調和2016年10月05日 06:35

調和


朝の食堂で書いている。

調和というか、何というか。

もっと、上手い言い方があるといいんだがな。

ローカルが操船するのを見ていてそう思う。

水面には流れがあり、風の影響も受ける。

ボートは、エンジンが掛かっていないと、斜めになって流されていく。

岸やブイに寄せる時には、それを考慮して操船しなければならない。

また、スロットル全開でぶっ飛ばすときも同じだ。

リーウェイを考慮して進路を取る。

陸上での自動車などと異なり、船は、その浮かんでいる水や、吹いている風との調和の上に成り立つ。

絶対に流されない船なんて、作れっこないのだ・・・。

まあ、最近は、スラスターをコンピューターで制御して、定点を維持したりする仕掛けがあるけどな。

トランスポンダーを水底に落として、それとやり取りしながら位置決めする。

精度の高いGPSも使っているんだろう。

潮流や風向を外挿しているかどうかについては知らない。

午前6時。

朝焼けの中を龍馬1号が出航した。

今朝早く到着したお客さんを乗せて、動く水面の上をすべるように進む。

穏やかな海に、朝日の光が反射している。

夜明けの出航だな。

陸棲の生物である人間は、自らが乗っている地べたが動いているなどという日常感覚はない。

地震とかは別にして、概ね、大地は静穏だ。

プレートの相対運動で動いているとはいえ、年に多くても10cmの動きだ。

人間の感覚では感知できない。

この星自体は、とんでもない速度で動いているが、まあ、どっちかというと天空の方が動いていると感じる

正面の山から登ってきた朝日だって、あっち(太陽)が動いていると思うわけだ。

そういう話は別にして、地面を基準に動きを把握し、それを制御しようとする。

船だって、岸壁やブイは、地面だしな。

しかし、そこに、水という厄介な代物が1枚咬んでいる。

自動車だって、タイヤと地面が誤差なくかみ合っているわけではない。

ダートや雨の日のレースでは、ドリフトしてるしな。

しかし、通常の運転では、滑らせないというのが基本だ。

ボートは、そうはいかない。

水との調和なくして操船は出来ない。

上手な船長は、流れや風向きを読んで、一発で着岸する。

ビギナーの船長は、概ね寄せてから微調整する。

操船は、速度が低いほど難しくなるので、大概はうまくいかない。

テキトーなところでもやいを取ってもらって、岸から微調整することになる。

水や風との調和がうまくいっていないわけだ。

その折り合いをうまくつけて、神業のような操船を行うには、経験が必要だ。

そんなことを考えて、ふっと気が付く。

CCRのコントロールも、結局、浮力や流れといった、周囲の水との調和なのではないか。

まあ、風はないけどな。

初心者である浮沈子(8年やってても、まだ初心者である)は、浮力を制御しようとジタバタしている。

調和できないでいる。

一定の水深を維持するというのは、水面という固定要素に対するアプローチ、つまり、着岸のようなもんだな。

ソレノイドからの酸素の吐出で変化する浮力は、さながら風や潮の流れのようなもんだ。

それをBCのコントロールと呼吸回路からの脱気によって、制御しようとしている。

操船がへたっぴなのに加えて、流れが読めない。

着岸に失敗するのも当然だろう。

今日は、ボートが出ないので、DD前で潜る。

着岸(ホバリング)の練習などに専念する。

朝日が昇ってきて、食堂の庇に隠れようとしている。

昇ってくる位置も、毎日ビミョーにずれているんだろうが、それは意識していない。

今日は、新しいパーミッションを購入しなければならない。

中1日休んでいるので、10日が過ぎたことになる。

早いものだ。

今回のダイビングも、終盤に突入する。

あと6日間潜ることになる。

海との調和、ソレノイドとの調和は出来るようになるんだろうか?。

言葉2016年10月05日 07:58

言葉


コミュニケーションの道具として欠かせない言葉。

それだけではなく、物事を理解し、考え、感じたことを定着させるためにも、言葉は欠かせない。

しかし、言葉は記号だ。

その記号に意味を与えるのは、人間の心ということになる。

同じ言葉でも、状況によって意味するところは異なる。

物の名前などは、概ね問題になることは少ないんだが、やはりビミョーな話というのはあるんだろう。

慰安婦とか、沈船とか。

昨日、ハロルド(ボートキャプテン:通称ハルちゃん!?)が、スタッフのカメラを受け渡しする時に、安いカメラ、高いカメラといいながら手渡していた。

スタッフだからいいけどな。

形容詞が付くと、マジヤバだな。

CCRは、特に問題ないだろう。

一般の会話に登場することもないだろうし、ダイバーの中ですら、めったに話題になることはない。

我が国では、特定のヘンタイダイバー御用達の潜水器と思われているに違いない。

ふつーじゃない。

ああ、そうすると、CCRダイバーというのは、ちょっと変わっているということになり、差別用語になる可能性もあるな。

あいつは、ちょっとCCRっぽいな(いわねーよ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子は、ダイビングを始めて直ぐにCCRを使いだしたので、CCRなんてヘンタイの遊び道具とは思わないが、一般的なダイバーから見たら奇異に感じることは間違いないだろう。

