スペースワイヤー ― 2016年04月01日 00:31
スペースワイヤー
散発的に流れる報道、素人をバカにした(?)お子様向けホームページの解説・・・。
もっと、こう、何というか、マニア心をくすぐるカルトなネタはないものか・・・。
そんな浮沈子のハートに、ぐさりと刺さった話を見つけた。
(科学衛星データ処理系の将来展望)
http://www.astro.isas.jaxa.jp/~takahasi/DownLoad/ISAS_Sympo_DataProcess2005_3.pdf
「ネットワーク型の衛星アーキテクチャを実現するために、われわれが、現在、実証を進めているのが、次世代の宇宙機用ネットワーク規格「SpaceWire」である。」
「我々は T-Engine に SpaceWire を導入し、さらに T-kernel の上に「宇宙用ミドルウェア」として、基本機能を開発することにより、高度に抽象化された衛星システムの開発技法を構築することをめざしている。」
なんか良く分かんないところが、またいいんだな。
浮沈子は、技術者ではないので、細かい話はさっぱりだが、このワケワカ具合がちょうどいい。
衛星ひとみは、このスペースワイヤーを使った、初の大型科学衛星なんだそうだ。
このネタを見つけたのは、このページの動画だった。
(Current Status of Communication Anomaly of X-ray Astronomy Satellite “Hitomi” (ASTRO-H) (Mar. 29))
http://global.jaxa.jp/projects/sat/astro_h/
この中に、「X線天文衛星ASTRO-H - 熱い宇宙の中を観る - / The X-ray astronomy satellite - Insight into the Hot Universe」という動画が埋め込まれている。
打ち上げ前の2月3日に公開されている。
ぼーっと観ていたら、3分50秒辺りに見慣れない単語が出てきた(画像参照)。
「SpaceWire通信によるネットワーク型衛星」
浮沈子は、一生懸命画像を見て、どこに線が引っ張ってあるんだろうかと探しまくってしまった(浮沈子のレベルは、その程度です)。
で、いろいろ探してネタを洗い出す。
まずは、懐かしの、トロン関係。
(T-Engine)
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-Engine
「高機能で、ネットワーク対応が進む組込み機器やユビキタス・コンピューティング環境の開発効率を向上させるため、T-Engineでは各種のハードウェア仕様やドライバのインタフェース、オブジェクトフォーマットなどについても標準化(「強い標準化」)を行うことにより、ソフトウェア資産の共通化と有効活用を図ることを目標にしている。」
「2013年9月に打ち上げられた国産ロケットイプシロンと、それに搭載された観測衛星ひさきに、 μITRONとT-Kernelがそれぞれ使われた。2014年12月3日にH-IIAロケットで打ち上げられたはやぶさ2の制御システムにT-Kernel2.0が用いられた」
まるっきりの初めてではないようだな。
(SpaceWire FAQ)
http://shimafuji.co.jp/spacewire/faq/
なんと、浮沈子が棲息する大田区にある!。
「会社概要:
所在地:東京都大田区西蒲田8-1-15 KCビル5F、6F」
うーん、蒲田かあ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
この会社は、小さいながらスペースワイヤーのテスト環境を持っている。
(ASTRO-H衛星におけるSpaceWire)
https://galaxy.astro.isas.jaxa.jp/SpaceWire/wp-content/uploads/2011/10/Kokubun_ASTRO-H.pdf
「SpaceWireのリアルタイム、低レイテンシの特徴を活用。ハードの標準化、ソフト開発・コンポ試験の効率化を目指し、姿勢系各コンポ毎のI/FBOX(ACIM)を、高速外部バスとしてのSpaceWireで姿勢系計算機(AOCP)と接続する。」(資料6ページ)
そう、「ホイール、ジャイロ、磁気トルカ、星トラッカー、磁気センサ、推進系 ...etc.」といった姿勢系デバイスも、このネットワークに繋がっている。
もちろん、「電源、通信、データ処理、熱制御、点火系 ..etc」といった共通機器(バス系)もだ。
衛星のキーとなるアーキテクチャーが、ことごとくこのネットワークに繋がっている。
やや古いが、このネットワークを含めた、衛星全体の構造資料もあった。
(次期宇宙X線衛星ASTRO-H)
http://www.isas.jaxa.jp/j/researchers/symp/sss11/paper/S2-01_20110210030851.pdf
資料19ページに全体構成、21ページにバスの設計が出ている。
様々な衛星本体の機器は、側面パネルに取り付けられているらしい。
「回路等の機器を8枚の側面パネルの内側に配置。パネルを相互に結合一体化し、側面パネルの荷重をベースパネル、アウトリガー、ロケット結合リングへ流す。」(資料19ページ)
ここには、ミッション系のネットワークしか出ていないが、全体が分かる図も見つけた。
(アストロHのプレスキット)
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/astro_h/files/astro_h_presskit.pdf
資料ページで15から16に出ている。
全てのデバイスが、この共通バスに繋がっていて、制御下に置かれている(はず・・・)。
バス系はフル冗長化されているというが、もちろんネットワークという意味でだ。
デバイスは、重要度に応じて冗長化されている。
システムブロック図(3.7)を見ると、100Ahのリチウムイオンバッテリーが2系統あることも分かる。
太陽が捕まえられなかったことが分かっている粗太陽センサー(Coarse Sun Aspect Sensor)も、2重化されている。
姿勢制御には、おそらく恒星センサーも使われているんだろう。
STT-S恒星センサーも、もちろん2重化だ。
