SKYLON ― 2014年07月28日 00:42
SKYLON
この記事を書いたときには、実はよく知らなかった。
(100倍!!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/07/27/7399584
英国が宇宙基地(宇宙港)を建設するという記事があった。
(2018年開港予定のイギリス宇宙港、スコットランド始め8候補地を発表)
http://response.jp/article/2014/07/20/228100.html
「開港した宇宙港には、米国で商業宇宙旅行の運航開始の準備をしているヴァージン・ギャラクティック社の「スペースシップ 2」や、英リアクション・エンジン社が開発する2020年に国際宇宙ステーションへの商業運航を目指すスペースプレーン(自力で離着陸し軌道に到達できる宇宙船)「SKYLON(スカイロン)」などが参入、運行を目指す。」
ここに出ているスカイロンなる代物が気になったので、ちょっと調べてみた。
(スカイロン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3
「イギリスの企業リアクション・エンジンズ(REL) により設計されたスペースプレーンである。」
「一般的な使い捨て型ロケットとは異なり、SABRE(Synergistic Air-Breathing Rocket Engine) と呼ばれる、大気中では空気を燃料に使用するエアブリージング式のロケットエンジンを使用する、200回の再使用を想定したスペースプレーンである。」
このエンジンの開発がミソだな。
(SABRE (rocket engine))
http://en.wikipedia.org/wiki/SABRE_(rocket_engine)
どうやら、吸い込んだ空気を冷やしてエンジンに送り込むというのがミソのようだ。
この手の話は、昔からあって、こんなのも検討されてたな。
(HOTOL)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HOTOL
「エンジンは液体水素と液体酸素を推進剤とする設計だったが、大気圏内では超音速で空気を吸い込んで酸化剤として燃焼するので搭載する液体酸素の量を大幅に減らすことが期待できた。」
「しかしながら類似の製造技術で製造されたロケットと比較して大きな優位性が無く、実現には多くの資金が必要だった。」
エンジン自体の開発もそうだが、この重そうな機体が、本当に離陸できるんだろうか。
(Skylon+Operations+Reaction+Engines+Ltd:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=stH6JHJ3Dx4
(Starfest III - Alan Bond - "Skylon: Shaping Tomorrow":動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=fLDexTPBvlg
なんかもう、火星に2020年代に行ってしまおうという、途方もない話である。
この解説しているアラン・ボンドというおっさんが曲者だな。
リアクション・エンジンという会社も怪しい・・・。
このスカイロンの搭載能力を前提とした、有人火星ミッションについては、上記の解説ビデオでも出てきたトロイというのがある。
(Project Troy - Mission to Mars - (Reaction Engines Ltd))
https://www.youtube.com/watch?v=G0qfP68i3pA
このビデオの最後に、カプセル型宇宙船で地球周回軌道から帰還するシーンがあるが、スカイロンで帰ってこないのは、なぜなのかが分からない(スカイロンにドッキングするシーンもある)。
まあ、どうでもいいんですが。
本当のホンモノなのか、諦めの悪い計画のガセネタなのか。
要素技術一つ一つ確認して、インテグレーションしていくだけでも、莫大なコストがかかるだろうし、開発期間もかかる。
(Skylon. The Key To Economic Access To Space?:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=LYos3J_8D5Q
うーん、欧州の威信をかけたプロジェクトだ。
期待はするが、浮沈子は現時点ではこの話に乗るにはリスクが大きすぎると考えている。
エンジン技術に依存しすぎたプロジェクトだ。
宇宙へのシャトル便を上げれば、そこから先はどうにでもなるという感じだな。
