富戸の正月2015年01月04日 23:58

富戸の正月
富戸の正月


ダイビングを始めてからの数年(7年?)、日本での正月を過ごした記憶がない。

1回くらいは、あったかもしれないが、概ね海外でのダイビングという日程になっていたように思う。

今年、久々に日本での正月を味わった。

富戸のスキューバ・プロショップで過ごした。

31日のIOPでのナイトダイビング、引き続きオーナーの三輪さん手作り料理の大晦日パーティ、カウントダウン、富戸神社への初詣。

元旦は、当然初ダイブ、人文字による「2015」を水中で作り、2本目を上がったところで餅つきをし(浮沈子は食べただけ!)、初雪の降る中で、サプライズの鍋パーティー。

2日は、極寒の中の脇の浜ダイブ(浮沈子は、初めて)、3日はおそらく、富戸初のメタリコンタンク1本差しによるサイドマウントダイブを成功させる(別項で詳細報告予定!)。

そして、本日のDPVスペシャルティ。

ヨコバマ1本、脇の浜1本をDPVで潜り倒す。

生まれて初めてDPVを操ったが、完全に嵌った。

マイDPVの購入を決意して、富戸の皆さんにも使っていただけるように、預けておくことにしようと思っている。

(水中スクーター)
http://www.apollo-japan.jp/vehicle/index.html

(av-2イントロダクション.wmv:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=GeXIxHgQJEc&feature=youtu.be

これは、ダイビングを根底から変えてしまうスーパーウエポンだな。

ひょっとしたら、CCRよりもインパクトがあるかもしれない。

今年の正月は、幸先がいいな。

画像は、元旦の夕方から降った雪で作ったミニ雪ダルマ。

ちなみに、目の材料は黒豆・・・。

食べ物は大切にしましょう!。

スピード432015年01月05日 10:55

スピード43
スピード43


年が明けてから去年の数字を掲げるというのは、いささか無粋であると承知している。

英語版のウィキが更新され、感染者が2万人を超えたことが確認された。

(Timeline of reported cases and deaths:28 Dec 2014)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ebola_virus_epidemic_in_West_Africa#Timeline_of_reported_cases_and_deaths

20205人の感染者を計上しいる(主要3か国以外の地域を含む)。

例によって、最新の情報はこちら。

国名:感染者:集計日
ギニア:2730:12月31日
リベリア:8018:12月28日
シエラレオネ:9688:1月2日
その他:34:-
合計:20470:-

各国の動きを見ると、シエラレオネの増加のペースが落ちてきている。

しかし、西部地域の増加のペースは堅調だ。

ギニアは、フランス大使館の表示が12月26日のまま、内容が12月30日になっていたので気付かなかったが、コナクリの増加は続いている。

他の地域での増加も止まらない。

リベリアは、首都圏以外の地域では、殆ど収まったように見える。

まあ、数日程度のスパンでは、何ともいえないな。

英国の看護師がシエラレオネで感染し、帰国後治療中だが、重態と発表された。

(英国のエボラ熱患者、重体に 現地から帰国の看護師)
http://www.cnn.co.jp/world/35058563.html

「帰国時はモロッコとロンドンのヒースロー空港を経由し、12月28日にグラスゴー空港に到着した。直後に体調を崩して医師の診察を受け、隔離装備のある軍用機でロンドンへ運ばれた。」

「当局は帰国便に乗り合わせた乗客ら全員と連絡を取っているが、機内で感染が広がった可能性は非常に低いとしている。」

軍用機での輸送は、帰国後の話である。

治療効果が現われて回復することを願うが、重態化してから快癒するというのは難しいかもしれない。

全体の数字としてはともかく、エボラの現場では、「どこが終息の見込みなんだあ?」という状況が続いている。

今年もまた、エボラの年になった。

1976(602):DRC(コンゴ民主共和国)、スーダン
1977(1):DRC
1979(34):スーダン
1994(53):ガボン、コートジボワール
1995(315):DRC
1996(92):ガボン、南アフリカ共和国
2000(425):ウガンダ
2001(124):ガボン
2002(2001年に含む):ガボン
2003(178):コンゴ共和国
2004(17):スーダン
2005(12):コンゴ共和国
2007(413):DRC、ウガンダ
2008(32):DRC
2011(1):ウガンダ
2012(88):ウガンダ、DRC
2014(未集計:2万強):ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガル、米国、スペイン、マリ、DRC、英国(?)
2015(1月現在):ギニア、リベリア、シエラレオネ

