おまえもかあ?2015年08月04日 09:12

おまえもかあ?
おまえもかあ?


フォルクスワーゲングループの中で、アウディの色が濃くなり、ポルシェまでもが蓋を開けると4つのワッカがあったりする(?)嘆かわしい情況になってきた話を昨日書いたばかりだ。

(4気筒ターボ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/08/03/7723359

「「今回の計画で最大規模となるのは、シュツットガルトの郊外に位置する昔からの本拠地、ツッフェンハウゼン工場の組立ラインの拡張だろう。」
かつて、500Eが生産されていた場所が拡張され、アウディの息の掛かったポルシェが作られるわけだな。」

記事の内容の確認のため、ネットを見ていたらとんでもない情報を見つけて、愕然となった。

(W124 E500 の真実 その1)
http://minkara.carview.co.jp/userid/433185/blog/10299822/

「他の車両メーカーは関与していなかったのか?」

「メルセデスとポルシェだけの共同開発?なのか?」

第3のメーカーの関与をほのめかす、怪しげな記述・・・。

思わず、記事をたどってしまった。

(W124 E500 の真実 その4)
http://minkara.carview.co.jp/userid/433185/blog/10335452/

「余談ですが、彼らはE500の製造が終わったあと、新たなるスペシャルモデルの製造に携わることになるのでしょう。そのクルマとは・・・ア○○゛○ R○2」

アウディRS2であることは、サルでも分かる。

(レーシングポルシェの系譜(特別編))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/13/7054002

「アウディRS2の話は、沢村慎太郎の「午前零時の自動車評論5」で、今日読んだばかりである。」

「かつて1980年代の終わりに苦境に陥ったポルシェに対して、アウディはRS2アバントというクルマの開発を依頼して仕事を作ってやった。(中略)<まるでポルシェのようなアウディ>と高く評価した。(P.237-8)」

しかし、衝撃はこの後の記事だった!。

「また、本当にポルシェが開発に携わったのか?」

「他のメーカーは関わってないのか?」

(W124 E500 の真実 その5)
http://minkara.carview.co.jp/userid/433185/blog/10349207/

「真実:
・500E/E500は、アウディ社との共同開発によるものである。」

「実は、E500はアウディとの共同開発によるものだったのです。」

「しかも、ポルシェは、4ドアセダンの、特に足回りのジオメトリやデータを持っているとは思えません。」

「足回りのジオメトリデータは、ほとんどアウディが開発したものと確信しています。」

「500はほとんどアウディの開発車両、生産組み立てだけがポルシェと言って良いでしょう。」

「このころのポルシェは、生産のみで生産ラインの人間の仕事を確保することが、最大の目的だったと思います。」

「さらにこの後、アウディはRS2の共同開発を同じ製造ラインでおこなうことを条件に含めて契約しています。」

「当然、当時のポルシェはこれは嬉しいかぎりで、よい契約だったでしょう。」

「しかも、4ドアの足回りジオメトリのデータや計算方法など手に入るのですから。」

浮沈子は、ショックの余り心身症になりそうだった。

さらに、次の記事へと続く。

(W124 E500 の真実 その6)
http://minkara.carview.co.jp/userid/433185/blog/10370961/

「アウディとコラボの決定的、証拠です。」

画像はそのまま転載した。

「Mercedes E 500 cars
produced in Stuttgart-
Zuffenhausen;
cooperation with Audi AG」

(W124 E500 の真実 その7)
http://minkara.carview.co.jp/userid/433185/blog/10416772/

「これまでの内容は、ポルシェAGが発行している1993/94年度の年次報告書に記されています。」

「ポルシェAG自身が公表しているものとなります。」

エビデンスもあり、出所も確かである。

ショックだ。

余りにも、ショックだ・・・。

500Eよ!、おまえもかあ?。

再度ドック入り2015年08月04日 15:59

再度ドック入り


ひょっとしたら、アウディのセッティングをパクったかも知れないという500E(まあ、足回りだけかもしれないが)。

そのショックも冷めやらぬ中、本日、再度ドック入りとなった。

メインの対応はEZL(イグナイター:点火装置)の交換(作業は簡単:部品代は腰抜ける程高いけど)。

しかし、これはエラーを確認しているし、チェック用の中古を入れてみたら症状が消えたり、リセットして一度はうまくいったので、原因は分かっている。

右側のウインカーが、ライト点けてブレーキ踏むとフラッシュする件の方が厄介そうだな。

もちろん、ブレーキランプやリレーボックスは交換した。

まあいい。

今日は、その後、03ボクスターを定期点検に出す。

予備のキーがうまく作動しなかったので、一緒に預けて再度同期を取ってもらうよう依頼。

左側のウインドウの開閉時に異音がするので、一応点検してもらうことに。

あれっ?、異音がしてたのって、83タルガだったっけ?。

うーん、記憶が怪しい・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

都内某ポルシェセンターに持ち込むまでの道中も、エアコンはばっちり効くし、エンジンは快調だし、足回りはちゃんとしてるし、さすが認定中古車で買っただけのことはある。

ポルシェとベンツ、そのひと時の蜜月の物語には、アウディが絡み、裏ではフォルクスワーゲンが暗躍していた・・・(?:これは浮沈子の妄想ですが)。

そんな暗黒の時代を抜け出す切り札になったボクスター(986型)。

カイエン、ケイマン、パナメーラ、マカンと、立て続けにラインアップを拡充し、空冷エンジンをお蔵入りにして、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのP社だが、80年代末から90年代当初は瀕死の白鳥だった。

ボクスターが成功しなかったら、今のポルシェはない。

白馬の騎士だな。

ホワイトナイト。

しかし、それに先立つ苦しい時期に、ベンツもアウディも、ポルシェに手を差し伸べ、それに応えて、500EやRS2という名車を残した。

500E(の全て)をポルシェが生産したこと、その開発にアウディが絡んだことは間違いなかろう。

ベンツがそれを語ることはない。

500Eは、あくまでもダイムラーベンツのクルマだ。

エンジンルームや、カーペットのどこをひっくり返しても、シュツットガルトの紋章は出てこない。

カタログにも、そんなことは書かれていない。

だが、乗れば分かる。

特に、92年型とかは、300Eのハンドリングとは明らかに違う。

アウディのサスペンションジオメトリーを参考にしたかどうかは推測の域を出ないし、RS2については、アウディのハンドリングとは異なる味付けになっていたというから、実際の話は分からない(逆に、アウディこそ、ポルシェからノウハウもらったのかも)。

しかし、いってみれば、ベンツの企画でアウディのノウハウとポルシェの生産という最強のタッグで開発されたのが500Eということなら、それはそれでいい。

日産のボディにホンダのエンジン積んで、トヨタで作るようなもんだな(なんか、ロクなクルマじゃないような気も・・・)。

ドイツ帝国の粋を集めたクルマが500Eだったわけだ。

その意味でも、このクルマは不世出のクルマである。

ダイムラーも、ポルシェも、アウディも、現在の業績は好調だ。

まあ、ベンツが潰れそうになったら、ポルシェから生産の依頼があるかもしれない。

ベンツが作ったポルシェかあ?。

うーん、それはないような気がするんだがなあ・・・。