火星のクルマ ― 2016年03月22日 06:31
火星のクルマ
人が乗れる月面車は、アポロシリーズの時しかなかったが、無人の月面車はいくつかある。
(月面車:ソビエト連邦の月面車(ルノホート))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%9D%A2%E8%BB%8A#.E3.82.BD.E3.83.93.E3.82.A8.E3.83.88.E9.80.A3.E9.82.A6.E3.81.AE.E6.9C.88.E9.9D.A2.E8.BB.8A.EF.BC.88.E3.83.AB.E3.83.8E.E3.83.9B.E3.83.BC.E3.83.88.EF.BC.89
「1970年11月10日にルナ17号がルノホート1号を雨の海へ、1973年1月8日にルナ21号がルノホート2号を晴れの海へ運んでいる。」
「丼鉢に8つの車輪がついたような外見」
浮沈子が、2年前の宇宙博に行った時も、模型が展示されていて、まさに「どんぶり」のイメージだったな(しかも、蓋付き!)。
(中国の月面車(玉兎号))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%9D%A2%E8%BB%8A#.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E3.81.AE.E6.9C.88.E9.9D.A2.E8.BB.8A.EF.BC.88.E7.8E.89.E5.85.8E.E5.8F.B7.EF.BC.89
「2013年12月14日に月面の「雨の海」に軟着陸した嫦娥3号に無人月面車「玉兎号」が搭載」
なんか、動かなくなっちゃったらしい。
(中国、40年ぶりとなる月面の写真を公開(嫦娥3号・玉兎号))
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52211209.html
「玉兎号は2014年1月に故障し、動けなくなってしまった」
意外にも、月に送られた移動可能な探査体は、この3台だけだ。
ただ、民間を含めて、複数の計画があるらしい。
手頃な地球外天体ということで、今後に期待というところだな。
しかし、さすがに火星ということになると、行きつくだけでも大変だし、着陸はおろか、周回軌道に到達するのも一筋縄ではない。
現在、5機の人工衛星が周回している話は、このブログでも書いた。
(火星の衛星)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/13/8048109
「・2001マーズ・オデッセイ(米国):2001年10月23日
・マーズ・エクスプレス(ESA):2003年12月25日
・マーズ・リコネッサンス・オービター(米国):2006年3月10日
・メイブン(米国):2014年9月21日
・マンガルヤーン(インド):2014年9月24日」(運用終了(マーズ・グローバル・サーベイヤー)
現在、エクソマーズが向かっている(10月19日に軌道投入予定)。
火星に降り立って、今も動いている探査車は、2台だ。
(マーズ・ローバー:火星探査車一覧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC#.E7.81.AB.E6.98.9F.E6.8E.A2.E6.9F.BB.E8.BB.8A.E4.B8.80.E8.A6.A7
「・米国:オポチュニティ(MER-B):スピリットと同じくマーズ・エクスプロレーション・ローバーに搭載。2012年7月時点で未だ運用中。
・米国:キュリオシティ:マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載。2012年8月5日に着陸成功。2火星年の運用が予定されている。」
止まっちゃったのが2台。
「・米国:ソジャーナ:マーズ・パスファインダーに搭載。1997年7月4日に着陸成功。1997年9月27日に通信ロスト。
・米国:スピリット(MER-A):マーズ・エクスプロレーション・ローバーに搭載。2004年1月4日に着陸成功。約6年後には7.73kmを走破したが、ホイールが砂にはまってしまった。2010年1月26日時点でNASAは救出作戦に失敗したことを認め、現在は定点観測プラットフォームとして機能していると述べた。2010年3月22日にローバーからの通信が途絶した。復帰が試みられたが失敗に終わった。」
他の天体で、観測を継続するというのは、なかなか大変なわけだ。
動かなくて、降りたところに留まっている探査機もあるが、それはまた、別の機会に取り上げる。
さて、着陸に最初に成功し、動き回った探査車は、ソジャーナである。
(マーズ・パスファインダー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
「火星大気圏突入後、エントリーカプセルはパラシュートとロケット噴射で減速した後、エアバッグに包まれた着陸機を切り放した。」
