変な台風2016年08月27日 01:10

変な台風
変な台風


(News Up 異例のUターン 台風10号に警戒)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160826/k10010655511000.html

そのうち、消えてなくなるだろうと思っていたら、どっこい、しっかりと発達しながら、Uターンしてくるという。

「この台風10号、19日に伊豆諸島の東の海上で発生し、いったん西に向かいましたが、その後、進路を東寄りに変え、Uターンしてきています。」

「動きトリッキーすぎる」
「どこに向かうんだ」
「これだけデカい台風は不安でしかない」
「また来んの?なんか鮭みたい」
「迷走っぷりが自分の人生と似てる」
「強そうな名前付けるから・・」

ちなみに、名称はライオンロックだそうだ(香港命名)。

「いまの予報では30日には、本州に接近するおそれがあります。」

この台風は、東側にある熱帯低気圧とドッキングするとみられている。

おまけに、北から伸びている停滞前線や低気圧とも絡んで、月末にはそうとうややっこしいことになりそうだ。

夏の終わりが近づいているわけだが、秋に向けては一波乱ありそうだな。

このところの降雨で、水瓶の方は潤っているらしく、取水制限は解除されたようだ。

今日(日付が変わって、昨日になったが)は、神田にCCRのマニュアルインフレーターを取りに行って、その後、秋葉原をぶらついた。

2GBのマイクロSDを仕入れて、500Eのレーダーのデータ更新を試す。

やはり、メーカーが出していたデータ(8月10日付)は、不良データだったようだ(1kBしかなかったしな)。

8月19日付のデータを落としなおしたら、しっかり更新された。

やれやれ・・・。

SDの相性の問題と、データの不良が重なっていたわけで、ちょっと振り回されたが、結果オーライである。

これで、安心して床まで踏めるというわけだ(交通法規は守りましょう!)。

歩き回って、疲れてしまったが、帰りは大井町に寄って、ご無沙汰していた言い訳をしてきた。

ダイビングも、来月から再開しよう。

フィットネスにも通わないとな。

少し元気が出てきたので、徐々に復帰しなければならない。

その矢先に、台風ということになる。

あまり、大事にならないといいんだがな。

海外では、イタリアの地震で270人くらいが死んだようだ。

2009年にも、300人くらい死んでいる。

地震と火山が多い国というのは、我が国と共通だが、立て続けというのも困ったもんだな。

我が国も、東日本に続いて熊本でも揺れたしな。

天災は忘れたころにやって来る、というのは、関東大震災の時の寺田寅彦のセリフだそうだが、最近は、忘れないうちに、次々とやって来るようになった気がする。

まあいい。

備えあれば憂いなしともいう。

災害備蓄の皮下脂肪だけは、たっぷり付いてるんだがな・・・。

ファルコンVSニューシェパード2016年08月27日 08:17

ファルコンVSニューシェパード
ファルコンVSニューシェパード


この記事にも、対決として出てくる。

(世界の商業宇宙開発最前線 大貫美鈴の現地レポート 第2回: スペースアクセス2016 ~コアでディープなNewSpaceの年次大会~)
http://sorae.jp/02/misuzuoonuki_02_2016_08_26.html

「再利用型開発レース」

浮沈子は、全然違うと思うんだがな。

ファルコンの場合は、衛星打ち上げ用ロケットの第1段を回収して再使用するという話だし、ニューシェパードは、弾道飛行(100kmくらい)のロケットだ。

意外にも、到達高度はファルコンの方が低い(70kmくらい)。

まあ、高度を稼いだり、速度を稼いだりするのは2段目の仕事だしな。

ファルコンは、実はまだ再使用をしていない。

「第1段ブースターが再利用されれば30%の打ち上げコスト削減、現在の61.2Mドルから42.8 Mドルになる見通しであり、世界衛星オペレーターのSESは再利用第1段ブースターを使った部分再利用型ファルコン9の顧客になると名乗り出ている。」

予定では、10月末になるようだ。

(SES-10 for SES World Skies)
https://spacexstats.com/missions/ses-10

「12:00:00AM October 31, 2016」

この時に再使用ロケットが使われるんだろう(たぶん)。

まだ、値段が折り合わないのかもしれないな(もっとまけろよ!)。

「ボーイングの有人機スターライナー、シエラネバダの有翼機ドリームチェイサー、ULAのバルカンロケット、サブオービタルではヴァージンギャラクティックのスペースシップ2やエクスコアのリンクスなど、再利用型宇宙機の開発競争は真只中。」

