電制の罠 ― 2015年04月28日 15:12
電制の罠
(午前零時の自動車評論9)
https://daikanyama-ec.tsite.jp/tsutaya/140/36169/
「目次:
幸せの麦ごはん
誠実の不在
名ばかりのMは道をあける
不滅の摩擦
明日が問題だ
続・明日が問題だ
コードネームG31
やがて悲しきバベルの塔
和語テクニカルターム
前衛の甲虫
9年目の感激」
少し、拾い読みして、ウウムと唸る・・・。
電子制御の煮ツメが甘く、マクラーレン650Sとポルシェ911ターボ(S)は、あえなく撃沈!。
スズキジムニーとアストンN430が、お墨付きを得た。
そうかなあ?。
浮沈子は、デバイスの電子制御というのは、今後避けて通れない道だと思っているし、従来のクルマのもつニュアンスとは異なる挙動になるのは仕方ないと思うんだが、一方で趣味性が高いスポーツカーとか、ヘビーなオフ車などでは、人間がコントロールする道具としてインターフェースが重要だというのは分かる気もする。
しかし、これからのドライバーは、ドライビングテクニックをゲームマシンで養うので、実車に乗り換えた時に違和感なく運転出来るのは、実は電制てんこ盛りの方だったりするのかも知れない。
制御の未熟というが、従来の挙動をどれだけ再現するかという方向性での熟成が正しいのかどうかは疑問だ。
ドライビングゲームのように、荷重移動とか、旋回中心だとかに関係なく、結果速くなるように熟成して、人間がその感覚に馴染むようにした方がいいということなのではないか。
今のクルマは、従来では考えられないようなパワーと、進化したタイヤを与えられている。
そもそも、こんなもんを公道で走らせようというのが無謀なのだ。
だから、ドライバーにはそこそこの刺激だけ与えて、ハエが止まるような速度で曲がらせ、音だけスピーカーから出して気分を盛り上げるというのが正しい方向なんだろう。
ジムニーの話は、浮沈子には良く分からないが、いっせんまんえんを超える金額をはたく趣味性の高いクルマ達を選ぶ時、ライバルになるのは宝石や毛皮のコートだ。
(【試乗記】「MP4-12Cより明らかにセクシーだ」マクラーレン「650S スパイダー」(ビデオ付):「650S クーペ」は26万5,500ドル(約2,700万円)、「650S スパイダー」が28万0,225ドル(約2,860万円))
http://jp.autoblog.com/2014/07/05/2015-mclaren-650s-spider-first-drive-review-video/
(911-turbo:車両本体価格(消費税込) 21,280,000 円)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo/
(911-turbo-s:車両本体価格(消費税込) 25,390,000 円)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/
(僕たちがアストンマーティンに惹かれる理由:クーペで1599万5000円、ソフトトップが開くロードスターで1807万9399円)
http://gqjapan.jp/car/review/20140730/review-aston-martin-v8-vantage-n430
(ジムニー ランドベンチャー:メーカー希望小売価格(消費税8%込み)1,580,040円)
http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_landventure/detail/index.html
まあ、どうでもいいんですが。
ニュルブルクリンク北コースを何秒で走ったということが、そんなに重要なのかどうかは分からないが、少なくとも、スポーツカーの開発や売り込みに声高に言われるようになったのは最近の話だ。
その数字だけが一人歩きして、操る楽しさを犠牲にしているとしたら、本末転倒ということになる。
マクラーレンがどうなろうが、知ったことではないが、ポルシェの方向は気になるな。
電子制御を否定することはカンタンだ。
止めてしまえばいい。
しかし、それは現実的な方向ではないだろう。
そもそもが物理の法則をひっくり返して、乗り心地良く、かつ、速く走らせようとしているのだ。
そう簡単にしっくりくる設定が出来るとは思っていない。
柔らかいバネと調整されたダンピングの組み合わせで悪ければ、また、別の仕掛けを考えてくるだろう。
21世紀は、人間がクルマを操る最後の世紀になるに違いない。
電子制御が繰り出す魔法に騙されていられるのも、後僅かの期間だろう。
まあ、浮沈子は、そんな上等なゲームマシンには乗らんけどな・・・。
(午前零時の自動車評論9)