現在でも、何だかんだで100億円という費用がかかるわけだし、安いといっても10億円のオーダーである。
スペースシャトルを何十回も打ち上げて、ようやく作ったISSも、あと10年くらいでお釈迦になる。
使い捨てロケットの技術にしても、まだ確立されたわけではない。
未だに打ち上げに失敗はつきものだし、そのリスクをゼロにすることは出来ない。
スペースシャトルのような、国家事業であっても、何度も事故を起こしてきた。
巨大技術は、我々に人間の運用限界を突きつけている。
今また、火星に向かって何かの行動を起こそうとしているようだが、それは極めて政治的なものではないかと浮沈子には思える。
人類が、生身で進出できるのは、地球周回軌道上までで、そこから先は、無人探査機でしか行くことはできない。
月面ですら、長期滞在などは叶わないだろう。
宇宙放射線の問題を、根本から解決する方策が見つからない限り、宇宙に長期間滞在するという話は、絵空事に過ぎない。
ただ、そこに行くことだけの意義を、人類が見出せるかどうか。
地下に潜って、そこから出てこない滞在って、何か意味があるのか。
地球周回低軌道から先の話は、実際にはSFの域を出ない話だ。
アポロ17号が月をまわってから40年以上が経つが、それ以来、人類が地球周回軌道から出たことは、ただの1度たりともなかった。
それは、人類の選択だったし、その間に宇宙空間に人類を送り出すことに対して、何らかの意義を見出すことが出来なかったからでもある。
ISSにしたって、何か具体的な恩恵を与えてくれているわけではない。
地上では、未だに国境を争う戦争が絶えず、貧困は拡大し、飢えはなくならない。
宇宙に人類を送り込むということは、有体に言って、クソの役にも立っていない。
派生技術があるとはいえ、端的にそれだけ開発した方が、費用はかからないということも事実だ(まあ、開発する動機がないといえばないけど)。
無人で打ち上げた宇宙ゴミを、有人で回収しに行くなどというのは、本末転倒であるな。
深宇宙に行くんじゃなくて、弾道飛行でも低軌道周回でもいいが、外から地球を眺めるという体験をしてもらうということが重要なんじゃないかと思う。
映像とかではなく、自分の体験として地球を見ること。
そこで、何を感じ、何を考えるかは、人それぞれでいい。
インターネットが普及して、10億人が接続するようになって、世界は少しずつ変わってきた。
まだ、60億人が未接続だが、これから徐々に増えていくだろう。
宇宙から地球を見たことがある人間の数は、せいぜい3桁止まりで、殆ど全てが政府関係者である。
民間人で宇宙空間に行った人間は、10人に満たないだろう。
(宇宙旅行:宇宙旅行者一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%97%85%E8%A1%8C#.E5.AE.87.E5.AE.99.E6.97.85.E8.A1.8C.E8.80.85.E4.B8.80.E8.A6.A7
人類が宇宙を我が物とするなどというのは、見果てぬ夢、空想以外の何物でもない。
大部分の人類は、地上にへばりついて生き、大気の底でそのまま死んでいくのだ。
せいぜい、ダイビングで数十メートル水中に潜ったり、飛行機に乗って10kmくらいの高さに上がるだけ。
それでも、人生の殆どを地べたにくっついて過ごす(まあ、船員の人とかは、船の上でしょうが)。
それでも、宇宙に行きたいのか、地球を外から見たいのかといわれれば、行きたい人間もいるだろう。
命の危険を冒して、それでも、人生の経験として宇宙に出たいという気持ちは分からないではない。
そんな人々がいる限り、スカイロンのような話はいくらでも出てくるだろう。
気持ちとして、成功してもらいたいというのはやまやまだが、まあ、たぶん、きっと、おそらくは、消えてなくなる話だろう。
エンジン技術がものになったとしても、せいぜい、高空を飛ぶ超音速機(たぶん、軍用機)に応用されて終わりだな。
軌道上のドライドックで建造された火星ロケットは、CGだけで終わるのがオチだ。
船団組んで送り込むなんてこともありえない。
よく出来たSFだが、欧州がそのために金を出すこともない。
エンジンの開発だけに出資するというのがせいぜいだろう。
浮沈子は、我が国の有翼機が見送りになっている経緯はよく知らない。
(ATREX)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ATREX
「大きく分けて可変インテーク、プリクーラー、コアエンジン、ラム燃焼器、可変ノズルの5つの部分から構成される。」
「この種の民生用エンジンとしては世界で唯一研究開発が行われている」
なんか、スカイロンのエンジンと似てるような気もするなあ。