これだけガッチリ固めていて、何か問題が起こったとすれば、ご不幸というしかない。
推進系は、ショボイ構成だがな。
窒素ガスで押してるヒドラジンタンクは1個だし、シンプルだから冗長設計にもなっていない(たぶん)。
資料17ページには、通信体制についても書かれている。
「軌道上にあるASTRO との通信には、主に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所(USC)にある34m/20mアンテナ、および千葉県の勝浦宇宙通信所にあるKTU4局を用います。」
「通信の際には、S帯(2GHz帯)とX帯(8GHz帯)という二種類の電波帯域を使い分けます。前者(S帯)は安定性が高いので、衛星制御コマンドの送信や電力・温度・姿勢といったハウスキーピング情報の受信に、後者(X帯)はS帯と比べて約4倍の通信速度を持つので、サイズの大きい科学観測データの受信に用います。」
「普段の運用の補助に海外局であるサンチアゴ局(SNT1)・マスパ口マス局(MSP1)・ミンゲニュー局(MGN1)も用います。これらの局はX帯の受信機能を持たないため、S帯のみの通信となります。」
図3.10の注釈にはこうある。
「1日に地球を15周し、このうち日本上空を5回通過します。日本上空を通過する際に10分程度の交信が可能で、この間にコマンドを衛星に送り、観測データを受信します。」
さて、スペースワイヤーをキーにして、いろいろ調べてみたが、もちろん、不具合の原因には思い至らない(バッテリー、バン・・・)。
今日は、目ぼしい情報もなく、相変わらず、衛星の方はくるくる回りながらも飛び続けているようだ。
(ASTRO H)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41337
「Perigee: 567.8 km
Apogee: 587.3 km
Inclination: 31.0 °
Period: 96.1 minutes」
軌道は、安定している。
もし、何らかの原因で、側面パネルが吹っ飛んだということになると、いくら冗長化されていたとしても、物理的に復旧は難しいだろうな。
どういう風に実装されているかは分からない。
まさか、同じパネルに二重化されたデバイスを両方とも貼り付けることはしないとは思うけど、やむを得ない事情ということはあるだろう。
システムというヤツは、物理的な破壊に対しては、あっけなく壊れる。
堅牢なシステムというのは、強靭な物理的残存性を、さらに多重化しているわけだ。
このネットワークも、ルーターを冗長化して、経路変更もできるようにしてある。
やれることは、一応全部やってある感じだ。
しかし、当然、限界というのはあるんだろう。
やっぱ、さっさとひとみ2を考えた方が現実的なような気がしてきたがな。
散発的に流れる報道、素人をバカにした(?)お子様向けホームページの解説・・・。
もっと、こう、何というか、マニア心をくすぐるカルトなネタはないものか・・・。
そんな浮沈子のハートに、ぐさりと刺さった話を見つけた。
(科学衛星データ処理系の将来展望)
http://www.astro.isas.jaxa.jp/~takahasi/DownLoad/ISAS_Sympo_DataProcess2005_3.pdf
「ネットワーク型の衛星アーキテクチャを実現するために、われわれが、現在、実証を進めているのが、次世代の宇宙機用ネットワーク規格「SpaceWire」である。」
「我々は T-Engine に SpaceWire を導入し、さらに T-kernel の上に「宇宙用ミドルウェア」として、基本機能を開発することにより、高度に抽象化された衛星システムの開発技法を構築することをめざしている。」
なんか良く分かんないところが、またいいんだな。
浮沈子は、技術者ではないので、細かい話はさっぱりだが、このワケワカ具合がちょうどいい。
衛星ひとみは、このスペースワイヤーを使った、初の大型科学衛星なんだそうだ。
このネタを見つけたのは、このページの動画だった。
(Current Status of Communication Anomaly of X-ray Astronomy Satellite “Hitomi” (ASTRO-H) (Mar. 29))
http://global.jaxa.jp/projects/sat/astro_h/
この中に、「X線天文衛星ASTRO-H - 熱い宇宙の中を観る - / The X-ray astronomy satellite - Insight into the Hot Universe」という動画が埋め込まれている。
打ち上げ前の2月3日に公開されている。
ぼーっと観ていたら、3分50秒辺りに見慣れない単語が出てきた(画像参照)。
「SpaceWire通信によるネットワーク型衛星」
浮沈子は、一生懸命画像を見て、どこに線が引っ張ってあるんだろうかと探しまくってしまった(浮沈子のレベルは、その程度です)。
で、いろいろ探してネタを洗い出す。
まずは、懐かしの、トロン関係。
(T-Engine)
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-Engine
「高機能で、ネットワーク対応が進む組込み機器やユビキタス・コンピューティング環境の開発効率を向上させるため、T-Engineでは各種のハードウェア仕様やドライバのインタフェース、オブジェクトフォーマットなどについても標準化(「強い標準化」)を行うことにより、ソフトウェア資産の共通化と有効活用を図ることを目標にしている。」
「2013年9月に打ち上げられた国産ロケットイプシロンと、それに搭載された観測衛星ひさきに、 μITRONとT-Kernelがそれぞれ使われた。2014年12月3日にH-IIAロケットで打ち上げられたはやぶさ2の制御システムにT-Kernel2.0が用いられた」
まるっきりの初めてではないようだな。
(SpaceWire FAQ)
http://shimafuji.co.jp/spacewire/faq/
なんと、浮沈子が棲息する大田区にある!。
「会社概要:
所在地:東京都大田区西蒲田8-1-15 KCビル5F、6F」
うーん、蒲田かあ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