なんか、テキトーな雰囲気の着陸だが、大真面目なんだろう。
スピリットとオポチュニティも、最後はバウンドして着陸している。
(Mars Exploration Rover:Airbags)
https://en.wikipedia.org/wiki/Mars_Exploration_Rover#Airbags
「Each rover used four airbags with six lobes each, all of which were connected.」
スピリットも、オポチュニティも、ほぼ同時に打ち上げられている。
「2003年6月10日17時59分:デルタ IIロケットに搭載されたスピリットが打ち上げられる。
7月7日15時18分:オポチュニティが打ち上げられる。」
キュリオシティの着陸は、もちっと文化的(!)な方法で行われたようだ。
(マーズ・サイエンス・ラボラトリー:突入・着陸システム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC#.E7.AA.81.E5.85.A5.E3.83.BB.E7.9D.80.E9.99.B8.E3.82.B7.E3.82.B9.E3.83.86.E3.83.A0
「・誘導突入:
過去に使用されたエアバッグを使って衝撃を抑える着陸方式もキュリオシティほどの重量がある場合は使えない。」
「キュリオシティはエアロシェルに格納されて火星大気へ突入し、その外殻を用いた空力ブレーキで減速する。」
「突入時の速度 5.3から 6 km/sをパラシュートが開ける速度であるマッハ2にまで減速する。」
「・パラシュート降下:
重心調整用のダミーウエイトを投棄した後、高度約7kmで超音速パラシュートを開傘し、耐熱シールドを分離する。パラシュートは直径16m、長さ50mという巨大なものとなる。」
「・ロケット噴射による降下:
高度約1.8km、速度約100m/sの時点で降下ステージを切り離し、推力調節が可能なヒドラジンスラスタ8基(推力各3.1 kN)を噴射して減速する」
「・スカイクレーン:
降下ステージとキュリオシティとの間は懸架ケーブルと電気信号を送るケーブルで繋がれた状態で約7.5m吊り下げる。」
「キュリオシティの軟着陸を確認すると約2秒後に火工品でケーブルカッターを作動させてケーブルを切断し、降下ステージはスラスタをフル噴射し退避しながら離れた場所に落下する。」
ウィキの図を見ると、降下ステージからケーブルで吊り下げるという凝ったことをしている。
これは、着陸したのちに、効果ステージをオポチュニティの真上に落ちないように、退避させるための工夫なんだろう。
かなり、クリティカルな感じだが、バウンドさせるよりは野蛮(!)ではないような気がする。
もちろん、たまたま成功しただけなのかもしれないが、信頼性とかを確保しつつ、今後の探査機もこの手で行くんだろうな。
エアロシェルについては、バルーン式のものがテスト中のようだ。
(NASAの火星着陸用「円盤」、飛行実験は失敗に終わる(動画あり))
http://wired.jp/2015/06/13/nasa-mars-flying-saucer/
うーん、この記事では、失敗とあるなあ。
しかし、減速用の円盤状のバルーンの展開には成功しているようだ。
回転を一発で止める噴射は、さすがに手慣れたもんだな(動画参照)。
(LDSD Recovery Off Kauai)
https://www.nasa.gov/jpl/pia19684/saucer-shoal-ldsd-recovery-off-kauai
「During the flight test, a Supersonic Inflatable Aerodynamic Decelerator (SIAD) and a supersonic parachute were deployed.」
「The SIAD operated as expected, dramatically slowing the test vehicle's velocity.」
半分は成功したんだろう。
海に落ちた飛行体の姿は、巨大なエチゼンクラゲのようだ。
(エチゼンクラゲ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2
まあ、どうでもいいんですが。
(NASAの空飛ぶ円盤「LDSD」、2回目の飛行試験を実施)
http://news.mynavi.jp/series/LDSD/001/
鳥嶋さんの記事があった。
「このヴァイキング由来のパラシュート技術は、能力的にキュリオシティぐらいの規模の探査機までにしか使うことができない。将来的に、今までより大型の探査機を着陸させようとした場合、あるいは有人火星探査を行おうとするならなおさら、これまで以上に大型の新しいパラシュートか、もしくはまったく新しい技術を使わなければ、十分に減速させることができない。」
