サイドマウントの功罪 ― 2017年01月02日 20:33
サイドマウントの功罪
狭いところに入りたいなら、サイドマウントがいい。
天地方向に平べったいし、身体を90度傾ければ、上下方向に平べったくもなれる。
両方狭いところを、どーしても通り抜けたければ、腰のフックを外してタンクを前に持ってくることもできる。
それについては、通り抜けた先がどうなっているか、あらかじめ分かっていることが前提になる。
元に戻す空間がないと、ちょっと厄介だからな。
まあいい。
浮沈子は、そんな狭いところに行きたくないから、余り真面目に練習しなかった。
ダブルタンクがないところで、比較的小ぶりのBC着けて、シンプルなレギュレーター構成で潜ることが出来るというメリットを享受していた。
2本差しなら、二重化されたレギュレーターとタンクのセットを持ち込むというメリットがある。
ガス量も2倍だ。
これ以上の安全性は、レクリエーショナルでは必要ないだろう。
ロングホースの件については、いろいろ議論があるようだが、浮沈子はどっちでもいい。
レクリエーショナルでは、ガス貰うハメになったら、直ちに浮上だから、ロングである必要はないというのは正論だ。
でもなあ、浅い沈船でペネトレーションする(水面まで40m)なら、相手がロングホースの方が安心できる。
浮沈子がドナーなら、対面してショートホースで渡して、バックワードキックで後退して見せよう!(できんのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
1本差しのサイドマウントには、特筆すべきメリットはない。
が、浮沈子は、ふつーのファンダイブなら、1本差しのサイドマウントで行く。
アルミタンク、ボートダイブ、ボートスタッフのフルサポートが絶対条件だけどな。
もちろん、南の島で、3mmウエット限定。
なにしろ、水中で楽。
動きやすい。
でもって、タンクのハンドリングはボートスタッフがやってくれる(はず)。
タイでは、そういうわけにはいかず、相当苦労した(2本差しで、1本は自分で、2本目はガイドさんにお願い)。
まあ、場所によるかも。
何でもやってくれるフィリピンとかなら、絶対サイドマウントだな。
2本差しでもいい(左右のバランスとりやすいし)。
今回講習で、ダブルタンクを担いだが、着る時だけ重さを感じるだけで、あとはローカルが全てやってくれるので、あれで潜ってもいい。
ちっと動きづらさはあるが、慣れの問題かもしれない。
抵抗も、CCR並みにあるし、サイドマウントの2本差しに比べて、移動距離とか速度が同じなら、呼吸ガスの消費量にも影響が出る可能性がある。
ただし、それは、上手なダイバーの場合で、慣れないコンフィギュレーションで呼吸が速くなってしまう方が、影響はでかいだろう。
もちろん、ダブルタンクの入手のし易さというのはある。
それがないところでも、サイドマウントで潜ることは可能だ。
去年の10月以来、サイドマウントで潜ってないしな。
ちょっと、プール練習が始まったら、そっちで潜ってみよう。
まあ、別に腹に抱えて潜ったって、裏返しになって潜ったって、足をかくことができれば前に進むことはできる。
そう考えれば、サイドマウントだろうがバックマウントだろうが、1本差しでも2本差しでも何でもいいのだ。
タンクの本数は重要だが、無限圧限界時間を管理できれば、問題はない。
デコ出し厳禁!。
深場へは、テクニカルダイビングで行きましょう!。
表題に、功罪と書いておきながら、何でもいいというのは無責任だ。
ダイバーにとってのメリットは、多様なコンフィギュレーションを身に付けられるようになること、2本のタンクを、比較的気軽に水中に持ち込むことが出来るようになること、テクニカルダイビングに進むときに、コンフィギュレーションの選択肢が増えること、狭いところに入りやすいこと(レクリエーショナルレベルでも、テクニカルでも)。
デメリットは、インストラクターから、ペネトレーションを勧められやすくなること(デメリットですかあ?)。
サイドマウントは、コンフィギュレーションの自由度が高いので、ちゃんと教えてもらえないと、なんちゃってサイドマウントになりやすいこと。
ストリームラインが取れなかったり、ホースの取り回しがおかしくなって、引っかかりやすくなるなど、デメリットが出る可能性がある。
ビーチで、波をかぶるような所では、危険が増大する。
メタリコンタンクでは無理!。
ボートでも、サポートがなかったり、未熟だったりすると危険が増大する。
海外で、水面で器材を全部脱いでボートに上がれる夢のような環境の場合、BC着たままラダーを上がることになるので、その分重くなる(さすがに、サイドマウントでBCまで水面で脱いで渡したことはありません)。
浮沈子的には、器材を怪力でボート上に引き上げるついでに、ダイバーも引き上げてくれると有り難いんだがな。
さらには、アグレッサーみたいに、エントリーするときも、水面で器材を着けてくれたりすると、言うことはない。
まあ、どうでもいいんですが。
とにかく、周りが慣れていないと、好機の目で見られたりするので、それが苦手な方には向かない。
浮沈子は、CCRで慣れているので、そんなことは一向に気にならない。
そういうのが好きな方には、メリットだろうな。
テックサイドマウントで、4本くらい持って入ると、目立つこと請け合いだ。
ちなみに、PADIのテックサイドマウントは、テクニカルダイビングではない。
(PADI テクニカル・ダイビングコース フローチャート)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/tc_index.asp
赤い矢印が付いているのがテクになるダイビングコースで、それ以外は、関連のスキルという扱いだ。
だから、浮沈子のように、テック40をダブルタンクで取得していても、受けることが出来るし、合格すれば45、50、65などを、サイドマウントで受講することも可能だ。
ちょっとなあ、ダブルタンクで潜り続けるというのは、たぶんあり得ないしなあ。
さりとて、サイドマウントでテクニカルダイビングを続けるというのも、あまり興味は湧かないしなあ。
サイドマウントは、あくまでも、オープンウォーターのバリエーションとして使えればいいや。
そのスキルアップのコースとして、テックサイドマウントを受講するにとどめよう。
浮沈子が深場を目指すときは、やっぱCCRがいい。
ベイルアウトのガス計画とかは、どのみちオープンサーキットで立てるわけだし。
やるべきことは変わらない。
狭いところに行かず、波がしらを潜ってエントリーやエキジットするダイビングの場合、サイドマウントを導入するメリットはあまりないかもしれない(つーか、デメリットとの兼ね合いだな)。
バックマウントだって、フツーに潜ることはできる(当たり前ですが)。
最近のBCは、ウエイトの位置とかバランスを考慮して、ホリゾンタルトリムが取りやすくなっているし。
バックマウントは、ボートでも合理的なダイバーのハンドリングを可能にする。
ダイビングを売る側にとってのメリットが大きい。
何でもダイバーがやってくれるしな。
それでも、これから高齢ダイバーの面倒を見ていかなければらなくなり、水面で器材を脱いでもらって引き上げたり、エントリーの際も水面でBC着せたりするようになれば、手間は同じだ。
タンクに浮力体を着けて運用できる分、バックマウントが有利ではある。
おっこどしたら、タンクは水底まで沈んでくしな。
バックマウントのハンドリングは、ダイバー自らが、誰の助けも借りずに運用できるように考えられている。
まあ、それがふつーだしな。
波のない、穏やかな水辺などでは、どちらでもいいかもしれない。
どっちにしたって、CCRよりは簡単な話だ。
好きにすればいい。
潜る環境を考え、水中でのメリット、デメリットを考え、エントリー、エキジットの手間を考えて、現実的な選択をしていくしかない。
我が国でメタリコンタンクが主流である限り、サイドマウントが普及することはない。
ボートダイビングの現在の状況を見ても、これが大きく変わる可能性は低いだろう。
船頭さん一人が乗って、操船に専念する。
ダイバーさんは、自分たちでやってくれ・・・。
ああ、さらばサイドマウント・・・。
浮沈子は、海外で潜る。
別に、日本のダイビングがどうなろうと、知ったことではない。
サイドマウントのテクニカルダイバーが、PADIの思惑通り増えなくたって、それも知ったことではない。
浮沈子は、CCRで潜る。
それは、誰にも止められない。
ああ、ひょっとしたら、サイドマウントCCRで潜ることになるかもしれない。
FS2とか、そういう器材を選択する可能性もある。
もっと違う選択肢が出てくるかもしれないしな。
先のことは分からない。
そのうち、ダイビング自体が、大きく変わってしまう可能性もある。
浮沈子は、以前に体験ダイビング(たぶん)に来ていた方の感想を忘れられない。
「これって、あたし向きのレジャーじゃないわ!」
どんなレジャーが向いているかは聞かなかった。
水に濡れ、重いタンクを背負い、都心から離れた遠いダイビングサービスに足を運び、水中では寒いし、上がってきては、なお寒い(夏は、逆に暑いし・・・)。
快適とは程遠いレジャーである。
