レスキューゲット!2014年05月15日 01:43

レスキューゲット!
レスキューゲット!


苦節7日目にして、ようやくレスキューダイバーのサーティフィケートを出してもらえることになった。

服部さんは、結構きちんとしたインストラクターだが、それでもPADIのサーティフィケートの基準では、「とにかく、出来れば与える」ということらしい。

最大の難関は、今日やったボート上へのエキジットである。

事故者の役は、前回ピピに来た時に、エイミーと一緒にキング・クルーザー(沈船ポイント)に行ったクリスだ。

彼は小柄で体重も軽いのだが、ライフガード・エキジットで何度やっても上がらない。

まあ、1回だけ半分上がったので、それでいいことになった。

レスキューを、一人でやろうなどとは考えてはならないことを学んだわけだな。

浮き具を投げるのも、10回目でようやく合格が出た。

水面で反応のないダイバーの器材を脱がせる時には、事故者役の服部さんの鼻の中に海水を入れてしまうなど、まあ、問題だらけである。

もしも、浮沈子にレスキューされるようなことがあったら、その時は運が悪かったと思って、諦めていただきたい。

失敗の事例を並べ立てると、このブログが終わらないので、とりあえず、このくらいにする。

今日の夕食は、グランブルーでステーキを食った。

もちろん、服部さんを招待してのお祝いである。

服部さんは、遠慮して、ムール貝のクリーム煮を頼んで、ビールも1本しか召し上がらなかった。

やっぱ、サーティファイしたことを、後悔してるんだろうか?。

浮沈子は、彼が止めるのも聞かずに、某所でのダイブマスターのコースに申し込むことを決心してしまったのだ。

もともと、そのためのレスキューダイバーの取得である。

400mを7分台で泳げるかどうかは別にして、3mmのショーティでも、12ポンドのウエイトを必要とする浮力には自信があるので、15分立ち泳ぎは楽勝である。

シュノーケル800mと疲労ダイバー曳航100mは、やったことはないが、まあ、なんとかなるだろう。

認定を受けられるかどうかは、正にそれに相応しいかどうかにかかっている。

それを判定するのは認定者であり、浮沈子ではない。

最善を尽くして、結果を待つのみである。

まだ先の話だが、コースに参加するのが楽しみになった。

座学?。

実は、これが大変だった。

200ページのテキストを、隅から隅まで舐めるようにして読む(画像参照)。

服部さんが老眼鏡を貸してくれなかったら、おそらく、不可能だったろう(そんなもんが必要な生徒は、きっと想定していないに違いない)。

とにかく、お借りしたDVDを流しっぱなしにして、テキストと格闘する。

5月8日にピピ島入りした日に始めて、3日掛かりでやりあげた。

初日に50ページ、2日目はダイビングの後だったのと、疲れが出て30ページ。

3日目に、根性出して120ページを、夜中の1時半までかかって一気に終わらせた。

おかげで、翌日のダイビング3日目は、酔い止めを飲み忘れたことも手伝って船酔いをした。

それほどひどくはなかったのだが、昼飯のガーリックチキンはショップに帰ってから食べた。

その後、午後からテキストの回答の答え合わせ。

翻訳テキストの言い回しは、「おまえは、いったい、何を聞きたいんだあ?」というのもあって、結果は惨憺たるものだったが、テキストが真っ赤になるほど読んだ甲斐があって、答えを聞けば納得がいくものばかりだった。

そんなら、そういう風に質問しろよ!。

まあいい。

で、テストがある。

すぐにテストだ。

パターンAというヤツをやったが、事実上、50問全問正解である。

1問間違いだと言うが、絶対答えの方がおかしい。

服部さんも同意していたので、間違いない。

というわけで、後は初めに書いたように、実技だけ。

初めて行うわけだから、美味く出来るはずがない。

何度かトライして、とりあえず手順を間違わずに出来ればOK。

こんなことでいいんだろうかと思うが、PADIも馬鹿じゃないので、技術を磨く必要があるとビデオの中ではいっている。

こんなもんが、すいすい出来るようなら、コーストガードにでもなったほうが世のため人のためである。

というわけで、浮沈子は見事、レスキューダイバーのCカードを申請してもらうことが出来た。

先程、ショップで封筒に入れるところまでは確認した。

年に1件か2件、郵送が届かないことがあるらしい・・・。

まあ、南の島ですから・・・。

オーストラリアのPADIに送られて、そこから申請されるらしい。

2か月ほどでカードが届くとのことで、それまでは仮カードである。

服部さんが、パウチするというので、明日の交付になるとのこと。

やれやれ、ホッとした。

ダイビング3日目から始まった実技は、今日のエキジット以外はストレスもなく、体力を消耗することもなく、楽しく行えた(事故者役の服部さんは、大変だったろうと思うが)。