「NASAは、パラシュートの失敗にもかかわらず、実験としては成功と発表」(2回目の記事)
「「キュリオシティ」で、質量は約1tだった。」(900kg:後述)
「この新技術は、5t級の探査機を火星表面に降ろすことが可能だ」
「有人火星探査では、着陸船はおよそ20tにもなることが予想されている。」
「有人着陸では、たとえばSIADのような膨張式の減速装置や、パラシュート、ロケットによる逆噴射といった、さまざまな技術の組み合わせが使われることになるだろう」
今年の夏には、3回目の実験が行われることになる。
参考までに、アポロの月着陸船は降下する際は5トン以上あったが、火星の重力は月の2倍以上である。
有人着陸はともかく、サンプルリターン可能な火星探査車が降り立つためには、この実験が成功しなければならないだろう。
惑星大気での減速といえば、映画「2010」で出てきたレオーノフ号のシーンを思い出すなあ。
(バリュート)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88
「ガスなどにより展開する袋状の大気制動装置。balloon(風船)とparachute(パラシュート)を組み合わせた造語である。高速時においてパラシュートより耐久性があるのが特徴。」
「『2010年_(映画)』/『2010年宇宙の旅』 - 木星大気を利用した制動装置として使用。」
「NASAでは傘状の膨張型大気圏再突入実験装置(IRVE)を開発中」
「欧州宇宙機関(ESA)は、IRDT(Inflatable Re-entry and Descent Technology)と呼ぶ再突入機の飛行試験を2000年から2005年にかけて4回行ったが、全て失敗に終った。」
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、柔軟エアロシェルを有する大気突入システムの開発研究を2003年から開始し、大気突入機による観測ロケット実験を2012年8月7日に行った。」
ほほう、我が国も、色気があるのか・・・。
まあいい。
次回は、ランダーについて、調べてみよう。
人が乗れる月面車は、アポロシリーズの時しかなかったが、無人の月面車はいくつかある。
(月面車:ソビエト連邦の月面車(ルノホート))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%9D%A2%E8%BB%8A#.E3.82.BD.E3.83.93.E3.82.A8.E3.83.88.E9.80.A3.E9.82.A6.E3.81.AE.E6.9C.88.E9.9D.A2.E8.BB.8A.EF.BC.88.E3.83.AB.E3.83.8E.E3.83.9B.E3.83.BC.E3.83.88.EF.BC.89
「1970年11月10日にルナ17号がルノホート1号を雨の海へ、1973年1月8日にルナ21号がルノホート2号を晴れの海へ運んでいる。」
「丼鉢に8つの車輪がついたような外見」
浮沈子が、2年前の宇宙博に行った時も、模型が展示されていて、まさに「どんぶり」のイメージだったな(しかも、蓋付き!)。
(中国の月面車(玉兎号))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%9D%A2%E8%BB%8A#.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E3.81.AE.E6.9C.88.E9.9D.A2.E8.BB.8A.EF.BC.88.E7.8E.89.E5.85.8E.E5.8F.B7.EF.BC.89
「2013年12月14日に月面の「雨の海」に軟着陸した嫦娥3号に無人月面車「玉兎号」が搭載」
なんか、動かなくなっちゃったらしい。
(中国、40年ぶりとなる月面の写真を公開(嫦娥3号・玉兎号))
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52211209.html
「玉兎号は2014年1月に故障し、動けなくなってしまった」
意外にも、月に送られた移動可能な探査体は、この3台だけだ。
ただ、民間を含めて、複数の計画があるらしい。
手頃な地球外天体ということで、今後に期待というところだな。
しかし、さすがに火星ということになると、行きつくだけでも大変だし、着陸はおろか、周回軌道に到達するのも一筋縄ではない。
現在、5機の人工衛星が周回している話は、このブログでも書いた。
(火星の衛星)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/03/13/8048109
「・2001マーズ・オデッセイ(米国):2001年10月23日
・マーズ・エクスプレス(ESA):2003年12月25日
・マーズ・リコネッサンス・オービター(米国):2006年3月10日
・メイブン(米国):2014年9月21日