サイドマウントは、その不快さを解消する可能性を秘めている。
水中での快適さは、浮沈子を虜にしたし、ちょっとしたことで、陸上やボート上でのハンドリングを改善することが可能だ。
縮退していくダイビングに、福音をもたらす可能性がある。
しかし、たぶん、きっと、そうはならないだろう。
ダイバーたるもの、自分のことくらい、自分で出来なくてどーする!?。
ビジネスモデルを変えていくしか、ダイビングが生き残る方法はない。
浮沈子なんか、エントリーしたら、水中で器材着たいくらいだし、エキジットの時は、全部水中で脱ぎ棄てて、ラダーに立ったら、自動で引き上げてほしいんだがな。
もちろん、全部ボートダイビング・・・。
そんな妄想を抱かせるというのも、サイドマウントの罪なんだろう。
ああ、早く海外で潜りたい・・・。
狭いところに入りたいなら、サイドマウントがいい。
天地方向に平べったいし、身体を90度傾ければ、上下方向に平べったくもなれる。
両方狭いところを、どーしても通り抜けたければ、腰のフックを外してタンクを前に持ってくることもできる。
それについては、通り抜けた先がどうなっているか、あらかじめ分かっていることが前提になる。
元に戻す空間がないと、ちょっと厄介だからな。
まあいい。
浮沈子は、そんな狭いところに行きたくないから、余り真面目に練習しなかった。
ダブルタンクがないところで、比較的小ぶりのBC着けて、シンプルなレギュレーター構成で潜ることが出来るというメリットを享受していた。
2本差しなら、二重化されたレギュレーターとタンクのセットを持ち込むというメリットがある。
ガス量も2倍だ。
これ以上の安全性は、レクリエーショナルでは必要ないだろう。
ロングホースの件については、いろいろ議論があるようだが、浮沈子はどっちでもいい。
レクリエーショナルでは、ガス貰うハメになったら、直ちに浮上だから、ロングである必要はないというのは正論だ。
でもなあ、浅い沈船でペネトレーションする(水面まで40m)なら、相手がロングホースの方が安心できる。
浮沈子がドナーなら、対面してショートホースで渡して、バックワードキックで後退して見せよう!(できんのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
1本差しのサイドマウントには、特筆すべきメリットはない。
が、浮沈子は、ふつーのファンダイブなら、1本差しのサイドマウントで行く。
アルミタンク、ボートダイブ、ボートスタッフのフルサポートが絶対条件だけどな。
もちろん、南の島で、3mmウエット限定。
なにしろ、水中で楽。
動きやすい。
でもって、タンクのハンドリングはボートスタッフがやってくれる(はず)。
タイでは、そういうわけにはいかず、相当苦労した(2本差しで、1本は自分で、2本目はガイドさんにお願い)。
まあ、場所によるかも。
何でもやってくれるフィリピンとかなら、絶対サイドマウントだな。
2本差しでもいい(左右のバランスとりやすいし)。
今回講習で、ダブルタンクを担いだが、着る時だけ重さを感じるだけで、あとはローカルが全てやってくれるので、あれで潜ってもいい。
ちっと動きづらさはあるが、慣れの問題かもしれない。
抵抗も、CCR並みにあるし、サイドマウントの2本差しに比べて、移動距離とか速度が同じなら、呼吸ガスの消費量にも影響が出る可能性がある。
ただし、それは、上手なダイバーの場合で、慣れないコンフィギュレーションで呼吸が速くなってしまう方が、影響はでかいだろう。
もちろん、ダブルタンクの入手のし易さというのはある。
それがないところでも、サイドマウントで潜ることは可能だ。
去年の10月以来、サイドマウントで潜ってないしな。
ちょっと、プール練習が始まったら、そっちで潜ってみよう。
まあ、別に腹に抱えて潜ったって、裏返しになって潜ったって、足をかくことができれば前に進むことはできる。
そう考えれば、サイドマウントだろうがバックマウントだろうが、1本差しでも2本差しでも何でもいいのだ。
タンクの本数は重要だが、無限圧限界時間を管理できれば、問題はない。
デコ出し厳禁!。
深場へは、テクニカルダイビングで行きましょう!。
表題に、功罪と書いておきながら、何でもいいというのは無責任だ。
ダイバーにとってのメリットは、多様なコンフィギュレーションを身に付けられるようになること、2本のタンクを、比較的気軽に水中に持ち込むことが出来るようになること、テクニカルダイビングに進むときに、コンフィギュレーションの選択肢が増えること、狭いところに入りやすいこと(レクリエーショナルレベルでも、テクニカルでも)。
デメリットは、インストラクターから、ペネトレーションを勧められやすくなること(デメリットですかあ?)。
サイドマウントは、コンフィギュレーションの自由度が高いので、ちゃんと教えてもらえないと、なんちゃってサイドマウントになりやすいこと。
ストリームラインが取れなかったり、ホースの取り回しがおかしくなって、引っかかりやすくなるなど、デメリットが出る可能性がある。
ビーチで、波をかぶるような所では、危険が増大する。
メタリコンタンクでは無理!。
ボートでも、サポートがなかったり、未熟だったりすると危険が増大する。
海外で、水面で器材を全部脱いでボートに上がれる夢のような環境の場合、BC着たままラダーを上がることになるので、その分重くなる(さすがに、サイドマウントでBCまで水面で脱いで渡したことはありません)。
浮沈子的には、器材を怪力でボート上に引き上げるついでに、ダイバーも引き上げてくれると有り難いんだがな。
さらには、アグレッサーみたいに、エントリーするときも、水面で器材を着けてくれたりすると、言うことはない。
まあ、どうでもいいんですが。
とにかく、周りが慣れていないと、好機の目で見られたりするので、それが苦手な方には向かない。
浮沈子は、CCRで慣れているので、そんなことは一向に気にならない。
そういうのが好きな方には、メリットだろうな。
テックサイドマウントで、4本くらい持って入ると、目立つこと請け合いだ。
ちなみに、PADIのテックサイドマウントは、テクニカルダイビングではない。
(PADI テクニカル・ダイビングコース フローチャート)
http://www.padi.co.jp/visitors/program/tc_index.asp
赤い矢印が付いているのがテクになるダイビングコースで、それ以外は、関連のスキルという扱いだ。
だから、浮沈子のように、テック40をダブルタンクで取得していても、受けることが出来るし、合格すれば45、50、65などを、サイドマウントで受講することも可能だ。
ちょっとなあ、ダブルタンクで潜り続けるというのは、たぶんあり得ないしなあ。
さりとて、サイドマウントでテクニカルダイビングを続けるというのも、あまり興味は湧かないしなあ。
サイドマウントは、あくまでも、オープンウォーターのバリエーションとして使えればいいや。
そのスキルアップのコースとして、テックサイドマウントを受講するにとどめよう。
浮沈子が深場を目指すときは、やっぱCCRがいい。
ベイルアウトのガス計画とかは、どのみちオープンサーキットで立てるわけだし。
やるべきことは変わらない。
狭いところに行かず、波がしらを潜ってエントリーやエキジットするダイビングの場合、サイドマウントを導入するメリットはあまりないかもしれない(つーか、デメリットとの兼ね合いだな)。
バックマウントだって、フツーに潜ることはできる(当たり前ですが)。
最近のBCは、ウエイトの位置とかバランスを考慮して、ホリゾンタルトリムが取りやすくなっているし。
バックマウントは、ボートでも合理的なダイバーのハンドリングを可能にする。
ダイビングを売る側にとってのメリットが大きい。
何でもダイバーがやってくれるしな。
それでも、これから高齢ダイバーの面倒を見ていかなければらなくなり、水面で器材を脱いでもらって引き上げたり、エントリーの際も水面でBC着せたりするようになれば、手間は同じだ。
タンクに浮力体を着けて運用できる分、バックマウントが有利ではある。
おっこどしたら、タンクは水底まで沈んでくしな。
バックマウントのハンドリングは、ダイバー自らが、誰の助けも借りずに運用できるように考えられている。
まあ、それがふつーだしな。
波のない、穏やかな水辺などでは、どちらでもいいかもしれない。
どっちにしたって、CCRよりは簡単な話だ。
好きにすればいい。
潜る環境を考え、水中でのメリット、デメリットを考え、エントリー、エキジットの手間を考えて、現実的な選択をしていくしかない。
我が国でメタリコンタンクが主流である限り、サイドマウントが普及することはない。
ボートダイビングの現在の状況を見ても、これが大きく変わる可能性は低いだろう。
船頭さん一人が乗って、操船に専念する。
ダイバーさんは、自分たちでやってくれ・・・。
ああ、さらばサイドマウント・・・。
浮沈子は、海外で潜る。
別に、日本のダイビングがどうなろうと、知ったことではない。
サイドマウントのテクニカルダイバーが、PADIの思惑通り増えなくたって、それも知ったことではない。
浮沈子は、CCRで潜る。
それは、誰にも止められない。
