リユーザブルだあ?2017年02月07日 01:44

リユーザブルだあ?
リユーザブルだあ?


(兼松、小型ロケットのベクタースペースシステムズと業務提携)
http://sorae.jp/030201/2017_02_06_kane.html

兼松といえば、昔、兼松江商と名乗っていたころ、製鉄とかに手を出してたような気がする。

今は、何やってんだかよく知らない。

重厚長大産業からの乗り替えに失敗して、債権放棄してもらって復活した。

で、今度は宇宙産業かよ!?。

二の舞じゃね?。

まあ、どうでもいいんですが。

(兼松、小型ロケット分野への進出~ベクタースペースシステムズとの業務提携~)
http://www.kanematsu.co.jp/press/20170203_001551.html

「ベクターのCEO Jim Cantrellは、大型ロケット打上げの有力企業である米国SpaceX(スペースX)の創業メンバー」

ほほう、筋は悪くないんだな。

「昨今は、小型衛星の打上げ需要が高まっておりますが、中・大型衛星打上げ時に大型ロケットの空きスペースに小型衛星を搭載して打上げているのが現状です。そのため、打上げ時期や宇宙に衛星を投入する軌道が制限されるといった課題を抱えています。」

どっかで聞いたような話だが、ホントに需要があるかどうかは分からない。

金にならない隙間産業じゃないかと思うんだがな。

(Vector Launch Vehicle Family)
http://vectorspacesystems.com/technology/

ソラエにも引用されているが、このページの「Vector Vehicle Family Comparison」の表を見て、腰を抜かしそうになった。

「Reusable 1st stage:Yes(Vector-R):Yes(Vector-H)」

動画を見ても、回収方法とかは分からない。

つーか、ピックアップトラックけん引の、安っぽいトレーラーから立ち上がったロケット(たぶん、ベクターR)は、湯気を出してるだけでうんともすんとも言わない。

一応、P-18Dという別のロケットの映像はあった。

(Video)
http://vectorspacesystems.com/video/

これは、前身の会社のやつだ。

「CTO John Garveyはベクターに加わる前に米国Garvey Space Corp.(GSC)で15年間、小型ロケットの研究・開発を行ってきた実績があります。」(兼松のプレスより)

「ベクターは、そのGSCの知的財産・資産・人材を2016年に引き継ぎ、2018年からの本格的な小型衛星専用ロケット打上げサービスの開始に向け開発を進めており、既に米国NASAを始めとして数カ国で受注を獲得するなど、注目を集めています。」

まあ、どうでもいいんですが。

ホントに、上がるのかねえ・・・。

観測ロケットに毛を生やして(!)、小型衛星打ち上げようという話については、先日もこのブログで取り上げた。

(宇宙の電動ターボ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/01/30/8341247

あっちは、まあ、上がることは上がりそうだし、それなりの目算もあるようだが、こっちの方はビミョーな感じだ。

特に、リユーザブルというのが引っかかるな。

年間100回(ベクターR)打ち上げ可能というのも、眉唾だなあ。

1.7億円弱(オンデマンドだと7割増し)で上げるというが、採算取れんのかあ?。

とにかく、1段目の回収方法も分からないので、コメントしようがない。

浮沈子は、眉唾だと思っている。

ピックアップトラックけん引だからな。

お坊ちゃま君のロケットの方が、まだ、信頼性高そうな気がする(中身はロシア製だし)。

まあいい。

お手製の感覚が拭えないが、肝心なのは見かけじゃない。

ちゃんと打ち上げる性能があって、それをコントロールすることが出来ればいいのだ。

ロケットは、一筋縄ではいかない。

個々の部品の性能がいくら良くても、インテグレーションして、飛ばせてナンボだ。

兼松は苦労するだろうな。

変なもん、掴まされたんじゃないのかあ?。

でも、まあ、プレスまでしちゃったしな。

脈があると踏んだんだろう。

ちゃんと最後まで面倒見て、ビジネスとして成功させてもらいたいもんだ。

妄想爆発人間2017年02月07日 10:30

妄想爆発人間


(イーロン・マスクが信じる13の「クレイジーな考え」)
http://www.lifehacker.jp/2017/02/170206_elon_musk.html

数々の報道で、概ね想像は付くが、改めて列挙されるとドン引きだな。

妄想癖がある浮沈子から見ても、相当な誇大妄想狂だ。

翻訳の関係からか、各項目のタイトルが変だが、まあ、列挙しておこう(分類は浮沈子)。

「火星編:
・2024年までに火星に人類を送る
・火星の政府についてのビジョンも公開している
・単に火星で生活をするだけではなく、繁栄する都市を築きたい
・最初に火星に行く人たちは全員「死ぬ覚悟」が必要
・宇宙で死ぬのは悪いこととは限らない」