この会社は、小さいながらスペースワイヤーのテスト環境を持っている。
(ASTRO-H衛星におけるSpaceWire)
https://galaxy.astro.isas.jaxa.jp/SpaceWire/wp-content/uploads/2011/10/Kokubun_ASTRO-H.pdf
「SpaceWireのリアルタイム、低レイテンシの特徴を活用。ハードの標準化、ソフト開発・コンポ試験の効率化を目指し、姿勢系各コンポ毎のI/FBOX(ACIM)を、高速外部バスとしてのSpaceWireで姿勢系計算機(AOCP)と接続する。」(資料6ページ)
そう、「ホイール、ジャイロ、磁気トルカ、星トラッカー、磁気センサ、推進系 ...etc.」といった姿勢系デバイスも、このネットワークに繋がっている。
もちろん、「電源、通信、データ処理、熱制御、点火系 ..etc」といった共通機器(バス系)もだ。
衛星のキーとなるアーキテクチャーが、ことごとくこのネットワークに繋がっている。
やや古いが、このネットワークを含めた、衛星全体の構造資料もあった。
(次期宇宙X線衛星ASTRO-H)
http://www.isas.jaxa.jp/j/researchers/symp/sss11/paper/S2-01_20110210030851.pdf
資料19ページに全体構成、21ページにバスの設計が出ている。
様々な衛星本体の機器は、側面パネルに取り付けられているらしい。
「回路等の機器を8枚の側面パネルの内側に配置。パネルを相互に結合一体化し、側面パネルの荷重をベースパネル、アウトリガー、ロケット結合リングへ流す。」(資料19ページ)
ここには、ミッション系のネットワークしか出ていないが、全体が分かる図も見つけた。
(アストロHのプレスキット)
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/astro_h/files/astro_h_presskit.pdf
資料ページで15から16に出ている。
全てのデバイスが、この共通バスに繋がっていて、制御下に置かれている(はず・・・)。
バス系はフル冗長化されているというが、もちろんネットワークという意味でだ。
デバイスは、重要度に応じて冗長化されている。
システムブロック図(3.7)を見ると、100Ahのリチウムイオンバッテリーが2系統あることも分かる。
太陽が捕まえられなかったことが分かっている粗太陽センサー(Coarse Sun Aspect Sensor)も、2重化されている。
姿勢制御には、おそらく恒星センサーも使われているんだろう。
STT-S恒星センサーも、もちろん2重化だ。
これだけガッチリ固めていて、何か問題が起こったとすれば、ご不幸というしかない。
推進系は、ショボイ構成だがな。
窒素ガスで押してるヒドラジンタンクは1個だし、シンプルだから冗長設計にもなっていない(たぶん)。
資料17ページには、通信体制についても書かれている。
「軌道上にあるASTRO との通信には、主に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所(USC)にある34m/20mアンテナ、および千葉県の勝浦宇宙通信所にあるKTU4局を用います。」
「通信の際には、S帯(2GHz帯)とX帯(8GHz帯)という二種類の電波帯域を使い分けます。前者(S帯)は安定性が高いので、衛星制御コマンドの送信や電力・温度・姿勢といったハウスキーピング情報の受信に、後者(X帯)はS帯と比べて約4倍の通信速度を持つので、サイズの大きい科学観測データの受信に用います。」
「普段の運用の補助に海外局であるサンチアゴ局(SNT1)・マスパ口マス局(MSP1)・ミンゲニュー局(MGN1)も用います。これらの局はX帯の受信機能を持たないため、S帯のみの通信となります。」
図3.10の注釈にはこうある。
「1日に地球を15周し、このうち日本上空を5回通過します。日本上空を通過する際に10分程度の交信が可能で、この間にコマンドを衛星に送り、観測データを受信します。」
さて、スペースワイヤーをキーにして、いろいろ調べてみたが、もちろん、不具合の原因には思い至らない(バッテリー、バン・・・)。
今日は、目ぼしい情報もなく、相変わらず、衛星の方はくるくる回りながらも飛び続けているようだ。
(ASTRO H)
http://www.n2yo.com/satellite/?s=41337
「Perigee: 567.8 km
Apogee: 587.3 km
Inclination: 31.0 °
Period: 96.1 minutes」
軌道は、安定している。
もし、何らかの原因で、側面パネルが吹っ飛んだということになると、いくら冗長化されていたとしても、物理的に復旧は難しいだろうな。
どういう風に実装されているかは分からない。
まさか、同じパネルに二重化されたデバイスを両方とも貼り付けることはしないとは思うけど、やむを得ない事情ということはあるだろう。
システムというヤツは、物理的な破壊に対しては、あっけなく壊れる。
堅牢なシステムというのは、強靭な物理的残存性を、さらに多重化しているわけだ。
このネットワークも、ルーターを冗長化して、経路変更もできるようにしてある。
やれることは、一応全部やってある感じだ。
しかし、当然、限界というのはあるんだろう。
やっぱ、さっさとひとみ2を考えた方が現実的なような気がしてきたがな。
あかつきその後 ― 2016年04月01日 03:57
あかつきその後
アストロHがおじゃんになって(まだ、未確定ですが)、我が国のお家芸といわれたX線天文学が、ガックリと肩を落とす中、かろうじて復活した金星探査機の方は、今月から通常観測に移るようだ。
(日本の金星探査機 4月半ばに 金星軌道上で大気の観測開始)
http://jp.sputniknews.com/science/20160331/1878447.html
「我々は、探査機を何回かテストしたが、すべての装置は正常に働いている。4月半ばには、金星の大気の観測に完全な形で着手するだろう。」
(想像を超える、金星の驚きの姿!金星探査機「あかつき」プロジェクトサイエンティスト 今村剛)
http://fanfun.jaxa.jp/feature/detail/7275.html
