事実は小説より2014年03月16日 06:56

事実は小説より
事実は小説より


(事実は小説よりも奇なり)
http://kotowaza-allguide.com/si/jijitsuwasyousetsu.html

「 「奇」は、珍しいこと・不思議なことの意。
イギリスの詩人バイロンの『ドン・ジュアン』にある「Fact is stranger than fiction.」から。」

フィクションとあるので、小説(ノベル)というより作り話だな。

MH370便の行方を巡る一連の動きは、まるで、ミステリー小説のようだ。

人命が係わる事件を、娯楽と比較してはいけないのだろうが、同型機(正確には違うが)の出発の際にニュースを聞き、同じ機材で帰国した浮沈子としては、人事とは思えない。

1週間が経ち、どこからも、何の音沙汰もないというのは、行方不明機の安否を考えると、いい状況とはいえない。

きっかけはどうあれ、無事にどこかに着陸して、乗員乗客が全員無事でいるなんてことは有り得ない。

(故意に通信切断、航路変更=不明後7時間飛行・マレーシア機-機長の家宅捜索情報も)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014031500202

(不明マレーシア機ハイジャックか 7時間近く飛んでいた可能性)
http://www.sanspo.com/geino/news/20140316/acc14031603440001-n2.html

「事故との見方は次第に後退し、事件だった可能性が大きくなっている」

米当局者のコメントだが、事件の後の事故ということも考えられる。

マレーシア当局は、なぜ、もっと早く情報を開示しなかったのか。

そこに隠れた意図は何だったのか?。

事故から事件へと、急展開を告げる中、機長の自宅の捜索まで報じられているが、これは当然ブラフである。

時間を置いて、次々と切られていく通信装置、高度を変え、速度を変えて、当局の目をかい潜ろうとする飛行経路、そして、1週間たっても何の連絡もない状況・・・。

事故から事件へ展開した状況が、また事故へと傾いていくことだって有り得る話だ。

乗員乗客の無事を願うと共に、もう、時間が経ち過ぎているという絶望感も漂う。

飛行を続ける大型旅客機をレーダーで捕らえながら、スクランブルもかけずに放置していたマレーシア空軍や、その後、インド洋上へと進みながら、レーダーの補足をかいくぐって飛行を続けた経緯を知ると、関係国の対応のふがいなさも浮き彫りになる。

この辺の空域というのは、やりたい放題というわけだな。

航空機を乗っ取って、クアラルンプールのペトロナスタワーに突っ込むことも可能なわけだ。

(ペトロナスツインタワー)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC

あるいは、タイのピピ島近くの浅い海に不時着して、パーティー族と合流してドンちゃん騒ぎも出来るというものだ。

中国の航空機がちょっかい出してくる度に、スクランブルかけさせられてお出迎えにいく我が国周辺の空域とはいささか違う、ゆるーい監視体制であるということだな。

Uターンして戻ってきたときにスクランブル発進して、目視、追尾できていたら、この1週間の混乱はなかった。

そんな、ないものねだりをしてはいけないのだろうが、世界の空の中には、いろいろな空域があるということは良く分かった。

これに味を占めた連中が、今後、やりたい放題をやるだろうということは、容易に想像が付く。

第2、第3の事件が起こらないような対策も不可欠だ。

浮沈子が次に乗るフィリピン航空や、タイ国際航空は、だいじょうび?。

救命講習2014年03月16日 12:52

救命講習
救命講習


近所の消防署で、受講。

引退した救急救命士の方が講師で、期待通りの雑談が聞けて楽しく、ためになった。

レスキューダイバーを目指して、第一歩を印す。

今週中には終了証がゲットできるはずである。

(レスキュー・ダイバー・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_0204.asp

「大自然を相手に遊ぶダイビングでは、ときとして予想外のアクシンデン トに遭遇する場合もあります。」

しかし、その具体的な事例が、これでいいのかあ?。

「たとえば、水面で水を飲んで慌ててしまったり、エントリー時や水中移動時にスクーバ器材をひっかけて身動きがとれなくなってしまったり。。。」

大自然相手のアクシデントとは、とてもいえないのではないか・・・。

まあいい。

PADIのことだから、十分に法的な面での配慮をした表現になっているのだろう。

つまりは、レスキューダイバーコースを受講したとしても、避けることが出来ないトラブルというものはあって、それは、PADIのコースの内容が未熟なのではなく、自己責任だというわけである。

教える側には、過失なんてないんだ、教えなかったことがあっても、それは大自然のせいであって、PADIのせいではない。

教えたことに対して対価を請求する商売は、そこまで面倒見られません、だから、具体的事例というのはこんなもんです・・・。

「受講前条件
PADIアドベンチャー・ダイバー以上 、または同等の他団体Cカード取得者、かつエマージェンシー・ファースト・レスポンス・プログラム修了者、または同等の修了者
※アドベンチャー・ダイバーの場合、ナビゲーション・ダイブを行なっていることが条件となります。」