(HOPE)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HOPE_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)
まあ、これは、帰ってくるだけのもんだし。
(単段式宇宙輸送機:空気吸い込みエンジン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E6%AE%B5%E5%BC%8F%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%BC%B8%E9%80%81%E6%A9%9F#.E7.A9.BA.E6.B0.97.E5.90.B8.E3.81.84.E8.BE.BC.E3.81.BF.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3
「液体水素と液体酸素の組み合わせでは、液体酸素の重量が全体の2/3以上を占めるため、空気中の酸素を利用するエンジンを利用できれば比推力を大幅に向上させたのと同じ効果がある。」
「そこで、ジェットエンジンを使用する方法が考えられる。一般的なターボジェットエンジンの最大速度はマッハ3程度(秒速1km程度)であり、まったく足りない。そこで超音速に達してからは、衝撃波を利用して空気を圧縮し、燃料を混合して噴射するラムジェットエンジンを使用する。とくに、エンジン内の流速を超音速としたラムジェットエンジンをスクラムジェットエンジンと呼ぶ。これを使用して、大気圏内でできるだけ加速し、大気圏外に出てからはロケットエンジンを使用するのである。このような機体は通常の滑走路から水平に離陸できるため、特に宇宙航空機(スペースプレーン)と呼ばれる。」
「肝心のスクラムジェットエンジンの開発は難航しており、2007年現在でも実用化の目処は立っていない。」
2014年でも、だめですなあ。
「SSTO搭載を目的に、現在研究されている空気吸い込みエンジンとしては、スカイロン用のSABREがある。」
なるほどね、結局、そこに戻るわけだ。
スクラムジェットがなかなかものにならないので、ロケットエンジンに冷えた空気を食わせて、燃やそうというわけだ。
しかし、低速ではうまく働かないんじゃないだろうか。
まあいい。
今後のスカイロンにはとりあえず、注目しておこう。
この記事を書いたときには、実はよく知らなかった。
(100倍!!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/07/27/7399584
英国が宇宙基地(宇宙港)を建設するという記事があった。
(2018年開港予定のイギリス宇宙港、スコットランド始め8候補地を発表)
http://response.jp/article/2014/07/20/228100.html
「開港した宇宙港には、米国で商業宇宙旅行の運航開始の準備をしているヴァージン・ギャラクティック社の「スペースシップ 2」や、英リアクション・エンジン社が開発する2020年に国際宇宙ステーションへの商業運航を目指すスペースプレーン(自力で離着陸し軌道に到達できる宇宙船)「SKYLON(スカイロン)」などが参入、運行を目指す。」
ここに出ているスカイロンなる代物が気になったので、ちょっと調べてみた。
(スカイロン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3
「イギリスの企業リアクション・エンジンズ(REL) により設計されたスペースプレーンである。」
「一般的な使い捨て型ロケットとは異なり、SABRE(Synergistic Air-Breathing Rocket Engine) と呼ばれる、大気中では空気を燃料に使用するエアブリージング式のロケットエンジンを使用する、200回の再使用を想定したスペースプレーンである。」
このエンジンの開発がミソだな。
(SABRE (rocket engine))
http://en.wikipedia.org/wiki/SABRE_(rocket_engine)
どうやら、吸い込んだ空気を冷やしてエンジンに送り込むというのがミソのようだ。
この手の話は、昔からあって、こんなのも検討されてたな。
(HOTOL)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HOTOL
「エンジンは液体水素と液体酸素を推進剤とする設計だったが、大気圏内では超音速で空気を吸い込んで酸化剤として燃焼するので搭載する液体酸素の量を大幅に減らすことが期待できた。」
「しかしながら類似の製造技術で製造されたロケットと比較して大きな優位性が無く、実現には多くの資金が必要だった。」