「初期観測の画像を見ただけで次から次へと新しい発見があり、嬉しい悲鳴をあげています。まだ静止画でしか撮っていませんが、4月以降の本格的な観測では、金星全体の大気や雲の動きを世界で初めて動画で捉えます。それにより、一気に理解が進むと思っています。」
大はしゃぎだな。
対照的といってもいい。
浮沈子は、金星大気の気象学や、X線天文学に、とりたてて興味があるわけではない。
まあ、何となく、宇宙とかの片隅の出来事として一般的な関心があるだけだが、理事長を本部長とする対策本部が設置され、全社を挙げて復旧と原因調査に取り組んでいるというイメージづくり(そうなのかあ?)をしているさなかに、もう、次の探査の話も出ている。
「「あかつき」の探査ですべてが終わるわけではありません。次は火星ミッションかもしれないし、別の惑星かもしれません。惑星の環境の成り立ちを解き明かすための新しい次の一手を、早いうちに立ち上げたいというのも私の大きな目標です。」
JAXAは大きな組織だ。
科学衛星の一つや二つで、全社的に喪に服すようなことにはならないだろう。
進行中のミッションは、1日たりとも気を抜くことは許されない。
宇宙開発の歴史は、悲惨な失敗の連続だ。
それを乗り越えて、今日までやってきたわけだ。
我が国は、少なくとも、有人宇宙活動で人的損耗を経験したことはない。
米国も、ソ連(ロシア)も、そういう痛ましい事故を乗り越えてきた。
それに比べれば、と言ってはいけないんだろうが、物的損失は贖いがつく話だ。
国際協力の手前(?)、復旧には全力を尽くさなければならないし、責任を持って原因究明に当たらなければならないだろうが、失われた衛星は、帰っては来ない。
困難なのは、どこで匙を投げるかということだろう。
通信が完全に途絶して、うんともすんとも言わなくなっても、またいつか復旧するのではないかという期待も残る。
打上で、一発で破壊されてしまうのとは異なり、運用の中止は難しい判断を要する。
はやぶさのような、技術試験衛星ならともかく、確立された技術で作り上げられた立派な衛星を諦めるというのは、重大なことに違いない。
しかし、いつかはその日が来る。
あかつきだって、一つ間違えば、どうなっていたか分からない。
その意味では、今村さんは、JAXAで一番そのことが分かっている一人だ。
衛星ひとみを失っても、我が国がX線天文学の分野から撤退することはないだろう。
地上では観測できないX線領域は、人工衛星を打ち上げるしかない。
軌道とか、衛星の重量とかを考えても、我が国の実力におあつらえ向きだしな。
それだけに、安定した運用が求められるわけだし、その中で3タテしたSXSについては、もう、何というか、お祓いしたくなる。
誰かが書いていたが、これだけ単独で打ち上げて、その分、他の観測器を積んだ別の衛星を上げた方がいいんじゃないかと思う程だ。
まあいい。
あかつきは復活し、本格観測を始める準備が整ってきた。
成果は大いに期待できるだろう。
関係者には、張り切って取り組んでもらいたい。
それでいいんじゃないの?。
いいのかあ?。
いいんだろうな・・・。
アストロHがおじゃんになって(まだ、未確定ですが)、我が国のお家芸といわれたX線天文学が、ガックリと肩を落とす中、かろうじて復活した金星探査機の方は、今月から通常観測に移るようだ。
(日本の金星探査機 4月半ばに 金星軌道上で大気の観測開始)
http://jp.sputniknews.com/science/20160331/1878447.html
「我々は、探査機を何回かテストしたが、すべての装置は正常に働いている。4月半ばには、金星の大気の観測に完全な形で着手するだろう。」
(想像を超える、金星の驚きの姿!金星探査機「あかつき」プロジェクトサイエンティスト 今村剛)
http://fanfun.jaxa.jp/feature/detail/7275.html
「初期観測の画像を見ただけで次から次へと新しい発見があり、嬉しい悲鳴をあげています。まだ静止画でしか撮っていませんが、4月以降の本格的な観測では、金星全体の大気や雲の動きを世界で初めて動画で捉えます。それにより、一気に理解が進むと思っています。」
大はしゃぎだな。
対照的といってもいい。
浮沈子は、金星大気の気象学や、X線天文学に、とりたてて興味があるわけではない。
まあ、何となく、宇宙とかの片隅の出来事として一般的な関心があるだけだが、理事長を本部長とする対策本部が設置され、全社を挙げて復旧と原因調査に取り組んでいるというイメージづくり(そうなのかあ?)をしているさなかに、もう、次の探査の話も出ている。
「「あかつき」の探査ですべてが終わるわけではありません。次は火星ミッションかもしれないし、別の惑星かもしれません。惑星の環境の成り立ちを解き明かすための新しい次の一手を、早いうちに立ち上げたいというのも私の大きな目標です。」
JAXAは大きな組織だ。
科学衛星の一つや二つで、全社的に喪に服すようなことにはならないだろう。
進行中のミッションは、1日たりとも気を抜くことは許されない。
宇宙開発の歴史は、悲惨な失敗の連続だ。
それを乗り越えて、今日までやってきたわけだ。
我が国は、少なくとも、有人宇宙活動で人的損耗を経験したことはない。
米国も、ソ連(ロシア)も、そういう痛ましい事故を乗り越えてきた。
それに比べれば、と言ってはいけないんだろうが、物的損失は贖いがつく話だ。
国際協力の手前(?)、復旧には全力を尽くさなければならないし、責任を持って原因究明に当たらなければならないだろうが、失われた衛星は、帰っては来ない。
困難なのは、どこで匙を投げるかということだろう。
通信が完全に途絶して、うんともすんとも言わなくなっても、またいつか復旧するのではないかという期待も残る。
打上で、一発で破壊されてしまうのとは異なり、運用の中止は難しい判断を要する。
はやぶさのような、技術試験衛星ならともかく、確立された技術で作り上げられた立派な衛星を諦めるというのは、重大なことに違いない。
しかし、いつかはその日が来る。
あかつきだって、一つ間違えば、どうなっていたか分からない。
その意味では、今村さんは、JAXAで一番そのことが分かっている一人だ。
衛星ひとみを失っても、我が国がX線天文学の分野から撤退することはないだろう。
地上では観測できないX線領域は、人工衛星を打ち上げるしかない。