・マンガルヤーン(インド):2014年9月24日」(運用終了(マーズ・グローバル・サーベイヤー)
現在、エクソマーズが向かっている(10月19日に軌道投入予定)。
火星に降り立って、今も動いている探査車は、2台だ。
(マーズ・ローバー:火星探査車一覧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC#.E7.81.AB.E6.98.9F.E6.8E.A2.E6.9F.BB.E8.BB.8A.E4.B8.80.E8.A6.A7
「・米国:オポチュニティ(MER-B):スピリットと同じくマーズ・エクスプロレーション・ローバーに搭載。2012年7月時点で未だ運用中。
・米国:キュリオシティ:マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載。2012年8月5日に着陸成功。2火星年の運用が予定されている。」
止まっちゃったのが2台。
「・米国:ソジャーナ:マーズ・パスファインダーに搭載。1997年7月4日に着陸成功。1997年9月27日に通信ロスト。
・米国:スピリット(MER-A):マーズ・エクスプロレーション・ローバーに搭載。2004年1月4日に着陸成功。約6年後には7.73kmを走破したが、ホイールが砂にはまってしまった。2010年1月26日時点でNASAは救出作戦に失敗したことを認め、現在は定点観測プラットフォームとして機能していると述べた。2010年3月22日にローバーからの通信が途絶した。復帰が試みられたが失敗に終わった。」
他の天体で、観測を継続するというのは、なかなか大変なわけだ。
動かなくて、降りたところに留まっている探査機もあるが、それはまた、別の機会に取り上げる。
さて、着陸に最初に成功し、動き回った探査車は、ソジャーナである。
(マーズ・パスファインダー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
「火星大気圏突入後、エントリーカプセルはパラシュートとロケット噴射で減速した後、エアバッグに包まれた着陸機を切り放した。」
なんか、テキトーな雰囲気の着陸だが、大真面目なんだろう。
スピリットとオポチュニティも、最後はバウンドして着陸している。
(Mars Exploration Rover:Airbags)
https://en.wikipedia.org/wiki/Mars_Exploration_Rover#Airbags
「Each rover used four airbags with six lobes each, all of which were connected.」
スピリットも、オポチュニティも、ほぼ同時に打ち上げられている。
「2003年6月10日17時59分:デルタ IIロケットに搭載されたスピリットが打ち上げられる。
7月7日15時18分:オポチュニティが打ち上げられる。」
キュリオシティの着陸は、もちっと文化的(!)な方法で行われたようだ。
(マーズ・サイエンス・ラボラトリー:突入・着陸システム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC#.E7.AA.81.E5.85.A5.E3.83.BB.E7.9D.80.E9.99.B8.E3.82.B7.E3.82.B9.E3.83.86.E3.83.A0
「・誘導突入:
過去に使用されたエアバッグを使って衝撃を抑える着陸方式もキュリオシティほどの重量がある場合は使えない。」
「キュリオシティはエアロシェルに格納されて火星大気へ突入し、その外殻を用いた空力ブレーキで減速する。」
「突入時の速度 5.3から 6 km/sをパラシュートが開ける速度であるマッハ2にまで減速する。」
「・パラシュート降下:
重心調整用のダミーウエイトを投棄した後、高度約7kmで超音速パラシュートを開傘し、耐熱シールドを分離する。パラシュートは直径16m、長さ50mという巨大なものとなる。」
「・ロケット噴射による降下:
高度約1.8km、速度約100m/sの時点で降下ステージを切り離し、推力調節が可能なヒドラジンスラスタ8基(推力各3.1 kN)を噴射して減速する」
「・スカイクレーン:
降下ステージとキュリオシティとの間は懸架ケーブルと電気信号を送るケーブルで繋がれた状態で約7.5m吊り下げる。」
「キュリオシティの軟着陸を確認すると約2秒後に火工品でケーブルカッターを作動させてケーブルを切断し、降下ステージはスラスタをフル噴射し退避しながら離れた場所に落下する。」
ウィキの図を見ると、降下ステージからケーブルで吊り下げるという凝ったことをしている。
これは、着陸したのちに、効果ステージをオポチュニティの真上に落ちないように、退避させるための工夫なんだろう。
かなり、クリティカルな感じだが、バウンドさせるよりは野蛮(!)ではないような気がする。
