想定内 ― 2015年04月14日 11:32
想定内
ライブで見ていたら、3分7秒前くらいで寸止めになった。
風が強かったんだろうか?。
天候のせいだというが、ホントかなあ?。
再打ち上げは、明日の午後4時過ぎということになっている(現地時間)。
まあ、今回は、ローンチウインドウが1秒しか開いていなかったので、延期は想定内だ。
サマータイムで13時間の時差がある。
明日も5時起きかあ・・・。
ライブで見ていたら、3分7秒前くらいで寸止めになった。
風が強かったんだろうか?。
天候のせいだというが、ホントかなあ?。
再打ち上げは、明日の午後4時過ぎということになっている(現地時間)。
まあ、今回は、ローンチウインドウが1秒しか開いていなかったので、延期は想定内だ。
サマータイムで13時間の時差がある。
明日も5時起きかあ・・・。
基幹ロケット ― 2015年04月14日 15:24
基幹ロケット
気になる記述があった。
(JAXA、新型基幹ロケットの基本性能を公表…2020年度に試験機打ち上げ)
http://response.jp/article/2015/04/14/248946.html
「改良型2段エンジンは、H2Aを改良、1基または2基搭載する。新型1段エンジンは2基か3基とする。」
聞いてないんだけど。
以前は、1段目は2基だといっていたような気がする。
3基というのは初耳だな。
(新型基幹ロケットの開発状況について:元ネタ)
http://www.jaxa.jp/press/2015/04/20150410_rocket_j.pdf
「2015年3月17日および19日、新型基幹ロケットプロジェクト移行審査にて、「システムの全体仕様が定義ができる段階(2段エンジン基数の設定を保留しているが、影響は限定的で設計の手戻りは回避可能)」にある旨を説明し、審議の結果、プロジェクトに移行して良いものと判断された。」
レスポンスの報道では分かり辛いが、1段目のエンジンは、「2基/3基切替」とある(5ページ目、図中)。
フィックスしていないのは、2段目のエンジンだけだ。
JAXAは、何を考えているのだろうか?。
メインエンジンを3基にすれば、当然推力は上昇する。
推力を増強するのは、大型衛星に対応するためということもあるが、固体ロケットブースターに頼らずに一定のペイロードを打ち上げ可能ということになる。
有人宇宙船の打ち上げを視野に入れていることが、ありありと分かる。
懲りないなあ・・・。
気になる記述があった。
(JAXA、新型基幹ロケットの基本性能を公表…2020年度に試験機打ち上げ)
http://response.jp/article/2015/04/14/248946.html
「改良型2段エンジンは、H2Aを改良、1基または2基搭載する。新型1段エンジンは2基か3基とする。」
聞いてないんだけど。
以前は、1段目は2基だといっていたような気がする。
3基というのは初耳だな。
(新型基幹ロケットの開発状況について:元ネタ)
http://www.jaxa.jp/press/2015/04/20150410_rocket_j.pdf
「2015年3月17日および19日、新型基幹ロケットプロジェクト移行審査にて、「システムの全体仕様が定義ができる段階(2段エンジン基数の設定を保留しているが、影響は限定的で設計の手戻りは回避可能)」にある旨を説明し、審議の結果、プロジェクトに移行して良いものと判断された。」
レスポンスの報道では分かり辛いが、1段目のエンジンは、「2基/3基切替」とある(5ページ目、図中)。
フィックスしていないのは、2段目のエンジンだけだ。
JAXAは、何を考えているのだろうか?。
メインエンジンを3基にすれば、当然推力は上昇する。
推力を増強するのは、大型衛星に対応するためということもあるが、固体ロケットブースターに頼らずに一定のペイロードを打ち上げ可能ということになる。
有人宇宙船の打ち上げを視野に入れていることが、ありありと分かる。
懲りないなあ・・・。
明解 ― 2015年04月14日 18:35
明解
(「新基準、合理性欠く」高浜原発差し止め仮処分決定要旨)
http://www.asahi.com/articles/ASH4G5DGYH4GPTIL02C.html?iref=comtop_list_nat_n01
よく読むと分かるが、非常にシンプルな論理だ。
「当該原子炉施設の周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするため、原発設備の安全性につき十分な審査を行わせることにある(最高裁判所平成4年10月29日第一小法廷判決、伊方最高裁判決)。」
「日本列島は4つのプレートの境目に位置しており、全世界の地震の1割が我が国の国土で発生し、日本国内に地震の空白地帯は存在しない。」
「本件原発の運転開始時の基準地震動は370ガルであったところ、安全余裕があるとの理由で根本的な耐震補強工事がなされることがないまま、550ガルに引き上げられ、更に新規制基準の実施を機に700ガルにまで引き上げられた。」
