スピード252014年10月11日 08:07

スピード25
スピード25


「5 Oct 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,298:768
Liberia:3,924:2,210
Sierra Leone:2,789:879
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:0
Spain:1:0
Total:8,033:3,865」

(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths

で、例によって、最新のデータを添える。

国名:感染者:死者
Guinea:1350:778:10月7日
Liberia:3957:2231:10月5日
Sierra Leone:2948:885:10月8日
Nigeria:20:8:(-)
Senegal:1:0 (-)
United States:1:1:10月10日
Spain:1:0:10月10日
合計:8278:3903

死者が4000人を超えた段階で、また、大々的に報道されるんだろうな。

(患者の家行った保安官、エボラの症状…米国パニック)
http://japanese.joins.com/article/141/191141.html

煽りまくっている記事だが、事実は細かく報じている。

みんな、エボラを舐めているということが良くわかる。

こんな状況で、どうして先進国では深刻な感染は起きないなんていえるのか。

「モニング副保安官は今月1日、保健当局公務員らと共にダンカンさんのアパートに留まっていた人達に隔離命令書を伝達するために入ったが肝心の本人は無防備状態だったと現地メディアが伝えた。 」

ジョークだな。

米国はパニックになんかなっていない。

ちっとは、なってくれてもいいと思うんだが、そうならないことの方がむしろ問題だ。

政府が、大したことない病気だとか何とか言うから、肝心の当事者も危機感がない。

「ロメロ看護師が3度の発熱と発疹の症状があると病院側に知らせたが体温が38.6度を越えないとし危険性がないと判断した」

この判断は誤り。

「医師と看護師はマスクと手袋をしただけでロメロ看護師に接した。」

この判断は、正しい。

できれば、ゴーグルとガウンの着用が推奨されるが、飛沫感染程度なら、観血的な処置等をしなければ、こんなもんで十分だろう。

しかし、致死率を考えると、やはり、十分とはいえないかも。

罹患した場合は、7割が死ぬ。

統計上だって、5割近くは死んでいる。

弾丸の半分詰まったロシアンルーレットの引き金を、わざわざ引くことはない。

弾を抜いておくのが、一番いいが、そうもいかないので、せめて防弾チョッキは着た方がいい。

スピード262014年10月11日 08:58

スピード26
スピード26


「5 Oct 2014:
国名:感染者:死者
Guinea:1,350:778
Liberia:4,076:2,316
Sierra Leone:2,950:930
Nigeria:20:8
Senegal:1:0
United States:1:1
Spain:1:0
Total:8,399:4,033」

(Timeline of cases and deaths)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_cases_and_deaths

(WHO: EBOLA RESPONSE ROADMAP UPDATE
10 October 2014)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/136161/1/roadmapupdate10Oct14_eng.pdf?ua=1

予想通り、死者が4000人を超えたので、報道でも早速取り上げられた。

(エボラ出血熱「死者4000人を突破」 WHO発表)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000036499.html

しかし、米国での感染者の死亡、欧州での新たな感染者の発生により、世界の関心は、主要3か国の犠牲者よりも、自国への波及に移ってきている。

「6日にはアフリカ大陸以外で初めて、スペインで44歳の女性看護師の感染が確認されました。女性が勤務する病院はエボラ出血熱に感染し、死亡した宣教師2人が入院していた病院で、女性はこの2人を担当していました。」

「AFP通信などによりますと、アメリカの研究チームは今月24日までにエボラ出血熱が到達する確率は、フランスが75%、イギリスが50%と予想しています。」

(スペイン女性看護師、医療手袋で顔に触れエボラに感染か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3028546

「1度目はビエホさんの体を拭くため、2度目は9月25日に死亡したビエホさんの病室を片付けるためだ。」

「隔離病室を出て防護服を脱ぐ際に手袋をしたままの手で顔に触れたと話していたことを明かし、手袋が感染源の可能性があるかもしれないと語った。」

感染のチャンスは、たった一度、僅か数個のウイルスが体内に入ればいい。

人類のほぼ全員が抗体を持たず、フリーパスでの増殖を許すエボラが発病するには、それで十分である。

体外でも数日間は、感染性を維持するというし、患者の周囲の環境での間接的な接触感染も起こりうる。

(エボラ出血熱 仏への「上陸」の可能性は75% 英は50%)
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/7/5/7564.html

「10月1日現在の感染状況を分析して、国際的な感染拡大のリスクを予想したところ、10月24日までにエボラ出血熱の感染が上陸する確率は、アフリカを除くと、フランスで75パーセント、イギリスで50パーセント、ベルギーが40パーセントとなり、スペインとスイスは14パーセントだった。」