ピピ島の服部さんのところに聞いてみたら、STARSのアドバンスドダイバーの浮沈子の場合、消防署の救命講習を受講すればいいということだったので、今回、ロタ島のダイビングを4日で切り上げ、自転車をこいで消防署に行き、3時間の講習を受けてきたわけだ。

浮沈子は、公式にはSTARSという指導団体のアドバンスドオープンウォーターダイバーと、TDIのエンリッチドナイトロックスダイバーということになっている。

本当に、これでレスキューダイバーを受講できるんだろうか。

(エマージェンシー・ファースト・レスポンス(EFR))
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_efr.asp?grp=kd

これが、今回の消防署の救命講習に相当するということだな。

(アドベンチャー・ダイバー・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_0202.asp

「以下、20種類のアドベンチャー・ダイブの内から選択
1 水中ナビゲーション *
2 水中ナチュラリスト・ダイブ
3 ディープ・ダイブ *
4 アルティチュード(高所)・ダイブ
5 水中写真ダイブ
6 ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力)・ダイブ
7 ボート・ダイブ
8 水中ビデオ・ダイブ
9 レック・ダイブ
10 ナイト・ダイブ
11 ドライスーツ・ダイブ
12 ダイバー・プロパルジョン・ビークル(水中スクーター)・ダイブ
13 サーチ&リカバリー・ダイブ
14 AWARE魚の見分け方・ダイブ
15 マルチレベル・ダイブ
16 デジタル水中写真・ダイブ (注)
17 ドリフト・ダイブ
18 エンリッチド・エア・ダイブ (注)
19 AWAREサメの保護・ダイブ (注)
20 PADIレクリエーショナル・サイドマウント・ダイブ (注)
*印は、アドヴァンス・コースでの必須ダイブになります。
(注)担当インストラクターが、このスペシャルティ・インストラクター資格を持っている場合にのみ選択できます」

浮沈子は、このうち1、3、10、13、18については明確に受講しているし、6、7、9、15、17、20については、経験上問題ないと考えられるので、PADIの受講資格を満たしていることになる。

あとは、服部さんと連絡を取って、ピピでの受講を申し込むだけである。

しかし、トゥバタハリーフ帰りの4月末から5月下旬ということになれば、ジャパニーズジャイアントホリデー(大型連休?)のシーズンと重なる。

しかも、5月末からはパラオの予定を入れてしまった。

連休明けの空いた時期に入れていただくか、4月5日以降、4月19日までの間で速攻で取るしかない。

この辺りは、先方と相談だな。

まだ、予定を入れていない6月初旬からのゆったりとした日程で組むのがいいかもしれない。

晴れてレスキューダイバーになった暁には、関係方面からの非難と中傷、罵倒に耐えて、ダイブマスターコースに挑もうとしているのだ(え、えーっ?)。

いいじゃん、別になるって言ってないんだから・・・。

挑戦するだけ、浮沈子の勝手でしょ?。

未だに挑戦中のサーティフィケートは、IANTDトライミックスCCRダイバー(インスピレーション)、PADIレクリエーショナル・サイドマウント・ダイブがある。

CCRは、一生取れなくても問題ないし、サイドマウントは、取ってなくても潜っちゃっているから、全く問題ない。

ダイブマスターコースだって、プロになる気はさらさらないので、スキルアップのモチベーションとして受講する分には問題ないだろう。

教える方は大変だろうが、それは、商売なんだから仕方ない。

ティーチングフィーとは別に、ダイビングフィーは払うんだから、損はさせない。

ただ、精神的な負担に対しては、アフターダイブで解消してもらうしかないな。

ゲット・ア・ステップ・アヘッドである。

前進あるのみ!。

周りは迷惑を被るのみ・・・。

時間は命2014年03月16日 13:23

時間は命


機長と副操縦士が関与したとも、いやいや、やっぱハイジャックされたんじゃね?、ともいわれるMH370便失踪事件。

多数の乗客が乗っていた中国、その外務省の堪忍袋の緒が切れ掛かっている・・・。

(マレーシア機、消息不明から1週間 操縦士宅を捜索か)
http://www.cnn.co.jp/world/35045276.html

「中国外務省はナジブ首相の会見後、マレーシア当局はもっと捜査に関する情報を提供すべきだと呼び掛け、「8日目を迎えても機体は見つかっていない。時間は命だ」とする声明を出した。」

おまいらには、言われたくないな!。

あのショボイ衛星画像を公開して、捜索を混乱させたのは、おまいら中国政府だろう!?。

まあ、気持ちはわからんでもない。

浮沈子の関係者が乗っていたら、マレーシアに飛んで、マレーシア航空の本社前に座り込んで、世界のメディアに対し、アホさらしているマレーシア当局への不満をぶちまけるところだ。

