忙しい日2016年04月21日 22:55

忙しい日


旅行会社で航空券の手配をし、神田のEX-スクーバに行って、小物をいろいろ仕入れ、さらに注文もし、サイドマウントやCCRの情報を収集する。

その後、大井町のフィットネスで汗を流し、プールでも泳ぎ、スキューバプロショップで情報を仕入れる。

盛りだくさんな1日になった。

更に、帰ってきてから、ヘレンクルーズのメールでの正式な申し込みをし、アンテロープへの支払いも済ませる(カード決済)。

ヘレンクルーズは、現金決済で、今日のりそな銀行のレートが適用されるとのこと。

1ドル110円弱というところか。

ちょっと、円安になってしまったな・・・。

まあいい。

大枚を叩いて、船酔いになるために絶海の孤島に行くわけだ。

一生に一度だけの経験だろうな。

そう何回も行くわけにはいかない。

CCRで潜れるなら、もう一度行ってもいいが、少なくとも1年は空く。

神田では、ここには書けない(!)業界の裏事情(?)をいろいろ仕入れた。

サイドマウントについては、意外な情報があって、ちょっと驚いた。

レギュレーターの主流が、Sプロになってきているというのだ。

ファーストステージの軽さ、セカンドステージの調整幅の大きさで選ばれているという。

ほほう・・・。

理屈は確かにその通りだが、浮沈子は、てっきりエイペックスだとばかり思っていた。

BCについても、てっきりXディープだとばかり思っていたら、最近はレーザーなんだと・・・。

しかも、その講習をちゃんとできるインストラクターは、日本に一人だけ。

世界でも20人位なんだそうだ。

ふーん・・・。

(OFFICIAL RAZOR SIDE MOUNT SYSTEM INSTRUCTOR)
http://www.gosidemount.com/about/Instructors/koichi_tahara.asp

日進月歩のテクニカルダイビングの世界では、ちょっと目を離していると、景色がガラッと変わってしまうんだな。

もちろん、サイドマウントといっても、レクリエーショナルで潜る分には何でもいい。

6本くらい、ふつーに付けて潜るヘンタイダイバーならではの話だ。

トリムについても、完全水平から、やや起こした状態で、タンクが水平になっているのが流行りなんだと。

まあ、視界の確保とか、フィンの高さとか、いろいろ考えると合理的ではある。

そもそも、天地が狭いところを通過するコンフィギュレーションとして考案されたわけだから、その辺りの蘊蓄は、既に山のようにあるんだろう。

CCRについては、更にいろいろ仕入れたが、書ける範囲で改めて書く。

大井町のダイビング関係では、デイドリームからパラオのレックについて、300冊もの冊子が送られてきたそうだ。

1万部も刷ったというので、相当入れ込んでいると思ったが、そういう配り方をしているわけだな(30か所余りで配り終えてしまう)。

うーん、手抜きじゃないのかあ?。

スキューバプロショップのお客さんで、300人もレックに興味を示すとは思えないしな。

でも、まあ、何もしないよりはいいし、過剰なアイテムの送り付けだけでも話題にはなる。

デイドリームといえば、浮沈子の写真が載っているページを見つけた。

(CCR講習)
http://palau-tecdive.com/201604143751

へっぴり腰で写っている、怪しげなダイバーが浮沈子である。

まだBCのバランスが取れていない、二日目のの写真だと言い訳しておこう。

誤)「リフレッシュがれてら」
正)「リフレッシュがてら」

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は、練習で潜る時は、少なくとも最近のダイビングにおいては、カメラを持ち込まないようにしている。

今回は、そもそも水中カメラを持って行かなかった。

まあ、次回は、ヘレン島へのレクリエーショナルダイビングなので、バッチリ(テキトーに)写してくるつもりだ。

そもそも、写真を撮るのは、行ってきたぞというアリバイのためで、何かを狙って撮るという趣味は、あまりない。

他の人が撮ってくれた写真があれば、それで十分だ。

Sプロ大井町店では、6月にイベントとして、多くのお客さんに体験ダイビングをしてもらおうとしているらしい(まだ、部外秘?)。

どうも、浮沈子の次回のパラオの日程と、ガチンコで当たっているようだ。

まあいい。

シーズンになって忙しくなれば、また、別の形でお手伝いできるだろう。

フィットネスでは、ジムでのトレーニングに加えて、休み休み300m泳いだ。

いい運動にはなる。

体重には影響ないけどな。

継続あるのみ。

忙しい1日は、ようやく終わろうとしている。

ダイビングを巡る状況は、目まぐるしく変わっている。

前からそうなのかもしれないが、そういう動きが見えるようになってきたということだ。

しかし、それはそれ。

ダイビングを生業としていたり、雑誌に記事を書かなくてはならない人とか、ダイビング関係の旅行会社、器材屋さんなどは気になるだろう。

流れに乗らず、自分の興味のあるダイビングを、しっかりと深めていくというのもダイビングへの関わり方であっていい。

サイドマウントなんて見向きもせずに、メタリコンのタンクを背中に背負って潜ることを極める。

ドライスーツのシーズンが長い関東のダイバーは、その方がウエイトが少なくて済むというメリットもあるのだ。

我が国は、独自のダイビング文化を育んで来た。

良い悪いの問題ではなく、そういうダイビングを作ってきたのだ。

それを、変えるべきなのか、それとも、これからも続けるべきなのか。

それは、ダイビングに関わる人々が決めていけばいい。

パラオのDD前で、マクロ三昧したっていいのだ。

CCRだってそうだ。

流行の機種ではなく、日本では教えてくれる人がいない機種を、外国行って習って来たって構わない。

その機種が使いやすく、自分が求めるダイビングに適っているならば、それが正しい選択ということだってある。

そういった、個々の最適な選択の結果が、業界の動きになればいいのだ。

Sプロには、今日も新たにダイバーになろうとするお客さんが来ていた。

ダイビングの未来を創るのは、我々ではない。

20年後には、彼らが主役だ。

より豊かな選択肢を作り、それらの中から最適なダイビングスタイルを選べるようにするのが、我々の成すべきことだろう。

マクロでも、レックでも、大物でも、それは構わない。

バックマウントでも、サイドマウントでもいい。

オープンサーキットでも、クローズドサーキットでもいいのだ。

レクリエーショナルであれ、テクニカルであれ、変化は常にある。

何が正しいのか、どれが正解なのか。

時間が経たなければ、見極めることが難しい議論もあるだろうが、生き残った者勝ちということもある。

未来のことは、未来の人々に任せよう。

浮沈子は、自分の目の前のダイビングをこなしていくのに精一杯だ。

新たなアイテムを仕入れ、次回のトレーニングにも期待が掛かる。

さて、どうなることやら・・・。