ミラーレス2016年03月19日 00:30

ミラーレス
ミラーレス


クルマの死角を補うミラー。

用語を整理しておこう。

バックミラーと言ったら、ルームミラーもサイドミラーも含まれるということで。

昔は、サイドミラーといっても日本車はフェンダーミラーしかなく、ダサイイメージだったが、いつ頃からかドアミラーがOKになり、カッコイーシルエットになった。

今回、バックミラーはカメラとモニターで代用できるようになったようだ。

(「ミラーレス車」解禁へ 6月から公道走行可能に)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016031701001665.html?ref=rank

「国土交通省は17日、自動車に設置が義務付けられているバックミラーやサイドミラーの代わりに、カメラとモニターを備えた「ミラーレス車」を解禁する方針を決めた。」

この記事は、さっそく用語を取り違えているがな(上記のバックミラーは、おそらくルームミラーのこと)。

「6月から公道での走行を認める予定」

「バイクは除外」

まあ、そうだろうな。

「モニターで映る範囲や画質、倍率などを定めるほか、現在のバックミラーなどと同じような場所にモニターを設置する」

ちょっと分かり辛いので、画像を載せた。

図では、トラックの死角を消すためのモニターの位置を描いている。

まあ、だいたいこんな感じで付けばいいんだろう。

基準を満たさない改造車が、巷に溢れそうな感じもするな。

21世紀的な話で結構だが、雨の日とか、泥水とか、大丈夫なんだろうか?。

その辺も、考慮されているんだろう。

まあ、何をやっても、自動運転になれば消えてなくなるわけだしな。

浮沈子が、この手の話を最初に見たのは、918スパイダーのコンセプトモデルだ。

(文化の日(の翌日))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/11/04/6187021

「2010年ジュネーブショーの動画を見ると、何やらカメラのようなものが(Aピラーの付け根に!)付いている(電動で格納できるのか?、無理っぽい感じ)。 」

結局、通常のドアミラーになったが、浮沈子的には衝撃的なコンセプトだったな。

尖ってて、刺さりそうな感じもするし、カメラもショボイ。

実は、既に欧州とかでは、走っているらしい。

(【試乗記】「サスがない。デコボコ道は...」 超低燃費車VW「XL1」(ビデオ付))
http://jp.autoblog.com/2013/04/13/2014-volkswagen-xl1-first-drive-review-video/

「特徴的だったのは、サイドの様子をカメラでとらえる「Eミラー」で、ドアパネルにある小さなモニターにその映像が映し出される。これをチェックしながら走るのはさぞかし難しいと思いきや、それほどでもなかった。すれ違う車が接近するとゆがんでしまうが、これは非球面体のミラーを、ヨーロッパのサイドミラーの基準に適合させるためだ。それ以外は外の様子がほぼ正確に映し出された。真後ろは死角になるが、後方の様子はオンボード・スクリーンで確認できるので、さほど問題はないだろう。」

