マニュアル ― 2016年11月01日 10:00
マニュアル
昨日から、PADIの「Tecディープ・ダイバー・マニュアル」と格闘している。
リスクを受け入れたり、安全に対するルールを厳守する態度を養う前に、このマニュアルを読みこなさなくてはならない。
PDFで382ページに渡るテキストだが、テック40・45・50の内容が含まれている。
もちろん、これを読んだからといって、何かが変わるわけではない。
バルブ・シャットダウン・ドリルが出来るようになるわけでもなければ、ノートックス手順でガス交換ができるようになるわけでもない。
一昨日の器材チェックダイブでは、右側のバルブに、やっと触れることが出来た程度で、操作できるかどうかは、やや心もとないし、ガス交換の手順については、実際にやってみないとわからない。
まあいい。
字面をいくら眺めていても、実際にできるようにはならないのだ。
それでも、知識開発(PADI語ですな)つーのは、そういうもので、頭の中に何らかの回路を構築するための、初めの作業だ。
畑を耕すのに似ている。
何もない荒野に鍬を入れ、種を蒔くための下地を整えるわけだ。
種を蒔き、水をやり(ダイビングですからね)、作物を育てて収穫を得るまでには、長い道のりがある。
しかし、まずは、耕さなければならない。
荒れ地に直播きしても、一応、芽は出るかもしれないが、豊かな実りは期待できない。
しかも、PADIは、こういうところは得意だしな。
まだ、半分も読んでいないけど、例によって、スパイラル方式の記述になっている。
まあ、テクニカルダイビングのイントロダクションに当たるテキストなので、オープンウォーターダイバーマニュアルのような感じだ。
いろはのいの字から、手取り足取り書いている。
まずは、全体を俯瞰し、概要を把握させ、次に、同じ問題を1段深く掘り下げて詳細に解説し、その間に実際のダイビングを行いながら、具体的に学習させる。
経験をフィードバックさせながら、さらに次の段階に進んでいく。
上手いな。
絵に描いたようなマニュアルだな。
生徒に、従順になることを要求している。
ひねくれた生徒はお断りということだ。
いいだろう。
少し、大人しくして、知識開発に専念しよう・・・。
昨日、気分転換にフィットネスに行ったけど、水泳の方は適当に切り上げて帰ってきた。
300m位しか泳がなかった。
そして、戻ってきてから、また学習・・・。
頭はパンクしそうになっていて、でも、次から次へと出てくる新しいことに夢中になって読んでしまう。
とりあえず、まずは読む。
それから、改めて、じっくり読み、問題を解きながら確認していく。
言葉遣いが独特で、不統一(翻訳上?)で、ミスプリもあったりして、日本語版特有の感じがするけど、例によって、たぶん、おそらく、きっと、修正なんてされないだろうな。
でも、インストラクターが適切な捕捉を加えながら使う分には、十分な内容の記述になっている。
器材の、細かいところ、コンフィギュレーションなどは、日進月歩だし、このテキストが出来てからずいぶんになるけど、フルフェイスマスクでダイビングしているテクニカルダイバーは、おそらく皆無だ(テキストには、そのうち、普及するかのように書いてある)。
読んでいくと、あることに気づく。
テクニカルダイビングと、レクリエーショナルダイビングの違いというか、このコースが、文字通り、限られたダイバーのためのものであるということだ。
ヘンタイっつーやつだな。
別に、ダイビングが上手いとか、頭がいいとか、マッチョだとか、そういう意味ではない。
それでなくても、人間が生きることが出来ない世界で遊ぼうという、不埒な娯楽であるダイビングの、その限界を突破して、死ぬかもしれないけど、それでもいいならやってみる世界なわけだ。
何か所かの記述では、2つあるリスクのどちらを選択するかというところで、ヤバいけど、より受容可能なリスクを選択するということが出てくる(具体的には、ちょっと書けません)。
その選択肢は、レクリエーショナルダイビングの選択肢と異なる場合がある。
器材の設えにしても、操作にしても、考え方からして違うから、テクニカルダイビングの器材については、レクリエーショナルダイビングにそのまま取り入れることはできない。
参考にするにしても、考え方の違いを理解していないと、かえって危なくなる場合がある。
見よう見まねで、安易に模倣することは危険だ。
全ての器材、全てのコンフィギュレーション、全ての操作には理由があり、それを形にするにあたって、その時点で選択を行っている。
リスクを受け入れる選択だ。
キビシー環境に適用するための、ベターな選択。
ベストじゃない。
ベストなのは、そういう環境に行かないことだ。
炬燵の中で、蜜柑を食べているのが一番安全だしな。
似たような話も出てくる。
ダイビングそのものも、レクリエーショナルダイビングだって冒険的要素はあるけど、経験的に、その運用限界が決められていて、ビジネスとして普及させるためのリスク管理がなされている。
だからこそ、何百万人、何千万人というダイバーが量産されるわけだし、ふつーの人たちが楽しめるレジャーになっている。
肉体的な要件も、ごく一般的なレベルに留まる。
ヘンタイじゃなくても、いいわけだな。
テクニカルダイビングは、ふつーの人が受け入れ難い条件をクリアーすることが求められ、それを拒否する健全なダイバーは、そんなものは最初からやらないのだ。
酸素中毒とガス昏睡と減圧症とガス切れの世界だ(もちろん、対策はします)。
テキストの初めの方にも、明記されている。
このテキスト読んで、ヤバいと思ったらやめろ!、って。
一つのミスが、取り返しのつかない結果(最悪は、死亡)に直結し、あるいは、トラブルの連鎖を発生させ、しかも、その連鎖の鎖は短く速い(つまり、リカバリーできないということ)。
止めちゃおうかな・・・。
幸いにして、認定するのは浮沈子の仕事じゃないけど。
テクニカルダイビングのインストラクターには、なるもんじゃないな。
もちろん、テクニカルダイビングは、そういったキビシー環境においても生き残ることが出来るようなスキルと態度を身に着ける術を教える。
しかし、それをきっちり実践したとしても、リスクが消えてなくなるわけじゃない。
レクリエーショナルダイビングより安全だなどということはない。
そう宣伝している指導団体は、浮沈子が知る限りない。
仮に、ショップがそう宣伝していたとすれば、大問題だな。
確認しておこう。
テクニカルダイビングは、レクリエーショナルダイビングよりも危険だ。
限られたダイバーにだけ指導するという考え方もまた、当然の話だ。
こんなもんに、全員が付き合う話じゃない。
ダイビングは、レクリエーショナルに限る。
40mまで(最近は、30mに徐々に変わってきてるけどな)、閉鎖環境でない、無限圧限界の範囲に留まる、浅く明るく暖かい(アイスダイビングもありますけど)ダイビングで、十分、一生楽しめる。
いや、実際、そっちの方が楽しいけどな。
出てこられなくなるかもしれない穴とか、崩れてくるかもしれない沈船とか、ガス交換間違えれば痙攣起こして溺死するかもしれないディープとかで、ホントに楽しいんだろうか?。
マニュアルを読んでいると、この世界に首を突っ込んだのが正しいかどうか疑わしくなる。
無謀なダイビングを繰り返すレクリエーショナルダイバーが、如何にヤバイかということが分かって来る。
ちゃんとトレーニングを積んで、その範囲に留まるテクニカルダイビングですら、レクリエーショナルダイビングの範囲に留まるダイバーよりも、高いリスクに晒されているのだ。
そんなテクニカルダイバーを認定して、事故でも起こされたら割に合わないな。
まずは、講習を求めてきたダイバーには、懇々と説得して、悪いことは言わないからやめた方がいいということになるな。
それでも、どーしてもやりたいということになって、死んでも絶対に恨んだり、化けて出てくることはしないという方にだけ、教えるということになるんだろう。
基準は、厳格に適用し、バンバン落とす。
身体的適性や、態度、死の危険の受容を含め、総合的に判断して、こりゃ、どーみてもテクニカルダイバーにせざるを得ないと確信が持てなければ、絶対に認定しない。
不合格の山だな。
そんなに大勢認定できるなら、沈船の中とか、混んじゃって大変だしな。
おそらく、100人いても1人か2人だな。
3人はいない。
しかし、最終的に、そのテクニカルダイビングを行うかどうかは、ダイバー自身が決めることだ。
それを判断することを含めて教えるわけだしな。
そんでもって、自己責任で潜ってあの世行っても、よしんば二度と潜れない体になったとしても、恨みっこなしだ。
そうでなければ、絶対に割に合わない。