年の後の( )内は、感染者の数字だが、2014年の流行が如何に別格かが分かる。

来年まで持ち越すことがないように、切に祈るばかりだ。

サイドマウントの正月2015年01月05日 12:01

サイドマウントの正月
サイドマウントの正月


1月3日は、富戸のヨコバマでサイドマウントで潜った。

富戸でのタンクサービスは、アルミタンクもあるので、サイドマウントで潜ることは難しくない。

しかし、シングルのメタリコンタンクということになると、浮沈子が初めてなのではないか?。

まあ、少なくとも、2015年初めてであることは間違いあるまい・・・。

10kgのウエイトを、ほぼ右側に寄せている。

この時は、アンクルウエイトをしなかったが、したほうがいいな。

SMS75(まあ、使っている方は少ないでしょうが)の右バックに2kg、右フロントのウエストベルト、ショルダーベルトに、ウエイトポケットを着けてそれぞれ2kg、さらにウエイトベルトに4kgを、Dリングを両側に着けてウエイトが動かないように固定して右側に配置するというシステムである。

浮力のコントロールは、ドライスーツだけで行った。

画像では分かりづらいが、タンクベルトは、タンクブーツに巻いている。

タンクが短いのためロングホースの始末に困って、ちょっとイレギュラーだがショートホースをバックアップにして、ロングホースを咥えてみた。

まあ、エントリーやエキジットは予想通りじたばたしたが、水中ではやや右が重すぎたものの、かなり快適であった。

メタリコンのシングルタンクでのサイドマウントは、少なくともドライスーツではアリだな。

お客さんが少ない時にやる分にはいいが、列を成しているときはちょっと憚られる。

陸上でのタンクの運搬もシンドイ。

キャスターみたいなものがあると便利だろう。

バルブのバンジーは、ホリスの製品のものをそのまま使ってスナップリングで引っ掛けたが、なかなか届かないので苦労した(これは、要検討だな)。

その他は、驚くほど問題がない。

ややフロントヘビーになるのと、カウンターウエイトで10kgは必要ないので、ショルダーベルトのウエイトポケットを適当に移動させれば解決できそうだ。

ドライスーツでの浮力コントロールにも問題はなく、水深2mの富戸ホールへの侵入も、完全にコントロールできる。

たぶん、バックマウントよりも簡単だろう。

天地が薄いサイドマウントならではであるな。

余りにあっけなく出来てしまったので、この日は1本だけのダイビングとなった。

翌日のDPVスペシャルティのための余力を残しておかなければならない。

まあ、結果からいえば、その必要は全くなかったのだが。

陸上でのタンクの運搬の問題については、たとえばDPVを水中に運ぶことを考えれば、全く問題はないともいえる。

水面でうまくタンクを付けるコツをマスターすれば、後は快適なダイビングが約束されているのだ。

プール講習でメタリコンタンクを着けたときは、ウエットスーツでカウンターウエイトなしで行った。

サイドマウントというよりは、フロントマウントになってしまって、剣状突起に当たって痛かった。

二度とやるか!。

しかし、今回のようにドライスーツで潜る際には、どうせ山のようなウエイトを付けるので、カウンターウエイトに不自由はしない。

