50億キロ2015年07月15日 09:27

50億キロ
50億キロ


スペースXが爆発してから、宇宙ネタが滞っている。

そりゃあ凹むだろう・・・。

昨日夜8時過ぎ(日本時間)に、ニューホライズンズという探査機が、冥王星に再接近したんだそうだ。

といっても、通信が届くのに4時間以上掛かるから、ホントに最接近したのかどうかは、まだわからないという。

なんとも、日常的な感覚からは程遠い話だ。

47億7千万キロなんだそうだ。

その直径自体も、今回の探査で改めて測定したら、今までの数値とは異なってしまったそうで、初物尽くしというところか。

従来考えられていたより数十キロ長い2370キロと判明したんだと。

(米探査機、冥王星に最接近 打ち上げから9年半)
http://digital.asahi.com/articles/ASH7G4714H7GULBJ00D.html

画像は、まだ最接近前のものだ。

発見者のトンボーの遺灰が積まれてるそうだが、探査機が出発した時は、冥王星はまだ惑星の仲間だった。

太陽系は9個の惑星があると、浮沈子は習ったが、どういうわけか冥王星は準惑星として再仕分けされてしまった。

(冥王星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A5%E7%8E%8B%E6%98%9F

「2006年までは太陽系第9惑星とされていた。」

探査機は、今後、さらに外縁の天体に向かうらしいが、この間も通信が途絶したりして、無事に辿り着けるか怪しいもんだな。

(最接近10日前に……冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」に問題発生、復旧急ぐ)
http://www.sorae.jp/030905/5581.html

「米航空宇宙局(NASA)は7月5日、冥王星への最接近を約10日後に控えた4日午後に、探査機「ニュー・ホライズンズ」に何らかの問題が発生し、通信ができない状態に陥ったと発表した。その後、通信は回復したものの、必要最小限の機能のみを動かすモードに入っており、科学観測機器が動かせない状態」

(探査機「ニュー・ホライズンズ」、7日にも完全復活 冥王星の観測に影響なし)
http://www.sorae.jp/030905/5583.html

「NASAの発表によると、今回の問題の原因は、冥王星への最接近に備えた準備を行う運用中に、地球から探査機へコマンド(指令)を連続して送信した際のタイミングにあったという。同様のコマンド操作は、冥王星最接近までに一度も予定されておらず、再発はしないとのことだ。」

そんなことじゃあ、コマンド!(なんちゃって・・・)。

無事に観測が行えそうで良かった。

探査機は、衛星カロンにも再接近する。

(カロン (衛星):1978年発見)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%B3_(%E8%A1%9B%E6%98%9F)

「2005年10月31日に新たな衛星が2個(S/2005 P 1 と S/2005 P 2。P1は後にヒドラ(44 - 50 km)、P2はニクス(44 km)と命名)が発見」されたという。

この名前は、ニューホライズンズ(N.H.)にちなんで命名されたんだそうだ。

このほかにも、2つの衛星が発見されている。

(ケルベロス (衛星):2011年発見:13~34 km)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AD%E3%82%B9_(%E8%A1%9B%E6%98%9F)

(ステュクス (衛星):2012年発見:10~25km)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A5%E3%82%AF%E3%82%B9_(%E8%A1%9B%E6%98%9F)

どれも、しょぼい衛星で、カロン(1,212.0 ± 3.0 km)より遥かに小さい。

「冥王星及びカロンから互いを見たとすると空の一点から動かないように見える。」

完全に同期しちゃったんだな。

地球の自転も、徐々に遅くなって、いずれは月と同期するのかも知れない。

「2005年に発表されたロビン・キャヌプ (Robin Canup) によるシミュレーションによると、カロンは地球の月と同様に約45億年前に大衝突によって誕生したと考えられている」

ははあ、それで月と同じように、母星との大きさが近いんだな。

地球には、天然の衛星は月しかないが、今では何千という人工衛星や、宇宙デブリが回っている。

最大なのは、もちろんISSだが、あと10年くらいでお払い箱になるかもしれない。

ともあれ、その地球から送り込まれた探査機が、かつての太陽系で最も遠い惑星のそばをかすめて、その外に飛び出すわけだ。

最接近の間は、観測に専念していて通信は行われず、上手く行ったかどうかは10時頃にならないとわからない。

(探査機「ニュー・ホライズンズ」、冥王星に最接近 観測の成否は15日朝に判明)
http://www.sorae.jp/030905/5599.html

「現在ニュー・ホライズンズと地球との距離は約48億km離れており、電波が飛ぶ秒速30万kmという速度をもってしても、約4時間半ほどもかかるため、信号が届くのは日本時間7月15日10時前後となる。」

