真夜中の巡航2015年03月30日 02:19

真夜中の巡航
真夜中の巡航


久しぶりに(本当に久々に)、真夜中のクルージングを楽しむ。

静まり返った駐車場の近所の方には申し訳ないが、500Eと疎開先から連れ帰った83タルガに火を入れる。

第三京浜を、保土ヶ谷まで2往復。

やはり、走らせて楽しいのは911だ。

ハンドルは、まだ少しバンクに取られるクセがあるが、エンジンは快調に回る。

同じ道を走ったのだが、全く異なる印象だ。

500Eは、確かにバッテリーを替えて、エンジンの回り方がスムーズになったような気がする。

特に、アイドリングはハッキリと安定感が増した。

パワーは、・・・?。

まあ、殆ど体得できない。

もともと、期待してないし・・・。

それよりも、エアコンが快調になって、タイヤのヤレタレが目立つようになった。

あとは、お薦めのミシュランにするか、こだわりのピレリを履くか。

いや、この際、レグノにして、あの感動をもう一度味わうか・・・。

うーん、悩むところだ。

500Eは、タイヤを替えれば、とりあえずそれでいい。

83タルガは、いろいろ課題があって、しばらく手元に置いて面倒を見ることにする。

まずは、ボディの補強。

そして、バッテリーの入れ替え(ほぼ、確定)。

さらに、スペアタイヤの撤去(検討中)。

補強に使う予定の鉄パイプの重量を相殺する、究極の軽量化だ(ドライバーの軽量化は、どうなったんだあ?)。

(タルガ改造計画)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/cat/porsche/?offset=5

「多少の重量増加は、ドライバーの減量でカバーするしかない(今日量ったら、また1kg増えてました!)。」

まあいい。

さっき走らせてみて感じたのは、心身症になりそうなほどの違和感だった。

もちろん、ハンドルの取られもあるが、高回転でのエンジンのフィーリングが良くない。

しばらくぶん回していなかったので、少し点火系が渋くなっているのかもしれない(そんなことって、あるのかあ?)。

少しプラグを焼いてやれば、いい感じに吹け上がるようになるだろう。

やっぱ、クルマの本来の乗り味を出すには、それなりの扱いをしてやらなければならない。

500Eは、500Eの走らせ方があるし、それは83タルガも同じだ。

03ボクスターは、・・・。

あれは、どんな走り方をしても、それなりにこなしてしまう21世紀のクルマだ。

出来が良すぎるクルマというのも、考え物だな。

明日からは、83タルガで少し遠乗りをして、いろいろチェックをしていこうと考えている。

どこをどう押せばどうなるという、勘所を見極めなければならない。

オクヤマで浮沈子のために作っている930用のストラットタワーバーと、ロワアームバーが出来上がれば、取り付け前後の違いを確認する必要が出てくる。

全く違いがなかったら、・・・。

泣きだな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

0.75mm厚のペナペナなフロアパネル(しかも、オープンボディ)に930/64エンジンを押し込んでしまったわけで、いろいろ歪みがきているんだろう。

それを踏まえて、足回りを何度か調整したが、完調には程遠い。

何とか乗れる程度だ。

どこまで変わるかを、しっかりと把握するためにも、現状でどうかという点を押さえておくことは重要だな。

真夜中のクルージングでは、そこは判らない。

今夜は、こんなところか。

しかし、やっぱ、高速域で踏み込んでみると、500Eの方がパワーがあるな(当然ですが)。

それぞれの得意領域を生かして、乗り続けていこう。

宙を舞うクルマ2015年03月30日 04:05

宙を舞うクルマ


日産GT-Rが、ドイツで宙を舞った。

(Nissan GT-R Nismo Horror Crash Nordschleife)
https://www.youtube.com/watch?v=GXHUxCmdkYY

ニュルブルクリンクじゃん!。

(日産 GT-R、ドイツ耐久レースで大事故…観客1名が死亡[動画])
http://response.jp/article/2015/03/29/247803.html

