CCR復習2014年04月08日 07:39

CCR復習
CCR復習


浮沈子が使用しているAPD(アンビエント・プレッシャー・ダイビング)という英国メーカーのリブリーザー(インスピレーション)は、ECCR(エレクトリカル・クローズド・サーキット・リブリーザー)といわれるタイプで、現在のリブリーザーの主流の方式である。

主流といっても、メーカーがそういっているわけではない。

まあ、あてずっぽうだな。

リブリーザーのメーカーは、星の数ほどあり、毎年のように登場しては消えていく(彗星かよ?)。

APDが、長年残っている老舗であることは間違いない。

そのほか、日本に本格的に導入されているのは、ポセイドンというスウェーデンのメーカーのディスカバリーという機種があり、マーク6とセブンというのがある。

マーク6は、最近急速に普及しているらしい。

いや、60台とか、そんなレベルだが。

インスピは、200台くらいいったのかなあ。

いずれにしても、累計でそんなもんである。

保安庁が導入したはずのセンチネルというのもある。

これも英国製だが、VRテクノロジーというところで出している。

他にも、メガロドンとか、オプティマ、レボ、JJ-CCR、プリズム2などがあるが、どれも似たり寄ったりに見える。

導入台数は、数台から十数台というところか。

ベルギー製のレボ(rEvo)というのは、その筋の通には評判がいい。

浮沈子は、ネットで調べたり、人に聞いたりして情報を仕入れているだけなので、実際に使ったことがあるわけではない。

機会があれば、なるべく多くのリブリーザーに触れてみたいと思っているが、今のところインスピで十分な気もする。

一切合財ひっくるめても、我が国でのリブリーザーのユーザーは、累計でも300人いるかどうか。

コンスタントに使用しているダイバーは、100人いないのではないか。

そんなショボイ話なのである。

理由は簡単で、値段が高いから。

100万円から200万円だ。

まあ、インスピが登場する前は、1000万円とかしてたらしいから、昔を知る人は「安くなった!」と喜んでいる・・・。

まあいい。

器材を買ってきたからといって、直ぐに使えるわけではない。

PADIでは、促成栽培のようなことをやっているが、フルにその機能を発揮させようとすれば、長期間の学習が必要になる。

敷居が高いんだな、要は。

そもそも、リブリーザーってどんな器材なのか。

(しくみ:透視図参照)
http://www.poseidon.com/products/rebreathers/mkvi

画像には、ホリスのプリズム2の図を貼ったので、併せて見て頂きたい。

カウンターラングという袋を途中に設けた呼吸回路を、ワンウエイバルブを使って決まった方向にガスを循環させる。

循環させる動力は、人間の呼吸である。

カウンターラングと人間の肺の間で、呼吸するガスを行ったり来たりさせるための循環構造が、リブリーザーの基本だ。

極端な話、ビニール袋に息を吐いたり吸ったりしているようなものである。

そのままだと、二酸化炭素が濃くなったり、酸素が足りなくなって苦しくなるので「良い子はマネしないでね!」となるのだが、リブリーザーは、この循環の途中で二酸化炭素を除去し、消費された酸素を加えるという仕組みを持っているので、継続して呼吸が出来るわけだ。

それだけの話なのである。

酸素を追加していく時に、純酸素を足すのか、ナイトロックスを足すのかで、CCRとSCRの区別が生じたり、酸素センサーを見ながら手動で足すのか、機械任せ(チェックはしますが)にするかで、MCCRとECCRの区別が生じたりするが、仕組みとしての基本は同じと考えていい。

CCRの場合には、純酸素だけではなく、深度に応じて回路内のガス圧を維持するための希釈ガス(ディリュエントガス)を携行する(水圧と同じにしておかないと浸水する)。

概ね60mを超えるような大深度潜水では、希釈ガスを回路内に入れたときに酸素分圧が危険な値にならないように、地上の空気の濃度(20.9パーセント)を下回る希釈ガスを、別途携行する必要がある。