「自動運転編:
・自動運転をやめさせることは殺人と同じ
・自動運転での衝突事故の責任は取らない」

「シミュレーション編:
・人類は他の文明のビデオゲームの中に存在しているのではないか
・しかし、それは価値のある議論だ。わたしたちは現実ではなく、シミュレーションの中で生きている可能性の方が高いから。
・実際、人類はシミュレーションの中で生きていることを願うべきだ。でないと見苦しいことになる。」

「AI編:
・人類は「すでにサイボーグだ」とも言った
・AIの"飼い猫"にならないよう、全身をサイボーグ化し、脳にデジタルレイヤーを付け加えるべきだ。
・AIは我々にとって「存在を脅かすほどの脅威」だ。」

サイボーグ云々は、ちょっとカテゴライズしにくいが、仮想現実との関係でここに入れた。

火星編については、特にコメントすることはない。

今更だしな。

自動運転による事故の責任を取らないことについては、ちょっと勘違いをしているようだ。

しかし、そういう考え方もある。

気に入らなければ、乗らなければいいだけの話だから。

しかし、それ以外に選択肢がなくなった時には別の話になる。

浮沈子は、メーカーに全責任があると思っているんだがな。

自動運転の普及を妨げる報道が殺人と同じというのは、最近どっかで聞いたような話だ。

テロが起こったら、入国規制を停止させた判事のせいだという話。

そうじゃないと思ってるんだけどな。

発想の原点は同じだ。

自分が正しいと、そして、自分だけが正しいと信じている。

そうでなければ、やって行けっこない。

シミュレーション編については、浮沈子も良く分からない。

どうしてそう考えているのか、そう考えなければならないというのが理解できていない。

AIについては、最近、注目している。

ニューラル・レイスについては、このブログでも取り上げた。

(宇宙・生命・ヨタ話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/01/28/8337676

(脳とAIが融合する? イーロン・マスクが詳細を来月発表か)
http://www.lifehacker.jp/2017/01/170126_ai_elon.html

「ニューラル・レースは、人間の脳とコンピューターを繋ぐシステムだとマスク氏は説明している。「人間とロボットとの共存」を可能にするものになるかもしれない。」

脳に何らかのデバイスを接続するというのは、近い将来実現する話だろう。

既に、医療の分野では治療手段として確立しているしな。

(脳深部刺激療法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E6%B7%B1%E9%83%A8%E5%88%BA%E6%BF%80%E7%99%82%E6%B3%95

「日本ではパーキンソン病や振戦の治療に関して2000年より保険適応が認められている。」

イーロンマスクは、一種の万能感を享受していて、AIについては、それを侵食する脅威だと感じているのかもしれない。

しかし、それに対抗するために、脳にデバイスをつけるというのは、浮沈子にはちょっと抵抗がある。

自然の摂理に従って、徐々に機能を喪失しつつある浮沈子の脳に、そんなもん付けたら、益々妄想が加速するじゃん!?。

13の考えを眺めてみると、それ程クレイジーとは思えない。

火星については別だけどな。

他は、まあ、突飛だがあり得る話だ。

シミュレーションについては、内容に踏み込んで調べないと分からない。

マトリックスみたいな感じで捉えているのかもしれないしな。

「わたしたちはいつか現実とは見分けがつかないシミュレーションを作り出す。そうでなければ、文明は崩壊する」

良かった・・・。

理解できない浮沈子は、きっと、健全なんだろう・・・。

(シミュレーション仮説:追加)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC

「個人の知覚が現実世界に物理的基礎を全く持たないような精神状態は精神病と呼ばれる。」

三択2017年02月07日 13:12

三択


知的生命の未来について、三択しなければならない。

1. ほとんどの文明は技術的に成熟する前に絶滅した。

2. 十分に成熟した技術を持ったほとんどの文明はシミュレーション装置を作る興味がない。

3. 我々人間は実際にコンピュータ・シミュレーション上で生きている。

まあ、浮沈子的には断然1番なんだがな。

(「この世がマトリックスの可能性は50%」メリルリンチの衝撃調査結果が波紋呼ぶ)
http://tocana.jp/2016/09/post_10989_entry.html

「イーロン・マスク氏は「我々が“天然”な世界に生きている可能性は数十億分の1」と発言し、氏にとっては50%どころかほぼ確実に現在の我々がコンピュータ・シミュレーションの中で生きていることを指摘して物議を醸した。」

