総括2016年10月10日 02:11

総括


日付が変わって、ダイビング最終日になった。

ちょっと気が早いが、今回のダイビングを総括しておこう。

初めは、コンフィギュレーションから始まり、ポケットパンツとベストの着用だったが、南の島用に作った3mmのシーガルに替えて、ウエイトバランスを決めることが出来た。

ここまでで、4日掛かっている。

ボートダイビングは、全て沈船。

飛行機も見たが、CCRでは潜らなかった。

5日目と6日目は、取材の方のボートに便乗。

翌日、土曜日(10月1日)は、ダイビングはお休みで、プライベートなランドツアー。

ダイビング7日目はDD前で潜ったが、それ以降の5日間は、CCRでボート貸し切り状態の大名ダイビングだった。

ゲストは浮沈子だけ。

あとは、全員スタッフ。

沈船ガイドが養成ツアーだ。

休日返上で潜っているスタッフもいた。

単なる、ファンダイブじゃん!?。

いやいや、アクアノートに休日はない。

ガイドしているとき以外は、全てが調査ダイブである(ホントかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

12日目にして、とうとうCCRが使えなくなり、13日目以降は単なるファンダイブに切り替え、シングルタンクのサイドマウントで潜る。

運用は楽になったが、体には堪える。

サイドマウント初日は、SMS100のコンフィギュレーションが決まらず苦労したが、2日目にはほぼ落ち着いた。

最終日は再びDD前で、仕上げをする。

シーガルのウエットスーツをCCRで使えたこと、中性浮力の精度が上がったこと、サイドマウントで沈船内部へ侵入できたことが収穫。

視標があれば、6mでの減圧シミュレーションも、何とかなりそうな感じになった。

一方、トリムが取れていないことが相変わらずの課題で、頭が下がる癖を直さない限りは、これ以上の進展は望めないとのキビシー評価・・・(トホホ)。

フィンワークは論外で、前進や後退のためというよりは、水底をかき回すための道具になってしまっている。

そろそろ、ちゃんと使えるようにならなくっちゃな。

明日は、それを課題にして取り組もう。

15日間潜って、飽きることはなかった。

朝食はコンチネンタルで、毎日同じだし、昼の弁当は18番のゴーヤ弁当をずーっと頼んでいて飽きない。

夕食は、カープレストランが4回、パームベイが1回、コーブが1回だ。

アンテロープでも2回食べた。

それ以外は、コンビニで買った缶詰めとか、ランドツアーの時のお弁当で済ませている。

今日ダイビング最終日は、フィッシャーマンで打ち上げ。

明日の夕食は、またカープかな。

最後の晩餐は、カツカレー。

大胆「かつ華麗」に潜るため?。

いい旅行だった。

そうそう、パラオプランテーションリゾートにも泊まったしな。

豪勢な部屋だった。

カヨさんが退職するタイミングで、お餞別代わりにプライベートツアーに同行させて頂いたのも思い出になった。

マドカさんとも、ご一緒できたしな。

いうことなしだ。

明日の滝ツアーがどんな顛末になるかはわからないが、CCRダイビングだけがパラオじゃない。

まあ、殆どがそれだけどな。

食堂で淹れて、部屋まで持ってきてしまった粉コーヒーもすっかり冷めてしまった。

飲み終わったら、寝るとしよう。

午前4時の雑感2016年10月10日 04:56

午前4時の雑感


目を閉じていても、様々な思いが去来して寝付かれない。

2時間ほど粘って、再び食堂に降りてきてしまう。

猫もいない。

漁船のエンジンの音しかしない。

雨は上がって、風もない。

ヤモリのチッチッチという鳴き声がするくらいだ。

明後日には、日本に帰る。

48時間後には、飛行機の中だ(ディレイしなければね)。

もう、里心が付いている。

心は、ダイビングを離れ、CCRを離れてしまう。

部屋の中で、BCやカウンタラングを乾かしている。

