聖戦 ― 2014年09月30日 06:18
聖戦
ちっと目を離していると、世界ではイスラム国とか香港の民主化デモとか、大変なことが起こっている(今回は、イスラム国)。
(焦点:次世代見据えるイスラム国、シリア北東部で「国家モデル」構築)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H007W20140905?sp=true
「バグダディ指導者は、自らを預言者ムハンマドの後継者だとし、「カリフ国家」を樹立すると宣言した。」
「支持者らによれば、この宣言には多くの人が反応し、世界中の裕福なイスラム教徒からはラッカに支援金が寄せられた。」
「バグダディ指導者が「カリフ国家」樹立を宣言して以降、その数は大幅に増えたという。」
「戦闘員の1人は「3日おきに少なくとも1000人は迎えている。宿泊施設は聖戦戦士であふれており、彼らを受け入れる場所が足りなくなっている」と語った。」
これが、蛇蝎のように嫌われているイスラム国の実態だという。
「戦闘員や組織のメンバーには、財務省と銀行を合わせたような部門から給与が支払われている。また戦闘員には、非スンニ派や政府関係者から押収した住居のほか、1カ月当たり約400─600ドルの手当ても与えられる。シリア北東部で日常生活を送るには十分な額だ。」
「貧困家庭への支援もあり、母子家庭には1人につき100ドルが支払われることもあるという。」
「物価も低く抑えられている。価格操作を行う業者は罰せられ、警告に従わない場合は店舗を閉鎖させられる。」
「一方で、組織は裕福な人には「イスラム税」を課している。また専門家らは、イスラム国は、誘拐で集めた身代金のほか、シリアやイラクで支配する油田からの石油をトルコなどの業者に売ることで数千万ドルの資金を得ていると試算している。」
浮沈子は、このロイターの報道を鵜呑みにしているわけではないが、話半分としても驚きを感じる。
で、カリフ国家って、なに?。
(カリフ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95
「預言者ムハンマド亡き後のイスラーム共同体、イスラーム国家の指導者、最高権威者の称号である。」
「イスラーム共同体の行政を統括し、信徒にイスラームの義務を遵守させる役割」をもっている。
なんか、ちんぷんかんぷんだな。
(イスラム国家)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%9B%BD%E5%AE%B6
「イスラームによって統治される国家。即ち唯一全能の神(アッラーフ)が預言者ムハンマドに下した神勅たるクルアーン、預言者の言行録たるハディース、そしてそれらを基礎として成立したイスラーム法(シャリーア)に基づきムスリムの指導者が統治を行い、ムスリムの同胞としての緊密な結合とすべての政治や社会秩序はイスラームに基づくという理念によりアッラーフの祝福が永久に約束されるとする国家のこと。」
降参だ、かんべんしてくれ。
浮沈子にはさっぱりわからん。
(イスラーム国)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%9B%BD
「イラクとシリアで活動するサラフィー・ジハード主義組織である」
「国家と自称するものの、日本・欧米諸国などに留まらず、周辺のスンニ派イスラム教諸国からも国家として承認されていない」
「イラク、シリアなどの中東諸国を、サイクス・ピコ協定に代表されるヨーロッパの線引きにより作られた「サイクス・ピコ体制」だとしてこれを否定し、武力によるイスラーム世界の統一を目指している。」
サイクス・ピコ協定なんて、アラビアのロレンスの世界だな。
(サイクス・ピコ協定)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B3%E5%8D%94%E5%AE%9A
「第一次世界大戦中の1916年5月16日にイギリス、フランス、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国領の分割を約した秘密協定。イギリスの中東専門家マーク・サイクスとフランスの外交官フランソワ・ジョルジュ=ピコによって原案が作成され、この名がついた。」
百年近くも前の話である。
今さら、それをご破算にして、中国から欧州にまで版図を広げようという稀有壮大な話である。
浮沈子は、この記事(ロイター)を読んだ時、チンギス・ハーンの話を思い出したものだ。
バグダディとかいう指導者は、少し誇大妄想が過ぎるんじゃないかと思うんだが。
我が国にも、変な宗教団体があって、サリン撒いたりしたけど、ちゃんとパソコン作って売ってたし(!)、共同生活とかして、ベースになるものは持っていた。
まあ、あれの大規模なヤツで、もうちっと現実的な組織なんだろう。
支配下に置いた地域の統治も心得ている。
世界から頭脳が集まるわけだし。
金はうなるほどあるというし、まあ、支持者にしてみれば理想国家を作るわけだから、そこそこやっているのだろう。
例えが適切かどうかは別にして、イスラエルの建国みたいなもんかもしれない。
まあ、場所がないんで、よその家で作るより仕方ないとしてもだ(イスラエルも、パレスチナを追っ払って作った国だ)。
そういえば、イスラエルは、どうするんだろうな。
よく聖戦と訳されるジハードについては、本来は広い意味で使われるようだ。
(ジハード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89
結局、カリスマ性のある指導者に率いられた戦闘集団が、金づるを得て、多少うまく立ち回っているだけじゃないのかあ?。
