海プレ ― 2015年08月09日 11:28
海プレ
朝、4時起きで富戸に向かう。
法定速度遵守でも、3時間もあれば余裕で着くが、何かあるといけないので早めに出た。
毎日のように目の前を通る交番のお巡りさんに、選りにも選って、この朝だけ止められて(初めてですな)、自転車の登録番号を照会される。
予感は当たったわけだな(ゆとりは常に必要ということだな)。
10年以上前に登録された情報を、専用の携帯端末から呼び出して確認できるようだ。
うーん、21世紀のシーンだな。
朝の4時から、ご苦労さんなことだ。
そんなことがあっても、集合時間の1時間前には到着した。
EZLを新調した500Eは、快調そのもので、ウインカーも問題なく点滅する。
全ては、いい前兆だ。
今日のプレゼンは、きっとうまくいくに違いない・・・。
希望的観測のコストはゼロである。
安いものだ。
まあ、経験上、概ね当てにはならんけどな。
しかし、何かを行うときに、マイナス思考になるよりは余程いい。
朝一で、緊急スイミングアセントのシミュレーションを行う。
スレートをそのまま読み上げ、遺漏なく説明をしてエントリー・・・(例によって、繰り返しが多かったんだが)。
浮上の際に、生徒役のBCを強くつかみ過ぎると注意を受ける(インストラクターが浮力のコントロールをしてはいけない)。
浮上してから、自分の浮力を確保しなかったりと、もう、ボロボロ・・・。
さっきの予感は、ことごとく外れる。
そうして、思い切りへこんだところで、本日のお題を出される。
PPBの効率の良いフィンキックと、アドベンチャーのリフトバッグを使った物体の引き上げ・・・。
水平と垂直の移動スキルを組み合わせたな、と意図を理解する。
グループ管理や実施手順を考えて、プランを立てなければならない。
ここから、浮沈子はお籠りモードになった。
さっさと上がって、着替えてしまい、クラブハウスで、バイトのネーチャン(失礼!:お嬢さま)とおしゃべりしながら、テキストを読んだり、手順を考えながらスレートにメモしたりする。
柏崎さんは、その間お客さんの対応で忙しそうだ。
シーズンの週末で、大変な状況になっているが、みんなが潜っている間は閑散としている。
リゾートで寛ぎながら、コーヒー片手に作戦を練るというゼータクな状況だな。
昼のカレーライスも、しっかりと特盛だし(ダイエット中じゃなかったのかあ?)。
3時半からのセッションを予告され、頭の中で、イメージを膨らませる。
今日は、当日の出題とはいえ、考える時間はたっぷり与えられたので、万全の態勢で臨むことになる。
いい予感がしてきた!(どーせ、外れんじゃね?)。
少しずれ込んで、4時からのエントリー(ローカルルールで、4時半までに上がらなくてはならない)。
事前の説明も簡素に終わらせ、いざ水中へ・・・。
まあ、リフトバッグでトラブル処理にやや苦労したが、何とか終わらせて無事にエキジットする。
さて、採点は?。
水中でのハンドシグナルの説明がなかったこと、フィンキックの判定にどのくらいの距離を泳ぐのかの説明がなかったことなど、減点要素が多い。
リフトバッグについても、浮上中は原則としてエアを足さないとか、浮上後に浮力を確保するためにエアを入れるなど、細部の説明がなかったことを指摘される。
海洋プレゼンは、実施手順を充実させないと、場合によっては安全にかかわる。
グループ管理については、ほぼ及第。
プレゼンについても、おまけで4点。
生徒に質問して答えさせる形式を取り入れるなど、コミュニケーションに工夫があればいいという補足も頂く。
なるほどお!。
デブリーフィングは、Z型でやったが、N型の方がよさそうだな。
今回は、短い時間だったが、充実した海プレになった(今までが、ひど過ぎたということもある)。
ようやく、海プレらしい感じになってきた。
同時に受けた受講生は、水中のスキルがバッチリなので、うらやましい・・・。
少しプール練習を追加して、スキルアップを図らなければならない。
タンクを担ぐのにも苦労した。
筋トレの成果は、まだ出ていないようだ(ちょっと、ショック・・・)。
というわけで、夕方からのバーベキュー大会に飛び入り参加して、バッチリ栄養をつける(あんま、関係ないんじゃね?)。
