引きつった笑い ― 2017年02月02日 01:20
引きつった笑い
真夜中の電話にたたき起こされて、浮世の雑事に追われる。
浮沈子も、浮かれているだけではないのだ。
とりあえず、電話で事が済みそうになって、ホッと一息。
やれやれ・・・。
ネットサーフィンで気分転換。
やはり、今一番のネタは、米国の状況だ。
ニューズウイークが、ヨタ記事を掲載している。
(トランプを追い出す4つの選択肢──弾劾や軍事クーデターもあり)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6863_1.php
「トランプを追放する方法は4つある。」
「1つ目は、次の大統領選がある2020年11月まで、ひたすら辛抱強く待つこと。」
「2つ目の選択肢、「弾劾」だ。合衆国憲法の下、下院の過半数が賛成した場合、大統領を「反逆罪、汚職、その他の重罪および軽罪」の疑いがあれば弾劾裁判にかけられる。上院の3分の2が賛成して有罪が確定すれば、罷免だ。」
「日々暗雲が漂うなか、世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。」
「4つ目の選択肢は、アメリカではまさかあり得ないと思われるかもしれないが、軍事クーデター、或いは米軍の上層部が大統領命令の一部に従うのを拒否することだ。」
「私は人生で初めて、軍のトップが大統領にこう告げるのが妥当な場面を想像できる。「いいえ、大統領。その命令には従えません」」
著者は、「ローザ・ブルックス(米ジョージタウン大学法学部教授)」とある。
(Rosa Brooks)
https://en.wikipedia.org/wiki/Rosa_Brooks
「When Brooks was appointed by Barack Obama to a Pentagon advisory position in April 2009, conservatives criticized her appointment.」
リベラルな論客のようだな。
それを踏まえて読む必要がある。
浮沈子は、次のくだりで、真夜中にも関わらず、爆笑した。
「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」
そして、この諧謔に満ち満ちた記事の本質を見た。
米国の政治家を選ぶのは、他ならぬ米国民である。
もしも、本当に問題のある政治家を選んだのであれば、そこには米国民の「狂気」が潜んでいるということになる。
いや、既に潜んではいない。
表出している。
(トランプ大統領の入国規制、支持が上回る=調査)
http://jp.reuters.com/article/usimmigration-survery-idJPKBN15G33Z
「入国を制限する大統領令について「強く支持する」と「ある程度支持する」との回答は計49%で、「強く反対する」と「ある程度反対する」は計41%、「分からない」が10%だった。」
浮沈子は、一過性の問題ではなく、山が動いているのだと見ている。
4年後の大統領選挙で、ドナルド・トランプが再選されないといえるだろうか?。
「その頃には、さすがにアメリカの有権者も目を覚まし、無能な男を切り捨てる心の準備ができているはずだ。」
それは、米国の本質を見誤っているかもしれない。
今よりも、さらにさらに進行していく狂気・・・。
記事の著者は、法律家らしく、穏健な排除を想定している。
しかし、米国の歴史の中では、別の手段による大統領の排除が繰り返されてきたということを忘れるわけにはいかない。
(暗殺された大統領)
http://www.american-presidents.info/annsatu.html
物騒な話だが、こんなことを考えるのは浮沈子だけではない。
(トランプ大統領の暗殺の可能性について!歴代のアメリカ大統領の暗殺・急死には悪魔の法則があった!「魔の20周年期」とは!?)