行方不明者の捜索では、泳ぎ去る方向を横目で見ながら、密かにコンパスを合わせて、規定の時間が経った後、その方向へまっしぐらに泳いで、ダイバーを発見してからUターンリサーチを開始するというズルをした。

まあ、どうでもいいんですが(見つかりゃいいのよ!)。

水中で暴れているダイバーになんて、絶対に近寄らないとは思うが、一応そんなケースもやった。

水中で反応のないダイバーが、浮上中にいきなり水中で暴れ出すというやつまでやった(そんな事例は、テキストには載ってないんだが・・・)。

実際そんなことになったら、浮沈子は、救助者の安全優先の原則に従って、事故者をホッポリ出して逃げ出すことに決めている。

水中で絡まれて逃れる方法は、少なくともテキストには載ってないのだ。

これに比べたら、水面でパニックになっているダイバーの方が、よっぽど管理しやすい(最悪、疲れ切るまで放って置けばいい)。

まあ、そんなこんなで、レスキューの実技は、実にためになった。

テキスト代(900バーツ)を含めると、13500バーツ(4万2千円くらい?)だが、その価値は十分ある(この他に、ダイビングフィーがかかる場合があります。浮沈子の場合は、ファンダイビングの合間にやったので、シナリオ4ダイブ(これは、コースフィーに含まれました)を除いては、ファンダイブフィーに含まれました)。

最近のダイバーは、アドバンスドダイバーまでは、ショップに(騙されて?)取らされているだろうから、最寄の消防署でCPRの講習さえ受ければ、誰でも受講することが出来る。

ただし、PADIの場合、CPRだけでなく、EFRをコースとして取ってからの方が、用語やスキルが馴染めて良いのではないかと思った。

浮沈子は、PADIの教育手法は初めての体験で、軍隊式に短期間で実戦投入するためのスパイラル方式は、なかなか馴染めなかった。

オープンウォーター・ダイバーからずっとPADIで馴染んでいれば、すんなりと受け入れられるのだろうが、一連の流れをブツ切りにされて、セクション毎に高度化して学習させるという方法は、初めての生徒には違和感があるだろうな。

コースの内容は、ネットにも上がっているのでそちらを見ていただきたい。

この講習を、誰もが受けた方がいいかどうかは、考え物だ。

もちろん、PADIは受けた方がいいといっている。

商売的にもそうだろうが、ダイビングという危険極まりないレジャーを継続するためにも、危機管理を現場で行う必要があり、プロであるインストラクターやダイブマスターだけでは手が足りない(足りてしまうと、商売にならない?)ので、金を払ってくれる客にもスキルを与えて手足にしようという、まあ、絶妙なサーティフィケートであるわけだ。

浮沈子自身は、受けて良かったと思っているし、元々がダイブマスターへの関門なので、必要悪(?)であると思っている。

だが、これを取って、PADIのためにタダ働きさせられるというのも面白くない。

本当に全てのダイバーに必要なスキルだと言うなら、オープンウォーター・ダイバーのコースに入れるべきだろう。

そうしないで、全てのダイバーが受講すべきと言うのなら、自らの教育の不徹底さを認めているということになる。

中途半端な知識とスキルでダイバーを認定し、世界中の海に解き放ち、ポセイドンへの捧げものをしている世界中の指導団体は、スクーバダイビングというレジャーについて、根本から考え直さなければならないのではないか。

レスキューダイバーのコースを受講することは、確かにダイビングに於ける安全の向上に有益である。

浮沈子は、その点で、このコースを設定している指導団体の見識を疑うものではない。

むしろ、レジャーダイバーとして、最低限身につけていなければならないスキルの一つであるとさえいえる。

だからこそ、そうでないダイバーを量産している現在の体制には、正直いって疑問を感じるのだ。

まあ、ライフガード・エキジットさえマトモにできないくせに、えっらそーな口をきくな!、と言われれば、まあ、それはその通りだが。

PADIのために、タダ働きすることになるかどうかは別にして、少なくとも、セルフレスキューに必要な体調維持とスキルの維持向上、そしてメンタルコントロールをキッチリしていきたい。

浮沈子にとっては、そのこととダイブマスターへの挑戦が、同じ線上にあるということになる。

おっと、明日もファンダイブがあるので、この辺で切り上げて、十分な睡眠を取らなければならない。

体調管理もダイビングの一部である・・・。

機上の空論(羽田)2014年05月15日 07:59

機上の空論(羽田)
機上の空論(羽田)