広大な地域を支配しているとはいえ、経済的に孤立すれば、消えてなくなるしかないだろう。
3万人ともいわれる勢力も、大半は、最近参加したようだし。
ロシアや中国は、例によって米国主導の対応に反対しているというが、うかうかしていると、自国の領土の中にイスラム国を建設されるかもしれない。
(「イスラム国」空爆の背景 明治大特任教授・山内昌之)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140929/mds14092907300001-n1.htm
この記事によれば、石油市場に影響を与え始めたことが、米国の介入をエスカレートさせているという。
武力で周辺国の領土を切り取り、収奪するだけでは国家としての存続は出来ないし、聖戦を叫んで突撃する兵士だけでは、戦争はできない(空爆だけでもできませんが)。
いくらでも流入してくる兵士にはことかかないわけで、武器の調達も思いのまま、やりたい放題の感はあるが、長期的にはその活動が衰えていくのは間違いない。
しかし、問題は、第二、第三のイスラム国が生まれる土壌があるという点だ。
石油という資源があり、民主主義とは程遠い国家が統治する現状がある限り、中東の混乱はなくならない。
その体制を作って、維持容認してきたのは、欧米各国だし、その構造は今も変わっていない。
欧米(我が国を含め)は、そのツケを払い続けるしかないのだ。
ちっと目を離していると、世界ではイスラム国とか香港の民主化デモとか、大変なことが起こっている(今回は、イスラム国)。
(焦点:次世代見据えるイスラム国、シリア北東部で「国家モデル」構築)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H007W20140905?sp=true
「バグダディ指導者は、自らを預言者ムハンマドの後継者だとし、「カリフ国家」を樹立すると宣言した。」
「支持者らによれば、この宣言には多くの人が反応し、世界中の裕福なイスラム教徒からはラッカに支援金が寄せられた。」
「バグダディ指導者が「カリフ国家」樹立を宣言して以降、その数は大幅に増えたという。」
「戦闘員の1人は「3日おきに少なくとも1000人は迎えている。宿泊施設は聖戦戦士であふれており、彼らを受け入れる場所が足りなくなっている」と語った。」
これが、蛇蝎のように嫌われているイスラム国の実態だという。
「戦闘員や組織のメンバーには、財務省と銀行を合わせたような部門から給与が支払われている。また戦闘員には、非スンニ派や政府関係者から押収した住居のほか、1カ月当たり約400─600ドルの手当ても与えられる。シリア北東部で日常生活を送るには十分な額だ。」
「貧困家庭への支援もあり、母子家庭には1人につき100ドルが支払われることもあるという。」
「物価も低く抑えられている。価格操作を行う業者は罰せられ、警告に従わない場合は店舗を閉鎖させられる。」
「一方で、組織は裕福な人には「イスラム税」を課している。また専門家らは、イスラム国は、誘拐で集めた身代金のほか、シリアやイラクで支配する油田からの石油をトルコなどの業者に売ることで数千万ドルの資金を得ていると試算している。」
浮沈子は、このロイターの報道を鵜呑みにしているわけではないが、話半分としても驚きを感じる。
で、カリフ国家って、なに?。
(カリフ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95
「預言者ムハンマド亡き後のイスラーム共同体、イスラーム国家の指導者、最高権威者の称号である。」
「イスラーム共同体の行政を統括し、信徒にイスラームの義務を遵守させる役割」をもっている。
なんか、ちんぷんかんぷんだな。
(イスラム国家)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%9B%BD%E5%AE%B6
「イスラームによって統治される国家。即ち唯一全能の神(アッラーフ)が預言者ムハンマドに下した神勅たるクルアーン、預言者の言行録たるハディース、そしてそれらを基礎として成立したイスラーム法(シャリーア)に基づきムスリムの指導者が統治を行い、ムスリムの同胞としての緊密な結合とすべての政治や社会秩序はイスラームに基づくという理念によりアッラーフの祝福が永久に約束されるとする国家のこと。」
降参だ、かんべんしてくれ。
浮沈子にはさっぱりわからん。
(イスラーム国)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%9B%BD
「イラクとシリアで活動するサラフィー・ジハード主義組織である」
「国家と自称するものの、日本・欧米諸国などに留まらず、周辺のスンニ派イスラム教諸国からも国家として承認されていない」
「イラク、シリアなどの中東諸国を、サイクス・ピコ協定に代表されるヨーロッパの線引きにより作られた「サイクス・ピコ体制」だとしてこれを否定し、武力によるイスラーム世界の統一を目指している。」
サイクス・ピコ協定なんて、アラビアのロレンスの世界だな。
(サイクス・ピコ協定)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B3%E5%8D%94%E5%AE%9A
「第一次世界大戦中の1916年5月16日にイギリス、フランス、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国領の分割を約した秘密協定。イギリスの中東専門家マーク・サイクスとフランスの外交官フランソワ・ジョルジュ=ピコによって原案が作成され、この名がついた。」