エンジン自体の開発もそうだが、この重そうな機体が、本当に離陸できるんだろうか。
(Skylon+Operations+Reaction+Engines+Ltd:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=stH6JHJ3Dx4
(Starfest III - Alan Bond - "Skylon: Shaping Tomorrow":動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=fLDexTPBvlg
なんかもう、火星に2020年代に行ってしまおうという、途方もない話である。
この解説しているアラン・ボンドというおっさんが曲者だな。
リアクション・エンジンという会社も怪しい・・・。
このスカイロンの搭載能力を前提とした、有人火星ミッションについては、上記の解説ビデオでも出てきたトロイというのがある。
(Project Troy - Mission to Mars - (Reaction Engines Ltd))
https://www.youtube.com/watch?v=G0qfP68i3pA
このビデオの最後に、カプセル型宇宙船で地球周回軌道から帰還するシーンがあるが、スカイロンで帰ってこないのは、なぜなのかが分からない(スカイロンにドッキングするシーンもある)。
まあ、どうでもいいんですが。
本当のホンモノなのか、諦めの悪い計画のガセネタなのか。
要素技術一つ一つ確認して、インテグレーションしていくだけでも、莫大なコストがかかるだろうし、開発期間もかかる。
(Skylon. The Key To Economic Access To Space?:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=LYos3J_8D5Q
うーん、欧州の威信をかけたプロジェクトだ。
期待はするが、浮沈子は現時点ではこの話に乗るにはリスクが大きすぎると考えている。
エンジン技術に依存しすぎたプロジェクトだ。
宇宙へのシャトル便を上げれば、そこから先はどうにでもなるという感じだな。
現在でも、何だかんだで100億円という費用がかかるわけだし、安いといっても10億円のオーダーである。
スペースシャトルを何十回も打ち上げて、ようやく作ったISSも、あと10年くらいでお釈迦になる。
使い捨てロケットの技術にしても、まだ確立されたわけではない。
未だに打ち上げに失敗はつきものだし、そのリスクをゼロにすることは出来ない。
スペースシャトルのような、国家事業であっても、何度も事故を起こしてきた。
巨大技術は、我々に人間の運用限界を突きつけている。
今また、火星に向かって何かの行動を起こそうとしているようだが、それは極めて政治的なものではないかと浮沈子には思える。
人類が、生身で進出できるのは、地球周回軌道上までで、そこから先は、無人探査機でしか行くことはできない。
月面ですら、長期滞在などは叶わないだろう。
宇宙放射線の問題を、根本から解決する方策が見つからない限り、宇宙に長期間滞在するという話は、絵空事に過ぎない。
ただ、そこに行くことだけの意義を、人類が見出せるかどうか。
地下に潜って、そこから出てこない滞在って、何か意味があるのか。
地球周回低軌道から先の話は、実際にはSFの域を出ない話だ。
アポロ17号が月をまわってから40年以上が経つが、それ以来、人類が地球周回軌道から出たことは、ただの1度たりともなかった。
それは、人類の選択だったし、その間に宇宙空間に人類を送り出すことに対して、何らかの意義を見出すことが出来なかったからでもある。
ISSにしたって、何か具体的な恩恵を与えてくれているわけではない。
地上では、未だに国境を争う戦争が絶えず、貧困は拡大し、飢えはなくならない。
宇宙に人類を送り込むということは、有体に言って、クソの役にも立っていない。
派生技術があるとはいえ、端的にそれだけ開発した方が、費用はかからないということも事実だ(まあ、開発する動機がないといえばないけど)。
無人で打ち上げた宇宙ゴミを、有人で回収しに行くなどというのは、本末転倒であるな。
深宇宙に行くんじゃなくて、弾道飛行でも低軌道周回でもいいが、外から地球を眺めるという体験をしてもらうということが重要なんじゃないかと思う。
映像とかではなく、自分の体験として地球を見ること。
そこで、何を感じ、何を考えるかは、人それぞれでいい。
インターネットが普及して、10億人が接続するようになって、世界は少しずつ変わってきた。
まだ、60億人が未接続だが、これから徐々に増えていくだろう。