もちろん、たまたま成功しただけなのかもしれないが、信頼性とかを確保しつつ、今後の探査機もこの手で行くんだろうな。
エアロシェルについては、バルーン式のものがテスト中のようだ。
(NASAの火星着陸用「円盤」、飛行実験は失敗に終わる(動画あり))
http://wired.jp/2015/06/13/nasa-mars-flying-saucer/
うーん、この記事では、失敗とあるなあ。
しかし、減速用の円盤状のバルーンの展開には成功しているようだ。
回転を一発で止める噴射は、さすがに手慣れたもんだな(動画参照)。
(LDSD Recovery Off Kauai)
https://www.nasa.gov/jpl/pia19684/saucer-shoal-ldsd-recovery-off-kauai
「During the flight test, a Supersonic Inflatable Aerodynamic Decelerator (SIAD) and a supersonic parachute were deployed.」
「The SIAD operated as expected, dramatically slowing the test vehicle's velocity.」
半分は成功したんだろう。
海に落ちた飛行体の姿は、巨大なエチゼンクラゲのようだ。
(エチゼンクラゲ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2
まあ、どうでもいいんですが。
(NASAの空飛ぶ円盤「LDSD」、2回目の飛行試験を実施)
http://news.mynavi.jp/series/LDSD/001/
鳥嶋さんの記事があった。
「このヴァイキング由来のパラシュート技術は、能力的にキュリオシティぐらいの規模の探査機までにしか使うことができない。将来的に、今までより大型の探査機を着陸させようとした場合、あるいは有人火星探査を行おうとするならなおさら、これまで以上に大型の新しいパラシュートか、もしくはまったく新しい技術を使わなければ、十分に減速させることができない。」
「NASAは、パラシュートの失敗にもかかわらず、実験としては成功と発表」(2回目の記事)
「「キュリオシティ」で、質量は約1tだった。」(900kg:後述)
「この新技術は、5t級の探査機を火星表面に降ろすことが可能だ」
「有人火星探査では、着陸船はおよそ20tにもなることが予想されている。」
「有人着陸では、たとえばSIADのような膨張式の減速装置や、パラシュート、ロケットによる逆噴射といった、さまざまな技術の組み合わせが使われることになるだろう」
今年の夏には、3回目の実験が行われることになる。
参考までに、アポロの月着陸船は降下する際は5トン以上あったが、火星の重力は月の2倍以上である。
有人着陸はともかく、サンプルリターン可能な火星探査車が降り立つためには、この実験が成功しなければならないだろう。
惑星大気での減速といえば、映画「2010」で出てきたレオーノフ号のシーンを思い出すなあ。
(バリュート)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88
「ガスなどにより展開する袋状の大気制動装置。balloon(風船)とparachute(パラシュート)を組み合わせた造語である。高速時においてパラシュートより耐久性があるのが特徴。」
「『2010年_(映画)』/『2010年宇宙の旅』 - 木星大気を利用した制動装置として使用。」
「NASAでは傘状の膨張型大気圏再突入実験装置(IRVE)を開発中」
「欧州宇宙機関(ESA)は、IRDT(Inflatable Re-entry and Descent Technology)と呼ぶ再突入機の飛行試験を2000年から2005年にかけて4回行ったが、全て失敗に終った。」
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、柔軟エアロシェルを有する大気突入システムの開発研究を2003年から開始し、大気突入機による観測ロケット実験を2012年8月7日に行った。」
ほほう、我が国も、色気があるのか・・・。
まあいい。
次回は、ランダーについて、調べてみよう。
地球のクルマ ― 2016年03月22日 15:49
地球のクルマ
しばらく乗っていなかった500Eに乗ろうとしたら、バッテリーが上がっていた。
本来なら、緑色のリセットボタンを押せば、残っているパワーを開放して、クランキングできるはずだが、浮沈子は、ケロッと忘れていた。
(STARKPOWER ULTRA スタークパワー ウルトラ リチウムバッテリー)
http://car.webplus.ne.jp/Parts_detail.asp?Id=8504&S_Id=261
「11.8Vまで電圧が下がってきた時に自動でバッテリーをカットオフし、それ以上に電圧が下がらない様にしてくれる機能付。その状態から再始動時にはバッテリー上部のボタンを押せば復帰と簡単操作でOKです。」
