2か月 ― 2017年02月16日 10:21
2か月
イリジウム衛星の打ち上げが、当初の4月中旬から6月中旬に延期されたんだそうだ。
(Next Falcon 9 Iridium launch date slips to mid-June, SpaceX backlog cited)
http://www.teslarati.com/next-falcon-9-iridium-launch-date-slips-mid-june-spacex-backlog-cited/
「Originally planned for a mid-April 2017 deployment, the launch date for the next set of Iridium NEXT satellites has now slipped to mid-June」
当初予定というのは、2016年9月1日の爆発事故の前にスケジュールされた話だから、5か月間の休止期間を挟んでの2か月遅れというのは、実質的には3か月前倒しのようなもんだ。
(SpaceX delays next Iridium launch two months)
http://spacenews.com/spacex-delays-next-iridium-launch-two-months/
「Iridium expects SpaceX to launch a fresh batch of Iridium satellites every two months starting with the mid-June launch.」
その後は、2か月に1回上げるという。
残りの65機のうち、60機は専用、5機は相乗りで上げる。
来年半ばには、衛星コンステレーションが完成するという(あくまで、予定ですが)。
まあ、バンデンバーグから上げることが出来るんだから、発射場的には問題はないわけで、後はスペースXのやる気次第だ(そういうことかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子が注目したのは、一向に衰えることのない打ち上げスケジュールを立てていることだな。
いや、むしろ、加速しているといってもいい。
2016年は、18回の打ち上げを目指して8回しか上げられなかった。
それでも、世界のロケットの中で、最多の打ち上げ回数だ(アリアンは7回)。
8か月で達成しているので、アベレージとしては月に1回ということになる。
今年は、倍増する計画だ(月に2機上げる)。
しかしなあ、もう2月も半ばを過ぎたのに、1機しか上がってないしな。
今後のスケジュールがどうなるか分からないが、拍車がかかるということになる。
ロケットの製造は間に合うんだろうか?。
まあ、再使用ロケットが使えるようになれば、1段目については、そっちを回せばいいことになる。
作るのは2段目とフェアリングだけ。
衛星側は、打ち上げの遅れを想定して、待期期間を見越して作るだろうから、待ち行列が出来ても、すぐさま問題になるようなことはない。
激安ファルコンは、人気だしな。
激安といえば、インドのロケットが、104機もの衛星を一度に打ち上げたというニュースが流れている。
(「104個の人工衛星」一気に打ち上げ成功 インドのPSLVロケットが新記録)
http://sorae.jp/10/2017_02_15_in.html
「今回打ち上げを行ったPSLV C37/Cartosat-2 Seriesミッションでは、714kgの人工衛星「Cartosat-2 Series」と、合計664gkになる103個の人工衛星が軌道に投入されます。」
「Cartosat-2 Seriesは太陽同期軌道に投入される地球観測衛星で、残りの小型人工衛星のうち96個はアメリカ、2つはインド、そしてイスラエルとカザフスタン、オランダ、スイス、アラブ首長国連邦から1つづつのもの。」(誤:「づつ」、正:「ずつ」)
まあ、どうでもいいんですが。
相乗りが103機だからな。
凄まじい話だ。
このロケットについては、既に記事にした。
(ロケットビジネス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/01/12/8317811
「PSLVの一回あたりの打ち上げ費用は1,670万ドルである。」
20億円を切る価格で、ファルコン9も太刀打ちできない格安ロケットだ。
打ち上げ能力には限界があるが、ちっこい衛星を打ち上げるにはもってこいかも知れない。
今年末辺りから、ファルコン9は、最終バージョンであるブロック5を投入する予定だ。
1段目の回収をコンスタントに行う仕様だから、コスト的には激減するはず。
もちろん、価格はそれほど下がらないだろう。
儲けを出さなければ、商売はできないからな。
今後は、ファルコンヘビーをメインストリームにするかもしれない。
相乗りとかもできるしな。
3機の1段目を回収するんだから、コスパも高い。
スケジュール的にも、楽になるだろう。
そうなれば、打ち上げビジネスとして、文字通り軌道に乗ることになる。
いよいよ、火星ロケットに注力できる。
そんなもん、せんでええわな・・・。