「データ量が多いことや通信速度があまり出せないこともあり、すべてのデータをダウンロードするには数か月がかかるという。」

9年半の飛行、4時間半の通信(片道)、数か月のダウンロード・・・。

やれやれ・・・。

冥王星の遠さを、改めて知ることとなった。

無減圧ダイビング2015年07月15日 13:43

無減圧ダイビング


(ダイブコンピュータが示す無減圧潜水時間の危険性)
http://www.tusa.net/genatsu/genatsu2.pdf

M値について、調べていたら、こんなページが出てきた。

いつまで見られるか判らないが、わかりやすい解説になっている。

平均水深と時間で減圧症のリスクを管理しようというのは、確かに有効かもしれない。

タバタ的には、IQ-850を買ってくれということになるんだろうが、デザイン的に他の機種を買いたいとか、CCR対応して欲しいという需要には応えられない。

遅い組織は、浅い所で効いてくる。

NDLを5分残せといっているのが、どこの指導団体かはわからないが(PADIの最新のテキストには、そういう記述はない)、趣旨としては余裕をもって浮上すべきということなのだろうから、目くじら立てていうこともあるまい。

ダイコン自体の機種毎の差が、特に浅いところでは出てくるとあるので、どこまで安全率をNDL上見ればいいのかは難しい。

この記事では、ハッキリ言って、NDLは当てにならないといっているように読める。

特に、浅く長いダイビングや、繰り返し潜水(結果的に遅い組織に窒素が溜まる)の場合は、組織毎の蓄積量を見なければならないといっている。

それは、やはりNDLで見るしかないので、メーカーはそこを見極めてNDLを表示してくれなければ実用にはならない。

浮沈子は、全てのダイビングは減圧潜水だと思っているから、NDL内でも浮上プロファイルを示して、それを遵守させるようなダイコンがいいんじゃないかと思っている。

それがいやなら、CCRで潜ればいい(もちろん、CCRでも不活性ガスは溜まります)。

「平均水深 15m以上で潜水時間が 45 分を超えるようなダイビングは、体内窒素を蓄積し過ぎるので避けることが望ましい。」

これは、ごく普通に行われているダイビングだ。

浮沈子の最近のダイブプロファイルを見返してみると、リブリーザー以外でこの条件のダイビングはない。

グアムでコーモランに潜った時は、アベレージ17mオーバーだったが、総潜水時間は44分だ(これって、セーフなのかあ?)。

少しでも、遅い組織に取り込まれる窒素を減らすために、ナイトロックスの使用は必須だな。

空気なんて毒ガスを水中で吸わせてはなるまい。

浮沈子的には30mからは、トライミックスにして頂きたい。

まあ、ヘリウムも短時間では窒素より溜まりやすいらしいから、無闇に使うというのも考え物だ。

しかし、こうして減圧の話を調べていくと、CCRが如何に理に適っているかがわかってくる。

作業潜水では、これから実績が伸びていくんだろうが、レジャーでは明日からでも使いたい。

もちろん、レクリエーショナルレベルの話だ。

40mオーバーとか減圧を伴うダイビングへの適用は、オープンサーキット以上にトレーニングを積まなければならないし、機種についても選択の余地がある。

レクリエーショナルなら、何かあったらベイルアウトというPADI方式で、マウスピースは切り替え式、かつ、酸素をマニュアルで足せなくしてあれば何とかなるだろう。

最近、自分が教える立場になったイメージで考えることが増えてきたように感じるが、確かに、マニュアルインフレーションやフラッシングをやらせるのは面倒くさい。

操作ミスや浮力調整の失敗を考えれば、何かあったら、ベイルアウトで浮上させるのが簡単だ。

シンプルなオペレーションは、操作ミスを抑制するし、構造的な制限はそもそもの操作をできなくしている。

タイプRは、考え抜かれたコンセプトなんだろう。

それでもって、減圧症のリスクを最小化して、ダイビングの質を最大化するという美味しい器材だ。

コストに見合うかどうかが最大のネックだが、浮沈子が始めたころ(7年前)に比べても、相当廉価になってきた。

惜しむらくは、潜れる場所が限られているということだが、酸素を水中で吸うのが当たり前になり、ヘリウムだって40m以深では使用が義務付けられたわけだから、これからはどこの漁協へ行っても手に入るようになるんだろう(そうなのかあ?)。