浮沈子は、元よりテクニカルダイビングのインストラクターになる気はない(あっても、なれないだろうしな)。
ヘンタイがヘンタイを拡大再生産してどーする?。
マイノリティだからこそ、ヘンタイなのだ(?)。
そういう特殊な世界の入り口に立って、テキストを読みながら、こわごわ中をのぞいている浮沈子。
CCRで、40mまでで、閉鎖空間ではなく、たっぷりNDL残しながらゆったり泳いでいるのが、どれ程マトモで健全かが分かる。
あれは、単なる器材だ。
まあ、破格だけどな。
それでも、水中で呼吸ガスを吸わせるだけの装置に過ぎない。
ちゃんと使いこなせるようになるだけでいい。
十分なバックアップは持つけど、それは、テクニカルダイビングのバックアップとは本質的な意味が異なる。
運用限界は、あくまでレクリエーショナルダイビングの範囲に留まり、最悪でも直上浮上が可能だ。
浮沈子は、ダイビングキャリアの殆ど初めからCCRで潜っているので、そう感じているだけかもしれないけど、おそらく正しい。
レクリエーショナルダイビングの世界に留まるバリバリのCCRダイバーと、オープンサーキットでテクニカルダイビングの初級レベルで潜るテクニカルダイバーなら、オープンサーキットのテックダイバーの方が、絶対にヘンタイ度は高い。
テクニカルダイバーでCCR使って潜るというのは、それが器材の選択肢として総合的に妥当なダイビングであれば、むしろ健全だろう。
長時間に及ぶとか、水温が低いとか、水深が中途半端に深いとか(100m位まで?)。
まあ、最近は、サイドマウントに特化したCCRで、閉鎖環境に突入しているダイバーもいるので、何とも言えないけどな。
今日は、外は雨になっている。
昼前には、上がると思われるので、フィットネスには午後から行こう。
今週から、水泳を500mまで伸ばそうと思ってたんだが、昨日は気乗りがしなくて、350mで切り上げた。
自転車の後写鏡を取り付ける位置を、ハンドルの下側にして、振動で動いてしまうのを改善した。
フェラーリ号(宮田の電動ママチャリ)の調子はすこぶるいい。
昨夜は、頭が爆発寸前だったが、いい睡眠が取れた。
たまには、使わないとな。
あと40日もあるんだから、学習時間は十分過ぎるほどある。
マニュアルを読んだからといって、何ができるようになるわけでもない。
プール練習して、小技を身に着けておこう。
スービックで、スムーズに講習が進むようにな・・・。
昨日から、PADIの「Tecディープ・ダイバー・マニュアル」と格闘している。
リスクを受け入れたり、安全に対するルールを厳守する態度を養う前に、このマニュアルを読みこなさなくてはならない。
PDFで382ページに渡るテキストだが、テック40・45・50の内容が含まれている。
もちろん、これを読んだからといって、何かが変わるわけではない。
バルブ・シャットダウン・ドリルが出来るようになるわけでもなければ、ノートックス手順でガス交換ができるようになるわけでもない。
一昨日の器材チェックダイブでは、右側のバルブに、やっと触れることが出来た程度で、操作できるかどうかは、やや心もとないし、ガス交換の手順については、実際にやってみないとわからない。
まあいい。
字面をいくら眺めていても、実際にできるようにはならないのだ。
それでも、知識開発(PADI語ですな)つーのは、そういうもので、頭の中に何らかの回路を構築するための、初めの作業だ。
畑を耕すのに似ている。
何もない荒野に鍬を入れ、種を蒔くための下地を整えるわけだ。
種を蒔き、水をやり(ダイビングですからね)、作物を育てて収穫を得るまでには、長い道のりがある。
しかし、まずは、耕さなければならない。
荒れ地に直播きしても、一応、芽は出るかもしれないが、豊かな実りは期待できない。
しかも、PADIは、こういうところは得意だしな。
まだ、半分も読んでいないけど、例によって、スパイラル方式の記述になっている。
まあ、テクニカルダイビングのイントロダクションに当たるテキストなので、オープンウォーターダイバーマニュアルのような感じだ。
いろはのいの字から、手取り足取り書いている。
まずは、全体を俯瞰し、概要を把握させ、次に、同じ問題を1段深く掘り下げて詳細に解説し、その間に実際のダイビングを行いながら、具体的に学習させる。
経験をフィードバックさせながら、さらに次の段階に進んでいく。
上手いな。
絵に描いたようなマニュアルだな。
生徒に、従順になることを要求している。
ひねくれた生徒はお断りということだ。
いいだろう。
少し、大人しくして、知識開発に専念しよう・・・。
昨日、気分転換にフィットネスに行ったけど、水泳の方は適当に切り上げて帰ってきた。
300m位しか泳がなかった。
そして、戻ってきてから、また学習・・・。
頭はパンクしそうになっていて、でも、次から次へと出てくる新しいことに夢中になって読んでしまう。
とりあえず、まずは読む。
それから、改めて、じっくり読み、問題を解きながら確認していく。
言葉遣いが独特で、不統一(翻訳上?)で、ミスプリもあったりして、日本語版特有の感じがするけど、例によって、たぶん、おそらく、きっと、修正なんてされないだろうな。
でも、インストラクターが適切な捕捉を加えながら使う分には、十分な内容の記述になっている。
器材の、細かいところ、コンフィギュレーションなどは、日進月歩だし、このテキストが出来てからずいぶんになるけど、フルフェイスマスクでダイビングしているテクニカルダイバーは、おそらく皆無だ(テキストには、そのうち、普及するかのように書いてある)。
読んでいくと、あることに気づく。
テクニカルダイビングと、レクリエーショナルダイビングの違いというか、このコースが、文字通り、限られたダイバーのためのものであるということだ。
ヘンタイっつーやつだな。
別に、ダイビングが上手いとか、頭がいいとか、マッチョだとか、そういう意味ではない。
それでなくても、人間が生きることが出来ない世界で遊ぼうという、不埒な娯楽であるダイビングの、その限界を突破して、死ぬかもしれないけど、それでもいいならやってみる世界なわけだ。
何か所かの記述では、2つあるリスクのどちらを選択するかというところで、ヤバいけど、より受容可能なリスクを選択するということが出てくる(具体的には、ちょっと書けません)。
その選択肢は、レクリエーショナルダイビングの選択肢と異なる場合がある。
器材の設えにしても、操作にしても、考え方からして違うから、テクニカルダイビングの器材については、レクリエーショナルダイビングにそのまま取り入れることはできない。
参考にするにしても、考え方の違いを理解していないと、かえって危なくなる場合がある。
見よう見まねで、安易に模倣することは危険だ。
全ての器材、全てのコンフィギュレーション、全ての操作には理由があり、それを形にするにあたって、その時点で選択を行っている。
リスクを受け入れる選択だ。
キビシー環境に適用するための、ベターな選択。
ベストじゃない。
ベストなのは、そういう環境に行かないことだ。
炬燵の中で、蜜柑を食べているのが一番安全だしな。
似たような話も出てくる。
ダイビングそのものも、レクリエーショナルダイビングだって冒険的要素はあるけど、経験的に、その運用限界が決められていて、ビジネスとして普及させるためのリスク管理がなされている。
だからこそ、何百万人、何千万人というダイバーが量産されるわけだし、ふつーの人たちが楽しめるレジャーになっている。
肉体的な要件も、ごく一般的なレベルに留まる。
ヘンタイじゃなくても、いいわけだな。
テクニカルダイビングは、ふつーの人が受け入れ難い条件をクリアーすることが求められ、それを拒否する健全なダイバーは、そんなものは最初からやらないのだ。
酸素中毒とガス昏睡と減圧症とガス切れの世界だ(もちろん、対策はします)。
テキストの初めの方にも、明記されている。
このテキスト読んで、ヤバいと思ったらやめろ!、って。
一つのミスが、取り返しのつかない結果(最悪は、死亡)に直結し、あるいは、トラブルの連鎖を発生させ、しかも、その連鎖の鎖は短く速い(つまり、リカバリーできないということ)。
止めちゃおうかな・・・。
幸いにして、認定するのは浮沈子の仕事じゃないけど。
テクニカルダイビングのインストラクターには、なるもんじゃないな。
もちろん、テクニカルダイビングは、そういったキビシー環境においても生き残ることが出来るようなスキルと態度を身に着ける術を教える。
しかし、それをきっちり実践したとしても、リスクが消えてなくなるわけじゃない。
レクリエーショナルダイビングより安全だなどということはない。
そう宣伝している指導団体は、浮沈子が知る限りない。
仮に、ショップがそう宣伝していたとすれば、大問題だな。