欧州全域が、汚染される可能性があるわけだ。

「多くの航空会社が感染地域への運航を停止している現状を考慮して、稼働率が8割減少した場合を想定したところ、フランスの感染確率は25パーセント、イギリスが15パーセントに下がった。」

なーんだ・・・。

この結果を見て、運行を抑制する会社が増えるんじゃないのかあ?。

まあいい。

航空機の搭乗者は、全員21日間隔離して、発症がないことを確認してからでないと搭乗させないとか、入国時に全員隔離して、同じ期間閉じ込めておくしか潜伏期間をクリアする方法はない。

しかも、精液の中には数か月残存するというので、罹患した人が治ってから搭乗することを防ぐことは、ほぼ不可能である。

(エボラウイルスについて (ファクトシート))
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2014/04021406.html

「感染者が回復した後、7週間は精液からの感染が起こることがあります。」

ねえ、精液からの感染って、どうやっておこるの?。

子供は、わかんなくていいです!。

で、航空機による飛び火感染の危険は、スペインの場合はいささか特殊ケースだが、米国では実際に起こったわけで、ナイジェリアに続いて2か国目ということになる。

インドや中国は、おそらく、さらに多くのリスクを抱えているだろうし。

先の研究とやらが、何を根拠に飛び火する確率をはじき出しているかは知らないが、万単位の西アフリカ地域在住者がいる中国本土やインドの確率が、こんな低いわけないだろう?(画像参照)。

まあ、どうでもいいんですが。

わが国にとっては、中国での感染は人事ではない。

多くの観光客が訪れて、チャイナマネーを落として行ってくれるわけだから、有難い話ではあるが、エボラまで落としていくようになると問題だな。

このところ、リベリアやギニアの感染者が当局から発表される前に、WHOのシチュエーションレポートが出るようになった。

その度に、ウィキが書き換えられ、スピードシリーズの番号も増えていく。

フォローする浮沈子は楽でいいが、各国の詳細な発表(地域別の動向)も、やはり気になるところだ。

リベリアは、マルジビの感染者の件数が、いきなり100件くらい減少してしまって、グラフが大きく落ち込んでしまった。

総数でも、ウィキの扱いが変わって、正確な数字ではないことを明記するようになっている。

まあ、傾向がわかればいいだけの話しなんだが。

どーせ、絶対数では数倍の誤差があるんだろうし。

しかし、CDCの研究者レベルでは、3倍くらいと見積もられている実際の患者数は、我々一般人には分からない。

当局発表の数字を、可能な限り細かく、時系列に追っていくしか、状況を知る術はない。

スピードシリーズは、まだまだ続く・・・。

WDC-150U2MBK2014年10月11日 10:50

WDC-150U2MBK
WDC-150U2MBK


接写に耐えない画像で申し訳ない!。

埃だらけのパソコンを背景に映っているのは、成仏したシンクパッドX220の内蔵ワイファイに代わって装着された、エレコムの無線LAN子機である。

(WDC-150SU2Mシリーズ)
http://www2.elecom.co.jp/network/wireless-lan/adapter/wdc-150su2m/

「準拠規格 IEEE802.11n(2.4GHz) / IEEE802.11g(2.4GHz) / IEEE802.11b(2.4GHz)」

税込み950円、ソフマップでゲット。

こんな値段で買えるようになったんだあ・・・。

というのも、今時、「ac」が使えない子機というのは売れないから。

浮沈子のインターネット接続環境は、ワイマックス2プラスで、ファーウェイのワイファイウォーカーHWD14を使っているので、「n」が使えれば十分なのである。

(Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14 スペック)
http://www.au.kddi.com/mobile/product/data/hwd14/spec/

「Wi-Fi規格:IEEE802.11b/g/n(LAN)」

今まで、ブチブチと切れていた内蔵のチップが、富戸に着いて接続しようとしたとたんに壊れるという悲惨な状況になったので、東京に戻ってきてから1時間後には秋葉原にいた!。