この10日あまり、ふつーのダイバーしか見ていない中、浮沈子だけが浮いている(浮力の調整が取れていないわけではありません)。

もっと、こう、ふつーになってもらいたいもんだな。

少なくとも、どこのゲレンデに行っても、誰かがCCRで潜っているという程度には普及してもらいたい。

乗り合いボートでも、1グループはCCRとか。

あんなくそ重くて、厄介な潜水器は、一般的に普及するようなものではないだろうが、ユニークな作動機構と、合理的な構成なわけだから、そういうのを使って、それに適したダイビングをしたいというダイバーは、きっといるはずなのだ。

オープンサーキットの代替になる必要はない。

エクステンションとしての存在でいい。

同じものじゃないからな。

同じシチュエーションで使うというのも、正解ではないだろう。

適材適所。

安いカメラは、コンパクトで扱いやすく、狭いところにも持っていくことが出来るというメリットがある。

何より、邪魔にならない。

高いカメラは、画質の良さでは抜きんでているんだろうが、扱いが難しく、嵩張り、ダイビングの邪魔になる。

適材適所だ。

沈船の中に入りたければ、CCRはおススメではない。

深度にもよるが、ナイトロックスのサイドマウント1本差しがおススメということになる。

今、沈船にハマっているカッキーは、安いカメラで撮りまくっていたしな。

普段はSMS100で潜っているが、内部に入るので、50を使っていた。

加藤先生は、最近ゲットした改造Xディープクラシック(ブラダー別体で、腹巻タイプのやつ)で潜る。

まあ、浮沈子から見たら、彼らの方がよっぽどヘンタイだ。

何が面白くて、あんな狭いところに入りたがるのか。

イントラも、浮沈子を外に待たせては、狭いところに出たり入ったりしている。

表向きは、CCRのトレーニングに適した通路を探していることになっているが、絶対に自分が入りたいからに違いない!(たぶん)。

LST1は、結局適当な場所が見つからずに、浮沈子は中には入らなかった。

ブットイシャフトを上にして沈んでいる船尾側と、ほぼまっすぐ沈んでいる船首側の中間には、大きく破壊され、ねじ曲がった部分がある。

痛々しい姿だが、濁った水中では、その全貌を把握することは出来ない(透視度10mくらい)。

96mの全長に対し、幅約10mと、スリムな船体だ。

潮通しがいい天塩丸は別にしても、概ねパラオの沈船は透視度の悪い内海に沈んでいる。

外から全体を眺めて楽しむというよりは、内部に入っていろいろ見るのが楽しいのかもしれない。

マクロ派のようなもんだな。

浮沈子には理解できない世界だ。

雄大な船体の傍らを、その朽ちていく過程を見ながら漂っているのがいい。

NDLを気にしながら、ギリギリで潜っているのではなく(もちろんチェックはしていますが)、ゆったりと、余裕で潜る(それでも、ちゅうよう丸では、20分くらいになりました)。

バックアップのペトレルは、11分になった。

30mくらいまで行ったしな。

そこで、ちょこっと内部にも行ったしな。

あそこで引っかかって動けなくなったら、デコ出し間違いないけどな。

連中にとっては、どうってことないんだろうが、深いところでの侵入は、勘弁して欲しい。

イントラは、あそこは中が広いから、Uターンしても大丈夫だとか言っているが、こっちは、それどころじゃないわけで、BCやウエットを擦りながら、ギリギリの幅で通り抜けている。

ヘンタイどもめ・・・。

まあいい。

昨日のダイビングでは、浮沈子のCCRが、一番まともだったような気がする(まあ、気のせいでしょうな)。

CCRという言葉が、違って聞こえる様な気がした。

ふつーだ。

極めて正常だ。

言葉というのは、状況によって異なる意味を持つ。

実感だな・・・。

CCR(10日目)2016年10月05日 17:55

CCR(10日目)