宇宙から地球を見たことがある人間の数は、せいぜい3桁止まりで、殆ど全てが政府関係者である。
民間人で宇宙空間に行った人間は、10人に満たないだろう。
(宇宙旅行:宇宙旅行者一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%97%85%E8%A1%8C#.E5.AE.87.E5.AE.99.E6.97.85.E8.A1.8C.E8.80.85.E4.B8.80.E8.A6.A7
人類が宇宙を我が物とするなどというのは、見果てぬ夢、空想以外の何物でもない。
大部分の人類は、地上にへばりついて生き、大気の底でそのまま死んでいくのだ。
せいぜい、ダイビングで数十メートル水中に潜ったり、飛行機に乗って10kmくらいの高さに上がるだけ。
それでも、人生の殆どを地べたにくっついて過ごす(まあ、船員の人とかは、船の上でしょうが)。
それでも、宇宙に行きたいのか、地球を外から見たいのかといわれれば、行きたい人間もいるだろう。
命の危険を冒して、それでも、人生の経験として宇宙に出たいという気持ちは分からないではない。
そんな人々がいる限り、スカイロンのような話はいくらでも出てくるだろう。
気持ちとして、成功してもらいたいというのはやまやまだが、まあ、たぶん、きっと、おそらくは、消えてなくなる話だろう。
エンジン技術がものになったとしても、せいぜい、高空を飛ぶ超音速機(たぶん、軍用機)に応用されて終わりだな。
軌道上のドライドックで建造された火星ロケットは、CGだけで終わるのがオチだ。
船団組んで送り込むなんてこともありえない。
よく出来たSFだが、欧州がそのために金を出すこともない。
エンジンの開発だけに出資するというのがせいぜいだろう。
浮沈子は、我が国の有翼機が見送りになっている経緯はよく知らない。
(ATREX)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ATREX
「大きく分けて可変インテーク、プリクーラー、コアエンジン、ラム燃焼器、可変ノズルの5つの部分から構成される。」
「この種の民生用エンジンとしては世界で唯一研究開発が行われている」
なんか、スカイロンのエンジンと似てるような気もするなあ。
(HOPE)
http://ja.wikipedia.org/wiki/HOPE_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)
まあ、これは、帰ってくるだけのもんだし。
(単段式宇宙輸送機:空気吸い込みエンジン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E6%AE%B5%E5%BC%8F%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%BC%B8%E9%80%81%E6%A9%9F#.E7.A9.BA.E6.B0.97.E5.90.B8.E3.81.84.E8.BE.BC.E3.81.BF.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3
「液体水素と液体酸素の組み合わせでは、液体酸素の重量が全体の2/3以上を占めるため、空気中の酸素を利用するエンジンを利用できれば比推力を大幅に向上させたのと同じ効果がある。」
「そこで、ジェットエンジンを使用する方法が考えられる。一般的なターボジェットエンジンの最大速度はマッハ3程度(秒速1km程度)であり、まったく足りない。そこで超音速に達してからは、衝撃波を利用して空気を圧縮し、燃料を混合して噴射するラムジェットエンジンを使用する。とくに、エンジン内の流速を超音速としたラムジェットエンジンをスクラムジェットエンジンと呼ぶ。これを使用して、大気圏内でできるだけ加速し、大気圏外に出てからはロケットエンジンを使用するのである。このような機体は通常の滑走路から水平に離陸できるため、特に宇宙航空機(スペースプレーン)と呼ばれる。」
「肝心のスクラムジェットエンジンの開発は難航しており、2007年現在でも実用化の目処は立っていない。」
2014年でも、だめですなあ。
「SSTO搭載を目的に、現在研究されている空気吸い込みエンジンとしては、スカイロン用のSABREがある。」
なるほどね、結局、そこに戻るわけだ。
スクラムジェットがなかなかものにならないので、ロケットエンジンに冷えた空気を食わせて、燃やそうというわけだ。
しかし、低速ではうまく働かないんじゃないだろうか。
まあいい。
今後のスカイロンにはとりあえず、注目しておこう。
EFR ― 2014年07月28日 17:33
EFR
まずは、画像のEFRのレスポンダーのカードが届いた件。