うーん、ちゃんと書いてあるんだがな・・・。
「愛車にたまにしか乗らない方でも、いつでも安心ですよね!」
たまにしか乗らないと、復帰ボタンのことも忘れちゃうんだがな・・・。
まあいい。
昨夜、アイスターク(って読むのかあ?)で、ジャンプスタートして、無事に充電したはずなのに、再度クランキングしようとしたら掛からなかった。
(i Spar Q)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/03/10/7587964
どうやら、充電はするが、再起動させないと、放電はしないようだ(未確認)。
J-AUTOに電話したら、バッテリーを持ってきてくれということで、ターミナルを外し、83タルガに積んで持ち込んだ。
「この緑のボタンは何ですか?」(画像参照)
「リセットボタンですけど、聞いてません?」
「うーん、聞いたかどうかの記憶が・・・」
電圧を計ると、13ボルト以上出ている。
松本代表と、気の抜けた会話の後、そのまま持って帰って繋いでみたら、あっけなく掛かってしまった。
どーも、お騒がせしましたあ!(電話で、恐縮の報告:トホホ・・・)。
1か月放置すると、バッテリーが上がること(カーステの保持電流や、時計位か?)、その際はバッテリー上部にある緑色のリセットボタンを押すこと、ジャンプスターターは、それでもダメな時用に、緊急用として充電しておくこと(今回は、こっちも電欠でした!)。
なんとも、お粗末な話だが、スタークバッテリーのリセットボタンと、ジャンプスターターを実際に使ってみたのは初めてだったので、いい経験をした。
それにしても、83タルガには、しょっちゅう乗っていて、バッテリーが上がる気づかいは全くないのに、バッテリーにキルスイッチを付けて、毎回切り離している(意味ねー・・・)。
意外に大丈夫なのが、03ボクスターである(こっちには、外車用ジャンプコードを常備)。
暗電流の消費が少ないのか(たぶん)。
リチウムイオンバッテリーで、気持ちよく滑らかに吹け上がった500Eのエンジンは、やっぱ、物が違うような感じだ。
少し乗ってやらねばならんな。
しばらく乗っていなかった500Eに乗ろうとしたら、バッテリーが上がっていた。
本来なら、緑色のリセットボタンを押せば、残っているパワーを開放して、クランキングできるはずだが、浮沈子は、ケロッと忘れていた。
(STARKPOWER ULTRA スタークパワー ウルトラ リチウムバッテリー)
http://car.webplus.ne.jp/Parts_detail.asp?Id=8504&S_Id=261
「11.8Vまで電圧が下がってきた時に自動でバッテリーをカットオフし、それ以上に電圧が下がらない様にしてくれる機能付。その状態から再始動時にはバッテリー上部のボタンを押せば復帰と簡単操作でOKです。」
うーん、ちゃんと書いてあるんだがな・・・。
「愛車にたまにしか乗らない方でも、いつでも安心ですよね!」
たまにしか乗らないと、復帰ボタンのことも忘れちゃうんだがな・・・。
まあいい。
昨夜、アイスターク(って読むのかあ?)で、ジャンプスタートして、無事に充電したはずなのに、再度クランキングしようとしたら掛からなかった。
(i Spar Q)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/03/10/7587964
どうやら、充電はするが、再起動させないと、放電はしないようだ(未確認)。
J-AUTOに電話したら、バッテリーを持ってきてくれということで、ターミナルを外し、83タルガに積んで持ち込んだ。
「この緑のボタンは何ですか?」(画像参照)
「リセットボタンですけど、聞いてません?」
「うーん、聞いたかどうかの記憶が・・・」
電圧を計ると、13ボルト以上出ている。
松本代表と、気の抜けた会話の後、そのまま持って帰って繋いでみたら、あっけなく掛かってしまった。
どーも、お騒がせしましたあ!(電話で、恐縮の報告:トホホ・・・)。
1か月放置すると、バッテリーが上がること(カーステの保持電流や、時計位か?)、その際はバッテリー上部にある緑色のリセットボタンを押すこと、ジャンプスターターは、それでもダメな時用に、緊急用として充電しておくこと(今回は、こっちも電欠でした!)。
なんとも、お粗末な話だが、スタークバッテリーのリセットボタンと、ジャンプスターターを実際に使ってみたのは初めてだったので、いい経験をした。
それにしても、83タルガには、しょっちゅう乗っていて、バッテリーが上がる気づかいは全くないのに、バッテリーにキルスイッチを付けて、毎回切り離している(意味ねー・・・)。
意外に大丈夫なのが、03ボクスターである(こっちには、外車用ジャンプコードを常備)。
暗電流の消費が少ないのか(たぶん)。
リチウムイオンバッテリーで、気持ちよく滑らかに吹け上がった500Eのエンジンは、やっぱ、物が違うような感じだ。
