とりあえずラストダイブ ― 2016年10月10日 17:46
とりあえずラストダイブ
DD前でのダイビングを2本。
シングルタンクのサイドマウント。
ベルトのウエイトを4ポンドに増やして、バランスを見る。
エントリーの時から頭が下がり気味なので、SMS100の頭側左右のウエイトは、2ポンドずつでもいいかもしれない(今回は、3ポンドずつ)。
次回、機会があったら試してみよう。
BCへの空気の溜め方を工夫すれば、前後左右のバランスを、もっとうまくとることが出来そうだ。
昨日、一昨日の沈船でのジタバタとは異なり、落ち着いてトリムを直すことが出来た。
17mの水底、10mでの枠くぐり、5mでの安全停止を午前午後の2回に分けて、徹底的に攻める。
そう、これは戦いなのだ。
大井町のアトレのプールで、2時間潜りっぱなしで、「ー3m」の文字と睨めっこを続けた成果を、遺憾なく発揮する。
水中に鋳込まれたように、完璧に止まる(まあ、本人はそう思っている)。
水底との距離は2cmもない。
肩から下げた水中ライトの先端が、水底の砂に触れそうになる。
沈みそうな予感で強く吸い、浮きそうな感覚を読んで強く吐く。
1本目の残圧は80だったが、2本目の残圧は110だった。
トリムも2本目の方が、取れている感じがした。
停止しているときは、良く分からないのだが、動き出す瞬間の抵抗が違う。
軽い!。
止めているフィンの動きに、敏感に反応する。
フィンをほんの少し動かしただけで、スッと気持ちよく進み出す。
快感だ・・・。
某伊豆のダイビングプールで、初めてサイドマウントを試した時のことを思い出す。
あの時は、40キュービックフィートのタンクだったから、なお一層抵抗感がなかった。
これは、革命だと思った。
トリムを決めた時のサイドマウントの威力を、心底思い知らされる。
今日、久しぶりにそれを感じた。
流れのない、どよんとしたDD前。
雨が降って、表層の水は濁って冷たかったが、浮沈子の心は晴れ晴れしていた。
今日、ここで潜れて良かった。
前後左右のバランスは、ウエイトベルトの位置を上下にずらしたり、左右にずらしてトルクの掛かり方を調整したりして取った。
BCからの排気も、ぼんぼりを持って行うのではなく、ダンプバルブ近くの紐を、直接摘んで精密に行う。
浮沈子は止まれたのか?。
そうともいえるし、そうでないともいえる。
少なくとも、3分は止まれた。
しかし、30分止まれる自信はない。
トリムは取れたのか?。
天地に制限のない、静止した状態では取れた。
しかし、沈船の中で、狭い通路を移動しながら保てる自信はない。
次回、テックサイドマウントの講習で、加藤先生を唸らせる自信は、到底ない。
しかし、これだけは言える。
今日、浮沈子は、その入り口に立った。
様々なストレスの中で、集中力を切らさず、中性浮力とトリムを高い精度で保ち続けることは、まだできない。
呼吸のペースも速い。
10m、10リットル、100バールとして、50分で計算すると、水面換算消費量は、毎分10リットルになる。
運動量は、ほぼゼロだから、ちょっと多いな。
泳いでいる時は、毎分18リットル位だ。
ただし、これはCCR背負ってる時だから、遊泳抵抗はデカい。
今日の状態なら、15リットル以下だろう。
呼吸のペースが速いのと、深度のコントロールで呼吸を使ってしまっているのだ。
もっと落ち着いて出来るようになれば、一桁の仙人状態も夢ではない。
浮力の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは心の乱れ。
色即是空、空即是色・・・。
あんま、関係ないか。
まあ、どうでもいいんですが。
最後のエキジットの時、イントラが浮上の合図をした時に、まだ45秒ほど安全停止時間が残っていたのに気付いた。
さっさと上がってしまおうかとも思ったが、最後のホバリングを味わいたくて、1分残っていると合図した。
ラストダイブの最後だからな。
この2週間余りのダイビングの、総決算だ。
ビシッと決めたい。
まあ、ちっとはぶれたけど、5m以下に上がることはなかったし、6m台に落ちることもなかった。
計器飛行だったけどな。
透視度、最悪だったしな。
雨の降る中、気分よくエキジットした。
イントラは、明日あたり、沈船行きたい気分だと褒めてくれた。
もう、ダイビングの基礎が出来ていないとは言わせない。
息を吸って、息を吐いて、足を止めて、ウエイトの位置をずらして、BCの空気の溜まり具合を調整したりしただけだ。
浮沈子は、パラオの海で、今日、浮沈子になった・・・。
このくらい、CCRで潜れたらいい。
イントラの要求水準も、満たすことが出来るだろう。
そのレベルを確認できたことも良かった。
終わり良ければ総て良し。
今日の打ち上げは、気持ちよく頂くことが出来るだろう。
浮沈子は、才能に恵まれているわけではない。
体育の成績は、ずーっと5段階で3だったからな。
努力なくして上達無し。
継続は力なりというところか。
その成果が確認できたわけだ。
ここでいい気になって、鍛錬を怠ると、碌なことにはならない。
いままで、何度同じ轍を踏んできたことか・・・。
まあいい。
日本に帰ったら、また、大井町のダイビングプールに通おう。
初心に還って、ダイビングの基礎を磨く。
精進あるのみだな。