もちろん、それだけでは済まない。

銅像立てたり、日本大使館に抗議デモしたり、ありとあらゆる手段を使って、歴史認識を改めるように、日本政府に訴えるつもりだ(ん?、何か勘違いしたかあ?)。

中国は、よくぞここまでガマンしていると思う。

最近、少し大人になってきたのかもしれない。

その割りに、尖閣諸島に接近したりしている。

尖閣なんて、そのうち核廃棄物の貯蔵施設になって、100万年くらいは生物が住めない環境になってしまうかもしれないのに、なんでそんなに執心にしているのだろう?。

その廃棄物目当てに、プルトニウムの抽出でもしようっていうのかあ?。

まあ、どうでもいいんですが。

いずれにしても、確かにマレーシア当局の対応は酷過ぎる。

浮沈子は、この件に関しては、中国政府の味方である。

尖閣なんかじゃなくて、マレーシアに軍艦横付けして、2、3発ぶち込んでやりたい気持ちは良く分かる。

えっ、「時間は命」って、そういうことなのかあ?。

リユースロケット2014年03月16日 15:07

リユースロケット
リユースロケット


本当なら、今日飛ぶはずだったスペースXの補給船の発射が、今月末に延期された。

(スペースX ドラゴン補給船の打ち上げを3月末に延期)
http://response.jp/article/2014/03/14/219177.html

「打ち上げ予定を2週間延期して3月30日、バックアップ予定日を4月2日と設定した理由について、スペースX社は「ミッションの実現を最も高い水準にするため」と説明している。」

第1段ロケットの回収に向けて、同社のやる気と凄みを感じる。

いよいよ、宇宙の歴史に新たな1ページが加わるのだ。

もちろん、再利用ロケットといえば、引退したスペースシャトルがそうだったし、オリオンロケットのカプセル部分は10回程度の再利用を想定している。

浮沈子は詳しくないんだが、他にも再利用を目指すロケットは多い。

しかし、知る限りにおいて、第1弾ロケットという、最も使い捨てにしたい部分を再利用するという話は聞いたことがない。

でかくて、重くて、扱い辛くて、話題性に乏しく、予算削減のターゲットになりやすく、面白みのない地味な技術だ。

ロケットなんて、使い捨てが当たり前なんだから、ソユーズのような枯れた技術で打ち上げっぱなしでいいじゃん?。

しかし、そこが電気自動車を大衆の移動手段として定着させ、既存の自動車ディーラーと一戦交えても自主販売網を展開しようとしているイーロン・マスクCEOの根性の見せ所である。

彼の最終目標は火星であり、地球低軌道なんかのレベルではないのだ。

火星に低廉な価格でロケットを飛ばすのに必要な技術を、地球低軌道で開発しているに過ぎない。

NASAや、軍需による打ち上げというのは、そういった高度な技術を確立するための、まあ、言っちゃあ何だが方便のようなものだ。

民間企業だから、食っていかなけりゃならない。

ボーイングを初めとした既存の軍需産業に食い込み、低廉なコストで打ち上げを行って、その稼ぎで火星計画を実行しなければならないのだ。

そのためには、費用を稼ぐ意味でも、低コストローンチシステムの確立が必須なのである。

(UPCOMING MISSION: FALCON 9 AND DRAGON LAUNCHING TO SPACE STATION:元記事)
http://www.spacex.com/news/2014/03/11/upcoming-mission-falcon-9-and-dragon-launching-space-station

スペースXは、洒落や酔狂で再利用ロケットを推進しているわけではないと、浮沈子は見ている。

この技術は、彼らにとって不可欠の技術なのだ。

もっと言えば、スペースXがスペースXであるための、コアな技術なのである。

マーリンエンジンは、そのために開発された。

何度かの打ち上げでは、回収に要するデータの収集が行われている。

グラスホッパーの試験は終了したが、正に、そのための試験飛行だった。

プレーン型の宇宙往還機は、今でも構想されていて、時期有人宇宙船としての採用を目指している。

しかし、それは先っぽの、チンケな搭乗部分に過ぎない。

しかも、カプセル型の宇宙船でも、複数回の使用が常識になろうとしている時代に、いささか古びた印象すら与える(スペースシャトル、引退したし)。

第1段ロケットの次は、2段目である。

なんか、こっちの方が易しそうに思えるが、燃料の搭載量とかの関係で、技術的にはシビアになるのかもしれないな。

将来は、機械船も回収するようになるんだろうか?。

そのときは、2段目とランデブードッキングして、フェアリングの中に再格納してお持ち帰りという話になるかもしれない。

スペースXでも、そこまでは考えていないようだ。

機械船は、やはり宇宙デブリになるか、太平洋に計画的に落下させるかしなければなるまい。

それが、経済的に引き合う現実的な方法というものだ。

火星往還機を作るときには、一体どんなコンフィギュレーションが想定されているんだろうか。

向こうからこっちへ飛んで帰ってくるときに、何をどうやって実現しようとしているのだろうか。

火星の土壌から、得意の太陽電池で動くプラントを稼動させ、帰還に必要な燃料や酸素を取り出して再利用するロケットを構想しているのだろうか。

しかし、火星はISSなどより遥かに遠い。

イーロン・マスクが老後を過ごすために開発するなら、いささか加速が必要だろう。

さて、その加速度が何G位になるか、浮沈子には予測できないな・・・。