獰猛2015年03月04日 10:46

獰猛
獰猛


「フォルムは機能に追従する」

(ランボルギーニ、新型「アヴェンタドールLP 750-4 スーパーヴェローチェ」を世界初公開!【ジュネーブショー2015】)
http://autoc-one.jp/news/2094352/

「アヴェンタドール スーパーヴェローチェにデザインされたラインの一本一本が、スーパースポーツカーのパフォーマンスをさらに向上させるという明確な役割を果たしている。」

デザインのためのデザインではなく、機能の追及の果てに纏う、真実の形・・・。

形態は機能に従う。

(ルイス・サリヴァン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3

正確には、「「形式は常に機能に従う。(form ever follows function. )」らしいですな。

「近代以前の建築は、形態を作る時に様式を根拠にしていた。当時の自動車が馬車を模倣したように「歴史」に従っていた。サリヴァンは方程式を解いていくと、結果的に美しいものができると説いた。」

カッコイイクルマの真似をするのではなく、性能を真摯に追求していく中で滲み出てくるカタチ。

SV(スーパーヴェローチェ)は、浮沈子には猛獣のような獰猛さを感じさせる。

知る限り、ランボルギーニは加給器をもったエンジンを使ってこなかった。

(ランボルギーニ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%8B

そのことは、別にどうでもいいんですが、ピュアなスポーツカーにターボは相応しくないような気もする。

その辺りにも、ランボルギーニというブランド価値を尊重しているアウディや、親会社のフォルクスワーゲンの気配りが感じられていて、嬉しかったりする。

ダウンサイジングしたランボなんて、誰が買うかよ!。

まあいい。

「アヴェンタドール スーパーヴェローチェに取り入れられた新要素の中で最も目立つものとして、レーシングスタイルの巨大リアウィングが挙げられる。」

「車両の先頭部分のデザインも一新され、フロントスカートの前方に伸びるラインと2枚のフロントウィングをよりオープンにしたことで、フロント部分における強力なダウンフォースの発生を実現。」

「リア部分は、よりオープンで剥き出しなイメージになるようデザインを新たにした。カーボンファイバー製パーツを採用し、重量の削減にも成功している。車両下側に大きなリアディフューザーと垂直フィンを設置したことにより、最適化された車体底面からのエアフローを改善している。」

「6.5リッターV型12気筒エンジンの放熱を担うのが、リア部分の大きなメッシュ構造だ。マフラーのデザインには特殊軽量素材を用い、剥き出しの4気筒排気筒を装備した。」

全ての形は機能と結びついて、その効果を最大限に引き出すような意図が込められている。

カッコに拘ったところが皆無かといえば、まあ、商業車なんだからそんなこともないだろうが。

「さらなるパワーアップと軽量化を図り、より高度な空力学と革新的技術を駆使して開発されたアヴェンタドール スーパーヴェローチェは、ランボルギーニのスーパースポーツカーが代々受け継ぐDNA、優れた力学、そして抜群のドライビング精度といったランボルギーニの本質を、最もピュアな形で体現するモデル。」

その宣伝文句にウソはない。

真摯なスーパーカー(最近は、スーパースポーツというらしい)作りは、世界中のエンスーから支持されているだろう。

この手のクルマは、街中を30kmとかで人と荷物を満載して走るクルマとは、一線を画している。

走ること、それも、獰猛に走ることに特化し、それを味わうためにだけ乗るクルマだ。

それが、このクルマの実用性なのだとすれば、最も優れた実用車である。

神棚に飾っておくクルマではない。

走ってナンボ(ランボ?)のクルマである。

へえー、まだこんなクルマを作っているメーカーが生き残ってるんだ・・・。

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