軌道とか、衛星の重量とかを考えても、我が国の実力におあつらえ向きだしな。
それだけに、安定した運用が求められるわけだし、その中で3タテしたSXSについては、もう、何というか、お祓いしたくなる。
誰かが書いていたが、これだけ単独で打ち上げて、その分、他の観測器を積んだ別の衛星を上げた方がいいんじゃないかと思う程だ。
まあいい。
あかつきは復活し、本格観測を始める準備が整ってきた。
成果は大いに期待できるだろう。
関係者には、張り切って取り組んでもらいたい。
それでいいんじゃないの?。
いいのかあ?。
いいんだろうな・・・。
沈黙は金 ― 2016年04月01日 09:44
沈黙は金
ある懸念が、頭を持ち上げ始めた。
SXSの開発に携わっているNASAの件だ。
地球近傍に、多数の中継衛星を配しているNASAが、大枚を出資して参加しているアストロHの信号を受信していないとしたら、怠慢のそしりを免れまい。
もちろん、きっと、たぶん、おそらく、何かの情報を得ているに違いない・・・。
浮沈子の妄想は、激しく燃え上がり、昨夜は一睡もできなくなった。
みんな、JAXAのせいだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
<例によって、ここから先は、果てしない妄想の世界になります。>
記者会見のビデオを再度見ると、あることに気が付く。
(X 線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の状況について:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=ebdLyU3KXyc
3月26日9時52分の受信は、レンジングという初期運用における軌道決定のための受信だといっている。
しかし、その後で、最後の正常受信であったとして、太陽電池の発電量の低下、衛星の温度分布の異常、太陽に向いていないことのデータが得られたとしている。
ということは、この手のデータは、毎回必ず降りているのではないか。
事実、同日3時2分、7時30分には、データを受信していて、前者は異常はなく、後者では温度分布の異常が疑われるとしている(解析中)。
しかし、まず、これが不自然だな。
9時52分のデータ解析は終わっているのに、7時30分のは解析中という。
なんか、変だな。
3時2分のは、特にコメントはないが、完全に正常と断言している(この間に、4時50分という受信もあります)。
問題は、その後の2回の受信だ。
・3月26日23時39分:
3分間電波受信 (内之浦局)
・3月27日1時21分:
4分間電波受信(内之浦局、勝浦局)
Sバンドとはいえ、これだけの受信時間があって、なんの情報もないというのはどう考えても不自然だ。
解析中という話でもない。
何か気になる。
Sバンドは、無指向性アンテナから発信されている。
衛星が見える位置なら、世界中どこでも受信できる。
中継衛星だって、受信できるはずだ。
(データ中継衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E4%B8%AD%E7%B6%99%E8%A1%9B%E6%98%9F
「データ中継衛星には、Sバンド、Kuバンド、Kaバンドなどのアンテナと衛星間通信機器が搭載」
米国が運用する衛星は8機、我が国もインド洋上に1機持っている。
(通信・測位・技術試験衛星:運用中)
http://www.jaxa.jp/projects/index_j.html
「データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)」
天文観測衛星は、使わせてもらえないんだろうか。
それにしたって、全く言及がないのは変な感じがする。
米軍は、デブリ増やしたといって、ばんばんデータ公開しているが、NASAは沈黙を守っている。
きっと、何かを知っている。
ネットの情報によれば、80億円出したらしいので、JAXAにも当然言ってきているに違いない。
(X線観測衛星「ひとみ」の報道に見るあきれた視野の狭さ [ニュース])
http://buzznewsstaion.blog.so-net.ne.jp/2016-02-18
「ちなみにNASAはこの衛星に約80億円投資しているそうです。」
裏は取れていないが、310億円という総額(打ち上げ費用含む)の4分の1を出していることになる。
記者会見でも、説明の冒頭でNASAのことに触れていたな。
ある仮説が、頭の中をよぎっている。
JAXAは、都合の悪い情報を隠しているんじゃないか。
NASAは、当然それを知っている。
知っていて、黙っている。
それが何だかは分からない。
NASAにとって、都合の悪い情報なのかもしれない。
リチウムイオンバッテリーが、バンといったというような、単純な話ではないのかもしれない。
NASAも、JAXAもお役所だ。
おまけに、JAXAは、人事異動の季節でもある(たぶん)。
ヤバイな・・・。
対策本部が作られたというのは、単なる復旧・原因調査のためではないのかもしれない(当初から、臭いと思ってますが)。
例えば、NASAが持ち込んだ装置のせいで、バンといっちゃったとしたら、ちょっと担当部門に任せては置けないだろう。
記者会見に出席していた満田さんは、ちょっとしゃべり過ぎたかもしれない。
(満田 和久 MITSUDA Kazuhisa 教授)
http://www.isas.jaxa.jp/j/about/professor/m/mitsuda_kazuhisa.shtml
3月26日7時30分の温度分布異常の話をした時に、推測ということで念押しされているのが印象的だ。
浮沈子は、こう妄想している。
JAXAは、原因不明、宇宙デブリの衝突の可能性ということで、幕引きを図っているのではないか?。
通信は復旧せず、一定期間試みたというエクスキューズを作って、慙愧に耐えない振りをして撤退する。
で、ひとみ2に賭けるわけだ。
NASAの沈黙は、雄弁に何かを語っている。
してみると、米軍のデブリ情報は、煙たいに違いない。
衝突の可能性がないなんて、余計な事言わないでくれ!。
さて、どう落とし前を付けるんだろうか。
あかつきの本格観測の半月も前に、記者会見を開いたり、目くらましの情報を流し始めたのも気になる。
世間の関心が遠のき、年度替わりのごたごたで時が経ち、誰もがX線天文衛星なんてワケワカの話を忘れた頃に、撤退をそっと表明する。