「使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには膨大な費用を要するということに加え、国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識に立つのではなく、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しのもとにかような対応が成り立っているといわざるを得ない。」
「本件原発の脆弱(ぜいじゃく)性は、①基準地震動の策定基準を見直し、基準地震動を大幅に引き上げ、それに応じた根本的な耐震工事を実施する②外部電源と主給水の双方について基準地震動に耐えられるように耐震性をSクラスにする③使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込む④使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性をSクラスにするという各方策がとられることによってしか解消できない。」
「免震重要棟についてはその設置が予定されてはいるものの、猶予期間が設けられているところ、地震が人間の計画、意図とは全く無関係に起こるものである以上、かような規制方法に合理性がないことは自明である。」
まあ、他にもいろいろあるが、要するに金掛けて万全の対策をするのではなく、甘い見通しでいいかげんな設備のまま再稼動するのはまかりならんというわけだ。
逆に言えば、それさえちゃんとやれば、再稼動させてもいいということなんだから、分かりやすい論理だ。
ポイントとなるのは基準地震動とやらの見直しだな。
「活断層の状況から地震動の強さを推定する方式の提言者である入倉孝次郎教授は、新聞記者の取材に応じて、「基準地震動は計算で出た一番大きな揺れの値のように思われることがあるが、そうではない。』「私は科学的な式を使って計算方法を提案してきたが、平均からずれた地震はいくらでもあり、観測そのものが間違っていることもある。」と答えている。」
「地震の平均像を基礎として万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を策定することに合理性は見いだし難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる。」
そりゃあ、平均値で対策したって意味がないというのは子供でも分かるが、今はそうなっている。
(基準地震動)
https://kotobank.jp/word/%E5%9F%BA%E6%BA%96%E5%9C%B0%E9%9C%87%E5%8B%95-677390
「原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動。地質構造的見地から、施設周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さのこと。単位はガル。」
で、問題は、これが実際の地震に於いて「最大の地震の揺れの強さ」になっていないということなわけだ!。
「全国で20カ所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が平成17年以後10年足らずの間に到来している。」
あっちゃー!。
ダメじゃん!?。
というわけで、まずはいいかげんな基準地震動を見直して、これ以上は起こりっこないという、本当の意味での最大値を設定するということだな。
各種設備の耐震性をどこまでに設定するかは、その設備の重要度によって変わってくるが、少なくとも以下は、Sクラス(なんか良く分からないが、ベンツでいえば一番高いやつだな)にする必要があるといっている。
・外部電源
・主給水
・使用済み核燃料プールの給水設備
・使用済み核燃料プールに係る計測装置
もちろん、原子炉建屋などの設備についても抜本的な補強工事が求められる可能性が高い。
原子力規制委員会もいい加減だといっている。
「新規制基準に求められるべき合理性とは、原発の設備が基準に適合すれば深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえるような厳格な内容を備えていることであると解すべきことになる。」
「しかるに、新規制基準は上記のとおり、緩やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。」
「新規制基準は合理性を欠くものである。」
稀にしか起こらない事故に、どこまで備えるかというのは、現実的な話だ。
万が一にもない、などということは、有り得ない話である。
自然は、人間の知恵を遥かに上回る猛威を振るう。
原発を選択する限り、事故は覚悟しなければならない。
そして、その際の被害も覚悟のうちだ。
「使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには膨大な費用を要するということに加え、国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識に立つのではなく、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しのもとにかような対応が成り立っているといわざるを得ない。」
まあ、そのとおりなんですが。
「多重防護とは堅固な第1陣が突破されたとしてもなお第2陣、第3陣が控えているという備えの在り方を指すと解されるのであって、第1陣の備えが貧弱なため、いきなり背水の陣となるような備えの在り方は多重防護の意義からはずれるものと思われる。」
