地憂天患 ― 2015年04月30日 06:19
地憂天患
(ロシアのプログレスM-27M補給船に問題発生、制御不能に)
http://www.sorae.jp/030607/5503.html
「ロシア連邦宇宙庁が4月28日に打ち上げた「プログレスM-27M」補給船に、制御不能になる問題が発生した。現在、問題解決が図られているが、回復の見通しは立っていない。」
(ISS 補給船プログレスが制御不能。テレメトリーに障害、地上管制は復旧作業を継続中)
http://japanese.engadget.com/2015/04/29/iss/
「地上の管制室はプログレス補給船が ISS へのドッキングに用いる Kurs システム用のアンテナ展開と、推進装置の起動完了を示すテレメトリー信号を確認できませんでした。さらに送られてきた映像からは機体が激しく回転してしまっていることがわかります。」
(Video of the International Space Station Progress 59 cargo craft:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=7r9zq6pMP00
(情報筋「プログレスがISSにドッキングできぬ可能性大」)
http://jp.rbth.com/news/2015/04/29/iss_52757.html
「情報筋によればロシア中央宇宙航空管制センターは、プログレスとの通信復旧の試みを停止した。」
プログレスの打ち上げでトラブルになったのは、今回が初めてではない。
(プログレス補給船(44P)、打ち上げ失敗)
http://www.sorae.jp/030804/4482.html
(プログレス補給船の失敗、ISS運用に大きな影響はない)
http://www.sorae.jp/030607/4485.html
(プログレスM-19M補給船、打ち上げに成功するもアンテナ展開せず)
http://www.sorae.jp/030607/4867.html
(プログレスM-19M、アンテナに問題を抱えたままISSとドッキング)
http://www.sorae.jp/030607/4869.html
このM19-Mの時は、アンテナが展開しないというトラブルだったが、すんなりと結合できた。
M-12M(=44P)は、ドハデに失敗したので、浮沈子もフォローのしようがない。
「プログレスの喪失により、直ちに「きぼう」日本実験棟の利用運用および古川宇宙飛行士の生活に影響は与えることはありません」とコメントしている。」
今回については、JAXAからのコメントは報じられていない。
日本人のクルーが滞在していなければ、無視する気なんだろう。
まあいい。
このほかにも、2010年7月には、1度ドッキングに失敗している(再ドッキングには成功した)。
(プログレス補給船(38P)、ISSとドッキングできず)
http://www.sorae.jp/030607/3992.html
(プログレス補給船(38P)、7月4日に再ドッキング)
http://www.sorae.jp/030607/3993.html
(プログレス補給船(38P)、ISSとの再ドッキングに成功)
http://www.sorae.jp/030607/3994.html
ぱっと見て、ISSがらみでの失敗といえるのはこのくらいか。
(プログレス補給船)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%88%B9
ソユーズ宇宙船から、有人飛行のためのアンコを抜いてドンガラにした貨物機である。
それでも、サイテーの仕掛けは持っているわけで、今回は、それがイカレタらしい。
(ロシア宇宙輸送船、制御不能で地球に降下開始か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3046922
「降下を始めたということはプログレスのミッションの終わりを意味しているが、ロシア宇宙当局は再度、同船との通信を試みるという。」
地上では、ネパールの大地震で大変だし、空の上では補給船がトラブルし、内憂外患ならぬ地憂天患だな。
制御不能状態での降下で、人口密集地へ落下すれば被害も想定される。
(プログレス宇宙船、ISSから分離…太平洋上に廃棄の予定)
http://response.jp/article/2015/04/28/250041.html
「今後、57Pは太平洋上に安全に投棄される予定。」
(露補給船が制御不能、ISSとドッキングできず)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150429-OYT1T50066.html
「地上に落下する前に、大気中で燃え尽きる見通しだという。」
いったい、落ちてくるのか燃え尽きるのか、それさえも判然としない。
杞憂に終わればいいんだが・・・。
(ISSにドッキング失敗=ロシア補給船)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015042900533
「ロシアは2011年8月と12月、ISSに燃料や水、食料などを運ぶプログレスの打ち上げ・ドッキングに失敗。」
ちなみに、2011年12月にプログレスを打ち上げたことはない。
(プログレス補給船の飛行一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%88%B9%E3%81%AE%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E4%B8%80%E8%A6%A7