これを書いているのは、5月8日、プーケットタウンのメルリンホテルである。

忘れないうちに、羽田の印象を書いておく。

羽田空港の国際線ターミナルの巨大さは、成田に匹敵するのではないか。

それほどの規模だ。

出国手続きを済ませて、例によって旅行保険を自動販売機で購入する。

帰国日を1日長く設定してしまったが、長い分には問題なかろう。

3時間近くあるので、端から端まで歩いてみる。

滅茶苦茶広い。

タイのスワンナプーム程ではないが、歩き疲れる。

歩き疲れたので、電動カーとに乗ってみる。

線路は続くよ、どこまでも。

いや、歩行者に接近を知らせるためのオルゴールの曲なんだが、もう少しマトモな選曲はないのか。

まあいい。

JRは航空機需要を競争相手として、新幹線やリニアモーターカーを実現しようとしている。

その宣伝に貢献しているようにも思えて、おかしかった。

空港は、騒音や高さ制限などの理由で、市街地のど真ん中に作ることはできず、アクセスに時間がかかる。

市街地のど真ん中に乗り入れている鉄道が、その利便性を発揮して航空機のスピードを上回ることが可能な所以だ。

シートベルトをしなくていいという、アホな感想を述べていた大臣がいたが、そういう問題ではないのだ。

電動カートは、出国審査を終えて出てきた辺りに止まっている。

山のように免税品を買って身動きできない方、ガキンチョをタダで喜ばせたいオトーサン、初めての羽田に興奮して、思いっきり端まで行ってしまって、戻る気力と体力がなくなってしまった利用者(浮沈子?)には、超オススメだな。

オペレーターは、愛想がなく、カートには広告もなく、今後の運用が危ぶまれる。

まあ、どうでもいいんですが。

TG683便は30分の遅れ。

理由はコンピューターの不良とのこと。

B747-400って、そんな上等なコンピューター積んでたっけ?。

しかし、程なく修理は終わった模様で、搭乗が開始された。

今回の旅行の前途を予感させる出来事だ。

空港内は、出国審査から出て左手にフードコートがある。

北海道のカレー屋があって、値段は高いのだが(800円:税抜き)、味は素晴らしい。

スープストックみたいな店(コーヒー付1000円:税込み)や、お菓子屋さんで売っていたカレー入りのナン(250円:税抜き)など、散財(爆食?)し放題であるな。

そろそろ、ピピ島行きフェリーのお迎えが来るようだ。

続きは、ピピのドミに転がり込んでから書こう。

再圧チャンバー2014年05月15日 08:46

再圧チャンバー
再圧チャンバー


(チャンバー)
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC

「英語の綴りは「chamber」。「小さな部屋」「室」などといった意味で幅広く使われる言葉。」とある。

ピピ島にも、アメリカ製の減圧チャンバーが導入された。

ピピ・アイランド・ホスピタルのチャンバールームに、ドドンと設置されている(画像参照)。

浮沈子は、別に減圧症になったわけではないのだが、せっかくレスキューダイバーのコースを受けていることもあり、5月13日に公式に(?)潜入した!。

もちろん、チャンバーに入ったわけではなく、担当の技師さん(女性)に案内してもらっただけ。

セクリストというメーカーのチャンバーは、思ったよりもゆったりとした一人用のもので、透明な本体は患者が良く観察できていい感じだ。

今年の1月16日に導入されたということで、病院の正面には広告の横断幕が張られている。

広告規制などという無粋なものは、ここにはない!(病院、1箇所だし・・・)。

すでに、4月に18mで減圧症になった、おめでたい(?)ダイバーの治療を行ったという。

急浮上でもしたのだろうか?。

服部さんによれば、クラビのショップのお客さんだとのこと。

減圧パターンは4種類。

テーブル5、6、9と、Dr.GB Hart Monoplace Treatment Tableというシンプルなヤツ。

このチャンバーは、減圧症だけでなく、一酸化炭素中毒や外傷の場合にも使用するようだ。

(メーカーのページ)
http://sechristind.com/

昔なら技師が減圧テーブルを見ながら、ガスを注入したり加圧したりという手順を手動でコントロールしたのだろうが、現代のチャンバーは、コンピューターに打ち込んで自動で制御する。

