片目2016年06月29日 15:53

片目


中性浮力の特訓、3回目の今日は、なんと、満タンのタンクがなく、30バールくらいの残タンを吸い尽くすこと3本。

もう、ダストキャップを吹き飛ばす勢いもないほど吸う。

で、今日のお題は、とにかく足を動かさずに済むウエイトの配置を探すこと。

頭に1kg、ウエイトベルトに4kgを付け、浮きまくる残圧20バールのタンクと格闘する。

5mmのウエットだと、ギリギリ沈める。

柏崎さんのアドバイスに従い、浮き初め、沈み初めの予兆を感じられるように、神経を研ぎ澄まして集中する。

プールの壁面に書かれた「-3M」の文字をぢっと睨みつけながら、悟りを開こうと呼吸をコントロールする。

深度の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは心の乱れ。

静止する感覚を身につけよ!。

手足はバタバタし、残圧系を確認するだけでも深度が乱れる。

プラスマイナス30cm。

概ね、2.8mから3.1mの範囲に収まっていたが、たまに崩れて、2.7mから3.3mになってしまう。

そう、今日はペトレルを持って行った。

水中では、壁の数字とペトレルの深度をかわるがわる見る。

淡水のプールでは、少し、浅めに表示されるようだな。

それでも、都合1時間ほど潜って、吹上げ無し、着底なしで、浮上も50cm刻みでホリゾンタルのまま上がってこられた。

もう少し練習すれば、プラスマイナス20cmの精度は出せるだろう。

それをプラスマイナス10cm以下に追い込むことが出来るだろうか?。

数字上の精度だけではなく、イントラの宿題である、静止した感覚を得ることが出来るだろうか?。

浮沈子には、その片鱗も感じられない。

浮きそうになれば吐き、沈みそうになれば吸う。

その塩梅を調整しながら、ある範囲に追い込んでいくことは出来るだろう。

今日のウエイトでは、SMS50に給気することはなかった。

完全に呼吸だけで3mから水面までの浮力をコントロールしている。

次回は、予定が変更になって、明後日の夕方からになった。

満タンのタンクから、存分に吸って、プラスマイナス20cm以下を目指そう。

しかし、この方法で本当にいいんだろうか?。

静止した感覚が、天使が舞い降りるように浮沈子の上に降臨して、頭の上に電球がピカッと灯るような感じになるんだろうか?。

トリムについては、前回よりも改善された。

ややヘッドダウンしているので、BCの頭に入れた1kgをベルトに移して、左右のバランスを調整できるようにしよう。

ハッキリ言って、改善はされたが、開眼はしていない。

片目も開いていない。

天使の翼には掠りもしない。

達磨大師は、悟りを開くのに9年かかったという。

(達磨)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%94%E7%A3%A8

「達磨は嵩山少林寺において壁に向かって9年坐禅を続けたとされている」

浮沈子は、そんなには待てない。

「-3M」(「-」は、そこが3mであるという目盛りの線)の文字と睨めっこしながら、頭の上に電球が灯るのをじっと待つしかない。

心の乱れと、呼吸の乱れ、深度の乱れと闘いながら、浮き始める予感、沈み始める予感を感じ、静止する感覚を身に付けられるまで潜るしかない。

ゆく川の流れは絶えずして、元の水にあらず・・・。

残圧は減り、トータルの浮力は増えるが、その分も呼吸でコントロールする。

いよいよゲージの針が10バールを切り、ゆっくりと浮上に掛かる。

2.5m、2m、1.5m、1m・・・。

50cm毎に一旦止まり、コントロールを確認する。

浅場の縁に目線を合わせて、呼吸を整え、ゆっくりと侵入する。

残圧ゼロ・・・。

まあ、最後の呼吸位は残っている。

タンク屋さんが来るのは金曜日なので、明日は別の用事をこなすことにしよう。

今月中には、中性浮力のきっかけも掴めなかった。

達磨の目は閉じたまま。

せめて、片目くらいは入れたかったのにな・・・。

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