それ程のものかと思うんだがな。

DARPAの主導する完全再使用型ロケットの構想もある。

(DARPAのスペースプレーン開発計画「XS-1」、Northrop Grummanの案が採用の見通し)
http://business.newsln.jp/news/201604151202000000.html

「競合」→「強豪」

「前身」→「前進」

まあ、どうでもいいんですが。

「今回、Northrop Grumman/Virgin Galacticの案が実用化された場合、大型/小型以外のマイクロ衛星打ち上げの分野でも再利用可能型ロケットが主流となることを意味し、衛星打ち上げ用ロケットは完全に再利用可能型へと移行を遂げることとなる。」

現段階でそこまで言い切ってしまうのは、浮沈子には躊躇われるが、20年後、30年後を考えれば、そう言えなくもない。

我が国も、H4辺りになれば、再使用ロケットというコンセプトが出てくる可能性はある。

再使用の場合に、スペースプレーン型になるのか、それともカプセル型になるのかは、どういう使い方をするかによって変わって来る。

スペースシャトルの2度の事故で、米国はプレーン型の再利用には抵抗があるんじゃないのかな。

ドリームチェイサーも、打ち上げ時にはフェアリングの中に入れるという案も出ているらしい。

断熱タイル損傷のリスクがぬぐいきれないからな。

無人ならば、X-37とかもある。

(X-37 (宇宙機))
https://ja.wikipedia.org/wiki/X-37_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%A9%9F)

しかし、それなりの輸送力を備え、有人にも対応するということになると、今のところ、スペースX以外にものになりそうな話はない。

ブルーオリジンも、他との提携で衛星ビジネス進出を考えているのかもしれない。

ISSが民営化され、ホテルの部屋が増設されるようになれば、少なくとも、そこまで運ぶ手段は必要になるわけだしな。

それを低コストで行うということになれば、今のところ、ファルコンの他には選択肢がない。

一発打ち上げで、地球低軌道に7人送り込んで50億円ということなら破格だ(もう少し安くならないとな:100分の1くらい)。

ここは、やはり、少なくとも初めのうちは新品のエンジン使いたい気はするけどな。

いずれにしても、今のところ、再使用ロケットで宇宙を飛行した実績があるのは、スペースシャトルだけだ。

ニューシェパードは、まだ人を乗せてはいない。

ファルコンも、来年には有人カプセル乗せて飛ばすらしい。

(CCtCap Demo Mission 1 for NASA:May 2017)
https://spacexstats.com/missions/cctcap-demo-mission-1

「CCtCap Demo Mission 1 will be SpaceX's first orbital mission with Crew Dragon, sending the unmanned vehicle to dock with the ISS for 30 days, reenter and then splashdown under parachutes in the ocean.」

まあ、この時は、まだ無人だ。

(Demonstration Mission 2 for NASA)
https://spacexstats.com/missions/demonstration-mission-2

ここで、初めて人が乗る。

「The two-week Demonstration Mission 2 will be SpaceX's second orbital flight using Dragon 2, and the first one with crew onboard.」

ドキドキだな。

また、目の前で木っ端みじんになるのかあ?(おいおい!)。

まあいい。

有人飛行を前提にした再使用ロケットの開発が、現実に進んでいるのは、米国だけのようだ。

ロシアは、ブランを復活させるんだろうか?。

(ブラン (オービタ))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3_(%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%BF)

「オービタは大きなエンジンを備えていない。同時に開発された大型ロケット「エネルギア」に軌道まで運んでもらい、その間は自ら推力を発生することなく、ぶら下がっているだけである。」

ブランとぶら下がってるってかあ?。

「メインエンジンを再使用できないという欠点もある。」

コンセプト的には、ドリームチェイサーに似てるわけだ。

「ロシア政府はプロトンロケットの限界を超える要求が今後増加した場合に備えてブランを現役に復帰させる計画を持っており、計画も「現時点で凍結」に改められている。」

1970年代から80年代にかけての米ソの宇宙開発競争は、形を変えて米国内部のし烈な競争になっている。

その主役は、もはやNASAではない。

民間の宇宙会社だ。

様変わりというわけだな。

そして、それを成立させるキーコンセプトは、再使用ロケットとスペースプレーンだ。

時代はこの間、一回りして、またスペースシャトルのコンセプトに戻ってきたのだ。

しかし、それは似て非なるものになっている。

高性能のコンピューターが支配し、スマホのように機能をアップグレードしてくる。

開発のスピードは、かつての100倍くらい速い。

10年かかって開発していたことが、1か月後の次のフライトには、もう実現している。

夢のような話だ。

だから、何が起こっても不思議ではない。

月までは、既に行って来たわけだからな。

そのプロセスをなぞるのは、造作もないことだろう。

再使用ロケットであれ何であれ、未知の空間ではないのだ。

民間主導で宇宙が身近になってくることは、好ましいことなのだろうが、一方で格差の助長に繋がるかもな。

いずれにしても、浮沈子には関係ない。

宇宙旅行は次の世代のものだ。

ジジイは、土産話を聞く役に徹しないとな・・・。

僅差?2016年08月27日 08:49

僅差?
僅差?