ミッションが完全に失敗に終わったのは、2011年8月以来である。
(ロシアのプログレスM-27M補給船に問題発生、制御不能に)
http://www.sorae.jp/030607/5503.html
「ロシア連邦宇宙庁が4月28日に打ち上げた「プログレスM-27M」補給船に、制御不能になる問題が発生した。現在、問題解決が図られているが、回復の見通しは立っていない。」
(ISS 補給船プログレスが制御不能。テレメトリーに障害、地上管制は復旧作業を継続中)
http://japanese.engadget.com/2015/04/29/iss/
「地上の管制室はプログレス補給船が ISS へのドッキングに用いる Kurs システム用のアンテナ展開と、推進装置の起動完了を示すテレメトリー信号を確認できませんでした。さらに送られてきた映像からは機体が激しく回転してしまっていることがわかります。」
(Video of the International Space Station Progress 59 cargo craft:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=7r9zq6pMP00
(情報筋「プログレスがISSにドッキングできぬ可能性大」)
http://jp.rbth.com/news/2015/04/29/iss_52757.html
「情報筋によればロシア中央宇宙航空管制センターは、プログレスとの通信復旧の試みを停止した。」
プログレスの打ち上げでトラブルになったのは、今回が初めてではない。
(プログレス補給船(44P)、打ち上げ失敗)
http://www.sorae.jp/030804/4482.html
(プログレス補給船の失敗、ISS運用に大きな影響はない)
http://www.sorae.jp/030607/4485.html
(プログレスM-19M補給船、打ち上げに成功するもアンテナ展開せず)
http://www.sorae.jp/030607/4867.html
(プログレスM-19M、アンテナに問題を抱えたままISSとドッキング)
http://www.sorae.jp/030607/4869.html
このM19-Mの時は、アンテナが展開しないというトラブルだったが、すんなりと結合できた。
M-12M(=44P)は、ドハデに失敗したので、浮沈子もフォローのしようがない。
「プログレスの喪失により、直ちに「きぼう」日本実験棟の利用運用および古川宇宙飛行士の生活に影響は与えることはありません」とコメントしている。」
今回については、JAXAからのコメントは報じられていない。
日本人のクルーが滞在していなければ、無視する気なんだろう。
まあいい。
このほかにも、2010年7月には、1度ドッキングに失敗している(再ドッキングには成功した)。
(プログレス補給船(38P)、ISSとドッキングできず)
http://www.sorae.jp/030607/3992.html
(プログレス補給船(38P)、7月4日に再ドッキング)
http://www.sorae.jp/030607/3993.html
(プログレス補給船(38P)、ISSとの再ドッキングに成功)
http://www.sorae.jp/030607/3994.html
ぱっと見て、ISSがらみでの失敗といえるのはこのくらいか。
(プログレス補給船)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%88%B9
ソユーズ宇宙船から、有人飛行のためのアンコを抜いてドンガラにした貨物機である。
それでも、サイテーの仕掛けは持っているわけで、今回は、それがイカレタらしい。
(ロシア宇宙輸送船、制御不能で地球に降下開始か)
http://www.afpbb.com/articles/-/3046922
「降下を始めたということはプログレスのミッションの終わりを意味しているが、ロシア宇宙当局は再度、同船との通信を試みるという。」
地上では、ネパールの大地震で大変だし、空の上では補給船がトラブルし、内憂外患ならぬ地憂天患だな。
制御不能状態での降下で、人口密集地へ落下すれば被害も想定される。
(プログレス宇宙船、ISSから分離…太平洋上に廃棄の予定)
http://response.jp/article/2015/04/28/250041.html
「今後、57Pは太平洋上に安全に投棄される予定。」
(露補給船が制御不能、ISSとドッキングできず)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150429-OYT1T50066.html
「地上に落下する前に、大気中で燃え尽きる見通しだという。」
いったい、落ちてくるのか燃え尽きるのか、それさえも判然としない。
杞憂に終わればいいんだが・・・。
(ISSにドッキング失敗=ロシア補給船)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015042900533
「ロシアは2011年8月と12月、ISSに燃料や水、食料などを運ぶプログレスの打ち上げ・ドッキングに失敗。」
ちなみに、2011年12月にプログレスを打ち上げたことはない。