スマホである。

チャンバーよ、おまえもかっ!。

まあいい。

見学を終えて、お礼をいってお暇した。

日本なら菓子折の一つくらい持っていくところだが、浮沈子は気配りが足りないので、もちろん手ぶらである。

まあ、どうでもいいんですが。

今までは、プーケットまで行かなければチャンバーはなかった。

これで、安心してディープダイビングが楽しめるというものだ(そうじゃないって!)。

最新のチャンバーと、英語ベラベラの技師さんに圧倒されて、値段を聞くのを忘れてしまったが、こういう医療機器の標準価格は、あってないようなもので、彼女がそれを知っているとは限らない。

戴いたリーフレットにも、そんな無粋なことは書いていない。

ダイバーとしては、こいつのお世話にならないような、保守的なプロファイルでのダイビングを心がけ、安全に楽しむようにしなければならないと、あらためて肝に銘じるのだった。

病院を後にして、宿に帰る間、雨が降ってきた。

こんな小さな島の、小さな病院に、チャンバーが備えられて専任のスタッフが置かれていることに、ちょっと感動して、雨の中を気持ちよく歩いて帰ってきた。

感慨2014年05月15日 16:57

感慨
感慨


とにかく、経過はどうあれ、2月にピピに来た時から数えれば、足掛け4か月を掛けて取得したレスキューダイバーのカード(まだ、仮のカード)である(画像参照)。

服部さんが、パウチしてくれて、今朝ほど戴いた。

こんなもんでも、構想してから実現するまでの道のりを考えると、感慨もひとしおである。

2月に消防署のCPR講習に申し込み、3月に受講し、4月は何もしなかったが、5月にようやく手にすることが出来た。

タイの郵便システムがちゃんと稼動してオーストラリアのアジア・パシフィックのオフィスに届き、担当者がポカをしないで、ちゃんと入力してくれれば2か月以内に本カードが届く(ハズである)。

これを持っていると、何かいいことがあるのだろうか?。

いや、何もない。

割引が受けられるわけでもなく、特権を行使することもできない。

他人に対して威張れるメリットさえない。

プロとしての技量の認定でもない。

所詮は、アマチュアの、お客さんとしてのスキルの証明に過ぎない。

それも、実際には、やったことがあるというだけで、そのスキルの保証は何もない。

自分自身が学んで身につけた以上のことは、実際の話、皆無である。

何にもいいことはない!。

それは、上着の上に着ける煌びやかな勲章ではなく、ひっそりと見えないところに着ける小さなワッペンのようなものだ。

ダイビングというレジャーを産業として成り立たせるための、最低限の嗜み、オトナのダイバーなら持っていないとハズカシイくらいの認定である。

まあ、これとセルフリライアントスペシャルティくらいが、浮沈子から見て取っておくべきスペシャルティに思えたのだが、パディ・アジア・パシフィック・ジャパンでは開催していないようだ。

(そんなスペシャルティがあることすら、ひた隠しにしているページ)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/cu_0206.asp

まあ、ダブルタンクのサイドマウントで潜って、リール、マーカーブイその他の器材を使えれば問題ない。

もちろん、ソロダイビングなんてもっての外だし、予備の空気源は多いほど良いので、これを取ったからといって単独潜水のお墨付きを得たと思ったら大間違いだ。

(グアムで開催しているサービスのページ)
http://www.3da.us/diving/courses/sp/selfreliantdiver

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子の場合は、ダイブマスターに挑戦するための通過儀礼なので、とりあえず申し込みのときに仮のカードを出すだけになってしまう。

どっちにしても、ダイブマスターのコースの中で、もう一度レスキューダイバーの復習はやるようだし、こっちの方はプロ向けの講習なので確実に出来るまで仕込まれるようだ。

当然である。

命がけのレジャーのサポートを、金をもらってやろうというのだから、いい加減なスキルで認定してもらっては困る。

レスキューダイバーは、予行演習のようなもんだな。

アマチュアの方でも、このくらいのことは知っておいてください、という感じか・・・。

まあいい。

とりあえず、事故もなく講習を終えただけでもよしとしよう。

座学が想像していたよりも過酷なこと、エキジット以外のスキルは、結構楽しめたこと、肉体的にハードなエキジットは、浮沈子には一人では無理だとわかったこと、エトセエトセである。

ダイバーとして認定されて8年目に手にした5枚目のカード(OWダイバー、アドバンス、ナイトロックス、CCR)である。

サイドマウントはこれからだし、次は、大本命のダイブマスターである。

その間に、ディスカバリーもやらなければならない。

結構忙しい日々になりそうだ。

まずは、第一関門突破である。

感慨に浸っている暇はないのだ・・・。