インストラクターの方は、先に届いていたが、肝心のレスポンダーは、さっき届いた。
(EFRI)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/07/26/7398979
DANジャパンの会報誌アラートダイバーも一緒に郵便受けに入っている。
3ページに、20代から30代のダイバーが減っているという記事があった。
浮沈子は、以前からダイバーの高齢化(中高年化)に関心があって、必ずしも悪いことではないと考えている。
若い方がダイビングなどして具合が悪くなるというのは、痛ましい限りだ。
4ページには、減圧症に罹患したダイバーの約半数が、24時間以内に航空機に乗っていたという衝撃的な情報が公開されている。
沖縄で55パーセント、パラオで60パーセントとある。
医科歯科大では、年間の減圧症患者は300人のオーダーだと書いてある。
全国では、とんでもない数になるんだろうな。
5ページ辺りからは、BLS(ベーシックライフサポート)の話が出てくる。
やったばっかしなので、ステイン・アライブの話とか出ていて、ちょっと嬉しい(別に、嬉しがる話でもないんだが)。
6ページには、DANヨーロッパの安全ルールが出ている。
3番目には、ダイビング前「後」のアルコールの禁忌が明記されている。
ダイビング後のアルコール禁止は、PADIのオープン・ウォーター・ダイバー・コースのマニュアルには明記されていなかった事項だ。
逆に、喫煙については、全く触れられていない。
うーん、一体どうなっているのか(ダイバーが禁煙するなんて、常識なのかも)。
7ページには、DANアメリカの死亡事故統計で、ダイバー10万人当たり、年間15人から20人がダイビング事故で亡くなっているそうだ。
米国のダイビング人口は400万人というから、600人から800人が亡くなっているということになる(ホントかよ!?)。
(潜水による障害)
http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~dangan/DATABANK/altitude/dysbarism.htm
「アメリカではスキューバーダイビングの人口は400万人にものぼり、年間10%増加しつつあるという。」
レジャー白書によれば、我が国のダイバー人口は、平成13年度で220万人とあるので、年間死亡者数が20人前後というのは、極めて少ないということになる。
(スキンダイビング、スキューバダイビングの参加人口の推移:3ページ目)
http://www.bizup.jp/tanaka-zeimu/pdfs/jt200407.pdf
まあ、ちと古い資料だが。
(マーケットとしてのダイビング)
http://marineartcenter.com/consultant/index.html
「日本国内のダイビング人口は、今や400~500万人といわれています。またスクーバダイビングは「やってみたいマリンスポーツ」の上位に常にランキングされており、毎年10万~20万人以上の日本人ダイバーが生まれています。ダイバーは他のマリンスポーツをする人たちに比べ、自分が潜ってみたい海への旅、水中撮影に使うカメラ機材などへは自己投資を惜しみません。また未開拓な分野であることから、これからビジネスチャンスがどんどん広がっていく可能性が高いのです。」
マリンダイビングの出版社だが、調査年次が明らかではない。
(スキューバダイビングの普及と人口増加)
http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2013/1K10C437.pdf
「現在、スキューバダイビングのライセンス保有者は、全国に155万人いる。そのうち、継続的に活動しているダイバーは65万人である。一方で、ライセンスを取得しているがスキューバダイビング非活動者となっているものは、90万人もいる。よって、日本の全ダイバーのうち約42%しか、実質的な活動していない。」
このペーパーも、調査年次が明らかではないが、注目すべきは、アクティブなダイバーとノンアクティブなダイバーの比率が出ている点だ。
ダイバーの人口一つとっても、まともな数字が分からないので、議論もヘッタクレもないが、DANの記事が正しければ、年間何百人も死亡している米国と、我が国とでは認識が異なるんだろうということは想像に難くない。
我が国では、ダイビング中に死亡するというのは、大変なことで、あってはならない事故で、責任者、出てこーい!、ということになるんだろうが、米国では、日常茶飯事、あるある状態で、そこに関係者の過失がなければ、当然のこととして処理されていくんだろう。
(ダイビングは危険なスポーツでしょうか?)