それ以外の部品は、乾いていて、既にひとまとめにして、箱詰めできるようにしてある。

今日潜るのに必要な、最低限の器材以外は、概ね片付いている。

黄色い蓋のCCR用のケースは、さすがに手運びでは大変なので、最後に車で運んでもらう。

ちょっと寂しい気もするが、十分潜ったので心残りはない。

猫が屋根の上を歩く。

音がするので、それとわかる。

CCRのメンテナンスについては、日本に帰ってから直ぐに手配をしていかないと、次回のダイビングの予定に影響が出る。

4月はいいとしても、その次が問題だな。

4月に来られるかどうかもわからない。

5月の連休明けか、夏休み前か。

その辺りまでには、せめて一度来たい。

ヘリウムが手に入っていれば、なお良い。

来年、何度来られるかはわからないが、最低でも、年に2回は来たいな。

DD前でも、沈船でも、贅沢は言わない(十分、贅沢ですけど)。

できれば、ペネトレーションなしにしてもらいたいんだがな。

まあ、どうでもいいんですが。

今回は、実際の減圧ダイビングはなく、シミュレーションだけを行ったが、次回は、エアディリュエントでの減圧ダイビングを行うかもしれない。

イントラの考え次第だ。

視標があるところでなら、実際の減圧停止も無理なくできるところはデモできている。

まあ、その状態がいつでも可能とは限らないし、トラブルが起こればブルウォーターでの減圧停止になるわけだから、おいそれとはさせないかもしれないしな。

セブは、ドロップオフ沿いだったので、確実に視標があったが、沈船ではそうはいかないのだ。

難易度は高い。

コンチキのハウスリーフは、8mくらいからなだらかなスロープになっていて、墜落のリスクもない。

ああいうところで、安易に潜っていた浮沈子のレベルというのは、相当に低いわけだ。

だから、計器飛行状態になったとたんに馬脚を現す。

上下1mは、当たり前、下手すると2mもぶれる。

これでは、危なくて減圧停止なんてさせられっこない。

ローセットに切り替えて、減圧効率を下げたとしても、停止自体に不安があるので、より長時間になるパターンを選択するわけにもいかない。

そこをマスターするまでは、実際の減圧停止を伴うダイビングは無理だ。

まだまだ先は長いということになる。

ニワトリが鳴き出し、夜明けが近いことを告げている。

コーヒーも飲み終わったことだし、そろそろ退散しよう。

どーせ眠れないだろうが、身体を横にして、休めておくだけでもいい。

身体に堪えるナイトロックスダイビングだからな・・・。

とりあえずラストダイブ2016年10月10日 17:46

とりあえずラストダイブ


DD前でのダイビングを2本。

シングルタンクのサイドマウント。

ベルトのウエイトを4ポンドに増やして、バランスを見る。

エントリーの時から頭が下がり気味なので、SMS100の頭側左右のウエイトは、2ポンドずつでもいいかもしれない(今回は、3ポンドずつ)。

次回、機会があったら試してみよう。

BCへの空気の溜め方を工夫すれば、前後左右のバランスを、もっとうまくとることが出来そうだ。

昨日、一昨日の沈船でのジタバタとは異なり、落ち着いてトリムを直すことが出来た。

17mの水底、10mでの枠くぐり、5mでの安全停止を午前午後の2回に分けて、徹底的に攻める。

そう、これは戦いなのだ。

大井町のアトレのプールで、2時間潜りっぱなしで、「ー3m」の文字と睨めっこを続けた成果を、遺憾なく発揮する。

水中に鋳込まれたように、完璧に止まる(まあ、本人はそう思っている)。

水底との距離は2cmもない。

肩から下げた水中ライトの先端が、水底の砂に触れそうになる。

沈みそうな予感で強く吸い、浮きそうな感覚を読んで強く吐く。

1本目の残圧は80だったが、2本目の残圧は110だった。

トリムも2本目の方が、取れている感じがした。

停止しているときは、良く分からないのだが、動き出す瞬間の抵抗が違う。

軽い!。