「何かと衝撃的なマスク氏の発言なのだが、今の我々がコンピュータ・シミュレーションの中で生きていることは決して悪いことではないという。なぜなら、ボストロム教授のシナリオの“1”である“人類の滅亡”が回避されたことの証しとなるからだ。」

何とも、ご都合主義的選択だが、2については、浮沈子もないと思っている。

それが可能であれば、選択しないということは有り得ない。

核兵器も反物質も、AIだって作り出す。

シミュレーション仮説は、あくまで仮説だ。

人類が、それを証明することは出来ない。

AIの飼い猫になる恐怖もまた、同じところからきている。

支配されることを意識させずに支配する。

しかしだな、そうして支配されているはずの人間が、VRとかで仮想現実世界を作ろうとしていることを考えると、その上位のシミュレーションを作ったやつらもまた、シミュレーションでないと言い切れるのかあ?。

(イーロン・マスク氏が「人類はコンピューター・シミュレーションの中で生きている」と考えるわけは?)
http://gigazine.net/news/20160816-elon-musk-living-simulation/

「もしシミュレーションの世界に生きているとすれば、そこにはきっと「上のレベルの人」が存在しているはず」

「このことを考え出すと、人々の議論は永遠にループするエンドレスなものに陥ってしまいます。」

「どうやらこの話しも大きなシミュレーションの一部であるようです。」

際限のない入れ子構造の中に落ち込んでしまう。

浮沈子的には、そんなややっこしい話にしないで、潔く滅亡してしまう方が分かりやすいと思うんだがな。

火星に行こうとか考えるには、そう簡単に文明が滅んでしまっては困るわけだ。

もっとも、火星植民が成功して、やれやれ、これで一つのバスケットにすべての卵を入れなくてもよくなったと思った矢先に、火星に巨大隕石が衝突して滅亡の憂き目にあうかもしれないけどな。

シミュレーション仮説については、知的ゲームとしては面白いけど、ちょっと荒唐無稽すぎる気もする。

(人間が実は作られたシミュレーションの世界に住んでいるのではないか?という仮説を科学者たちが議論)
http://gigazine.net/news/20160413-live-in-computer-simulation/

リサ・ランドールは、ばっさり切り捨ててる。

「はっきりとした蓋然性(見込み)に基づいていません。そもそも、なぜその高度な存在が我々をシミュレートしたいと考えるのかが分かりません」

「事実上、ゼロです」

うーん、そこまでつれなくしなくっても・・・。

浮沈子は、記事の中の数学的宇宙仮説の方が気になる。

(数学的宇宙仮説)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%BB%AE%E8%AA%AC

「自己認識する下部構造(人間のような知的生命体)を含むだけ複雑なこれらの[宇宙]においては、[彼ら]は自身を物理的に'現実の'世界に存在するものとして主観的に知覚する」

浮沈子には理解不能だから、自己認識する下部構造じゃないのかもしれない。

ともあれ、我々の世界がシミュレーションであれ、生の現実であれ、区別はつかないわけだ。

マトリックスの中で、サイファーという登場人物がいる。

(サイファー)
http://ja.matrix.wikia.com/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC

彼は、マトリックスの中で偽りの人生を歩むことを望む。

浮沈子には、その気持ちが良く分かる。

鼻水のような不味いおかゆをすすりながら現実の世界を生きるよりも、美味いステーキを食いながら偽りの世界で生きる方が幸せだと感じる。

シミュレーションでも、数学的記述世界でもいいが、しっかりと幸福追求できるかどうかが問題だな。

シミュレーション仮説の三択には、その選択肢はない。

永遠の命や復活が、コンピューターゲームの隠喩であったとしても、それは何の意味もないだろう。

もっとも、幸福追求なんていう世俗的なアイテムを仕込むことくらい、ゲーム作家にとっては造作もないことなんだろうけどな・・・。

巻き貝、巻ち貝(間違い?)2017年02月07日 15:20

巻き貝、巻ち貝(間違い?)