http://papiko8-l.hatenablog.com/entry/assassinated-uspresidents
まあ、どうでもいいんですが。
目には目で、狂気には狂気で。
浮沈子は、実は別のことも考えている。
(<麻生発言>ナチスは民主憲法でなぜ独裁?/戦前の日本でも同じ問題)
https://thepage.jp/detail/20130801-00010002-wordleaf
「現代の民主主義の解釈では、いくら多様な意見を尊重するのが民主主義といっても、多様な意見を尊重するという考えそのものを否定する法律や行為はすべて法の精神に違反しており無効という考えが大勢を占めています。」
「ただ日本では国会で成立した法律は内容にかかわらず絶対であるという考え方(形式的法治主義)や、憲法は国家権力を抑制するためではなく、国民の義務を定めるために存在するという考え方も根強く残っており、その意味では英国や米国などと比較すると民主主義に対する基本的な考え方が異なっている部分もあります。」
やや古い記事だしな。
内容的には見直しが必要かもしれない。
民主的手続きによる、民主主義の変容や破壊が繰り返されようとしているようにも見える。
狂気であると言ってしまうことは、その時点で思考停止となる。
もう、どうしようもないのだと。
そうなんだろうか?。
そこで踏みとどまって、何かできることはないんだろうか?。
「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」
爆笑した浮沈子の笑いは、引きつり、凍りついた・・・。
真夜中の電話にたたき起こされて、浮世の雑事に追われる。
浮沈子も、浮かれているだけではないのだ。
とりあえず、電話で事が済みそうになって、ホッと一息。
やれやれ・・・。
ネットサーフィンで気分転換。
やはり、今一番のネタは、米国の状況だ。
ニューズウイークが、ヨタ記事を掲載している。
(トランプを追い出す4つの選択肢──弾劾や軍事クーデターもあり)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6863_1.php
「トランプを追放する方法は4つある。」
「1つ目は、次の大統領選がある2020年11月まで、ひたすら辛抱強く待つこと。」
「2つ目の選択肢、「弾劾」だ。合衆国憲法の下、下院の過半数が賛成した場合、大統領を「反逆罪、汚職、その他の重罪および軽罪」の疑いがあれば弾劾裁判にかけられる。上院の3分の2が賛成して有罪が確定すれば、罷免だ。」
「日々暗雲が漂うなか、世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。」
「4つ目の選択肢は、アメリカではまさかあり得ないと思われるかもしれないが、軍事クーデター、或いは米軍の上層部が大統領命令の一部に従うのを拒否することだ。」
「私は人生で初めて、軍のトップが大統領にこう告げるのが妥当な場面を想像できる。「いいえ、大統領。その命令には従えません」」
著者は、「ローザ・ブルックス(米ジョージタウン大学法学部教授)」とある。
(Rosa Brooks)
https://en.wikipedia.org/wiki/Rosa_Brooks
「When Brooks was appointed by Barack Obama to a Pentagon advisory position in April 2009, conservatives criticized her appointment.」
リベラルな論客のようだな。
それを踏まえて読む必要がある。
浮沈子は、次のくだりで、真夜中にも関わらず、爆笑した。
「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」
そして、この諧謔に満ち満ちた記事の本質を見た。
米国の政治家を選ぶのは、他ならぬ米国民である。
もしも、本当に問題のある政治家を選んだのであれば、そこには米国民の「狂気」が潜んでいるということになる。
いや、既に潜んではいない。
表出している。
(トランプ大統領の入国規制、支持が上回る=調査)
http://jp.reuters.com/article/usimmigration-survery-idJPKBN15G33Z
「入国を制限する大統領令について「強く支持する」と「ある程度支持する」との回答は計49%で、「強く反対する」と「ある程度反対する」は計41%、「分からない」が10%だった。」
浮沈子は、一過性の問題ではなく、山が動いているのだと見ている。
4年後の大統領選挙で、ドナルド・トランプが再選されないといえるだろうか?。
「その頃には、さすがにアメリカの有権者も目を覚まし、無能な男を切り捨てる心の準備ができているはずだ。」
それは、米国の本質を見誤っているかもしれない。
今よりも、さらにさらに進行していく狂気・・・。
記事の著者は、法律家らしく、穏健な排除を想定している。
しかし、米国の歴史の中では、別の手段による大統領の排除が繰り返されてきたということを忘れるわけにはいかない。
(暗殺された大統領)
http://www.american-presidents.info/annsatu.html
物騒な話だが、こんなことを考えるのは浮沈子だけではない。
(トランプ大統領の暗殺の可能性について!歴代のアメリカ大統領の暗殺・急死には悪魔の法則があった!「魔の20周年期」とは!?)
