隔週打ち上げ ― 2017年02月09日 06:39
隔週打ち上げ
ファルコン9の打ち上げは、ISSの貨物輸送が2月14日以降、エコースター23が、2月28日以降となったようだ。
(SpaceX readies for upcoming February launches)
http://www.teslarati.com/spacex-readies-upcoming-february-launches/
さらに、エンジンの部品に亀裂が見つかり、設計変更を行ったとある。
(スペースX、2〜3週に1機のロケット打ち上げ目指す ファルコン9のターボポンプ改良も予定)
http://sorae.jp/030201/2017_02_08_x.html
今後、2週間から3週間に1度打ち上げる予定らしい。
その他に、ファルコンヘビーもあるしな。
さらには、バンデンバーグからの太陽同期軌道など、静止軌道以外の打ち上げもある。
忙しいことだ。
衛星ビジネスのメインストリームは、静止軌道衛星であることに変わりはない。
今後、通信用の低軌道衛星コンステレーションが拡大し、マーケットが動く可能性もあるけど、当面の顧客が静止軌道の通信放送衛星であることは押さえておく必要がある。
そこでのビジネスをしっかりこなし、収益の柱に据えていくことは重要だ。
現時点でのスペースXの方針は正しい。
オーダーメイドされたロケットを、年に1、2回、確実に上げて商売になる時代は終わった。
カスタマイズ可能なロケットを、流れ作業でどんどん作り、隔週どころか、毎週上げて収益を上げていく時代に変わる。
コストを下げるには、再使用もする。
再使用は、コスト削減の一つのカタチに過ぎない。
頻回に打ち上げることも、コストの削減につながる。
三菱は、H3でそれを目指しているが、ファルコンは、今年、達成しようとしている。
我が国のロケットで1段目の回収が行われるのは、来世紀(?)になるだろうが、米国では既に過去の話だ。
来月には、回収したロケットを整備しての打ち上げが行われる。
ターボポンプのクラックは、大丈夫なのかあ?。
まあいい。
ロケットの再使用自体は、スペースシャトルの時代から行われている。
問題は、それが有効なコスト削減につながらなかったことと、シャトルの仕様が再使用に伴う安全性の確保に向いていなかったことだ。
打ち上げの余韻もさめやらぬうちに、次の打ち上げの準備に入る。
つーか、同時並行で作業が進んでいく。
スペースXの射点は、フロリダに2か所、カリフォルニア(バンデンバーグ)、テキサスと、4か所になる。
もっと増えるかもしれない。
今までのロケットビジネスとは、全く異なる次元で進んでいく。
価格破壊もさることながら、新しいビジネスモデルを開発している。
もちろん、それ自体が目的ではなく、稀有壮大な最終目的のための手段に過ぎないということはある。
隔週で再使用ロケットを打ち上げるくらいは、朝飯前だろう。
そのうち、毎週上げて、毎週回収し、毎週再使用するようになるのだ。
衛星だってえ?。
そうじゃないだろう。
有人飛行が行われるようになり、ISSへの定期便が飛ぶ。
宇宙ホテルになったISSへは、安価な打ち上げ手段で顧客を運ぶ。
小惑星探査機も、ジャンジャン上げなければならない。
あれだな、もう、従来の宇宙ビジネス自体が、ガラガラと音を立てて崩壊していくのを眺めているようなもんだ。
宇宙だから、音、しないけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
そうして、高性能化、小型化した衛星を、低軌道にオンデマンドで格安に打ち上げる隙間産業が蔓延る。
H3は、そんな時代に登場することになる。
まあ、官需があるから潰れることはないだろうが、ビジネスとしての旨味はない。
その頃には、そろそろ火星に植民しようかという話でもちきりだろうから、衛星ビジネスなんてどーでもいーのだ。
それって、遥かな未来ではない。
10年以内。
いや、7年くらい先の話だ。
宇宙も、ようやく21世紀的な状況になる。
20世紀の遺産を引きずり、それに囚われていた時代とおさらばし、新しいパラダイムの中で展開する。
かつて、世界は、変わりつつあると言われた。
もう、だれも、それを警句とは思わないだろう。
そんなことは、常識になったからな。
浮沈子は、新しい世界に馴染めずに、苦労している。
ロケットの打ち上げがニュースにもならず、日常の中に溶け込んでいく世界。
ニュースになるのは、ドハデに爆発とかして、木っ端みじんになった時だけだ。
まあ、その時だって、人命が失われるようなことはない。
カプセルだけ、別のロケットで飛んでいくからな。
顧客だって、次のロケットで飛んでいくだけになるだろう。
予定が狂ったとか、文句は言うだろうけど。
世も末だな・・・。