機長の危機管理を読んでいる。

老眼との格闘だから、それほど速いペースでは読めない。

105ページ(文庫版)に、次のくだりがある。

「オーストラリアにフライトし始めた当初は、よく浴槽の水を抜いては渦が右に回ると感心し、海辺に出ては巻き貝までもが右巻きになっていると驚いたものです。」

コリオリの力に関する記述なんだが、胡散臭い話には慣れっこになっている浮沈子も、さすがに変だと思って調べてみた。

(巻貝:巻きの方向)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%BB%E8%B2%9D

「巻き貝のとがった方を上に向け、殻の入り口が見えるように持ったとき、殻の口が向かって右側に見えるのが右巻き、左側に見えるのが左巻きである。」

「巻く方向は、種によって決まっているのが普通である。9割の種が右巻きと言われているが、理由はよくわかっていない。また左巻きの種の9割は陸生や淡水性である。」

「カタツムリの多くは右巻きであるが、一部に左巻きの種がある。」

「また、左右両巻の種も存在する。」

リンク先も見ておこう。

(巻貝の左右巻型形成に新発見)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info101/

「1920年代の交配実験から巻貝の巻型は母性遺伝を示す一個の遺伝子によって決定されることが知られていた」

どうも、コリオリの力とは無関係のようだ。

(カタツムリ:殻の巻き方)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%A0%E3%83%AA#.E6.AE.BB.E3.81.AE.E5.B7.BB.E3.81.8D.E6.96.B9

「日本産のものでは種ごとに巻きの方向が遺伝的に決まっており、大部分の種は右巻きであるが、ヒダリマキマイマイなど少数の左巻き種がおり、キセルガイ科のように科全体が左巻きのものもいる。」

「多くのカタツムリでは対面しながらすれ違う位置で交尾孔のある側を相互に合わせるため、巻き方が逆であると交尾が困難」

ははあ、握手するみたいに、合わせる都合があるわけだ。

「外国にはポリネシアマイマイやマレーマイマイのように同一種内で右巻きと左巻きの両方が普通に出現する種類もある。」

「このような両旋型の種の交尾は、他方の殻の上にもう一方の個体が乗るマウンティング形式であるため巻き方の違う個体同士でも交尾が可能であるという。」

試してみようとして、ケンカになっても浮沈子は知らない(子供は、わかんなくていいです!)。

要するに、あれだな、南半球だろうが北半球だろうが、巻貝の巻き型には関係ないということなんだろうな。

しかし、オーストラリアの巻き型は観察して、北半球の巻き型は見ていなかったということなんだろうか?。

それとも、機長の記憶には、左巻きのマイマイの記憶があったんだろうか?。

肝心の安全管理、危機管理の話とは別に、枝葉末節が気になる浮沈子。

こんなことじゃあ、何時になったら読み終わるか、分からんぞお・・・。

党派色2017年02月07日 21:14

党派色
党派色


CNNの世論調査。

ロイターのそれと比べてみると面白い。

(入国禁止令、53%が反対 CNN世論調査)
http://www.cnn.co.jp/usa/35096116-2.html

「支持・不支持は党派別で大きく分かれた。民主党員の88%が大統領令に反対した。共和党員では88%が支持を表明した。無党派層では54%は反対だった。」

ドナルド・トランプは、これは偽ニュースだとしているから、共和党員の88パーセントが賛成しているというのも、本当かどうかは分からない。

(トランプ大統領の入国規制、支持が上回る=調査)
http://jp.reuters.com/article/usimmigration-survery-idJPKBN15G33Z

「民主党支持者では53%が「強く反対する」、共和党支持者では51%が「強く賛成する」と回答し、支持政党による違いが鮮明だった。」

支持不支持は拮抗しており、誤差の内と思われる。

党派色が鮮明に出ている点では、両調査とも同じ傾向だ。

「移民入国制限に関する米国民の意識調査」

ロイターのグラフを見ると、余りの対称性に、作為があるんじゃないかと勘繰りたくなるほどだ。

それほど、党派対立が際立っている。

選挙後の米国の分断は、解消されるどころか、ますます加速しているように見える。

しかし、よく見ると、移民入国制限に対する賛否に比べて、安心感という点では、双方、積極的な指示・不支持はトーンダウンしている。

米国内でのテロは、多くが米国籍のテロリストによって行われているからな。

ただし、この政策の適否については、党派的対立色が濃い。

調査はほぼ同時に行われているようだが、サンプルが1000人程度となっていて、どの程度実際の意向を反映しているかどうかはビミョーだ。

そう、大統領選挙の時のように、正直に回答しているかどうかは、分からないしな。

今後、さらに対象国が広がっていくことも考えられる。

「支持した人の中では2対1の割合で、現行の7カ国以外にもこうした措置を拡大してほしいとの回答が見られた。」(CNN)

宗教が理由とみなしている人も多い。

「今回の大統領令について、55%の人がイスラム教徒の米国への入国を阻止する取り組みとみなしていた。」(CNN)