たぶん、原発で用いられる多重防護というのは、いきなりな背水の陣のことなんだろうな。
うん、そういう意味の業界用語と解すべきだ。
(<高浜原発>再稼働差し止め決定 樋口英明裁判長、どんな人)
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0414/mai_150414_2353874049.html
「昨年5月に出した関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決では、東京電力福島第1原発事故を重く見て「原子炉冷却や放射性物質の閉じ込めに欠陥があり、原発の運転で人格権が侵害される危険がある」と指摘した。」
同じような処分が出ることは、想定内だったんだろう。
現在の基準地震動もダメ、新規制基準もダメ、多重防護もダメ。
ダメなものはダメということなんだろう。
「国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識」に立てば、現状では原発再稼動なんてできっこない。
さて、今後、どういう展開になるか。
浮沈子は、ケチケチしないで、基準地震動や、設備の耐震性を上げ、万が一にも深刻な災害を引き起こすおそれがない状態に早くして、再稼動させるべきだと思うんだがな。
福島であれだけの事故をおこしたんだ、そう簡単には再稼動なんて出来ないはずだ。
景気が悪くなろうが、電気代が上がろうが、二酸化炭素を排出しようが、正しい再稼動までは、それは、我々が受け入れなければならない試練だ。
そして、どんな対策を採ったとしても、事故は必ず起きて、深刻な災害になる。
それも受け入れなければならない。
今回の内容は、それ以前の、おそまつな話だ。
浮沈子には、そう思える。
(「新基準、合理性欠く」高浜原発差し止め仮処分決定要旨)
http://www.asahi.com/articles/ASH4G5DGYH4GPTIL02C.html?iref=comtop_list_nat_n01
よく読むと分かるが、非常にシンプルな論理だ。
「当該原子炉施設の周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするため、原発設備の安全性につき十分な審査を行わせることにある(最高裁判所平成4年10月29日第一小法廷判決、伊方最高裁判決)。」
「日本列島は4つのプレートの境目に位置しており、全世界の地震の1割が我が国の国土で発生し、日本国内に地震の空白地帯は存在しない。」
「本件原発の運転開始時の基準地震動は370ガルであったところ、安全余裕があるとの理由で根本的な耐震補強工事がなされることがないまま、550ガルに引き上げられ、更に新規制基準の実施を機に700ガルにまで引き上げられた。」
「使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには膨大な費用を要するということに加え、国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識に立つのではなく、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しのもとにかような対応が成り立っているといわざるを得ない。」
「本件原発の脆弱(ぜいじゃく)性は、①基準地震動の策定基準を見直し、基準地震動を大幅に引き上げ、それに応じた根本的な耐震工事を実施する②外部電源と主給水の双方について基準地震動に耐えられるように耐震性をSクラスにする③使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込む④使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性をSクラスにするという各方策がとられることによってしか解消できない。」
「免震重要棟についてはその設置が予定されてはいるものの、猶予期間が設けられているところ、地震が人間の計画、意図とは全く無関係に起こるものである以上、かような規制方法に合理性がないことは自明である。」
まあ、他にもいろいろあるが、要するに金掛けて万全の対策をするのではなく、甘い見通しでいいかげんな設備のまま再稼動するのはまかりならんというわけだ。
逆に言えば、それさえちゃんとやれば、再稼動させてもいいということなんだから、分かりやすい論理だ。
ポイントとなるのは基準地震動とやらの見直しだな。
「活断層の状況から地震動の強さを推定する方式の提言者である入倉孝次郎教授は、新聞記者の取材に応じて、「基準地震動は計算で出た一番大きな揺れの値のように思われることがあるが、そうではない。』「私は科学的な式を使って計算方法を提案してきたが、平均からずれた地震はいくらでもあり、観測そのものが間違っていることもある。」と答えている。」
「地震の平均像を基礎として万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を策定することに合理性は見いだし難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる。」