残念無念、慙愧の極み、関係者の方々に深く深くお詫び、エトセエトセ・・・。
記者会見で、通信確保までに時間がかかる可能性をほのめかすなど、手の込んだ仕掛けをしている。
長軸周りの回転で太陽が受光できれば、通信回復の可能性があるのは確かだが、回転数や長軸の向きにもよるだろう。
太陽電池パドルは、側壁の一つにベタ貼りで、衛星の長軸が太陽の方を向いてしまえば、発電は出来ない。
もちろん、浮沈子の妄想に過ぎない、
30人から40人の関係者が携わる復旧・原因調査のプロセスの中で、何か秘密を作って隠しおおせるわけはない。
そういうことを防ぐための委員会も作られるだろうし、国際的な情報開示も求められる。
まあ、その情報が、捏造されたら元も子もないだろうがな。
うーん、やっぱ怪しい。
JAXA側のチョンボなら、こんなことは逆にしないだろうし、出来ないに違いない。
我が国の宇宙関係者に、そんな度胸はない(度胸の問題かあ?)。
徐々に遠ざかるデブリを引き連れて、くるくる回りながら地球を周回し続ける衛星ひとみ。
実際、ひとみに何が起こったのか。
真実は、彼女だけが知っている・・・。
(念のために、繰り返して書いておきますが、これは浮沈子の妄想に過ぎません。)
ある懸念が、頭を持ち上げ始めた。
SXSの開発に携わっているNASAの件だ。
地球近傍に、多数の中継衛星を配しているNASAが、大枚を出資して参加しているアストロHの信号を受信していないとしたら、怠慢のそしりを免れまい。
もちろん、きっと、たぶん、おそらく、何かの情報を得ているに違いない・・・。
浮沈子の妄想は、激しく燃え上がり、昨夜は一睡もできなくなった。
みんな、JAXAのせいだ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
<例によって、ここから先は、果てしない妄想の世界になります。>
記者会見のビデオを再度見ると、あることに気が付く。
(X 線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の状況について:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=ebdLyU3KXyc
3月26日9時52分の受信は、レンジングという初期運用における軌道決定のための受信だといっている。
しかし、その後で、最後の正常受信であったとして、太陽電池の発電量の低下、衛星の温度分布の異常、太陽に向いていないことのデータが得られたとしている。
ということは、この手のデータは、毎回必ず降りているのではないか。
事実、同日3時2分、7時30分には、データを受信していて、前者は異常はなく、後者では温度分布の異常が疑われるとしている(解析中)。
しかし、まず、これが不自然だな。
9時52分のデータ解析は終わっているのに、7時30分のは解析中という。
なんか、変だな。
3時2分のは、特にコメントはないが、完全に正常と断言している(この間に、4時50分という受信もあります)。
問題は、その後の2回の受信だ。
・3月26日23時39分:
3分間電波受信 (内之浦局)
・3月27日1時21分:
4分間電波受信(内之浦局、勝浦局)
Sバンドとはいえ、これだけの受信時間があって、なんの情報もないというのはどう考えても不自然だ。
解析中という話でもない。
何か気になる。
Sバンドは、無指向性アンテナから発信されている。
衛星が見える位置なら、世界中どこでも受信できる。
中継衛星だって、受信できるはずだ。
(データ中継衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E4%B8%AD%E7%B6%99%E8%A1%9B%E6%98%9F
「データ中継衛星には、Sバンド、Kuバンド、Kaバンドなどのアンテナと衛星間通信機器が搭載」
米国が運用する衛星は8機、我が国もインド洋上に1機持っている。
(通信・測位・技術試験衛星:運用中)
http://www.jaxa.jp/projects/index_j.html
「データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)」
天文観測衛星は、使わせてもらえないんだろうか。
それにしたって、全く言及がないのは変な感じがする。
米軍は、デブリ増やしたといって、ばんばんデータ公開しているが、NASAは沈黙を守っている。
きっと、何かを知っている。
ネットの情報によれば、80億円出したらしいので、JAXAにも当然言ってきているに違いない。
(X線観測衛星「ひとみ」の報道に見るあきれた視野の狭さ [ニュース])
http://buzznewsstaion.blog.so-net.ne.jp/2016-02-18
「ちなみにNASAはこの衛星に約80億円投資しているそうです。」
裏は取れていないが、310億円という総額(打ち上げ費用含む)の4分の1を出していることになる。
記者会見でも、説明の冒頭でNASAのことに触れていたな。
ある仮説が、頭の中をよぎっている。
JAXAは、都合の悪い情報を隠しているんじゃないか。
NASAは、当然それを知っている。
知っていて、黙っている。
それが何だかは分からない。
NASAにとって、都合の悪い情報なのかもしれない。
リチウムイオンバッテリーが、バンといったというような、単純な話ではないのかもしれない。
NASAも、JAXAもお役所だ。
おまけに、JAXAは、人事異動の季節でもある(たぶん)。
ヤバイな・・・。
対策本部が作られたというのは、単なる復旧・原因調査のためではないのかもしれない(当初から、臭いと思ってますが)。
例えば、NASAが持ち込んだ装置のせいで、バンといっちゃったとしたら、ちょっと担当部門に任せては置けないだろう。
記者会見に出席していた満田さんは、ちょっとしゃべり過ぎたかもしれない。
(満田 和久 MITSUDA Kazuhisa 教授)
http://www.isas.jaxa.jp/j/about/professor/m/mitsuda_kazuhisa.shtml
3月26日7時30分の温度分布異常の話をした時に、推測ということで念押しされているのが印象的だ。
浮沈子は、こう妄想している。
