真実の時間 ― 2014年02月17日 07:10
真実の時間
この歳になると、先のことを考えて行動することになる。
自分に与えられた時間に限りがあることを、精神的にも肉体的にも実感するようになるからだ。
残された時間を如何に使うか。
偽りの言葉や、偽りの人間関係や、偽りの時間を切り捨て、真実の言葉を選び、真実の人間関係を築き、真実の時間を生きようとする。
まあ、なかなかうまくはいかないんだが・・・。
昨日の沈潜ダイビングに行って、日本語が一切通じないダイビングというものを初めて体験した。
事前にブリーフィングを受けているとはいえ、細かいところで英語のコミュニケーションは必要だ。
ガイドのエイミーも歯がゆかったに違いない。
欧米人にしては小柄な彼女の身体には、刺青がいくつも彫られている。
びっしりというのではなく、カメとか、ダイビング関係のピンポイントの絵柄がポツンポツンと散っている。
単色の安い刺青なのだが、妙に似合っていた。
大体、この島に流れ着いている連中は、刺青だらけだ。
町中に何十件という入墨屋があり、マッサージ屋と覇を競っているように見える。
日本では、反社会的勢力の象徴として忌み嫌われる入墨だが、ここでは、入墨無しの浮沈子などは、さしずめ異端であろう。
最近は消える入墨というのもあるらしいが、入墨を彫るということは、自分の身体に一生消えないものを残し、自他共にその表意に従って生きることの誓いのようなものであった。
最近はオシャレの一環かも。
しかし、服の選択が社会的な意味を持つこともあり、一概に軽くなったということはできない。
一生を貫く何かを自分の体に残す。
親に貰ったまっさらの身体に墨を入れるというのは、これはもう、浮沈子のような昔人間には信じられない行為だ。
なんか、痛そうだし・・・。
似たような行為にピアスというのがあり、金属アレルギーの関係から、チタン以外は禁忌といわれる。
だれも、そんなことは気にしない。
あれなんぞは、浮沈子にとっては、失神物の行為である。
まあ、浮沈子の前歯2本は合計30万円もするチタン製の人工歯根が使ってあるので、ピアスなんかに比べたって外科的侵襲度は高い。
どーだ!、と言いたいのだが、歯科医の確かな腕前のおかげで、きれいに処理されていて、人様にお見せすることはできない。
何の話だっけ?。
一生を貫く覚悟と思い、それに従って生き続ける人生。
考えてみれば、そんなものを持って生きた事はなかった。
周囲との関係で、納まりやすいところに納まっていただけ。
これからも、そうだろう。
ガイドとしての腕は確かなエイミーだが、しかし、愛想がなく、お客さんには誤解されるという。
沈船好きのガイドだという。
ちょっと変わった子だと、YASKOさんはいう。
根は優しくて、それを表に出したがらないタイプなのかも知れない。
周りからは、いつも怒っているようだと思われることもあるという。
そんなことはない。
水中での彼女は、真実の時間を生きている。
フロッグキックの推進力は確かだし、小物を見つける眼力も大したものだ。
何の変哲もない砂地にいたヒラメを見つけた時には、驚いた。
3mの浅場からのエキジットの際に、オクトパスから盛大に泡を上げて浮上するスキルは初めて見たが、これは使えるかもしれないな。
アイコンタクトはしっかり取れているし、チェックのタイミングもいい。
偽りの陸上の時間、偽りの人間関係、偽りの言葉はここにはない。
水中という過酷な環境では、そんなものは何の役にも立たない。
いいよ、エイミー、真実の時間を大切にして生きている君はステキだ。
ただ、オジサンダイバーの泳力のことも、すこーしお勉強してくれると嬉しいんだが・・・。
画像は、店の前の営業用デスクの浮沈子のパソコン。
浮沈子は、ここで偽りの言葉を紡いでいるのだ・・・。
この歳になると、先のことを考えて行動することになる。
自分に与えられた時間に限りがあることを、精神的にも肉体的にも実感するようになるからだ。
残された時間を如何に使うか。
偽りの言葉や、偽りの人間関係や、偽りの時間を切り捨て、真実の言葉を選び、真実の人間関係を築き、真実の時間を生きようとする。
まあ、なかなかうまくはいかないんだが・・・。
昨日の沈潜ダイビングに行って、日本語が一切通じないダイビングというものを初めて体験した。
事前にブリーフィングを受けているとはいえ、細かいところで英語のコミュニケーションは必要だ。
ガイドのエイミーも歯がゆかったに違いない。
欧米人にしては小柄な彼女の身体には、刺青がいくつも彫られている。
びっしりというのではなく、カメとか、ダイビング関係のピンポイントの絵柄がポツンポツンと散っている。
単色の安い刺青なのだが、妙に似合っていた。
大体、この島に流れ着いている連中は、刺青だらけだ。
町中に何十件という入墨屋があり、マッサージ屋と覇を競っているように見える。
日本では、反社会的勢力の象徴として忌み嫌われる入墨だが、ここでは、入墨無しの浮沈子などは、さしずめ異端であろう。
最近は消える入墨というのもあるらしいが、入墨を彫るということは、自分の身体に一生消えないものを残し、自他共にその表意に従って生きることの誓いのようなものであった。
最近はオシャレの一環かも。
しかし、服の選択が社会的な意味を持つこともあり、一概に軽くなったということはできない。
一生を貫く何かを自分の体に残す。
親に貰ったまっさらの身体に墨を入れるというのは、これはもう、浮沈子のような昔人間には信じられない行為だ。
なんか、痛そうだし・・・。
似たような行為にピアスというのがあり、金属アレルギーの関係から、チタン以外は禁忌といわれる。
だれも、そんなことは気にしない。
あれなんぞは、浮沈子にとっては、失神物の行為である。
まあ、浮沈子の前歯2本は合計30万円もするチタン製の人工歯根が使ってあるので、ピアスなんかに比べたって外科的侵襲度は高い。
どーだ!、と言いたいのだが、歯科医の確かな腕前のおかげで、きれいに処理されていて、人様にお見せすることはできない。
何の話だっけ?。
一生を貫く覚悟と思い、それに従って生き続ける人生。
考えてみれば、そんなものを持って生きた事はなかった。
周囲との関係で、納まりやすいところに納まっていただけ。
これからも、そうだろう。
ガイドとしての腕は確かなエイミーだが、しかし、愛想がなく、お客さんには誤解されるという。
沈船好きのガイドだという。
ちょっと変わった子だと、YASKOさんはいう。
根は優しくて、それを表に出したがらないタイプなのかも知れない。
周りからは、いつも怒っているようだと思われることもあるという。
そんなことはない。
水中での彼女は、真実の時間を生きている。
フロッグキックの推進力は確かだし、小物を見つける眼力も大したものだ。
何の変哲もない砂地にいたヒラメを見つけた時には、驚いた。
3mの浅場からのエキジットの際に、オクトパスから盛大に泡を上げて浮上するスキルは初めて見たが、これは使えるかもしれないな。
アイコンタクトはしっかり取れているし、チェックのタイミングもいい。
偽りの陸上の時間、偽りの人間関係、偽りの言葉はここにはない。
水中という過酷な環境では、そんなものは何の役にも立たない。
いいよ、エイミー、真実の時間を大切にして生きている君はステキだ。
ただ、オジサンダイバーの泳力のことも、すこーしお勉強してくれると嬉しいんだが・・・。
画像は、店の前の営業用デスクの浮沈子のパソコン。
浮沈子は、ここで偽りの言葉を紡いでいるのだ・・・。
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