http://papiko8-l.hatenablog.com/entry/assassinated-uspresidents
まあ、どうでもいいんですが。
目には目で、狂気には狂気で。
浮沈子は、実は別のことも考えている。
(<麻生発言>ナチスは民主憲法でなぜ独裁?/戦前の日本でも同じ問題)
https://thepage.jp/detail/20130801-00010002-wordleaf
「現代の民主主義の解釈では、いくら多様な意見を尊重するのが民主主義といっても、多様な意見を尊重するという考えそのものを否定する法律や行為はすべて法の精神に違反しており無効という考えが大勢を占めています。」
「ただ日本では国会で成立した法律は内容にかかわらず絶対であるという考え方(形式的法治主義)や、憲法は国家権力を抑制するためではなく、国民の義務を定めるために存在するという考え方も根強く残っており、その意味では英国や米国などと比較すると民主主義に対する基本的な考え方が異なっている部分もあります。」
やや古い記事だしな。
内容的には見直しが必要かもしれない。
民主的手続きによる、民主主義の変容や破壊が繰り返されようとしているようにも見える。
狂気であると言ってしまうことは、その時点で思考停止となる。
もう、どうしようもないのだと。
そうなんだろうか?。
そこで踏みとどまって、何かできることはないんだろうか?。
「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」
爆笑した浮沈子の笑いは、引きつり、凍りついた・・・。
思い違い? ― 2017年02月02日 02:41
思い違い?
軍隊の最高指揮官が、兵隊が死傷してしまったら、辞めると言っている。
変な話だ。
最高指揮官の仕事は、如何に効率よく兵隊を殺すかにある。
人的損耗を最小限に抑え、敵兵力を削いで戦いに勝利するのが仕事だ。
その中で、軍人が死ぬのはやむを得ない。
それを承知で、任務に就く。
そういうもんだと思っていたが、我が国はどうやら特殊な発想らしいな。
(安倍首相 辞任を「覚悟」…南スーダン、自衛隊員死傷で)
http://mainichi.jp/articles/20170202/k00/00m/010/117000c
「橋本内閣では人質に犠牲者が出た場合、首相か官房長官が辞めると話していた」
ちょっと、性質が違うんじゃないのかあ?。
浮沈子は、答弁のやり取りの中で示したリップサービスだと思っている。
賭けてもいい。
絶対に辞めるわけはない。
答弁も、ビミョーだしな。
「もとより(自衛隊の)最高指揮官の立場でそういう覚悟を持たなければいけない」
実際に辞めるとは、一言も言っていない。
危険な南スーダンに派兵しているわけだから、何が起こってもおかしくはない。
(南スーダン | South Sudan > 危険情報・スポット情報・広域情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_301.html#ad-image-0
「2016年07月11日
レベル4
退避勧告
●首都ジュバ市
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
●南スーダン全土(首都ジュバ市を除く)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(継続)」
全土が、最高危険レベルの真っ赤に染まっている。
自衛以外での武器の行使も行うらしいしな。
ドンパチやるわけだから、当たることもある。
当たりどころが悪ければ、命はない。
インド洋上に上げた軍事衛星から、殺人光線(古っ!)出すわけじゃない。
その中で、いちいち首相が辞めていたら話にならない。
しかし、我が国にとっては、重い話ではある。
覚悟は必要かもな。
情勢分析も重要だろう。
そして、問題は、実際に死傷者が出た時の、国家としての対応ということになる。
特別職の国家公務員だからな。
それなりの対応はあるだろう。
運が良ければ、死体は回収してもらえるかもしれない。
二度と故郷の土を踏まずに、草生す屍となるかもしれない。
そういう「覚悟」で任地に赴くわけだから、最高指揮官である首相にも、相当の「覚悟」は当然求められている。
遠い遠い国での話だが、国際情勢の安定に寄与し、世界の平和のために尽力しているんだから、我々も恩恵を受けている(はず・・・)。
枕を高くして眠れるのも、命がけで戦っている人々がいるおかげだ。
感謝・・・。
軍隊の最高指揮官が、兵隊が死傷してしまったら、辞めると言っている。
変な話だ。
最高指揮官の仕事は、如何に効率よく兵隊を殺すかにある。
人的損耗を最小限に抑え、敵兵力を削いで戦いに勝利するのが仕事だ。
その中で、軍人が死ぬのはやむを得ない。
それを承知で、任務に就く。
そういうもんだと思っていたが、我が国はどうやら特殊な発想らしいな。
(安倍首相 辞任を「覚悟」…南スーダン、自衛隊員死傷で)
http://mainichi.jp/articles/20170202/k00/00m/010/117000c