米国大統領選挙は、大詰めを迎えている。

この時期、何といってもクリントンさんのメール問題が焦点になると、浮沈子は睨んでいた。

しかし、そっちの方はもう、ネタとしては古くなったのか、あまり聞こえてこない(あいかわらず、ちょろちょろと出てくるようですが)。

支持率の差は、むしろ、縮まっている。

(クリントン氏のリード縮小、トランプ氏に5ポイント差=最新調査)
http://jp.reuters.com/article/clinton-trump-poll-idJPKCN1112AN

「前回調査の12%ポイントからは縮小」

「クリントン氏の支持率は41%、トランプ氏は36%」

「クリントン、トランプ両氏のほか、第3政党の候補者であるリバタリアン党のゲリー・ジョンソン氏と緑の党のジル・スタイン氏を加えた別の調査ではクリントン氏の支持率は39%、トランプ氏は36%となり、リードが縮小。」

その差は、僅か3パーセントになる。

画像は、ロイターの記事からパクったが、傾向として、差が縮小する方向に動いてきつつある。

しかし、トランプさんが共和党大会の頃のように、大幅な支持を得ることが出来るかどうかは別の話だ。

クリントンさんには、この後も爆弾が控えている。

(ウィキリークス、クリントン氏選挙活動絡みの「重大」情報公開へ)
http://jp.reuters.com/article/usa-election-wikileaks-idJPKCN11009R

「重大なものだ。(選挙戦を左右するかどうかは)国民やメディアがどう反応するかによる」

「今ばらしたくはないが、選挙キャンペーンに関連した様々な文書だ。予想外のアングルのものなどもあり、非常に興味深い内容だ」

メール問題以上にインパクトを与えるかどうかは別にしても、この時期のスキャンダルは痛手だな。

トランプさんは、ベースのところで支持を得られないでいるので、スキャンダルなんて構っていられないだろうな。

しかし、これほどの接戦になるとは思わなかったな。

米国民は、本当に2大政党政治に毒されているんだろう。

支持率はともかく、大方の予想では、クリントンさんの圧勝ということになっているらしい。

(NYの視点:米大統領選の行方)
http://news.mynavi.jp/news/2016/08/26/038/

「ロイター/イプソスの調査によると、現時点で米大統領選挙が実施された場合、民主党候補のヒラリー・クリントン氏がフロリダ州、オハイオ州、バージニア州などを制して、共和党候補のドナルド・トランプ氏を95%の確率で打ち破るとの見通しが示された。」

「米大統領選でクリントン氏が勝利するとの見方は広がっている」

記事のトーンとは異なるが、書いてあることは事実だからな。

米国の大統領選挙では、1票でも多い候補が州の選挙人を総取りする(一部の州を除く)ので、僅かの得票差でも地滑り的な勝利を手にすることになる。

接戦州の票を採れるかどうかが問題なわけだ。

それに加えて、大票田で人数を確保する必要がある。

既に、議論はそっちの方に移ってきている。

そういう視点で見ると、確かにクリントンさんが有利に展開しているんだろう。

まあ、他の国の選挙だから、やきもきしても仕方ないし、気になるのは為替の動きくらいだが、9月にも連銀が利上げするという報道が出ただけで1円以上も円安になるくらいだから、大統領選なんてあまり関係ないかもしれないな。

(メイン州:国政:追加)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%B7%9E#.E5.9B.BD.E6.94.BF

「1969年からメイン州の大統領選挙人4人のうち2人は、州全体の選挙結果で勝者に投票することになっている。他の2人は州内に2つあるアメリカ合衆国下院議員の選挙区で最大得票者に投票することとしている。」

(ネブラスカ州:連邦政府との関係:追加)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%AB%E5%B7%9E#.E9.80.A3.E9.82.A6.E6.94.BF.E5.BA.9C.E3.81.A8.E3.81.AE.E9.96.A2.E4.BF.82