(プログレス補給船の飛行一覧)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E8%88%B9%E3%81%AE%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E4%B8%80%E8%A6%A7
ミッションが完全に失敗に終わったのは、2011年8月以来である。
ポルシェの電制 ― 2015年04月30日 09:22
ポルシェの電制
(電制の罠)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/04/28/7621826
今や、電制てんこ盛りとなったポルシェ。
(フロントアクスルとリアアクスル:911 Turbo S)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/chassis/
「911ターボが実現するエキサイティングなドライビング体験。その魅力をさらに 際立たせるのが、高度な制御システムです。」
○ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム (PSM)
○ポルシェ・アクティブサスペンション・ マネージメントシステム(PASM)
○ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール システム(PDCC)
これらは、解説が載っている。
(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayman/cayman/safety/porsche-stability-management-psm/
「走行中に車が危険な状況に陥った際に 車両の挙動を安定させます。」
「PSMはこのためにさまざまなセンサーを用いて、車の進行方向や走行速度、ヨーレート(垂直軸周りの回転速度)、横Gを計測します。」
「これらのデータをもとに、PSMは車の実際の進行方向を解析します。」
「走行中、車にオーバーステアまたはアンダーステアが発生すると、PSMは各輪個別にブレーキをかけて、物理的限界の範囲内で本来の走行ラインに戻すよう作用します。」
(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-active-suspension-management-pasm/
「路面状況とドライビングスタイルに応じて、各ダンパーの減衰力を無段階にアクティブ調節します。」
「センターコンソールのスイッチを操作して“ノーマル”と“スポーツ”の2種類のダンピングモードから選択することができます。」
(PDCC)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-dynamic-chassis-control-pdcc/
「PDCCはコーナリング中のボディのロールを察知し、大幅に低減させるアクティブ制御によるロール抑制システムで、荒れた路面を走行する際の横揺れも最小限に抑えます。」
「各ホイールのキャンバーを最適化するために設計されたシリンダー形状の油圧式アクチュエーターが採用されています。」
(キャンバー:解説)
http://www.suekage.co.jp/alignment/yougosetumei/canbar/canbar.htm
こんなのもある。
○リアアクスルステアリング
(フロントアクスルとリアアクスル)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/rear-axle-steering/
「リアアクスルに装備された2個の電気機械式アクチュエーターによって構成されています。 走行速度に応じて、リアホイールをフロントホイールと反対の方向、あるいは同じ方向に最大2.8度の範囲で操舵します。」
「50km/hまでの走行速度では、システムはフロントホイールと反対の方向にリアホイールを操舵します。」
「走行速度が80km/hを超えると、システムはフロントホイールと同一方向にリアホイールを操舵します。」
「50km/hから80km/hまでの速度域では、 走行条件に応じてフロントホイールと逆方向あるいは同一方向の操舵を行います。」
あんま、良く分かんないんですけど・・・。
まあいい。
空力にも電子制御が介在する。
(Porsche Active Aerodynamics (PAA))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-active-aerodynamics-paa/
「可変式のフロントスポイラーとリアスポイラーで構成されるアクティブ・エアロダイナミクスシステムが標準装備されます。フロントおよびリアスポイラーはいずれも角度が3段階に変化し、展開および格納を同時に行います。」
浮沈子がボクスターSに試乗した際に、たまげた仕掛けがこれ!。
(ダイナミックエンジンマウント)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/dynamic-engine-mounts/
「エンジンマウントの固さをハードあるいは ソフトに切り替えることでもたらされる メリットを走行に反映させます。」
違う車に乗り換えたのかと思うほど、乗り心地やハンドルの追従性が変わる。
「ダイナミックエンジンマウントは、ドライビングスタイルや路面状況に応じてエンジンマウントの 固さと減衰力を変化させます。これは磁性(磁気粘性)流体と電流のつくる磁界を利用したシステムで、あらゆるドライビングシーンでその効果が発揮されます。」