まあ、この辺は、オープンサーキットでも同じだな。

運用上の特徴は、電子機器の信頼性の問題から、動作状況を常にモニターし続ける必要があること。

講習の殆ど90パーセントは、故障した時の対応になる。

もう一つ、構造上避けて通れない運用上の問題は、呼吸による浮力調整がほぼ利かないということ。

吸っても浮上しないし、吐いても沈まない。

先に述べたカウンターラングの存在によって、呼気は肺からカウンターラングへ移動し、吸気はカウンターラングから肺に戻るだけである。

厳密には、このカウンターラング(というか、呼吸回路内)のガスの量を微調整して微妙な浮力調整を行うことは可能だが、オープンさーきっとのようなわけにはいかない。

水深3mで完全にホバリングするには、修練を要する(まあ、人によるとは思いますが)。

しかし、何のために高い金を払って使い辛い潜水器を導入するかといえば、CCRの場合、水中での酸素分圧を一定に保ち、不活性ガスの体内への蓄積を抑制することが出来るというメリットがあるからだ。

もちろん、オープンサーキット(普通のダイビング)でも、深度に応じたナイトロックスやトライミックスを複数携行して、切り替えていけばいいのだが、CCRは、それを連続して調合して最適なガスを作ってくれる。

注意しなければならないのは、あくまでも減圧症になりにくいということであって、潜水深度に応じた不活性ガスの分圧をゼロには出来ないし、酸素毒性についても配慮が必要であって、万能ではない。

過信は禁物である。

リブリーザー使ったって、減圧症は発生するのだ。

もう一つの絶対的なメリットは、ガスを循環させているので、消費した酸素の分だけしか減らないということだ。

有難いことに、人間の体というのは水圧が高くなっても、使う酸素の量は地上と同じである。

オープンサーキットでは、まだたくさん残っている酸素を、水中にぶちまけているわけで、この点はリブリーザーのアットーテキなメリットである。

経験的には、水深20mくらいでPO2(酸素分圧)1.3ataで運用すれば、3時間くらいのダイビングは、楽勝である(実際に3時間連続で潜ったことはありません)。

この潜水時間のネックになるのは、酸素の消費よりも二酸化炭素を除去してくれる水酸化カルシウムを主成分とするソフノライム(モレキュラーの商品名)の性能である。

使い捨てにする白い顆粒状のものだが、この持続時間が3時間(深度や水温によって短くなる)となっている。

リブリーザーの中には、この除去剤をしこたま詰めて、6時間とか潜れるようにしたものもあるらしいが、詳しくは知らない(ウロボロスとか)。

それでも、ダイビングの深度の記録は、オープンサーキットで330mだし、信頼性の観点から、リブリーザーを忌避する考え方はある。

しかし、スクーバダイビングの器材として、オープンサーキットに比べて大深度での圧倒的なガス持ちの良さと、浅海域(概ね40m以浅)でのコンスタントPO2のメリットから、テクニカルダイビングは元より、レクリエーショナルダイビングでも愛好者が増えているのは事実だ。

浮沈子のように、CCRを道楽として始めたダイバーもいるだろうが、水中カメラマンとか水中研究者など、長時間の連続ダイビングを安全に行いたいという需要に応える器材である。

少なくとも21世紀初頭に於いて、これを凌駕するダイビング器材は存在しない。

CCRでは、酸素と希釈ガスの最低でも2本のタンク(当然、ファーストのレギュレーターも2個!!)と、二酸化炭素除去剤を携行する必要があるので、ユニットの重量はインスピで30kg以上、軽いと宣伝しているマーク6でも、23kgになる。

運用では、この他に、緊急浮上用のステージボトルを携行するので、さらに10kg位が上乗せされ、潜行するのに必要なウエイトが加算され、ドライスーツで潜ろうものならさらに重くなっていく・・・。

ダイバーの体型にもよるが、最大では50kg以上の陸上重量になる(水中では、もちろんゼロです)。

このビハインドをもってしても、CCRで潜るメリットがあると考えれば、個人で導入することは可能だ。

金と時間と忍耐力と少しばかりの筋力があれば、50歳からでも始められる(浮沈子は49歳から)。

最後にしっかり書いておくが、浮沈子はCCRを勧めているわけではない。

ダイバーとして、現状に満足しているならば、そのままダイビングを続けていくことが幸せであることは間違いない。

そこんところを思い誤ってはいけない。

100年後のことは分からないが、たぶん22世紀になっても、今のオープンサーキットのシングルタンクでエアを圧縮して呼吸するダイビングはなくならないだろう。

タンクの圧力は、1000気圧くらいになっていて、ポニーボトルくらいの大きさのカーボンファイバー製のタンクを小脇に抱えているかも知れないが。

そいつにナイトロックスを詰めて、浅く明るく暖かい海で、3時間潜っていた方が幸せに違いない(減圧込みで)。

リブリーザーは、その意味では特殊な器材である。

大深度に一定時間滞在しなければならないようなダイビングには、他に適切な手段がなければ第一選択になるだろうが、普通のレクリエーショナルダイビングには、ハッキリいって過剰な性能である。