ああ、ひょっとしたら、サイドマウントCCRで潜ることになるかもしれない。
FS2とか、そういう器材を選択する可能性もある。
もっと違う選択肢が出てくるかもしれないしな。
先のことは分からない。
そのうち、ダイビング自体が、大きく変わってしまう可能性もある。
浮沈子は、以前に体験ダイビング(たぶん)に来ていた方の感想を忘れられない。
「これって、あたし向きのレジャーじゃないわ!」
どんなレジャーが向いているかは聞かなかった。
水に濡れ、重いタンクを背負い、都心から離れた遠いダイビングサービスに足を運び、水中では寒いし、上がってきては、なお寒い(夏は、逆に暑いし・・・)。
快適とは程遠いレジャーである。
サイドマウントは、その不快さを解消する可能性を秘めている。
水中での快適さは、浮沈子を虜にしたし、ちょっとしたことで、陸上やボート上でのハンドリングを改善することが可能だ。
縮退していくダイビングに、福音をもたらす可能性がある。
しかし、たぶん、きっと、そうはならないだろう。
ダイバーたるもの、自分のことくらい、自分で出来なくてどーする!?。
ビジネスモデルを変えていくしか、ダイビングが生き残る方法はない。
浮沈子なんか、エントリーしたら、水中で器材着たいくらいだし、エキジットの時は、全部水中で脱ぎ棄てて、ラダーに立ったら、自動で引き上げてほしいんだがな。
もちろん、全部ボートダイビング・・・。
そんな妄想を抱かせるというのも、サイドマウントの罪なんだろう。
ああ、早く海外で潜りたい・・・。
懐疑的 ― 2017年01月02日 22:36
懐疑的
歳のせいだろうか?。
最近、何事によらず懐疑的になってしまう。
というか、批判的、いや攻撃的といってもいい。
これは、歳のせいなのか、元々の性格なのか、そもそも対象とする物事が、実際そのようになってきたということなのか。
例えば宇宙旅行、例えば高速増殖炉、例えば核融合発電。
今にも実現しそうな話を聞かされ、莫大な予算と人材、長期に渡るアプローチを続けながら、具体的な話は何一つ実現していない。
生臭い話は、いろいろある(石油に代わるエネルギー源が実用化されると困る人が大勢いるとか・・・)。
しかし、そもそも、そういう現実とのしがらみは別にして、何か根本的に実現を阻害する要素があるのではないか。
宇宙旅行については、いくつか具体的な要素を挙げることが出来る。
避け難いロケットの爆発リスク、無重力による骨や筋肉の衰え、宇宙放射線による遺伝子の損傷、長期間の閉所での生活、エトセエトセ・・・。
高速増殖炉については、もう、その実現をまともに信じることは誰もできなくなった。
そして、核燃料サイクルという神話が崩壊した後には、核廃棄物の管理という負の遺産だけが残されていく。
人類の歴史と比較して、永遠にも近い時間をその存在と共に生き続けなければならない未来の人々。
浮沈子は、その罪を贖うことが出来るのは、核融合だと信じてきた。
核分裂エネルギーの利用は、本来のエネルギーである核融合を手にするまでの必要悪、やむを得なかった所業として贖罪するしかないと考えてきたのだ。
しかし、その核融合さえ、ひょっとしたら絵に描いた餅に終わるかもしれない。
(究極のエネルギー源「核融合エネルギー」を人類は実用化することができるのか?)
http://gigazine.net/news/20161111-fusion-energy-explained/
「しかし、一番の問題は、実現のためにどれほどのコストがかかるのかがわからない所にあります。いわば、何兆円というお金をかけても実現するかどうかがわからないが、実現すると大きなメリットを得ることができる、という史上空前のギャンブルというわけです。」
「場合によっては、多額の予算をつぎ込んだあげく、使い物にならない遺産が残されてしまうことも考えられます。」
「そのため、同じお金をかけるのであれば、すでに確立されている既存の技術に投資する方がよい結果を生むかもしれません。」
壮大な博打に、どれだけの金をつぎ込んでいくのかという話は、ここにも顔を出してくる。
(核融合炉実現へ険しい道
実験炉運転、大幅に延期)
https://this.kiji.is/159121500107572726?c=39546741839462401
「核融合の開始時期は2027年から35年に大幅に延期され、建設費も当初の約3倍の2兆円余りに増加。」
つまり、高速増殖炉と同じ構造がここにもあるということだ。
もし実現すれば、大きなゲインがあるから、投資を続けるべきだ、と。
高速増殖炉の場合、我が国がエネルギー資源に乏しいという事情が拍車をかけた。
現状では、世界のエネルギーはだぶついていて、生産調整をしないと価格下落が起こる状況になっている。
こんな記事もあった。
(核融合炉は本当に可能か?)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1006/201006_102.html
「研究者の間では,核融合発電所の建設と運転は,核融合の火の玉を作り出すという物理的課題よりもずっと困難だろうという認識が広がりつつある。」
「これまでの考え方は,『確かに難しい問題はあるが,いずれ解決はつくだろうから,まずは核融合反応そのものに集中しよう』というものだった」という。「それは間違いだったかもしれない」
つまり、今達成しようとしている目標がクリアされたとしても、実際の発電というのは不可能という結論に至るかもしれないというのだ。
何たる杜撰さ・・・。
NIFの実験が成功したという話は聞かない。
つまり、核融合というのは、爆弾以外に成功したことはないのだ。
今世紀中(つまり、概ね80年以内)に、成功する目途も立っていない。
実用段階どころか、実現する見通しすらない。
それだけ困難な技術であるということもある。
そして、少しでも実現に近づこうという方向性はある。
しかし、そこから先に進む気配はない。
ひょっとしたら、本当は高速増殖炉の液体ナトリウムのような、管理が難しい要素が見つかっていて、それがクリアできないことが既に分かっているのではないのか。
「実用的な核融合炉を作るには,何百万度もの高温に何年間も連続して耐えられる材料が必要になる。しかも,高エネルギーの核子が常に衝突するので,通常の材料は脆くなるし放射能を帯びてしまう。さらに,一部の核融合燃料を複雑な増殖プロセスによって生産する必要もある。」
余程のブレイクスルーが連続しなければ、実現は不可能に思える。
それでも、夢のエネルギーを求めて投資を続けるのは、人間の欲があるからだ。
「核融合の燃料は通常の海水中に含まれているし,廃棄物は大気中への排出物も放射性廃棄物もゼロになるはずだ。核融合によって,エネルギーに対する人類の飽くなき欲求は満たされるはずだ。永遠に。」
まあ、やや正確さを欠く記述には違いないが、一般の認識はその程度だろう。
トリチウムを初めとする放射性廃棄物の問題は、新たな議論を呼ぶだろうし、既に触れた炉の放射化は避けることは出来ない。
エネルギー資源が、地球上に偏って存在していることが、多くの災いを生んだように、核融合技術を持つ国と持たざる国の存在が、新たな不均衡をもたらす可能性もある。
人類は、この手の問題を起こすのは得意だからな。
海水中の資源ということになれば、内陸国と海洋に接する国との格差は、確実に発生する。
大陸国家と海洋国家という、使い古された区分が、新たな意味を持ってくるかもしれないし。
まあ、どうでもいいんですが。
新年なのにな。
懐疑的な気分は晴れない・・・。
歳のせいだろうか?。
最近、何事によらず懐疑的になってしまう。
というか、批判的、いや攻撃的といってもいい。
これは、歳のせいなのか、元々の性格なのか、そもそも対象とする物事が、実際そのようになってきたということなのか。
例えば宇宙旅行、例えば高速増殖炉、例えば核融合発電。
今にも実現しそうな話を聞かされ、莫大な予算と人材、長期に渡るアプローチを続けながら、具体的な話は何一つ実現していない。
生臭い話は、いろいろある(石油に代わるエネルギー源が実用化されると困る人が大勢いるとか・・・)。
しかし、そもそも、そういう現実とのしがらみは別にして、何か根本的に実現を阻害する要素があるのではないか。
宇宙旅行については、いくつか具体的な要素を挙げることが出来る。
避け難いロケットの爆発リスク、無重力による骨や筋肉の衰え、宇宙放射線による遺伝子の損傷、長期間の閉所での生活、エトセエトセ・・・。
高速増殖炉については、もう、その実現をまともに信じることは誰もできなくなった。
そして、核燃料サイクルという神話が崩壊した後には、核廃棄物の管理という負の遺産だけが残されていく。
人類の歴史と比較して、永遠にも近い時間をその存在と共に生き続けなければならない未来の人々。
浮沈子は、その罪を贖うことが出来るのは、核融合だと信じてきた。
核分裂エネルギーの利用は、本来のエネルギーである核融合を手にするまでの必要悪、やむを得なかった所業として贖罪するしかないと考えてきたのだ。
しかし、その核融合さえ、ひょっとしたら絵に描いた餅に終わるかもしれない。
(究極のエネルギー源「核融合エネルギー」を人類は実用化することができるのか?)