まあいい。
今日は、いったい、何しに来たんだか。
特盛カレーと、バーベキューで腹いっぱいになって、家路を急ぐ。
伊東では、花火大会をやっていたな。
渋滞もなく、夜中前には辿り着いた。
さすがに、眠気が差してきて、コーヒー休憩を入れたりして、安全運転で帰宅する。
荷物を降ろすのが大変だったが、長い1日が終わって爆睡した。
海プレは脇の浜で行ったので、ヨコバマのパヤオは、画像のように水面から見ただけ。
うーん、しょぼいな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
シーズンの週末の賑わい。
ダイビングの講習とはいえ、そんな陸上の雰囲気も味わえた充実の1日。
今日は、さすがに全面休日にしよう。
朝、4時起きで富戸に向かう。
法定速度遵守でも、3時間もあれば余裕で着くが、何かあるといけないので早めに出た。
毎日のように目の前を通る交番のお巡りさんに、選りにも選って、この朝だけ止められて(初めてですな)、自転車の登録番号を照会される。
予感は当たったわけだな(ゆとりは常に必要ということだな)。
10年以上前に登録された情報を、専用の携帯端末から呼び出して確認できるようだ。
うーん、21世紀のシーンだな。
朝の4時から、ご苦労さんなことだ。
そんなことがあっても、集合時間の1時間前には到着した。
EZLを新調した500Eは、快調そのもので、ウインカーも問題なく点滅する。
全ては、いい前兆だ。
今日のプレゼンは、きっとうまくいくに違いない・・・。
希望的観測のコストはゼロである。
安いものだ。
まあ、経験上、概ね当てにはならんけどな。
しかし、何かを行うときに、マイナス思考になるよりは余程いい。
朝一で、緊急スイミングアセントのシミュレーションを行う。
スレートをそのまま読み上げ、遺漏なく説明をしてエントリー・・・(例によって、繰り返しが多かったんだが)。
浮上の際に、生徒役のBCを強くつかみ過ぎると注意を受ける(インストラクターが浮力のコントロールをしてはいけない)。
浮上してから、自分の浮力を確保しなかったりと、もう、ボロボロ・・・。
さっきの予感は、ことごとく外れる。
そうして、思い切りへこんだところで、本日のお題を出される。
PPBの効率の良いフィンキックと、アドベンチャーのリフトバッグを使った物体の引き上げ・・・。
水平と垂直の移動スキルを組み合わせたな、と意図を理解する。
グループ管理や実施手順を考えて、プランを立てなければならない。
ここから、浮沈子はお籠りモードになった。
さっさと上がって、着替えてしまい、クラブハウスで、バイトのネーチャン(失礼!:お嬢さま)とおしゃべりしながら、テキストを読んだり、手順を考えながらスレートにメモしたりする。
柏崎さんは、その間お客さんの対応で忙しそうだ。
シーズンの週末で、大変な状況になっているが、みんなが潜っている間は閑散としている。
リゾートで寛ぎながら、コーヒー片手に作戦を練るというゼータクな状況だな。
昼のカレーライスも、しっかりと特盛だし(ダイエット中じゃなかったのかあ?)。
3時半からのセッションを予告され、頭の中で、イメージを膨らませる。
今日は、当日の出題とはいえ、考える時間はたっぷり与えられたので、万全の態勢で臨むことになる。
いい予感がしてきた!(どーせ、外れんじゃね?)。
少しずれ込んで、4時からのエントリー(ローカルルールで、4時半までに上がらなくてはならない)。
事前の説明も簡素に終わらせ、いざ水中へ・・・。
まあ、リフトバッグでトラブル処理にやや苦労したが、何とか終わらせて無事にエキジットする。
さて、採点は?。
水中でのハンドシグナルの説明がなかったこと、フィンキックの判定にどのくらいの距離を泳ぐのかの説明がなかったことなど、減点要素が多い。
リフトバッグについても、浮上中は原則としてエアを足さないとか、浮上後に浮力を確保するためにエアを入れるなど、細部の説明がなかったことを指摘される。
海洋プレゼンは、実施手順を充実させないと、場合によっては安全にかかわる。
グループ管理については、ほぼ及第。
プレゼンについても、おまけで4点。