確認しておこう。
テクニカルダイビングは、レクリエーショナルダイビングよりも危険だ。
限られたダイバーにだけ指導するという考え方もまた、当然の話だ。
こんなもんに、全員が付き合う話じゃない。
ダイビングは、レクリエーショナルに限る。
40mまで(最近は、30mに徐々に変わってきてるけどな)、閉鎖環境でない、無限圧限界の範囲に留まる、浅く明るく暖かい(アイスダイビングもありますけど)ダイビングで、十分、一生楽しめる。
いや、実際、そっちの方が楽しいけどな。
出てこられなくなるかもしれない穴とか、崩れてくるかもしれない沈船とか、ガス交換間違えれば痙攣起こして溺死するかもしれないディープとかで、ホントに楽しいんだろうか?。
マニュアルを読んでいると、この世界に首を突っ込んだのが正しいかどうか疑わしくなる。
無謀なダイビングを繰り返すレクリエーショナルダイバーが、如何にヤバイかということが分かって来る。
ちゃんとトレーニングを積んで、その範囲に留まるテクニカルダイビングですら、レクリエーショナルダイビングの範囲に留まるダイバーよりも、高いリスクに晒されているのだ。
そんなテクニカルダイバーを認定して、事故でも起こされたら割に合わないな。
まずは、講習を求めてきたダイバーには、懇々と説得して、悪いことは言わないからやめた方がいいということになるな。
それでも、どーしてもやりたいということになって、死んでも絶対に恨んだり、化けて出てくることはしないという方にだけ、教えるということになるんだろう。
基準は、厳格に適用し、バンバン落とす。
身体的適性や、態度、死の危険の受容を含め、総合的に判断して、こりゃ、どーみてもテクニカルダイバーにせざるを得ないと確信が持てなければ、絶対に認定しない。
不合格の山だな。
そんなに大勢認定できるなら、沈船の中とか、混んじゃって大変だしな。
おそらく、100人いても1人か2人だな。
3人はいない。
しかし、最終的に、そのテクニカルダイビングを行うかどうかは、ダイバー自身が決めることだ。
それを判断することを含めて教えるわけだしな。
そんでもって、自己責任で潜ってあの世行っても、よしんば二度と潜れない体になったとしても、恨みっこなしだ。
そうでなければ、絶対に割に合わない。
浮沈子は、元よりテクニカルダイビングのインストラクターになる気はない(あっても、なれないだろうしな)。
ヘンタイがヘンタイを拡大再生産してどーする?。
マイノリティだからこそ、ヘンタイなのだ(?)。
そういう特殊な世界の入り口に立って、テキストを読みながら、こわごわ中をのぞいている浮沈子。
CCRで、40mまでで、閉鎖空間ではなく、たっぷりNDL残しながらゆったり泳いでいるのが、どれ程マトモで健全かが分かる。
あれは、単なる器材だ。
まあ、破格だけどな。
それでも、水中で呼吸ガスを吸わせるだけの装置に過ぎない。
ちゃんと使いこなせるようになるだけでいい。
十分なバックアップは持つけど、それは、テクニカルダイビングのバックアップとは本質的な意味が異なる。
運用限界は、あくまでレクリエーショナルダイビングの範囲に留まり、最悪でも直上浮上が可能だ。
浮沈子は、ダイビングキャリアの殆ど初めからCCRで潜っているので、そう感じているだけかもしれないけど、おそらく正しい。
レクリエーショナルダイビングの世界に留まるバリバリのCCRダイバーと、オープンサーキットでテクニカルダイビングの初級レベルで潜るテクニカルダイバーなら、オープンサーキットのテックダイバーの方が、絶対にヘンタイ度は高い。
テクニカルダイバーでCCR使って潜るというのは、それが器材の選択肢として総合的に妥当なダイビングであれば、むしろ健全だろう。
長時間に及ぶとか、水温が低いとか、水深が中途半端に深いとか(100m位まで?)。
まあ、最近は、サイドマウントに特化したCCRで、閉鎖環境に突入しているダイバーもいるので、何とも言えないけどな。
今日は、外は雨になっている。
昼前には、上がると思われるので、フィットネスには午後から行こう。
今週から、水泳を500mまで伸ばそうと思ってたんだが、昨日は気乗りがしなくて、350mで切り上げた。
自転車の後写鏡を取り付ける位置を、ハンドルの下側にして、振動で動いてしまうのを改善した。
フェラーリ号(宮田の電動ママチャリ)の調子はすこぶるいい。
昨夜は、頭が爆発寸前だったが、いい睡眠が取れた。
たまには、使わないとな。
あと40日もあるんだから、学習時間は十分過ぎるほどある。
マニュアルを読んだからといって、何ができるようになるわけでもない。
プール練習して、小技を身に着けておこう。
スービックで、スムーズに講習が進むようにな・・・。
秋の夜長 ― 2016年11月01日 23:01
秋の夜長
秋の夜長を読書で過ごす。
まあ、読んでる本が、テクニカルダイビングのマニュアルというのが、やや(いや、相当)ヘンタイだがな。
とりあえず、テック40を読み終える。
頭の中は、相当爆発状態だが、それでも少しずつイメージが出来てきた。
こういうふうにしてダイビングを楽しむ人々が、世界中にいると思うと、ちょっとわくわくする。
しかも、ナイトロックスで減圧するとかいうのは、テクニカルダイビングのほんの入り口に過ぎない。
ケーブとかレックじゃないし。
最もシンプルなテックのスタイルだ。
ヘリウムを導入すると、更に話はややっこしくなり、ハイポキシックトライミックスなどを取り入れる話になると、その複雑さ、リスク管理は極限に達する。
そんでもって、さらにややっこしくなって、もう、想像することすらできない世界に入っていく。
いや、浮沈子は絶対行かないけどな。
もう、PADIのテック40でさえ、アップアップだ。
45とか、50もあるけど、とりあえず一区切りだ。
今回の講習は、40まで。
バックマウントのダブルタンクで行う。
最大水深40m、最大50パーセントのナイトロックスで、最大減圧時間は10分まで。
申し訳程度の減圧だが、これを破れば減圧症にかかるわけで、りっぱなテクニカルダイビングだ。
イントロダクションとしては、十分だろう。
IANTDだと、中層での器材脱着、ゼロビジビリティでの遊泳、泳力テストなどが加わるそうだ(詳しくは知りません)。
キツイのダメ、ツライのイヤ、楽なのダイスキな浮沈子は、迷うことなくPADIにした。
世界のPADIブランドだが、テクニカルでは世界のどこにも通用しない・・・(そうなのかあ?)。
まあいい。
どこの指導団体であれ、教えることは大して変わらない。
後発のPADIは、いろんな団体の内容を研究して、いいとこどりをしているんだろう。
そして、お得意の教材を作る。
一通りのコースを終えれば、出来上がるダイバーの質に差が出るとは思えないな。
それには、テック50まででは不足だろうし、経験を積んで、その先のコースの受講が必須だろう。
テック40ですら、今回のスービックで終わるかどうかが怪しい浮沈子としては、そんなとこまで考える余裕はない。
獅子浜で、一昨日ダブルタンクを担げたことさえ、奇跡のようなもんだしな。
初めから欲をかかずに、一歩一歩、歩きながら考えよう。
それが、浮沈子にはふさわしい。
そもそも、動機が不純なのだ。
メインストリームは、CCRのインストラクターになるというところにある(たぶん、今でも)。
そのためには、単に、単一機種のCCRが使えるだけでは、広がりも深さもない、平板な講習しかできないと感じている。
他の機種での経験や、オープンサーキットでの経験があった方が、より広く、より深く理解することが出来るだろう。
さらには、レクリエーショナルレベルの制限を超えたダイビングの経験があれば、違った視点から見ることが出来る。
だから、中断していたインスピの講習を再開し、テクニカルレベルのCCRも行い、その補助的講習として、テックサイドマウントや、今回のテック40も導入した。
体験ダイビングだけだが、SCRも吸ってみたし、RB80のCCR版であるSF2も背負ってみた。
経験値を増やしていくことで、伝える立場としての厚みを増していこうとしている。
苦労している中性浮力にしても、あっさり取れている方を目にすると、やはり、何かが欠けているに違いないと、工夫を凝らす。
一つには、トリムの調整、もう一つは、静止する感覚。
自分なりの答えを見つけて、そこにフォーカスした練習を繰り返している。
トリムは今後の課題だが、中性浮力については、オープンサーキットについては、少し先が見えてきたような気がする。
今週の自主練習の予約を入れた際に、柏崎さんにテックのイントロにおけるワンポイントアドバイスを求めた。
中性浮力で、何でもできること。
まあ、そうだろうな。