この器材がメインストリームになるようなことは、少なくともあと10年はないだろう。

エイペックスのフライトレギュレーターの軽さを知った時に、浮沈子は稲妻に打たれたように悟った。

軽さは正義だ。

この軽さをCCRで実現できれば、少しはマシになるかもしれない。

まあ、しばらくはCCRダイバーは目立つことが出来そうだ。

うん、確かに、そういうメリットはあるな・・・。

サイドマウント予習2014年04月08日 09:32

サイドマウント予習
サイドマウント予習


(サイドマウント・スペシャルティ・コース新登場!)
http://www.padi.co.jp/visitors/news/pn12079.asp

「サイドマウントの利点
・器材を流線形にしやすいので、環境への配慮がしやすい。
・水平姿勢がとりやすい。
・器材の持ち運びが便利。
・目の前にファーストステージとバルブがあるのでトラブルに対応しやすい。
・自分に合った器材配置にアジャストしやすい。
・2本のシリンダーを使用する場合はエア切れに対応しやすい。
・1本のシリンダーでのダイビングの選択も可能。
・腰への負担が少ない。」

サイドマウントについては、意図的かどうかは別にして、いくつかの誤解がある。

まずは、水平姿勢をとりやすいということ。

これは、サイドマウントであるかどうかということとは直接は関係ない。

バックマウントであっても、浮力体を背中に置くタイプのBCでは、同じように水平姿勢がとりやすくなる。

天地が狭い洞窟潜水や水深が浅い河川などのダイビングでは、ホリゾンタルスタイルでないとダイビングが成立しないので、必然的にこのスタイルになる。

水平姿勢のメリットは、いくつかあって、フィンを身体より高く維持することが出来るので、フィンキックによる水底へのダメージを抑えることができる。

また、天地方向での水の抵抗が大きくなることから、深度を維持しやすい。

そして、同時に水平方向の抵抗が小さくなることから、遊泳時の消費エネルギーが小さく、水平方向のカレントの影響も受けにくい。

しかし、繰り返すが、これはサイドマウントであることのメリットではない。

この点は、誤解を招きそうなので明記しておく必要がある。

このメリットだけを追求するなら、テクニカルダイビング用のドーナツ型のBCを導入すればよい。

次に、器材の重さを軽減できるというのも、正確ではない。

タンクをエントリー後に装着できるため、BCとウエイトだけでエントリーできるというものだが、これは運用上の問題である。

サイドマウントだから、ではない。

ウエットスーツだけでエントリーして、タンク付きのBCを水中で着る運用をとれば、こちらの方が器材の重さを感じない(実際、そういう運用のダイブクルーズもある)。

浮沈子の経験から言うと、エントリーはともかく、エキジットの時にはタンクを先に上げてもらっても、自分の体重(最大の重量物)+BC(ウエイト付き)を引き上げなくてはならず、ロタのように、バックマウントでエキジットの際にタンク付きBCを引き上げてくれる方が、ラクチンである。

サイドマウントのBCは、クロッチベルト(股縄)で固定することが多いので、水中での着用は難しい。

スキルとしても、そんなことはやらない。

エントリーに関しても、必ずしも有利とは言えず、運用によっては不利になる。

そのほか、腰への負担が少ないというのもある。

オープンサーキットでバックマウント用の背中に浮力体があるBCを着たことがないのでなんともいえないが、正しくアジャストされたハーネスに固定されていれば、腰痛の問題も解決するんじゃないだろうか。

ただし、浮沈子の経験でも、CCRをバックマウントで運用していた際に、腰への負担を感じたことは確かだ。

バックマウントの問題なのか、調節の問題なのかは不明だが、サイドマウントにすることによって、この問題は抜本的に解決できることは確かである。

ウエイトベルトの問題ならば、ベスト式のものもある。

浮沈子は、バックマウントのシングルタンクに対する、サイドマウントのシングルタンクの優位性については、ほぼ皆無であると考えている。

バルブ周りのトラブルに対処しやすいとか言われているが、実際問題として、一生のうちにあるかないか。

その場合でも、せいぜいバルブを開閉することくらいしか手立てはない。

セカンドがいかれたときに、バルブ開閉でガスの供給をオンデマンドで凌ぎながら運用するなんて時には、確かに手元で操作したほうがやりやすいが、背中にバルブがあったとしても、できないわけではない。