どこで買っても大した金額ではないので、駅から近い店でいいや・・・。

最近、この手の手抜きが多い。

以前は、買ってしまってから10円でも安い店を見つけると、夜も眠れないくらい後悔したりしたんだが・・・。

早速、ドライバーをダウンロードしてインストール・・・。

この頃は、ドライバーやインストールマニュアルをホームページで配布するという方式が一般なのだが、ネットワーク関連のデバイスでは、いかがなものかと思う。

「※ドライバソフトをダウンロードするためには、あらかじめ有線LANあるいはパソコン内蔵の無線子機により、インターネットに接続できる環境が必要です。」

時代だな。

浮沈子は、そろそろ付いていけなくなりそうである。

有線LANの契約がなく、内蔵の無線LANが故障している浮沈子は、どーしたらいいんじゃい!?。

仕方がないので、圧縮ファイルをスマホで落として、USBケーブルで転送する。

マニュアルは、面倒くさいので落とさなかった。

なんとかなるべえ!。

ちょっと躓いたが、3分後には無事にネットに接続!。

やれやれ・・・。

通信速度についても、特に遅いという感じはない。

十分である。

ドライバーのオーバーヘッドによっては、所期の性能が出ないこともあるのだが、まあ、許容範囲だな。

950円で、まあまあ快適なインターネット接続環境を取り戻したんだから、文句は言えない。

画像でも分かるように、ブルーのインジケーターが光っている(実際は点滅しているので、光ったタイミングで撮影するには、シャッターが切れるタイムラグを考慮して、何度か撮影する必要があった)。

最近話題の青色LEDだ。

こんなところにも使われている。

ノーベル物理学賞に輝く、文字通り、世紀の大発明(大発見?)である。

(2014年のノーベル物理学賞は日本人研究者が受賞、青色LEDの発明に対して)
http://ggsoku.com/tech/nobel-prize-in-physics-2014/

「ノーベル賞委員会は7日、2014年のノーベル物理学賞を、名城大学の赤崎勇教授、名古屋大学の天野浩教授、およびカリフォルニア大学の中村修二教授に贈ると発表しました。青色ダイオード発明の功績が評価され、今回の受賞となりました。」

浮沈子の記憶が確かならば、中村修二って、発明の特許料を巡って、勤めてた会社と一悶着あったヤツじゃね?。

(中村修二:青色LED訴訟)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E4%BF%AE%E4%BA%8C#.E9.9D.92.E8.89.B2LED.E8.A8.B4.E8.A8.9F

(404特許)
http://ja.wikipedia.org/wiki/404%E7%89%B9%E8%A8%B1

「404特許(404とっきょ)は、かつて化学メーカーの日亜化学工業が保有していた窒化物半導体結晶膜の成長方法に関する日本の特許である。特許番号が第2628404号であったことから、その下3桁を取って404特許と呼ばれる。同社に勤務していた中村修二が職務発明したもので、裁判において、特許を受ける権利の帰属と、帰属が認められない場合の相当対価の支払いが争われた。」

今回の受賞報道の中で、この話を蒸し返している記事は見ないな。

現政権は、財界の言うことを聞いて、職務発明については、発明者の権利を認めない方向で法整備をしようとしている。

各紙の記者どもは、この辺を絡めてキッチリ取材してもらいたいもんだ。

(社員の発明は誰のもの?特許は? 「企業のもの」に法改正する動き)
http://www.j-cast.com/2014/08/09212240.html

「安倍政権は昨年6月、成長戦略の一環として、特許を「会社のもの」にする検討を始めることを打ち出し・・・」

「「社員に帰属」の原則は残しつつ、発明に見合った十分な報償金を支払う仕組みを設けるといった一定の条件を満たした企業に限り、企業が自分のものにできる特例をもうける方向になった。」

まあ、どうでもいいんですが。

地道な基礎研究が花開き、時代を画する成果を生み出すということは、そうしょっちゅうあることではない。

いい時代にめぐり合わせたものだと感謝している。

おかげで、1000円足らずの無線LAN子機も青く点滅するようになった。

人機一体2014年10月11日 20:31

人機一体


こういう記事を、浮沈子が見逃すわけはない。

(東京五輪開幕から50年の日、技術とスポーツの融合目指す「超人スポーツ委員会」が発足)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/101001326/