「橋本内閣では人質に犠牲者が出た場合、首相か官房長官が辞めると話していた」
ちょっと、性質が違うんじゃないのかあ?。
浮沈子は、答弁のやり取りの中で示したリップサービスだと思っている。
賭けてもいい。
絶対に辞めるわけはない。
答弁も、ビミョーだしな。
「もとより(自衛隊の)最高指揮官の立場でそういう覚悟を持たなければいけない」
実際に辞めるとは、一言も言っていない。
危険な南スーダンに派兵しているわけだから、何が起こってもおかしくはない。
(南スーダン | South Sudan > 危険情報・スポット情報・広域情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_301.html#ad-image-0
「2016年07月11日
レベル4
退避勧告
●首都ジュバ市
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(引き上げ)
●南スーダン全土(首都ジュバ市を除く)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(継続)」
全土が、最高危険レベルの真っ赤に染まっている。
自衛以外での武器の行使も行うらしいしな。
ドンパチやるわけだから、当たることもある。
当たりどころが悪ければ、命はない。
インド洋上に上げた軍事衛星から、殺人光線(古っ!)出すわけじゃない。
その中で、いちいち首相が辞めていたら話にならない。
しかし、我が国にとっては、重い話ではある。
覚悟は必要かもな。
情勢分析も重要だろう。
そして、問題は、実際に死傷者が出た時の、国家としての対応ということになる。
特別職の国家公務員だからな。
それなりの対応はあるだろう。
運が良ければ、死体は回収してもらえるかもしれない。
二度と故郷の土を踏まずに、草生す屍となるかもしれない。
そういう「覚悟」で任地に赴くわけだから、最高指揮官である首相にも、相当の「覚悟」は当然求められている。
遠い遠い国での話だが、国際情勢の安定に寄与し、世界の平和のために尽力しているんだから、我々も恩恵を受けている(はず・・・)。
枕を高くして眠れるのも、命がけで戦っている人々がいるおかげだ。
感謝・・・。
国連本部移転? ― 2017年02月02日 12:58
国連本部移転?
(トランプ大統領、国連拠出金停止を検討…米紙)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170126-OYT1T50086.html
一週間ほど前の記事だが、移民問題が噴出して、その可能性は高くなったような気がする。
米国第一主義を貫徹するためにも、最低でも拠出金の一部保留とか減額くらいはするだろな。
全額停止、脱退、国連本部追放というのは、いくら何でも過激すぎる・・・。
(トランプ大統領は国連に不信感を持っています)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13169699908
「実際アメリカの国連参加を実施するための法律を無効にする脱退法案は下院で去年(2016年)の1月末に可決されてて大統領の承認があれば実行は可能な状態です。」
(アメリカの国連脱退法案が下院で可決・資金提供の停止法案も提出済み)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12241255403.html
「共和党提案のある下院決議案が、あまり広く知られないままにひそやかに可決されていた。」
「米国下院193号決議:「大統領は、国連内の全機関におけるアメリカ合衆国の加盟国としてのあらゆる地位を終了させるものとする。これには専門機関、委員会、あるいはその他の国連公認の構成局に残されている機能のすべては遂行しないものとする」」
「同法案ではまた、「米国が決定、あるいは自発的な貢献として国連に対する資金の提供を承認」することが禁止されており、これにはさらにすべての軍事的、平和維持活動に対する支出、国連の米軍の使用、そしてアメリカ領土内における「国連職員及び従業員に対する外交特権」の喪失が含まれている。」
大統領の署名さえあれば、国連から米国が消えてなくなる。
つーか、あれだな、米国から国連が消えるといった方が物理的には分かりやすい。
国連本部はニューヨークにあるらしいが、脱退した国際機関の本部を置いておくほどお人よしとは思えないので、即刻撤去されるだろう。
ちなみに、前身である国際連盟の本部は欧州(ジュネーブ)にあった。
(国際連盟)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E7%9B%9F
「連盟本部は1920年から1936年まではジュネーヴのパレ・ウィルソンに、1936年からは同じくジュネーブのパレ・デ・ナシオンに置かれていた」
しかし、連盟としての初会合はパリで開かれたとある。
「パリ家モーリス・ド・ロチルドの屋敷シャトー・ド・プレニーも、1920年から1939年まで国際連盟の会場として使用された」(場所は、ジュネーブ)