「大統領選挙の選挙人は別々の候補者に投票することを認められている。これはメイン州と共に2州しか無い特例である。1991年の法では選挙人5人のうち2人が州全体の勝者に投票し、残り3人は選挙区(連邦議会下院議員を選ぶ選挙区に相当)で最高得票を得た候補者に投票することとされた。」

寒冷渦2016年08月27日 23:12

寒冷渦
寒冷渦


へんな台風10号については、既にこのブログでも触れた。

(変な台風)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/08/27/8163604

「いまの予報では30日には、本州に接近するおそれがあります。」

この台風の進路が、へんてこなわけは、どうやら寒冷渦(かんれいうず)という現象にあるようだ。

(台風10号の進路と影響は、寒冷渦との位置関係次第?(160827))
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/48314495.html

「台風10号は、朝鮮半島に-10℃以下の寒気とともに南下してくる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)南東側の偏西風強風帯(水色の矢印)に流され、関東南東海上まで進み・・・
 その後、寒冷渦の渦巻く風に引き込まれ、日本海へと北西進することが分かります。」

日本気象協会の予想進路は、概ねこれに則っている。

「一昨日から独自の??見解を示し始めたアメリカの気象機関(NOAA)が発表しているGFSモデルは、今日も一貫して独自の道を歩んでいます。」

「というのも・・・上段の図・・・気象庁のGSMモデルと寒冷渦の位置を比較してみると、気象庁のGSMモデルでは寒冷渦を山陰沖まで南下させているのに対し、アメリカのGFSモデルでは寒冷渦を北朝鮮付近に停滞させていることが分かります。」

「したがって、寒冷渦の位置(大きさも?)が台風を北西に引き込むチカラの差になって、台風進路に大きな相違をもたらしていると思われます(Kasayanの勝手な見解ですけど)。」

いやあ、スパコンの予想を比較して検討するなど、なかなか・・・。

寒冷渦で調べると、こんな解説。

(寒冷低気圧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%86%B7%E4%BD%8E%E6%B0%97%E5%9C%A7

「周囲より相対的に温度の低い寒気からなる低気圧のこと。寒冷渦(かんれいうず)、偏西風から切り離されてできることから切離低気圧(せつりていきあつ、英語:cut off low、カットオフ低気圧、カットオフ・ロー)と呼ばれることもある。」

熱帯低気圧の冷たいやつだな。

「単一種の空気塊で構成されている低気圧は、寒気塊からなる寒冷低気圧と、暖気塊からなる熱帯低気圧の2つだけである。」

「いずれも、天気図上では直円形の等圧線・等高線をしているという特徴がある。特に低緯度地域で初期の熱帯低気圧と寒冷低気圧を見分ける場合は、高層天気図上にて直円形の等高線分布と重なる等温線分布を見て、暖域であれば熱帯低気圧、というように判断する。」

台風10号は、現在、この寒冷渦の周りを反時計回りで動いているということになる。

「日本周辺で夏季に発生する場合、アリューシャン列島からミッドウェー諸島近傍で発生した蛇行から切り離され、一週間程度で小笠原近海まで南西方向に進むケースが見られる。これに対応して熱帯低気圧の発達が観測されることから、台風の発達との関連を指摘する研究がある」

原論文を読んでも、門外漢の浮沈子には、さっぱり分からない(書いてる方も分かんないんじゃないのかあ?)。

まあいい。

さて、この台風は、発生した場所も異常だ。

伊豆諸島東方沖の太平洋上で、8月19日に発生した。

(台風10号 八丈島の東で発生)
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2016/08/19/51081.html

「台風10号の中心付近の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル/秒です。」

現在は発達して、どでかい台風になっている。

「2016年8月27日 16時12分発表
・中心気圧:945hPa
・強さ:非常に強い
・中心付近の最大風速:45m/s
・最大瞬間風速:60m/s」

この調子でいくと、まだ発達するかも知れないな。

今後の情報に要注意だ。

寒冷渦が北側に留まれば、本州の東海上をすり抜けていくかもしれないし、南に下がってくれば、台風を引き寄せて本州横断というコースになる。

全ては、はぐれジェット気流の気分次第というわけだ。

しかし、やっぱ、海水面の温度が高いんだろうな。

日本付近でも、どんどん発達する。

(日別海面水温:現在のデータとなります)
http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_HQ.html

今いる辺りの海面温度は30度以上だ。

あったかっ!。

北上するにつれて、やや衰えるかもしれないが、それでも引き連れている雨雲はでかい。

早めに向きを変えて北上しだす可能性もあって、目が離せない感じだな。