それが、あらゆるスキルの基礎であり、トリム、フィンワークと共に、ダイビングのベースになる。
CCRでのスキルを磨き、伝えるものを獲得していくしかない。
浮沈子は、基本的にダイビングが下手だ。
だから、苦労しているし、上達するための工夫や努力もしている。
上手な方は、苦も無く上達してくだろうが、そういう才能に恵まれている方ばかりではないだろうし、そういう方たちだって、ダイビングを、それもCCRでのダイビングを楽しみたいに違いない。
悩んだり、迷ったりして、苦労されることもあるだろう。
そういう方の手助けが出来れば、それに越したことはないのだ。
TDIでは、リブリーザーは、全てテクニカルダイビングとして講習するらしい。
PADIは、4年前に、レクリエーショナルレベルでのCCRを導入した(SCRもあります)。
その後は、鳴かず飛ばずだが、別に、そんなに急激に広がらなくてもいい。
器材は高いし、ランニングコストも安いとは言えない。
潜れるところは限られ、上手く動かないこともまれではない。
未来の潜水器といわれる所以だな(そういうことなのかあ?)。
余程の未来にならなければ、普及は望めないということだ。
まあ、どうでもいいんですが。
やっぱ、基本はCCRのインストラクターになるところからスタートしている。
全ては、そこに収斂する。
でも、テクニカルダイビングの世界は、それだけでも面白そうだ。
ただ、そのスタイルでのダイビングをメインにするかどうかは別の話だ。
経験の幅を広げるために、ダブルタンクを使って受けることにしているけど、どっちかといえば、サイドマウントの方がやり易そうな気がしている。
テックサイドマウントも受講中だし、もし、45とか50を受ける時は、サイドマウントで受けられるように、完了させておかなくっちゃな。
って、どのみち来年の話だ。
早くても、4月以降だなあ。
来年こそ、CCRインストラクターにチャレンジだ。
って、去年もそんなこと言ってたような気がするしな。
テクニカルダイビングに限らず、ダイビングの幅を広げておくのがいい。
プールダイビングだけじゃ、ちょっと不足だしな。
その合間に、ロタに行ったりしなければならないし、ヘリウムが調達されれば、カウンターラングの修理状況にもよるけど、予備のカウンターラング抱えてでも、速攻でパラオに飛ばなければならない。
忙しい1年になりそうだ。
ああ、しかし・・・。
その前に、もう一度、マニュアルを読み直さなければならない。
231ページ分の読書の秋・・・。
問題も、やっておかなくちゃな。
スービックでは、復習や確認程度で済むようにしておこう。
つーか、その頃には、忘れかけているかも知れないしな。
情けない話だなあ・・・。
秋の夜長を読書で過ごす。
まあ、読んでる本が、テクニカルダイビングのマニュアルというのが、やや(いや、相当)ヘンタイだがな。
とりあえず、テック40を読み終える。
頭の中は、相当爆発状態だが、それでも少しずつイメージが出来てきた。
こういうふうにしてダイビングを楽しむ人々が、世界中にいると思うと、ちょっとわくわくする。
しかも、ナイトロックスで減圧するとかいうのは、テクニカルダイビングのほんの入り口に過ぎない。
ケーブとかレックじゃないし。
最もシンプルなテックのスタイルだ。
ヘリウムを導入すると、更に話はややっこしくなり、ハイポキシックトライミックスなどを取り入れる話になると、その複雑さ、リスク管理は極限に達する。
そんでもって、さらにややっこしくなって、もう、想像することすらできない世界に入っていく。
いや、浮沈子は絶対行かないけどな。
もう、PADIのテック40でさえ、アップアップだ。
45とか、50もあるけど、とりあえず一区切りだ。
今回の講習は、40まで。
バックマウントのダブルタンクで行う。
最大水深40m、最大50パーセントのナイトロックスで、最大減圧時間は10分まで。
申し訳程度の減圧だが、これを破れば減圧症にかかるわけで、りっぱなテクニカルダイビングだ。
イントロダクションとしては、十分だろう。
IANTDだと、中層での器材脱着、ゼロビジビリティでの遊泳、泳力テストなどが加わるそうだ(詳しくは知りません)。
キツイのダメ、ツライのイヤ、楽なのダイスキな浮沈子は、迷うことなくPADIにした。
世界のPADIブランドだが、テクニカルでは世界のどこにも通用しない・・・(そうなのかあ?)。
まあいい。
どこの指導団体であれ、教えることは大して変わらない。
後発のPADIは、いろんな団体の内容を研究して、いいとこどりをしているんだろう。
そして、お得意の教材を作る。
一通りのコースを終えれば、出来上がるダイバーの質に差が出るとは思えないな。
それには、テック50まででは不足だろうし、経験を積んで、その先のコースの受講が必須だろう。
テック40ですら、今回のスービックで終わるかどうかが怪しい浮沈子としては、そんなとこまで考える余裕はない。
獅子浜で、一昨日ダブルタンクを担げたことさえ、奇跡のようなもんだしな。
初めから欲をかかずに、一歩一歩、歩きながら考えよう。
それが、浮沈子にはふさわしい。
そもそも、動機が不純なのだ。
メインストリームは、CCRのインストラクターになるというところにある(たぶん、今でも)。
そのためには、単に、単一機種のCCRが使えるだけでは、広がりも深さもない、平板な講習しかできないと感じている。
他の機種での経験や、オープンサーキットでの経験があった方が、より広く、より深く理解することが出来るだろう。
さらには、レクリエーショナルレベルの制限を超えたダイビングの経験があれば、違った視点から見ることが出来る。
だから、中断していたインスピの講習を再開し、テクニカルレベルのCCRも行い、その補助的講習として、テックサイドマウントや、今回のテック40も導入した。
体験ダイビングだけだが、SCRも吸ってみたし、RB80のCCR版であるSF2も背負ってみた。
経験値を増やしていくことで、伝える立場としての厚みを増していこうとしている。
苦労している中性浮力にしても、あっさり取れている方を目にすると、やはり、何かが欠けているに違いないと、工夫を凝らす。
一つには、トリムの調整、もう一つは、静止する感覚。
自分なりの答えを見つけて、そこにフォーカスした練習を繰り返している。
トリムは今後の課題だが、中性浮力については、オープンサーキットについては、少し先が見えてきたような気がする。
今週の自主練習の予約を入れた際に、柏崎さんにテックのイントロにおけるワンポイントアドバイスを求めた。
中性浮力で、何でもできること。
まあ、そうだろうな。
それが、あらゆるスキルの基礎であり、トリム、フィンワークと共に、ダイビングのベースになる。
CCRでのスキルを磨き、伝えるものを獲得していくしかない。
浮沈子は、基本的にダイビングが下手だ。
だから、苦労しているし、上達するための工夫や努力もしている。
上手な方は、苦も無く上達してくだろうが、そういう才能に恵まれている方ばかりではないだろうし、そういう方たちだって、ダイビングを、それもCCRでのダイビングを楽しみたいに違いない。
悩んだり、迷ったりして、苦労されることもあるだろう。
そういう方の手助けが出来れば、それに越したことはないのだ。
TDIでは、リブリーザーは、全てテクニカルダイビングとして講習するらしい。
PADIは、4年前に、レクリエーショナルレベルでのCCRを導入した(SCRもあります)。
その後は、鳴かず飛ばずだが、別に、そんなに急激に広がらなくてもいい。
器材は高いし、ランニングコストも安いとは言えない。
潜れるところは限られ、上手く動かないこともまれではない。
未来の潜水器といわれる所以だな(そういうことなのかあ?)。
余程の未来にならなければ、普及は望めないということだ。
まあ、どうでもいいんですが。
やっぱ、基本はCCRのインストラクターになるところからスタートしている。
全ては、そこに収斂する。
でも、テクニカルダイビングの世界は、それだけでも面白そうだ。
ただ、そのスタイルでのダイビングをメインにするかどうかは別の話だ。
経験の幅を広げるために、ダブルタンクを使って受けることにしているけど、どっちかといえば、サイドマウントの方がやり易そうな気がしている。
テックサイドマウントも受講中だし、もし、45とか50を受ける時は、サイドマウントで受けられるように、完了させておかなくっちゃな。
って、どのみち来年の話だ。
早くても、4月以降だなあ。
来年こそ、CCRインストラクターにチャレンジだ。
って、去年もそんなこと言ってたような気がするしな。
テクニカルダイビングに限らず、ダイビングの幅を広げておくのがいい。
プールダイビングだけじゃ、ちょっと不足だしな。