要は、スキルの問題である。

練習して、できるようにして置けばいいのだ。

しかし、浮沈子の場合は背中に手が届きにくいので(50肩?)、この点のメリットは大きい。

思うに、サイドマウントの優位性は、ダブルタンクの運用性の高さに尽きる。

バックマウントのダブルタンクを背負ったことがないので、なんともいえないが、ウエイトを入れたインスピレーション(40kg近い)よりも重い!。

そんなもんを陸上で組んで、背中にしょって歩くなんてことは、御免蒙りたい。

サイドマウントの場合は、2本を別々に扱うことが出来るので、この点での優位性は確かにある。

まあ、それにしたって、水中でダブルタンクを着ればいいだけの話ではある。

バックマウントのダブルタンクは、BCの浮力体が100パーセント背中にあるので、水平姿勢は間違いないな。

浮力体が背中にあるシングルタンクのバックマウントで、もう一本をサイドマウントにして持っていくというのもある。

非常用ということなら、6リッターの細身のタンクでもいい。

それで一向に構わない。

ダイビングのコンフィギュレーションに、オールマイティなものはない。

現在主流のシングルタンクのバックマウントだって、ドロップオフのようなところで潜る分には、水底との干渉もなく、ドリフトダイビングを前提としたポイントでは、かえって効率よく移動できる。

要は、適材適所だな。

浅いサンゴの上を舞いたいとか、そういうシチュエーションではサイドマウントの方がいいだろう。

サイドマウントのデメリットは、数限りなくある。

まず、器材を新しく買わなければいけない。

通常のBCで、サイドマウントを行うということは、やって出来ないことはないだろうが、普通、やらない。

今のところ、ファンダイビングでサイドマウント用のBCをレンタルしてくれるところは何処にもない。

また、ダブルタンクで潜りたければ、レギセットを2組持ち歩かなければならない。

サイドマウント用のタンクベルトも必要だ。

浮沈子の構成では、フィン、マスク、ブーツ、ウエットスーツを含めた総重量は、20kg近くに達する。

バックマウントのシングルタンクでよければ、全部レンタルできたりするので、水着だけで行くことも出来る(水着、着ていってもいい・・・上がってきてからは、どーする?)。

まあいい。

最大の問題は、そうやって苦労して持って行っても、現地のスタッフの理解を得られないと、悲しい思いをする。

他のダイバーの視線も、刺さってきたりするかも知れない。

なんで、あいつだけ特別扱いするんだあ?。

うざいよ!。

まあ、そんなことはないだろうが。

今のところ、サイドマウントウエルカムなのは、獅子浜とパラオのデイドリームだけといっても過言ではない(まあ、他にもあるでしょうが、知らないんで)。

人と違ったことをすることに抵抗がなければ、サイドマウントでガンガン潜ってもらいたい。

そうすると、サイドマウントに対する認知度が上がって、浮沈子が潜りに行きやすくなるので・・・。

(Side mount diving:追加)
http://en.wikipedia.org/wiki/Side_mount_diving

ボッシュの未来2014年04月08日 10:55

ボッシュの未来
ボッシュの未来


(ボッシュ デナー会長が講演、自動運転研究の進展と課題…第14回シュトゥットガルト国際シンポジウム)
http://response.jp/article/2014/04/07/220677.html

「未来の自動車交通のキーワードは、電気駆動、自動運転、コネクティビティだ。」

「120万人の命を救えるという見通しは私たちに大きな力を与える」

よく纏まった記事なので、一読をお勧めする。

ロバート・ボッシュについては、このブログでも取り上げたことがある。

(事故のない社会)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/21/6872678

この会社は、普通の会社ではない。

「信頼を失うくらいなら、むしろお金を失った方がよい」

こんなあからさまな社是を掲げている会社なんて、聞いたことがない。

(ロバート・ボッシュ (企業))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)