http://gigazine.net/news/20161111-fusion-energy-explained/
「しかし、一番の問題は、実現のためにどれほどのコストがかかるのかがわからない所にあります。いわば、何兆円というお金をかけても実現するかどうかがわからないが、実現すると大きなメリットを得ることができる、という史上空前のギャンブルというわけです。」
「場合によっては、多額の予算をつぎ込んだあげく、使い物にならない遺産が残されてしまうことも考えられます。」
「そのため、同じお金をかけるのであれば、すでに確立されている既存の技術に投資する方がよい結果を生むかもしれません。」
壮大な博打に、どれだけの金をつぎ込んでいくのかという話は、ここにも顔を出してくる。
(核融合炉実現へ険しい道
実験炉運転、大幅に延期)
https://this.kiji.is/159121500107572726?c=39546741839462401
「核融合の開始時期は2027年から35年に大幅に延期され、建設費も当初の約3倍の2兆円余りに増加。」
つまり、高速増殖炉と同じ構造がここにもあるということだ。
もし実現すれば、大きなゲインがあるから、投資を続けるべきだ、と。
高速増殖炉の場合、我が国がエネルギー資源に乏しいという事情が拍車をかけた。
現状では、世界のエネルギーはだぶついていて、生産調整をしないと価格下落が起こる状況になっている。
こんな記事もあった。
(核融合炉は本当に可能か?)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1006/201006_102.html
「研究者の間では,核融合発電所の建設と運転は,核融合の火の玉を作り出すという物理的課題よりもずっと困難だろうという認識が広がりつつある。」
「これまでの考え方は,『確かに難しい問題はあるが,いずれ解決はつくだろうから,まずは核融合反応そのものに集中しよう』というものだった」という。「それは間違いだったかもしれない」
つまり、今達成しようとしている目標がクリアされたとしても、実際の発電というのは不可能という結論に至るかもしれないというのだ。
何たる杜撰さ・・・。
NIFの実験が成功したという話は聞かない。
つまり、核融合というのは、爆弾以外に成功したことはないのだ。
今世紀中(つまり、概ね80年以内)に、成功する目途も立っていない。
実用段階どころか、実現する見通しすらない。
それだけ困難な技術であるということもある。
そして、少しでも実現に近づこうという方向性はある。
しかし、そこから先に進む気配はない。
ひょっとしたら、本当は高速増殖炉の液体ナトリウムのような、管理が難しい要素が見つかっていて、それがクリアできないことが既に分かっているのではないのか。
「実用的な核融合炉を作るには,何百万度もの高温に何年間も連続して耐えられる材料が必要になる。しかも,高エネルギーの核子が常に衝突するので,通常の材料は脆くなるし放射能を帯びてしまう。さらに,一部の核融合燃料を複雑な増殖プロセスによって生産する必要もある。」
余程のブレイクスルーが連続しなければ、実現は不可能に思える。
それでも、夢のエネルギーを求めて投資を続けるのは、人間の欲があるからだ。
「核融合の燃料は通常の海水中に含まれているし,廃棄物は大気中への排出物も放射性廃棄物もゼロになるはずだ。核融合によって,エネルギーに対する人類の飽くなき欲求は満たされるはずだ。永遠に。」
まあ、やや正確さを欠く記述には違いないが、一般の認識はその程度だろう。
トリチウムを初めとする放射性廃棄物の問題は、新たな議論を呼ぶだろうし、既に触れた炉の放射化は避けることは出来ない。
エネルギー資源が、地球上に偏って存在していることが、多くの災いを生んだように、核融合技術を持つ国と持たざる国の存在が、新たな不均衡をもたらす可能性もある。
人類は、この手の問題を起こすのは得意だからな。
海水中の資源ということになれば、内陸国と海洋に接する国との格差は、確実に発生する。
大陸国家と海洋国家という、使い古された区分が、新たな意味を持ってくるかもしれないし。
まあ、どうでもいいんですが。
新年なのにな。
懐疑的な気分は晴れない・・・。
曲げる ― 2017年01月03日 11:35
曲げる
最近の秋葉原では、カーブした画面の液晶ディスプレイが流行っている。
つーか、ゲーム用パソコン(既に、デスクトップ型は概ねそういうことになっているようだが)のお店でよく見かける。
店によっては、その曲面ディスプレイ(っつーのかあ?)を、3台も横に並べて、ゲームソフトをグリグリ動かしている。
VR元年といわれた2016年が終わり、今年は曲面ディスプレイが流行るのかもしれない。
ゲーム用のディスプレイは、局面でなくても、やたらと横長のものが多い。
(【34型】ウルトラワイドモニターの選び方と、おすすめ9機種まとめ)
http://koshitatu.com/?p=7221
「アスペクト比16:9のフルHDモニターや4Kモニターよりも、21:9のウルトラワイドモニターの方が見た目が全然カッコイイ」
個人の好みだからな。
ははあ、ウルトラワイドモニターというのか。
曲面についても書かれている。
「中央付近から画面端に視線を移動した時にピント調節がしやすいメリットがあります。それと、ゲームをしたり動画や映画を見る時に映像に包み込まれている感覚になります。」
「ただ問題もあって、真っすぐな横線が真っすぐに見えず、微妙に湾曲してみえるのでシビアな画像編集にはオススメしません。」
ちなみに、浮沈子がこのブログを書くのにつかっているのは、エイサーの24インチ平面ディスプレイで、これ以上デカいのはパソコンラックからはみ出すので置けない。
24ポイントのMSゴシックが、ちょうどいい大きさに映る。
十分だな。
で、曲面モニターが曲がっているといっても、手でぐにゃぐにゃするわけにはいかない。
曲げることが出来るということではなく、曲がったまま固まっているわけだ。
こんな記事があった。
(曲がる液晶パネル、JDIが17年度にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161230-OYT1T50146.html
「液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は2017年度にも、曲げることができる液晶パネルを実用化する方針を固めた。」
ウエアラブルにするためには、柔らか素材で曲げられるようにするのがよろしい。
それ以外でも、設置場所に応じてフレキシブルに曲げられる方が、施工にも汎用性があるしな。
デジタルサイネージなどへの展開も進んでいくんだろう。
今は、シールを貼っている痛車なども、曲面ディスプレイを貼ることになるのかもしれない。
貼り直しの手間もいらないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
本当に柔らか素材になるのかどうかは分からない。
耐久性や安全性の問題を解決できれば、電飾を着て歩くようになるのかもしれない。
ハサミでチョキチョキ切れたりして!。
当分先の話だろう。
センサーやカメラと連動させて、光学迷彩のような機能を実現させることが出来るようになる可能性もある。
透明人間は難しいとしても、透明車両や透明航空機ができれば、軍事技術としても発展する可能性はある。
光学的ステルスというやつだな。
もう、電波では見えないしな。
あらゆるものに、ディスプレイが埋め込まれる時代が来る。
このキーボード(今、打っているやつ)のキートップだって、モードを切り替えたら表示が変わるようにできるかもしれない。
タッチタイピングしてるから、あんま関係ないともいえる。
商品としては面白い。
部屋の内装、鏡(もう、鏡像ではなく、正鏡が写る!)、照明など、応用範囲は広い。
問題はコストだが、それは解決されるはずだ。
大昔は、紙というのはハイテク素材だったわけだしな。
液晶はそのうち使い捨てになるかもしれない。
クリネックスのティッシュのように、紙のボックスの中に折りたたまれて、取り出されると、近距離無線でガジェットから送信された映像を表示する。
一通り見終わったら、丸めてリサイクルボックスに放り込んでしまえばいい。
耐久性を考慮しなくていい分、価格は下げられるというわけだ。
ああ、紙製のボックスはもったいないので、詰め替えて再使用する・・・。
そんな未来も見えてくる(こねーよ!)。
まあいい。
今日の非常識は、明日の常識だ。
未来がどうなるかは、結局分からないのだ。
浮沈子的には、どこでもディスプレイよりは、使い捨ての方がしっくりくるんだがな。
身の回りを見渡せば、印刷された紙やビニール、プラスチックが溢れ、文字や絵柄がカラフルに踊っている。
1000年前の人類には、想像もできなかったに違いない。
人類の欲望は、想像すら超えて広がっていく。
愛読している須賀次郎さんのブログに、こんな記事が載った。
(0102 海底2万マイル)
http://jsuga.exblog.jp/26524675/
「ヴェルヌのSFに登場する潜水機は、酸素発生装置を持っていて、海底に8時間以上とどまることができ、水深も数百メートルまで行動できる。」
「現在のリブリーザーでもベルヌの想像した潜水機のれべるには到達していない。」
ちょっと計算してみる。
現在のCCRで携行できる酸素は、せいぜい200気圧くらいだが、燃料電池車に積まれている高圧タンクは700気圧である。
CCRは、深度に関係なく、酸素の消費量は同じだから、どんな深さでもその消費量は人間が使った分だけ。
多めに見積もっても、せいぜい1分間に1リッターくらいだから、1リッターのタンクに700気圧詰め込めば、700分使えることになる。
12時間近くになるわけで、ベルヌの想像を超えてしまっているのだ。
えっ?、二酸化炭素はどうするのかってえ?。
20キロくらいソフノライム担いでいけば、何とかなるんじゃないのかあ?。
ベルヌは、そこまで考えてないしな。
CCRでネックになるのは、酸素の量じゃなくって、二酸化炭素の処理だ。
そして、長い長い減圧・・・。
大気圧潜水にするか、人間の身体が変わらない限り、それを避けることはできない。
他にも、いろいろネックはあって、深海は人類にとっては最後の秘境になるだろう。
ウィキには、フランス語の原本が上がっている(引用は、サンゴの墓地への埋葬シーン)。
(CHAPITRE XXIV
LE ROYAUME DE CORAIL.)