これは、スポーツクロノパッケージに含まれるらしい。
まだある。
(ポルシェ・トルク・ベクトリング(PTV)およびPTV Plus)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/porsche-torque-vectoring-plus-ptv-plus/
「例えば高速でのコーナー進入時には、 内側のリアホイールに軽くブレーキをかけます。駆動トルクは外側のリアホイールにより多く伝達されるため、結果として回頭性が向上し、コーナーをよりダイレクトかつ俊敏に駆け抜けることができます。」
(パワーステアリング・プラス)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/steering/
「高速で走行している時にはステアリングが適度に重くなり、レスポンスがより俊敏になるため、ステアリングの精度も高められます。低速での走行時にはステアリングが軽くなり、駐車の際も軽快な操作が可能になります。」
えっ?、これってオプションなんだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子の03ボクスターには、ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)だけが付いている(画像参照)。
営業さんからは、このスイッチは絶対にオフにしないでください、と釘を刺されている。
コーナーですっ飛んでいって、谷底に落ちたり崖に突っ込んだりしないようにするための御呪いなんだそうだ。
で、買ってからこのかた、スイッチを切ったのは停車中だけなので、効果の程は分からない(試す気はありませんが)。
991型ポルシェ911ターボSには、てんこ盛りの電制が付いている。
沢村慎太郎曰く、「電制されていないのは、ばねだけといった有様」である。
で、ポルシェのスゴイところは、これらの電子制御されたデバイスを駆使して、ニュートラルなコーナーリングを演出してしまうことだ。
「これは間違いなく電制技術の成果である。」(157ページ)
「ただ行きたいほうにステアリングを切ってアクセルを踏めば、このクルマは911ターボというマシンに期待される機動力を提供してくれる。」(157から158ページ)
「高性能の理由なんか知らなくても結果として速ければいいという人間はこれでもいいのだろう。」(158ページ)
それが運転する人間とのコミュニケーションを欠いてしまっていることが、沢村氏には気に入らない。
「制御の未熟」
まあ、このことについては、機会があればまた書くが、浮沈子的には、これからの高性能車は、氏が危惧する「ディスコミュニケーションの驚速車」として限界性能を押し上げていくことになると思っている。
そう、クルマは、既に人間が運転する乗り物ではなくなってきつつある。
完全自動運転とか、極端な例を出さなくても、単なる馬力アップやタイヤの性能の向上が積み重なって、既に人間のコントロール下では危険な乗り物になっているのだ。
機械的に構築されたデバイスだけでは、それを制御しきれない。
だから、電制を導入して高機能なデバイスでサポートする。
そこに、機械オンリーの感性を再現させる方向が正しいのか、機械に馴染んだ人間とのコミュニケーションはあっさり捨てて、より高性能な電子デバイスを目指した方がいいのかは、浮沈子には明らかに思える。
ポルシェは、間違いなく、この方向へ進むだろう。
アウディの影響が益々増えていくだろう経営環境を考えても、まず、間違いあるまい。
まだ人間に運転させてくれるだけ、有り難いと思わなければならんのだろうな。
(電制の罠)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/04/28/7621826
今や、電制てんこ盛りとなったポルシェ。
(フロントアクスルとリアアクスル:911 Turbo S)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/chassis/
「911ターボが実現するエキサイティングなドライビング体験。その魅力をさらに 際立たせるのが、高度な制御システムです。」
○ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム (PSM)
○ポルシェ・アクティブサスペンション・ マネージメントシステム(PASM)
○ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール システム(PDCC)
これらは、解説が載っている。
(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/cayman/cayman/safety/porsche-stability-management-psm/
「走行中に車が危険な状況に陥った際に 車両の挙動を安定させます。」
「PSMはこのためにさまざまなセンサーを用いて、車の進行方向や走行速度、ヨーレート(垂直軸周りの回転速度)、横Gを計測します。」
「これらのデータをもとに、PSMは車の実際の進行方向を解析します。」
「走行中、車にオーバーステアまたはアンダーステアが発生すると、PSMは各輪個別にブレーキをかけて、物理的限界の範囲内で本来の走行ラインに戻すよう作用します。」
(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-active-suspension-management-pasm/