「事故は、ニュルブルクリンク北コースの通称「フルークプラッツ」で発生。高速で走行中、車両の前方が浮き上がった23号車の日産GT-Rは、その状態のままガードレールに激突。フェンスを乗り越え、観客席に飛び込んだ。」

(欧州日産が事故に声明「深い悲しみとショック」)
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=9&no=64153

「今日のイベントは悲劇となってしまった。我々は非常に深いショックと悲しみを受けており、そして我々の思いは亡くなった方、負傷者、そして彼らの家族と友人に向けられている。チームは即座にこの事故の原因について完全なる調査を行うべく、レースオーガナイザーと協力している」

このニュースに接した浮沈子が、真っ先に思い出したのは、ロードアトランタ(米国)と、ルマン(仏国)で宙を舞ったポルシェとベンツのレーシングカーのことだ。

(レーシングポルシェの系譜(補遺)GT1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/13/7053895

「浮沈子が、このクルマを取り上げたくなかったのは、このシーンがあるから。
(Porsche GT1 Flip:ロードアトランタ:驚愕の動画、出ます!)
http://www.youtube.com/watch?v=b31O4FmljGY
「空気の抜けの悪さとオーバーハングの長さなどが複合しあい、後のメルセデスベンツ・CLR同様のフロントが浮き上がり宙を舞う事故を起こしてしまった。」と日本語のウィキにある。
記事にあるように、1999年のルマンでは、メルセデスも飛んだ!。
(Le Mans 99' Mercedes CLR-GT1 Crash Live:衝撃の動画、出ます)
http://www.youtube.com/watch?v=Ow3rxq7U1mA

「高速サーキットでは、ダウンフォースと空気抵抗のバランスが難しい。
テクニカルコースならば、ダウンフォースを利かせて、コーナーリングスピードを稼げばいいが、ルマンのように350kmもの速度が出るコース(シケイン設置前は400km!)では、空気抵抗の低減で速度を稼ぐことも重要だ。
メルセデスは、空力未完成のまま持ち込んだ疑いがある。
ポーポイズ(フロントが周期的に上下する運動)を起こしていた記憶もある。」

今回の事故は、同じ高速サーキットであるノルドシュライフェで起こった。

事故が発生したフルークプラッツは、ジャンピングスポットとして知られている。

(ニュルブルクリンク 北コース:コース攻略)
http://alphawiki.net/gran-turismo5/index.php?%A5%CB%A5%E5%A5%EB%A5%D6%A5%EB%A5%AF%A5%EA%A5%F3%A5%AF%20%CB%CC%A5%B3%A1%BC%A5%B9

「Flugplatz(フルークプラッツ):
ジャンピングスポットと、それに続く右コーナー」

ニュルは、このほかにもいくつかジャンピングスポットが残されているようだ。

「Sprunghügel(シュプルングヒューゲル):
ノルドシュライフェ屈指の難所。ジャンピングスポットの直後に高速右コーナーが待ち受ける。」

「Quiddelbacher Höhe(クヴィッデルバッハー・ヘーエ):
アップダウンの大きい高速区間。谷間を頂点に緩やかな右カーブとなっている。
終盤、ジャンピングスポットの後が右コーナーとなっているので、脱出は左寄りに。」

このほかにもいくつかあったようだが、改修の度に除去されてきたようだ。

(ニュルブルクリンク:歴史:1971-1983)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF#1971-1983

「1971-1983:
コースは改修が行われ北コースはアームコバリアなど安全設備の設置、路面の再舗装によりバンプやジャンプセクションの除去などが行われた。」

しかし、なぜかフルークプラッツは残されている。

「Flugplatz(フルークプラッツ):
かつて近くに飛行場があったことから名付けられている。ニュルブルクリンクにかつて数多く存在したジャンプスポットの中でも有名なものの一つ。クリス・アーウィンやマンフレート・ヴィンケルホックの事故が起こった。ここでハンドル操作を誤ると、下手をすればコースを飛び出してしまい森の奥へ吸い込まれてしまうため発見が遅れることも多い」

映像では、バリアを飛び越えたところまでしか写っていないが、金網のフェンスをも飛び越えたとある。

想定外というところなんだろうか。

レース観戦も命懸けであるな。