https://fr.wikisource.org/wiki/Vingt_mille_lieues_sous_les_mers/Partie_1/Chapitre_24
自動翻訳で読むと、深度は300m位だな。
その深度に、サンゴが棲息するかどうかについては、深く追求しない・・・。
第16章、17章には、水底を長時間にわたって歩くシーンも登場する。
当時、ベルヌが、ダイビングのことを実際には分かっていなかったということが、ハッキリする。
まあ、ベルヌでなくても分かっていなかったわけだから、それは仕方ない。
SFだからな。
嘘八百も芸の内だ。
浮沈子が言いたかったのは、そういう空想を超えて、現実の世界が展開されていくということだ。
画像は、ウィキに載っていたものだが、腰に付けているランタン(水中ライト?)の電源は、リチウムイオン電池なんだろうかと、気になってしまう(レイザーのは、24時間持つらしい:明るさに依ります)。
小説ではこの辺りへの言及はない(たぶん)。
事実は小説より奇なりである。
使い捨て曲面モニターが、実現しないと断言することは出来まい?。
最近の秋葉原では、カーブした画面の液晶ディスプレイが流行っている。
つーか、ゲーム用パソコン(既に、デスクトップ型は概ねそういうことになっているようだが)のお店でよく見かける。
店によっては、その曲面ディスプレイ(っつーのかあ?)を、3台も横に並べて、ゲームソフトをグリグリ動かしている。
VR元年といわれた2016年が終わり、今年は曲面ディスプレイが流行るのかもしれない。
ゲーム用のディスプレイは、局面でなくても、やたらと横長のものが多い。
(【34型】ウルトラワイドモニターの選び方と、おすすめ9機種まとめ)
http://koshitatu.com/?p=7221
「アスペクト比16:9のフルHDモニターや4Kモニターよりも、21:9のウルトラワイドモニターの方が見た目が全然カッコイイ」
個人の好みだからな。
ははあ、ウルトラワイドモニターというのか。
曲面についても書かれている。
「中央付近から画面端に視線を移動した時にピント調節がしやすいメリットがあります。それと、ゲームをしたり動画や映画を見る時に映像に包み込まれている感覚になります。」
「ただ問題もあって、真っすぐな横線が真っすぐに見えず、微妙に湾曲してみえるのでシビアな画像編集にはオススメしません。」
ちなみに、浮沈子がこのブログを書くのにつかっているのは、エイサーの24インチ平面ディスプレイで、これ以上デカいのはパソコンラックからはみ出すので置けない。
24ポイントのMSゴシックが、ちょうどいい大きさに映る。
十分だな。
で、曲面モニターが曲がっているといっても、手でぐにゃぐにゃするわけにはいかない。
曲げることが出来るということではなく、曲がったまま固まっているわけだ。
こんな記事があった。
(曲がる液晶パネル、JDIが17年度にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161230-OYT1T50146.html
「液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は2017年度にも、曲げることができる液晶パネルを実用化する方針を固めた。」
ウエアラブルにするためには、柔らか素材で曲げられるようにするのがよろしい。
それ以外でも、設置場所に応じてフレキシブルに曲げられる方が、施工にも汎用性があるしな。
デジタルサイネージなどへの展開も進んでいくんだろう。
今は、シールを貼っている痛車なども、曲面ディスプレイを貼ることになるのかもしれない。
貼り直しの手間もいらないしな。
まあ、どうでもいいんですが。
本当に柔らか素材になるのかどうかは分からない。
耐久性や安全性の問題を解決できれば、電飾を着て歩くようになるのかもしれない。
ハサミでチョキチョキ切れたりして!。
当分先の話だろう。
センサーやカメラと連動させて、光学迷彩のような機能を実現させることが出来るようになる可能性もある。
透明人間は難しいとしても、透明車両や透明航空機ができれば、軍事技術としても発展する可能性はある。
光学的ステルスというやつだな。
もう、電波では見えないしな。
あらゆるものに、ディスプレイが埋め込まれる時代が来る。
このキーボード(今、打っているやつ)のキートップだって、モードを切り替えたら表示が変わるようにできるかもしれない。
タッチタイピングしてるから、あんま関係ないともいえる。
商品としては面白い。
部屋の内装、鏡(もう、鏡像ではなく、正鏡が写る!)、照明など、応用範囲は広い。
問題はコストだが、それは解決されるはずだ。
大昔は、紙というのはハイテク素材だったわけだしな。
液晶はそのうち使い捨てになるかもしれない。
クリネックスのティッシュのように、紙のボックスの中に折りたたまれて、取り出されると、近距離無線でガジェットから送信された映像を表示する。
一通り見終わったら、丸めてリサイクルボックスに放り込んでしまえばいい。
耐久性を考慮しなくていい分、価格は下げられるというわけだ。
ああ、紙製のボックスはもったいないので、詰め替えて再使用する・・・。
そんな未来も見えてくる(こねーよ!)。
まあいい。
今日の非常識は、明日の常識だ。
未来がどうなるかは、結局分からないのだ。
浮沈子的には、どこでもディスプレイよりは、使い捨ての方がしっくりくるんだがな。
身の回りを見渡せば、印刷された紙やビニール、プラスチックが溢れ、文字や絵柄がカラフルに踊っている。
1000年前の人類には、想像もできなかったに違いない。
人類の欲望は、想像すら超えて広がっていく。
愛読している須賀次郎さんのブログに、こんな記事が載った。
(0102 海底2万マイル)
http://jsuga.exblog.jp/26524675/
「ヴェルヌのSFに登場する潜水機は、酸素発生装置を持っていて、海底に8時間以上とどまることができ、水深も数百メートルまで行動できる。」
「現在のリブリーザーでもベルヌの想像した潜水機のれべるには到達していない。」
ちょっと計算してみる。
現在のCCRで携行できる酸素は、せいぜい200気圧くらいだが、燃料電池車に積まれている高圧タンクは700気圧である。
CCRは、深度に関係なく、酸素の消費量は同じだから、どんな深さでもその消費量は人間が使った分だけ。
多めに見積もっても、せいぜい1分間に1リッターくらいだから、1リッターのタンクに700気圧詰め込めば、700分使えることになる。
12時間近くになるわけで、ベルヌの想像を超えてしまっているのだ。
えっ?、二酸化炭素はどうするのかってえ?。
20キロくらいソフノライム担いでいけば、何とかなるんじゃないのかあ?。
ベルヌは、そこまで考えてないしな。
CCRでネックになるのは、酸素の量じゃなくって、二酸化炭素の処理だ。
そして、長い長い減圧・・・。
大気圧潜水にするか、人間の身体が変わらない限り、それを避けることはできない。
他にも、いろいろネックはあって、深海は人類にとっては最後の秘境になるだろう。
ウィキには、フランス語の原本が上がっている(引用は、サンゴの墓地への埋葬シーン)。
(CHAPITRE XXIV
LE ROYAUME DE CORAIL.)