まあ、10kg全部をカウンターウエイトにするというのは、やっぱやり過ぎだったな。

バルブの重さを意識して、ショルダーベルトに2kg付けたのも考え過ぎだった。

次回は、その辺りも考慮して、ベストなコンフィギュレーションを目指そう。

そんでもって水中スクーターをサドルライディング(股ばさみ)で操れば、目立つこと請け合いである。

陸上での労力が、確実に増えることも請合いなんですが。

まあいい。

サイドマウントと水中スクーターというのは、ある意味、相性がいい。

水の抵抗が少ないサイドマウントと、スピード重視の水中スクーター!。

水中で停止して、じっくり生物を観察したい時は、DPVを右側にサイドマウントで固定するなんていうのもアリなんじゃなかろうか?(やり過ぎです!)。

いや、結構面白いかもしれないぞ。

短距離だったら、そのまま移動できるかもしれない。

うーん、目立ち過ぎ・・・。

しかし何だな、浮沈子はどうしてフツーの潜り方が出来ないんだろうなあ?。

一年の計2015年01月05日 13:02

一年の計
一年の計


去年を振り返ると、様々な出来事があった。

なかでも、エボラ出血熱の西アフリカでの流行は、致死率が高い感染症とは思えない程の規模となり、世界を震撼させた。

マレーシア航空の航空機事故や、バリ島でのダイビング事故など、浮沈子の関心を引くトラブルも相次いだ。

クリミアを巡る情勢、イスラム国の台頭など、国際情勢にも大きな動きがあった。

それらに比べれば、消費税のアップ、総選挙などは、大したことはないが、日常生活への影響は小さくない。

円安が進んで、120円台になり、今年あたりは130円台になるとも言われている。

外貨準備が底を突いた浮沈子としては、割高な海外旅行をしなければならず、財布に厳しい年になりそうだな。

今年は、まず、今月にフィリピンのセブでCCRダイビングが予定されている。

どこかでグアムツアーも実施したい(もちろんCCRで)。

ドイツのアウトバーンで床までアクセルを踏むというのも目標である。

ルマンも、是非とも行きたい(同じ日程で行けると効率的なんだが)。

そうして、できれば前半にIEを受けておきたいな。

そうすれば、その後は心置きなくサイドマウントで潜れるし、CCRの本数を稼ぐことも出来る。

なんなら、テック40CCRを受講しておいてもいい。

そうして、年内にはポセイドンのインストラクターの前条件をクリアーしてしまいたいもんだな(うーん、ちょっと無理かあ?)。

まあいい。

(一年の計は元旦にあり)
http://kotowaza-allguide.com/i/ichinennokei.html

「『月令広義・春令・授時』に「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」とあるのに基づく」

「物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが大切だということ。」

行き当たりばったりで、何の計画もなく、思いつきでトゥバタハリーフに行ったり、ルマンを観戦したりした昨年だったが、出会いや縁を大切にして、残りの人生に真実の人間関係を築き、真実の時間を生きるということも大切なことである。