その合間に、ロタに行ったりしなければならないし、ヘリウムが調達されれば、カウンターラングの修理状況にもよるけど、予備のカウンターラング抱えてでも、速攻でパラオに飛ばなければならない。
忙しい1年になりそうだ。
ああ、しかし・・・。
その前に、もう一度、マニュアルを読み直さなければならない。
231ページ分の読書の秋・・・。
問題も、やっておかなくちゃな。
スービックでは、復習や確認程度で済むようにしておこう。
つーか、その頃には、忘れかけているかも知れないしな。
情けない話だなあ・・・。
111分 ― 2016年11月02日 21:26
111分
水泳教室の後、一度帰ってから出直して、大井町のダイビングプールの底で、2時間の自主トレ。
本日のお題は、トリム、DSMB(ディレイド・サーフィス・マーカー・ブイ)の打ち上げ、ポケットパンツのハンドリング、リールを持って減圧シミュレーション、その他。
トリムは、ゴムのフルフットフィンなので、実際の状況とは異なるが、足を伸ばすと頭が下がり、縮めると頭が上がる(足が下がる)変化を確認する。
水底近くで、膝を使ってトリムのキャリブレーションを繰り返す。
バックキックしてみて、深度を変えずに下がれるかを試す。
足の伸縮を伴うので、逆ポーポーイズのような感じになる。
ビミョーに深度がぶれる。
きっと、何かコツがあるんだろう。
バックキックが目的ではないので、深く追求しない。
3mだしな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
DSMBの打ち上げは、レギュレーターからの排気で膨らませてみた。
1回だけ吹き込んで、膨らみ具合を見る。
4分の1くらい入った。
つーことは、3回くらい入れれば、10mからの打ち上げは十分膨らむということになる。
今日は、ちょっと浮力がギリギリで、リールを外した分だけ、しっかり浮いてしまった。
まあ、許容範囲だな。
後半は、それにつかまりながら、減圧シミュレーションを行う。
20分間、リールを軽く持ってホバリングし、10分間手を放して、目の前にリールをぶら下げて、ぶれないようにホバリング・・・。
吐いた泡がDSMBを押しやるので、プールの真ん中で始めたんだが、端の方に移動していく。
手に持っているときは、原因が分からなかった。
手を離したら、なるほどと分かった。
慣れないことばかりやったので、120分になる前に、180バールを吸い切って上がった(111分)。
5mmウエットに、ポケットパンツを重ね履きしてプールで潜るのは初めてだが、目的は、ポケットの開け閉めの感覚に慣れること。
中身を持っていかなかったので、ダイコン(初代ペトレル)を腕から外して、出したり仕舞ったりして、感覚を覚える。
金曜日にも潜る。
水泳教室では、背泳が始まった。
太ももから動かせと言われて、必死に漕いだので、脚が張っている。
ダイビングでは、ほとんど動いていないので、あまり気にならなかった。
帰りに、旅行用のダイビング用バッグの中古を買い求める。
何かこう、勢い付けないと、テクニカルダイビングの世界に飛び込めない感じだ。
マニュアルは、一応、45、50まで、全部読んだ。
明日からは、二度目の熟読に入る。
テック40が一番重要だな。
基礎を養うトレーニングだしな。
45や50は、その発展ということで、経験値を上げて、いろいろ慣れてくれば、さほど困難ではない感じだ。
バルブ・シャットダウン・ドリルの時間が、多少短くなったり、減圧時間が長くなったりするだけだ。
使えるガスが、純酸素まで拡大する。
機会があれば、受けてみてもいいかもしれない。
明日は神田で器材のフィッティングを行う。
せっかく買ったので、キャリーバッグに詰めて、電車で行ってみよう。
幅広のクロッチベルトを調達しなければならないし、インフレーター用の中圧ホースを追加し、長さを揃える必要もある。
やっぱ、現物がないと、いろいろ難しいわけだな。
器材チェックの機会を設けたのは良かった。
ハサミは、鞘付きがないそうだが、自作してもいいしな。
500Eのワイパーの動きが悪かったので、明日電話してみよう。
調整で治ればいいが、アッセンブリー交換になると、目の玉飛び出る修理費が掛かる。
フィットネスには、夜行くしかないな。
今日も、水泳教室の前に、自重筋トレ以外の筋トレをした。
継続は力なり。
格言といえば、テック45のテキストの冒頭に、老子の格言が出てくる。
「知って知らざるは上なり
知らずして知るは病なり」
(老子 第七十一章 知りて知らずとするは上、知らずして知るとするは病なり)
http://blog.mage8.com/roushi-71
「現代語訳
自分がよく理解していてもまだよく解っていないと考えるのが最善であり、よく解っていないことを解ったつもりになってしまうのが人間の欠点である。そもそも自分の欠点を欠点として自覚するから、それを改善することもできる。このように「道」を知った聖人は、自分の欠点を欠点と素直に認めて改善しているからこそ、欠点の無い聖人でいられるのだ。」
「そもそも人間の知識や理解というものは「知っている」と「知らない」の二元論で語れるものではなく、「なんとなく解る」程度の知識の方が圧倒的に多いでござろう。しかし拙者を含め人間はその「なんとなく解る」をいつのまにか「よく知っている」と思い込みがちでござる。だから常にそういう人間の心理が持つ欠点を自覚し、自分が知っていると思っていることでもまだ知らないと考える方が良いとおっしゃっているのだと拙者は考える次第でござる。」
このページの管理人は、実に正鵠を得た解釈をしている。
ちょっと知識を得たからといって、分かった気になってはいかん、というわけだ。
生半可な知識ほど、危ういものはない。
ましてや、命に係わる話だ。
1度目を通したマニュアルだが、浮沈子はそれで分かった気になっている。
そういうのは、病(へい:悪いこと、欠点)だということだ・・・。
ありがちだな。
心して取り組まなければならない。
2度読み、3度読み、体に染みつくまで読む。
設問を考え、不明な点は、インストラクターに尋ねる。
その繰り返しの中で、なお、まだ分かっていないと自覚することが肝要だと言っている。
その通りだ。
さて、今日は活動的な1日を過ごした。
たらふく夕食を取って、目の皮が弛んでくる。
あとは、明日にしよう・・・。
水泳教室の後、一度帰ってから出直して、大井町のダイビングプールの底で、2時間の自主トレ。
本日のお題は、トリム、DSMB(ディレイド・サーフィス・マーカー・ブイ)の打ち上げ、ポケットパンツのハンドリング、リールを持って減圧シミュレーション、その他。
トリムは、ゴムのフルフットフィンなので、実際の状況とは異なるが、足を伸ばすと頭が下がり、縮めると頭が上がる(足が下がる)変化を確認する。
水底近くで、膝を使ってトリムのキャリブレーションを繰り返す。
バックキックしてみて、深度を変えずに下がれるかを試す。
足の伸縮を伴うので、逆ポーポーイズのような感じになる。
ビミョーに深度がぶれる。
きっと、何かコツがあるんだろう。
バックキックが目的ではないので、深く追求しない。
3mだしな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
DSMBの打ち上げは、レギュレーターからの排気で膨らませてみた。
1回だけ吹き込んで、膨らみ具合を見る。
4分の1くらい入った。
つーことは、3回くらい入れれば、10mからの打ち上げは十分膨らむということになる。
今日は、ちょっと浮力がギリギリで、リールを外した分だけ、しっかり浮いてしまった。
まあ、許容範囲だな。
後半は、それにつかまりながら、減圧シミュレーションを行う。
20分間、リールを軽く持ってホバリングし、10分間手を放して、目の前にリールをぶら下げて、ぶれないようにホバリング・・・。
吐いた泡がDSMBを押しやるので、プールの真ん中で始めたんだが、端の方に移動していく。
手に持っているときは、原因が分からなかった。
手を離したら、なるほどと分かった。
慣れないことばかりやったので、120分になる前に、180バールを吸い切って上がった(111分)。
5mmウエットに、ポケットパンツを重ね履きしてプールで潜るのは初めてだが、目的は、ポケットの開け閉めの感覚に慣れること。
中身を持っていかなかったので、ダイコン(初代ペトレル)を腕から外して、出したり仕舞ったりして、感覚を覚える。
金曜日にも潜る。
水泳教室では、背泳が始まった。
太ももから動かせと言われて、必死に漕いだので、脚が張っている。
ダイビングでは、ほとんど動いていないので、あまり気にならなかった。
帰りに、旅行用のダイビング用バッグの中古を買い求める。