https://daikanyama-ec.tsite.jp/tsutaya/140/36169/
「目次:
幸せの麦ごはん
誠実の不在
名ばかりのMは道をあける
不滅の摩擦
明日が問題だ
続・明日が問題だ
コードネームG31
やがて悲しきバベルの塔
和語テクニカルターム
前衛の甲虫
9年目の感激」
少し、拾い読みして、ウウムと唸る・・・。
電子制御の煮ツメが甘く、マクラーレン650Sとポルシェ911ターボ(S)は、あえなく撃沈!。
スズキジムニーとアストンN430が、お墨付きを得た。
そうかなあ?。
浮沈子は、デバイスの電子制御というのは、今後避けて通れない道だと思っているし、従来のクルマのもつニュアンスとは異なる挙動になるのは仕方ないと思うんだが、一方で趣味性が高いスポーツカーとか、ヘビーなオフ車などでは、人間がコントロールする道具としてインターフェースが重要だというのは分かる気もする。
しかし、これからのドライバーは、ドライビングテクニックをゲームマシンで養うので、実車に乗り換えた時に違和感なく運転出来るのは、実は電制てんこ盛りの方だったりするのかも知れない。
制御の未熟というが、従来の挙動をどれだけ再現するかという方向性での熟成が正しいのかどうかは疑問だ。
ドライビングゲームのように、荷重移動とか、旋回中心だとかに関係なく、結果速くなるように熟成して、人間がその感覚に馴染むようにした方がいいということなのではないか。
今のクルマは、従来では考えられないようなパワーと、進化したタイヤを与えられている。
そもそも、こんなもんを公道で走らせようというのが無謀なのだ。
だから、ドライバーにはそこそこの刺激だけ与えて、ハエが止まるような速度で曲がらせ、音だけスピーカーから出して気分を盛り上げるというのが正しい方向なんだろう。
ジムニーの話は、浮沈子には良く分からないが、いっせんまんえんを超える金額をはたく趣味性の高いクルマ達を選ぶ時、ライバルになるのは宝石や毛皮のコートだ。
(【試乗記】「MP4-12Cより明らかにセクシーだ」マクラーレン「650S スパイダー」(ビデオ付):「650S クーペ」は26万5,500ドル(約2,700万円)、「650S スパイダー」が28万0,225ドル(約2,860万円))
http://jp.autoblog.com/2014/07/05/2015-mclaren-650s-spider-first-drive-review-video/
(911-turbo:車両本体価格(消費税込) 21,280,000 円)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo/
(911-turbo-s:車両本体価格(消費税込) 25,390,000 円)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/
(僕たちがアストンマーティンに惹かれる理由:クーペで1599万5000円、ソフトトップが開くロードスターで1807万9399円)
http://gqjapan.jp/car/review/20140730/review-aston-martin-v8-vantage-n430
(ジムニー ランドベンチャー:メーカー希望小売価格(消費税8%込み)1,580,040円)
http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_landventure/detail/index.html
まあ、どうでもいいんですが。
ニュルブルクリンク北コースを何秒で走ったということが、そんなに重要なのかどうかは分からないが、少なくとも、スポーツカーの開発や売り込みに声高に言われるようになったのは最近の話だ。
その数字だけが一人歩きして、操る楽しさを犠牲にしているとしたら、本末転倒ということになる。
マクラーレンがどうなろうが、知ったことではないが、ポルシェの方向は気になるな。
電子制御を否定することはカンタンだ。
止めてしまえばいい。
しかし、それは現実的な方向ではないだろう。
そもそもが物理の法則をひっくり返して、乗り心地良く、かつ、速く走らせようとしているのだ。
そう簡単にしっくりくる設定が出来るとは思っていない。
柔らかいバネと調整されたダンピングの組み合わせで悪ければ、また、別の仕掛けを考えてくるだろう。
21世紀は、人間がクルマを操る最後の世紀になるに違いない。
電子制御が繰り出す魔法に騙されていられるのも、後僅かの期間だろう。
まあ、浮沈子は、そんな上等なゲームマシンには乗らんけどな・・・。
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