百年近くも前の話である。
今さら、それをご破算にして、中国から欧州にまで版図を広げようという稀有壮大な話である。
浮沈子は、この記事(ロイター)を読んだ時、チンギス・ハーンの話を思い出したものだ。
バグダディとかいう指導者は、少し誇大妄想が過ぎるんじゃないかと思うんだが。
我が国にも、変な宗教団体があって、サリン撒いたりしたけど、ちゃんとパソコン作って売ってたし(!)、共同生活とかして、ベースになるものは持っていた。
まあ、あれの大規模なヤツで、もうちっと現実的な組織なんだろう。
支配下に置いた地域の統治も心得ている。
世界から頭脳が集まるわけだし。
金はうなるほどあるというし、まあ、支持者にしてみれば理想国家を作るわけだから、そこそこやっているのだろう。
例えが適切かどうかは別にして、イスラエルの建国みたいなもんかもしれない。
まあ、場所がないんで、よその家で作るより仕方ないとしてもだ(イスラエルも、パレスチナを追っ払って作った国だ)。
そういえば、イスラエルは、どうするんだろうな。
よく聖戦と訳されるジハードについては、本来は広い意味で使われるようだ。
(ジハード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89
結局、カリスマ性のある指導者に率いられた戦闘集団が、金づるを得て、多少うまく立ち回っているだけじゃないのかあ?。
広大な地域を支配しているとはいえ、経済的に孤立すれば、消えてなくなるしかないだろう。
3万人ともいわれる勢力も、大半は、最近参加したようだし。
ロシアや中国は、例によって米国主導の対応に反対しているというが、うかうかしていると、自国の領土の中にイスラム国を建設されるかもしれない。
(「イスラム国」空爆の背景 明治大特任教授・山内昌之)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140929/mds14092907300001-n1.htm
この記事によれば、石油市場に影響を与え始めたことが、米国の介入をエスカレートさせているという。
武力で周辺国の領土を切り取り、収奪するだけでは国家としての存続は出来ないし、聖戦を叫んで突撃する兵士だけでは、戦争はできない(空爆だけでもできませんが)。
いくらでも流入してくる兵士にはことかかないわけで、武器の調達も思いのまま、やりたい放題の感はあるが、長期的にはその活動が衰えていくのは間違いない。
しかし、問題は、第二、第三のイスラム国が生まれる土壌があるという点だ。
石油という資源があり、民主主義とは程遠い国家が統治する現状がある限り、中東の混乱はなくならない。
その体制を作って、維持容認してきたのは、欧米各国だし、その構造は今も変わっていない。
欧米(我が国を含め)は、そのツケを払い続けるしかないのだ。
変化 ― 2014年09月30日 07:40
変化
ようやくエボラの数字が各国から出てきた。
(Rapport de la Situation Epidémiologique
Guinée, Epidémie de la Fièvre Hémorragique Ebola
Situation au 25 Septembre 2014 à 18h00)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/GUINEA_EBOLA_SITREP%20N%20163%20DU%2026%20SEPTEMBRE_2014%20VF.pdf
(Liberia Ebola SitRep no. 134
Ministry of Health and Social Welfare
Sept. 26, 2014)
http://www.mohsw.gov.lr/documents/Liberia%20Ebola%20Sit%20Rep%20134%20Sept%2026,%202014.pptx%20New%20%283%29.pdf
(The Republic of Sierra Leone
EBOLA OUTBREAK UPDATES---September 29, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-26
国名:感染者:死者
ギニア:1103:668(9月25日)
リベリア:3635:1986(9月26日)
シエラレオネ:2322:592(9月29日)
ナイジェリア:20:8(未確認)
セネガル:1:0(未確認)
合計:7081:3254
感染者が7000人を超えた。
しかし、この数字自体には、あまり意味はない。
実態は、この数倍と見込まれている。
しかし、それはそれとして、感染規模が拡大し続けていることは確かだ。
問題は、その中身である。
ギニアでは、首都コナクリが跳ね上がった。
1日10人規模の増加になっている。
リベリアの首都モンロビアのように、1日30人とか40人とかの増加ではないが、この傾向が続くようなら要警戒だ。
マセンタ県は、相変わらず増加し続けている。
リベリアの傾向は変わらない。
モンロビアの爆発は、トレンド線を下回ってはいるが、収まる気配はない。
首都近郊のマルジビの増加も顕著だ。
今回は、シエラレオネのパターンの変化が定着した点が注目である(画像参照)。
初発地に近い地区はほぼ収まり、新たな感染地域での増加に拍車がかかってきた。
ボンバリとポルトロコの増加が目立つほか、首都フリータウンと、隣接する地域での増加がコンスタントになってきている。
当局の思惑とは裏腹に、感染者は拡大していると見ていい。
シエラレオネでは、流れが完全に変わった。