少し乗ってやらねばならんな。
ブリテロ ― 2016年03月22日 19:46
ブリテロ
(ブリュッセル空港の爆発で死者10人、地下鉄駅でも爆発=現地報道)
http://jp.reuters.com/article/belgium-idJPKCN0WO0M7
トルコとかで爆弾テロがあっても、ああまたか、とやり過ごすこともできるが(そうなのかあ?)、欧州本部があるブリュッセルとなれば、話は違う。
「ブリュッセル空港の出発ロビーで22日午前、2回の爆発があり、10人が死亡、30人以上が負傷している。」
「欧州連合(EU)機関近くにある地下鉄駅でも爆発があり負傷者がでているもよう。」
「アメリカン航空のカウンター付近で起こった」
おいおい・・・。
このテロは、予想されていたものだ。
(仏テロの容疑者、新たなテロ計画か ベルギー外相明かす)
http://www.asahi.com/articles/ASJ3P5J00J3PUHBI02F.html
「パリの同時多発テロに関与したとしてテロ殺人などの罪で訴追されたサラ・アブデスラム容疑者(26)が、新たなテロを計画していた疑いがあることを明らかにした。」
「同容疑者が新たなテロ計画を進めていたとの見方を示した。関係先の捜索で大量の重火器が見つかり、同容疑者の周辺で新たなネットワークが形成されていたことも判明」
いつ、どこでということは特定されなくても、狙われそうなところは分かっていて、当然警備は強化されていたんだろう(たぶん)。
それでも、テロを防ぐことは出来なかった。
ベルギーといえば、思い出すのはポワロ・・・。
(名探偵ポワロ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%83%9D%E3%83%AF%E3%83%AD
「アガサ・クリスティ原作による探偵エルキュール・ポワロを主人公としたテレビドラマ。」
「元ベルギー警察の警官で原作では警察署長まで務めたが、ドラマでは触れられていない。首都ブリュッセルで活躍」
浮沈子の記憶が確かならば、ポワロは、たとえ誰かが殺人を犯すことが事前に分かっていたとしても、それを防ぐことは出来ないとかなんとか言ってたような気がする。
偶然か、それとも、何か繋がるものがあるのか。
主犯格まで逮捕していながら、未然に防ぎえないところに、殺人ならぬテロ対策の難しさがある。
英国などは、ヨーロッパ全体への攻撃と受け止めている。
この事件、続報が出たら、また書く。
(ブリュッセル空港の爆発で死者10人、地下鉄駅でも爆発=現地報道)
http://jp.reuters.com/article/belgium-idJPKCN0WO0M7
トルコとかで爆弾テロがあっても、ああまたか、とやり過ごすこともできるが(そうなのかあ?)、欧州本部があるブリュッセルとなれば、話は違う。
「ブリュッセル空港の出発ロビーで22日午前、2回の爆発があり、10人が死亡、30人以上が負傷している。」
「欧州連合(EU)機関近くにある地下鉄駅でも爆発があり負傷者がでているもよう。」
「アメリカン航空のカウンター付近で起こった」
おいおい・・・。
このテロは、予想されていたものだ。
(仏テロの容疑者、新たなテロ計画か ベルギー外相明かす)
http://www.asahi.com/articles/ASJ3P5J00J3PUHBI02F.html
「パリの同時多発テロに関与したとしてテロ殺人などの罪で訴追されたサラ・アブデスラム容疑者(26)が、新たなテロを計画していた疑いがあることを明らかにした。」
「同容疑者が新たなテロ計画を進めていたとの見方を示した。関係先の捜索で大量の重火器が見つかり、同容疑者の周辺で新たなネットワークが形成されていたことも判明」
いつ、どこでということは特定されなくても、狙われそうなところは分かっていて、当然警備は強化されていたんだろう(たぶん)。
それでも、テロを防ぐことは出来なかった。
ベルギーといえば、思い出すのはポワロ・・・。
(名探偵ポワロ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%83%9D%E3%83%AF%E3%83%AD
「アガサ・クリスティ原作による探偵エルキュール・ポワロを主人公としたテレビドラマ。」
「元ベルギー警察の警官で原作では警察署長まで務めたが、ドラマでは触れられていない。首都ブリュッセルで活躍」
浮沈子の記憶が確かならば、ポワロは、たとえ誰かが殺人を犯すことが事前に分かっていたとしても、それを防ぐことは出来ないとかなんとか言ってたような気がする。
偶然か、それとも、何か繋がるものがあるのか。
主犯格まで逮捕していながら、未然に防ぎえないところに、殺人ならぬテロ対策の難しさがある。
英国などは、ヨーロッパ全体への攻撃と受け止めている。
この事件、続報が出たら、また書く。
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