偽りの言葉を綴ることは容易い。

たとえ事実であっても、自分に都合の良いことだけを選択して書くということは、真実を語ることにはならない。

そう、このブログでも、例えばPADIのことについて書く時に、いささか手心を加えている点が無きにしも非ずだったりする。

優れている点は素直に認め、改めるべき点については率直に指摘していきたい。

まあ、それ程の義理があるわけでもない。

PADIメンバーの端くれとはいえ、まだまだ、お客さんのレベルである。

たぶん、一生掛かっても、投資を回収することはできないだろう。

まあ、どうでもいいんですが。

今年の目標は、真実の時間を過ごし、真実の人間関係を築き、真実の言葉を綴ることである(力、入り過ぎじゃね?)。

後は、まあ、成り行き任せでもいっか・・・。

画像は富戸(ヨコバマ)の水中で、元旦の初潜りの際に、ガイドの高橋さんが羊のお面を被っているところ。

ご苦労様である。

プロのダイバーというのは、こういうこともしなければならないわけで、本当に頭が下がる(トリムが取れていないわけではありません)。

サイドマウントの憂鬱2015年01月05日 20:37

サイドマウントの憂鬱
サイドマウントの憂鬱


どうやら、サイドマウントでのIEは、認められていないようだ(ホントかなあ?)。

PADIがそういっているらしい。

せっかくメタリコンでのシングルタンクサイドマウントのコンフィギュレーションを詰めようと思っていたのに。

まあいい。

IEだけバックマウントでやればいいだけだ。

富戸で潜るのに、わざわざメタリコンを選択する必要は全くなく、アルミを頼んでおけばいい。

ウエイトシステムの左右のバランスを気にする必要もないし。

結局、アルミタンクさえ手に入れば、通常のサイドマウントは出来るし、メタリコンしかなくても、ウエイトシステムを工夫すればなんとかなるということだ。

まあ、ドライの時期だけかもしれないけど。

もしそうなら、例えば伊豆なら10月から6月までの9か月間は、メタリコンでサイドマウントが楽しめるということになる。

アルミなんかなくても、へっちゃらということだな(7月から9月までは、潜らなきゃいいのだ!?)。

どうしてもサイドマウントでなければならない理由はない。

しかし、逆に、どうしてもバックマウントでなければならない理由もない(浮沈子は、バックマウント専用のBCをバラしてしまったので、特に・・・)。

今メインで使っているSMS75は、10リッターの短いメタリコンタンクの場合、下の部分が折れ曲がってしまって、ちょっと扱いづらい。

アルミタンクを前提に設計されているので、それを選択した方が悪いということだな。

買った時には、まさかバックマウントでこんなに潜るなんて想定してなかったから・・・。

仕方ないな。

ビーチエントリーで、長い距離タンクを運ぶには、背負っていくのがいい。

水中(水面)でサイドマウントに変更するという手がないわけではない(ねーよ!)。

または、タンクブーツに車輪を着けて、水中まで持っていくとか。

エントリー口で波があったら難しいしなあ・・・。

やっぱ、メタリコンのサイドマウントって、難しいんだろう。

少なくとも、常に最適ではない。

しかし、陸上の運用を基準にして、水中での快適さを犠牲にするというのは本末転倒である。

だからといって、現実の問題として、ダイビングサービスに水中までタンクを運んでもらうことはできない。

ダイバーが列を成してエントリー口に殺到する我が国の状況では、そんな運用は出来ない。

人気のない冬の平日に、こっそりとヘンタイ・サイドマウントを楽しむしかない。

そんな状況で、IEをサイドマウントでやってくれというのは、無理に決まってる。

そういうものだ。

郷に入っては郷に従え・・・。

富戸のスーパー「うわみつじ」の近くに、富戸温泉というところがある。

(富戸温泉)
http://www.ne.jp/asahi/futo-onsen/jogasaki/

まあ、露天風呂付きの狭い風呂屋と思えば、がっかりすることはない。

500円(2015年1月現在)で入浴できる(回数券もあります)。

そこで先日、地元のダイビングサービスの方と話しをした。

超ベテランの方で、サイドマウントの話をしても、あんなもん(!)にメリットはないと断言していた。

そりゃあ、そう言うだろうな。

CCRの話なんか、出来る雰囲気ではなかった。

それが普通のダイバーというものだ。

浮沈子ひとりが足掻いてみても、それを変えることなんて出来っこない。

普通のカッコをしたダイバーに大勢来てもらって、その辺を普通に潜って楽しんでもらうのがいいのだ。

サイドマウントとか、ナイトロックスとか、DPVとか、CCRなんて、お呼びじゃあない。

それはそれで、一つの見識だろうし、そういうダイビングがいいというダイバーは多い。

安いし、手軽だし、今までの経験だけでいい。

そこに留まっているとしても、十分楽しめるし、世界中でそのスタイルで潜ることができる。

ナイトロックスでなければ潜れないとか、サイドマウントでなければダメだとか、ましてやCCRオンリーなどというダイビングサービスは、世界のどこを見ても、1か所もない(たぶん)。

ヘンタイダイビングをしたいなら、よそでやってくれ!。

そう言われても仕方ない。

だから、浮沈子はよそへ行く・・・。

それでいいのだ。

暖かい南の島で、サイドマウントやナイトロックスやCCRを楽しみ、たまにはメタリコンで潜ってみようかという時だけ帰ってくればいい。

世界を変えることは出来ない。

現状を受け入れ、その中で選択し、世界が変わるのを待つしかない。

浮沈子は、そんなには待てない。

与えられた時間の中で、可能な選択をするしかない。

IEは、メタリコンシングルタンクのバックマウントで受けることになるだろう。

それが、現実だ。

憂鬱だな・・・。