エボラは、時と場所と形を変えて、感染を続ける。
全体のスピードを追っているだけでは、見えてこなかった変化がおこっている。
感染者の増加は、地域的な要素を見なければ、本当の姿は捉えられない。
この増加の背景には、1例毎の感染の実体がある。
浮沈子が、今、密かに恐れ始めているのは、広域での感染が定着して、エボラが地域の風土病になるということだ。
こんな致死率の高い疾病が、本当に風土病になるのかどうかは分からないが、非常に長い感染経路が複雑に絡んで、見かけ上、終息することがない状態になるのではないか。
爆発的な増加は、確かにド派手だし、目立つんだが、それよりも土着してしまって、感染経路も辿れずに、慢性化するほうが厄介になるような気がする。
エボラのスピードが落ちるときこそ、本当の危機の始まりなのかもしれない。
ようやくエボラの数字が各国から出てきた。
(Rapport de la Situation Epidémiologique
Guinée, Epidémie de la Fièvre Hémorragique Ebola
Situation au 25 Septembre 2014 à 18h00)
https://wca.humanitarianresponse.info/fr/system/files/documents/files/GUINEA_EBOLA_SITREP%20N%20163%20DU%2026%20SEPTEMBRE_2014%20VF.pdf
(Liberia Ebola SitRep no. 134
Ministry of Health and Social Welfare
Sept. 26, 2014)
http://www.mohsw.gov.lr/documents/Liberia%20Ebola%20Sit%20Rep%20134%20Sept%2026,%202014.pptx%20New%20%283%29.pdf
(The Republic of Sierra Leone
EBOLA OUTBREAK UPDATES---September 29, 2014)
http://ogi.gov.sl/content/press-release-26
国名:感染者:死者
ギニア:1103:668(9月25日)
リベリア:3635:1986(9月26日)
シエラレオネ:2322:592(9月29日)
ナイジェリア:20:8(未確認)
セネガル:1:0(未確認)
合計:7081:3254
感染者が7000人を超えた。
しかし、この数字自体には、あまり意味はない。
実態は、この数倍と見込まれている。
しかし、それはそれとして、感染規模が拡大し続けていることは確かだ。
問題は、その中身である。
ギニアでは、首都コナクリが跳ね上がった。
1日10人規模の増加になっている。
リベリアの首都モンロビアのように、1日30人とか40人とかの増加ではないが、この傾向が続くようなら要警戒だ。
マセンタ県は、相変わらず増加し続けている。
リベリアの傾向は変わらない。
モンロビアの爆発は、トレンド線を下回ってはいるが、収まる気配はない。
首都近郊のマルジビの増加も顕著だ。
今回は、シエラレオネのパターンの変化が定着した点が注目である(画像参照)。
初発地に近い地区はほぼ収まり、新たな感染地域での増加に拍車がかかってきた。
ボンバリとポルトロコの増加が目立つほか、首都フリータウンと、隣接する地域での増加がコンスタントになってきている。
当局の思惑とは裏腹に、感染者は拡大していると見ていい。
シエラレオネでは、流れが完全に変わった。
エボラは、時と場所と形を変えて、感染を続ける。
全体のスピードを追っているだけでは、見えてこなかった変化がおこっている。
感染者の増加は、地域的な要素を見なければ、本当の姿は捉えられない。
この増加の背景には、1例毎の感染の実体がある。
浮沈子が、今、密かに恐れ始めているのは、広域での感染が定着して、エボラが地域の風土病になるということだ。
こんな致死率の高い疾病が、本当に風土病になるのかどうかは分からないが、非常に長い感染経路が複雑に絡んで、見かけ上、終息することがない状態になるのではないか。
爆発的な増加は、確かにド派手だし、目立つんだが、それよりも土着してしまって、感染経路も辿れずに、慢性化するほうが厄介になるような気がする。
エボラのスピードが落ちるときこそ、本当の危機の始まりなのかもしれない。
比較 ― 2014年09月30日 18:05
比較
今回は、地域別の感染者の傾向を、国別ではなく、3か国合体して比較してみた。
データが揃っている8月初旬から最新までをグラフ化した(直近で100以上の地域だけプロットした)。
リベリアだけ、疑い例や可能性例も含まれているが、ギニアとシエラレオネは確定値だけだ。
両国とも、比較的確定値の割合が高いので、傾向を見る上では支障はないだろう。
リベリアの首都モンロビアがあるモンテセラド郡は、グラフのスケールからはみ出してしまうが、この際仕方ない(最新で1400くらいです)。
このグラフを作ってみて判ったのは、感染者の増加にいくつかのパターンがあるということと、初発地に近いところで増加が少なくなってきているところは、時間的に自然終息になってきているのではないかということだ。
少し、丁寧に見ていこう。
最初のグループとしては、ド派手に目立つ、うなぎ上り状態のリベリアの2地域だな。
モンテセラドとマルジビは、同じパターンで増加しているように見える。
ロファは、8月は勢いがあったが、9月になって衰えが見える。
ここは、ちょっと注目で、時間経過と共に落ち着いていく可能性がある。