まあいい。

それでも、リブリーザー出入り禁止なんていってると、時代に取り残されてしまうかもしれない。

水中での呼吸ガスの取り違い事故を避ける観点から、ノーモキシックトライミックス辺りの運用が普及していくのではないか。

60mまでなら、レジャーでも普通に使える。

さすがに、ハイポキシックトライミックスの使用になると、間違えて浅場で吸えばイチコロだから、そうそう普及することはないだろう。

60mなんて、空気で潜れるという方も多いかもしれないが、業務潜水では違法である。

雇われインストラクターやガイドに吸わせても違法だ。

まあ、レクリエーショナルではないけどな。

減圧停止不要のダイビングというのは、これからは無くなっていくのではないか。

既に、ディープストップや安全停止という減圧停止を組み込んだダイブコンピューターが市販され、指導団体でも段階的浮上のプロファイルに対する指導が行われるようになってきている。

浮沈子は、ダイビングは、許容されたプロファイルの中で楽しめばいいと考えている。

お目当ての被写体が撮れなかったら、また来ればいい。

その方が、長く楽しめていいような気もする。

ダイコンを使ってギリギリまで潜れば、必ず、一定の割合で減圧症に罹患する。

タバタによれば、平均水深15m以内、ダイブタイム45分以内というのが許容範囲だそうだ。

業務潜水と異なり、再圧室に直ぐに入れるとは限らない。

リスク管理の点では、レジャーダイビングは脆弱なのだ。

もっと長く、もっと深く潜っていたいって?。

まあ、そういう方は、CCRでも始めていただくんですな。

スピード682015年07月15日 18:02

スピード68
スピード68


(Situation summary
Data published on 14 July 2015)
http://apps.who.int/gho/data/view.ebola-sitrep.ebola-summary-20150714?lang=en

終息宣言後のリベリアの感染者が、7人(確定は6人)になり、死者は2人になった。

ロイターが記事を配信している。

(リベリアでエボラ熱が再流行の兆し
終息宣言後もウイルスが潜伏していた可能性)
http://toyokeizai.net/articles/-/77127

「エボラ出血熱の終息宣言が5月に出された西アフリカのリベリアで14日、新たに確認された女性感染者が首都モンロビアの病院で死亡した。終息宣言後に確認された患者は6人、うち2人が死亡し、首都近郊での再流行が懸念されている。」

「保健当局者によると、再発したエボラウイルスの遺伝子配列を解析した結果、終息宣言前に流行した型と極めて類似していることが分かった。世界保健機関(WHO)の報道官もこの点を確認した。」

やっぱ、以前の流行の続きのようだ。

「このことから、リベリアでのエボラ熱再発は、回復した患者からの性的接触などを通じた伝染によるものか、数週間にわたって感染例が確認されていなかったに過ぎない可能性があるという。」

つまり、終息宣言は、チャラということになる。

しかも、今回の感染ルートは解明されていない。

新たな感染が、何時、どこで起こってもおかしくない情況が続いている。

それでも、情況は悪くない。

去年からの流行を経て、国民の間にはエボラに対する認識が高まっている。

当局者も、今回は逃げ出すことはないだろう。

国際社会だって、さんざんボロクソにいわれたWHOだって、2度目は上手くやるに違いない・・・。

いや、やっぱ、ダメかあ?。

まあいい。

そういえば、治験薬とかワクチンは、その後どうなったんだろうか。

(富士フイルムのエボラ薬、臨床試験で一部患者の効果確認)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LS03V20150224

「血中のウイルス量が低・中レベルの患者では、死亡率が30%から15%に低下したと発表。ただ、ウイルス量が多ければ効果はみられないという。」

2月の記事だが、続報はない。

(北朝鮮がMERSの特効薬を開発?エボラやAIDSにも効果アリと主張)
http://irorio.jp/sophokles/20150622/238837/

なんか、怪しい記事だな。

「北朝鮮国営の朝鮮中央通信によれば、Kumdan-2はレアアース(希土類元素)を含んだ特殊な肥料で育てた朝鮮人参をベースにした注射薬であるとのこと。」

「人間の免疫システム全般を強化する働きがあるため、MERSだけでなく、エボラやSARS、AIDSといった免疫システムに関わる病気に対して「著しい効果がある」と報じられている。」

ホントかあ?。

「Kumdan-2に関する科学的データは、臨床試験結果などを含めて、今のところまったく発表されていない。」

まあ、想定の範囲内だな。

(エボラ、エイズ、MERS…… 北朝鮮、あらゆる病気を治す特効薬の開発に成功か!?)
http://tocana.jp/2015/06/post_6687_entry.html

「臨床試験では被験者の小ジワやニキビ、シミ、そばかすなどが消え、柔らかくハリがあり、きめ細やかで透明感に満ちた肌に変わるなどアンチエイジング効果も抜群だったという。」