そりゃあ、平均値で対策したって意味がないというのは子供でも分かるが、今はそうなっている。
(基準地震動)
https://kotobank.jp/word/%E5%9F%BA%E6%BA%96%E5%9C%B0%E9%9C%87%E5%8B%95-677390
「原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動。地質構造的見地から、施設周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さのこと。単位はガル。」
で、問題は、これが実際の地震に於いて「最大の地震の揺れの強さ」になっていないということなわけだ!。
「全国で20カ所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が平成17年以後10年足らずの間に到来している。」
あっちゃー!。
ダメじゃん!?。
というわけで、まずはいいかげんな基準地震動を見直して、これ以上は起こりっこないという、本当の意味での最大値を設定するということだな。
各種設備の耐震性をどこまでに設定するかは、その設備の重要度によって変わってくるが、少なくとも以下は、Sクラス(なんか良く分からないが、ベンツでいえば一番高いやつだな)にする必要があるといっている。
・外部電源
・主給水
・使用済み核燃料プールの給水設備
・使用済み核燃料プールに係る計測装置
もちろん、原子炉建屋などの設備についても抜本的な補強工事が求められる可能性が高い。
原子力規制委員会もいい加減だといっている。
「新規制基準に求められるべき合理性とは、原発の設備が基準に適合すれば深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえるような厳格な内容を備えていることであると解すべきことになる。」
「しかるに、新規制基準は上記のとおり、緩やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。」
「新規制基準は合理性を欠くものである。」
稀にしか起こらない事故に、どこまで備えるかというのは、現実的な話だ。
万が一にもない、などということは、有り得ない話である。
自然は、人間の知恵を遥かに上回る猛威を振るう。
原発を選択する限り、事故は覚悟しなければならない。
そして、その際の被害も覚悟のうちだ。
「使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備を設けるためには膨大な費用を要するということに加え、国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識に立つのではなく、深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しのもとにかような対応が成り立っているといわざるを得ない。」
まあ、そのとおりなんですが。
「多重防護とは堅固な第1陣が突破されたとしてもなお第2陣、第3陣が控えているという備えの在り方を指すと解されるのであって、第1陣の備えが貧弱なため、いきなり背水の陣となるような備えの在り方は多重防護の意義からはずれるものと思われる。」
たぶん、原発で用いられる多重防護というのは、いきなりな背水の陣のことなんだろうな。
うん、そういう意味の業界用語と解すべきだ。
(<高浜原発>再稼働差し止め決定 樋口英明裁判長、どんな人)
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0414/mai_150414_2353874049.html
「昨年5月に出した関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決では、東京電力福島第1原発事故を重く見て「原子炉冷却や放射性物質の閉じ込めに欠陥があり、原発の運転で人格権が侵害される危険がある」と指摘した。」
同じような処分が出ることは、想定内だったんだろう。
現在の基準地震動もダメ、新規制基準もダメ、多重防護もダメ。
ダメなものはダメということなんだろう。
「国民の安全が何よりも優先されるべきであるとの見識」に立てば、現状では原発再稼動なんてできっこない。
さて、今後、どういう展開になるか。
浮沈子は、ケチケチしないで、基準地震動や、設備の耐震性を上げ、万が一にも深刻な災害を引き起こすおそれがない状態に早くして、再稼動させるべきだと思うんだがな。
福島であれだけの事故をおこしたんだ、そう簡単には再稼動なんて出来ないはずだ。
景気が悪くなろうが、電気代が上がろうが、二酸化炭素を排出しようが、正しい再稼動までは、それは、我々が受け入れなければならない試練だ。
そして、どんな対策を採ったとしても、事故は必ず起きて、深刻な災害になる。
それも受け入れなければならない。
今回の内容は、それ以前の、おそまつな話だ。
浮沈子には、そう思える。
こっちも再使用 ― 2015年04月14日 23:19
こっちも再使用
空中でロケットからエンジンだけ切り離し、パラシュート(パラフォイル)で降下させ、着水する前にヘリコプターでキャッチして回収し、再使用するというプランがある。
(米ULA社、純米国産の新型ロケット「ヴァルカン」を発表)