もう一つのグループとしては、シエラレオネのカイラフン、ケネマ、初発地であるギニアのゲケドウで、高値安定で増加が止まってきているように見える。
ケネマは、それでもじわじわと増え続けているが、勢いは最早ない。
この3つの地域については、増加は少ないものの、全く終息したとはいえないというもう一つの特徴もある。
ある程度の規模で感染が広がると、そう簡単には終息しないという典型的な例だ。
これら2つのグループは、人間に例えれば壮年期と老年期のパターンだな。
さて、最後の第3グループは、その他の地域だ。
幼年期から青年期に当たる。
ギニアのマセンタ、リベリアのボング、ニンバ、シエラレオネのポルトロコ、ボンバリなど、今後の爆発的な増加の予兆が感じられる。
しかし、その中でも浮沈子が注目しているのは、大都市圏を擁するギニアのコナクリと、シエラレオネのウェスタンアーバンの2つだ。
ウエスタンルーラルは、ウエスタンアーバンに隣接する地域なので、一体として見た方がいいかもしれない。
全人口の2割以上を擁する首都圏での爆発的な感染が、どういう状況になるかはリベリアの例を見るまでもない。
特に、ギニアのコナクリでここ数日の間にちょっとした上昇を記録しているのが気になる。
じりじりと小規模な感染を続けていたが、いよいよ来るものが来たのかもしれない。
こうして、3か国並べて比較すると、リベリアの感染爆発が突出しているのが改めて判る。
もちろん、初発地は、これ以前に急速な増加を示していたのだろうが、それでも感染のスピードを考えると、ブッ飛んでいる。
第3グループに属する地域にしても、今後、モンテセラドの二の舞を演じる可能性は十分にある(ポルトロコとか危ない雰囲気・・・)。
さらにいえば、このグラフには載っていない地域でも、爆発的な増加を引き起こすことだって考えられる。
4月13日には、リベリアの首都モンロビアがあるモンテセラドは、たった1人の感染者だった。
現在は、1400人を超えて、さらに増加しているだろう。
その間、半年足らず。
一寸先は闇だ。
深い深い闇、その闇の向こうに何が待ち受けているのか・・・。
今回は、地域別の感染者の傾向を、国別ではなく、3か国合体して比較してみた。
データが揃っている8月初旬から最新までをグラフ化した(直近で100以上の地域だけプロットした)。
リベリアだけ、疑い例や可能性例も含まれているが、ギニアとシエラレオネは確定値だけだ。
両国とも、比較的確定値の割合が高いので、傾向を見る上では支障はないだろう。
リベリアの首都モンロビアがあるモンテセラド郡は、グラフのスケールからはみ出してしまうが、この際仕方ない(最新で1400くらいです)。
このグラフを作ってみて判ったのは、感染者の増加にいくつかのパターンがあるということと、初発地に近いところで増加が少なくなってきているところは、時間的に自然終息になってきているのではないかということだ。
少し、丁寧に見ていこう。
最初のグループとしては、ド派手に目立つ、うなぎ上り状態のリベリアの2地域だな。
モンテセラドとマルジビは、同じパターンで増加しているように見える。
ロファは、8月は勢いがあったが、9月になって衰えが見える。
ここは、ちょっと注目で、時間経過と共に落ち着いていく可能性がある。
もう一つのグループとしては、シエラレオネのカイラフン、ケネマ、初発地であるギニアのゲケドウで、高値安定で増加が止まってきているように見える。
ケネマは、それでもじわじわと増え続けているが、勢いは最早ない。
この3つの地域については、増加は少ないものの、全く終息したとはいえないというもう一つの特徴もある。
ある程度の規模で感染が広がると、そう簡単には終息しないという典型的な例だ。
これら2つのグループは、人間に例えれば壮年期と老年期のパターンだな。
さて、最後の第3グループは、その他の地域だ。
幼年期から青年期に当たる。
ギニアのマセンタ、リベリアのボング、ニンバ、シエラレオネのポルトロコ、ボンバリなど、今後の爆発的な増加の予兆が感じられる。
しかし、その中でも浮沈子が注目しているのは、大都市圏を擁するギニアのコナクリと、シエラレオネのウェスタンアーバンの2つだ。
ウエスタンルーラルは、ウエスタンアーバンに隣接する地域なので、一体として見た方がいいかもしれない。
全人口の2割以上を擁する首都圏での爆発的な感染が、どういう状況になるかはリベリアの例を見るまでもない。
特に、ギニアのコナクリでここ数日の間にちょっとした上昇を記録しているのが気になる。
じりじりと小規模な感染を続けていたが、いよいよ来るものが来たのかもしれない。
こうして、3か国並べて比較すると、リベリアの感染爆発が突出しているのが改めて判る。
もちろん、初発地は、これ以前に急速な増加を示していたのだろうが、それでも感染のスピードを考えると、ブッ飛んでいる。
第3グループに属する地域にしても、今後、モンテセラドの二の舞を演じる可能性は十分にある(ポルトロコとか危ない雰囲気・・・)。
さらにいえば、このグラフには載っていない地域でも、爆発的な増加を引き起こすことだって考えられる。
4月13日には、リベリアの首都モンロビアがあるモンテセラドは、たった1人の感染者だった。
現在は、1400人を超えて、さらに増加しているだろう。
その間、半年足らず。
一寸先は闇だ。
深い深い闇、その闇の向こうに何が待ち受けているのか・・・。
発表 ― 2014年09月30日 22:02
発表
イスラム国について、ちょっと心身症気味になりながら調べている。
浮沈子は事なかれ主義にどっぷりと漬かっているので、シンパシーを感じてイスラム国に身を投じるなどという奇特なマネはしない(まあ、向こうでもお断りだろう)。
ところが、世界の若者(男女とも)は、あっさりと洗脳されて義勇兵(?)になっちゃうらしい。