といいつつ、さっきまで見のがしてたんですが・・・。

まあいい。

「技術とスポーツを融合させた新たなスポーツの創造を目指す「超人スポーツ委員会」が発足会を開いた。」

「超人スポーツ委員会が目指すのは、人間の能力を補助・拡張する技術を活用し、人と機械が融合した「人機一体」の新しいスポーツを創造すること。」

「怪力や空中飛行、超動体視力といった超能力を本人の能力として扱えるようにし、それらを用いた安全で楽しいスポーツを生み出していく」

「プロとアマチュア、運動が得意な人と苦手な人、健常者と障がい者、老若男女などの垣根を取り払い、誰もがプレーや観戦を楽しめるイベントにすることを目指す。」

具体的なイメージは、全然湧かないんですが。

リブリーザーで、水深3mでの中性浮力持続時間とかいう種目って、ないんでしょうか?。

ないだろうな。

まあ、どうでもいいんですが。

義足の人が、あっと驚く速さで走るとか、車椅子の方が、人間が走るより速いとか(まあ、これは何となく)。

そういうのは分かるんだが、身体機能をどこまで、機械で補えるものなのだろうか。

ドーピングとの違いとか、その辺りの問題とかも新たに出てきそうだな。

競技にしなくても、そういう形のアプローチがあっていい。

スクーバダイビングは、そもそも、器材の力を借りて、身体能力を拡張して水中世界を楽しむという点では、とっくの昔に人機一体を実現している。

あらゆるスポーツは、何らかの器具を使い、その器具の開発を通して商業的にサポートされている。

裸足のランナーでは、スポース産業も介入することはできない。

靴履いてくれ!。

競泳だって、水着とか、ゴーグルとか、そういったアイテムで金を使ってもらって産業の発展に貢献してもらうわけだ。

この超人スポーツとやらは、そこんところを、もっと大っぴらにして、どんどん機械を使っていきましょう!、お金儲けしてもらいましょう!、参加したけりゃ金払え!、という流れを加速している。

CCRやってるお前なんかに言われたくない!ってのは、分かるんですけど。

登山とかとダイビングは、似ているところがある。

競技性は乏しいが、一応、スポーツとしての体裁があって、器材に依存するところもあり、厳しい環境に晒されるという点も似ている。

酸素使ったりもするし(登山では、リブリーザーって聞かないけど、どうよ?)。

しかし、登山と潜水の違いは、どうも登山では、やっぱ肉体的精神的な鍛錬みたいなところが大きくて、より困難なルートとか、より厳しい季節とか、より少ない人数での登攀とかに賞賛が集まる。

ヘンタイだな。

ダイビングも、テクニカルのキチキチのところでは、そういうことがあるのかもしれないが、浮沈子には、そんな世界は見えていない。

穴に潜ってどこまで続いているかを調べたり、どこまでも深く潜って、到達深度を追求したりするのは勘弁してもらいたいもんだ。

浅く、明るく、温かい海の中で、イカのように、クラゲのように、ゆらゆらと漂っていたいだけだ。

それだって、立派なスポーツのような気がするんだが。

水深5mのプールで、小型のCCR着けて(この深度なら、酸素リブリーザーでOKなので、小型軽量は簡単である)、水中で演技して採点してもらえばいい。

課題型の種目と、自由演技で採点するわけだな。

イメージとしては、シンクロナイズドスイミングと、フィギュアスケートの合いの子のようなもんだ。

浮沈子は、この種目のバリエーションとして、目隠しして演技するというのを加えたらいいんじゃないかと考えている。

音響信号を使って、水中の位置や姿勢を演技者に伝達して、目の不自由な競技者でも、何のハンディキャップもなく挑戦できる。

そのうち、イルカ相手に馬術競技ならぬ海豚術競技が出来るかもしれない。

水中スカッシュのような競技だって考えられる。

もちろん、球には仕掛けが必要だし、三次元空間を縦横に使って、競技することが出来る。

場合によっては、水面上の空間との統合があってもいい。

データマスクのようなイメージング装置を使って、バレーボールのようなグループゲームにしてもいい。

ポイントは、やはり、リブリーザーだな。

700気圧のポニーボトルでもいいが、それでは芸がなさ過ぎる。

ここは、是非とも、酸素CCRを使っていただきたい。

そして、プロの競技は、本格的なスタジアム(というより、大水深のプール)で行う。

直径100mの円筒形のプールで、水深も100m。

トライミックスで、フルスペックのCCRでお楽しみいただきたい。

残留ガスの管理の関係で、週に1度しかプレーできないのが玉に瑕である。

これらの競技の目玉は、完全な三次元空間での競技であるという点だ。

自由落下であるフリーフォールでのフィギュアというのはあったが、なんせ、時間が短いという点と、観客を集めにくいという難点がある。

水中なら、何十台というカメラを動員して、マルチに映像化できるし、長時間のプレイも可能だ(無限圧限界時間は守りましょう!)。

もちろん、プロは、競技後は減圧室でのガス抜きを行うわけだな。

しかし、水中バトルロワイアルとかは、禁止だ。

マジヤバ!・・・。