何かこう、勢い付けないと、テクニカルダイビングの世界に飛び込めない感じだ。
マニュアルは、一応、45、50まで、全部読んだ。
明日からは、二度目の熟読に入る。
テック40が一番重要だな。
基礎を養うトレーニングだしな。
45や50は、その発展ということで、経験値を上げて、いろいろ慣れてくれば、さほど困難ではない感じだ。
バルブ・シャットダウン・ドリルの時間が、多少短くなったり、減圧時間が長くなったりするだけだ。
使えるガスが、純酸素まで拡大する。
機会があれば、受けてみてもいいかもしれない。
明日は神田で器材のフィッティングを行う。
せっかく買ったので、キャリーバッグに詰めて、電車で行ってみよう。
幅広のクロッチベルトを調達しなければならないし、インフレーター用の中圧ホースを追加し、長さを揃える必要もある。
やっぱ、現物がないと、いろいろ難しいわけだな。
器材チェックの機会を設けたのは良かった。
ハサミは、鞘付きがないそうだが、自作してもいいしな。
500Eのワイパーの動きが悪かったので、明日電話してみよう。
調整で治ればいいが、アッセンブリー交換になると、目の玉飛び出る修理費が掛かる。
フィットネスには、夜行くしかないな。
今日も、水泳教室の前に、自重筋トレ以外の筋トレをした。
継続は力なり。
格言といえば、テック45のテキストの冒頭に、老子の格言が出てくる。
「知って知らざるは上なり
知らずして知るは病なり」
(老子 第七十一章 知りて知らずとするは上、知らずして知るとするは病なり)
http://blog.mage8.com/roushi-71
「現代語訳
自分がよく理解していてもまだよく解っていないと考えるのが最善であり、よく解っていないことを解ったつもりになってしまうのが人間の欠点である。そもそも自分の欠点を欠点として自覚するから、それを改善することもできる。このように「道」を知った聖人は、自分の欠点を欠点と素直に認めて改善しているからこそ、欠点の無い聖人でいられるのだ。」
「そもそも人間の知識や理解というものは「知っている」と「知らない」の二元論で語れるものではなく、「なんとなく解る」程度の知識の方が圧倒的に多いでござろう。しかし拙者を含め人間はその「なんとなく解る」をいつのまにか「よく知っている」と思い込みがちでござる。だから常にそういう人間の心理が持つ欠点を自覚し、自分が知っていると思っていることでもまだ知らないと考える方が良いとおっしゃっているのだと拙者は考える次第でござる。」
このページの管理人は、実に正鵠を得た解釈をしている。
ちょっと知識を得たからといって、分かった気になってはいかん、というわけだ。
生半可な知識ほど、危ういものはない。
ましてや、命に係わる話だ。
1度目を通したマニュアルだが、浮沈子はそれで分かった気になっている。
そういうのは、病(へい:悪いこと、欠点)だということだ・・・。
ありがちだな。
心して取り組まなければならない。
2度読み、3度読み、体に染みつくまで読む。
設問を考え、不明な点は、インストラクターに尋ねる。
その繰り返しの中で、なお、まだ分かっていないと自覚することが肝要だと言っている。
その通りだ。
さて、今日は活動的な1日を過ごした。
たらふく夕食を取って、目の皮が弛んでくる。
あとは、明日にしよう・・・。
排気量 ― 2016年11月03日 09:24
排気量
このブログではあまり登場しないが、浮沈子はオートバイにも乗っていた。
ホンダのファイアーブレードは、今でも(不動車ですが)所有している。
ダイビングのテキストを読んでいて、ふと、オートバイのことを思い出した。
バイク屋のおっさんが、言っていたことを思い出す。
「250くらいがいいんだよね。」
「大きいのは、なかなか普段乗りできないから。」
レクリエーショナルダイビングは、きっと250ccのネイキッドバイクなんだろうな。
テクニカルダイビングは、ハーレーとか、隼のようなもんかもしれない(隼には、乗ったことはありませんが)。
サイパンでハーレー借りて乗ったことがある。
初めは乗り方が分からなくて、ビンビンエンジンを回して、車体を振り回して乗っていた。
ちっとも面白くない・・・。
で、少し慣れたころに、トルクに乗せてゆったりと走るようにする。
見違えるような走りだ。
サスペンションも、エンジンも、水を得た魚のように、生き生きと動き出す。
ははあ、こういう風に乗るんだ。
アメリカン・ホースバック・ライディングというやつかあ。
バイクが走りたいように走る。
ダブルタンクを担いで潜った時にも、似たような感覚になった。
とてもじゃないが、お魚めがけて全力ダッシュする気分じゃないな。
浮沈子は、変な趣味ばっかしだから、例えも変だ・・・。
テクニカルダイビングをしたからといって、レクリエーショナルダイビングが出来なくなるわけではない。
むしろ、大半のダイビングは、レクリエーショナルダイビングの範囲に留まるだろう。
装備もシンプルだし、自由度が高い。
小回りの利く中排気量バイクの世界だ。
タンクや、ガスのバリエーションも豊富だしな。
バックマウント、サイドマウント、SCR、CCR、何でもある。
シビアでない環境で、素晴らしい水中世界を堪能できる。
40mまでだけど、まあ、一生かかっても世界の海を潜りきることはできない。
でもな、たまには、でかい排気量のバイクを、ドドンと乗り回すのがいい。
アットー的な加速、抜群の安定感、道が続く限り、どこまでも走っていけそうな気分だ・・・。
浮沈子は、そういう気分になったことはないけど、CCRで潜ると、一種の万能感に襲われることがあるらしい。
このまま、どこまでも行ってしまえそうになる・・・。
危ない話だな。
CCRは、万能ではない。
オープンサーキットなら、水深3mで2時間ホバリングできるだろうが、CCRのハイポジションでそんなことをやろうとすれば、気が狂うであろう。
ガスにもよるが、絶対的な水深でも、OCの方が器材的には信頼性が高い。
限られた水深の範囲内で、器材の特性を生かして潜るのが正しい。
ちゃんとトレーニング積んで、経験も積んで、控えめに潜るのがいいのだ。
高速道路と異なり、水中には覆面も白バイも、オービス(死語ですな)もない。
しかし、水中環境という、絶対的な取り締まりが常時行われていて、器材が故障したりしてトラブルに巻き込まれれば、自分で何とかしなければならない。
JAFのロードサービスなんてないし、ガソリンスタンドもない。
路肩に停めて、ちょっと一息入れることもできない。
エントリーからエキジットまで、気を抜けない走りを要求されている。
安全の範囲内で、景色を楽しむことはできるが、ゆったりと味わうことはできない。
深度や残圧、周囲の環境、バディやチームの状況に、常に目配りが必要だ。
CCRでは、当然のことながらPO2のチェックも欠かせない。
水中世界、そこは、人間が生きることが出来ない死の世界だ。
そこに器材の力を借りて、生身(環境圧)で潜るというのは、高速をバイクでブッ飛ばしているようなものかもしれないな。
命がけの所業である。
そして、それがレジャーになるということだ。
ヘンタイだな。
さて、今日は500Eの修理に行かなければならない。
まともな世界だ。
鋼鉄の箱に囲まれて、安楽に移動する。
浮沈子にも、まともな道楽はあるのだ。
ああ、その後に、テクニカルダイビングの装備のことで、神田に行くわけだがな。
やっぱ、ヘンタイなのかあ・・・。
このブログではあまり登場しないが、浮沈子はオートバイにも乗っていた。
ホンダのファイアーブレードは、今でも(不動車ですが)所有している。
ダイビングのテキストを読んでいて、ふと、オートバイのことを思い出した。
バイク屋のおっさんが、言っていたことを思い出す。
「250くらいがいいんだよね。」
「大きいのは、なかなか普段乗りできないから。」
レクリエーショナルダイビングは、きっと250ccのネイキッドバイクなんだろうな。
テクニカルダイビングは、ハーレーとか、隼のようなもんかもしれない(隼には、乗ったことはありませんが)。
サイパンでハーレー借りて乗ったことがある。
初めは乗り方が分からなくて、ビンビンエンジンを回して、車体を振り回して乗っていた。
ちっとも面白くない・・・。
で、少し慣れたころに、トルクに乗せてゆったりと走るようにする。
見違えるような走りだ。
サスペンションも、エンジンも、水を得た魚のように、生き生きと動き出す。
ははあ、こういう風に乗るんだ。
アメリカン・ホースバック・ライディングというやつかあ。
バイクが走りたいように走る。
ダブルタンクを担いで潜った時にも、似たような感覚になった。
とてもじゃないが、お魚めがけて全力ダッシュする気分じゃないな。