(Robert Bosch GmbH:ドイツ語)
http://de.wikipedia.org/wiki/Robert_Bosch_GmbH

この会社の経営形態も特殊だ。

これだけの規模の会社が、非上場だという。

「財務面を外部要因に左右されない安定したものにするためです。株主の意向を受けて短期的な利益を追求するのではなく、長期的に事業として繁栄させて、社会に貢献するのがボッシュの企業理念なんですね。なにか新しい技術革新やイノベーションを生み出して、それを社会に浸透させるには時間がかかります。そうした先行投資は一時的には損失を計上することもあるかもしれません。しかし、目先の利益ばかりを追求するばかりでは、本当に優れた新しいものは生まれないと思います。ボッシュは毎年、たとえ困難な時期であっても総売り上げの8%以上を研究開発費に投資していますが、そんなことは一般的な上場企業では株主が許さないのではないでしょうか?」

許さないだろうな、配当よこせ!。

まあいい。

上記は、前の浮沈子の記事の中で引用しているページに書いてあった。

(ボッシュ大研究:ボッシュは巨大非上場企業である)
http://www.autocar.jp/wp-content/uploads/investigation/ACJ112_Bosch.pdf

レスポンスの記事には、ボッシュが自動運転に取り組む理由が書いてある。

「ドイツ国内では、交通事故全体のほぼ90%について、ドライバーに原因があるとされており、ドライバーの負担を軽減するシステムがあれば、交通安全を大幅に向上でき、自動運転はモビリティの経済性向上にもつながる。その理由は、あらゆる車両で燃費を向上させることも可能になるからだ。そして、もう1つ忘れてならないことは、自動運転が高齢者のモビリティを助け、社会福祉の向上に貢献することにもなる」

こんな発想は、ボッシュ以外にはしないんじゃないか。

ジジババは自動車の運転から引き剥がして、不便な公共交通機関に詰め込もうという我が国の発想とは大違いだ。

「遅くとも2020年には、高度な自動運転に必要な技術が成熟期を迎えるだろう。それに続く10年の間に、完全な自動運転が実現すると私たちは予測している」

未来を正しく予見すること、それは、自らが正しい未来を築くことに他ならない。

ボッシュには、その未来が確実に見えているのだ。

「自動運転の実現のために解決しなければならない5つの開発優先目標:
1.周囲360°の状況を認識できるセンサーコンセプト
2.冗長性のあるシステムアーキテクチャ
3.機能異常が発生した場合やハッキングを受けた場合の信頼性
4.高精度マップデータ
5.法的要求事項」

電気駆動される自動車が、都市のシステムと連動しながら自動運転で走行する未来。

それは、ボッシュの未来でもある。

バックマウント復習2014年04月08日 22:36

バックマウント復習
バックマウント復習


普通のBCを着てダイビングをしたのは、1年以上前のセブで数本と、4年前のロタで数本。

その前になると、6年前のロタになる。

トータルで、30本いってないだろう。

パスポートというBCも、バラしてしまったし。

最近は、オープンサーキットといっても、サイドマウントで潜っているので、普通のBCは着ない。

タンクも背中に背負うことはない。

ウエイトベルトなんて巻かない。

どうやって潜っていたのか、思い出そうとしてもイメージが湧いてこない。

忘却の彼方だな。

潜行する時は、足から潜れといわれた記憶があるが、それで良かったんだっけ?。

フィリピンのトゥバタハリーフはサイドマウントで潜るんだが、来月のピピでは、バックマウントで潜る。

プレッシャーを感じている。

ストレスだ。

ウエイトベルトの巻き方も怪しい。

確か、跨いでから引き上げて着けていたような気がする。

わおっ!、どーしよー?。

一応、アドバンスドダイバーなんですけど・・・。

レスキューダイバーのサーティファイを受けるのに、バックマウントじゃないとダメだというので、少し復習しようと思ったのだが、余りに覚えていないので、我ながら驚いている。

セカンドのレギって、どっちから出てるんだっけ?。

右だったような気もするんだが、合ってます?。

(ダイビングを始めよう!)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/whatsdiving_index.asp

( プール(限定水域)ダイブ)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/ow_01.asp

「レギュレーター・クリア」とかあるが、なんのことやら、さっぱり・・・。

スノーケリングとか、やったことないし。

「ディープ・ウォーター・エキジット」なんて、聞いたこともない。

(知識の開発(学科講習))
http://www.padi.co.jp/visitors/program/ow_02.asp

まあ、座学はとりあえず、パスだな。

(海洋実習(オープン・ウォーター・ダイブ))
http://www.padi.co.jp/visitors/program/ow_03.asp

「◎ オープン・ウォーター・ダイブ2の前に、10分間の立ち泳ぎ/フロートを実施しておく必要があります」

10分間も立ち泳ぎさせられるのかあ?。

まあ、他は大丈夫だろう。

(アドベンチャー・イン・ダイビング・プログラム)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_0202.asp