DD前で、トレーニングダイブ。

コンフィギュレーションはほぼ固まり、3mmのシーガルで両肩に3ポンドずつ、ブラダーは上4箇所と中ほどをバンジーで結束している構成だ。

あとは、ホリゾンタル+アルファの、やや前上がりのトリムと、比類なき中性浮力の維持だけ。

んなもん、できるわけないじゃん!?。

15m、10m、6mでのホバリングに汗をかく(文字通り、マスクの中に汗が滴る)。

ソレノイドの音、浮力の変化、深度計の数字、PO2の数字、テンプスティックの表示と格闘する。

鼻からガスを抜き、ソレノイドからの注入をキャンセルし、出し過ぎては足し、足し過ぎてはダンプバルブから抜きを繰り返す。

2本目には、17mで、水底ギリギリでのホバリングを要求される。

水底には、エビ、ハゼの穴が無数にあり、顔を出しているハゼもいる。

俺んちを、ぶっ壊すのかあ?。

5cmまで寄せて、勘弁してもらう。

えっ?、このまま止まるのお?。

ひえーっ!。

DD前は、連日の雨で、絶好のトレーニング環境になっている。

透視度5mもない。

その中で、必死のトレーニングが続く。

40分余りの練習を終えてエキジットすると、心身ともにヘロヘロである。

昼の弁当を11時過ぎに早弁する。

12時過ぎから2本目。

2時には上がる。

洗濯をして、昼寝の時間だ。

必死に中性浮力を取ろうとしている夢を見る。

フィンを動かしてはいけない。

水の中に鋳込まれたように静止せよ。

浮こうとする気配を読み、沈もうとする予感で対応せよ。

動き出してからでは遅い!。

トリムを崩してはならない!。

喝っ!。

慌てて起き上がろうとして、アンテロープの屋根裏の斜めになった天井に、頭をぶつけそうになる。

喉がカラカラに渇いている。

水底で、浮沈子を睨みつけていたハゼの目が忘れられない。

彼らにも生活はあるのだ。

こっちも、遊びとはいえ、必死なのだ。

アンテロープの入り口では、飼い犬のウミとポテトが寝そべっていた。

おまいらは、呑気でいいなあ・・・。

連日のダイビングも、今日で10日目になる。

少しは進歩したんだろうか。

明日は、ボートでまた沈船だ。

今日の成果を遺憾なく発揮しなければならない。

まあ、無理だな。

ヘッドアップディスプレイに、水深が表示されるのが欲しい。

だからといって、計器飛行状態で止まれるわけではない。

ディリュエントも、だんだん使わなくなっては来ている。

もう少しだな。

次回のトレーニングは、半年後になる。

明日からの5日間も、CCRになるかもしれない。

それは構わない。

やれる時に、集中してスキルを磨くことが大事だ。

ここは、正念場かも知れない。

まあ、いつもそうだけどな。

帰ってきて、昼寝の前にコンビニ弁当を買って食った。

腹減ってたしな。

一休みしたら、この記事をアップして、ローカルが行く食堂で、軽い晩飯を食べよう。

蒸し暑い夜に2016年10月05日 18:47

蒸し暑い夜に


どよんとした空気。

風がなく、身体にまとわりつくような、湿った空気だ。

夕凪なのか。

そよとの風もなくなった。

食堂に降りて来て、午後書いた記事をアップした。

もう少ししたら、食事に出よう。

それとも、何か買ってきて済まそうか。

デイドリームから帰ってきて、暫くして買い物に行ったしな。

また来たかと思われるかもな。

別にいいじゃん!?。

ネットで、ニュースを閲覧する。

メールチェックとニュースの見出しだけ。

浮沈子は、勘違いしていたんだが、最大5日間はいいとして、その間に接続できる時間は、たった2時間だった。

どおりで、半分くらいしか持たないと思うはずだ。

5時間持つと思ってたんだからな。

プリペイドカードに、ちっこい字でそう書いてある。

5ドルだからな。

仕方ないかもな。

ブルートゥースのキーボードの調子もおかしい。

「↑」キーや「↓」キーなどが使えなくなってしまった。

原因不明。

再起動してもダメ。

物理的に具合が悪くなっているのかもしれない。

最悪、ソフトキーが使えるが、死ぬほど使い心地が悪い。

昔人間の浮沈子は、キーボードは、押し込んでナンボの物だ。

その抵抗感や、押し込む深さ、音、キートップの形状、材質、加工など、なかなか満足できるものがない。

そういえば、アイフォーンのホームボタンがタッチ式になったといって、大騒ぎしていたな。

拘る方は、拘るだろう。

だが、アイフォーンは、そもそもペンとかを使わずに使用できるというのが売りだったわけだから、今更のような気もする。

高がボタン、されどボタンだ。

しかし、暑いな。

じっとしていても、汗が流れる。

コーヒーも飲んでしまったので、そろそろ食事に行こうかな。