反則!(その3) ― 2014年02月07日 11:15
反則!(その3)
ライトウエイトスポーツといえば、まあ、反則といっていいクルマがないでもない。
ただし、ロケッに比べれば、少なくとも見掛けは、極めてまともなクルマではあるな。
(SR3 SL)
http://www.sto-radical.com/pg90.html
(Radical Sportscars)
http://en.wikipedia.org/wiki/Radical_Sportscars
軽量ボディに大排気量オートバイエンジンを載せるという発想自体は、よくある。
アリエルアトムのV8仕様は、ラジカルのV8のエンジンを搭載しているし、ロケットだって、バイクエンジンである。
高回転型のバイクエンジンは、高出力であり、設計が量産を前提にしているので耐久性や燃費に優れている。
何より、エンジンが軽い。
自動車用エンジンの半分の重さだ。
このラジカルの8気筒車が、ニュルブルクリンク北コースで、ぶっちぎりに速い。
(ニュルブルクリンク最速車トップ10 勿論世界速はマクラーレンP1の6分33秒)
http://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-5261.html
「今回のトップ10は量販車とサーキット専用モデルも交えてのランキングなのであしからず」とあるが、嘘である。
(ニュルブルクリンク)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF
「グループC:6分11秒13 - 1983年の1000km耐久レース予選にてステファン・ベロフがポルシェ・956で記録(GPコース建設中の暫定コース L=20.832kmで開催された。)」
つまり、サーキット専用モデルのポルシェ・956が、今でも絶対レコードホルダーであり、その30年前の記録は、おそらく今後も破られることはない。
が、しかし、問題は、ラジカルの2600CCのエンジン(1300CC×2)積んだRadical・SR8LMが、6分48秒という脅威的なタイムを叩き出していということだ。
ポルシェ918スパイダー・ヴァイザッハ・パッケージ(約1億円)より速い。
こういうものは、やっぱ、値段とか考えてはいけないのだろうが、判官贔屓(ほうがんびいき)の日本人としては、2千万そこそこのクルマが5倍の値段のクルマに勝ったということは、なんか嬉しいのだな。
(ラディカル SR8LM…これがニュル市販車最速ラップだ!!)
http://response.jp/article/2009/09/02/128963.html
カワサキの4エンジン積んだ試乗記もある。
(脳内起爆装置)
http://www.webcg.net/articles/-/9090
しかし、これはもう、反則も何もない。
「公道を走るレーシングマシーン」であり、ロケットやアリエルアトムなどのコンセプトと同じ、軽量に勝るパワー無し、が生み出した、21世紀のクルマに対する挑戦状だ。
こういったクルマに、荷物が積めるかとか、エアコンは効くのか(そもそそも、ないとは思うが)とか、雨の日はどうするのかとか、絶対に聞いてはいけない。
野暮というものである。
公道を走ることが出来るモデルは、SR3 SL(車両価格 1265万円(消費税別))と、RXC(価格未定)があるが、屋根なんか付けても、反則は反則だ。
エンジンは、フォード製(240馬力)にしたらしいが、何のっけたって、反則は反則である。
大反則だ!。
ライトウエイトスポーツは、なぜか、英国車が多い。
お国柄のような気もする。
週末に、気軽に草レースを楽しむ。
自走していくことが出来れば、トレーラーとかもいらない。
そういう、文化がなければ、ただの反則クルマだろう。
ロータスセブン(現ケーターハムスーパーセブン)のコンセプトが優れている点は、エンジンの出力を求めるよりも、重量をコントロールすればスポーツカーが成立する(草レースに勝てる)と見切ったところだ。
しかも、キットカーである。
シンプルな構成なのである。
21世紀の全てがてんこ盛りのご時勢にあって、このライトウエイトスポーツカーの存在が突きつける現実こそ、道楽でクルマに乗る人々が常に意識しなければならないことである。
軽さは、速さであり、楽しさであり、優越であり、この惑星の重力に適ったコンセプトであり、正しいクルマ作りの基礎である。
反則じゃあないんだ・・・。
物理の法則に則った、真っ当なクルマなのである。
ブガッティベイロンとかの方が、余程反則なのである(まあ、どっちにしたって、あれは反則だな)。
KTMとか、他にもいろいろあるが、この世界も楽しいだろうな。
たぶん、浮沈子が乗ることはないが、尊敬すべきクルマたちである。
いや、ピュアなドライブのために、快適性をかなぐり捨てたオーナーこそ、賞賛すべきだろう。
だって、価格的には、ベンツのSクラス並なんだから。
軟弱な浮沈子は、間違いなくこっちだな・・・。