「路面状況とドライビングスタイルに応じて、各ダンパーの減衰力を無段階にアクティブ調節します。」
「センターコンソールのスイッチを操作して“ノーマル”と“スポーツ”の2種類のダンピングモードから選択することができます。」
(PDCC)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-dynamic-chassis-control-pdcc/
「PDCCはコーナリング中のボディのロールを察知し、大幅に低減させるアクティブ制御によるロール抑制システムで、荒れた路面を走行する際の横揺れも最小限に抑えます。」
「各ホイールのキャンバーを最適化するために設計されたシリンダー形状の油圧式アクチュエーターが採用されています。」
(キャンバー:解説)
http://www.suekage.co.jp/alignment/yougosetumei/canbar/canbar.htm
こんなのもある。
○リアアクスルステアリング
(フロントアクスルとリアアクスル)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/rear-axle-steering/
「リアアクスルに装備された2個の電気機械式アクチュエーターによって構成されています。 走行速度に応じて、リアホイールをフロントホイールと反対の方向、あるいは同じ方向に最大2.8度の範囲で操舵します。」
「50km/hまでの走行速度では、システムはフロントホイールと反対の方向にリアホイールを操舵します。」
「走行速度が80km/hを超えると、システムはフロントホイールと同一方向にリアホイールを操舵します。」
「50km/hから80km/hまでの速度域では、 走行条件に応じてフロントホイールと逆方向あるいは同一方向の操舵を行います。」
あんま、良く分かんないんですけど・・・。
まあいい。
空力にも電子制御が介在する。
(Porsche Active Aerodynamics (PAA))
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-turbo-s/chassis/porsche-active-aerodynamics-paa/
「可変式のフロントスポイラーとリアスポイラーで構成されるアクティブ・エアロダイナミクスシステムが標準装備されます。フロントおよびリアスポイラーはいずれも角度が3段階に変化し、展開および格納を同時に行います。」
浮沈子がボクスターSに試乗した際に、たまげた仕掛けがこれ!。
(ダイナミックエンジンマウント)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/dynamic-engine-mounts/
「エンジンマウントの固さをハードあるいは ソフトに切り替えることでもたらされる メリットを走行に反映させます。」
違う車に乗り換えたのかと思うほど、乗り心地やハンドルの追従性が変わる。
「ダイナミックエンジンマウントは、ドライビングスタイルや路面状況に応じてエンジンマウントの 固さと減衰力を変化させます。これは磁性(磁気粘性)流体と電流のつくる磁界を利用したシステムで、あらゆるドライビングシーンでその効果が発揮されます。」
これは、スポーツクロノパッケージに含まれるらしい。
まだある。
(ポルシェ・トルク・ベクトリング(PTV)およびPTV Plus)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/porsche-torque-vectoring-plus-ptv-plus/
「例えば高速でのコーナー進入時には、 内側のリアホイールに軽くブレーキをかけます。駆動トルクは外側のリアホイールにより多く伝達されるため、結果として回頭性が向上し、コーナーをよりダイレクトかつ俊敏に駆け抜けることができます。」
(パワーステアリング・プラス)
http://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-carrera/chassis/steering/
「高速で走行している時にはステアリングが適度に重くなり、レスポンスがより俊敏になるため、ステアリングの精度も高められます。低速での走行時にはステアリングが軽くなり、駐車の際も軽快な操作が可能になります。」
えっ?、これってオプションなんだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子の03ボクスターには、ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)だけが付いている(画像参照)。
営業さんからは、このスイッチは絶対にオフにしないでください、と釘を刺されている。
コーナーですっ飛んでいって、谷底に落ちたり崖に突っ込んだりしないようにするための御呪いなんだそうだ。
で、買ってからこのかた、スイッチを切ったのは停車中だけなので、効果の程は分からない(試す気はありませんが)。
991型ポルシェ911ターボSには、てんこ盛りの電制が付いている。
沢村慎太郎曰く、「電制されていないのは、ばねだけといった有様」である。
で、ポルシェのスゴイところは、これらの電子制御されたデバイスを駆使して、ニュートラルなコーナーリングを演出してしまうことだ。
「これは間違いなく電制技術の成果である。」(157ページ)