JAXAは、原因不明、宇宙デブリの衝突の可能性ということで、幕引きを図っているのではないか?。
通信は復旧せず、一定期間試みたというエクスキューズを作って、慙愧に耐えない振りをして撤退する。
で、ひとみ2に賭けるわけだ。
NASAの沈黙は、雄弁に何かを語っている。
してみると、米軍のデブリ情報は、煙たいに違いない。
衝突の可能性がないなんて、余計な事言わないでくれ!。
さて、どう落とし前を付けるんだろうか。
あかつきの本格観測の半月も前に、記者会見を開いたり、目くらましの情報を流し始めたのも気になる。
世間の関心が遠のき、年度替わりのごたごたで時が経ち、誰もがX線天文衛星なんてワケワカの話を忘れた頃に、撤退をそっと表明する。
残念無念、慙愧の極み、関係者の方々に深く深くお詫び、エトセエトセ・・・。
記者会見で、通信確保までに時間がかかる可能性をほのめかすなど、手の込んだ仕掛けをしている。
長軸周りの回転で太陽が受光できれば、通信回復の可能性があるのは確かだが、回転数や長軸の向きにもよるだろう。
太陽電池パドルは、側壁の一つにベタ貼りで、衛星の長軸が太陽の方を向いてしまえば、発電は出来ない。
もちろん、浮沈子の妄想に過ぎない、
30人から40人の関係者が携わる復旧・原因調査のプロセスの中で、何か秘密を作って隠しおおせるわけはない。
そういうことを防ぐための委員会も作られるだろうし、国際的な情報開示も求められる。
まあ、その情報が、捏造されたら元も子もないだろうがな。
うーん、やっぱ怪しい。
JAXA側のチョンボなら、こんなことは逆にしないだろうし、出来ないに違いない。
我が国の宇宙関係者に、そんな度胸はない(度胸の問題かあ?)。
徐々に遠ざかるデブリを引き連れて、くるくる回りながら地球を周回し続ける衛星ひとみ。
実際、ひとみに何が起こったのか。
真実は、彼女だけが知っている・・・。
(念のために、繰り返して書いておきますが、これは浮沈子の妄想に過ぎません。)
泥と梯子 ― 2016年04月01日 13:17
泥と梯子
いやあ、知らなかったとはいえ、こんなことがあるんですねえ!。
(豪、中国企業に北部ダーウィンの港湾を99年間貸与 海兵隊駐留の米国は反発)
http://www.sankei.com/world/news/160331/wor1603310042-n1.html
「米海兵隊が南シナ海をにらんで駐留するオーストラリア北部ダーウィンで、駐留拠点にほど近い港湾を中国企業に99年間貸与する契約が締結」
目と鼻の先に、不倶戴天の敵がちゃっかり居座る。
商売は中国と、安全保障は米国と、そういう腹なんだろうが、オバマとしては面白くないどころではない。
契約は、去年の10月で、記事は米国が秘密裏に行っていた豪州市民へのアンケートのリークがメインだが、まあ、あきれた話ではある。
我が国に大勢の観光客が来て、爆買いするという話とはわけが違う。
この契約に、スキャンダルが絡んでいたりしたら、現政権の命取りだろうな。
「港湾の資産価値(3億9千万豪ドル)を大幅に上回る契約額に疑問の声も出ている。」
表向きの契約額は、約5億豪ドル(約430億円)だそうだ。
もちろん、裏金が動いたに違いない。
なんたって、経済合理性だからな。
顔に泥を塗られ、梯子を外されても、米国は拠点を移すわけにはいかないんだろう。
そんなことをすれば、さらに醜態をさらすことになる。
中国の民間企業に怯えて、尻尾を巻いて逃げ出したってかあ?。
我が国は、捕鯨船に酪酸ぶっかけた海賊を称賛してやまないこんな国に、虎の子のステルス潜水艦をくれてやろうとしているわけだ。
浮沈子は、反対だな。
大反対だ!。
豪州といえば、1970年の万国博覧会で、ユニークな展示館を作ったことを思い出す。
(オーストラリア記念館)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8
「2014年5月に解体工事の施工者募集が行われ、同年8月に解体された。」
こんな最近まで、残ってたとは知らなかったな。
取り壊されてよかった。
クジラは保護するが、カンガルーは平気で撲殺する、訳のわからん国だ。
白豪主義とか、今でも取ってるんだろう。
「人種差別問題:
住民の主流を占める白人による、オーストラリア先住民アボリジニや他の有色人種の移民に対する迫害や差別の歴史があり、現在も黄色人種、黒人、中東系などの有色人種に対する優越思想や白豪主義が一部に存在し、2005年にはクロナラ暴動が発生した。」
「なお、オーストラリア・ウェスタンシドニー大学の調査によると、オーストラリア国民の10人に1人が「人種至上主義者」であることが明らかになり、人種差別的視点を持つ者が少なくないことが明らかとなった。」
万博の時のキャッチフレーズは、確か135度上の隣人だったような気がするが、こっちからお断りだ(正確には、「東経135度上の隣人」)。
まあ、どうでもいいんですが。
なんともやりきれない思いだな。
フィリピンで一緒になったオージーは、みんな明るくて、分かりにくい英語話して、楽しかったがな。
トゥダイとか言ってな・・・。
中国人だって、米国人だって、一人一人は、決して悪い奴じゃないけどな(人にもよりますが)。
一体、何がいけないんだか・・・。
いやあ、知らなかったとはいえ、こんなことがあるんですねえ!。
(豪、中国企業に北部ダーウィンの港湾を99年間貸与 海兵隊駐留の米国は反発)
http://www.sankei.com/world/news/160331/wor1603310042-n1.html
「米海兵隊が南シナ海をにらんで駐留するオーストラリア北部ダーウィンで、駐留拠点にほど近い港湾を中国企業に99年間貸与する契約が締結」
目と鼻の先に、不倶戴天の敵がちゃっかり居座る。
商売は中国と、安全保障は米国と、そういう腹なんだろうが、オバマとしては面白くないどころではない。
契約は、去年の10月で、記事は米国が秘密裏に行っていた豪州市民へのアンケートのリークがメインだが、まあ、あきれた話ではある。
我が国に大勢の観光客が来て、爆買いするという話とはわけが違う。
この契約に、スキャンダルが絡んでいたりしたら、現政権の命取りだろうな。
「港湾の資産価値(3億9千万豪ドル)を大幅に上回る契約額に疑問の声も出ている。」
表向きの契約額は、約5億豪ドル(約430億円)だそうだ。
もちろん、裏金が動いたに違いない。
なんたって、経済合理性だからな。