「大統領令に反対している人の82%がイスラム教徒の入国禁止ととらえていた一方で、支持している人のなかでそうとらえている人の割合は25%だった。」(CNN)

政策の方向性としては、どういうプロセスを踏むかは別にしても、より開放的になることはないだろうし、対象国が拡大する可能性すらある。

(ネガティブな世論調査結果は「すべて虚偽」 トランプ氏)
http://www.asahi.com/articles/ASK272JNWK27UHBI008.html?ref=msn

「すべてのネガティブな世論調査の結果は虚偽ニュースだ。人々は国境警備と、極めて厳しい入国審査を望んでいる」

ホワイトハウスが公開したという、78のテロ事件のリストはこちら。

(Here are the 78 terrorist attacks the White House says were largely underreported)
https://www.washingtonpost.com/news/post-politics/wp/2017/02/06/here-are-the-78-terrorist-attacks-the-white-house-says-were-largely-under-reported/?utm_term=.48366d2ab0e3

「タイムライン:2014年9月〜2016年12月 攻撃の数:78

1:メルボルン、オーストラリア
・2014年9月
・対象:ナイフ攻撃で負傷した警察2人
・アタッカー:Abdul Numan Haider

2:TIZI OUZOU、アルジェリア
・2014年9月
・対象:1人のフランス市民が斬首された
・アタッカー:アルジェリアのジュンド・アル・キラファ

3:ケベック、カナダ
・2014年10月
・対象:1人の兵士が死亡し、1人が車両攻撃で負傷した
・アタッカー:Martin Couture-Rouleau

4:オタワ、カナダ
・2014年10月
・対象:戦争記念碑で1人の兵士が殺害された。国会議事堂での射撃で2人が負傷した
・アタッカー:Michael Zehaf-Bibeau

5:ニューヨーク、ニューヨーク州、米国
・2014年10月
・対象:ナイフ攻撃で負傷した警察2人
・アタッカー:米国人

6:リヤド、サウジアラビア
・2014年11月
・対象:撮影に負傷したデンマーク人市民1人
・アタッカー:サウジアラビアに拠点を置く3人のISILメンバー

7:アブダビ、アラブ首長国連邦
・2014年12月
・対象:1人のアメリカ人がナイフ攻撃で殺された
・アタッカー:ダラル・アル・ハシミ

8:シドニー、オーストラリア
・2014年12月
・対象:2人のオーストラリア人が人質を奪って射殺された(???)
・アタッカー:マン・ハロン・モニス

9:TOURS、フランス
・2014年12月
・対象:ナイフ攻撃で3人の警察官が負傷した
・アタッカー:バートランド・ンゾハボナヨ

10:パリ、フランス
・2015年1月
・対象:1人の警官と4人の人質が殺害されたスーパーマーケットで射殺された
・アタッカー:Amedy Coulibaly

11:トリポリ、リビア
・2015年1月
・対象:米国市民1人を含む10人が殺害され、西側人が頻繁に訪れるホテルで爆撃と銃撃で5人が負傷した
・アタッカー:ISIL-Libyaメンバー5人

12:リヤド、サウジアラビア
・2015年1月
・対象:撮影に負傷した2人の米国市民
・アタッカー:サウジアラビアに拠点を置くISILサポーター

13:ニース、フランス
・2015年2月
・対象:ユダヤ人コミュニティセンターの外でナイフ攻撃で負傷した2人のフランス軍兵士
・アタッカー:Moussa Coulibaly

14:コペンハーゲン、デンマーク
・2015年2月
・対象:市内の主要なシナゴーグの外で殺された1人の市民が、フリースピーチのラリーで射殺され、1人の警備員が殺された
・アタッカー:オマル・アブデル・ハミド・エル・フセイン

15:チュニス、チュニジア
・2015年3月
・対象:21人の観光客が殺害された。西洋人16人、バルド美術館で55人が負傷した。
・アタッカー:2人のISIL連合の過激派

16:カラチ、パキスタン
・2015年4月
・対象:1人の米国市民がナイフ攻撃で負傷した
・アタッカー:パキスタンのISIL支持者

17:パリ、フランス
・2015年4月
・対象:対象となるカトリック教会。1人の民間人が射撃で殺害された可能性があります。
・アタッカー:シド・アフメド・グラム

18:ズボリック、ボスニア
・2015年4月
・対象:1人の警官が殺害され、2人が射殺された
・アタッカー:Nerdin Ibric

19:ガーランド、テキサス州、米国
・2015年5月
・対象:預言者ムハンマドの漫画のイベントで撮影中に負傷した警備員1人
・アタッカー:アメリカ人2人

20:ボストン、マサチューセッツ州、米国
・2015年6月
・対象:死傷者はいません。1人の警察官がナイフで攻撃した
・アタッカー:米国人

21:EL GORA(AL JURAH)、エジプト
・2015年6月
・対象:死傷者はいません。射撃および爆撃の攻撃で攻撃された多国籍軍およびオブザーバー(MFO)部隊によって使用されるキャンプ
・アタッカー:不明なISIL-Sinaiメンバー