「ただ行きたいほうにステアリングを切ってアクセルを踏めば、このクルマは911ターボというマシンに期待される機動力を提供してくれる。」(157から158ページ)
「高性能の理由なんか知らなくても結果として速ければいいという人間はこれでもいいのだろう。」(158ページ)
それが運転する人間とのコミュニケーションを欠いてしまっていることが、沢村氏には気に入らない。
「制御の未熟」
まあ、このことについては、機会があればまた書くが、浮沈子的には、これからの高性能車は、氏が危惧する「ディスコミュニケーションの驚速車」として限界性能を押し上げていくことになると思っている。
そう、クルマは、既に人間が運転する乗り物ではなくなってきつつある。
完全自動運転とか、極端な例を出さなくても、単なる馬力アップやタイヤの性能の向上が積み重なって、既に人間のコントロール下では危険な乗り物になっているのだ。
機械的に構築されたデバイスだけでは、それを制御しきれない。
だから、電制を導入して高機能なデバイスでサポートする。
そこに、機械オンリーの感性を再現させる方向が正しいのか、機械に馴染んだ人間とのコミュニケーションはあっさり捨てて、より高性能な電子デバイスを目指した方がいいのかは、浮沈子には明らかに思える。
ポルシェは、間違いなく、この方向へ進むだろう。
アウディの影響が益々増えていくだろう経営環境を考えても、まず、間違いあるまい。
まだ人間に運転させてくれるだけ、有り難いと思わなければならんのだろうな。
スピード61 ― 2015年04月30日 20:22
スピード61
今回は、とりあえず画像だけ貼り付けておく。
WHOのリンクが辿れなくなっているので、後から見つけられれば貼っておく。
1日当りの疑い、可能性を含めた感染者は33人余りとなっている。
着実に減ってはいるが、終息には至っていない。
リベリアの数字が、3日ほど少ないので、若干の誤差はある。
今週は、浮沈子的に注目すべきニュースはない。
世間的には、エボラは終わった。
ニュース特集していたロイターも、特集ページを止めてしまった。
そして、現地は雨季に入る。
人々の移動が抑制される反面、援助の手も届きにくくなる。
拠点の維持が精一杯なんだろう。
喉元過ぎれば何とやら、これからの半年は、微妙な時期だ。
リベリアは、新規確定患者が1か月以上出ていないので、終息宣言を出すだろう(誰が信じるもんか!)。
シエラレオネも、ほぼ終息といっていい(ホントかあ?)。
ギニアは、フォレカリアで微増だが、首都コナクリでは、この1週間、確定患者は出ていない。
もう、大きな流行は、局地的にも起こらないのではないかという情況になっている。
深く、静かに潜伏し、統計に捕捉されることなく継続している感染を除いては。
そんなことが、致死性の高いこの病気で可能なのかどうか。
他の感染症(マラリアとか)で亡くなる方も多い。
死因が特定されずに埋葬される場合もあるだろう。
埋葬といえば、その際の接触を通して感染が広がった経緯があるが、習慣が元に戻ることはないんだろうか。
野生動物の捕食も懸念される。
終わりの始まりが、新たな始まりを生む可能性もある。
しかし、まあ、終息に向かっていることは喜ばしい。
連休明けには、いい知らせがあるといいな。
(Ebola Situation Report - 29 April 2015:追加)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-29-april-2015
今回は、とりあえず画像だけ貼り付けておく。
WHOのリンクが辿れなくなっているので、後から見つけられれば貼っておく。
1日当りの疑い、可能性を含めた感染者は33人余りとなっている。
着実に減ってはいるが、終息には至っていない。
リベリアの数字が、3日ほど少ないので、若干の誤差はある。
今週は、浮沈子的に注目すべきニュースはない。
世間的には、エボラは終わった。
ニュース特集していたロイターも、特集ページを止めてしまった。
そして、現地は雨季に入る。
人々の移動が抑制される反面、援助の手も届きにくくなる。
拠点の維持が精一杯なんだろう。
喉元過ぎれば何とやら、これからの半年は、微妙な時期だ。
リベリアは、新規確定患者が1か月以上出ていないので、終息宣言を出すだろう(誰が信じるもんか!)。
シエラレオネも、ほぼ終息といっていい(ホントかあ?)。
ギニアは、フォレカリアで微増だが、首都コナクリでは、この1週間、確定患者は出ていない。
もう、大きな流行は、局地的にも起こらないのではないかという情況になっている。
深く、静かに潜伏し、統計に捕捉されることなく継続している感染を除いては。
そんなことが、致死性の高いこの病気で可能なのかどうか。
他の感染症(マラリアとか)で亡くなる方も多い。
死因が特定されずに埋葬される場合もあるだろう。
埋葬といえば、その際の接触を通して感染が広がった経緯があるが、習慣が元に戻ることはないんだろうか。
野生動物の捕食も懸念される。
終わりの始まりが、新たな始まりを生む可能性もある。
しかし、まあ、終息に向かっていることは喜ばしい。
連休明けには、いい知らせがあるといいな。
(Ebola Situation Report - 29 April 2015:追加)
http://apps.who.int/ebola/current-situation/ebola-situation-report-29-april-2015
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