浮沈子は、変な趣味ばっかしだから、例えも変だ・・・。
テクニカルダイビングをしたからといって、レクリエーショナルダイビングが出来なくなるわけではない。
むしろ、大半のダイビングは、レクリエーショナルダイビングの範囲に留まるだろう。
装備もシンプルだし、自由度が高い。
小回りの利く中排気量バイクの世界だ。
タンクや、ガスのバリエーションも豊富だしな。
バックマウント、サイドマウント、SCR、CCR、何でもある。
シビアでない環境で、素晴らしい水中世界を堪能できる。
40mまでだけど、まあ、一生かかっても世界の海を潜りきることはできない。
でもな、たまには、でかい排気量のバイクを、ドドンと乗り回すのがいい。
アットー的な加速、抜群の安定感、道が続く限り、どこまでも走っていけそうな気分だ・・・。
浮沈子は、そういう気分になったことはないけど、CCRで潜ると、一種の万能感に襲われることがあるらしい。
このまま、どこまでも行ってしまえそうになる・・・。
危ない話だな。
CCRは、万能ではない。
オープンサーキットなら、水深3mで2時間ホバリングできるだろうが、CCRのハイポジションでそんなことをやろうとすれば、気が狂うであろう。
ガスにもよるが、絶対的な水深でも、OCの方が器材的には信頼性が高い。
限られた水深の範囲内で、器材の特性を生かして潜るのが正しい。
ちゃんとトレーニング積んで、経験も積んで、控えめに潜るのがいいのだ。
高速道路と異なり、水中には覆面も白バイも、オービス(死語ですな)もない。
しかし、水中環境という、絶対的な取り締まりが常時行われていて、器材が故障したりしてトラブルに巻き込まれれば、自分で何とかしなければならない。
JAFのロードサービスなんてないし、ガソリンスタンドもない。
路肩に停めて、ちょっと一息入れることもできない。
エントリーからエキジットまで、気を抜けない走りを要求されている。
安全の範囲内で、景色を楽しむことはできるが、ゆったりと味わうことはできない。
深度や残圧、周囲の環境、バディやチームの状況に、常に目配りが必要だ。
CCRでは、当然のことながらPO2のチェックも欠かせない。
水中世界、そこは、人間が生きることが出来ない死の世界だ。
そこに器材の力を借りて、生身(環境圧)で潜るというのは、高速をバイクでブッ飛ばしているようなものかもしれないな。
命がけの所業である。
そして、それがレジャーになるということだ。
ヘンタイだな。
さて、今日は500Eの修理に行かなければならない。
まともな世界だ。
鋼鉄の箱に囲まれて、安楽に移動する。
浮沈子にも、まともな道楽はあるのだ。
ああ、その後に、テクニカルダイビングの装備のことで、神田に行くわけだがな。
やっぱ、ヘンタイなのかあ・・・。
大詰め ― 2016年11月03日 20:16
大詰め
米国の大統領選挙が大詰めに来ている。
メール問題の再燃で、窮地に追い込まれているといわれるクリントンさん(一部の世論調査では、逆転されたという)。
しかし、浮沈子は、その影響は軽微だろうと思っている。
それ以外の世論調査でも、大詰めに来て、その差が縮まっている。
どんなに縮まっても、選挙人の獲得でどうなるかが問題だ。
接戦州で、全部トランプさんが取らない限り、逆転はない。
それは、あり得ない。
円高や株安に振れているようだが、一時的なものだろう。
焦点は、既に下院での共和党のリードがどの程度になるかになっている。
まさかの逆転になれば、目も当てられない状況になるな。
メディアがこぞって書き立てているのは、他にネタがないからだろう。
浮沈子は、そうみている。
例によってあてにはならない。
(米大統領選 混戦の様相 両候補大詰めの攻防)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161103/k10010754751000.html
「アメリカ大統領選挙は全米規模の各種世論調査の支持率の平均値で、共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補に1.7ポイント差まで迫っているうえ、2人が競り合う接戦州も増えていて、混戦の様相を呈してきています。」
NHKまで煽っている。
浮沈子は、これは、民主党の陰謀なのではないかとすら思える。
だって、クリントンさんが最も懸念しているのは、当選は安泰だと思って、自分の支持者たちが投票しなくなることだからな。
ここで危機感を醸成して、投票所に足を運んでもらわなければならない。
僅差での当選は、選挙後の政局運営にも関わる。
アットーテキな勝利を収めなければならないわけだ。
下院議員選挙で、逆転できればなおいい。
現時点での接戦を演じることは、選挙戦略上、極めて重要だ。
FBI長官の捜査再開のニュースは、なんか出来過ぎのような気もする。
異例過ぎる。
オバマ大統領まで、コメントしているが、これも異例だ。
(オバマ大統領がクリントン氏擁護、「FBIのほのめかし許されず」)
http://jp.reuters.com/article/usa-election-obama-clinton-defend-idJPKBN12X2LF
「国民の意見に影響を与えるような示唆やほのめかしがあってはならない」
下手な猿芝居を見せられているような気がしてならない。
役者が役者だけに、芝居にも熱がこもっているだろうけどな。
米国大統領、FBI長官、そして、2大政党の大統領候補というわけだ。
芝居を観た米国の有権者が、どういう評価をするかは別だ。
この時期の選択の変更というのは、余程のことがなければあり得ないだろう。
有権者は、とっくに決めているはずである。
民主党陣営は、作戦を誤ったのではないか。
投票率が増えれば、アンチクリントン票が掘り起こされ、むしろ不利になるかもしれない。
支持率の低下、逆転は、そのことを如実に示している。
今まで、態度を明らかにしていなかった有権者が、この段階で態度を決めたということだ。
その結果は、トランプさんの支持率の上昇として表れている。
共和党支持者の中には、態度未定の割合が多いといわれる。
そりゃそうだろう。
ちょっと、投票に二の足を踏む候補だしな。
それでも、2期8年の民主党時代にいい目を見なかった共和党支持者にしてみれば、ここは4年間だけやらせてみようかという気になるかもしれない。
接戦の様相を呈しているのは、FBIの発表のせいではなく、表面化しなかったアンチクリントン票が、表に出てきたからに違いない。
そこにもってきて、メール問題を再燃させたというのは、ちょっと計算外だろう。
薬が効き過ぎたというやつだな。
しかし、実際はどうなのかわからない。
ひょっとしたら、FBI長官は、抜き差しならない状況に置かれているのかもしれない。
何としても、トランプさんに大統領になってもらおうとして、恣意的にリークしたのかもしれない。
自分を指名してくれたオバマを裏切っても、最も効果的なタイミングで、前例にない状況を演出したのかもしれない。
米国大統領選挙は、麗しい話ばかりではなかった。
権謀術数、暴力と暗殺の歴史だ。
(ロバート・ケネディ暗殺事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「大統領選挙のキャンペーン期間中である、1968年6月5日の夜にカリフォルニア州ロサンゼルスで銃撃された」
「26時間後に病院で死亡した。」
米国そのものも、血まみれの歴史を歩んでいる。
その国の大統領が、自らの手を汚さずに、世界最大の権力の座に就くことができるんだろうか?。
トランプさんが話したことを、浮沈子は忘れることができない。
(【米大統領選2016】トランプ氏の銃権利擁護めぐる発言に怒りの声)
http://www.bbc.com/japanese/37030962
「ヒラリーは修正第2条を廃止、実質的に廃止したいと考えている。ところで、もし彼女が判事を選べるのなら、みなさんにできることは何もない。しかし、修正第2条の人々には、もしかしたらできることがあるかもしれない。分からないけれど」
「トランプ氏の選対本部はすぐに反論し、トランプ氏は銃保有の権利を擁護する有権者が大挙して投票した場合の影響力について語っていたとした。」
んなわけ、ないじゃないの・・・。
まあいい。
トランプさんの発言が、冗談ではなく、リアリティを持って受け止められるところに問題の本質があるのだ。
米国は、そういう国であり、その国の大統領選挙が5日後に行われる。
世界が、固唾を呑んで見守る中、第45代米国大統領が選ばれようとしている。
浮沈子は、選ばれた後の方が気になるんだがな。
(歴代アメリカ大統領の中で暗殺された大統領は?)