生徒に質問して答えさせる形式を取り入れるなど、コミュニケーションに工夫があればいいという補足も頂く。
なるほどお!。
デブリーフィングは、Z型でやったが、N型の方がよさそうだな。
今回は、短い時間だったが、充実した海プレになった(今までが、ひど過ぎたということもある)。
ようやく、海プレらしい感じになってきた。
同時に受けた受講生は、水中のスキルがバッチリなので、うらやましい・・・。
少しプール練習を追加して、スキルアップを図らなければならない。
タンクを担ぐのにも苦労した。
筋トレの成果は、まだ出ていないようだ(ちょっと、ショック・・・)。
というわけで、夕方からのバーベキュー大会に飛び入り参加して、バッチリ栄養をつける(あんま、関係ないんじゃね?)。
まあいい。
今日は、いったい、何しに来たんだか。
特盛カレーと、バーベキューで腹いっぱいになって、家路を急ぐ。
伊東では、花火大会をやっていたな。
渋滞もなく、夜中前には辿り着いた。
さすがに、眠気が差してきて、コーヒー休憩を入れたりして、安全運転で帰宅する。
荷物を降ろすのが大変だったが、長い1日が終わって爆睡した。
海プレは脇の浜で行ったので、ヨコバマのパヤオは、画像のように水面から見ただけ。
うーん、しょぼいな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
シーズンの週末の賑わい。
ダイビングの講習とはいえ、そんな陸上の雰囲気も味わえた充実の1日。
今日は、さすがに全面休日にしよう。
残暑 ― 2015年08月09日 13:33
残暑
(立秋 2015はいつ?意味や由来を教えて!)
http://sk-imedia.com/rissyu-8039.html
「2015年の立秋は8月8日です。」
もう、秋の始まり?。
「立秋を過ぎてから暑中見舞いを出すのはマナー違反となります。」
残暑見舞いなんだそうだ。
「しかしながら、そもそも二十四節気は中国から伝わったものなので、気候や風土が違う国の季節感がそのままぴったり日本に当てはまるものでもないと思います。」
「気温や体感からすると、まだまだ秋には程遠い時期にも思えますが、いつまでも続くと思っていた暑さが一段落し始め、その暑さが恋しく感じる時期がもうすぐやって来ますよ、という意味では8月上旬の立秋も悪くないと感じるのではないでしょうか。」
確かに、昨日からは、東京も猛暑日が途切れ、ちょっと違った感じはある。
台風14号も近づいてきたしな。
しかし、残暑という言葉があるくらいだから、暑いことは暑い。
(残暑)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%C4%BD%EB)
「立秋(8月8日頃)から秋分(9月20日頃)までを指し、暑さが続く期間の事。
暑中よりも期間が長い。」
ちなみに、暑中とは、小暑から立秋前日まで。
夏の土用の期間という記述もあるが、怪しいもんだな。
(小暑)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9A%91
「小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る。」
こっちの記述の方が、明快のような気がする。
土用期間中というのは、習慣をそのまま当てはめただけだろう。
辞書の記述も当てにはならない。
まあ、暑中だろうが残暑だろうが、暑いものは暑い!。
いっそのこと、もっともらしい区別は止めて、「暑さ厳しき折、お見舞い申し上げます!」で、統一したらどうか?(「盛夏の候」というのも、使えるのは立秋の前日までだそうだ:後は、晩夏)。
手紙なんかいいから、なんか冷たいもんでも送ってもらえると嬉しい!。
酒はやらないので、カルピスとか。
昔はよく飲んだけど、最近は飲まなくなったな。
しかし、送ったり送られたりというのも煩わしいので、自分で買って、好きな時に飲んだ方がいい。
秋の風が待ち遠しい季節になったが、今日も真夏日。
クラクラするような日差しと、脱力系の暑さの中、残暑の日々は続く・・・。
(立秋 2015はいつ?意味や由来を教えて!)