「20種類のアドベンチャー・ダイブの内から選択
・水中ナビゲーション *
・水中ナチュラリスト・ダイブ
・ディープ・ダイブ *
・アルティチュード(高所)・ダイブ
・水中写真ダイブ
・ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力)・ダイブ
・ボート・ダイブ
・水中ビデオ・ダイブ
・レック・ダイブ
・ナイト・ダイブ
・ドライスーツ・ダイブ
・ダイバー・プロパルジョン・ビークル(水中スクーター)・ダイブ
・サーチ&リカバリー・ダイブ
・AWARE魚の見分け方・ダイブ
・マルチレベル・ダイブ
・デジタル水中写真・ダイブ (注)
・ドリフト・ダイブ
・エンリッチド・エア・ダイブ (注)
・AWAREサメの保護・ダイブ (注)
・PADIレクリエーショナル・サイドマウント・ダイブ (注)」

このなかでは、以下のスペシャルティ相当の講習を受けた。

「・水中ナビゲーション *
・ディープ・ダイブ *
・ナイト・ダイブ
・サーチ&リカバリー・ダイブ
・エンリッチド・エア・ダイブ (注)」

また、現在受講中及び相当するスキルがあると思われるのは以下のスペシャルティ。

「・ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力)・ダイブ
・ボート・ダイブ
・マルチレベル・ダイブ
・ドリフト・ダイブ
・PADIレクリエーショナル・サイドマウント・ダイブ (注)」

まあ、リゾートダイバートしては、十分なスキルがあることに、形の上ではなっている。

中世浮力のスキルについては、イントラには異論があるかもしれないな。

CCRでは、自信があるんだが、オープンサーキットではビミョーだ。

PADIのオープンウォーターの講習内容をじっくり見るのは初めてだが、浮沈子の受けたスターズの内容と殆ど同じだ。

学科講習でダイブコンピューターについて取り上げているところが目新しいくらいか。

まあ1日潜れば思い出す範囲だな。

少し、安心した。

7年前、サイパンの隣のテニアン島で講習を受け、合格した翌々日にロタで潜ったのがファンダイブ1本目だったなあ(遠い目・・・)。

次にロタで10本潜って、ASDIの高野さんのところでナイトロックスとアドバンスを取って、さらにロタで10本潜った。

そこで、リブリーザーに目を付けて、田中さんのところを尋ね、今のインストラクターである豊田さんについてから、既に6年が経とうとしている。

本当に、ファンダイブで普通の格好をして潜った本数は、30本に満たない。

ショックだ・・・。

サイドマウントでは、25本くらいか。

合わせても50本強。

インスピでは、200時間以上は潜っているのに・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

ブログでは、偉そうなことをいっていても、本当は、ショボイキャリアしかないヘタレなダイバーなのだ。

こんなんで、本当にレスキューダイバーなんて取れるんだろうか?。

(レスキュー・ダイバー・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_0204.asp

「実際の講習では、疲労したダイバーや負傷したダイバーの救助方法、水面アシストの方法、陸上での搬送方法、応急処置、救急の場合の速やかな通報の仕方、水中捜索方法など、現実に役立つ知識をトータルに学びます。」

「講習内容:
学科試験+海洋実習5ダイブ。計2日間以上」

「講習を修了すると・・・
1. トラブルを未然に防ぐ能力が身につきます。
2. 緊急時の応急処置ができます。
3. 負傷したダイバーの救助や、事故時の救命方法が身につきます。
4. 水中捜索方法がマスターできます。
5. 自分自身の安全性が高まります。」

結構な話である。

ゆくゆくは、ダイブマスターを目指そうというのだから、このくらいでめげていてどうする?。

いや、目指すだけだから、なれるかどうかは別である。

トータルでの安全管理が出来るようになるための自己開発なので、インストラクターになるつもりはないし、ダイブマスターの講習を受けて、サーティフィケートを取らなくても(取れなくても?)構わない。