DD前でのダイビングを2本。
シングルタンクのサイドマウント。
ベルトのウエイトを4ポンドに増やして、バランスを見る。
エントリーの時から頭が下がり気味なので、SMS100の頭側左右のウエイトは、2ポンドずつでもいいかもしれない(今回は、3ポンドずつ)。
次回、機会があったら試してみよう。
BCへの空気の溜め方を工夫すれば、前後左右のバランスを、もっとうまくとることが出来そうだ。
昨日、一昨日の沈船でのジタバタとは異なり、落ち着いてトリムを直すことが出来た。
17mの水底、10mでの枠くぐり、5mでの安全停止を午前午後の2回に分けて、徹底的に攻める。
そう、これは戦いなのだ。
大井町のアトレのプールで、2時間潜りっぱなしで、「ー3m」の文字と睨めっこを続けた成果を、遺憾なく発揮する。
水中に鋳込まれたように、完璧に止まる(まあ、本人はそう思っている)。
水底との距離は2cmもない。
肩から下げた水中ライトの先端が、水底の砂に触れそうになる。
沈みそうな予感で強く吸い、浮きそうな感覚を読んで強く吐く。
1本目の残圧は80だったが、2本目の残圧は110だった。
トリムも2本目の方が、取れている感じがした。
停止しているときは、良く分からないのだが、動き出す瞬間の抵抗が違う。
軽い!。
止めているフィンの動きに、敏感に反応する。
フィンをほんの少し動かしただけで、スッと気持ちよく進み出す。
快感だ・・・。
某伊豆のダイビングプールで、初めてサイドマウントを試した時のことを思い出す。
あの時は、40キュービックフィートのタンクだったから、なお一層抵抗感がなかった。
これは、革命だと思った。
トリムを決めた時のサイドマウントの威力を、心底思い知らされる。
今日、久しぶりにそれを感じた。
流れのない、どよんとしたDD前。
雨が降って、表層の水は濁って冷たかったが、浮沈子の心は晴れ晴れしていた。
今日、ここで潜れて良かった。
前後左右のバランスは、ウエイトベルトの位置を上下にずらしたり、左右にずらしてトルクの掛かり方を調整したりして取った。
BCからの排気も、ぼんぼりを持って行うのではなく、ダンプバルブ近くの紐を、直接摘んで精密に行う。
浮沈子は止まれたのか?。
そうともいえるし、そうでないともいえる。
少なくとも、3分は止まれた。
しかし、30分止まれる自信はない。
トリムは取れたのか?。
天地に制限のない、静止した状態では取れた。
しかし、沈船の中で、狭い通路を移動しながら保てる自信はない。
次回、テックサイドマウントの講習で、加藤先生を唸らせる自信は、到底ない。
しかし、これだけは言える。
今日、浮沈子は、その入り口に立った。
様々なストレスの中で、集中力を切らさず、中性浮力とトリムを高い精度で保ち続けることは、まだできない。
呼吸のペースも速い。
10m、10リットル、100バールとして、50分で計算すると、水面換算消費量は、毎分10リットルになる。
運動量は、ほぼゼロだから、ちょっと多いな。
泳いでいる時は、毎分18リットル位だ。
ただし、これはCCR背負ってる時だから、遊泳抵抗はデカい。
今日の状態なら、15リットル以下だろう。
呼吸のペースが速いのと、深度のコントロールで呼吸を使ってしまっているのだ。
もっと落ち着いて出来るようになれば、一桁の仙人状態も夢ではない。
浮力の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは心の乱れ。
色即是空、空即是色・・・。
あんま、関係ないか。
まあ、どうでもいいんですが。
最後のエキジットの時、イントラが浮上の合図をした時に、まだ45秒ほど安全停止時間が残っていたのに気付いた。
さっさと上がってしまおうかとも思ったが、最後のホバリングを味わいたくて、1分残っていると合図した。
ラストダイブの最後だからな。
この2週間余りのダイビングの、総決算だ。
ビシッと決めたい。
まあ、ちっとはぶれたけど、5m以下に上がることはなかったし、6m台に落ちることもなかった。
計器飛行だったけどな。
透視度、最悪だったしな。
雨の降る中、気分よくエキジットした。
イントラは、明日あたり、沈船行きたい気分だと褒めてくれた。
もう、ダイビングの基礎が出来ていないとは言わせない。
息を吸って、息を吐いて、足を止めて、ウエイトの位置をずらして、BCの空気の溜まり具合を調整したりしただけだ。
浮沈子は、パラオの海で、今日、浮沈子になった・・・。
このくらい、CCRで潜れたらいい。
イントラの要求水準も、満たすことが出来るだろう。
そのレベルを確認できたことも良かった。
終わり良ければ総て良し。
今日の打ち上げは、気持ちよく頂くことが出来るだろう。
浮沈子は、才能に恵まれているわけではない。
体育の成績は、ずーっと5段階で3だったからな。
努力なくして上達無し。
継続は力なりというところか。
その成果が確認できたわけだ。
ここでいい気になって、鍛錬を怠ると、碌なことにはならない。
いままで、何度同じ轍を踏んできたことか・・・。
まあいい。
日本に帰ったら、また、大井町のダイビングプールに通おう。
初心に還って、ダイビングの基礎を磨く。
精進あるのみだな。
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