http://sk-imedia.com/rissyu-8039.html
「2015年の立秋は8月8日です。」
もう、秋の始まり?。
「立秋を過ぎてから暑中見舞いを出すのはマナー違反となります。」
残暑見舞いなんだそうだ。
「しかしながら、そもそも二十四節気は中国から伝わったものなので、気候や風土が違う国の季節感がそのままぴったり日本に当てはまるものでもないと思います。」
「気温や体感からすると、まだまだ秋には程遠い時期にも思えますが、いつまでも続くと思っていた暑さが一段落し始め、その暑さが恋しく感じる時期がもうすぐやって来ますよ、という意味では8月上旬の立秋も悪くないと感じるのではないでしょうか。」
確かに、昨日からは、東京も猛暑日が途切れ、ちょっと違った感じはある。
台風14号も近づいてきたしな。
しかし、残暑という言葉があるくらいだから、暑いことは暑い。
(残暑)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%C4%BD%EB)
「立秋(8月8日頃)から秋分(9月20日頃)までを指し、暑さが続く期間の事。
暑中よりも期間が長い。」
ちなみに、暑中とは、小暑から立秋前日まで。
夏の土用の期間という記述もあるが、怪しいもんだな。
(小暑)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9A%91
「小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る。」
こっちの記述の方が、明快のような気がする。
土用期間中というのは、習慣をそのまま当てはめただけだろう。
辞書の記述も当てにはならない。
まあ、暑中だろうが残暑だろうが、暑いものは暑い!。
いっそのこと、もっともらしい区別は止めて、「暑さ厳しき折、お見舞い申し上げます!」で、統一したらどうか?(「盛夏の候」というのも、使えるのは立秋の前日までだそうだ:後は、晩夏)。
手紙なんかいいから、なんか冷たいもんでも送ってもらえると嬉しい!。
酒はやらないので、カルピスとか。
昔はよく飲んだけど、最近は飲まなくなったな。
しかし、送ったり送られたりというのも煩わしいので、自分で買って、好きな時に飲んだ方がいい。
秋の風が待ち遠しい季節になったが、今日も真夏日。
クラクラするような日差しと、脱力系の暑さの中、残暑の日々は続く・・・。
CCRプレゼン ― 2015年08月09日 22:53
CCRプレゼン
CCRのメリットについては、このブログでは何度も取り上げている。
潜水器材として考えた場合、少なくともスクーバとしては、現在最も合理的な仕組みである。
送気式潜水では、PO2一定のガスを、深度に応じてリアルタイムに調整して供給することは難しい。
まあ、作業潜水は、頻繁に深度を変える必要性は低いだろうから、そのうち、非循環式CCR(って、意味不明)が出来る可能性はある。
使い終わったガスは、捨ててしまう。
しかし、深度や酸素センサーを使って、PO2一定のガスを吸わせるのだ。
循環させないから、二酸化炭素の除去は考えなくていい。
トライミックスもありだから、100mオーバーでも問題ない。
あーあ、もったいねー!。
で、ここでは、ふつーのCCRのことを考えよう。
排気をぶちまけずに循環させているのは、もったいないからだけではないだろう。
回路の容積が限られているということによって、継ぎ足す酸素のコントロールや、二酸化炭素の処理もやりやすくなるに違いない。
将来、選択透過膜などの技術が発達し、バッテリーの性能が向上すれば、水酸化カルシウムなんてダサいシステムではなく、もっとスマートに二酸化炭素を処理することが出来るようになるかもしれない。
(CO2 選択透過膜のご紹介)
http://www.r-energy.com/content/topics_co2
「CO2分離の用途:
・水素製造プラント
・天然ガス田
・船上LNG基地
・CO2の回収、貯留(地球温暖化対策)
・火力発電プラント
・製鉄所」
CCRというのは、まだ当分ないな。
(平成23年度 二酸化炭素回収技術高度化事業
二酸化炭素分離膜モジュール研究開発事業 成果報告書 平成24年3月 次世代型膜モジュール技術研究組合:ファイル、重いです)
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2012fy/E002156.pdf