止めているフィンの動きに、敏感に反応する。

フィンをほんの少し動かしただけで、スッと気持ちよく進み出す。

快感だ・・・。

某伊豆のダイビングプールで、初めてサイドマウントを試した時のことを思い出す。

あの時は、40キュービックフィートのタンクだったから、なお一層抵抗感がなかった。

これは、革命だと思った。

トリムを決めた時のサイドマウントの威力を、心底思い知らされる。

今日、久しぶりにそれを感じた。

流れのない、どよんとしたDD前。

雨が降って、表層の水は濁って冷たかったが、浮沈子の心は晴れ晴れしていた。

今日、ここで潜れて良かった。

前後左右のバランスは、ウエイトベルトの位置を上下にずらしたり、左右にずらしてトルクの掛かり方を調整したりして取った。

BCからの排気も、ぼんぼりを持って行うのではなく、ダンプバルブ近くの紐を、直接摘んで精密に行う。

浮沈子は止まれたのか?。

そうともいえるし、そうでないともいえる。

少なくとも、3分は止まれた。

しかし、30分止まれる自信はない。

トリムは取れたのか?。

天地に制限のない、静止した状態では取れた。

しかし、沈船の中で、狭い通路を移動しながら保てる自信はない。

次回、テックサイドマウントの講習で、加藤先生を唸らせる自信は、到底ない。

しかし、これだけは言える。

今日、浮沈子は、その入り口に立った。

様々なストレスの中で、集中力を切らさず、中性浮力とトリムを高い精度で保ち続けることは、まだできない。

呼吸のペースも速い。

10m、10リットル、100バールとして、50分で計算すると、水面換算消費量は、毎分10リットルになる。

運動量は、ほぼゼロだから、ちょっと多いな。

泳いでいる時は、毎分18リットル位だ。

ただし、これはCCR背負ってる時だから、遊泳抵抗はデカい。

今日の状態なら、15リットル以下だろう。

呼吸のペースが速いのと、深度のコントロールで呼吸を使ってしまっているのだ。

もっと落ち着いて出来るようになれば、一桁の仙人状態も夢ではない。

浮力の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは心の乱れ。

色即是空、空即是色・・・。

あんま、関係ないか。

まあ、どうでもいいんですが。

最後のエキジットの時、イントラが浮上の合図をした時に、まだ45秒ほど安全停止時間が残っていたのに気付いた。

さっさと上がってしまおうかとも思ったが、最後のホバリングを味わいたくて、1分残っていると合図した。

ラストダイブの最後だからな。

この2週間余りのダイビングの、総決算だ。

ビシッと決めたい。

まあ、ちっとはぶれたけど、5m以下に上がることはなかったし、6m台に落ちることもなかった。

計器飛行だったけどな。

透視度、最悪だったしな。

雨の降る中、気分よくエキジットした。

イントラは、明日あたり、沈船行きたい気分だと褒めてくれた。

もう、ダイビングの基礎が出来ていないとは言わせない。

息を吸って、息を吐いて、足を止めて、ウエイトの位置をずらして、BCの空気の溜まり具合を調整したりしただけだ。

浮沈子は、パラオの海で、今日、浮沈子になった・・・。

このくらい、CCRで潜れたらいい。

イントラの要求水準も、満たすことが出来るだろう。

そのレベルを確認できたことも良かった。

終わり良ければ総て良し。

今日の打ち上げは、気持ちよく頂くことが出来るだろう。

浮沈子は、才能に恵まれているわけではない。

体育の成績は、ずーっと5段階で3だったからな。

努力なくして上達無し。

継続は力なりというところか。

その成果が確認できたわけだ。

ここでいい気になって、鍛錬を怠ると、碌なことにはならない。

いままで、何度同じ轍を踏んできたことか・・・。

まあいい。

日本に帰ったら、また、大井町のダイビングプールに通おう。

初心に還って、ダイビングの基礎を磨く。

精進あるのみだな。