(国連総会・どうする対テロ包囲網 有馬キャスターNY現地報告(2):若者の“心のすきま”つけ込む過激派組織)
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2014/09/0925.html
「過激派に参加する理由は人それぞれありますが、国や社会への失望や不満が根底にあるのは間違いありません。」
「過激派組織は、参加者に高い報酬を約束するなど巧妙な勧誘を行っています。
若い女性をターゲットにした動画も流していて、アメリカでは『イスラム国』のメンバーだとする男の勧誘に応じて、シリアに渡ろうとした女性もいるほどです。」
人非人の浮沈子などは、行きたいヤツは行かせてしまえばいいのに、などと不埒なことを考えてしまう。
聖戦に参加して天国行きたいなら、望みどおりにさせてやるのがいい。
世界には、いくらでも行きたいやつはいるだろう。
何百万人もいるに違いない。
で、イスラエルとか攻撃させるわけだ。
(「ハマスとイスラム国は同じ過激思想」)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10014982761000.html
ネタニヤフは、呑気なこといっているが、直接対峙することになったらどうするつもりなんだろう?。
ハマスとかいうレベルじゃないと思うんだが。
(「イスラム国」物流拠点と飛行場、米軍が空爆)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140930-OYT1T50129.html
「シリアでは計8回空爆を行い、北部マンビジ周辺では車両などを保管する物流拠点の倉庫を攻撃、北部アレッポ周辺では飛行場を空爆した。空爆にはアラブ首長国連邦(UAE)とヨルダンも参加した。」
イスラム国に対する攻撃は、まるで大本営発表のように、大々的に宣伝されている。
しかし、いったい効果はあるんだろうか?。
痛くも痒くもないんじゃないのか。
次々と周辺地域を陥落させながら、勢力を拡大している。
(シリアでイスラム国が進攻、トルコ国境に迫る)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027453
「イスラム国が約2週間前にアインアルアラブを目指し進軍を始めて以来、現在最も近くまで迫っているとしている。これを受けて、主にクルド人からなる数万人規模の住民が国境を越えてトルコ内に避難している。」
トルコが占領されるのも、時間の問題かもしれない。
EU加盟国でも、軍事支援を受けることはできないんだな。
シリアやイラクは、事実上、イスラム国に乗っ取られた状態になりつつある。
中東の大部分がイスラム国の影響下に置かれることは、もはや疑う余地はない。
周辺国がイスラム国を警戒するのは、テロによって、政権が脅かされかねないからだ。
王政を維持していけなくなることが、最大の懸念なのである。
このまま放置すれば、イスラム国が、中東産油国を片っ端から手中に収めるのは明らかだ。
そして、中東の石油を欲しいままにしてきた産油国と石油資本の蜜月も終わる。
中国が中東の石油を一手に買い上げることとなり、世界の秩序は一変する。
そんなことを、世界が認めるわけはない。
如何にアッラーが偉大であったとしてもだ。
米国が、空爆なんかでお茶を濁している間に、イスラム国は、急速に拡大を続けている。
例えてはいけないんだろうが、エボラのようなもんだな。
ここ3か月で、戦闘員の数は1万人から3万人超に増加しているという。
(戦闘員、最大3万1500人=イスラム国、6月以降急拡大-CIA)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014091200157
本気で対決しようというなら、地上軍の派遣は必至だ。
同時多発の局地戦を仕掛けて、敵の戦力を分散させ、拠点を次々と奪取していくしかない。
大規模な戦闘はないだろうが、丁寧に各個撃破していく必要がある。
そのためには、空爆だけではダメだし、奪還した地区に対して、手厚い保護を行う必要もある。
イラクとかシリアじゃあそんなことはできない。
ほったらかしにして、再奪還されるに決まってる。
イスラム国に代わる、新たな国家を樹立するしかない(って、聞いてないけどお?)。
シリアとイラクの間に、新たな国境を定め、石油の正当な輸出で生計を立てていける似非イスラム国家(?)だ。
自衛のための小規模な軍隊と、名ばかりの外交を行い、実質的には米国の庇護の下でしか存在できない去勢された国家である(どっかの国と、良く似てるような・・・)。
軍事は当然米軍が居座って、仕切ることになる。
国名は、もちろん、イスワル国!。
やっぱ、この地域には、実力部隊を置いて実質統治するしかない。
まあ、名目上は、国連平和維持軍でも何でもいいんですが。
中国がガタガタいったら、喜んで国連から叩き出してやればいい。
どーせ、ちっとしか拠出金を払ってないんだから、痛くも痒くもないだろう。
しかし、妄想逞しく検討した結果が、こんなんでいいんだろうか?。
民主化を叫ぶなら、中東の民主化こそ、21世紀に取り組むべき課題なんじゃないだろうか?。
王家が君臨する産油国がある限り、中東の平和はない。
安い石油もないな。
バレル25ドルで横流ししているイスラム国は、価格破壊をしているわけだから(それでも、随分儲けてはいるが)、我が国にも少し回してくれると、ガソリンも安くなると思うんだが(ハイオク、リッター167円で入れてます)。
まあいい。
平和とガソリンは、高くつくのだ。
イスラム国について、ちょっと心身症気味になりながら調べている。