まあいい。
いずれにしても、CCRは、限られた容積の回路の中を、呼吸ガスを循環させて、その品質管理をコンピューターで行う仕掛けだ(もちろん、eCCRのことしか考えてません)。
二酸化炭素センサーは、あったりなかったりするが、酸素センサーはみんな持っている。
現在主流のシステムは、なるべく酸素を多くして、不活性ガスの吸収を抑えようという仕組みだが、将来、吸収されにくい不活性ガスが開発されれば、状況は一変する可能性もある。
ヘリウムなんか使わなくても良くなれば、それに越したことはない(ヘリウムも吸収されます:ガス昏睡防止のために使用)。
呼吸抵抗のこともあるので、あまり分子量が大きいガスは遠慮したいところだが、生体との反応が少なく、血液に溶け込みにくいガスの開発が待たれるところだ。
まあ、とりあえずは、トライミックスとかが経済的だな。
で、こういう器材(CCR)を使って潜ると、どんなメリットがあるのか。
オープンサーキットと比べて、何が変わるのか。
何より直感的に分かりやすいのが、潜水時間の延長だ。
酸素の消費は、水深に関係なく一定なので、10mだろうが100mだろうが、潜っていられる時間は変わらない(もちろん、不活性ガスの溜め込みで制約はあります)。
NDLの範囲であれば、3時間以上のダイビングが可能だ。
もちろん、オープンサーキットだって、ナイトロックスをダブルで持ち込めば、ガス持ちのいいダイバーなら3時間くらいは潜れるだろうから、決定的なメリットとはいえないが、3時間の制約はCCRの場合、ガスの量ではない。
二酸化炭素除去剤の時間管理上の制約なわけで、機種によっては(ウロボロスとかなら)、6時間とかも可能だろう。
6時間となると、オープンサーキットでは、ちょっと辛い(CCRでも、人間の方が辛いですが)。
潜水時間と共に、最適なナイトロックスを吸い続けることが出来るというメリットもある。
不活性ガスの吸収を抑えられるわけで、減圧症の予防には有効だ。
泡が出ないとか、静かだとか、生物に寄れるとかは、浮沈子にとってはどーでもいいメリットだが、水中写真を撮りたい方にとっては最大のメリットになるかもしれない。
CCRだけで潜っているときは、実は静かさとかはあまり感じない。
自分の呼吸音とか、酸素が回路内に供給されるときの音とか、ポセイドンの場合はキャリブレーションでディリュントガスが供給されるときの音が気になる。
しかし、何らかの理由でオープンサーキットに切り替えた途端、今までの静けさを実感することになる・・・。
水中に排気する度に、轟音が轟く・・・。
まあ、オープンサーキットで暫く潜っていると、それに慣れてしまうということもあるんですが・・・。
で、CCRに戻ると、ほっとするのだ。
ああ、これがサイレントダイビングというものだ。
他にも、呼吸するガスが温かいとか、湿り気があるといったメリットもある。
減圧症の予防に効果があるとされるが、浮沈子にはその機序は分からない。
二酸化炭素を取り除くための化学反応の際に、熱と水蒸気を発生させることによる。
南の島ダイビングに特化している浮沈子には、その有難味は分かりづらいが、水温の低い地域で潜るダイバーにとっては、最優先のメリットかも知れない。
さて、いいことづくめのようなCCRにも、もちろん欠点(解決すべき問題点)はある。
ポセイドンとかは、ずいぶんと改善されたとはいえ、使い始めるまでの手順が複雑で、面倒くさい。
一般に、比較的(シングルタンクの器材に比べて)重い。
二酸化炭素吸収剤の管理が面倒。
保管期限内のものを、開封後24時間しか使えない(ポセイドンの場合)。
また、その間の使用時間を管理する必要がある。
酸素センサーも消耗品であり、製造後の期間で管理する必要がある。
こういった複雑な管理が煩わしいと感じる方には、ちょっと不向きかもしれない。
俺様はダイビングに興味があるんであって、器材には関心がないんだ!。
どちらかというと、ゴルフクラブを選ぶのが楽しいとか、夜な夜なカーボンシャフトを眺めてはニヤニヤしてる方には向いてるかもしれない。
メカ好きとか。
浮沈子は、どっちかというと、ダイビングの方に関心があるので、器材はシンプルで使いやすい方がいい。
なるべく自動化して欲しいし、水中ではダイビングそのものに集中したい。
しかし、CCRは、まだ潜水器材として発展途上なので信頼性が十分とは言えない。
故障することを前提とした運用が要求される。
これまた、重大な欠点だな。