https://fr.wikisource.org/wiki/Vingt_mille_lieues_sous_les_mers/Partie_1/Chapitre_24
自動翻訳で読むと、深度は300m位だな。
その深度に、サンゴが棲息するかどうかについては、深く追求しない・・・。
第16章、17章には、水底を長時間にわたって歩くシーンも登場する。
当時、ベルヌが、ダイビングのことを実際には分かっていなかったということが、ハッキリする。
まあ、ベルヌでなくても分かっていなかったわけだから、それは仕方ない。
SFだからな。
嘘八百も芸の内だ。
浮沈子が言いたかったのは、そういう空想を超えて、現実の世界が展開されていくということだ。
画像は、ウィキに載っていたものだが、腰に付けているランタン(水中ライト?)の電源は、リチウムイオン電池なんだろうかと、気になってしまう(レイザーのは、24時間持つらしい:明るさに依ります)。
小説ではこの辺りへの言及はない(たぶん)。
事実は小説より奇なりである。
使い捨て曲面モニターが、実現しないと断言することは出来まい?。
文明の進歩 ― 2017年01月03日 21:27
文明の進歩
地球外生命のことを調べていて、浮沈子はあることに気づいた。
ひょっとすると、これは一つの文化なのではないか。
つまり、科学的な根拠とか可能性とかいう話はさておき、いると仮定して行動するという様式、心の持ち様、思想、哲学、なんでもいいが、そういうものなのではないかと。
人間が、それを信じることによって心の平安を得られるなら、まあ、毒にも薬にもならないとして、それはそれで意義あることなのではないか。
(宇宙人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA
「人間の住む世界以外に生命が生息する世界が数多く存在するという考え方(多宇宙論)は近世以前からあり、地動説よりも古く、世界各地の神話に共通している。」
そもそも、神様なんてのは、宇宙人のようなもんだしな。
最近、地球外生命探査が取りざたされているが、多少科学的香りが添加されたとはいえ、浮沈子は与太話以上のものではないと思っている。
まして、知的生命なんて・・・。
ちゃんちゃらおかしい!。
(KIC 8462852)
https://ja.wikipedia.org/wiki/KIC_8462852
「2015年に主星のKIC 8462852Aに不規則な減光が発見された」
「巷では地球外知的生命体の巨大建造物が恒星の光を遮ったではないかという噂も流れた。仮に、その噂が正しいなら、それは巨大なスペースコロニーやダイソン球によるものと思われる。」
ったく、科学者ってのは、ロクでもないことを考えるもんだな。
この星のことは、このブログでも何度か触れている。
(文明の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/09/19/8194521
(レーダー探知機設定)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/08/30/8165807
さまざまな検討が加えられ、今のところ原因不明ということになっているようだが、本当に巨大人工物による掩蔽なら、ワクワクするような話だ。
我々は孤独ではないと信じることによって、知的生命が宇宙進出を果たし、その結果、スペースコロニーをあちこちに作って、自らが宇宙生命体となっていくというのは、なかなか壮大な物語だ。
他の恒星系に植民地を広げ、時空を操り、銀河の歴史を書き換えていく・・・。
(宇宙文明)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%96%87%E6%98%8E
「物理学者加來 道雄(ミチオ・カク)は、地球の人類文明が各ステージに到達するまでの時間をI型文明:100~200年、II型文明:2~3千年、III型文明:10万年と予測している」
10万年も文明が持つかどうか・・・。
話は変わるが、タイタニック号の沈没の記事も読んだ。
ニュースで出てたからな。
(タイタニック沈没に新説?=原因は「氷山でなく火災」-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010300004&g=int
「元の原因は氷山衝突ではなく、火災だった」
よく読むと、出航前の右舷側の火災による鉄板の脆化で、氷山の衝撃に耐えられなかったという話。
まあ、どうでもいいんですが。
(タイタニック(客船):影響)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)#.E5.BD.B1.E9.9F.BF
「最新の科学技術の粋を集めた新鋭船の大事故は、文明の進歩に楽観的な希望をもっていた当時の欧米社会に大きな衝撃を与えた。」
まあ、太陽系に知的生命体が人類だけという話を疑う科学者はいないだろうが、どこを掘っても生命の痕跡すら見つからず、知的でない生命もいないと分かったら、かなりな衝撃があるのではないか。
KIC 8462852みたいな話がボロボロ出てきて、太陽系外にネタを求めることになりそうだがな。
何てったって、確認することが難しいので、当分、話を引っ張ることが出来る。
宇宙ネタの便利なところだ。
地球外知的生命体がいるということに対する証明も困難だろうが、いないと断言することは不可能に近い。
だから、構造的に、宇宙人の存在可能性を否定することはできない。
われわれの存在自体が、一つの強力な証拠だしな。
文明の進歩が闘争と殺戮ではなく、平和と繁栄をもたらすなら、宇宙開発も大いに結構だ。
宇宙放射線や無重力、その他もろもろの障害を越えて、人類が本当に宇宙空間で生活するようになれば、それ自体が一つの文明のカタチになるかもしれない。
文字通り、地球外知的生命体だからな。
タイタニックの事故の後、無線通信が普及したという記述があった。
「また、アメリカでは船舶への無線装置配備の義務付けが強化され、無線通信が普及するきっかけになったとされる。」
その電波は、今、100光年余り遠くの宇宙空間を光速で突き進んでいる。
文明の進歩に、文字通り冷や水を浴びせた船舶事故が、無線通信というハイテクを普及させる結果となった。
文明の進歩は、一進一退なのかもしれない。
「現在のタイタニックは鉄を消費するバクテリアにより既に鉄材の20%が酸化され、2100年頃までに自重に耐え切れず崩壊する見込みである。」
海の底で、その礎になっていく鉄の船。
海から生まれた鉄が、再び海に還っていく。
そして、電波は宇宙を飛び続け、文明は進歩の歩みを止めない。
人間の欲望、期待、抱負が、それを後押ししている。
浮沈子は、概ねそういう話には否定的だが、世間は乗り易いだろうな。
目先の利益だけでは、知的生命体の好奇心は満たされない。
そもそも、知的生命体が、生息域を拡張していくというのは、運命みたいなもんだからな。
宿命といってもいい。
それがどれだけ無謀に見えても、やらずにはいられないんだろう。
誰にも、それは止められない。
10万年後、銀河を手にした地球文明は、どこに向かっていくのだろうか?。
地球外生命のことを調べていて、浮沈子はあることに気づいた。
ひょっとすると、これは一つの文化なのではないか。
つまり、科学的な根拠とか可能性とかいう話はさておき、いると仮定して行動するという様式、心の持ち様、思想、哲学、なんでもいいが、そういうものなのではないかと。
人間が、それを信じることによって心の平安を得られるなら、まあ、毒にも薬にもならないとして、それはそれで意義あることなのではないか。
(宇宙人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BA%BA
「人間の住む世界以外に生命が生息する世界が数多く存在するという考え方(多宇宙論)は近世以前からあり、地動説よりも古く、世界各地の神話に共通している。」
そもそも、神様なんてのは、宇宙人のようなもんだしな。
最近、地球外生命探査が取りざたされているが、多少科学的香りが添加されたとはいえ、浮沈子は与太話以上のものではないと思っている。
まして、知的生命なんて・・・。
ちゃんちゃらおかしい!。
(KIC 8462852)
https://ja.wikipedia.org/wiki/KIC_8462852
「2015年に主星のKIC 8462852Aに不規則な減光が発見された」
「巷では地球外知的生命体の巨大建造物が恒星の光を遮ったではないかという噂も流れた。仮に、その噂が正しいなら、それは巨大なスペースコロニーやダイソン球によるものと思われる。」
ったく、科学者ってのは、ロクでもないことを考えるもんだな。
この星のことは、このブログでも何度か触れている。
(文明の寿命)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/09/19/8194521
(レーダー探知機設定)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/08/30/8165807
さまざまな検討が加えられ、今のところ原因不明ということになっているようだが、本当に巨大人工物による掩蔽なら、ワクワクするような話だ。
我々は孤独ではないと信じることによって、知的生命が宇宙進出を果たし、その結果、スペースコロニーをあちこちに作って、自らが宇宙生命体となっていくというのは、なかなか壮大な物語だ。
他の恒星系に植民地を広げ、時空を操り、銀河の歴史を書き換えていく・・・。
(宇宙文明)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%96%87%E6%98%8E
「物理学者加來 道雄(ミチオ・カク)は、地球の人類文明が各ステージに到達するまでの時間をI型文明:100~200年、II型文明:2~3千年、III型文明:10万年と予測している」
10万年も文明が持つかどうか・・・。
話は変わるが、タイタニック号の沈没の記事も読んだ。
ニュースで出てたからな。
(タイタニック沈没に新説?=原因は「氷山でなく火災」-英)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010300004&g=int
「元の原因は氷山衝突ではなく、火災だった」
よく読むと、出航前の右舷側の火災による鉄板の脆化で、氷山の衝撃に耐えられなかったという話。
まあ、どうでもいいんですが。
(タイタニック(客船):影響)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF_(%E5%AE%A2%E8%88%B9)#.E5.BD.B1.E9.9F.BF
「最新の科学技術の粋を集めた新鋭船の大事故は、文明の進歩に楽観的な希望をもっていた当時の欧米社会に大きな衝撃を与えた。」
まあ、太陽系に知的生命体が人類だけという話を疑う科学者はいないだろうが、どこを掘っても生命の痕跡すら見つからず、知的でない生命もいないと分かったら、かなりな衝撃があるのではないか。
