引きつった笑い2017年02月02日 01:20

引きつった笑い


真夜中の電話にたたき起こされて、浮世の雑事に追われる。

浮沈子も、浮かれているだけではないのだ。

とりあえず、電話で事が済みそうになって、ホッと一息。

やれやれ・・・。

ネットサーフィンで気分転換。

やはり、今一番のネタは、米国の状況だ。

ニューズウイークが、ヨタ記事を掲載している。

(トランプを追い出す4つの選択肢──弾劾や軍事クーデターもあり)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6863_1.php

「トランプを追放する方法は4つある。」

「1つ目は、次の大統領選がある2020年11月まで、ひたすら辛抱強く待つこと。」

「2つ目の選択肢、「弾劾」だ。合衆国憲法の下、下院の過半数が賛成した場合、大統領を「反逆罪、汚職、その他の重罪および軽罪」の疑いがあれば弾劾裁判にかけられる。上院の3分の2が賛成して有罪が確定すれば、罷免だ。」

「日々暗雲が漂うなか、世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。」

「4つ目の選択肢は、アメリカではまさかあり得ないと思われるかもしれないが、軍事クーデター、或いは米軍の上層部が大統領命令の一部に従うのを拒否することだ。」

「私は人生で初めて、軍のトップが大統領にこう告げるのが妥当な場面を想像できる。「いいえ、大統領。その命令には従えません」」

著者は、「ローザ・ブルックス(米ジョージタウン大学法学部教授)」とある。

(Rosa Brooks)
https://en.wikipedia.org/wiki/Rosa_Brooks

「When Brooks was appointed by Barack Obama to a Pentagon advisory position in April 2009, conservatives criticized her appointment.」

リベラルな論客のようだな。

それを踏まえて読む必要がある。

浮沈子は、次のくだりで、真夜中にも関わらず、爆笑した。

「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」

そして、この諧謔に満ち満ちた記事の本質を見た。

米国の政治家を選ぶのは、他ならぬ米国民である。

もしも、本当に問題のある政治家を選んだのであれば、そこには米国民の「狂気」が潜んでいるということになる。

いや、既に潜んではいない。

表出している。

(トランプ大統領の入国規制、支持が上回る=調査)
http://jp.reuters.com/article/usimmigration-survery-idJPKBN15G33Z

「入国を制限する大統領令について「強く支持する」と「ある程度支持する」との回答は計49%で、「強く反対する」と「ある程度反対する」は計41%、「分からない」が10%だった。」

浮沈子は、一過性の問題ではなく、山が動いているのだと見ている。

4年後の大統領選挙で、ドナルド・トランプが再選されないといえるだろうか?。

「その頃には、さすがにアメリカの有権者も目を覚まし、無能な男を切り捨てる心の準備ができているはずだ。」

それは、米国の本質を見誤っているかもしれない。

今よりも、さらにさらに進行していく狂気・・・。

記事の著者は、法律家らしく、穏健な排除を想定している。

しかし、米国の歴史の中では、別の手段による大統領の排除が繰り返されてきたということを忘れるわけにはいかない。

(暗殺された大統領)
http://www.american-presidents.info/annsatu.html

物騒な話だが、こんなことを考えるのは浮沈子だけではない。

(トランプ大統領の暗殺の可能性について!歴代のアメリカ大統領の暗殺・急死には悪魔の法則があった!「魔の20周年期」とは!?)
http://papiko8-l.hatenablog.com/entry/assassinated-uspresidents

まあ、どうでもいいんですが。

目には目で、狂気には狂気で。

浮沈子は、実は別のことも考えている。

(<麻生発言>ナチスは民主憲法でなぜ独裁?/戦前の日本でも同じ問題)
https://thepage.jp/detail/20130801-00010002-wordleaf

「現代の民主主義の解釈では、いくら多様な意見を尊重するのが民主主義といっても、多様な意見を尊重するという考えそのものを否定する法律や行為はすべて法の精神に違反しており無効という考えが大勢を占めています。」

「ただ日本では国会で成立した法律は内容にかかわらず絶対であるという考え方(形式的法治主義)や、憲法は国家権力を抑制するためではなく、国民の義務を定めるために存在するという考え方も根強く残っており、その意味では英国や米国などと比較すると民主主義に対する基本的な考え方が異なっている部分もあります。」

やや古い記事だしな。

内容的には見直しが必要かもしれない。

民主的手続きによる、民主主義の変容や破壊が繰り返されようとしているようにも見える。

狂気であると言ってしまうことは、その時点で思考停止となる。

もう、どうしようもないのだと。

そうなんだろうか?。

そこで踏みとどまって、何かできることはないんだろうか?。

「「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ」

爆笑した浮沈子の笑いは、引きつり、凍りついた・・・。

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