http://www.sorae.jp/030899/5490.html
「最大の特長は再使用が可能な点で、打ち上げ後に第1段機体からエンジン部分だけが分離され、パラフォイルで降下、ヘリコプターによって空中で捕まえられ、回収される。そして整備が行われた後、また別の打ち上げで使用する、という流れが繰り返される。」
回収が想定されているのは第1段ロケットの、しかもエンジンだけだ。
それ以外は、全て使い捨てである。
このロケットは、宇宙空間で数週間留まることが出来る(もちろん、2段目)。
「第2段にはアドヴァンスト・クライオジェニック・イヴォルヴド・ステージ(ACES)と呼ばれる、新規開発の機体が装備される。」
「米国のモータースポーツ「NASCAR」に参戦しているラウシュ・フェンウェイ・レーシングと協力し、推進剤から発生した水素ガスと酸素ガスを使い、タンクの加圧や発電、姿勢制御、エンジンの再点火を行う機構を開発するという。」
「これにより、軌道上で運用可能な時間が数週間単位まで伸び、今までより複雑なミッションに使うことが可能になるとされる。」
ホントかなあ?。
「開発はまず第1段周りが優先され、2019年の初打ち上げではACESは使用されず、アトラスVの第2段であるセントールがそのまま搭載されるという。ACESは2023年の打ち上げから導入される見込みだ。」
つまり、当分先の話ということになる。
「米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社は米国時間4月13日、新型ロケット「ヴァルカン」を発表した。新開発の再使用可能なメタン・エンジンや、長時間運用できる新型の第2段などを特長とし、2019年に初打ち上げが行われる予定だ。」
(Amazon創設者の宇宙ベンチャー、RD-180代替のロケット・エンジンを開発へ)
http://www.sorae.jp/030803/5300.html
「BE-4の開発はすでに3年前から始まっており、2016年にも完成品エンジンの試験が、そして2019年に同エンジンを搭載したロケットの初飛行を見込んでいるという。」
うーん、これがそうか・・・。
デルタIVとアトラスVは、近々引退ということなわけだ。
「BE-4は液化天然ガス(LNG)と液体酸素を推進剤とし、エンジン・サイクルには酸素リッチの二段燃焼方式を採用する。ブルー・オリジン社によれば、LNGを選択した理由は、ケロシンなど他の燃料と異なり、ヘリウムによるタンク加圧系統が不要で、かつ低コストであるため開発が行いやすいためであるという。また、爆発などの危険性が低いため、操作性や安全性が高く、さらにススが発生しないため、将来的に再使用型のエンジンへの発展も見込めるという。」
LNGエンジンは、IHIでも開発されていたが、ロケットとしては断念した経緯がある。
(GXロケット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/GX%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「計画の遅れに伴う開発費の高騰と需要の低迷のため、2009年にロケット本体の開発中止が決定された」
「2段目には液化天然ガス (LNG) /液体酸素を推進剤に利用した国産エンジン(LNG系推進システム)を採用する予定だった。」
「1段目には実績のある米国のロッキード・マーティン製アトラス Vの1段目と第1段エンジン(ロシアから技術移転されたRD-180)を輸入」
何となく、因縁を感じるな。
BE-4は、RD-180の代替として開発されているのだ。
まあいい。
GXに使用予定だったLNGエンジンは、その後も研究が続けられていたようだが、結局は日の目を見ることなくお蔵入りしたようだな。
ブルーオリジンが、同じ燃料系でどんなエンジンを作ってくるか、見ものである。
(ガス発生器サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
「LE-8:
GXロケットの第二段の為に開発された液化天然ガス/液体酸素エンジン」
さて、肝心の再使用だが、ロケット本体は捨てちゃって、エンジンだけ再使用するというのはどうなんだろうか?。
回収方法も、何となく危なっかしい感じがするんだがなあ。
ヘリコで空中キャッチというのも、いかがなものか。
(パラフォイル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A4%E3%83%AB
ははあ、パラグライダーに使われてるやつだな。
これなら、ヘリコでキャッチしなくても、精密着水させられるだろう。
場合によっては、回収地点を陸上に設定することも可能だ。
しかしなあ、1段目のエンジンだけってのもショボイ話だよなあ。
コスト削減につながるとしても、限定的だ。
時期基幹ロケットとして、米国が推進するのがヴァルカンということになるんだろうが、本格再使用するファルコンの敵ではないだろう。
一体、今後の米国の民間打ち上げは大丈夫なんだろうか?。
ファルコンか、さもなくば無にならんように、頑張って欲しいもんだな。
空中でロケットからエンジンだけ切り離し、パラシュート(パラフォイル)で降下させ、着水する前にヘリコプターでキャッチして回収し、再使用するというプランがある。