ファルコン9の打ち上げは、ISSの貨物輸送が2月14日以降、エコースター23が、2月28日以降となったようだ。
(SpaceX readies for upcoming February launches)
http://www.teslarati.com/spacex-readies-upcoming-february-launches/
さらに、エンジンの部品に亀裂が見つかり、設計変更を行ったとある。
(スペースX、2〜3週に1機のロケット打ち上げ目指す ファルコン9のターボポンプ改良も予定)
http://sorae.jp/030201/2017_02_08_x.html
今後、2週間から3週間に1度打ち上げる予定らしい。
その他に、ファルコンヘビーもあるしな。
さらには、バンデンバーグからの太陽同期軌道など、静止軌道以外の打ち上げもある。
忙しいことだ。
衛星ビジネスのメインストリームは、静止軌道衛星であることに変わりはない。
今後、通信用の低軌道衛星コンステレーションが拡大し、マーケットが動く可能性もあるけど、当面の顧客が静止軌道の通信放送衛星であることは押さえておく必要がある。
そこでのビジネスをしっかりこなし、収益の柱に据えていくことは重要だ。
現時点でのスペースXの方針は正しい。
オーダーメイドされたロケットを、年に1、2回、確実に上げて商売になる時代は終わった。
カスタマイズ可能なロケットを、流れ作業でどんどん作り、隔週どころか、毎週上げて収益を上げていく時代に変わる。
コストを下げるには、再使用もする。
再使用は、コスト削減の一つのカタチに過ぎない。
頻回に打ち上げることも、コストの削減につながる。
三菱は、H3でそれを目指しているが、ファルコンは、今年、達成しようとしている。
我が国のロケットで1段目の回収が行われるのは、来世紀(?)になるだろうが、米国では既に過去の話だ。
来月には、回収したロケットを整備しての打ち上げが行われる。
ターボポンプのクラックは、大丈夫なのかあ?。
まあいい。
ロケットの再使用自体は、スペースシャトルの時代から行われている。
問題は、それが有効なコスト削減につながらなかったことと、シャトルの仕様が再使用に伴う安全性の確保に向いていなかったことだ。
打ち上げの余韻もさめやらぬうちに、次の打ち上げの準備に入る。
つーか、同時並行で作業が進んでいく。
スペースXの射点は、フロリダに2か所、カリフォルニア(バンデンバーグ)、テキサスと、4か所になる。
もっと増えるかもしれない。
今までのロケットビジネスとは、全く異なる次元で進んでいく。
価格破壊もさることながら、新しいビジネスモデルを開発している。
もちろん、それ自体が目的ではなく、稀有壮大な最終目的のための手段に過ぎないということはある。
隔週で再使用ロケットを打ち上げるくらいは、朝飯前だろう。
そのうち、毎週上げて、毎週回収し、毎週再使用するようになるのだ。
衛星だってえ?。
そうじゃないだろう。
有人飛行が行われるようになり、ISSへの定期便が飛ぶ。
宇宙ホテルになったISSへは、安価な打ち上げ手段で顧客を運ぶ。
小惑星探査機も、ジャンジャン上げなければならない。
あれだな、もう、従来の宇宙ビジネス自体が、ガラガラと音を立てて崩壊していくのを眺めているようなもんだ。
宇宙だから、音、しないけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
そうして、高性能化、小型化した衛星を、低軌道にオンデマンドで格安に打ち上げる隙間産業が蔓延る。
H3は、そんな時代に登場することになる。
まあ、官需があるから潰れることはないだろうが、ビジネスとしての旨味はない。
その頃には、そろそろ火星に植民しようかという話でもちきりだろうから、衛星ビジネスなんてどーでもいーのだ。
それって、遥かな未来ではない。
10年以内。
いや、7年くらい先の話だ。
宇宙も、ようやく21世紀的な状況になる。
20世紀の遺産を引きずり、それに囚われていた時代とおさらばし、新しいパラダイムの中で展開する。
かつて、世界は、変わりつつあると言われた。
もう、だれも、それを警句とは思わないだろう。
そんなことは、常識になったからな。
浮沈子は、新しい世界に馴染めずに、苦労している。
ロケットの打ち上げがニュースにもならず、日常の中に溶け込んでいく世界。
ニュースになるのは、ドハデに爆発とかして、木っ端みじんになった時だけだ。
まあ、その時だって、人命が失われるようなことはない。
カプセルだけ、別のロケットで飛んでいくからな。
顧客だって、次のロケットで飛んでいくだけになるだろう。
予定が狂ったとか、文句は言うだろうけど。
世も末だな・・・。
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