「戦争の激化とともに総会・理事会の開催が困難となり、代替として総会議長であるユダヤ系ノルウェー人のカール・ヨアヒム・ハンブロを委員長とする管理委員会を結成し、戦時中もロンドン、リスボンなど場所を移して会合を続けた。また、ドイツによるフランス占領によってジュネーヴが地理的に孤立状態となり、事務局など一部機関の移転が迫られた。事務局の一部機能を非加盟国であるアメリカのプリンストン、財務部をロンドン、薬物部をワシントン、姉妹機関のILOをモントリオールへと分散配置した。」
「プリンストンでは戦後に新国際組織を創設する計画・議論が行われていた。これが後に国際連合として結実する。」
欧州の退潮、米国の台頭を象徴するような経緯だな。
我が国は、満州事変を契機に連盟を脱退する。
「席上で松岡洋右日本全権は「もはや日本政府は連盟と協力する努力の限界に達した」と表明し、立場を明らかにして総会会場を去った」
脱退後も、一部の関連機関の活動は維持した時期があった様だ。
さて、米国はどう出るのだろうか。
現在の国連は、第二次世界大戦の連合国が中心になって成立した。
(国際連合)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E5%90%88
「1941年8月、カナダ東海岸ニューファンドランド島沖のプリンス・オブ・ウェールズの艦上で、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領とイギリスのウィンストン・チャーチル首相が会談し、大西洋憲章を提唱した。そこでは、第二次世界大戦後の世界に国際連盟に代わる国際平和機構を創設するとの構想が、抽象的にではあるが既に示されていた」
驚いたな。
太平洋戦争開戦前だ。
米国を巻き込んだということで、チャーチルは勝算を得たのだろう。
米国の米国による米国のための国連が誕生することになる。
その国連が、米国の基幹政策である移民排除を批判するなら、脱退どころではなく、本部叩き出しはもちろん、組織解体を目論んでもおかしくはない。
(難民規制「解除すべきだ」 国連のグテレス事務総長)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170202/dly1702020007-n1.html
「国連最大の資金拠出国で国連安全保障理事会の常任理事国でもある米国をけん制する異例の事態となっている。」
米国がちゃぶ台をひっくり返すのは時間の問題だろう。
もっとも、よく読むと、反対には理由がある。
「トランプ米大統領が打ち出した移民・難民の受け入れ規制について「(テロリストの流入から)米国や他の国々を守る効果的な方法ではない。」
「テロリストは既に入国規制に関する豊富な知識を持っているため、規制対象になっている国ではなく、先進国の旅券を所持して米国内に入る可能性の方が高いとの見方を示し、規制は「効果がない」と強調」
うーん、端的に言えば、ろくに効果のない政策を打ち出したドナルド・トランプは、テロリスト以下だということになる(そうなのかあ?)。
まあいい。
どっちにしても、ちゃぶ台の運命は決まったな。
世界は混沌としている。
国連が崩壊した後、どんな世界秩序が生まれるんだろうか?。
どこかの国の首相は、戦後レジームからの脱却を唱えていたが、それは、こういうことだったのかと納得する。
最早、戦後ではない(古っ!)。
そう、それは、新たな戦前の訪れ、戦の前の静けさ、我が国周辺では、日本海戦争開戦前夜ということになる。
勘弁してくれ!。
また一つ、箍が外れようとしている。
浮沈子には、その音がハッキリ聞こえたような気がするんだがな。
(トランプ大統領、国連拠出金停止を検討…米紙)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170126-OYT1T50086.html
一週間ほど前の記事だが、移民問題が噴出して、その可能性は高くなったような気がする。
米国第一主義を貫徹するためにも、最低でも拠出金の一部保留とか減額くらいはするだろな。
全額停止、脱退、国連本部追放というのは、いくら何でも過激すぎる・・・。
(トランプ大統領は国連に不信感を持っています)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13169699908
「実際アメリカの国連参加を実施するための法律を無効にする脱退法案は下院で去年(2016年)の1月末に可決されてて大統領の承認があれば実行は可能な状態です。」
(アメリカの国連脱退法案が下院で可決・資金提供の停止法案も提出済み)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12241255403.html
「共和党提案のある下院決議案が、あまり広く知られないままにひそやかに可決されていた。」