浮沈子は事なかれ主義にどっぷりと漬かっているので、シンパシーを感じてイスラム国に身を投じるなどという奇特なマネはしない(まあ、向こうでもお断りだろう)。
ところが、世界の若者(男女とも)は、あっさりと洗脳されて義勇兵(?)になっちゃうらしい。
(国連総会・どうする対テロ包囲網 有馬キャスターNY現地報告(2):若者の“心のすきま”つけ込む過激派組織)
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2014/09/0925.html
「過激派に参加する理由は人それぞれありますが、国や社会への失望や不満が根底にあるのは間違いありません。」
「過激派組織は、参加者に高い報酬を約束するなど巧妙な勧誘を行っています。
若い女性をターゲットにした動画も流していて、アメリカでは『イスラム国』のメンバーだとする男の勧誘に応じて、シリアに渡ろうとした女性もいるほどです。」
人非人の浮沈子などは、行きたいヤツは行かせてしまえばいいのに、などと不埒なことを考えてしまう。
聖戦に参加して天国行きたいなら、望みどおりにさせてやるのがいい。
世界には、いくらでも行きたいやつはいるだろう。
何百万人もいるに違いない。
で、イスラエルとか攻撃させるわけだ。
(「ハマスとイスラム国は同じ過激思想」)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140930/k10014982761000.html
ネタニヤフは、呑気なこといっているが、直接対峙することになったらどうするつもりなんだろう?。
ハマスとかいうレベルじゃないと思うんだが。
(「イスラム国」物流拠点と飛行場、米軍が空爆)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140930-OYT1T50129.html
「シリアでは計8回空爆を行い、北部マンビジ周辺では車両などを保管する物流拠点の倉庫を攻撃、北部アレッポ周辺では飛行場を空爆した。空爆にはアラブ首長国連邦(UAE)とヨルダンも参加した。」
イスラム国に対する攻撃は、まるで大本営発表のように、大々的に宣伝されている。
しかし、いったい効果はあるんだろうか?。
痛くも痒くもないんじゃないのか。
次々と周辺地域を陥落させながら、勢力を拡大している。
(シリアでイスラム国が進攻、トルコ国境に迫る)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027453
「イスラム国が約2週間前にアインアルアラブを目指し進軍を始めて以来、現在最も近くまで迫っているとしている。これを受けて、主にクルド人からなる数万人規模の住民が国境を越えてトルコ内に避難している。」
トルコが占領されるのも、時間の問題かもしれない。
EU加盟国でも、軍事支援を受けることはできないんだな。
シリアやイラクは、事実上、イスラム国に乗っ取られた状態になりつつある。
中東の大部分がイスラム国の影響下に置かれることは、もはや疑う余地はない。
周辺国がイスラム国を警戒するのは、テロによって、政権が脅かされかねないからだ。
王政を維持していけなくなることが、最大の懸念なのである。
このまま放置すれば、イスラム国が、中東産油国を片っ端から手中に収めるのは明らかだ。
そして、中東の石油を欲しいままにしてきた産油国と石油資本の蜜月も終わる。
中国が中東の石油を一手に買い上げることとなり、世界の秩序は一変する。
そんなことを、世界が認めるわけはない。
如何にアッラーが偉大であったとしてもだ。
米国が、空爆なんかでお茶を濁している間に、イスラム国は、急速に拡大を続けている。
例えてはいけないんだろうが、エボラのようなもんだな。
ここ3か月で、戦闘員の数は1万人から3万人超に増加しているという。
(戦闘員、最大3万1500人=イスラム国、6月以降急拡大-CIA)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014091200157
本気で対決しようというなら、地上軍の派遣は必至だ。
同時多発の局地戦を仕掛けて、敵の戦力を分散させ、拠点を次々と奪取していくしかない。
大規模な戦闘はないだろうが、丁寧に各個撃破していく必要がある。
そのためには、空爆だけではダメだし、奪還した地区に対して、手厚い保護を行う必要もある。
イラクとかシリアじゃあそんなことはできない。
ほったらかしにして、再奪還されるに決まってる。
イスラム国に代わる、新たな国家を樹立するしかない(って、聞いてないけどお?)。
シリアとイラクの間に、新たな国境を定め、石油の正当な輸出で生計を立てていける似非イスラム国家(?)だ。
自衛のための小規模な軍隊と、名ばかりの外交を行い、実質的には米国の庇護の下でしか存在できない去勢された国家である(どっかの国と、良く似てるような・・・)。
軍事は当然米軍が居座って、仕切ることになる。
国名は、もちろん、イスワル国!。
やっぱ、この地域には、実力部隊を置いて実質統治するしかない。
まあ、名目上は、国連平和維持軍でも何でもいいんですが。
中国がガタガタいったら、喜んで国連から叩き出してやればいい。
どーせ、ちっとしか拠出金を払ってないんだから、痛くも痒くもないだろう。
しかし、妄想逞しく検討した結果が、こんなんでいいんだろうか?。
民主化を叫ぶなら、中東の民主化こそ、21世紀に取り組むべき課題なんじゃないだろうか?。
王家が君臨する産油国がある限り、中東の平和はない。
安い石油もないな。