http://www.papalagi.co.jp/article.php/owd_senior_04
「これは米国国家安全委員会事故調査の1991年版の数字による、他の陸上スポーツやマリンスポーツにおけるケガの発生率のデータです。」
「スキューバダイバーは年間10,000人の内、4件のケガ率」
つまり、400万人ダイバーがいれば、1600件の事故ということになり、50件の事故中、20件の死亡事故が起こる我が国の割合を当てはめると、640件の死亡事故が起こっているということで、DANの記事の裏づけにはなっている。
まあ、どうでもいいんですが。
これからは、ジジババが潜る時代だ。
若者は、他のレジャーに現を抜かしていればよろしい。
水中で心筋梗塞になったり、脳梗塞や脳内出血になったとしても、もう、寿命であると諦めていただいて、日頃の健康管理の杜撰さを呪っていただくしかない。
ダイビング中の事故は、今後も長期的には必ず増加しいていくに違いない。
水圧に抵抗して血液を送り出す心臓や、その血液を通す血管、潜水中の運動、お約束の減圧リスクなど、ジジババに辛い条件はたくさんある。
風呂かと思うほど温かい南の島の海水ならともかく、ドライスーツ(浮沈子は持ってません)で潜るダイビングなど、高齢ダイバーにはもってのほかだな。
あれって、中はあったかいんだろうか?。
ホカロンとか、入れてるのかな。
どっちにしても、顔とかは、どうしようもないわけだし。
浮沈子は、獅子浜で23度の水温で5mmのウエットで潜ったが、二度と御免だ。
来週、潜るんですけど・・・。
気が重い。
身体も器材も重い・・・。
それでも、少しでも身体に優しいCCRで潜れることを考えれば、気が休まる。
それまでに、リブリーザーダイバーマニュアルを精読しなければならない(現在、23ページまで精読:5ページに3つ目のミスプリ発見!:highli(gh)t)。
リブリーザーの仕組の解説が、余りに簡単なのに驚くが、まあ、そもそもが簡単な仕組なので、驚くことはないのかもしれない。
メーカーが汗水たらして開発したところは、さらっと水に流して、大昔からある基本的な構造と、作動の原理だけを説明して、あとはメーカーのマニュアルを見よ!、とくるわけだ。
ブラックボックスの中がどうなっているのかなんて、メーカーのマニュアルを読んでも分からない。
どうせ、大したことをやっているわけじゃないんだから、各社共通のハードウェアを使って、コスト削減したらいいんじゃないだろうか。
OSはとりあえず、アンドロイドとか使って、ウエアラブルコンピュータで、音声指示である。
「OK、グーグル?」
って、水中ではどうするんだろうか。
ま、メーカーのマニュアルでも読んでもらうんですな!。
まずは、画像のEFRのレスポンダーのカードが届いた件。
インストラクターの方は、先に届いていたが、肝心のレスポンダーは、さっき届いた。
(EFRI)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/07/26/7398979
DANジャパンの会報誌アラートダイバーも一緒に郵便受けに入っている。
3ページに、20代から30代のダイバーが減っているという記事があった。
浮沈子は、以前からダイバーの高齢化(中高年化)に関心があって、必ずしも悪いことではないと考えている。
若い方がダイビングなどして具合が悪くなるというのは、痛ましい限りだ。
4ページには、減圧症に罹患したダイバーの約半数が、24時間以内に航空機に乗っていたという衝撃的な情報が公開されている。
沖縄で55パーセント、パラオで60パーセントとある。
医科歯科大では、年間の減圧症患者は300人のオーダーだと書いてある。
全国では、とんでもない数になるんだろうな。
5ページ辺りからは、BLS(ベーシックライフサポート)の話が出てくる。
やったばっかしなので、ステイン・アライブの話とか出ていて、ちょっと嬉しい(別に、嬉しがる話でもないんだが)。
6ページには、DANヨーロッパの安全ルールが出ている。
3番目には、ダイビング前「後」のアルコールの禁忌が明記されている。
ダイビング後のアルコール禁止は、PADIのオープン・ウォーター・ダイバー・コースのマニュアルには明記されていなかった事項だ。
逆に、喫煙については、全く触れられていない。
うーん、一体どうなっているのか(ダイバーが禁煙するなんて、常識なのかも)。
7ページには、DANアメリカの死亡事故統計で、ダイバー10万人当たり、年間15人から20人がダイビング事故で亡くなっているそうだ。
米国のダイビング人口は400万人というから、600人から800人が亡くなっているということになる(ホントかよ!?)。
(潜水による障害)
http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~dangan/DATABANK/altitude/dysbarism.htm
「アメリカではスキューバーダイビングの人口は400万人にものぼり、年間10%増加しつつあるという。」
レジャー白書によれば、我が国のダイバー人口は、平成13年度で220万人とあるので、年間死亡者数が20人前後というのは、極めて少ないということになる。