http://www.american-presidents.info/annsatu.html
「歴代アメリカ大統領の中で暗殺されたのは4人です。 暗殺された大統領の1人目は第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンです。1865年4月14日午後10時15分に首都ワシントンのフォード劇場でウィルクス・ブースによって狙撃されました。」
「2人目の暗殺された大統領は第20代アメリカ大統領ジェームズ・ガーフィールドです。1881年7月2日午前9時30分に首都ワシントンのボルティモア・アンド・ポトマック駅でチャールズ・ギトーが大統領を撃ちました。」
「暗殺の犠牲になった3人目は第25代アメリカ大統領ウィリアム・マッキンリー大統領。1901年9月6日午後4時7分、ニュー・ヨーク州バッファローのアメリカ博覧会場にて無政府主義者レオン・チョルゴシュが発砲しました。」
「そして、4人目が第35代アメリカ大統領ジョン・ケネディです。1963年午後12時30分、テキサス州ダラスで事件は起きました。犯人はリー・オズワルドとされています。未だに多くの部分が謎に包まれています。」
「他にも何度か暗殺未遂はありました。代表的な例としては第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの事例(1835年1月30日)と第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガンの事例(1981年3月30日午後2時35分)です。」
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、別に、第45代大統領が暗殺されるかも知れないというつもりはない。
21世紀だからな。
そろそろ、そういうぶっそーな話から、足を洗ってもいいころだ。
バラク・フセイン・オバマ2世が今も生きているということ自体が、新しい米国の象徴であり、米国政治が転換したことの何よりの証だ。
米国は変わった。
やや懐疑的だが、浮沈子はそう信じたい。
米国の大統領選挙が大詰めに来ている。
メール問題の再燃で、窮地に追い込まれているといわれるクリントンさん(一部の世論調査では、逆転されたという)。
しかし、浮沈子は、その影響は軽微だろうと思っている。
それ以外の世論調査でも、大詰めに来て、その差が縮まっている。
どんなに縮まっても、選挙人の獲得でどうなるかが問題だ。
接戦州で、全部トランプさんが取らない限り、逆転はない。
それは、あり得ない。
円高や株安に振れているようだが、一時的なものだろう。
焦点は、既に下院での共和党のリードがどの程度になるかになっている。
まさかの逆転になれば、目も当てられない状況になるな。
メディアがこぞって書き立てているのは、他にネタがないからだろう。
浮沈子は、そうみている。
例によってあてにはならない。
(米大統領選 混戦の様相 両候補大詰めの攻防)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161103/k10010754751000.html
「アメリカ大統領選挙は全米規模の各種世論調査の支持率の平均値で、共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補に1.7ポイント差まで迫っているうえ、2人が競り合う接戦州も増えていて、混戦の様相を呈してきています。」
NHKまで煽っている。
浮沈子は、これは、民主党の陰謀なのではないかとすら思える。
だって、クリントンさんが最も懸念しているのは、当選は安泰だと思って、自分の支持者たちが投票しなくなることだからな。
ここで危機感を醸成して、投票所に足を運んでもらわなければならない。
僅差での当選は、選挙後の政局運営にも関わる。
アットーテキな勝利を収めなければならないわけだ。
下院議員選挙で、逆転できればなおいい。
現時点での接戦を演じることは、選挙戦略上、極めて重要だ。
FBI長官の捜査再開のニュースは、なんか出来過ぎのような気もする。
異例過ぎる。
オバマ大統領まで、コメントしているが、これも異例だ。
(オバマ大統領がクリントン氏擁護、「FBIのほのめかし許されず」)
http://jp.reuters.com/article/usa-election-obama-clinton-defend-idJPKBN12X2LF
「国民の意見に影響を与えるような示唆やほのめかしがあってはならない」
下手な猿芝居を見せられているような気がしてならない。
役者が役者だけに、芝居にも熱がこもっているだろうけどな。
米国大統領、FBI長官、そして、2大政党の大統領候補というわけだ。
芝居を観た米国の有権者が、どういう評価をするかは別だ。
この時期の選択の変更というのは、余程のことがなければあり得ないだろう。
有権者は、とっくに決めているはずである。
民主党陣営は、作戦を誤ったのではないか。
投票率が増えれば、アンチクリントン票が掘り起こされ、むしろ不利になるかもしれない。
支持率の低下、逆転は、そのことを如実に示している。
今まで、態度を明らかにしていなかった有権者が、この段階で態度を決めたということだ。
その結果は、トランプさんの支持率の上昇として表れている。
共和党支持者の中には、態度未定の割合が多いといわれる。
そりゃそうだろう。
ちょっと、投票に二の足を踏む候補だしな。
それでも、2期8年の民主党時代にいい目を見なかった共和党支持者にしてみれば、ここは4年間だけやらせてみようかという気になるかもしれない。
接戦の様相を呈しているのは、FBIの発表のせいではなく、表面化しなかったアンチクリントン票が、表に出てきたからに違いない。
そこにもってきて、メール問題を再燃させたというのは、ちょっと計算外だろう。
薬が効き過ぎたというやつだな。
しかし、実際はどうなのかわからない。
ひょっとしたら、FBI長官は、抜き差しならない状況に置かれているのかもしれない。
何としても、トランプさんに大統領になってもらおうとして、恣意的にリークしたのかもしれない。
自分を指名してくれたオバマを裏切っても、最も効果的なタイミングで、前例にない状況を演出したのかもしれない。
米国大統領選挙は、麗しい話ばかりではなかった。
権謀術数、暴力と暗殺の歴史だ。
(ロバート・ケネディ暗殺事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「大統領選挙のキャンペーン期間中である、1968年6月5日の夜にカリフォルニア州ロサンゼルスで銃撃された」
「26時間後に病院で死亡した。」
米国そのものも、血まみれの歴史を歩んでいる。
その国の大統領が、自らの手を汚さずに、世界最大の権力の座に就くことができるんだろうか?。
トランプさんが話したことを、浮沈子は忘れることができない。
(【米大統領選2016】トランプ氏の銃権利擁護めぐる発言に怒りの声)
http://www.bbc.com/japanese/37030962
「ヒラリーは修正第2条を廃止、実質的に廃止したいと考えている。ところで、もし彼女が判事を選べるのなら、みなさんにできることは何もない。しかし、修正第2条の人々には、もしかしたらできることがあるかもしれない。分からないけれど」
「トランプ氏の選対本部はすぐに反論し、トランプ氏は銃保有の権利を擁護する有権者が大挙して投票した場合の影響力について語っていたとした。」
んなわけ、ないじゃないの・・・。
まあいい。
トランプさんの発言が、冗談ではなく、リアリティを持って受け止められるところに問題の本質があるのだ。
米国は、そういう国であり、その国の大統領選挙が5日後に行われる。
世界が、固唾を呑んで見守る中、第45代米国大統領が選ばれようとしている。
浮沈子は、選ばれた後の方が気になるんだがな。
(歴代アメリカ大統領の中で暗殺された大統領は?)
http://www.american-presidents.info/annsatu.html
「歴代アメリカ大統領の中で暗殺されたのは4人です。 暗殺された大統領の1人目は第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンです。1865年4月14日午後10時15分に首都ワシントンのフォード劇場でウィルクス・ブースによって狙撃されました。」
「2人目の暗殺された大統領は第20代アメリカ大統領ジェームズ・ガーフィールドです。1881年7月2日午前9時30分に首都ワシントンのボルティモア・アンド・ポトマック駅でチャールズ・ギトーが大統領を撃ちました。」
「暗殺の犠牲になった3人目は第25代アメリカ大統領ウィリアム・マッキンリー大統領。1901年9月6日午後4時7分、ニュー・ヨーク州バッファローのアメリカ博覧会場にて無政府主義者レオン・チョルゴシュが発砲しました。」
「そして、4人目が第35代アメリカ大統領ジョン・ケネディです。1963年午後12時30分、テキサス州ダラスで事件は起きました。犯人はリー・オズワルドとされています。未だに多くの部分が謎に包まれています。」
「他にも何度か暗殺未遂はありました。代表的な例としては第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの事例(1835年1月30日)と第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガンの事例(1981年3月30日午後2時35分)です。」
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子は、別に、第45代大統領が暗殺されるかも知れないというつもりはない。
21世紀だからな。
そろそろ、そういうぶっそーな話から、足を洗ってもいいころだ。
バラク・フセイン・オバマ2世が今も生きているということ自体が、新しい米国の象徴であり、米国政治が転換したことの何よりの証だ。
米国は変わった。
やや懐疑的だが、浮沈子はそう信じたい。
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