(米ULA社、純米国産の新型ロケット「ヴァルカン」を発表)
http://www.sorae.jp/030899/5490.html
「最大の特長は再使用が可能な点で、打ち上げ後に第1段機体からエンジン部分だけが分離され、パラフォイルで降下、ヘリコプターによって空中で捕まえられ、回収される。そして整備が行われた後、また別の打ち上げで使用する、という流れが繰り返される。」
回収が想定されているのは第1段ロケットの、しかもエンジンだけだ。
それ以外は、全て使い捨てである。
このロケットは、宇宙空間で数週間留まることが出来る(もちろん、2段目)。
「第2段にはアドヴァンスト・クライオジェニック・イヴォルヴド・ステージ(ACES)と呼ばれる、新規開発の機体が装備される。」
「米国のモータースポーツ「NASCAR」に参戦しているラウシュ・フェンウェイ・レーシングと協力し、推進剤から発生した水素ガスと酸素ガスを使い、タンクの加圧や発電、姿勢制御、エンジンの再点火を行う機構を開発するという。」
「これにより、軌道上で運用可能な時間が数週間単位まで伸び、今までより複雑なミッションに使うことが可能になるとされる。」
ホントかなあ?。
「開発はまず第1段周りが優先され、2019年の初打ち上げではACESは使用されず、アトラスVの第2段であるセントールがそのまま搭載されるという。ACESは2023年の打ち上げから導入される見込みだ。」
つまり、当分先の話ということになる。
「米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社は米国時間4月13日、新型ロケット「ヴァルカン」を発表した。新開発の再使用可能なメタン・エンジンや、長時間運用できる新型の第2段などを特長とし、2019年に初打ち上げが行われる予定だ。」
(Amazon創設者の宇宙ベンチャー、RD-180代替のロケット・エンジンを開発へ)
http://www.sorae.jp/030803/5300.html
「BE-4の開発はすでに3年前から始まっており、2016年にも完成品エンジンの試験が、そして2019年に同エンジンを搭載したロケットの初飛行を見込んでいるという。」
うーん、これがそうか・・・。
デルタIVとアトラスVは、近々引退ということなわけだ。
「BE-4は液化天然ガス(LNG)と液体酸素を推進剤とし、エンジン・サイクルには酸素リッチの二段燃焼方式を採用する。ブルー・オリジン社によれば、LNGを選択した理由は、ケロシンなど他の燃料と異なり、ヘリウムによるタンク加圧系統が不要で、かつ低コストであるため開発が行いやすいためであるという。また、爆発などの危険性が低いため、操作性や安全性が高く、さらにススが発生しないため、将来的に再使用型のエンジンへの発展も見込めるという。」
LNGエンジンは、IHIでも開発されていたが、ロケットとしては断念した経緯がある。
(GXロケット)
http://ja.wikipedia.org/wiki/GX%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「計画の遅れに伴う開発費の高騰と需要の低迷のため、2009年にロケット本体の開発中止が決定された」
「2段目には液化天然ガス (LNG) /液体酸素を推進剤に利用した国産エンジン(LNG系推進システム)を採用する予定だった。」
「1段目には実績のある米国のロッキード・マーティン製アトラス Vの1段目と第1段エンジン(ロシアから技術移転されたRD-180)を輸入」
何となく、因縁を感じるな。
BE-4は、RD-180の代替として開発されているのだ。
まあいい。
GXに使用予定だったLNGエンジンは、その後も研究が続けられていたようだが、結局は日の目を見ることなくお蔵入りしたようだな。
ブルーオリジンが、同じ燃料系でどんなエンジンを作ってくるか、見ものである。
(ガス発生器サイクル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
「LE-8:
GXロケットの第二段の為に開発された液化天然ガス/液体酸素エンジン」
さて、肝心の再使用だが、ロケット本体は捨てちゃって、エンジンだけ再使用するというのはどうなんだろうか?。
回収方法も、何となく危なっかしい感じがするんだがなあ。
ヘリコで空中キャッチというのも、いかがなものか。
(パラフォイル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A4%E3%83%AB
ははあ、パラグライダーに使われてるやつだな。
これなら、ヘリコでキャッチしなくても、精密着水させられるだろう。
場合によっては、回収地点を陸上に設定することも可能だ。
しかしなあ、1段目のエンジンだけってのもショボイ話だよなあ。
コスト削減につながるとしても、限定的だ。
時期基幹ロケットとして、米国が推進するのがヴァルカンということになるんだろうが、本格再使用するファルコンの敵ではないだろう。
一体、今後の米国の民間打ち上げは大丈夫なんだろうか?。
ファルコンか、さもなくば無にならんように、頑張って欲しいもんだな。
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