(スキンダイビング、スキューバダイビングの参加人口の推移:3ページ目)
http://www.bizup.jp/tanaka-zeimu/pdfs/jt200407.pdf
まあ、ちと古い資料だが。
(マーケットとしてのダイビング)
http://marineartcenter.com/consultant/index.html
「日本国内のダイビング人口は、今や400~500万人といわれています。またスクーバダイビングは「やってみたいマリンスポーツ」の上位に常にランキングされており、毎年10万~20万人以上の日本人ダイバーが生まれています。ダイバーは他のマリンスポーツをする人たちに比べ、自分が潜ってみたい海への旅、水中撮影に使うカメラ機材などへは自己投資を惜しみません。また未開拓な分野であることから、これからビジネスチャンスがどんどん広がっていく可能性が高いのです。」
マリンダイビングの出版社だが、調査年次が明らかではない。
(スキューバダイビングの普及と人口増加)
http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2013/1K10C437.pdf
「現在、スキューバダイビングのライセンス保有者は、全国に155万人いる。そのうち、継続的に活動しているダイバーは65万人である。一方で、ライセンスを取得しているがスキューバダイビング非活動者となっているものは、90万人もいる。よって、日本の全ダイバーのうち約42%しか、実質的な活動していない。」
このペーパーも、調査年次が明らかではないが、注目すべきは、アクティブなダイバーとノンアクティブなダイバーの比率が出ている点だ。
ダイバーの人口一つとっても、まともな数字が分からないので、議論もヘッタクレもないが、DANの記事が正しければ、年間何百人も死亡している米国と、我が国とでは認識が異なるんだろうということは想像に難くない。
我が国では、ダイビング中に死亡するというのは、大変なことで、あってはならない事故で、責任者、出てこーい!、ということになるんだろうが、米国では、日常茶飯事、あるある状態で、そこに関係者の過失がなければ、当然のこととして処理されていくんだろう。
(ダイビングは危険なスポーツでしょうか?)
http://www.papalagi.co.jp/article.php/owd_senior_04
「これは米国国家安全委員会事故調査の1991年版の数字による、他の陸上スポーツやマリンスポーツにおけるケガの発生率のデータです。」
「スキューバダイバーは年間10,000人の内、4件のケガ率」
つまり、400万人ダイバーがいれば、1600件の事故ということになり、50件の事故中、20件の死亡事故が起こる我が国の割合を当てはめると、640件の死亡事故が起こっているということで、DANの記事の裏づけにはなっている。
まあ、どうでもいいんですが。
これからは、ジジババが潜る時代だ。
若者は、他のレジャーに現を抜かしていればよろしい。
水中で心筋梗塞になったり、脳梗塞や脳内出血になったとしても、もう、寿命であると諦めていただいて、日頃の健康管理の杜撰さを呪っていただくしかない。
ダイビング中の事故は、今後も長期的には必ず増加しいていくに違いない。
水圧に抵抗して血液を送り出す心臓や、その血液を通す血管、潜水中の運動、お約束の減圧リスクなど、ジジババに辛い条件はたくさんある。
風呂かと思うほど温かい南の島の海水ならともかく、ドライスーツ(浮沈子は持ってません)で潜るダイビングなど、高齢ダイバーにはもってのほかだな。
あれって、中はあったかいんだろうか?。
ホカロンとか、入れてるのかな。
どっちにしても、顔とかは、どうしようもないわけだし。
浮沈子は、獅子浜で23度の水温で5mmのウエットで潜ったが、二度と御免だ。
来週、潜るんですけど・・・。
気が重い。
身体も器材も重い・・・。
それでも、少しでも身体に優しいCCRで潜れることを考えれば、気が休まる。
それまでに、リブリーザーダイバーマニュアルを精読しなければならない(現在、23ページまで精読:5ページに3つ目のミスプリ発見!:highli(gh)t)。
リブリーザーの仕組の解説が、余りに簡単なのに驚くが、まあ、そもそもが簡単な仕組なので、驚くことはないのかもしれない。
メーカーが汗水たらして開発したところは、さらっと水に流して、大昔からある基本的な構造と、作動の原理だけを説明して、あとはメーカーのマニュアルを見よ!、とくるわけだ。
ブラックボックスの中がどうなっているのかなんて、メーカーのマニュアルを読んでも分からない。
どうせ、大したことをやっているわけじゃないんだから、各社共通のハードウェアを使って、コスト削減したらいいんじゃないだろうか。
OSはとりあえず、アンドロイドとか使って、ウエアラブルコンピュータで、音声指示である。
「OK、グーグル?」
って、水中ではどうするんだろうか。
ま、メーカーのマニュアルでも読んでもらうんですな!。
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