神経ガス2015年08月20日 02:49

神経ガス


(健康被害、懸念高まる=政府情報に不信-「神経ガス検出」混乱・中国爆発)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015081900730

「現場の空気中から高濃度の神経ガスが検出されたと国営中央テレビが報道」

「「神経ガス検出」を報道したのは、中央テレビの看板調査報道番組「焦点訪談」。記者が爆心地で空気測定を実施した北京公安消防総隊の李華興副隊長にインタビューした。副隊長はカメラの前で「シアン化ナトリウムと神経ガスという二つの有毒物質の値が最高値に達した」と語った。」

問題は、この後の話だ。

「ただ、これが報道された17日夜の番組は焦点訪談のサイトから削除された。」

「その後、天津市環境保護局の専門家・包景峰氏は把握していないと説明。国営新華社通信も人民解放軍軍事医学科学院の化学兵器専門家の話として「爆発現場では根本的に神経ガスは生成できない」と報道、副隊長の発言は「重大な間違いだ」と述べ、同環境保護局長も「検出されていない」と否定に転じた。」

否定報道が早過ぎる。

絶対に、何かあるに違いない。

(神経ガス)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%82%AC%E3%82%B9

「神経ガス(しんけいガス)または神経剤(しんけいざい)は有機リンの一種で、神経伝達を阻害する作用を持つ化合物の総称である。神経伝達物質であるアセチルコリンを分解する酵素アセチルコリンエステラーゼの働きを阻害することにより、神経伝達を阻害する。」

「慣習的に「神経剤」と呼ばれているが、脳内の中枢神経や感覚神経に対する作用は弱く、実質的には筋肉の正常な動きをできなくするコリンエステラーゼ阻害剤であるため、神経毒ではなく酵素毒に分類されることがある。」

オウム事件でも問題になったサリンやVXというやつだな。

呼吸が出来なくなって死んでしまうという、ヤバイ化学兵器だ。

(化学兵器禁止条約)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E5%85%B5%E5%99%A8%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E7%B4%84

当然中国も署名、批准している。

「例外:
化学兵器禁止条約第2条9項の規定により、以下の目的については例外が認められている。
・工業、農業、研究、医療又は製薬の目的その他の平和的目的
・防護目的、すなわち毒性化学物質及び化学兵器に対する防護に直接関係する目的
・化学兵器の使用に関連せず、かつ化学物質の毒性を戦争の方法として利用するものではない軍事的目的
・国内の暴動の鎮圧を含む法の執行のための目的」

「警察などが暴徒鎮圧に催涙弾を使用しても条約違反にならないのはこの条項の「国内の暴動の鎮圧を含む法の執行のための目的」による物である。そのため、解釈によっては国内のテロリストなどに対して化学兵器を使用することは違法行為ではない。」

浮沈子は、「国営新華社通信も人民解放軍軍事医学科学院の化学兵器専門家の話として「爆発現場では根本的に神経ガスは生成できない」と報道」とあることに注目している。

生成したんじゃない。

元から、そこにあったわけだ・・・。

住宅から1キロ以内といわれる場所に、神経ガスが保管されていたなんてことが公になったら、しかも、国内の暴動の鎮圧のためなんてことがバレたら、それこそ、暴動になるんじゃないのかあ?。

まあ、あの国ならやりそうな話だ。

国内用なら、まだ言い訳がつくが、実は兵器用でしたなんてことになったら、とんでもない話になる。

「ある種の神経ガスは気化しやすい、あるいはエアロゾルになりやすい。体内への主要な侵入経路は呼吸器系であるが、皮膚からも吸収されるため、安全に取り扱うには防毒マスクを含む全身防護服が必要となる。」

(重防護服を着て中国核生化緊急救助隊隊員#天津大爆発) https://twitter.com/OedoSoldier/status/632542859422334977/photo/1

これらの写真に写っている防護服は、尋常ではない。

当局は、何かを隠している。

そして、それは、相当ヤバイ話に違いない。

完全に洗浄が終わるまでは、当分立ち入りは認められないだろう。

(化学防護服)
http://www.mn94.com/view/2470588.htm

「重防護服:
重防護服が多層高性能防化複合材料では、反涙、防ゆえの耐摩耗性、難燃性、耐熱絶縁、防水シールなどの優れた性能を全面的に防護各種有毒有害な液体・気体、タバコ形、ソリッドステ-トの化学物質、生物毒剤、軍事毒ガスや核汚染。」

まあ、このページ自体が、相当怪しい雰囲気だな。

神経ガスがどんな種類かが発表される前に、報道規制をかけ、火消しを図っている。

当局が、どれ程神経使っているかが分かるな(これがホントの「神経」ガスってかあ?)。

しかし、これって、首相の指示に従っただけかもしれない。

(爆発現場に直径100mの穴…李首相、現場視察)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150817-OYT1T50025.html?from=ytop_top

「李克強リークォーチャン首相は16日、爆発現場を初めて視察し、対策本部の消防隊員などを激励。高まる住民の不安を念頭に置き、「大気、水質、土壌などの正確な観測データを即時公開し、デマの流布を許すな」などと指示した。」

余計なこと言っちゃうから、ヤバイ話がバレちゃったんじゃね?。

まあいい。

報道されちまったものは、どうしようもない。

おそらく、いずれは表ざたになるだろう。

もちろん、公式に認めることはあり得ない。

(中国、多弾頭ICBM実験か=核戦力を増強-米報道)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201508/2015081900138&g=int

「過去3年間に中国は今回を含め東風41の発射実験を4回実施しており、実戦配備が近いことを示していると指摘した。東風41の推定射程は最大約1万2000キロ。移動式で探知が難しい上、1基につき最大10発の弾頭を搭載できるとされ、中国の核ミサイルの中で最も強力な戦力になるとみられている。」

核弾頭の代わりに、サリン詰めてぶち込むことだって可能だ。

しかも、中国の首相は、ここにヤバイ薬品が隠されていたことすら知らなかったわけで(じゃなきゃ、「正確な観測データを即時公開」なんて言うわけないし)、軍がどこまで暴走しているか、そっちの方が心配だな。

神経ガス報道が、本当に誤報だったら、情報提供者が素直に訂正すればいいだけの話だ。

何を隠しているのかは分からないが、単なる誤報でないことだけは確かだ。

「爆発現場では根本的に神経ガスは生成できない」

専門家が言った言葉は正しいだろう。

そのうち、この発言も撤回されてしまうかもしれない。

だって、それは、そこに神経ガスそのものがあったという裏付けになるんだから。

「副隊長はカメラの前で「シアン化ナトリウムと神経ガスという二つの有毒物質の値が最高値に達した」と語った。」

少なくとも、副隊長の未来は消えたな。

その通りだとしても、何かの間違いであったとしてもだ。

そもそも、この爆発事故の本当の原因は何だったのか。

この爆心地にあったのは、単なる倉庫だったのか。

神経ガス騒ぎって、本当はもっとヤバイ話を隠ぺいするために、当局が演出しているってこともないとはいえない。

部外者が近づかないように・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

この爆発が、一体何だったのか。

単なる事故だったのか、それとも、テロなのか。

直後のバンコクの連続爆弾事件といい、アジアも穏やかじゃないな。

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