22:ルクソール、エジプト
・2015年6月
・対象:カルナック神殿の近くで自殺爆弾を殺した警察官1人
・アタッカー:未確認

23:スース、チュニジア
・2015年6月
・対象:西洋人が頻繁に訪れるビーチで38人が死亡、39人が負傷した
・アタッカー:Seifeddine Rezguiと別の未確認の攻撃者

24:リヨン、フランス
・2015年6月
・対象:化学プラントで斬首と爆発で殺された民間人1人
・アタッカー:Yasin Salhi

25:カイロ、エジプト
・2015年7月
・対象:イタリア領事館でVBIED攻撃で1人が死亡、9人が負傷した
・アタッカー:未確認のISIL担当者

26:カイロ、エジプト
・2015年7月
・対象:1人のクロアチア人国家が誘拐された。未知の場所で8月12日に斬首された
・アタッカー:身元不明のISIL-Sinai手術

27:パリ、フランス
・2015年8月
・対象:2人の民間人と1人の米軍兵士が旅客列車に銃器とナイフで負傷した
・アタッカー:Ayoub el-Khazzani

28:EL GORA、エジプト
・2015年9月
・対象:IED攻撃で負傷した米国4人とMFO 2人の軍隊
・アタッカー:未確認

29:ダッカ、バングラデシュ
・2015年9月
・対象:射撃で殺されたイタリアの民間人1人
・アタッカー:未確認

30:コペンハーゲン、デンマーク
・2015年9月
・対象:ナイフ攻撃で負傷した警察官1人
・アタッカー:パレスチナの国民

31:EL GORA、エジプト
・2015年10月
・対象:死傷者はいません。ロケット弾で攻撃されたMFOの飛行場
・アタッカー:未確認のISIL-Sinaiの職員

32:PARRAMATTA、オーストラリア
・2015年10月
・対象:1人の警察官が射殺された
・アタッカー:ファハド・ジャバール

33:ランパール、バングラデシュ
・2015年10月
・対象:1人の日本の民間人が射殺で死亡
・アタッカー:未確認

34:ハサナ、エジプト
・2015年10月
・対象:ロシアの旅客機の降下で224人が死亡
・アタッカー:未確認のISIL-Sinaiの職員

35:MERCED、カリフォルニア州、米国
・2015年11月
・対象:大学キャンパスでナイフ攻撃で4人が負傷した
・アタッカー:米国人

36:フランス・パリ
・2015年11月
・対象:一連の射撃とIED攻撃で少なくとも129人が死亡し、400人が負傷した
・アタッカー:ブラヒム・アブデスラム、サレ・アブドラム、イスマイル・モステファイ、ビラル・ハドフィ、サミー・アミモア、チャキブ・アロウ、フエード・モハメド・アグド、アブデルハム・アバウアウッド

37:ディナワ、バングラデシュ
・2015年11月
・対象:射撃でイタリア人市民一人が負傷した
・アタッカー:未確認

38:RAJLOVAC、ボスニア
・2015年12月
・対象:射撃で殺害された2人のボスニア兵
・アタッカー:Enes Omeragic

39:サンバーナディーノ、カリフォルニア州、米国
・2015年12月
・対象:コーディネートされた銃器攻撃で14人が死亡、21人が負傷した
・アタッカー:アメリカ人2人

40:ロンドン、英国
・2015年12月
・対象:地下鉄の駅でナイフ攻撃で3人が負傷した
・アタッカー:Muhyadin Mire

41:デーバン、ドイツ
・2015年12月
・対象:UN世界遺産の撮影で1人が死亡、11人が負傷した
・アタッカー:身元不明のISIL-Caucasus operative