「米国下院193号決議:「大統領は、国連内の全機関におけるアメリカ合衆国の加盟国としてのあらゆる地位を終了させるものとする。これには専門機関、委員会、あるいはその他の国連公認の構成局に残されている機能のすべては遂行しないものとする」」
「同法案ではまた、「米国が決定、あるいは自発的な貢献として国連に対する資金の提供を承認」することが禁止されており、これにはさらにすべての軍事的、平和維持活動に対する支出、国連の米軍の使用、そしてアメリカ領土内における「国連職員及び従業員に対する外交特権」の喪失が含まれている。」
大統領の署名さえあれば、国連から米国が消えてなくなる。
つーか、あれだな、米国から国連が消えるといった方が物理的には分かりやすい。
国連本部はニューヨークにあるらしいが、脱退した国際機関の本部を置いておくほどお人よしとは思えないので、即刻撤去されるだろう。
ちなみに、前身である国際連盟の本部は欧州(ジュネーブ)にあった。
(国際連盟)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E7%9B%9F
「連盟本部は1920年から1936年まではジュネーヴのパレ・ウィルソンに、1936年からは同じくジュネーブのパレ・デ・ナシオンに置かれていた」
しかし、連盟としての初会合はパリで開かれたとある。
「パリ家モーリス・ド・ロチルドの屋敷シャトー・ド・プレニーも、1920年から1939年まで国際連盟の会場として使用された」(場所は、ジュネーブ)
「戦争の激化とともに総会・理事会の開催が困難となり、代替として総会議長であるユダヤ系ノルウェー人のカール・ヨアヒム・ハンブロを委員長とする管理委員会を結成し、戦時中もロンドン、リスボンなど場所を移して会合を続けた。また、ドイツによるフランス占領によってジュネーヴが地理的に孤立状態となり、事務局など一部機関の移転が迫られた。事務局の一部機能を非加盟国であるアメリカのプリンストン、財務部をロンドン、薬物部をワシントン、姉妹機関のILOをモントリオールへと分散配置した。」
「プリンストンでは戦後に新国際組織を創設する計画・議論が行われていた。これが後に国際連合として結実する。」
欧州の退潮、米国の台頭を象徴するような経緯だな。
我が国は、満州事変を契機に連盟を脱退する。
「席上で松岡洋右日本全権は「もはや日本政府は連盟と協力する努力の限界に達した」と表明し、立場を明らかにして総会会場を去った」
脱退後も、一部の関連機関の活動は維持した時期があった様だ。
さて、米国はどう出るのだろうか。
現在の国連は、第二次世界大戦の連合国が中心になって成立した。
(国際連合)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E5%90%88
「1941年8月、カナダ東海岸ニューファンドランド島沖のプリンス・オブ・ウェールズの艦上で、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領とイギリスのウィンストン・チャーチル首相が会談し、大西洋憲章を提唱した。そこでは、第二次世界大戦後の世界に国際連盟に代わる国際平和機構を創設するとの構想が、抽象的にではあるが既に示されていた」
驚いたな。
太平洋戦争開戦前だ。
米国を巻き込んだということで、チャーチルは勝算を得たのだろう。
米国の米国による米国のための国連が誕生することになる。
その国連が、米国の基幹政策である移民排除を批判するなら、脱退どころではなく、本部叩き出しはもちろん、組織解体を目論んでもおかしくはない。
(難民規制「解除すべきだ」 国連のグテレス事務総長)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170202/dly1702020007-n1.html
「国連最大の資金拠出国で国連安全保障理事会の常任理事国でもある米国をけん制する異例の事態となっている。」
米国がちゃぶ台をひっくり返すのは時間の問題だろう。
もっとも、よく読むと、反対には理由がある。
「トランプ米大統領が打ち出した移民・難民の受け入れ規制について「(テロリストの流入から)米国や他の国々を守る効果的な方法ではない。」
「テロリストは既に入国規制に関する豊富な知識を持っているため、規制対象になっている国ではなく、先進国の旅券を所持して米国内に入る可能性の方が高いとの見方を示し、規制は「効果がない」と強調」
うーん、端的に言えば、ろくに効果のない政策を打ち出したドナルド・トランプは、テロリスト以下だということになる(そうなのかあ?)。
まあいい。
どっちにしても、ちゃぶ台の運命は決まったな。
世界は混沌としている。
国連が崩壊した後、どんな世界秩序が生まれるんだろうか?。
どこかの国の首相は、戦後レジームからの脱却を唱えていたが、それは、こういうことだったのかと納得する。
最早、戦後ではない(古っ!)。
そう、それは、新たな戦前の訪れ、戦の前の静けさ、我が国周辺では、日本海戦争開戦前夜ということになる。
勘弁してくれ!。
また一つ、箍が外れようとしている。
浮沈子には、その音がハッキリ聞こえたような気がするんだがな。
最近のコメント