命預ける器材が、根本的に信頼できないという、本質的な矛盾を孕んでいるわけだ。
1分乃至2分に1回、腕につけたモニターを確認して、コンピューターが示すPO2などの情報を確認し続けなければならない。
鬱陶しい・・・。
さらには、故障そのものより厄介な問題もある。
オープンサーキットなら、レギュレーターの不具合が発生したり、ガスがなくなれば呼吸が出来なくなるのでいやでも分かる。
予備のガスに切り替えるなどの対応が出来れば、大きな問題にはならない。
しかし、CCR(に限らず、リブリーザー一般)では、例えばコンピューターが誤作動して、その深度では吸えないPO2のガスを調合してしまったり、酸素の供給が止まってしまったり、二酸化炭素除去剤の機能が低下してしまったり、果てはコンピューターそのものの電源が切れてしまったりしても、循環式呼吸器の宿命として、呼吸自体はできてしまう!。
その間、ダイバーは、全く気付かずに、有害なガスを吸い続け、気付いたときにはすでに手遅れで、ガスの切り替えをする余裕もなく、気を失うか、痙攣するか、意識はあっても筋肉を動かすことが出来なくなっているか、いずれにしてもあの世行きである。
そう、ヤバイ器材なのだ。
で、結局、そいつを使いこなすためのトレーニングは、もっぱらやばくならないようにどうするとか、万一(まあ、万一よりは確立高いですが)やばくなったらこうするとか、そういう運用に費やされることになる。
浮沈子が見るところ、向いてるダイバーと、向いてないダイバーがいるような気もするな。
そうして、これらの難関を潜り抜けて、CCRダイバーになろうと心を決めた方に、最後にして最大の試練が訪れるのだ。
値段が高い・・・。
昔に比べれば安くなったとはいえ、100万円を超える価格というのは、道楽に費やす金額としては安くはない。
消耗品やメンテナンスに掛かる金額も、下手な軽自動車より高いかもしれない。
まあ、この辺は、時代と共に変わっていくと思われるが、ダイビング器材の中で、群を抜いて高いことに変わりはない。
最高の水中カメラとハウジングのセットと、いい勝負だな。
おまけに、それを使いこなすようになるまでの期間や、トレーニングのコストも、一般のオープンサーキットよりは長く、高額になる。
それだけの価値があるかどうかは、価値観によるが、水中で宇宙空間や医療器械レベルの生命維持を行っていることを考えると、コンピュータープログラムに多少のバグがあったとしても、浮沈子的にはバーゲン価格に思える。
本来なら1千万とか、1億とかしても不思議ではない。
安い分だけ、人間の方が妥協して、補ってやらなければならないのだ。
水中世界は、ヤクザな世界だ。
絶対に故障しないCCRを作ることも可能だろうが、いくら掛かるかは想像もできない。
それより、使う人間を教育して、なんとかしようという発想がある。
命に係わる環境に、自分の意思で潜ろうというのだから、そのくらいは当たり前ということなのだろう。
だから、巷に出回るCCRの信頼性を比較しても無意味だ。
みんな壊れるし、使い方を十分知らずに生半可な知識と技量で使えば命取りとなる。
ヤバイことにならないような、細心の注意を払うと同時に、ヤバくなっても生きて帰ることが出来るだけのスキルを身に着けて、初めて使うことが出来る。
CCR自体は、未完の大器だ。
それを完成させることが出来るのは、しっかりと訓練を積んだダイバーだけだ。
CCRダイバーにチャレンジするかどうか、それはダイバー自身が決めることである。
CCRのメリットについては、このブログでは何度も取り上げている。
潜水器材として考えた場合、少なくともスクーバとしては、現在最も合理的な仕組みである。
送気式潜水では、PO2一定のガスを、深度に応じてリアルタイムに調整して供給することは難しい。
まあ、作業潜水は、頻繁に深度を変える必要性は低いだろうから、そのうち、非循環式CCR(って、意味不明)が出来る可能性はある。
使い終わったガスは、捨ててしまう。
しかし、深度や酸素センサーを使って、PO2一定のガスを吸わせるのだ。
循環させないから、二酸化炭素の除去は考えなくていい。
トライミックスもありだから、100mオーバーでも問題ない。
あーあ、もったいねー!。
で、ここでは、ふつーのCCRのことを考えよう。
排気をぶちまけずに循環させているのは、もったいないからだけではないだろう。
回路の容積が限られているということによって、継ぎ足す酸素のコントロールや、二酸化炭素の処理もやりやすくなるに違いない。
