盾と矛かあ?2017年02月05日 22:23

盾と矛かあ?
盾と矛かあ?


スタンダードミサイル3ブロック2Aが、艦船から発射されたそうだ。

(日米共同開発の新型迎撃ミサイル 海上発射試験成功)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170205/k10010865281000.html

「ハワイ沖の海上で発射試験を行い、成功したと発表」

当たるも八卦当たらぬも八卦・・・。

「センサーの改良によって弾道ミサイルを探知する能力が向上するほか、燃料の搭載容量が増えるため、射程が伸び、防護できる範囲が大幅に拡大する」

このミサイルは、既にブロック1Aが配備されているが、今後、2Aに更新されていく予定である。

(スタンダードミサイル:ブロックIシリーズ、ブロックIIシリーズ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB#.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AFI.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA

「日本の海上自衛隊ではこんごう型護衛艦がブロックIAを運用する」

「ブロックIIからは日米共同で開発されている。」

「ブロックIIはブロックIBのキネティック弾頭とシーカーと同一のものを使用するが、2段および3段ロケットを1段と同じ直径21インチ(53センチ)に大型化し、射程を延伸させ高速化させて迎撃範囲を広げ、ノーズコーンも21インチ対応型に変更する。」

「ブロックIIは技術実証用で実戦配備されることはない。」

ははあ、開発用の機体というわけか。

「ブロックIIAはイージスBMD5.1と適合化され、キネティック弾頭とこれに搭載する赤外線シーカーを大型化させて破壊力と識別能力を向上させ、ロケットもさらに改良して速度を向上させるなどして高性能化をさせる。」

「このブロックIIAが現在配備されているブロックIAを更新する予定」

「ブロックIIBは多弾頭型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を迎撃することを目指して自らも多弾頭化する迎撃ミサイル」

一時、開発が保留されたらしいが、再開されているようだ。

ブロック2Aは、海外にも輸出される。

(RIM-161スタンダード・ミサイル3:配備計画:ポーランド)
https://ja.wikipedia.org/wiki/RIM-161%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB3#.E3.83.9D.E3.83.BC.E3.83.A9.E3.83.B3.E3.83.89

「日米が共同開発しているSM-3ブロックIIAが初めて第三国に供与・配備される」

ということは、あれだな、ロシアが配備した弾道ロケットと、ガチで戦うことになるわけだ。

(ロシアが東欧の飛び地カリーニングラードに核ミサイル配備?)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/11/post-6208.php

「核搭載が可能な弾道ミサイル「イスカンダル」」(キャプションより:本文には、イスカン「デ」ルとある)

(9K720)
https://ja.wikipedia.org/wiki/9K720

「9K720「イスカンデル」(ロシア語:9К720 "Искандер"ヂェーヴャチ・カー・スィムソード・ドヴァーッツァチ・イスカンヂェール)はロシア製の短距離・固体燃料推進・移動式・戦域弾道ミサイル複合(TBM、Оперативно-тактический ракетный комплекс、ОТРК)である。」

ニューズウイークの記事では、イスカンデルには通常弾頭の他に核弾頭も搭載可能だとあるが、ウィキにはそのような記述はない(元ネタが、ロシアかあ?)。

うーん、どっちなんだあ?。

まあいい。

ポーランドに配備されたスタンダードミサイルは、こいつを相手にするんだろうか?。

「精度:5 - 7m 最終段階での光電子工学追尾システム付き(「イスカンデルM」:ロシア連邦軍配備型)」

こんなの、防げるんだろうか?。

盾と矛のどちらが強いかは、やってみなければ分からない。

ただし、矛は、失敗したら(盾で防がれたら)、また打ち掛かればいいが、盾で防ぐのに失敗するということは、二度と防げなくなることだからな。

長射程のイスカンデルは、ベルリンを射程に捉えているらしいしな。

「改良で最大射程が700キロに延びた新型になると、ドイツの首都ベルリンも射程に収める。」

それを叩き落とすミサイルを開発して、東欧に配備しようとしている我が国に対して、ロシアがどう受け止めるかを考えれば、北方領土の返還なんて、太陽の寿命が来るくらい先の話じゃなかろうか。

まあ、どうでもいいんですが。

つーか、あれだな、イスカンデルを北朝鮮に輸出するのが手っ取り早いしな(ウィキによれば、韓国への輸出を目論んでいるようだ)。

そうすると、日本海上空で直接対決ということになる。

怪しげな北朝鮮製のミサイルと違って、ちょっと手強そうだな。

弾道低く、MDを回避する能力があると言われている。

際限なくエスカレートしていく軍備競争。

その行方に、我が国も関与していることを忘れてはいけないだろうな。

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