イリジウム衛星の打ち上げが、当初の4月中旬から6月中旬に延期されたんだそうだ。
(Next Falcon 9 Iridium launch date slips to mid-June, SpaceX backlog cited)
http://www.teslarati.com/next-falcon-9-iridium-launch-date-slips-mid-june-spacex-backlog-cited/
「Originally planned for a mid-April 2017 deployment, the launch date for the next set of Iridium NEXT satellites has now slipped to mid-June」
当初予定というのは、2016年9月1日の爆発事故の前にスケジュールされた話だから、5か月間の休止期間を挟んでの2か月遅れというのは、実質的には3か月前倒しのようなもんだ。
(SpaceX delays next Iridium launch two months)
http://spacenews.com/spacex-delays-next-iridium-launch-two-months/
「Iridium expects SpaceX to launch a fresh batch of Iridium satellites every two months starting with the mid-June launch.」
その後は、2か月に1回上げるという。
残りの65機のうち、60機は専用、5機は相乗りで上げる。
来年半ばには、衛星コンステレーションが完成するという(あくまで、予定ですが)。
まあ、バンデンバーグから上げることが出来るんだから、発射場的には問題はないわけで、後はスペースXのやる気次第だ(そういうことかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子が注目したのは、一向に衰えることのない打ち上げスケジュールを立てていることだな。
いや、むしろ、加速しているといってもいい。
2016年は、18回の打ち上げを目指して8回しか上げられなかった。
それでも、世界のロケットの中で、最多の打ち上げ回数だ(アリアンは7回)。
8か月で達成しているので、アベレージとしては月に1回ということになる。
今年は、倍増する計画だ(月に2機上げる)。
しかしなあ、もう2月も半ばを過ぎたのに、1機しか上がってないしな。
今後のスケジュールがどうなるか分からないが、拍車がかかるということになる。
ロケットの製造は間に合うんだろうか?。
まあ、再使用ロケットが使えるようになれば、1段目については、そっちを回せばいいことになる。
作るのは2段目とフェアリングだけ。
衛星側は、打ち上げの遅れを想定して、待期期間を見越して作るだろうから、待ち行列が出来ても、すぐさま問題になるようなことはない。
激安ファルコンは、人気だしな。
激安といえば、インドのロケットが、104機もの衛星を一度に打ち上げたというニュースが流れている。
(「104個の人工衛星」一気に打ち上げ成功 インドのPSLVロケットが新記録)
http://sorae.jp/10/2017_02_15_in.html
「今回打ち上げを行ったPSLV C37/Cartosat-2 Seriesミッションでは、714kgの人工衛星「Cartosat-2 Series」と、合計664gkになる103個の人工衛星が軌道に投入されます。」
「Cartosat-2 Seriesは太陽同期軌道に投入される地球観測衛星で、残りの小型人工衛星のうち96個はアメリカ、2つはインド、そしてイスラエルとカザフスタン、オランダ、スイス、アラブ首長国連邦から1つづつのもの。」(誤:「づつ」、正:「ずつ」)
まあ、どうでもいいんですが。
相乗りが103機だからな。
凄まじい話だ。
このロケットについては、既に記事にした。
(ロケットビジネス)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/01/12/8317811
「PSLVの一回あたりの打ち上げ費用は1,670万ドルである。」
20億円を切る価格で、ファルコン9も太刀打ちできない格安ロケットだ。
打ち上げ能力には限界があるが、ちっこい衛星を打ち上げるにはもってこいかも知れない。
今年末辺りから、ファルコン9は、最終バージョンであるブロック5を投入する予定だ。
1段目の回収をコンスタントに行う仕様だから、コスト的には激減するはず。
もちろん、価格はそれほど下がらないだろう。
儲けを出さなければ、商売はできないからな。
今後は、ファルコンヘビーをメインストリームにするかもしれない。
相乗りとかもできるしな。
3機の1段目を回収するんだから、コスパも高い。
スケジュール的にも、楽になるだろう。
そうなれば、打ち上げビジネスとして、文字通り軌道に乗ることになる。
いよいよ、火星ロケットに注力できる。
そんなもん、せんでええわな・・・。
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