42:カイロ、エジプト
・2016年1月
・対象:観光客が頻繁に訪れるホテルの外でドライブバイで2人が負傷した
・アタッカー:未確認のISILの要員

43:パリ、フランス
・2016年1月
・対象:死傷者はいません。パリ警察にナイフ攻撃を試みた後、殺害された
・アタッカー:Tarek Belgacem

44:フィラデルフィア、ペンシルバニア、米国
・2016年1月
・対象:射撃で負傷した警察官1人
・アタッカー:米国人

45:HURGHADA、エジプト
・2016年1月
・対象:観光リゾートでナイフ攻撃でドイツ人1人とデンマーク人1人が負傷
・アタッカー:未確認

46:マルセイユ、フランス
・2016年1月
・対象:マチェット攻撃で1人のユダヤ人教師が負傷した
・アタッカー:トルコ出身の15歳のエスニッククルド人

47:イスタンブール、トルコ
・2016年1月
・対象:自殺爆撃でドイツ人観光客12人が死亡、15人が負傷した
・アタッカー:ナヴィルファドリ

48:ジャカルタ、インドネシア
・2016年1月
・対象:警察署とスターバックスの近くで、4人の民間人が殺害され、20人以上が負傷した。
・アタッカー:Dian Joni Kurnaiadi、Muhammad Ali、Arif Sunakim、Ahmad Muhazan bin Saron

49:コロンバス、オハイオ州、米国
・2016年2月
・対象:レストランでのマチェット攻撃で4人の民間人が負傷した
・アタッカー:米国人

50:ハノーバー、ドイツ
・2016年2月
・対象:ナイフ攻撃で負傷した警察官1人
・アタッカー:サフィアシュミッター

51:イスタンブール、トルコ
・2016年3月
・対象:自殺爆撃で4人が死亡、36人が負傷した
・アタッカー:Mehmet Ozturk

52:ブリュッセル、ベルギー
・2016年3月
・対象:ザヴェンテム空港と地下鉄の共同爆撃で、少なくとも31人が死亡し、270人が負傷した
・アタッカー:Khalid el-Bakraoui、Ibrahim el-Bakraoui、Najim Laachraoui、Mohammed Abrini、およびOsama Krayem

53:エッセン、ドイツ
・2016年4月
・対象:シーク寺院で爆撃で3人が負傷した
・アタッカー:3人の未成年者

54:米国フロリダ州オーランド
・2016年6月
・対象:ナイトクラブで射殺された49人が死亡、53人が負傷した
・アタッカー:米国人

55:マガンビル、フランス
・2016年6月
・対象:ナイフ攻撃で1人の警官と1人の民間人が殺害された
・アタッカー:ラロシ・アブバラ

56:カブール、アフガニスタン
・2016年6月
・対象:カナダ大使館の警備員を乗せたバスで自爆攻撃で14人が死亡
・アタッカー:ISIL-Khorasan operative

57:イスタンブール、トルコ
・2016年6月
・対象:アタテュルク国際空港で死者は約45人、約240人が負傷した
・アタッカー:Rakhim Bulgarov、Vadim Osmanov、未確認のISILオペレーター

58:ダッカ、バングラデシュ
・2016年7月
・対象:聖職者の職人ベーカリーでマチェットと銃器を使って、アメリカ人1人、長時間の包囲攻撃を受けた50人を含む22人が殺された
・アタッカー:ニブラス・イスラム、ロハン・イミタス、ミーア・サーメ・ムバシェール、カイール・イスラム・ペイ、シャフィクール・イスラム・ウザル

59:ニース、フランス
・2016年7月
・対象:トラックを群衆に運転した個人によって84人の市民が死亡し、308人が負傷した
・アタッカー:Mohamed Bouhlel

60:WURZBURG、ドイツ
・2016年7月
・対象:列車で斧攻撃を受けた4人の一般市民
・アタッカー:Riaz Khan Ahmadzai

61:ANSBACH、ドイツ
・2016年7月
・対象:音楽祭で自殺爆弾で少なくとも15人が負傷した
・アタッカー:Mohammad Daleel

62:ノルマンディー、フランス
・2016年7月
・対象:1人の司祭がナイフ攻撃で殺された
・アタッカー:アデル・ケルミチェとアブデル・マリク・ナイル・プティジャン

63:CHALEROI、ベルギー
・2016年8月
・対象:マチェット攻撃で2人の警察官が負傷した
・アタッカー:Khaled Babouri

64:クイーンズランド州、オーストラリア
・2016年8月
・対象:西洋人が頻繁に訪れるホステルで、ナイフ攻撃で2人が死亡、1人が負傷した
・アタッカー:Smail Ayad

65:コペンハーゲン、デンマーク
・2016年9月
・対象:射撃時に警察官2人と市民負傷者
・アタッカー:メサ・ホジック

66:パリ、フランス
・2016年9月
・対象:VBIEDがノートルダム大聖堂で爆発しなかった後、警察官1人が襲撃で怪我をした
・アタッカー:サラ・エルボー、イネス・マダニ、アメル・サカオウ

