大気圧潜水2016年10月18日 06:01

大気圧潜水
大気圧潜水



潜水艦とかは、大気圧で潜る。

耐圧殻(たいあつこく)という殻(から)の中に入って、水圧から保護される。

装甲潜水器の場合も同じだ。

(Exosuit ADS)
http://nuytco.com/wp-content/uploads/2013/06/Exosuit-Specifications.pdf

「2 Redundant oxygen systems, total capacity 50 hours」

「50 hour Carbon Dioxide scrubber」

リブリーザーだな。

しかし、これは酸素リブリーザーだ。

CCRだが、ディリュエントガスはない。

大気圧だからな。

酸素だけでいいのだ。

圧力が一定の環境なら、ディリュエントで加圧することはない。

発想は宇宙服と同じだ。

なるほどと、感心する。

電源は、基本的にはアンビリカルケーブルから供給される。

50時間駆動されるバッテリーを持っているわけではない。

「Emergency battery」

当面は研究用とか作業用途で、レジャーに使われることはない。

運用には、船舶の援護が必要だ。

護岸工事などでは、岸壁から吊り下げてもいいかもしれない。

オムロンのPLC(プログラマブルロジックコントローラー)とか、イーサネットなど、汎用のシステムを上手に組み合わせている。

通信は光ファイバーだ。

こいつを使って、300m(1000フィート)潜ってみたい気もするな。

沈船のペネトレーションとかはできないけどな。

動画をいくつか見てみたが、関節の動きが柔らかくて、フィンを履いて泳いでいるのもあった。

スラスターがあるので、それで移動するのがいい。

こいつで泳ぐ気にはなれない。

未来のダイバーは、みんな大気圧潜水で潜るに決まっている。

西伊豆で潜っても、箱根越えを気にすることはない。

冬でもドライで暖かいしな(暖房くらいはあるでしょ?)。

環境圧潜水で潜るなんて、もう、時代遅れだな。

小型潜水艇は、やっぱ船の仲間になるし、ロボットにVRカメラ付けて潜るというのはリアリティに欠けるから、こういう装甲潜水器を駆使するのがよろしい。

電源や通信ケーブルが煩わしいが、そのうち何とかなるだろう。

着底できれば、急潜降とか急浮上しても大丈夫だろう。

耳抜きに苦労することもないしな。

減圧症とも無縁だ。

50時間の二酸化炭素除去といいうことになると、水酸化カルシウムの持ち込み量だけで50kgくらいになる(水深や水温にもよります)。

酸素は、人によって、また、作業量によって消費が異なるが、何もしなければ3000リッター(200バールで15リッタータンク1本)で足りる。

エグゾスーツでは、2本に分かれていて、二重化されている。

動画を見ると、ふつーのアルミタンクのようだ。

(Exosuit Pushes Limits of Undersea Exploration - by Scientific American:56秒辺り)
https://www.youtube.com/watch?v=lYOwzUFQ6vM

バルブは特殊だな。

圧力センサーとかが付いているんだろう。

ポセイドンもそうだが、こういうものはどんどん電気になっていく。

端子盤がおどろおどろしいな。

二酸化炭素センサーとかも、オプションで付けられるのかな。

それとも、時間管理なのか。

浮沈子は、使うことはないだろうが、趣味で使う時代はきっとくる。

CCRだって、軍事用からスタートして、とうとうレジャーに進出したしな。

大気圧潜水か・・・。

夢だな・・・。

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