電話したところ今度は自衛隊に連絡するように言われてしまう。これを受けて航空管制官がとにかく早く来るように警察に伝えたところ、ようやく午後2時10分頃に北海道警察が到着した。その後函館空港周辺は、北海道警察によって完全封鎖された。領空侵犯は防衛に関わる事項であるが、空港に着陸した場合は警察の管轄に移るという主張から警察によって封鎖された現場から、陸上自衛隊員は管轄権を盾に締め出された。」
うーん、まあ、そういうことになるのかもしれないが、結局、警察じゃあ何も出来ないわけだし。
「実際に、函館駐屯地で開催予定だった駐屯地祭りの展示用として用意されていた61式戦車、35mm2連装高射機関砲 L-90が基地内に搬入され、ソ連軍来襲時には戦車を先頭に完全武装の陸上自衛隊員200人が函館空港に突入、防衛戦闘を行う準備がされていた。海上自衛隊は大湊地方隊を主力に3隻を日本海側、2隻を太平洋側に配置して警戒に当たり、函館基地隊の掃海艇は函館港一帯の警戒、余市防備隊の魚雷艇は函館空港付近の警備に当たった。同時に大湊海軍航空隊のヘリコプターは常時津軽海峡上空で警戒飛行に当たり、上空にはF-4EJが24時間哨戒飛行を実施した。」
「この際、海上自衛隊の竜飛警備所内に、陸上自衛隊東北方面隊の対戦車隊が集結し、64式対戦車誘導弾と106ミリ対戦車無反動砲を用意して、ソ連艦艇が強行侵入した場合の迎撃担当として待機していた。」
ね、警察じゃあ、こういうことはできんわけよ(進入を許しちゃった後の、過剰反応ではあるけれど)。
しかし、駐屯地祭りに61式戦車と共に、サプライズ展示する方が、良かったような気もするんだが・・・(千客万来、満員御礼)。
「ベレンコの亡命理由については諸説挙げられている。ベレンコが元々CIAの協力者だったとも言われるが、証拠は無い。理由として「待遇の悪さと、それに伴う妻との不和による衝動的なもの」という説が有力である」
妻との不和かあ・・・。
それで、戦闘機で家出したわけかあ・・・。
ホントかあ?。
「亡命後にアメリカ人の女性と結婚、二児をもうけたが離婚した。冷戦が終結しソ連が崩壊した後の1995年にモスクワを訪れている。2010年現在、アイダホ州で航空イベント会社のコンサルタントをしている。」とある。
(ヴィクトル・ベレンコ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3
話はそれたが、陸幕長の多くは存命だし、別班の方の多くもいると思われるので、今後もボロボロと話が出てくるかもしれない。
(社説[陸自が独断情報活動]秘密は やはり暴走する:沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57844
「元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、深刻な外交問題を引き起こす危険があると指摘し、「日本のインテリジェンス(情報活動)の恥」と批判した。」とある。
まあ、外務省は火消しに大変なことになるだろうな。
(自衛隊秘諜「別班」 日相防相不知情?:自由時報で報道)
http://www.libertytimes.com.tw/2013/new/nov/29/today-int5.htm?Slots=BIntMore
(自由時報:台湾の新聞)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%99%82%E5%A0%B1
(日媒曝光自衛隊搜集中朝情報秘密部隊 首相不知其存在:新華社)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/mil/2013-11/29/c_125778952.htm
一方、こんな記事もある。
(安倍晋三首相は、日本版NSC法、特定秘密保護法制定の次は、スパイ養成と日本版CIA設置が急務となる)
http://blogos.com/article/74751/
なんか、怪しげだが、軍事組織が勝手に諜報活動とかしていいということではなかろう?。
依然として、全国紙の沈黙は続いている。
日本共産党機関紙まで見たが、取り上げる気配すらない。
何かが起こっているか、何も起こっていないかのどちらかであるが、後者の方が不安ではある。
やっぱ、米国に、極秘裏に送り込んだスパイのことがバレたらヤバイってことなのかあ?。
そこんところが、「気になりゅ!」(りゅうちゃん)。
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