67:シドニー、オーストラリア
・2016年9月
・対象:ナイフ攻撃で一人の民間人が負傷した
・アタッカー:Ihsas Khan

68:セントクラウド、ミネソタ州、米国
・2016年9月
・対象:モールでナイフ攻撃で負傷した10人
・アタッカー:Dahir Ahmed Adan

69:ニューヨーク(NY)シーサイドパークとエリザベス、ニュージャージー州、米国
・2016年9月
・対象:ニューヨーク市で爆撃で31人が負傷した。ニューヨークとニュージャージーで発見されたいくつかの爆発性装置; ニュージャージー州のレースでは犠牲なしで爆発した。1人の警察官が銃撃戦で負傷した
・アタッカー:アーマド・カーン・ラハミ

70:ブリュッセル、ベルギー
・2016年10月
・対象:狙撃兵2人が負傷した。
・アタッカー:ベルギー国民

71:クウェートシティ、クウェート
・対象:死傷者はいません。トラックで命中した3人の米軍を運ぶ車両
・アタッカー:Ibrahim Sulayman

72:マルモ、スウェーデン
・2016年10月
・対象:死傷者はいません。モスクとモロトフカクテルで攻撃されたコミュニティセンター
・アタッカー:シリア国家

73:ハンブルク、ドイツ
・2016年10月
・標的:ナイフ攻撃で殺された人
・アタッカー:不明

74:マニラ、フィリピン
・2016年11月
・対象:死傷者はいません。米国大使館の近くでIEDの試行に失敗した
・アタッカー:フィリピンの国民がマウテ・グループ

75:コロンバス、オハイオ州、米国
・2016年11月
・対象:車両を歩行者のグループに運び、ナイフでそれらを攻撃した人が負傷した14人
・アタッカー:米国人

76:N'DJAMENA、チャド
・2016年11月
・対象:死傷者はいません。米国大使館の入り口で火を撃った後に逮捕された
・アタッカー:チャド国民

77:カラク、ヨルダン
・2016年12月
・標的:観光地での撮影で10人が死亡、28人が負傷した
・アタッカー:複数の武装勢力

78:ベルリン、ドイツ
・2016年12月
・標的:混雑した市場にトラックを運転した人が死亡12人、負傷者48人
・アタッカー:Anis Amri」

ほぼ自動翻訳のままだから、ちょっと見づらいけど、作業していて一つはっきりしたことがある。

米国におけるテロ事件(5、19、20、35、39、44、49、54、68、69、75)は、米国人によるものが多いということだ(5、19、20、35、39、44、49、54、75)。

つまり、米国の安全を図るためには、米国から米国人を追い出すのが最も効果的ということになる(そうなのかあ?)。

さらに、米国人が海外でテロに会わないようにするには、国内に留まっているのがよろしい(上記のように、国内も危ないですが)。

まあいい。

しかし、わずか2年余りの間に、これほどまでに多くのテロ事件があったことは驚きだな。

他のニュースに紛れて、十分報道されていなかったという政権側の指摘は、ある程度当たっているところもあるんだろう。

まあ、列挙されている中には、パリテロなど、ドハデに報道されたのもあるから、ベタな資料として見るのがいいだろう。

あらゆる報道機関を挑発して、テロの恐怖をあおり、移民規制を正当化しようとしている政権は、傍目からは暴走しているとしか見えない。

しかし、国民の半数はそれを支持している。

我が国は無関係だと思っているが、かつては国際テロ集団に手を焼いていたことを忘れるわけにはいかない(現在も、7名が国際手配中)。

(国際手配中の日本赤軍:追加)
http://shimeitehai.jp/detail_41.html

(日本赤軍事件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B5%A4%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6

「主な事件
2.1 テルアビブ空港乱射事件
2.2 ドバイ日航機ハイジャック事件
2.3 シンガポール事件
2.4 在クウェート日本大使館占拠事件
2.5 ハーグ事件
2.6 クアラルンプール事件
2.7 ダッカ日航機ハイジャック事件
2.8 ジャカルタ事件
2.9 三井物産マニラ支店長誘拐事件
2.10 ローマ事件
2.11 ナポリ事件」(目次より)

こんなにあったのかあ!?。

まあ、どうでもいいんですが。

この騒動のさなかに、米国行って渦中のドナルド・トランプとゴルフするわけだから、どっかの首相も、なかなかの度胸(!)と感心する・・・。