バレル25ドルで横流ししているイスラム国は、価格破壊をしているわけだから(それでも、随分儲けてはいるが)、我が国にも少し回してくれると、ガソリンも安くなると思うんだが(ハイオク、リッター167円で入れてます)。
まあいい。
平和とガソリンは、高くつくのだ。
スピード22 ― 2014年09月30日 22:57
スピード22
5日も前の数字で、英語版のウィキが更新された。
(Timeline of reported cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_reported_cases_and_deaths
「25 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1103:668
Liberia:3,564:1,922
Sierra Leone:2,120:561
Nigeria:20(ウィキの集計は誤り):8
Senegal:1:0
合計:6,808:3,159」
ナイジェリアは、たぶん20が正しい。
(West Africa: Ebola Virus Disease (EVD) Outbreak (as of 29 Sep 2014))
https://wca.humanitarianresponse.info/sites/wca.humanitarianresponse.info/files/WA_A4_L_140929_Ebola_Epidemic.pdf
さっき、ギニアが更新されていたので、最新はこうなる。
(在ギニア日本国大使館)
http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
国名:感染者:死者
ギニア:1147:706(9月27日)
リベリア:3635:1986(9月26日)
シエラレオネ:2322:592(9月29日)
ナイジェリア:20:8(9月29日)
セネガル:1:0(9月29日)
合計:7125:3292
ギニアのフランス大使館の発表は、確定患者数だけだが、9月29日付で集計されている。
(Ebola : point de situation au 30 septembre 2014)
http://www.ambafrance-gn.org/Ebola-point-de-situation-au-30
日本大使館の確定感染者数945に対して、950を計上しているので、さらに増えているだろう。
幸いにして、今回の集計では、首都コナクリの増加は一時的なもののようだ。
しかし、暫くは目が離せなくなったな。
全体としては、少し落ち着いてきたようだ。
ステイブルという表現は、こんな増加の最中に使うべきではないのだろうが。
しかし、指数関数的な増加からは、少し外れてきた。
コンスタントな増加の範囲に戻りつつある。
何らかの抑制因子が働いている。
それが集計モレだとしたら、洒落にならない。
投入されている医療資源の効果だといいんだが。
5日も前の数字で、英語版のウィキが更新された。
(Timeline of reported cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_reported_cases_and_deaths
「25 Sep 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1103:668
Liberia:3,564:1,922
Sierra Leone:2,120:561
Nigeria:20(ウィキの集計は誤り):8
Senegal:1:0
合計:6,808:3,159」
ナイジェリアは、たぶん20が正しい。
(West Africa: Ebola Virus Disease (EVD) Outbreak (as of 29 Sep 2014))
https://wca.humanitarianresponse.info/sites/wca.humanitarianresponse.info/files/WA_A4_L_140929_Ebola_Epidemic.pdf
さっき、ギニアが更新されていたので、最新はこうなる。
(在ギニア日本国大使館)
http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
国名:感染者:死者
ギニア:1147:706(9月27日)
リベリア:3635:1986(9月26日)
シエラレオネ:2322:592(9月29日)
ナイジェリア:20:8(9月29日)
セネガル:1:0(9月29日)
合計:7125:3292
ギニアのフランス大使館の発表は、確定患者数だけだが、9月29日付で集計されている。
(Ebola : point de situation au 30 septembre 2014)
http://www.ambafrance-gn.org/Ebola-point-de-situation-au-30
日本大使館の確定感染者数945に対して、950を計上しているので、さらに増えているだろう。
幸いにして、今回の集計では、首都コナクリの増加は一時的なもののようだ。
しかし、暫くは目が離せなくなったな。
全体としては、少し落ち着いてきたようだ。
ステイブルという表現は、こんな増加の最中に使うべきではないのだろうが。
しかし、指数関数的な増加からは、少し外れてきた。
コンスタントな増加の範囲に戻りつつある。
何らかの抑制因子が働いている。
それが集計モレだとしたら、洒落にならない。
投入されている医療資源の効果だといいんだが。
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