休養2016年07月22日 14:46

休養


ちょっとお腹をこわした。

今日のフィットネス、ダイビングプールは急きょ中止。

昼過ぎまで、暖かくしていたら、治まったので昼食はいつも通りに摂る。

雨も上がり、涼しいので歩いてもいいんだが、ここは大事を取って休養ということにする。

フルコースとか言って、昨日張り切り過ぎたのが祟ったのかも知れない。

なんとかの冷や水というやつか。

気温の変化に身体が付いていけない。

夏場のダイエットは、体調管理の点でも難しい。

幸い、ひどくならずに済みそうだが、無理は禁物だな。

さらばVHS2016年07月22日 20:36

さらばVHS


VHSデッキが消えてなくなる。

(国内メーカー唯一のVHSデッキが生産終了 やむなき理由と再開の可能性)
https://thepage.jp/detail/20160721-00000013-wordleaf

「VHSデッキの部品を生産するメーカーが撤退を決め、それらの調達が困難になったため、”やむなく”撤退を決めた」

海外では、作っているところもあるかもしれないが、国内メーカーでは最後ということになる。

部品調達が難しいということになれば、いずれ全ての機種が消えてなくなるだろう。

「依然として需要が見込まれるならば、生産再開の可能性もあるのではないかと考えたが、「部品メーカーの生産終了によって入手が困難になった部品は複数あるため、可能性は低い」と同社広報。これら部品は、同社でも内製できない」

電子データも、いずれ同じような目に合う。

再生デバイスだけでなく、データ形式がサポートされなくなれば、それで記録されたデータは読みだすことが出来なくなる。

記録は、再生とセットで考えなければならない。

フロッピーディスクも、実質的には消えた媒体の一つだ。

3.5インチならともかく、5.25インチは、今や完全に消えてなくなっている。

8インチや16インチだってえ?。

まあ、見たことはあるが、浮沈子も使ったことはない。

光物も、同じ運命をたどるだろう。

レーザーディスクは、既になく、ブルーレイの普及で、DVDだって、どうなるか分からない。

記録は、どうやって残していくようになるんだろう?。

ファイルの形で、クラウド上に保存しても、そのファイルを読めなくなれば終わりだ。

このブログだって、もちろん、契約を打ち切れば読めなくなるが、仮に継続していてもいずれ読むことは不可能になる。

フォーマット(というか、データ形式だな)がサポートされ続けるという保証はない。

言語についても、同じだ。

その言語が使われなくなれば、そして、それを理解することが出来なくなれば、どんな形であれ、記述された内容は消えてなくなる。

そのうち、電子考古学(古文書学?)みたいな分野が出てくるのかもしれない。

一部の研究者だけが触れられるだけのデータ。

DNAの中に、情報を記録しようという試みもあるようだが、さて、そのフォーマットはどう決まるんだろうか。

(保存期間100万年?、次世代ストレージはDNA)
http://www.cnn.co.jp/tech/35062277.html

「水と酸素がDNAの保存にとって大敵だということだ。試験管内で水と空気にさらされたDNAは2~3年しかもたない。グラス氏の場合、DNAをガラス内に格納して、これを冷やすことで長期保存を可能にしている。」

なんか、あまり当てにはならないようだな・・・。

ガラス体にして長期間安定的に保管するという話は、どこかで聞いたような気もするしな。

(ガラス固化体)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%9B%BA%E5%8C%96%E4%BD%93

「ガラス固化体1本あたりの放射能の経時変化は、製造直後は平均4x1015(4000兆)Bq、最大45x1015(4京5000兆)Bqで、100年後に1/10の4x1014Bq、1000年後に1x1013Bq、1万年後に2x1012Bq、10万年後に7x1011Bq、100万年後に3.5x1011Bq、1千万年後に1.5x1010Bq、1億年後に8x108Bq(8億ベクレル)へと減衰する」

まあいい。

記録は失われていく運命にある。

どんな記録であっても、例外ではない。

その記録を、留めておく媒体の物理的寿命は必ずあるし、それを読みだして理解可能にする物理的、技術的手段にも寿命がある。

読み取り装置が製造されなくなるような、今回のような事態は、いくらでも想定される。

ハードディスクなんて、しばらくすれば製造されなくなるに決まっている。

フラッシュディスクも、時間の問題だろうな。

そして、時代の記憶は失われる。

後の世代に残るのは、特殊な記録だけになる。

時の権力者が残したものとか、そういう、まあ、一部の記録だ。

その時代を支えていた人々の、大部分の記録は消えてなくなる。

もしも、未来のある時点で、このブログの記事が発見されるようなことがあれば、その当時の研究者は驚くだろう。

そんな昔から、同じような問題があったんだな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

再生できないVHSのテープ。

しかし、それを捨てることは出来ない。

浮沈子が生きている限り、物として、保管しておこう。

思い出は、心の中にだけ残る。

そして、その意識が途絶える時、全ては消えてなくなるのだ(まあ、概ね、その前にきれいさっぱり忘れちまうのがオチだけどな・・・)。