まあ、どうでもいいんですが。

効き目があるかないかは、他の要素との兼ね合いもありそうだな。

朝鮮人参は、古くから生薬として使用されてきたので、一定の薬効はあるんだろうが、万病に効くというふれ込みとなると、ちと怪しい。

レアアースとの組み合わせというのも、眉唾な感じがするな。

それでも、こんな記事がネットで上がるくらいだから、エボラの特効薬はまだ出来ていないに違いない。

有効な治療法がなく、致死率も高い疾病だからこそ、藁にも縋る思いなんだろう。

この夏あたりには、ワクチンも出来るといわれていたが、こっちも、その後の話は聞かない。

(エボラワクチンの臨床試験、アフリカで間もなく開始)
http://www.cnn.co.jp/world/35058848.html

「WHOのエボラ出血熱ワクチン研究の責任者、マリーポール・キーニー氏は9日の記者会見で、現在研究されているワクチンの初期試験で、2つのワクチンに有望な結果が出たことを明らかにした。このうち1つは、米医薬品大手メルクとニューリンクが開発したワクチンで、もう1つは英製薬大手グラクソスミスクラインのワクチンだ。」

この報道にも、続報はない。

第三相臨床試験が終われば、評価後に認可され、その後市販されると思われるが、そんな話はない。

患者自体が減っているということはあるが、次回の流行に備える意味でも、治療薬やワクチンの確立を急ぐべきだろう。

レジ袋再考2015年07月15日 22:00

レジ袋再考


カリフォルニア州が、レジ袋を禁止した話は、去年書いた。

(レジ袋)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/10/01/7447543

その昔、禁酒法という法律を作って、ギャングの収入源にした国だから(もちろん、違法なんですが)、まあ、何時どうなるかわからないけどな。

浮沈子は、一時期、エコバッグを持ち歩いてみたんだが、嵩張るのと、レジで恥ずかしいので今は持ち歩いていない。

代わりに、貰ったレジ袋を畳んで、ショルダーバッグのポケットに忍ばせている・・・。

で、コンビニで買い物をするときに、ジャーンと取り出して、店の人に商品を入れてもらう。

たまに、入りきらなかったりするんだが、そん時は大きな袋を貰うか、一部手持ちで持って帰る。

概ね、決まったコンビニに行くので、袋を出して入れてもらうのも気兼ねがなくていい。

だって、そのコンビニのレジ袋だもん。

遠慮なく入れてもらえる。

マイエコバッグは、スーパーとかなら問題ないが、コンビニで出して入れてもらうというのはちょっと抵抗あるな。

コンビニのレジ袋は、繰り返し使っているうちに破れたりする。

そうすると、途端にゴミ袋に転用される。

少しの穴なら支障はない。

小さい袋なので、ゴミ出しするときは、取っ手のところを結んで、3つとか4つ纏めて出すようにしている。

収集作業の方が、一度で放り込めるように配慮する。

自転車のサドルカバーとしても重宝している。

紫外線でボロボロになっても、剥ぎ取って、新しいレジ袋を被せておけばいい。

3枚くらい重ねておくと、上から順に剥ぎ取っていけるので、手間が省ける。

こういう、セコイ方法が、どれほど環境に優しいかは別の話だ。

そのうち、レジ袋は有料化されるかもしれない。

資源的には、石油原料として十分あるようだから、節約した所で省資源になるわけではないようだ。

しかし、これは、まあ、なんというか、ライフスタイルの問題だな。

浮沈子は、東京都のゴミ処分場を見学したことがあるが、埋立地に舞うレジ袋が印象的だったな。

ウミガメやイルカが、エサと間違えて食べて死んでしまうという話も聞いた。

生分解性の材料で作ればいいともいうが、そもそも、買い物に行くのに手ぶらで行く方が問題だろう。

買い物籠やエコバッグを携えて、おもむろに出陣する・・・。

刀を持たずに戦に行くようなものだ。

まあ、サイフとかカードも必要なんですけど。

最近、浮沈子の使用するレジ袋が、だんだん小さくなっている(近所のコンビニでは、たぶん最小)。

一度に買う量を抑えて、食べ過ぎをなくそうという魂胆である。

そうすると、ゴミ袋として使用するのには少し不便だし、サドルカバーとしても小さ過ぎる。

少し、買う量を増やさなければならない(そういうことかあ?)。

カロリー少なく、容積が大きい食材を買えばいいんだな。

野菜チップみたいなやつ。

それと麦茶とか、ノンカロリーの飲料を買えばいいわけだ。

繊維質の摂取と、夏場の水分補給になる。

さっそく、お買い物に行ってこよっ!。

んでもって、ついでにいろいろ買ってきちゃうという、いつものパターンになるんだよなあ・・・。