ライトウエイトスポーツといえば、まあ、反則といっていいクルマがないでもない。
ただし、ロケッに比べれば、少なくとも見掛けは、極めてまともなクルマではあるな。
(SR3 SL)
http://www.sto-radical.com/pg90.html
(Radical Sportscars)
http://en.wikipedia.org/wiki/Radical_Sportscars
軽量ボディに大排気量オートバイエンジンを載せるという発想自体は、よくある。
アリエルアトムのV8仕様は、ラジカルのV8のエンジンを搭載しているし、ロケットだって、バイクエンジンである。
高回転型のバイクエンジンは、高出力であり、設計が量産を前提にしているので耐久性や燃費に優れている。
何より、エンジンが軽い。
自動車用エンジンの半分の重さだ。
このラジカルの8気筒車が、ニュルブルクリンク北コースで、ぶっちぎりに速い。
(ニュルブルクリンク最速車トップ10 勿論世界速はマクラーレンP1の6分33秒)
http://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-5261.html
「今回のトップ10は量販車とサーキット専用モデルも交えてのランキングなのであしからず」とあるが、嘘である。
(ニュルブルクリンク)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF
「グループC:6分11秒13 - 1983年の1000km耐久レース予選にてステファン・ベロフがポルシェ・956で記録(GPコース建設中の暫定コース L=20.832kmで開催された。)」
つまり、サーキット専用モデルのポルシェ・956が、今でも絶対レコードホルダーであり、その30年前の記録は、おそらく今後も破られることはない。
が、しかし、問題は、ラジカルの2600CCのエンジン(1300CC×2)積んだRadical・SR8LMが、6分48秒という脅威的なタイムを叩き出していということだ。
ポルシェ918スパイダー・ヴァイザッハ・パッケージ(約1億円)より速い。
こういうものは、やっぱ、値段とか考えてはいけないのだろうが、判官贔屓(ほうがんびいき)の日本人としては、2千万そこそこのクルマが5倍の値段のクルマに勝ったということは、なんか嬉しいのだな。
(ラディカル SR8LM…これがニュル市販車最速ラップだ!!)
http://response.jp/article/2009/09/02/128963.html
カワサキの4エンジン積んだ試乗記もある。
(脳内起爆装置)
http://www.webcg.net/articles/-/9090
しかし、これはもう、反則も何もない。
「公道を走るレーシングマシーン」であり、ロケットやアリエルアトムなどのコンセプトと同じ、軽量に勝るパワー無し、が生み出した、21世紀のクルマに対する挑戦状だ。
こういったクルマに、荷物が積めるかとか、エアコンは効くのか(そもそそも、ないとは思うが)とか、雨の日はどうするのかとか、絶対に聞いてはいけない。
野暮というものである。
公道を走ることが出来るモデルは、SR3 SL(車両価格 1265万円(消費税別))と、RXC(価格未定)があるが、屋根なんか付けても、反則は反則だ。
エンジンは、フォード製(240馬力)にしたらしいが、何のっけたって、反則は反則である。
大反則だ!。
ライトウエイトスポーツは、なぜか、英国車が多い。
お国柄のような気もする。
週末に、気軽に草レースを楽しむ。
自走していくことが出来れば、トレーラーとかもいらない。
そういう、文化がなければ、ただの反則クルマだろう。
ロータスセブン(現ケーターハムスーパーセブン)のコンセプトが優れている点は、エンジンの出力を求めるよりも、重量をコントロールすればスポーツカーが成立する(草レースに勝てる)と見切ったところだ。
しかも、キットカーである。
シンプルな構成なのである。
21世紀の全てがてんこ盛りのご時勢にあって、このライトウエイトスポーツカーの存在が突きつける現実こそ、道楽でクルマに乗る人々が常に意識しなければならないことである。
軽さは、速さであり、楽しさであり、優越であり、この惑星の重力に適ったコンセプトであり、正しいクルマ作りの基礎である。
反則じゃあないんだ・・・。
物理の法則に則った、真っ当なクルマなのである。
ブガッティベイロンとかの方が、余程反則なのである(まあ、どっちにしたって、あれは反則だな)。
KTMとか、他にもいろいろあるが、この世界も楽しいだろうな。
たぶん、浮沈子が乗ることはないが、尊敬すべきクルマたちである。
いや、ピュアなドライブのために、快適性をかなぐり捨てたオーナーこそ、賞賛すべきだろう。
だって、価格的には、ベンツのSクラス並なんだから。
軟弱な浮沈子は、間違いなくこっちだな・・・。
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