将来、選択透過膜などの技術が発達し、バッテリーの性能が向上すれば、水酸化カルシウムなんてダサいシステムではなく、もっとスマートに二酸化炭素を処理することが出来るようになるかもしれない。
(CO2 選択透過膜のご紹介)
http://www.r-energy.com/content/topics_co2
「CO2分離の用途:
・水素製造プラント
・天然ガス田
・船上LNG基地
・CO2の回収、貯留(地球温暖化対策)
・火力発電プラント
・製鉄所」
CCRというのは、まだ当分ないな。
(平成23年度 二酸化炭素回収技術高度化事業
二酸化炭素分離膜モジュール研究開発事業 成果報告書 平成24年3月 次世代型膜モジュール技術研究組合:ファイル、重いです)
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2012fy/E002156.pdf
まあいい。
いずれにしても、CCRは、限られた容積の回路の中を、呼吸ガスを循環させて、その品質管理をコンピューターで行う仕掛けだ(もちろん、eCCRのことしか考えてません)。
二酸化炭素センサーは、あったりなかったりするが、酸素センサーはみんな持っている。
現在主流のシステムは、なるべく酸素を多くして、不活性ガスの吸収を抑えようという仕組みだが、将来、吸収されにくい不活性ガスが開発されれば、状況は一変する可能性もある。
ヘリウムなんか使わなくても良くなれば、それに越したことはない(ヘリウムも吸収されます:ガス昏睡防止のために使用)。
呼吸抵抗のこともあるので、あまり分子量が大きいガスは遠慮したいところだが、生体との反応が少なく、血液に溶け込みにくいガスの開発が待たれるところだ。
まあ、とりあえずは、トライミックスとかが経済的だな。
で、こういう器材(CCR)を使って潜ると、どんなメリットがあるのか。
オープンサーキットと比べて、何が変わるのか。
何より直感的に分かりやすいのが、潜水時間の延長だ。
酸素の消費は、水深に関係なく一定なので、10mだろうが100mだろうが、潜っていられる時間は変わらない(もちろん、不活性ガスの溜め込みで制約はあります)。
NDLの範囲であれば、3時間以上のダイビングが可能だ。
もちろん、オープンサーキットだって、ナイトロックスをダブルで持ち込めば、ガス持ちのいいダイバーなら3時間くらいは潜れるだろうから、決定的なメリットとはいえないが、3時間の制約はCCRの場合、ガスの量ではない。
二酸化炭素除去剤の時間管理上の制約なわけで、機種によっては(ウロボロスとかなら)、6時間とかも可能だろう。
6時間となると、オープンサーキットでは、ちょっと辛い(CCRでも、人間の方が辛いですが)。
潜水時間と共に、最適なナイトロックスを吸い続けることが出来るというメリットもある。
不活性ガスの吸収を抑えられるわけで、減圧症の予防には有効だ。
泡が出ないとか、静かだとか、生物に寄れるとかは、浮沈子にとってはどーでもいいメリットだが、水中写真を撮りたい方にとっては最大のメリットになるかもしれない。
CCRだけで潜っているときは、実は静かさとかはあまり感じない。
自分の呼吸音とか、酸素が回路内に供給されるときの音とか、ポセイドンの場合はキャリブレーションでディリュントガスが供給されるときの音が気になる。
しかし、何らかの理由でオープンサーキットに切り替えた途端、今までの静けさを実感することになる・・・。
水中に排気する度に、轟音が轟く・・・。
まあ、オープンサーキットで暫く潜っていると、それに慣れてしまうということもあるんですが・・・。
で、CCRに戻ると、ほっとするのだ。
ああ、これがサイレントダイビングというものだ。
他にも、呼吸するガスが温かいとか、湿り気があるといったメリットもある。
減圧症の予防に効果があるとされるが、浮沈子にはその機序は分からない。
二酸化炭素を取り除くための化学反応の際に、熱と水蒸気を発生させることによる。
南の島ダイビングに特化している浮沈子には、その有難味は分かりづらいが、水温の低い地域で潜るダイバーにとっては、最優先のメリットかも知れない。
さて、いいことづくめのようなCCRにも、もちろん欠点(解決すべき問題点)はある。
ポセイドンとかは、ずいぶんと改善されたとはいえ、使い始めるまでの手順が複雑で、面倒くさい。
一般に、比較的(シングルタンクの器材に比べて)重い。
二酸化炭素吸収剤の管理が面倒。
保管期限内のものを、開封後24時間しか使えない(ポセイドンの場合)。