顔に泥を塗られ、梯子を外されても、米国は拠点を移すわけにはいかないんだろう。
そんなことをすれば、さらに醜態をさらすことになる。
中国の民間企業に怯えて、尻尾を巻いて逃げ出したってかあ?。
我が国は、捕鯨船に酪酸ぶっかけた海賊を称賛してやまないこんな国に、虎の子のステルス潜水艦をくれてやろうとしているわけだ。
浮沈子は、反対だな。
大反対だ!。
豪州といえば、1970年の万国博覧会で、ユニークな展示館を作ったことを思い出す。
(オーストラリア記念館)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8
「2014年5月に解体工事の施工者募集が行われ、同年8月に解体された。」
こんな最近まで、残ってたとは知らなかったな。
取り壊されてよかった。
クジラは保護するが、カンガルーは平気で撲殺する、訳のわからん国だ。
白豪主義とか、今でも取ってるんだろう。
「人種差別問題:
住民の主流を占める白人による、オーストラリア先住民アボリジニや他の有色人種の移民に対する迫害や差別の歴史があり、現在も黄色人種、黒人、中東系などの有色人種に対する優越思想や白豪主義が一部に存在し、2005年にはクロナラ暴動が発生した。」
「なお、オーストラリア・ウェスタンシドニー大学の調査によると、オーストラリア国民の10人に1人が「人種至上主義者」であることが明らかになり、人種差別的視点を持つ者が少なくないことが明らかとなった。」
万博の時のキャッチフレーズは、確か135度上の隣人だったような気がするが、こっちからお断りだ(正確には、「東経135度上の隣人」)。
まあ、どうでもいいんですが。
なんともやりきれない思いだな。
フィリピンで一緒になったオージーは、みんな明るくて、分かりにくい英語話して、楽しかったがな。
トゥダイとか言ってな・・・。
中国人だって、米国人だって、一人一人は、決して悪い奴じゃないけどな(人にもよりますが)。
一体、何がいけないんだか・・・。
綿貫 ― 2016年04月01日 19:20
綿貫
(どうして4月1日のことを「ワタヌキ」と言う)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310101048
「四月一日になると綿の入っている着物を脱いであわせの着物になる事から」
まあ、絶対に読めないというか、読まないし、知らなければ一生知らずに過ごす話だ。
大昔、クラスに綿貫という名字の生徒がいて、授業時間に四月一日と板書されて読んでみろと当てられた(浮沈子は、心の中で、「しがつばか」とか読んでたような記憶が)。
ところが、その生徒はちゃんと読めたんだな、これが!。
今考えると、そういう名字なんだから、読めても不思議はないのだが、浮沈子は腰が抜けるほど仰天した(たんじゅん・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
昨夜は、妄想に駆られて、一睡もできず、今日は体調を崩して1日うだうだした。
衛星ひとみのトラブルに関して、JAXAが再び記者会見を開き、新たな情報が入ってきたので録画までして、生中継を含めて3回も見た。
頭が余計ボーッとしてきて、その件については、後程書こうと思っている。
(交信不能のX線天文衛星「ひとみ」の現状は? JAXAが会見:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=VrVQwX3Rdko
大塚さん、大貫さん、鳥嶋さんなども参加していて、ちゃんとした記事を書いてくれそうなので、そっちで読んだ方が整理できそうな気もする。
昨夜妄想した陰謀説は、とりあえず棚上げにして、妄想から解放されたい。
しかし、JAXAは、どうして細かい話を分かり辛い表現でリリースするのかな。
まあいい。
ぼんやりした頭では、細かい話はしょせん無理だ。
北朝鮮が短距離の飛翔体を放った話も、もう、どうでもよくなってきた。
そういうことに、関心が薄れてきている。
春だしな・・・。
近所は桜が咲いていて、週末は見頃になりそうだ。
春、真っ盛りである。
四月一日(わたぬき)だしな・・・。
(どうして4月1日のことを「ワタヌキ」と言う)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310101048
「四月一日になると綿の入っている着物を脱いであわせの着物になる事から」
まあ、絶対に読めないというか、読まないし、知らなければ一生知らずに過ごす話だ。
大昔、クラスに綿貫という名字の生徒がいて、授業時間に四月一日と板書されて読んでみろと当てられた(浮沈子は、心の中で、「しがつばか」とか読んでたような記憶が)。
ところが、その生徒はちゃんと読めたんだな、これが!。
今考えると、そういう名字なんだから、読めても不思議はないのだが、浮沈子は腰が抜けるほど仰天した(たんじゅん・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
昨夜は、妄想に駆られて、一睡もできず、今日は体調を崩して1日うだうだした。
衛星ひとみのトラブルに関して、JAXAが再び記者会見を開き、新たな情報が入ってきたので録画までして、生中継を含めて3回も見た。
頭が余計ボーッとしてきて、その件については、後程書こうと思っている。
(交信不能のX線天文衛星「ひとみ」の現状は? JAXAが会見:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=VrVQwX3Rdko
大塚さん、大貫さん、鳥嶋さんなども参加していて、ちゃんとした記事を書いてくれそうなので、そっちで読んだ方が整理できそうな気もする。
昨夜妄想した陰謀説は、とりあえず棚上げにして、妄想から解放されたい。
しかし、JAXAは、どうして細かい話を分かり辛い表現でリリースするのかな。
まあいい。
ぼんやりした頭では、細かい話はしょせん無理だ。
北朝鮮が短距離の飛翔体を放った話も、もう、どうでもよくなってきた。
そういうことに、関心が薄れてきている。
春だしな・・・。
近所は桜が咲いていて、週末は見頃になりそうだ。
春、真っ盛りである。
四月一日(わたぬき)だしな・・・。
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