このクルマについては、以前にもくそみそに書いた。

(実験車)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/05/16/6812680

記事の画像を見ると、ドアの前方についていて、でっぱりも少なく空気抵抗も小さそうだ。

つーか、このクルマの場合は、見やすさよりも、空気抵抗減らして燃費稼ぐのにミラーレスにしたようなもんだな。

元記事の動画を見ると、ルームミラーもない。

オンボードスクリーンというわけだ。

サイドカメラのモニターは、ドアの付け根の辺りにあるが、助手席側にデカい人が座ったりしたら、見えなくなりそうだな。

ただし、このクルマの場合、これまた空気抵抗を減らすために車幅を狭くしてあって、その対策の一環として、運転席と助手席とは、前後にずれているという特殊事情がある。

そのために、助手席の住人の手足で、モニターが隠れる心配がないのかもしれない。

いずれにしても、我が国でもミラーレス車が登場するようだ。

レクサス辺りになるのかもしれないし、輸入車が先行するかもしれない。

またまた、非関税障壁などと言われないように、さっさと導入したのは賢明だったな。

スピード932016年03月19日 13:21

スピード93


テレビを見なくなってから久しい浮沈子。

昔、コマーシャルで、かっぱえびせんというお菓子の宣伝を流していて、そのキャッチフレーズが、脳裏を離れない・・・。

(【懐かCMソング】かっぱえびせん【カルビー】)
https://www.youtube.com/watch?v=sIHIkGxraNs

「やめられない、とまらない・・・」

うーん、イメージでは、こんなソフィスティケートされた感じじゃなかったような気がするんだがな。

まあいい。

シリアスなスピードシリーズで、こういう前振りを入れたくなるほどの脱力感に襲われるニュースが入った。

(ギニアで死亡の2人がエボラ陽性、15年12月の終息宣言後初)
http://www.afpbb.com/articles/-/3080809

「ギニア政府は17日、国内で同一家族の2人がエボラ出血熱のため死亡したと発表した。」

「他に3人の疑い例があり、当局は懸念を表明している。」

同日に、シエラレオネの終息宣言を行ったばかり。

モグラ叩き状態ということだな。

頭の中を、カルビー食品(現:カルビー)のコマーシャルソングが流れる・・・。

(カルビー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC

「現在の会社名のカルビーは、当時の日本人に不足しているとされたカルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせた造語である」

ははあ、そういう意味だったんですねえ。

まあ、どうでもいいんですが。

(ギニアで2人がエボラ熱陽性反応、WHOが再発を警告)
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0WK0CS.html

「今回検査を受けた人はいずれも、過去数週間に同じ家族から下痢とおう吐により3人の死者が出た村の出身だった。感染経路は不明だが、この村は流行当初、感染対策努力に非協力的だった経緯がある。」

ちょっと、情報が混乱しているような気がする。

朝日の記事では、陽性反応を示した2人は生きていて、亡くなったのはその家族という感じだが、AFPは、亡くなった2人が陽性と報じている。

スクリーニングと確定診断の差の問題かもしれない。

報道のタイミングも、ややずれている。

少なくとも、亡くなった方を含めて、5人が感染、または、感染の疑いがあるということだ。

朝日の記事にある、「感染対策(努力?)に非協力的」ということが続いていたとすれば、感染はさらに広がっている可能性もある。

(Résurgence d'Ebola en Guinée: réouverture d'un centre de traitement et vaccinations:元記事はAFP)
http://quebec.huffingtonpost.ca/2016/03/18/resurgence-debola-en-guinee-reouverture-dun-centre-de-traitement-et-vaccinations_n_9501248.html

この記事によれば、ンゼレコレのコロパラというところのようだ。

やっぱ、ギニア筋は、フランス語でないとダメかあ?。

(Koropara)
https://en.wikipedia.org/wiki/Koropara

過去記事を見ると、ンゼレコレでは、2014年の8月に、暴動があった。

(ギニアで衝突、55人負傷 「エボラ熱拡散」と暴動)
http://www.at-s.com/news/article/international/10776.html

「エボラ出血熱が流行するギニア南東部ヌゼレコレで、感染対策に抗議する住民と治安部隊との間で28、29の両日、衝突があり、少なくとも計55人の負傷者が出た。フランス公共ラジオなどが30日伝えた。
 ヌゼレコレでは赤十字の医療チームが市場をスプレーで消毒した際、逆にエボラ熱を拡散させているとのうわさが広がり、暴動が発生。夜間外出禁止令が出された。
 地元の州知事は「エボラ熱流行の事実を理解している人たちがいる一方、感染症が外から持ち込まれていると考える人たちもいる」と述べた。」

うーん、その後、改善されたのかどうか。

ハフィントンの記事では、ギニア当局が迅速な対応を行うようだが、大丈夫なんだろうか?。

このケースは、今までの散発的な感染の再発とは、ちょっと異なる展開になるかも知れない。

来週辺り、続報が出るだろう。