また、その間の使用時間を管理する必要がある。
酸素センサーも消耗品であり、製造後の期間で管理する必要がある。
こういった複雑な管理が煩わしいと感じる方には、ちょっと不向きかもしれない。
俺様はダイビングに興味があるんであって、器材には関心がないんだ!。
どちらかというと、ゴルフクラブを選ぶのが楽しいとか、夜な夜なカーボンシャフトを眺めてはニヤニヤしてる方には向いてるかもしれない。
メカ好きとか。
浮沈子は、どっちかというと、ダイビングの方に関心があるので、器材はシンプルで使いやすい方がいい。
なるべく自動化して欲しいし、水中ではダイビングそのものに集中したい。
しかし、CCRは、まだ潜水器材として発展途上なので信頼性が十分とは言えない。
故障することを前提とした運用が要求される。
これまた、重大な欠点だな。
命預ける器材が、根本的に信頼できないという、本質的な矛盾を孕んでいるわけだ。
1分乃至2分に1回、腕につけたモニターを確認して、コンピューターが示すPO2などの情報を確認し続けなければならない。
鬱陶しい・・・。
さらには、故障そのものより厄介な問題もある。
オープンサーキットなら、レギュレーターの不具合が発生したり、ガスがなくなれば呼吸が出来なくなるのでいやでも分かる。
予備のガスに切り替えるなどの対応が出来れば、大きな問題にはならない。
しかし、CCR(に限らず、リブリーザー一般)では、例えばコンピューターが誤作動して、その深度では吸えないPO2のガスを調合してしまったり、酸素の供給が止まってしまったり、二酸化炭素除去剤の機能が低下してしまったり、果てはコンピューターそのものの電源が切れてしまったりしても、循環式呼吸器の宿命として、呼吸自体はできてしまう!。
その間、ダイバーは、全く気付かずに、有害なガスを吸い続け、気付いたときにはすでに手遅れで、ガスの切り替えをする余裕もなく、気を失うか、痙攣するか、意識はあっても筋肉を動かすことが出来なくなっているか、いずれにしてもあの世行きである。
そう、ヤバイ器材なのだ。
で、結局、そいつを使いこなすためのトレーニングは、もっぱらやばくならないようにどうするとか、万一(まあ、万一よりは確立高いですが)やばくなったらこうするとか、そういう運用に費やされることになる。
浮沈子が見るところ、向いてるダイバーと、向いてないダイバーがいるような気もするな。
そうして、これらの難関を潜り抜けて、CCRダイバーになろうと心を決めた方に、最後にして最大の試練が訪れるのだ。
値段が高い・・・。
昔に比べれば安くなったとはいえ、100万円を超える価格というのは、道楽に費やす金額としては安くはない。
消耗品やメンテナンスに掛かる金額も、下手な軽自動車より高いかもしれない。
まあ、この辺は、時代と共に変わっていくと思われるが、ダイビング器材の中で、群を抜いて高いことに変わりはない。
最高の水中カメラとハウジングのセットと、いい勝負だな。
おまけに、それを使いこなすようになるまでの期間や、トレーニングのコストも、一般のオープンサーキットよりは長く、高額になる。
それだけの価値があるかどうかは、価値観によるが、水中で宇宙空間や医療器械レベルの生命維持を行っていることを考えると、コンピュータープログラムに多少のバグがあったとしても、浮沈子的にはバーゲン価格に思える。
本来なら1千万とか、1億とかしても不思議ではない。
安い分だけ、人間の方が妥協して、補ってやらなければならないのだ。
水中世界は、ヤクザな世界だ。
絶対に故障しないCCRを作ることも可能だろうが、いくら掛かるかは想像もできない。
それより、使う人間を教育して、なんとかしようという発想がある。
命に係わる環境に、自分の意思で潜ろうというのだから、そのくらいは当たり前ということなのだろう。
だから、巷に出回るCCRの信頼性を比較しても無意味だ。
みんな壊れるし、使い方を十分知らずに生半可な知識と技量で使えば命取りとなる。
ヤバイことにならないような、細心の注意を払うと同時に、ヤバくなっても生きて帰ることが出来るだけのスキルを身に着けて、初めて使うことが出来る。
CCR自体は、未完の大器だ。
それを完成させることが出来るのは、しっかりと訓練を積んだダイバーだけだ。
CCRダイバーにチャレンジするかどうか、それはダイバー自身が決めることである。
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