KIC 8462852みたいな話がボロボロ出てきて、太陽系外にネタを求めることになりそうだがな。
何てったって、確認することが難しいので、当分、話を引っ張ることが出来る。
宇宙ネタの便利なところだ。
地球外知的生命体がいるということに対する証明も困難だろうが、いないと断言することは不可能に近い。
だから、構造的に、宇宙人の存在可能性を否定することはできない。
われわれの存在自体が、一つの強力な証拠だしな。
文明の進歩が闘争と殺戮ではなく、平和と繁栄をもたらすなら、宇宙開発も大いに結構だ。
宇宙放射線や無重力、その他もろもろの障害を越えて、人類が本当に宇宙空間で生活するようになれば、それ自体が一つの文明のカタチになるかもしれない。
文字通り、地球外知的生命体だからな。
タイタニックの事故の後、無線通信が普及したという記述があった。
「また、アメリカでは船舶への無線装置配備の義務付けが強化され、無線通信が普及するきっかけになったとされる。」
その電波は、今、100光年余り遠くの宇宙空間を光速で突き進んでいる。
文明の進歩に、文字通り冷や水を浴びせた船舶事故が、無線通信というハイテクを普及させる結果となった。
文明の進歩は、一進一退なのかもしれない。
「現在のタイタニックは鉄を消費するバクテリアにより既に鉄材の20%が酸化され、2100年頃までに自重に耐え切れず崩壊する見込みである。」
海の底で、その礎になっていく鉄の船。
海から生まれた鉄が、再び海に還っていく。
そして、電波は宇宙を飛び続け、文明は進歩の歩みを止めない。
人間の欲望、期待、抱負が、それを後押ししている。
浮沈子は、概ねそういう話には否定的だが、世間は乗り易いだろうな。
目先の利益だけでは、知的生命体の好奇心は満たされない。
そもそも、知的生命体が、生息域を拡張していくというのは、運命みたいなもんだからな。
宿命といってもいい。
それがどれだけ無謀に見えても、やらずにはいられないんだろう。
誰にも、それは止められない。
10万年後、銀河を手にした地球文明は、どこに向かっていくのだろうか?。
COPV ― 2017年01月04日 00:08
COPV
ファルコン9が、再起動する!。
(スペースX、「悪夢の爆発」乗り越え1月8日にロケット打ち上げ予定 事故原因特定受け)
http://sorae.jp/10/2017_01_03_x.html
(Anomaly Updates:January 2, 2017, 9:00am EST:元記事?)
http://www.spacex.com/news/2016/09/01/anomaly-updates
で、この中に出てくるCOPVというのがワケワカなわけだ。
(Composite overwrapped pressure vessel:英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Composite_overwrapped_pressure_vessel
スペースXの記事からは、アルミライナー製カーボンコンポジットオーバーラップということらしい。
キンキンに冷やした酸素(密度を高めるため)が、更に冷たいヘリウムタンクに触れ、圧力下でアルミライナーと炭素繊維の隙間に入り込み、そこで発火したというシナリオなわけだ(合ってます?)。
まあ、将来のダイビングタンクは、超高圧の下で同じような構造になるだろうから、参考のために調べてみた。
(高圧水素タンク)
https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/environment/ecopro/2014/pdf/zero/hydrogen_tank.pdf
トヨタの水素タンクの場合は、ライナーはプラスチックだ。
超低温の液酸の中にドブ漬けされているヘリウムタンクの場合は、実際にどういうことになるのかは、記事を読んでも良く分からない。
(SpaceX plans Jan. 8 return to flight after completing failure investigation)
http://spacenews.com/spacex-plans-jan-8-return-to-flight-after-completing-failure-investigation/
(SpaceX eyes January 8th return to flight after finishing up accident investigation)
http://www.theverge.com/2017/1/2/14142064/spacex-flight-launch-date-falcon-9-explosion-investigation
直ちに回復不能なほどの事故の後、僅か数か月で再打ち上げに漕ぎつけたスペースXに対して、概ね好意的な感じで書かれている。
今回は、ヘリウムタンクの設計変更とかは行われず、充填温度や手順の変更で対応するらしい。
酸素タンク側の温度の変更には触れられていないので、打ち上げ能力に大きな変化はないのかもしれない。
ヘリウム冷やし過ぎだったのかあ?。
まあいい。
当初は、狙撃手による破壊工作も視野に入れて原因究明していたらしいが、ゴルゴ13の仕業ではなかったようだな(ホントかあ?)。
以前の打ち上げ後に木っ端みじんになった事故も、このヘリウムタンクが関わっていた。
(原因?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/07/22/7713648
「2段ロケット内部にあるヘリウムが入ったタンクを固定する長さ60センチほどの鋼鉄製の支柱にヒビが入った結果、液体酸素タンク内の圧力が超過し、0.893秒で爆発に至ったとする調査結果を発表した。」
ヘリウムの配管系のトラブルによる発射延期は、一度や二度ではない。
そもそも、なんでヘリウムなんか使ってるのかといえば、このマーリンDエンジンというのが、燃料の一つである酸素の加圧に、ヘリウムガスの膨張圧力を使っているということがある。
燃焼室に送り込むのは、タービンとポンプなんだろうが、そこへの圧送には酸素タンク内をヘリウムで加圧しているわけだ(たぶん)。
(マーリン (ロケットエンジン))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「推進剤としてケロシン系の燃料であるRP-1と液体酸素を利用し、ガス発生器サイクルで燃焼させる。」
「推進剤は、2つのターボポンプによって単一のシャフトを通じ送り込まれる。」
(ガス発生器サイクル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
「マーリン:
ファルコン1、ファルコン9に使用される。推進剤はケロシン/液体酸素」
画像は、打ち上げの時の酸素タンク内のモニター映像だが、3個の黒い筒が問題のヘリウムタンクだ。
酸素タンク内に漬かっていることが分かる。
このタンクの作りが、Composite overwrapped pressure vessel(COPV)になっているわけだ。
9月の発射台での爆発事故は、前代未聞の状況の中で発生し、原因の究明にも時間がかかると思われたが、ゴルゴ13の仕業ということになれば、世間は大騒ぎになるということで、ワケワカの原因にするということで当局との間で手打ちになったんだろう(そうなのかあ?)。
裏では、ロシアの陰謀が渦巻いていることは、間違いない(!)。
今まで発生していなかった(?)アルミライナーの座屈が、どうして今回だけ発生したのかということも分からない。
真相は闇に葬られ、1月8日にカリフォルニアから打ち上げが行われる。
「SpaceX is targeting return to flight from Vandenberg's Space Launch Complex 4E (SLC-4E) with the Iridium NEXT launch on January 8.」
(Vandenberg AFB Space Launch Complex 4)
https://en.wikipedia.org/wiki/Vandenberg_AFB_Space_Launch_Complex_4
「Space Launch Complex 4 (SLC-4) is a launch and landing site at Vandenberg Air Force Base with two pads, both of which are used by SpaceX for Falcon 9 launch operations.」
新シリーズのイリジウム衛星が、10個投入される見込みだ。
いずれにしても、浮沈子のブログネタの重要な要素が復活するわけで、その意味でも喜ばしい話だ。
もちろん、第1段の回収は、今回も行われるだろう。
バンデンバーグには、帰還用のパッドもあるしな。
イリジウムは低軌道衛星なので、それ程困難なミッションではない。
(イリジウム衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E8%A1%9B%E6%98%9F
「2007年に、イリジウム コミュニケーションズは、イリジウム通信衛星66機をすべて更新する総額30億ドルの次世代衛星通信ネットワーク計画「Iridium NEXT」を発表。」
「軌道上で運用する66機と軌道上予備機6機、地上予備機9機の計81機を3年間で製造すると発表した。打ち上げは2015年2月に開始し、2017年までに全ての衛星を軌道上に展開する予定」
ちなみに、イリジウム(元素)の原子番号は77である(66は、ジスプロシウム)。
まあ、どうでもいいんですが。
(イリジウムコミュニケーションズ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA
「当初は77個のコンステレーションで計画されたため、原子番号77のイリジウムにちなんで名づけられた。」
なるほどね。
いっぺんに10機も上げることが出来るんなら、それ程時間をおかなくても、全数配置はできるだろう(宇宙配置は72機)。
宇宙空間を利用した実用衛星の運用は、大いに結構な話だ。
水中で電話出来たり、それが衛星経由で世界中と繋がるようになるのも時間の問題かもしれない。
既に、超音波で低解像度の動画くらいは水中伝送できるようだしな。
「今、スービックで潜ってんだけど」
「こっちは、伊豆だけど、沈船どーよ?」
水中同士での、こんな会話も可能になるかもしれないな・・・。
ファルコン9が、再起動する!。
(スペースX、「悪夢の爆発」乗り越え1月8日にロケット打ち上げ予定 事故原因特定受け)
http://sorae.jp/10/2017_01_03_x.html
(Anomaly Updates:January 2, 2017, 9:00am EST:元記事?)