浮沈子は、人様を指導するという柄ではないし、リスキーなダイビングの指導でトラブルに巻き込まれるのも御免だ。

そういうのは、やりたい人がたくさんいるだろうから、お任せする。

CPRの講習くらいなら、やってもいいかな。

(ダイブマスター・コース)
http://www.padi.co.jp/visitors/pro/pro_007.asp

「PADIダイブマスターになるとできること
◆PADIダイブセンターやリゾート、ダイブ・ボートのスタッフとして働くことができる。
◆PADIインストラクターと一緒にお客様のアシストができる。
◆PADIスキンダイバーコースを単独で実施し、認定ができる。
◆PADIディスカバー・スノーケリング・プログラムを実施できる。
◆認定オープン・ウォーター・ダイバー以上の認定ダイバーのPADIスクーバ・リビュー・プログラムを実施できる。
◆PADIディスカバー・ローカル・ダイブ・エクスペリエンス・プログラムを実施できる。
◆エマージェンシー・ファースト・レスポンス・インストラクター・コースを修了すればエマージェンシー・ファースト・レスポンスコースを実施できる。
◆PADIディスカバー・スクーバ・ダイビング・リーダーの資格がある場合は、単独でプールもしくは限定水域でディスカバー・スクーバ・ダイビングを実施できる。」

「コース内容:
<知識開発>
・トピック1 「PADIダイブマスターの役割と資質」・・・・・・・すべての水中セッションの前までに
・トピック2 「認定ダイバーの監督」・・・・・・・・・・・・・・・・・実践評価の前までに
・トピック3 「生徒ダイバーのアシスト」・・・・・・・・・・・・・・・実践評価の前までに
・トピック4 「ダイバーの安全とリスク・マネージメント」
・トピック5 「ダイブマスターが実施できるプログラム」・・・ダイブマスターが実施できるプログラムのワークショップの前までに
・トピック6 「特殊スキルと活動」
・トピック7 「ダイビングビジネスとキャリア」
・トピック8 「ダイビング環境への意識」
・トピック9 「潜水理論の復習」」

「<水中スキル開発>
●水中スキル実習
・実習1 「400m水泳」
・実習2 「15分間立ち泳ぎ」
・実習3 「800mスノーケルスイム」
・実習4 「100m疲労ダイバー曳行」
・実習5 「器材交換」
●ダイバーレスキュー
・限定もしくは海洋で実施
●ダイブスキル
・ワークショップ
・24スキルのデモンストレーションレベルへの開発と評価(スキンダイビングスキルも含む)」

「<実践応用>
●実践スキル
・スキル1 「ダイビングポイントでのセットアップと管理」
・スキル2 「水中地図の作成」
・スキル3 「ブリーフィング」
・スキル4 「サーチ&リカバリーのシナリオ」(SP資格保有者クレジット可)
・スキル5 「ディープダイビングのシナリオ」(SP資格保有者クレジット可)
●ダイブマスターが実施できるプログラムのワークショップ
・ワークショップ1 「限定水域でのスクーバ・リビュー」
・ワークショップ2 「スキン・ダイバー・コースとスノーケリングの監督」
・ワークショップ3 「限定水域でのディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラム」
・ワークショップ4 「ディスカバー・スクーバ・ダイビング・プログラムの追加のオープンウォーター・ダイブ」
・ワークショップ5 「オープンウォーターでのディスカバー・ローカル・ダイビング」
●実践評価
・実践評価1 「限定水域でのオープン・ウォーター・ダイバー・コース生徒」
・実践評価2 「オープンウォーターでのオープン・ウォーター・ダイバー・コース生徒」
・実践評価3 「オープンウォーターでの継続教育生徒ダイバー」
・実践評価4 「オープンウォーターでの認定ダイバー」・・・・・実際の認定ダイバーのみ
●プロフェッショナリズム評価
・実践応用終了までに」

「講習時間
2ヶ月~3ヶ月ぐらい(講習時間は、候補生によって異なります)」

「必要教材
◆ダイブマスター・マニュアル
◆ダイブマスタービデオ(DVD)
◆インストラクターマニュアル(紙版orデジタル版)
◆エンサイクロペディア
◆ダイブマスタースレートセット(4枚)
◆ダイブロスター」

先は十分長そうだな。

とにかく、ピピではバックマウントでの講習になるという。

一から始めるつもりで、気軽にいこう!。