http://www.spacex.com/news/2016/09/01/anomaly-updates
で、この中に出てくるCOPVというのがワケワカなわけだ。
(Composite overwrapped pressure vessel:英語版)
https://en.wikipedia.org/wiki/Composite_overwrapped_pressure_vessel
スペースXの記事からは、アルミライナー製カーボンコンポジットオーバーラップということらしい。
キンキンに冷やした酸素(密度を高めるため)が、更に冷たいヘリウムタンクに触れ、圧力下でアルミライナーと炭素繊維の隙間に入り込み、そこで発火したというシナリオなわけだ(合ってます?)。
まあ、将来のダイビングタンクは、超高圧の下で同じような構造になるだろうから、参考のために調べてみた。
(高圧水素タンク)
https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/environment/ecopro/2014/pdf/zero/hydrogen_tank.pdf
トヨタの水素タンクの場合は、ライナーはプラスチックだ。
超低温の液酸の中にドブ漬けされているヘリウムタンクの場合は、実際にどういうことになるのかは、記事を読んでも良く分からない。
(SpaceX plans Jan. 8 return to flight after completing failure investigation)
http://spacenews.com/spacex-plans-jan-8-return-to-flight-after-completing-failure-investigation/
(SpaceX eyes January 8th return to flight after finishing up accident investigation)
http://www.theverge.com/2017/1/2/14142064/spacex-flight-launch-date-falcon-9-explosion-investigation
直ちに回復不能なほどの事故の後、僅か数か月で再打ち上げに漕ぎつけたスペースXに対して、概ね好意的な感じで書かれている。
今回は、ヘリウムタンクの設計変更とかは行われず、充填温度や手順の変更で対応するらしい。
酸素タンク側の温度の変更には触れられていないので、打ち上げ能力に大きな変化はないのかもしれない。
ヘリウム冷やし過ぎだったのかあ?。
まあいい。
当初は、狙撃手による破壊工作も視野に入れて原因究明していたらしいが、ゴルゴ13の仕業ではなかったようだな(ホントかあ?)。
以前の打ち上げ後に木っ端みじんになった事故も、このヘリウムタンクが関わっていた。
(原因?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/07/22/7713648
「2段ロケット内部にあるヘリウムが入ったタンクを固定する長さ60センチほどの鋼鉄製の支柱にヒビが入った結果、液体酸素タンク内の圧力が超過し、0.893秒で爆発に至ったとする調査結果を発表した。」
ヘリウムの配管系のトラブルによる発射延期は、一度や二度ではない。
そもそも、なんでヘリウムなんか使ってるのかといえば、このマーリンDエンジンというのが、燃料の一つである酸素の加圧に、ヘリウムガスの膨張圧力を使っているということがある。
燃焼室に送り込むのは、タービンとポンプなんだろうが、そこへの圧送には酸素タンク内をヘリウムで加圧しているわけだ(たぶん)。
(マーリン (ロケットエンジン))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「推進剤としてケロシン系の燃料であるRP-1と液体酸素を利用し、ガス発生器サイクルで燃焼させる。」
「推進剤は、2つのターボポンプによって単一のシャフトを通じ送り込まれる。」
(ガス発生器サイクル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%B9%E7%99%BA%E7%94%9F%E5%99%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB
「マーリン:
ファルコン1、ファルコン9に使用される。推進剤はケロシン/液体酸素」
画像は、打ち上げの時の酸素タンク内のモニター映像だが、3個の黒い筒が問題のヘリウムタンクだ。
酸素タンク内に漬かっていることが分かる。
このタンクの作りが、Composite overwrapped pressure vessel(COPV)になっているわけだ。
9月の発射台での爆発事故は、前代未聞の状況の中で発生し、原因の究明にも時間がかかると思われたが、ゴルゴ13の仕業ということになれば、世間は大騒ぎになるということで、ワケワカの原因にするということで当局との間で手打ちになったんだろう(そうなのかあ?)。
裏では、ロシアの陰謀が渦巻いていることは、間違いない(!)。
今まで発生していなかった(?)アルミライナーの座屈が、どうして今回だけ発生したのかということも分からない。
真相は闇に葬られ、1月8日にカリフォルニアから打ち上げが行われる。
「SpaceX is targeting return to flight from Vandenberg's Space Launch Complex 4E (SLC-4E) with the Iridium NEXT launch on January 8.」
(Vandenberg AFB Space Launch Complex 4)
https://en.wikipedia.org/wiki/Vandenberg_AFB_Space_Launch_Complex_4
「Space Launch Complex 4 (SLC-4) is a launch and landing site at Vandenberg Air Force Base with two pads, both of which are used by SpaceX for Falcon 9 launch operations.」
新シリーズのイリジウム衛星が、10個投入される見込みだ。
いずれにしても、浮沈子のブログネタの重要な要素が復活するわけで、その意味でも喜ばしい話だ。
もちろん、第1段の回収は、今回も行われるだろう。
バンデンバーグには、帰還用のパッドもあるしな。
イリジウムは低軌道衛星なので、それ程困難なミッションではない。
(イリジウム衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E8%A1%9B%E6%98%9F
「2007年に、イリジウム コミュニケーションズは、イリジウム通信衛星66機をすべて更新する総額30億ドルの次世代衛星通信ネットワーク計画「Iridium NEXT」を発表。」
「軌道上で運用する66機と軌道上予備機6機、地上予備機9機の計81機を3年間で製造すると発表した。打ち上げは2015年2月に開始し、2017年までに全ての衛星を軌道上に展開する予定」
ちなみに、イリジウム(元素)の原子番号は77である(66は、ジスプロシウム)。
まあ、どうでもいいんですが。
(イリジウムコミュニケーションズ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA
「当初は77個のコンステレーションで計画されたため、原子番号77のイリジウムにちなんで名づけられた。」
なるほどね。
いっぺんに10機も上げることが出来るんなら、それ程時間をおかなくても、全数配置はできるだろう(宇宙配置は72機)。
宇宙空間を利用した実用衛星の運用は、大いに結構な話だ。
水中で電話出来たり、それが衛星経由で世界中と繋がるようになるのも時間の問題かもしれない。
既に、超音波で低解像度の動画くらいは水中伝送できるようだしな。
「今、スービックで潜ってんだけど」
「こっちは、伊豆だけど、沈船どーよ?」
水中同士での、こんな会話も可能になるかもしれないな・・・。
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